JP3759886B2 - 樹脂製タンクの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は側壁部分に透孔を有する樹脂製タンクの製造方法に係り、特に中空成形(ブロー成形)を適用した樹脂製タンクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
中空成形(ブロー成形)によって製造される樹脂製タンクとして、例えば、車両のワイパ装置に適用されウインドウォッシャ液等の液を収容するウォッシャタンクが知られている。
【0003】
この種のウォッシャタンクでは、図18に示す如く、タンク80の側壁部分に給水用の透孔82が形成されている。また、一般的に透孔82の近傍には、タンク80自体に給水用ポンプ84が取り付けられている。ポンプ84は、そのインレット86がグロメット88を介して透孔82に嵌入されており、これにより透孔82周辺のシール性が確保されている。ポンプ84が作動すると、タンク80内のウォッシャ液がポンプ84によって吸水されて、アウトレット90から吐出される構成である。
【0004】
ところで、前述の如くタンク80の透孔82には、ポンプ84のインレット86との間にグロメット88が介在されており、これにより透孔82のシール性が確保されるようになっているが、このようなシール性を確保するためには、透孔82の内周壁(すなわち、グロメット88との密着面)に高い面粗度が要求される。換言すれば、透孔82の内周壁の面粗度が悪いと、グロメット88との密着性が悪化し、結果的にシール不良となってしまう。
【0005】
このため、従来では、タンク80の本体部分(中空体)を中空成形によって成形した後に、ドリル等の工具により加工することで、透孔82を形成すると共にそのシール面(透孔内周壁部分)の面粗度を確保している。したがって、製造工程が多く製作に手間がかかり、コスト高の原因であった。
【0006】
この場合、ドリル等の工具を用いた後加工を必要とせず、タンク80を中空成形によって成形する際に透孔82も形成することができる製造技術が提案されている(特公平3−76808号公報)。
【0007】
前記公報に示された製造技術によれば、キャビティを構成する刃付き工具を、成形型の型面(キャビティ)よりも外側に入り込んだ状態にして設け、パリソンを膨張させて中空体を形成した後に、前記刃付き工具によって中空体の側壁部分を切除(孔開け)して前記透孔82を形成する構成となっている。この製造技術によれば、タンク80(中空体)を中空成形によって成形した後にドリル等の工具を用いた後加工を必要とせず、一度の製造工程でタンク80を形成することができる。
【0008】
しかしながら、前記公報に示された製造技術では、刃付き工具によって中空体の側壁部分を切除(孔開け)して前記透孔82を形成する構成であるため、透孔82の内周壁部分(シール面)は切断面とされている。したがって、この内周壁部分(シール面)の面粗度が悪く(必要な面粗度が確保できず)、結果的にシール不良となり易い欠点がある。このため、前記公報に示された製造技術によって製造されたタンク80は、車両のウォッシャタンク等に適用することはできない。
【0009】
また特に、透孔82を形成する際に中空体の側壁部分を切除(孔開け)した切除片がそのまま中空体の内部に残留したのでは、製品としては不充分な(良品とはいえない)ものになってしまう。すなわち、車両のウォッシャタンク等の如く中空体が液体を貯留するものであり、透孔82に接続したポンプ84で液体を排出するような用途に使われる場合には、内部に残留する切除片がポンプ84等に詰まって故障の原因になる恐れがあるため、この切除片を取り除く工程がさらに必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、透孔のシール面を高い面粗度に形成することができ、かつこれを複雑な加工を必要とすることなく低コストにより実現できる樹脂製タンクの製造方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の樹脂製タンクの製造方法は、側壁部分に透孔を有する樹脂製タンクの製造方法であって、柱状に構成されると共に先端に刃先を有する刃付工具を、成形型の型面よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め成形型に設け、前記成形型内で樹脂パリソンを膨張させて、前記樹脂パリソンを前記成形型に押圧すると共に前記刃付工具の周囲壁に前記樹脂パリソンを密着させ、押圧された前記樹脂パリソンの一般部肉厚よりも前記刃付工具の刃先が内部に入り込み前記刃付工具の周囲壁によって前記透孔の内周壁面が成形される状態で中空体を形成し、次いで、前記刃付工具を前記中空体の内部方向へ前進させて、前記刃付工具の刃先に対応した前記中空体の樹脂パリソンを非切除部分が残存するように部分的に切除して、前記透孔を形成すると共に切除片を前記非切除部分を介して前記透孔周縁部に保持し、さらに、前記非切除部分による前記切除片の保持状態のままで前記刃付工具を前記中空体から離脱させると共に、前記成形型を開いて前記透孔が形成された中空体を取り出す、ことを特徴としている。
【0012】
請求項1記載の樹脂製タンクの製造方法では、刃付工具が、成形型の型面よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め成形型に設けられる。この成形型内で樹脂パリソンを膨張させることにより、パリソンが成形型に押圧されると共に刃付工具の周囲壁に密着される。
【0013】
この状態では、押圧された樹脂パリソンの一般部肉厚よりも刃付工具の刃先が内部に入り込み、この刃付工具の周囲壁によって透孔の内周壁面が成形される状態となって中空体が形成される。
【0014】
次いで、刃付工具を中空体の内部方向へ前進させると、刃付工具の刃先に対応した中空体の樹脂パリソンが部分的に(非切除部分が残存するように)切除されて、透孔が形成されると共に切除片が非切除部分を介して透孔周縁部に保持される。さらに、非切除部分による切除片の保持状態のままで(非切除部分によって切除片が中空体の樹脂パリソンに繋がったままで)刃付工具を中空体から離脱させると共に成形型を開いて、透孔が形成された中空体を取り出すことで、樹脂製タンクが製造される。
【0015】
ここで、請求項1記載の樹脂製タンクの製造方法によれば、成形型内で樹脂パリソンを膨張させて刃付工具の周囲壁に樹脂パリソンが密着することで、透孔が形成される。すなわち、透孔の内周壁面は、切断面ではなく、刃付工具の周囲壁に倣って形成されるため(刃付工具の周囲壁がそのまま透孔の内周壁面となるため)、この内周壁部分(シール面)の面粗度を高くすることができる(必要な面粗度を確保することができる)。したがって、透孔のシール性を確保することができ、例えば車両のウォッシャタンク等に好適に用いることができる。
【0016】
また、従来の如くドリル等の工具を用いた後加工によって透孔を形成する構成ではなく、中空体を中空成形によって成形する際に同時に透孔を形成することができ、透孔を備えた樹脂製タンクを一度の製造工程で形成することができ、コストの低減を図ることができる。
【0017】
さらに、刃付工具によって刃先に対応した中空体の樹脂パリソンを切除する際には、切除片が非切除部分を介して(非切除部分によって切除片が中空体の樹脂パリソンに繋がったままで)透孔周縁部に保持されるため、この樹脂パリソンの切除片が中空体の内部へ落下して残留することがない。このため、成形型を開いて中空体を取り出した後に残留する切除片を改めて取り出す工程が不要となり、工数が低減できて低コストになる。しかも、この中空体に液体を貯留し透孔に接続したポンプ等で液体を排出するような用途に適用した場合でも、内部に切除片が残留しないためポンプに詰まって故障の原因になる恐れがなくなる。
【0018】
このように、請求項1記載の樹脂製タンクの製造方法では、透孔のシール面を高い面粗度に形成することができ、かつこれを複雑な加工を必要とすることなく低コストにより実現することができる。
【0019】
請求項2に係る発明の樹脂製タンクの製造方法は、請求項1記載の樹脂製タンクの製造方法において、前記刃付工具の刃先は、重力方向の上方において下方よりも前記成形型の型面に対する内部への入り込み量が大きくなるように重力方向の上方から下方へ円錐状に傾斜して、重力方向の上部が尖った形状に形成されており、前記刃付工具の前進切除動作によって、前記刃付工具の刃先に対応した前記中空体の樹脂パリソンにおける重力方向の上部のみを切断して前記透孔の下部周縁に前記非切除部分を残存させた、ことを特徴としている。
【0020】
請求項2記載の樹脂製タンクの製造方法では、刃付工具の前進切除動作によって、刃付工具の刃先に対応した中空体の樹脂パリソンの上部のみが切断され、樹脂パリソンの下部は切断されることなく刃付工具の前進に伴ってそのまま中空体の底部方向へ折り曲げられる。すなわち、切除された切除片は、透孔の下部周縁に非切除部分を介して保持されることとなる。
【0021】
したがって、透孔を形成した後の切除された切除片が中空体の内部へ落下して残留することがないため、成形型を開いて中空体を取り出した後に残留する切除片を改めて取り出す工程が不要となり、工数が低減できて低コストになる。
【0022】
さらに、請求項2記載の樹脂製タンクの製造方法では、製造された樹脂製タンクを実際に使用する場合に、透孔の下部周縁に非切除部分を介して保持された切除片によって、この樹脂製タンク内の底部に残留するゴミ等の異物が透孔へ入り込むことを阻止することができる、換言すれば、前記保持された切除片が異物浸入の防止壁となる、という特有の効果も有している。したがって、例えば異物浸入に起因するポンプの破損等を未然に防止することができ、一層効果的である。
【0023】
請求項3に係る発明の樹脂製タンクの製造方法は、請求項1または請求項2記載の樹脂製タンクの製造方法において、前記刃付工具を、雌雄一組の分割成形型の型合せ部の近傍位置に設けて前記透孔を成形する、ことを特徴としている。
【0024】
請求項3記載の樹脂製タンクの製造方法では、刃付工具は、雌雄一組の分割成形型の型合せ部の近傍位置に設けられて透孔が成形される。
【0025】
ここで、分割成形型の型合せ部においては、樹脂パリソン(製品として樹脂製タンクに形成される以外の部分)が撮まれて保持されている。したがって、刃付工具を中空体の内部方向へ前進させて中空体の樹脂パリソンを切除して透孔を形成する際に、刃付工具の移動に伴って中空体(樹脂パリソンの一般部分)が不要にずれたり移動することがなく、透孔に対応する樹脂パリソンを確実に切除することができる。このため、製品精度が一層向上する。
【0026】
請求項4に係る発明の樹脂製タンクの製造方法は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の樹脂製タンクの製造方法において、前記中空体にアンダカット部を成形するべく前記成形型のキャビティを構成し、かつ前記アンダカット部に対応する前記成形型の近傍位置に前記刃付工具を設けて前記透孔を成形する、ことを特徴としている。
【0027】
請求項4記載の樹脂製タンクの製造方法では、成形型のキャビティは中空体にアンダカット部を成形するべく構成されており、この中空体のアンダカット部に対応する成形型の近傍位置に、刃付工具が設けられて透孔が成形される。
【0028】
ここで、中空体のアンダカット部は当然ながら成形型から分離し難く、換言すれば、中空体は確実に成形型に保持されている。したがって、刃付工具を中空体の内部方向へ前進させて中空体の樹脂パリソンを切除して透孔を形成する際に、刃付工具の移動に伴って中空体(樹脂パリソンの一般部分)が不要にずれたり移動することがなく、透孔に対応する樹脂パリソンを確実に切除することができる。このため、製品精度が一層向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図5には、本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法が適用されて製作された樹脂製タンクとしてのウォッシャタンク10の主要部の構成が正面図にて示されている。また、図6にはこのウォッシャタンク10の主要部の構成が底面図にて示されている。
【0030】
ウォッシャタンク10は、例えば車両のワイパ装置に適用され、ウインドウォッシャ液等の液を収容することができる。
【0031】
ウォッシャタンク10の側壁部分には、給水用の透孔12が形成されている。また、透孔12の近傍の側壁部分には、互いの対向し合う一対のポンプ嵌合部14が形成されている。このポンプ嵌合部14は、後に詳述するが、ブロー成形によってこのウォッシャタンク10を製造する際のアンダカット部となっている。このポンプ嵌合部14には、給水用ポンプ16が嵌め込まれて取り付けられている。ポンプ16は、そのインレット18がグロメット20を介して透孔12に嵌入されており、これにより透孔12周辺のシール性が確保されている。ポンプ16が作動すると、ウォッシャタンク10内のウォッシャ液がポンプ16によって吸水されて、アウトレット22から吐出される構成である。
【0032】
ここで、図1には本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程が断面図にて示されている。
【0033】
本製造方法は、基本的には中空成形(ブロー成形)であり、前述したウォッシャタンク10を製造することができ、雌雄一組の分割成形型30、32を用いる。これら一組の分割成形型30、32によって、ウォッシャタンク10(製品)に応じたキャビティ34が構成されている。
【0034】
また、一方の成形型30には工具孔36が形成されており、さらに、この工具孔36には刃付工具38が配置されている。刃付工具38は柱状に構成されており、さらに図2及び図3に詳細に示す如く、先端には刃先部40が形成されている。
【0035】
この場合、工具孔36(すなわち、刃付工具38)は、前述したウォッシャタンク10の透孔12に対応しており、さらに、工具孔36の近傍の成形型30には、ポンプ嵌合部14(アンダカット部)を成形するべくキャビティ34が構成されている。
【0036】
さらに、成形型30には、固定台42を介してシリンダー44が固定されている。シリンダー44のロッド46は刃付工具38の後方側に連結されており、シリンダー44の作動によりロッド46が伸縮して刃付工具38を工具孔36内で移動させることができる構成である。
【0037】
ここで、刃付工具38は、ウォッシャタンクを成形する際には、成形型30の型面(キャビティ34)よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め設けられている。
【0038】
次に、図4には本実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法の具体的な工程がフローチャートにて示されており、これに従って本製造方法の具体的な工程を説明する。
【0039】
前述した如く、ウォッシャタンク10の成形に際しては、刃付工具38を成形型30の型面よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め設けておく。
【0040】
このように分割成形型30、32及び刃付工具38をセットした後には、先ず、工程100において、樹脂パリソンを射出する。さらに、工程102において、射出された樹脂パリソンが自重により垂れ下がり引き伸ばされる。なお、この工程における樹脂パリソンの温度は、例えば185度である。
【0041】
次いで、工程104において、分割成形型30、32によって樹脂パリソンを型締めし、さらに、工程106において、分割成形型30、32による型締め圧力を維持した状態で、樹脂パリソン内に圧縮空気を吹き込む(エアーブローする)。なお、このエアーブロー時間は、例えば35秒である。
【0042】
これにより、分割成形型30、32のキャビティ34内で樹脂パリソンが膨張し、図1及び図2に示す如く、樹脂パリソンが分割成形型30、32の型面(キャビティ34)に押圧されると共に、刃付工具38の周囲壁に密着される。
【0043】
この状態では、押圧された樹脂パリソンの一般部肉厚よりも刃付工具38の刃先部40が内部に入り込み、この刃付工具38の周囲壁によって透孔12の内周壁面が成形される状態となって中空体Tが形成される。
【0044】
次いで、工程108において、シリンダー44を作動させて刃付工具38を中空体T(分割成形型30、32)の内部方向へ前進させる。これにより、図3に示す如く、刃付工具38の刃先部40に対応した中空体Tの樹脂パリソンが切除されて、透孔12が形成される。なお、この時点では、中空体T(樹脂パリソン)の温度は例えば120度である。
【0045】
中空体Tの樹脂パリソンが切除されて透孔12が形成された後には、工程110において、刃付工具38がその移動状態のままで保持される(例えば、10秒間)。この状態で、中空体T及び切除片Sは90度程度まで冷却される。
【0046】
さらに、工程112において、再びシリンダー44を作動させて、刃付工具38を前述とは逆向きに後進させて中空体T(分割成形型30、32)から離脱させる。この際に切除片Sが中空体Tの内部に落下することもあるが、既に工程110において冷却されているため、切除片Sが中空体Tの内部に溶着することはない。
【0047】
その後は、工程114において分割成形型30、32内の空気を抜いて排気し、さらに、工程116において分割成形型30、32を型開きする。さらに、工程118において、透孔12が形成された中空体Tを取り出すことで、樹脂製のウォッシャタンク10が製造される。なお、この時点でのウォッシャタンク10の温度は、例えば88度である。また、中空体Tの内部に切除片Sが落下する場合には、中空体Tの内部に残留する切除片Sを取り出す工程を工程118の後に実施する。
【0048】
ここで、本実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法によれば、分割成形型30、32内で樹脂パリソンを膨張させて刃付工具38の周囲壁に樹脂パリソンが密着することで、ウォッシャタンク10の透孔12が形成される。すなわち、透孔12の内周壁面は、切断面ではなく、刃付工具38の周囲壁に倣って形成されるため(刃付工具38の周囲壁がそのまま透孔12の内周壁面となるため)、この内周壁部分(シール面)の面粗度を高くすることができる(必要な面粗度を確保することができる)。したがって、透孔12のシール性を確保することができ、車両のウォッシャタンクとしては最適である。
【0049】
また、従来の如くドリル等の工具を用いた後加工によって透孔12を形成する構成ではなく、中空体Tをブロー成形によって成形する際に同時に透孔12を形成することができ、透孔12を備えたウォッシャタンク10を一度の製造工程で形成することができ、コストの低減を図ることができる。
【0050】
さらに、本実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法では、図7に示す如く、成形型30の型面(キャビティ34)は、中空体Tにポンプ嵌合部14(アンダカット部)を成形するべく構成されており、この中空体Tのポンプ嵌合部14に対応する成形型30の近傍位置に、刃付工具38(工具孔36)が設けられて透孔12が成形される。
【0051】
ここで、図8に示す如く、中空体Tのポンプ嵌合部14(アンダカット部)は当然ながら成形型30から分離し難く、換言すれば、中空体Tは確実に成形型30に保持されている。したがって、前述した工程108において刃付工具38を中空体Tの内部方向へ前進させて中空体Tの樹脂パリソンを切除して透孔12を形成する際に、刃付工具38の移動に伴って中空体T(樹脂パリソンの一般部分)が不要にずれたり移動することがなく、透孔12に対応する樹脂パリソンを確実に切除することができる。このため、ウォッシャタンク10の製品精度が一層向上する。
【0052】
次に、本発明の実施の形態に係る他の参考例を説明する。
【0053】
なお、前記参考例と基本的に同一の部品、製造工程については、前記参考例と同一の符号を付与しその説明を省略する。
【0054】
図9及び図10には、第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程が断面図にて示されている。
【0055】
この第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法においては、前述した参考例における刃付工具38に代えて、刃付工具48が用いられる。刃付工具48は、先端に刃先部50が形成されると共に、保持ピン52が突出して設けられている。この保持ピン52は、刃付工具48を前進させて刃先部50に対応した中空体Tの樹脂パリソンを切除する際に、切除片Sをそのまま保持する役目を有している。
【0056】
なお、第2の参考例においても、ウォッシャタンク10を成形する際には、刃付工具48は成形型30の型面よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め設けられている。
【0057】
第2の参考例に係る樹脂製タンクの製造方法においては、基本的に図4に示す工程と同じ工程によってウォッシャタンク10を成形するが、工程106において樹脂パリソンが分割成形型30、32の型面に押圧されると共に刃付工具48の周囲壁に密着される際には、保持ピン52の周囲にも樹脂パリソンが密着される(図9図示状態)。さらに、工程108において、シリンダー44を作動させて刃付工具48を中空体T(分割成形型30、32)の内部方向へ前進させると、図10に示す如く、刃付工具48の刃先部50に対応した中空体Tの樹脂パリソンが切除されて、透孔12が形成される。
【0058】
さらに、工程110において、刃付工具48をその移動状態のままで保持すると、保持ピン52によって切除片Sが積極的に保持される。したがって、その後に刃付工具48を中空体T(分割成形型30、32)から離脱させても、切除片Sは刃付工具48と共に中空体Tから排除される。
【0059】
したがって、樹脂パリソンの切除片Sが中空体Tの内部へ落下して残留することがなく、このため、分割成形型30、32を開いて中空体Tを取り出した後に残留する切除片Sを改めて取り出す工程が不要となり、工数が低減できて低コストになる。
【0060】
なお、前記第2の参考例においては、保持ピン52は刃付工具48の先端に突出して設けられた構成としたが、保持ピン52の形状はこれに限るものではなく、切除片Sを保持できる構成であればよい。
【0061】
例えば、図11に示す刃付工具58の如く、先端に保持溝60を形成する構成であってもよい。この刃付工具58によれば、樹脂パリソンが分割成形型30、32の型面に押圧されると共に刃付工具58の周囲壁に密着される際には、保持溝60内にも樹脂パリソンが浸入する。したがって、刃付工具58を中空体T(分割成形型30、32)の内部方向へ前進させて中空体Tの樹脂パリソンを切除した後には、保持溝60によって切除片Sが保持される。したがって、その後に刃付工具58を中空体T(分割成形型30、32)から離脱させても、切除片Sは刃付工具58と共に中空体Tから排除され、中空体Tの内部へ落下して残留することがなく、切除片Sを改めて取り出す工程が不要となり、工数が低減できて低コストになる。
【0062】
また例えば、図12に示す刃付工具64の如く、先端に楔形状の保持凸部66を形成する構成であってもよい。この刃付工具64によれば、保持凸部66が先太の逆楔形に形成されているため、切除片Sの保持力が格段に向上する。したがって、より一層確実に切除片Sを刃付工具64と共に中空体Tから排除することができ、一層効果的である。またさらに、図13に示す刃付工具70の如く、先端に楔形状の保持凹部72を形成する構成であってもよい。この場合であっても、同様に切除片Sの保持力が格段に向上し、一層効果的である。
【0063】
次に、図14及び図15には、本発明の実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法の主要な工程が断面図にて示されている。
【0064】
この実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法においては、前述した参考例における刃付工具38に代えて、刃付工具100が用いられる。刃付工具100は、先端に刃先部102が形成されている。この刃先部102は、上方から下方へ円錐状に傾斜して(上部のみが尖った形状に)形成されており、刃付工具100を前進させて刃先部102に対応した中空体Tの樹脂パリソンを切除する際に、その樹脂パリソンの上部のみを切断し、下部には切断されないパリソン片Pが残存するようになっている。
【0065】
なお、本実施の形態においても、ウォッシャタンク10を成形する際には、刃付工具100は成形型30の型面よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め設けられている。
【0066】
本実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法においては、基本的に図4に示す工程と同じ工程によってウォッシャタンク10を成形するが、工程108において、シリンダー44を作動させて刃付工具100を中空体T(分割成形型30、32)の内部方向へ前進させると、図15に示す如く、刃付工具100の刃先部102に対応した中空体Tの樹脂パリソンの上部のみが切断され、樹脂パリソンの下部は切断されることなく刃付工具100の前進に伴ってそのまま中空体Tの底部方向へ折り曲げられる。この状態で、工程110において、刃付工具100がその移動状態のままで保持されると共に中空体T及びパリソン片Pが冷却固化されて、透孔12が形成される。
【0067】
このように、本実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法においても、グロメット20を密着させるために必要なシール面を確保することができる。例えば、図15に示す如く、中空体Tの表面から5mmの部分の面粗度が高ければシール面が確保できることになる。
【0068】
また、本実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法においては、透孔12が形成された後のパリソン片Pがそのまま保持され中空体Tの内部へ落下して残留することがないため、分割成形型30、32を開いて中空体Tを取り出した後に残留するパリソン片Pを改めて取り出す工程が不要となり、工数が低減できて低コストになる。
【0069】
さらに、本実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法では、製造されたウォッシャタンク10を実際に使用する場合に、前記パリソン片Pによって、このウォッシャタンク10内の底部に残留するゴミ等の異物が透孔12へ入り込むことを阻止することができる(換言すれば、パリソン片Pが異物浸入の防止壁となる)という特有の効果も有する。したがって、例えば異物浸入に起因するポンプ16の破損等を未然に防止することができ、一層効果的である。
【0070】
なお、前記実施の形態においては、刃付工具100の刃先部102を上方から下方へ円錐状に傾斜して(上部のみが尖った形状に)形成することによって、樹脂パリソンの上部のみを切断し下部には切断されないパリソン片Pが残存するように構成したが、透孔12を形成する際に切断されないパリソン片Pが残存するように切断するための刃付工具100の形状
(構成)はこれに限るものではない。
【0071】
例えば、図16及び図17に示す如く、上刃部104Aと下本体部104Bから成る刃付工具104であってもよい。この刃付工具104では、上刃部104Aのみが中空体T(分割成形型30、32)の内部方向へ前進する構成となっている。
【0072】
この刃付工具104によれば、上刃部104Aのみを前進させることにより、刃付工具104に対応した中空体Tの樹脂パリソンの上部のみが切断され、樹脂パリソンの下部は切断されることなく上刃部104Aの前進に伴ってそのまま中空体Tの底部方向へ折り曲げられる。これにより、前述と同様に、透孔12及びパリソン片Pが形成される。
【0073】
この場合であっても、グロメット20を密着させるために必要なシール面を確保することができる。また、透孔12が形成された後のパリソン片Pがそのまま保持され中空体Tの内部へ落下して残留することがないため、分割成形型30、32を開いて中空体Tを取り出した後に残留するパリソン片Pを改めて取り出す工程が不要となり、工数が低減できて低コストになる。
【0074】
さらに、製造されたウォッシャタンク10を実際に使用する場合に、前記パリソン片Pによって、このウォッシャタンク10内の底部に残留するゴミ等の異物が透孔12へ入り込むことを阻止することができる(換言すれば、パリソン片Pが異物浸入の防止壁となる)という特有の効果も有する。したがって、例えば異物浸入に起因するポンプ16の破損等を未然に防止することができ、一層効果的である。
【0075】
なお、前述した各参考例及び実施の形態における刃付工具38の刃先部40等は、その断面形状及び大きさを任意に変更することが可能であり、これを所望に応じて変更すれば、透孔12を円形に形成するのみならず、角形や楕円形等の任意の形状及び大きさに形成することができる。
【0076】
また、前述した各参考例及び実施の形態においては、工具孔36(刃付工具38、刃付工具48、刃付工具58、刃付工具64、刃付工具70、刃付工具100、あるいは刃付工具104)を、ウォッシャタンク10(中空体T)のポンプ嵌合部14に対応する成形型30の近傍位置に設けた構成(換言すれば、ポンプ嵌合部14(アンダカット部)の近傍位置に透孔12が成形される構成)としたが、透孔12の成形位置(すなわち、工具孔36の形成位置)はこれに限るものではない。例えば、工具孔36(刃付工具38、刃付工具48、刃付工具58、刃付工具64、刃付工具70、刃付工具100、あるいは刃付工具104)を、一組の分割成形型30、32のキャビティ34(中空体Tを成形する型面)以外の型合せ部(パーティングライン)33の近傍位置A(図1参照)に設けて透孔12を成形する構成としてもよい。
【0077】
この場合、分割成形型30、32のキャビティ34(中空体Tを成形する型面)以外の型合せ部(パーティングライン)33においては、樹脂パリソン(製品としてウォッシャタンク10に形成される以外の部分)が撮まれて保持されている。したがって、刃付工具38等を中空体Tの内部方向へ前進させて中空体Tの樹脂パリソンを切除して透孔12を形成する際に、刃付工具38等の移動に伴って中空体T(樹脂パリソンの一般部分)が不要にずれたり移動することがなく、透孔12に対応する樹脂パリソンを確実に切除することができる。このため、ウォッシャタンク10の製品精度が一層向上する。
【0078】
またさらに、前述した各参考例及び実施の形態においては、刃付工具38等をシリンダー44によって移動させる構成としたが、刃付工具38等を移動させるための構成はこれに限るものではない。例えば、カム機構、モータ、あるいは電磁石等を用いて刃付工具38等を移動させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、樹脂キャビティが型面に押圧されて密着された状態の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、中空体の透孔に対応する樹脂パリソンが切除された状態の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法の具体的な工程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法が適用されて製作されたウォッシャタンクの主要部の構成を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法が適用されて製作されたウォッシャタンクの主要部の構成を示す底面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法が適用されて製作されるウォッシャタンクのポンプ嵌合部(アンダカット部)に対応する成形型の型面(キャビティ)を内部から視た斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る参考例としての樹脂製タンクの製造方法が適用されて製作されたウォッシャタンクのポンプ嵌合部(アンダカット部)と成形型との対応関係を示す概略的な断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、樹脂キャビティが型面に押圧されて密着された状態の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、中空体の透孔に対応する樹脂パリソンが切除された状態の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法に適用される刃付工具の変形例を示す図9に対応する断面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法に適用される刃付工具の変形例を示す断面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る第2の参考例としての樹脂製タンクの製造方法に適用される刃付工具の変形例を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、樹脂キャビティが型面に押圧されて密着された状態の断面図である。
【図15】本発明の実施の形態に係る樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、中空体の透孔に対応する樹脂パリソンが切除された状態の断面図である。
【図16】本発明の実施の形態の変形例に係る樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、樹脂キャビティが型面に押圧されて密着された状態の断面図である。
【図17】本発明の実施の形態の変形例に係る樹脂製タンクの製造方法の主要な工程を示し、中空体の透孔に対応する樹脂パリソンが切除された状態の断面図である。
【図18】一般的な中空成形(ブロー成形)によって製造されたウォッシャタンクの一部破断した正面図である。
【符号の説明】
10 ウォッシャタンク
12 透孔
14 ポンプ嵌合部(アンダカット部)
16 ポンプ
30 成形型
32 成形型
34 キャビティ
36 工具孔
38 刃付工具
40 刃先部
48 刃付工具
50 刃先部
52 保持ピン
58 刃付工具
60 保持溝
64 刃付工具
66 保持凸部
70 刃付工具
72 保持凹部
100 刃付工具
104 刃付工具
T 中空体
S 切除片
P パリソン片

Claims (4)

  1. 側壁部分に透孔を有する樹脂製タンクの製造方法であって、
    柱状に構成されると共に先端に刃先を有する刃付工具を、成形型の型面よりも内部へ入り込んだ状態に突出して予め成形型に設け、
    前記成形型内で樹脂パリソンを膨張させて、前記樹脂パリソンを前記成形型に押圧すると共に前記刃付工具の周囲壁に前記樹脂パリソンを密着させ、押圧された前記樹脂パリソンの一般部肉厚よりも前記刃付工具の刃先が内部に入り込み前記刃付工具の周囲壁によって前記透孔の内周壁面が成形される状態で中空体を形成し、
    次いで、前記刃付工具を前記中空体の内部方向へ前進させて、前記刃付工具の刃先に対応した前記中空体の樹脂パリソンを非切除部分が残存するように部分的に切除して、前記透孔を形成すると共に切除片を前記非切除部分を介して前記透孔周縁部に保持し、
    さらに、前記非切除部分による前記切除片の保持状態のままで前記刃付工具を前記中空体から離脱させると共に、前記成形型を開いて前記透孔が形成された中空体を取り出す、
    ことを特徴とする樹脂製タンクの製造方法。
  2. 前記刃付工具の刃先は、重力方向の上方において下方よりも前記成形型の型面に対する内部への入り込み量が大きくなるように重力方向の上方から下方へ円錐状に傾斜して、重力方向の上部が尖った形状に形成されており、前記刃付工具の前進切除動作によって、前記刃付工具の刃先に対応した前記中空体の樹脂パリソンにおける重力方向の上部のみを切断して前記透孔の下部周縁に前記非切除部分を残存させた、
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂製タンクの製造方法。
  3. 前記刃付工具を、雌雄一組の分割成形型の型合せ部の近傍位置に設けて前記透孔を成形する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の樹脂製タンクの製造方法。
  4. 前記中空体にアンダカット部を成形するべく前記成形型のキャビティを構成し、かつ前記アンダカット部に対応する前記成形型の近傍位置に前記刃付工具を設けて前記透孔を成形する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の樹脂製タンクの製造方法。
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