JP3466307B2 - コンクリート部材の接続方法 - Google Patents

コンクリート部材の接続方法

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JP3466307B2 JP1914695A JP1914695A JP3466307B2 JP 3466307 B2 JP3466307 B2 JP 3466307B2 JP 1914695 A JP1914695 A JP 1914695A JP 1914695 A JP1914695 A JP 1914695A JP 3466307 B2 JP3466307 B2 JP 3466307B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート部材同
士の接続を、プレストレスの導入で各コンクリート部材
を一体的にして行えるようにする接続方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、このプレストレスを導入して一体
的に行うコンクリート部材の接続方法としては、例え
ば、図および図に示すように、二個のコンクリート
部材20を接続する場合に、先ず、その接続すべき両コ
ンクリート部材20を所定の位置にセットし、その両コ
ンクリート部材20のシース孔21等に緊張材22を挿
入して両コンクリート部材20を貫通させる。
【0003】その後、その緊張材22へジャッキ23等で緊
張力を与えると共に、両コンクリート部材20を貫通した
緊張材22の両端を定着することで、両コンクリート部材
20にプレストレスを導入して両コンクリート部材20の接
続を行うものが一般に知られている。なお、この場合の
緊張材22への緊張力の導入は、センターホールジャッキ
等によって行われる。
【0004】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、前述した
従来の接続方法では、接続すべき各コンクリート部材を
一体とするため、各コンクリート部材へプレストレスを
与えるべく実施する、緊張材への緊張力の導入が、セン
ターホールジャッキによって行われる。
【0005】そのため、この従来の接続方法では、図6
に示すように、緊張材22の延長方向のコンクリート部材
20外にセンターホールジャッキ23を装着すると共に、緊
張力の導入を実施する緊張力導入用の作業スペース24を
確保しなければならない。また、この緊張力導入用の作
業スペース24をコンクリート部材外に確保できない場合
は、図7に示すように、コンクリート部材20内に作業ス
ペース24を確保すべく、必要以上に大きな箱抜き部25を
形成する必要が生じてくる。
【0006】しかも、このように、緊張材延長方向のコ
ンクリート部材外やコンクリート部材内に、前記緊張力
導入用の作業スペースを確保する必要があると、センタ
ーホールジャッキの装着作業や緊張力導入作業を行う空
間が確保しにくくなる場合があり、緊張力導入時の各作
業が困難になる場合が生じてくる。
【0007】このように、従来の接続方法では、緊張材
への緊張力導入用の作業スペース(センターホールジャ
ッキ装着用で緊張力導入実施用スペース)を確保するた
めに、緊張材延長方向に作業スペースを確保する等、各
コンクリート部材の接続状態を制限しなければならない
と共に、各コンクリート部材内に余分な作業スペースを
形成して確保しなければならなず、しかも、ジャッキ装
着やプレストレス導入の各作業が困難になる場合がある
等の問題が生じていた。
【0008】この緊張材延長方向に作業スペースを確保
することや各コンクリート部材内に余分な作業スペース
を形成して確保する等のことは、例えば、図8に示すよ
うに閉鎖的構造に各コンクリート部材20を接合する場
合、定着用として、緊張材22を内部に誘導してその延長
線上で緊張する、一般のコンクリート部材20とは別の特
別な定着用コンクリート部材26を製作しなければなら
ず、面倒で時間と費用とを多く必要となるものであっ
た。
【0009】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的はプレストレスの導入で一体的にし
て行うコンクリート部材同士の接続作業を、各コンクリ
ート部材外の緊張材延長方向や各コンクリート部材内に
緊張力導入用の特別な作業スペースを確保する等の必要
がなく、容易かつ確実に行えるようにするコンクリート
部材の接続方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の接続方法は、
先ず、接続すべき各コンクリート部材の個々に、両端
特殊定着具を介して定着されている緊張材によって、予
め、プレストレスを導入しておくと共に、前記各コンク
リート部材の接続面を当面させた接続部において、一方
のコンクリート部材の緊張材と他方のコンクリート部材
の緊張材とを連結金具で連結する。
【0011】次に、前記各コンクリート部材の接続面を
当面させた接続部において、前記特殊定着具によって前
記緊張材の定着状態を解除して、前記連結金具部分に緊
張材の緊張力を伝達させ、各コンクリート部材における
緊張材の緊張力を連続したものとする。
【0012】しかも、前記特殊定着具による緊張材の定
着状態の解除により、緊張材の緊張力を連続したものに
すると同時に、接続すべき各コンクリート部材に同一の
プレストレスを導入して、各コンクリート部材を一体的
に接続する。
【0013】このような本発明の接続方法では、予めプ
レストレスを導入した各コンクリート部材の各緊張材を
連結して、各コンクリート部材を仮接続した後、その緊
張材の連結部に前述したようにして緊張材の緊張力を伝
達し、仮接続された各コンクリート部材における緊張材
の緊張力を連続したものとする。そして、このこれらの
ことから、予めプレストレスが導入された各コンクリー
ト部材に、緊張材の緊張力を連続したものとして、個々
に同一のプレストレスを導入することができ、各コンク
リート部材を一体的に接続することができる。
【0014】従って、本発明の接続方法によれば、従来
の接続方法のように、接続する全てのコンクリート部材
を貫通した緊張材への緊張力の導入をセンターホールジ
ャッキの引張力で行うというような作業の必要をなく
し、前項(この発明が解決しようとする課題)で述べた
ような作業スペースも必要としないようにして、同一の
プレストレスを導入して行う各コンクリート部材の一体
的な接続を、本発明の特殊定着具によって行う緊張材の
定着状態の解除という簡単な作業で、容易かつ確実に行
うことができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明のコンクリート部材の接続方
法を、図示する実施例によって説明する。
【0016】この発明の接続方法による、各コンクリー
ト部材の、プレストレスを導入しての接続作業は(図1
参照)、先ず、接続すべき各コンクリート部材3の個々
に、両端が特殊定着金具1を介して定着されている緊張
材2によって、予め、プレストレスを導入しておくと共
に、各コンクリート部材3の接続面3aを当面させた接
続部において、一方のコンクリート部材3の緊張材2と
他方のコンクリート部材3の緊張材2とを連結金具5で
連結する。
【0017】次に、各コンクリート部材3の接続面3a
を当面させた接続部において、特殊定着具1によって
張材2の定着状態を解除して連結金具5部分に緊張材2
の緊張力を伝達させ、各コンクリート部材3における緊
張材2の緊張力を連続したものとする。しかも、この
殊定着具1による緊張材2の定着状態の解除により、各
緊張材2の緊張力を連続したものにすると同時に、接続
すべき各コンクリート部材3に同一のプレストレスを導
入して、各コンクリート部材3を一体的に接続する。
【0018】
【0019】そして、この実施例での特殊定着具1は、
図1および図2に示すように、コンクリート部材3にお
ける緊張材2の定着面に当面する定着プレート6と、緊
張材2の締付け用ナット7が当面する定着プレート8
と、両定着プレート6,8の間に、その間隔を保持でき
るように配設されている定着状態解除部材9と、両定着
プレート6,8および定着状態解除部材9を貫通した緊
張材2に螺合して、定着プレート8へ締付ける締付け用
ナット7とからなっている。このような特殊定着具1に
よれば、定着状態解除部材9を両定着プレート6,8間
から引き抜くことにより、定着具での定着状態を解除す
ることができる。
【0020】また、この実施例での定着状態解除部材9
としては、図2に示すように、略楔形状に形成されてい
る板状体で構成されており、この楔形状で両定着プレー
ト6,8の間隔を保持するように配設されているもの。
または、図3に示すように、略円錐形状に形成されてい
る棒状体で構成されており、この円錐形状で両定着プレ
ート6,8の間隔を保持するように配設されているもの
が考えられる。
【0021】なお、定着状態解除部材9が略楔形状に形
成されている板状体の場合、両定着プレート6,8の定
着状態解除部材9との当接面には、楔形状に合わせた斜
面が形成されている。また、定着状態解除部材9が略円
錐形状に形成されている棒状体の場合、両定着プレート
6,8の定着状態解除部材9との当接面には、棒状体に
合わせた凹部が形成されている。
【0022】このような本発明の接続方法による、各コ
ンクリート部材3のプレストレスを導入しての接続作業
を、図示した実施例に基づいて説明すると、次の(1) 〜
(3)で述べるようにして行われる。なお、ここでは、二
個のコンクリート部材3を接続する場合について述べ
る。
【0023】(1) 接続すべき各コンクリート部材3に
は、予め工場等で、個々にプレストレスを導入して製作
する。この製作時における緊張材2の一端側の定着部に
は、図1に示すように、緊張材の定着状態を解除できる
ように構成した特殊定着具1が用いられている。また、
他端側の定着部には、ナットおよびこのナットが締め付
けられる定着プレートからなる、一般的な普通の一般定
着具4が用いられている。
【0024】なお、この時の特殊定着具1を用いる場所
は、図1に示すように、各コンクリート部材3を接続す
べく当面させた接続部において、両コンクリート部材3
の端部に設けられ特殊定着具1が相対する状態となる所
である。
【0025】また、この特殊定着具1における両定着プ
レート6,8の間には、図2に示すように、定着状態解
除部材9である略楔形状の板状体、または、図3に示す
ように、略円錐形状に形成されている棒状体が配設セッ
トされている。なお、この定着状態解除部材9である板
状体の厚みや棒状体の太さは、定着状態解除部材9のセ
ット時において、両定着プレート6,8の間隔が所定の
隙間となるように、予め計算され形成されている。
【0026】(2) このように工場等で製作されたコンク
リート部材3同士を並べ、接続すべき各コンクリート部
材3の接続面を当面させた接続部において、図1に示す
ように、一方のコンクリート部材3の特殊定着具1を貫
通した緊張材2と、他方のコンクリート部材3の特殊定
着具1を貫通した緊張材2とを、連結金具5であるカッ
プラー等で連結する。
【0027】なお、この連結金具5であるカップラー
は、各コンクリート部材3のセット誤差が生じるような
場合、図4に示すように、一方のコンクリート部材3か
らの緊張材2の端部をアプセット加工して嵌入されてい
るものを使用して、前記誤差を吸収できるようにするこ
とも考えられる。
【0028】(3) この連結金具5で両緊張材2が確実に
連結した後、図1に示すように、各コンクリート部材3
における両特殊定着具1に、緊張材2に対して鉛直方向
とした引抜き用ジャッキ10をセットする。その後、この
引抜き用ジャッキ10によって、略楔形状の板状体や略円
錐形状の棒状体に形成された定着状態解除部材9を引抜
く。この定着状態解除部材9の引抜き作業は、その引抜
き力が緊張材2の導入力より小さいものであることか
ら、作業の効率化を図ることができる。
【0029】なお、引抜き用ジャッキ10としては、図1
に図示したセンターホールジャッキの他に、図6に示す
ように、定着状態解除部材9からのプルロッド11が螺合
しているカップラー12と、このカップラー12が設けられ
ており、両定着プレート6,8にセットされるラムチェ
アー13と、カップラー12に嵌入させるインパクトレンチ
14とからなるものも考えられる。
【0030】そして、この引抜き用ジャッキ10で定着状
態解除部材9を引抜くことにより、特殊定着具1による
緊張材2の定着状態を解除して、各コンクリート部材3
からの緊張材2が連結されている連結金具5部分に、各
コンクリート部材3における緊張材2の緊張力を伝達す
る。
【0031】この各特殊定着具1が緩んで、各コンクリ
ート部材3の接続部に緊張力が伝達されることにより、
各コンクリート部材3(この実施例の場合では二個のコ
ンクリート部材3)の緊張材2は、両端を一般定着具4
で定着されていると共に、連結金具5で略一本となって
連続した緊張力を有するものとなる。
【0032】そして、この略一本となって連続した緊張
力を有する状態となった、各コンクリート部材3の緊張
材2により、各コンクリート部材3へ同一のプレストレ
スが導入されて、各コンクリート部材3が一体的に接続
されることとなる。
【0033】なお、この図1のように、二個のコンクリ
ート部材3を接続するような状態となる場合で、図面の
向かって右側である、一方のコンクリート部材3におけ
る緊張材2の緊張力が、左側の他方のコンクリート部材
3の緊張材2の緊張力よりも大きい場合は、左側の他方
のコンクリート部材3にセットした特殊定着具1を、普
通の一般定着具4としてもよい。即ち、各コンクリート
部材3の接続部における連結金具5部分に、緊張材2の
緊張力を伝達することによって、各コンクリート部材3
に同一のプレストレスを導入できればよい。
【0034】以上により、本発明の接合方法によれば、
予め緊張材2によってプレストレスを導入した各コンク
リート部材3の接続部における緊張材2を、連結金具5
で連結すると共に、各コンクリート部材3の接続部にお
ける緊張材2の定着を、前述した特殊定着具1の利用で
解除するという簡単な作業により、各コンクリート部材
3における緊張材2の緊張力を連続したものとすること
ができ、同一のプレストレスを導入して一体的に行う各
コンクリート部材3の接合作業を確実に行うことができ
る。
【0035】また、特殊定着具1による緊張材2の定着
状態を解除すべく、定着状態解除部材9を引抜く引抜き
用ジャッキ10は、緊張材2に対して鉛直方向にセットで
きるので、各コンクリート部材3内や各コンクリート部
材3における緊張材2延長方向にセンターホールジャッ
キ装着用でプレストレス導入実施用の作業スペースを特
別に設ける必要がない。
【0036】従って、従来のように、定着用として特別
なコンクリート部材を製作する必要がないと共に、定着
用として特に作業スペースを確保する必要もなく、図5
に示すように、閉鎖構造とする各コンクリート部材3の
接続作業も、全て一般のプレストレス導入済コンクリー
ト部材3を使用して、全体に連続した緊張材2の緊張力
を導入して一体的に実施することができる。
【0037】なお、この図5に示した閉鎖構造とする場
合のように、各コンクリート部材3を連続して接続する
場合には、各コンクリート部材3における各接続部に必
要となる、特殊定着具1および定着状態解除部材9の引
抜き用ジャッキ10は一組だけでよい。
【0038】そして、このような閉鎖構造の場合には、
一方のコンクリート部材3における定着状態を解除した
緊張材2の一端側の定着を、即ち、一方のコンクリート
部材3へのプレストレス導入用としてコンクリート部材
3へ反力を与えべく行う、緊張材2の一端側の定着を、
他方のコンクリート部材3の緊張材2が連結されている
連結金具5と、一方のコンクリート部材3の接続面3aが
当面している他方のコンクリート部材3の接続面3aとで
行うこととする。
【0039】このことから、連結金具5に緊張材2の緊
張力を伝達して、緊張材2の緊張力が各コンクリート部
材3で連続したものにすると共に、各コンクリート部材
3の当面した接続面3aをも緊張材2の定着に係わるもの
とすることにより、各コンクリート部材3を一体的に接
続する。
【0040】
【発明の効果】この発明の接続方法は、予めプレストレ
スを導入した各コンクリート部材の緊張材を連結して各
コンクリート部材を仮接続した後、その各緊張材連結部
分に、各コンクリート部材の特殊定着具による緊張材の
定着状態を解除して緊張材の緊張力を伝達し、各コンク
リート部材における緊張材の緊張力を連続したものとす
る。そして、この各コンクリート部材における緊張材の
緊張力を連続したものとすることにより、仮接続された
各コンクリート部材に同一のプレストレスを導入した状
態とし、予めプレストレスを導入した各コンクリート部
材を一体的に接続するものである。
【0041】このことから、本発明の接続方法によれ
ば、プレストレスを導入して行う、各コンクリート部材
の一体的な接続作業を、特殊定着具による緊張材の定着
状態を解除するだけで、容易かつ確実に行うことができ
る。そのため、従来の接続方法のように、接続する全て
のコンクリート部材を貫通した緊張材への緊張力の導入
をセンターホールジャッキの引張力で行うというような
必要をなくすことができると共に、各コンクリート部材
内や各コンクリート部材における緊張材延長方向にセン
ターホールジャッキ装着用でプレストレス導入実施用の
作業スペースを特別に設ける必要をなくすことができ
る。
【0042】従って、本発明の接続方法では、プレスト
レスを導入して行う一体的な接続作業時に、定着用とし
て特別なコンクリート部材を製作する必要がなくなり、
全て、予めプレストレスを導入した一般のコンクリート
部材を使用することで対処することができる。また、定
着用の作業スペースを特に確保する必要もない。そのた
め、本発明の接続方法は、特に、セグメントやタンクの
ように、閉鎖的に組まれる構造にプレストレスを導入し
て接合する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコンクリート部材の接続方法による
コンクリート部材の接続状態を示す概略図である。
【図2】この発明のコンクリート部材の接続方法で使用
する定着具の分解状態を示す斜視図である。
【図3】この発明のコンクリート部材の接続方法で使用
する定着具の別態様の分解状態を示す斜視図である。
【図4】この発明のコンクリート部材の接続方法で使用
する緊張材用連結具の別態様を示す概略断面図である。
【図5】この発明のコンクリート部材の接続方法での閉
鎖的構造とした各コンクリート部材接続例を示す概略図
である。
【図6】この発明のコンクリート部材の接続方法で使用
する引抜き用ジャッキの別態様を示す概略図である。
【図7】従来の接続方法によるコンクリート部材の接続
状態を示す概略図である。
【図8】従来の接続方法によるコンクリート部材の接続
状態の別態様を示す概略図である。
【図9】従来の接続方法での閉鎖的構造とした各コンク
リート部材接続例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…特殊定着具、2…緊張材、3…コンクリート部材、
3a…接続面、4…一般定着具、5…連結金具、6…定着
プレート、7…締付け用ナット、8…定着プレート、9
…定着状態解除部材、10…引抜き用ジャッキ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/61,1/22 E04C 5/08 E04H 7/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき各コンクリート部材の個々
    に、両端が特殊定着具を介して定着されている緊張材に
    よって、予め、プレストレスを導入しておくと共に、前
    記各コンクリート部材の接続面を当面させた接続部にお
    いて、一方のコンクリート部材の緊張材と他方のコンク
    リート部材の緊張材とを連結金具で連結し、 前記各コンクリート部材の接続面を当面させた接続部に
    おいて、前記特殊定着具によって前記緊張材の定着状態
    を解除し、前記連結金具部分に緊張材の緊張力を伝達さ
    せ、各コンクリート部材における緊張材の緊張力を連続
    したものとし、 しかも、前記特殊定着具による前記緊張材の定着状態の
    解除により、各緊張材の緊張力を連続したものにすると
    同時に、前記接続すべき各コンクリート部材に同一のプ
    レストレスを導入できるようにして、各コンクリート部
    材を一体的に接続することを特徴とするコンクリート部
    材の接続方法。
  2. 【請求項2】 前記特殊定着具は、コンクリート部材に
    おける緊張材の定着面に当面する定着プレートと、前記
    緊張材の締付け用ナットが当面する定着プレートと、前
    記両定着プレートの間に、その間隔を保持するように配
    設されている定着状態解除部材と、前記両定着プレート
    および定着状態解除部材を貫通した緊張材に螺合して、
    前記定着プレートへ締付ける締付け用ナットとからな
    り、 前記定着状態解除部材を両定着プレート間から引き抜く
    ことで、前記緊張材の定着状態を解除できるように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載のコンクリー
    ト部材の接続方法。
  3. 【請求項3】 前記定着状態解除部材は、略楔形状に形
    成されている板状体で構成されており、この楔形状で各
    定着プレートの間隔を保持することを特徴とする請求項
    2記載のコンクリート部材の接続方法。
  4. 【請求項4】 前記定着状態解除部材は、略円錐形状に
    形成されている棒状体で構成されており、この円錐形状
    で各定着プレートの間隔を保持することを特徴とする請
    求項2記載のコンクリート部材の接続方法。
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