JP3760120B2 - 作業機械のガード装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、作業機械の運転室の前窓を保護するバンダリズムガードを備えたガード装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械、特に工事中に路肩に止めておかれることが多い油圧ショベルにあっては、投石等により運転室の窓ガラスを破損される等の悪戯を防止する必要がある。
運転室の前窓以外の側面等の窓については、その素材をガラスからポリカーボネイト等の強化樹脂に換えることにより対応可能である。
しかし、前窓については、ワイパーにより拭き払うために、傷が付きやすい樹脂を使用することができず、ガラスが用いられている。
そこで、運転室のガラス製の前窓を保護するために、運転室に取付可能な複数枚に分割された鉄板から成るガードが設けられている。
【0003】
この従来構造にあっては、建設機械を路肩等に止めておくとき、鉄板を運転室にボルトで締め付け等して固定している。
建設機械の作業時には、運転室から鉄板が取り外され、機体に設けられた収納箱に収納される。
ところが、このような従来構造では、重い鉄板を持って取り付け、取り外しの作業をするので、重労働となっている。
また、従来構造では、機体に設けられた収納箱に鉄板を収納する必要があるので、建設機械の機体にガードを収納するために十分なスペースがない場合には、収納し難くなるおそれがある。
【0004】
そこで、鉄板に替えてシャッター式のガード装置を取り付けることにより上記欠点を解消することができるが、巻取収納部を運転室の屋根部で天窓の後方に配置した場合は、前方上方の視野が損なわれることは無いが、シャッターの全長が長くなるので、シャッター巻取り時の体積が大きくなる。
そのため巻取収納部は容量が大きく大型で頑強な構造が必要とされ、またシャッター自体も重いものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、天窓は前述のようにガラスにする必要がなく、ポリカーボネイト等の強化樹脂製にすることができるので、天窓に対応する部分はシャッター式のガードで保護しなくてもよいことから、ガードを前窓対応部と天窓対応部とに分け、前者をシャッター構造とし、後者をシャッターよりも巻き取り時に体積が小さくなる小型軽量な構造とした建設機械などの作業機械のガード装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1の発明では、
作業機械の運転室の前窓を保護するガード装置において、
運転室の屋根部に設けた天窓の後方に設置された巻取収納部と、該巻取収納部の設置個所から前窓下端位置まで設けられた左右一対のガイドレールと、前記巻取収納部に出入自在に設けられ、上記ガイドレールに沿って引き出されて前窓を覆うガードとからなっており、
上記ガードが、運転室の前窓を覆うシャッター部と、該シャッター部の上方に設けられた天窓対応部とからなり、
天窓対応部が、シャッター部よりも薄く巻き取り時の体積が小さい可撓性を有する部材または構造体からなる、という技術的手段を講じている。
また、請求項2の発明では、
前記ガードの天窓対応部は、布またはワイヤーからなっている、という技術的手段を講じている。
更に、請求項3の発明では、
ガードの天窓対応部は、メッシュ状に形成されている、という技術的手段を講じている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の作業機械のガード装置を建設機械の一例としての油圧ショベルに適用した場合の好適な実施例を図面を参照しながら説明する。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、この下部走行体2の上に旋回可能に設けられ且つ運転室3を有する上部旋回体4との公知構成からなっている。
そして、この運転室3には、図1および図2および図5に示すようにガード装置5が取り付けられる。
【0008】
このガード装置5は、運転室3に設置された巻取収納部6と、この巻取収納部6から延びるガイドレール7と、 巻取収納部6に出入自在に設けられた巻き取り方向に可撓性を有するガード8とを備えている。
【0009】
運転室3には、その屋根部9に強化樹脂からなる天窓(ハッチ部)10が形成されており、また前面部にはガラス製の前窓11が設けられており、該前窓11の左右に窓枠となる前柱(フロントピラー)12が配置されている。
【0010】
巻取収納部6は、運転室3の屋根部9における天窓10を超えた後方位置に固定されている。
この巻取収納部6の中には、ガード8の基端が連結された巻取り用の軸芯13が軸支されている。
【0011】
本実施例では、この軸芯13に、引き出されたガード8を巻取り方向に付勢する巻取用付勢バネ(図示せず)が設けられている。
この巻取用付勢バネは、そのガード8を巻き取ろうとする上向きの付勢力で、ガード8の自重による下向きの力と適度な釣り合いをとることにして、ガード8の巻出し・巻取りのための操作力を軽減するものとなっている。
【0012】
次に、ガイドレール7は、左右一対設けられており、巻取収納部6の設置個所から屋根部9の天窓10を通り越し前柱12に沿って互いに平行で前窓11の下端位置まで延出するようになっている。
このガイドレール7は、前柱12に一体的に形成されるものでもよく、或いは前柱12の前に支柱などの支持手段を介して突設されるものでもよく、その取付構成や取付位置は特に限定されない。
【0013】
ガード8は、可撓性を有してロール状に巻き取り可能な構造からなっており、その左右両端部がガイドレール7に摺動自在に嵌合している。
そして、巻取収納部6に収納されて前窓11および天窓10が覆われない開位置から、ガイドレール7に沿って引き出されて天窓10および前窓11の全面を覆う閉位置に変位可能となっている。
【0014】
このガード8の先端8aは、図示例では断面L状に折り曲がって突出して手を掛けやすくなっており、引き下げられて前窓11の下端の窓枠14まで引き下ろされ、または窓枠14に突設され、あるいはガイドレール7の下端間に横架されて前記シャッター先端と隙間無く衝合する受片14’まで引き下ろされる。
【0015】
このガード8は、運転室3の前窓11を覆うシャッター部15と、該シャッター部15の上方に延出して天窓10を覆う天窓対応部16とからなっている。
天窓対応部16は、シャッター部15よりも薄く巻き取り時の体積が小さい可撓性を有する部材または構造体からなっている。
【0016】
即ち、シャッター部15は、横に延びる各スラット17の上下に隣接するスラット17、17とそれぞれ枢動乃至屈曲可能に掛けとめられる係合部17a、17bが設けられて可撓性を有しており、強度との関係で所定の厚みに設定されている。
そこで、図3に示す天窓対応部16では、シャッター部15のスラット17より薄い、あるいは薄く短いスラット18を用いて、厚みの薄いシャッター構造としている。
なお、図中18a、18bはスラット18に可撓性を持たせるための一対の係合部であり、18b’は先端のスラット17の係合部17aに掛止めるための薄いスラット18の基端に形成された係合部である。
【0017】
あるいは、上記スラット17の左右両端部(ガイドレールに嵌合する部分)のみを用い、この独立した左右両端部を線材や板材で一体に連結したものであってもよい。
また、横だけでなく縦向きの線材や板材で連結してメッシュ状に形成してもよい。
【0018】
上記構成では、天窓対応部16にスラット相互の掛止めによる可撓構造を用いたが、それに替えて可撓性を有する線材や板材、布(シート)などの可撓性部材19を用いてもよい(図4参照)。
即ち、左右両端で長手方向に延びて、前記ガイドレール7に嵌合する一対の板材や線材の可撓性部材19をシャッター部15に連結し、該左右一対の板材や線材の間を横に延びる横架材(これも板材や線材でよい)で連結する構造でもよい。
この場合も、横向きの横架材を張設する構成に限らず縦横に連結したメッシュ状にしてもよい。
あるいは、これらに替えて布を用いたシートシャッターであってもよい。
【0019】
この天窓対応部16の上端は軸芯13に連結されており、また下端はシャッター部の上端に直接固着され、あるいは介設具20を介するなどして連結されている。
このように天窓対応部16は、ガード8を巻き取る際にシャッター部15を巻取収納部6の入口まで誘導しうるものであればよく、シャッター部15のようにカバーとしての保護機能を持たなくてもよい。
【0020】
次に、上記ガード8の引出し・巻取り方式は、手動式または自動式等を問わないが、本実施例では巻取収納部6が天窓10後方となり、オペレータの手が届かないので、自動式により引出し・巻取りが行えるように前記巻取り用の軸芯13を回転駆動させるモータ(油圧式や電動式など)を設けることが好ましい。
そして、運転室3内のスイッチ操作により、上記モータを正逆回転させてガード8を軸芯13から引出しまたは巻取ることができる。
【0021】
また、このガード8は、閉位置で固定されるように、ロック装置(図示省略)を設けてもよい。
このロック装置は、図示しないが、例えばシャッター式ガード8側にロック乃至ロック解除位置に変位可能なロック杆や爪を設け、固定側となるガイドレール7や、閉位置のシャッター部15の先端と接する位置のフレームに上記ロック杆や爪を受ける孔や受部を設けておき、ガード8を閉位置にして上記ロック杆や爪をロック方向に変位させて固定側の孔や受部に係合させてロックするなど、その他の公知のロック手段を用いることができる。
このロック手段では施錠装置を設けて上記係合を外せなくするようにしてもよい。
あるいはロック装置を設けずに、ガード8を閉位置に引き下ろすだけであってもよい。
【0022】
上記実施例では作業機械の一例として油圧ショベルを例示したが、この発明では前窓を有する運転室を備えた作業機械であれば、同様にガード装置を設けることができる。
また、天窓対応部の部材や可撓構造は上記実施例に限定されるものではなく、薄くまた軽量であればチェーン構造や公知の可撓性を有する構造や素材を用いることができる。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
【0023】
【発明の効果】
以上、この発明の作用機械のガードにあっては、ガードにおける運転室の前窓を覆うシャッター部と、このシャッター部よりも巻き取り状態の体積が小さい可撓性を有する部材または構造体から成っているので、巻取収納部の容積を小さくして小型軽量化することができる。
またガードを軽量化しうるので、ガードの開閉操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルのガード装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】ガード装置のガードを一部上げた状態の斜視図である。
【図3】ガード部を説明する部分断面図である。
【図4】別のガード部を説明する部分断面図である。
【図5】図1のガード装置を備えた油圧ショベルの全体を示す側面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル
3 運転室
5 ガード装置
6 巻取収納部
7 ガイドレール
8 ガード
9 屋根部
10 天窓
11 前窓
12 前柱
15 シャッター部
16 天窓対応部
17 シャッタ部のスラット
18 天窓対応部のスラット
19 板材、線材、布などの可撓性部材

Claims (3)

  1. 作業機械の運転室の前窓を保護するガード装置において、
    運転室の屋根部に設けた天窓の後方に設置された巻取収納部と、該巻取収納部の設置個所から前窓下端位置まで設けられた左右一対のガイドレールと、前記巻取収納部に出入自在に設けられ、上記ガイドレールに沿って引き出されて前窓を覆うガードとからなっており、
    上記ガードが、運転室の前窓を覆うシャッター部と、該シャッター部の上方に設けられた天窓対応部とからなり、
    天窓対応部が、シャッター部よりも薄く巻き取り時の体積が小さい可撓性を有する部材または構造体からなることを特徴とする作業機械のガード装置。
  2. ガードの天窓対応部は、布またはワイヤーからなっていることを特徴とする請求項1に記載の作業機械のガード装置。
  3. ガードの天窓対応部は、メッシュ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機械のガード装置。
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