JP3759801B2 - ゴムキュラストサンプルセット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、未加硫のゴムキュラストサンプルを加硫装置に移送するゴムキュラストサンプルセット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴム工場では、生ゴムのロットからゴムキュラストサンプルを取り出して加硫装置で加硫を行い、加硫済のゴムの試験を行うことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
サンプルは複数個用意され、1個づつ人手により加硫装置に供給していたため、省力化が求められていた。
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、ゴムキュラストサンプルを加硫装置に自動で供給することのできるゴムキュラストサンプルセット装置を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ゴムキュラストサンプルを加硫装置にセットするゴムキュラストサンプルセット装置であって、前記ゴムキュラストサンプルを複数配設可能な配置部と、前記ゴムキュラストサンプルを保持可能な保持手段を有し、前記配置部にセットされた前記ゴムキュラストサンプルを前記保持手段で保持して前記加硫装置へ移送する移送手段と、を備え、前記保持手段は、前記ゴムキュラストサンプルを突き刺す互いに平行に配置された複数の針を有する突刺部及び、前記針を貫通させる小孔を有し、前記針の長手方向に沿って突刺部とは相対移動可能とされ、前記針の先端側へ移動することで前記針に刺さった前記ゴムキュラストサンプルを前記針から離脱させる離脱手段を有することを特徴としている。
【0006】
次に、請求項1に記載のゴムキュラストサンプルセット装置の作用を説明する。
【0007】
まず、配置部に未加硫のゴムキュラストサンプルをセットする。配置部にセットされた未加硫のゴムキュラストサンプルは、移送手段の保持手段に備えられた針で突き刺されて加硫装置に移送される。ゴムキュラストサンプルが加硫装置に移送されると、離脱手段が作動してゴムキュラストサンプルに突き刺さったがゴムキュラストサンプルから引き抜かれ、ゴムキュラストサンプルがから離脱されて加硫装置にセットされる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のゴムキュラストサンプルセット装置において、前記移送手段は、前記保持手段の取り付けられたアームと、前記アームを上下動させるアーム上下シリンダーと、前記アームを回転させるアーム回転シリンダーと、前記アームを前記加硫装置と接離する方向に移動させるアーム挿入シリンダーと、を有することを特徴としている。
【0009】
次に請求項2に記載のゴムキュラストサンプルセット装置の作用を説明する。
【0010】
請求項2に記載のゴムキュラストサンプルセット装置では、アーム上下シリンダーでアームを上下動でき、アーム回転シリンダーでアームを回転でき、アーム挿入シリンダーでアームを加硫装置と接離する方向に移動させることができ、これによって加硫装置から離れた位置にあるゴムキュラストサンプルを移送することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のゴムキュラストサンプルセット装置において、前記移送手段は、アームガイドシャフトと、前記アームガイドシャフトにスライド自在に支持されるアームガイドホルダーと、前記アームガイドホルダーに連結され前記アーム上下シリンダー及び前記アーム回転シリンダーを有すると共に前記アーム挿入シリンダーで移動される移動ブロックと、を有することを特徴としている。
【0012】
次に請求項3に記載のゴムキュラストサンプルセット装置の作用を説明する。
【0013】
請求項3に記載のゴムキュラストサンプルセットでは、アーム挿入シリンダーを作動させることにより、アーム上下シリンダー及びアーム回転シリンダーを有した移動ブロックがアームガイドシャフトに沿って移動する。また、アームガイドシャフトで、アーム、アーム上下シリンダー及びアーム回転シリンダー等の荷重を支持することができる。このため、アーム挿入シリンダーに不必要な荷重(偏荷重)を負荷させることがなくなり、アーム挿入シリンダーは移動時の負荷のみ受け持てば良い。このため、スムーズに動作し、アーム挿入シリンダーを小型化でき、また、耐久性も向上できる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2乃至請求項3の何れか1項に記載のゴムキュラストサンプルセット装置において、前記突刺部は、3本の針からなることを特徴としている。
【0015】
次に請求項4に記載のゴムキュラストサンプルセット装置の作用を説明する。
【0016】
請求項4に記載のゴムキュラストサンプルセット装置では、3本の針がゴムキュラストサンプルを突き刺して保持する。また、針であるため、ゴムキュラストサンプルを簡単に突き刺すことができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のゴムキュラストサンプルセット装置において、前記加硫装置に貼り付いたゴムキュラストサンプルを剥離する剥離爪と、前記剥離爪を移動する剥離爪移動シリンンダーと、前記加硫装置から剥離したゴムキュラストサンプルを回収する受け部材と、を有することを特徴としている。
【0018】
次に請求項5に記載のゴムキュラストサンプルセット装置の作用を説明する。
【0019】
請求項5に記載のゴムキュラストサンプルセット装置では、シリンダーで剥離爪を移動し、加硫装置に貼り付いた加硫後のゴムキュラストサンプルを剥離爪で剥離させることができる。加硫装置から剥離されたゴムキュラストサンプルは、受け部材で回収することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のゴムキュラストサンプルセット装置において、前記アーム上下シリンダー、前記アーム回転シリンダー、前記アーム挿入シリンダー及び前記剥離爪移動シリンンダーは、全てエアシリンダーであることを特徴としている。
【0021】
請求項6に記載のゴムキュラストサンプルセット装置では、アーム上下シリンダー、アーム回転シリンダー、アーム挿入シリンダー及び剥離爪移動シリンンダーを全てエアシリンダーとしたので、これらを、例えば工場で使用されているコンプレッサーの圧縮空気で作動させることができる。このため、モーター等の動力を必要としない。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明のゴムキュラストサンプルセット装置の一実施形態を図1乃至図4にしたがって説明する。
【0023】
図1に示すように、テーブル12の上には、矢印R方向側にゴムキュラストサンプルセット装置10が設置されており、ゴムキュラストサンプルセット装置10の矢印L方向側に加硫装置14が設置されている。
【0024】
加硫装置14は、図示しないヒーターにより加熱されるモールド盤16を備えており、モールド盤16の上方にはシリンダ18が配設されている。
【0025】
シリンダ18のシリンダロッド18Aは上下に移動し、シリンダロッド18Aの下端には図示しないヒーターにより加熱される押圧片20が取り付けられている。
【0026】
また、加硫装置14には、図1及び図2に示すように、シリンダ21で水平方向に移動する剥離爪23及び回収箱25が設けられている。
【0027】
モールド盤16及び押圧片20の温度、シリンダ18及びシリンダ21の駆動は、制御装置22によって制御される。
【0028】
図1及び図3に示すように、ゴムキュラストサンプルセット装置10は、未加硫のゴムキュラストサンプル24をセットするサンプル配置部26と、サンプル配置部26にセットされたゴムキュラストサンプル24を加硫装置14のモールド盤16へ移送する移送手段28を備えている。
【0029】
サンプル配置部26は、テーブル12に設置されたフレーム30を備えている。フレーム30には、制御装置22に連結されたモータ31が取り付けられている。
【0030】
モータ31の回転軸には円形のサンプル乗せ板32が取り付けられている。サンプル乗せ板32の外周端近傍には、周方向に沿って複数の小孔34が一定間隔(回転軸から見て一定角度)で形成されている。また、サンプル乗せ板32の回転中心付近には、前記小孔34と対応する小孔35が一定間隔(回転軸から見て一定角度)で形成されている。
【0031】
本実施形態では、サンプル乗せ板32の小孔34の部分を中心としてゴムキュラストサンプル24をセットするようになっている。なお、ゴムキュラストサンプル24の配置部には、例えば、フッソ樹脂板を取り付けたり、フッソ樹脂コーティングを施す等してゴムを付き難くする。
【0032】
フレーム30には、制御装置22と連結された光センサ37が取り付けられており、小孔35を検出することによって小孔35と対応する小孔34を所定位置に停止可能となっている。
【0033】
移送手段28はサンプル配置部26の矢印B方向側に配置されている。
【0034】
移送手段28は、矢印L方向及び矢印R方向に沿って配置された一対のアームガイドシャフト36を備えている。これらのアームガイドシャフト36は、シャフト受金具38によってテーブル12の上面と平行に取り付けられている。
【0035】
アームガイドシャフト36の間には、矩形の移動ブロック40が配置されており、この移動ブロック40の両側面にはアームガイドホルダー41が取り付けられている。アームガイドホルダー41には、直線運動用ベアリング(図示せず)が内蔵されており、この直線運動用ベアリングに前記アームガイドシャフト36が挿入されている。したがって、移動ブロック40はアームガイドシャフト36に沿ってスムーズに移動できるようになっている。
【0036】
また、テーブル12には、移動ブロック40の下方にアーム挿入シリンダー42が配設されている。本実施形態のアーム挿入シリンダー42は空気圧で作動し、移動ブロック40の移動を行う。
【0037】
移動ブロック40の上面には、アーム上下シリンダー44が配設されている。
【0038】
本実施形態のアーム上下シリンダー44は空気圧で作動し、上下方向に移動すシリンダロッド44Aの上端にはアーム回転シリンダー46が取り付けられている。
【0039】
アーム回転シリンダー46は空気圧で作動し、テーブル12の上面に対して垂直に配置された軸46Aが両方向(時計回り方向及び反時計回り方向)に、本実施形態では90°回転可能となっている。
【0040】
また、アーム上下シリンダー44の側面には、直線運動用ベアリング(図示せず)を内蔵したホルダー48が取り付けられており、この直線運動用ベアリングにはアーム回転シリンダー46に取り付けられたガイドシャフト50が挿入されている。
【0041】
アーム回転シリンダー46の軸46Aには、支柱52が取り付けられており、支柱52の上端には水平方向に延びるアーム54が一体的に取り付けられている。本実施形態のアーム54は、前述したアーム回転シリンダー46によって、図1の実線で示す第1の位置及び想像線(2点鎖線)で示す第2の位置との間を移動する。
【0042】
図3に示すように、アーム54の先端には、サンプル保持装置56が設けられている。サンプル保持装置56は、アーム54に固定された厚板58を備えており、厚板58の下面には略コ字状のフレーム60と空気圧で作動する小型の薄型シリンダー62が取り付けられている。
【0043】
図4(A)に示すように、薄型シリンダー62のシリンダロッド62Aは上下方向に移動する。シリンダロッド62Aの下端には針固定ブロック64がネジ止めされており、針固定ブロック64の中央には針66が3本固定されている。
【0044】
図4(A),(B)に示すように、フレーム60の中央には厚肉円板状のホルダー68が取り付けられている。このホルダー68には、前記針66の挿通する小孔70が3個形成されている。シリンダロッド62Aが薄型シリンダー62側に引き込まれている場合には、図4(A)に示すように、針66の先端はホルダー68の小孔70の中に位置しており、シリンダロッド62Aが突出すると針66の先端が想像線で示す様にホルダー68の下面から突出するようになっている。なお、針66の突出寸法は、ゴムキュラストサンプル24の厚さ寸法よりも大であることが好ましい。また、ホルダー68の下面には、例えば、フッソ樹脂板を取り付けたり、フッソ樹脂コーティングを施す等してゴムが付かないようにする。
【0045】
ここで、図1及び図3に示すように、サンプル乗せ板32の下面側には、アーム54が図1の実線で示す第1の位置にあるときのサンプル保持装置56と対応する位置に、受部材72が配置されている。
【0046】
受部材72はフレーム30に取り付けられており、上面がサンプル乗せ板32の下面すれすれに位置しており、サンプル乗せ板32が上から押圧された時のたわみ防止用とされている。また、受部材72の中央部分には、針66が進入可能なように凹部(図示せず)が形成されている。
【0047】
なお、テーブル12の上面には、制御装置22と連結され、ゴムキュラストサンプルセット装置10及び加硫装置14のモールド盤16の操作を行う操作盤74が設置されている。
【0048】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0049】
先ず、加硫を行うゴムキュラストサンプル24を乗せ板32の小孔34が形成されている部分に乗せる。装置の初期状態では、図1の実線で示すように、アーム54が第1の位置にある。また、サンプル保持装置56のホルダー68の下面がサンプル乗せ板32に載せたゴムキュラストサンプル24に接触しないように、アーム54が上昇した位置にある。また、サンプル保持装置56の針66の先端はホルダー68の小孔70の中に位置している。
【0050】
操作盤74のスタートボタンをオンすると、アーム上下シリンダー44が作動し、サンプル保持装置56のホルダー68がゴムキュラストサンプル24の近傍に位置するようにアーム54が下降する。
【0051】
次に、薄型シリンダー62が作動し、針66がホルダー68の小孔70から突出してゴムキュラストサンプル24を貫通する。このとき、針66は乗せ板32の小孔34も貫通する。
【0052】
その後、アーム上下シリンダー44が作動し、針66が乗せ板32の小孔34から抜けるまでアーム54が上昇する。
【0053】
次に、アーム54が90°時計回り方向に回転して第2の位置(図1の想像線で示す位置)で停止し、アーム挿入シリンダー42が作動して、針66に保持されたゴムキュラストサンプル24がモールド盤16の中央上方に位置するように矢印L方向に移送される。
【0054】
次に、薄型シリンダー62が作動してシリンダロッド62Aが薄型シリンダー62側に引き込まれ、ゴムキュラストサンプル24がホルダー68の下面に当接した状態で針66が引き抜かれる。ゴムキュラストサンプル24から針66が引き抜かれ、針66の先端がホルダー68の小孔70の中に位置すると、ゴムキュラストサンプル24は自重でモールド盤16の中央に落下する。
【0055】
次に、アーム挿入シリンダー42が作動してアーム54は矢印R方向側に移動し、アーム54が90°反時計回り方向に回転して第1の位置(図1の実線で示す位置)で停止し、さらにアーム上下シリンダー44が作動してアーム54が上昇し、初期位置にセットされる。
【0056】
一方、アーム54が矢印R方向に移動してサンプル保持装置56が加硫装置14から離間するとシリンダ18が作動して押圧片20が下降し、モールド盤16と押圧片20との間にゴムキュラストサンプル24が挟持される。挟持されたゴムキュラストサンプル24は所定時間加熱されて加硫される。
【0057】
加硫が終了するとシリンダ18が作動して押圧片20が上昇する。なお、加硫されたゴムキュラストサンプル24は押圧片20に密着するので、シリンダ21を作動させて剥離爪23でゴムキュラストサンプル24を押圧片20から剥がして回収箱25に回収する。
【0058】
以上のようにして一つのゴムキュラストサンプル24の加硫が終了すると、乗せ板32が小孔34の1ピッチ分回転され、同様にして次の未加硫のゴムキュラストサンプル24の移送及び加硫を行い、同様の工程を繰り返す。
【0059】
このように、本実施形態では、最初に乗せ板32の小孔34の部分に未加硫のゴムキュラストサンプル24をセットし、後は操作盤74のスタートスイッチをオンするのみで、セットされた全てのゴムキュラストサンプル24の加硫を自動で行うことができるため作業者の労力が大幅に軽減される。
【0060】
また、未加硫のゴムキュラストサンプル24は、粘土のように柔軟であり軟らかさも種々あり、また形状も不安定であるため、例えばロボットハンドのようなもので把持することは難しい。本実施形態では、ゴムキュラストサンプル24に針66を貫通させるので、形状や軟らかさにばらつきがあってもゴムキュラストサンプル24を確実に保持できる。また、本実施形態では、ゴムキュラストサンプル24のセット位置が多少ずれても保持可能であるが、ロボットハンドのようなもので把持する場合には、セットした位置がずれていると把持できなくなる。
【0061】
なお、針66の本数(また、間隔、太さ等)は、ゴムキュラストサンプル24の大きさ、重量や軟らかさに応じて適宜変更すればよい。
【0062】
また、本実施形態では、アーム54に固定されたホルダー68に対して針66を移動させてゴムキュラストサンプル24から針66を引き抜くようにしたが、これとは逆に、アーム54に針66を固定し、ホルダー68をシリンダーで移動させることによってゴムキュラストサンプル24から針66を引き抜くようにしても良い。
【0063】
また、本実施形態では、ゴムキュラストサンプル24に対して上から針66を刺すようにしたが、斜め方向や水平方向から針66を刺すようにしても良い。
【0064】
なお、薄型シリンダー62を複数個設け、各々の薄型シリンダー62に針66を取り付けるようにしてもよい。この場合、針66の突き刺し方向を各々異なる方向に向けても良い。これによってゴムキュラストサンプル24の保持力を向上できる。
【0065】
また、ゴムキュラストサンプル24を確実に保持できれば針66は必ずしもゴムキュラストサンプル24を貫通しなくても良い。
【0066】
また、未加硫のゴムキュラストサンプル24に刺し込むことが可能であり、ゴムキュラストサンプル24を大きく変形させないものであれば、針66に変えて幅の狭い薄い板状の物等の他の形状の物でも良い。
【0067】
また、サンプル保持装置56にエアーの吹出口を設け、針66に刺さったゴムキュラストサンプル24にエアーを吹き付けて離脱させることも可能である。
【0068】
また、各エアーシリンダー、モータ等の駆動部品は市販品を使用することができるので、万一の故障の際にも、迅速に、かつ低コストで修理可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のゴムキュラストサンプルセット装置は上記構成としたので、配置部に未加硫のゴムキュラストサンプルをセットすれば、あとは自動でゴムキュラストサンプルを順次加硫装置に移送でき、作業者の労力を軽減できる、という優れた効果を有する。また、不安定なゴムキュラストサンプルを確実に保持して移送できるので、ゴムキュラストサンプルの落下による作業の中断を防止できる。
【0070】
請求項2に記載のゴムキュラストサンプルセット装置は上記構成としたので、アーム上下シリンダーでアームを上下動でき、アーム回転シリンダーでアームを回転でき、アーム挿入シリンダーでアームを加硫装置と接離する方向に移動させることができ、これによって加硫装置から離れた位置にあるゴムキュラストサンプルを移送することができる。
【0071】
請求項3に記載のゴムキュラストサンプルセット装置は上記構成としたので、アーム挿入シリンダーに不必要な荷重(偏荷重)を負荷させることがなくなり、スムーズに動作でき、アーム挿入シリンダーを小型化でき、また、耐久性も向上できる。
【0072】
請求項4に記載のゴムキュラストサンプルセット装置は上記構成としたので、ゴムキュラストサンプルを簡単に突き刺すことができる。
【0073】
請求項5に記載のゴムキュラストサンプルセット装置は上記構成としたので、加硫装置に貼り付いた加硫後のゴムキュラストサンプルを剥離爪で剥離させて受け部材で回収することができる。
【0074】
請求項6に記載のゴムキュラストサンプルセット装置は上記構成としたので、これらを、例えば工場で使用されているコンプレッサーの圧縮空気で作動させることができる。このため、モーター等の動力を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゴムキュラストサンプルセット装置及び加硫装置の全体斜視図である。
【図2】 剥離爪でゴムキュラストサンプルを押圧片から剥がして回収箱に回収する状態を説明する説明図である。
【図3】 ゴムキュラストサンプルセット装置の側面図である。
【図4】 (A)はサンプル保持装置の拡大図であり、(B)はサンプル保持装置のホルダーの下面図である。
【符号の説明】
10 ゴムキュラストサンプルセット装置
14 加硫装置
21 シリンダ
23 剥離爪
24 ゴムキュラストサンプル
25 回収箱
26 サンプル配置部
28 移送手段
36 アームガイドシャフト
40 移動ブロック
41 アームガイドホルダー
42 アーム挿入シリンダー
44 アーム上下シリンダー
46 アーム回転シリンダー
54 アーム
62 薄型シリンダー(離脱手段)
66 針(突刺部)
68 ホルダー(離脱手段)

Claims (6)

  1. ゴムキュラストサンプルを加硫装置にセットするゴムキュラストサンプルセット装置であって、
    前記ゴムキュラストサンプルを複数配設可能な配置部と、
    前記ゴムキュラストサンプルを保持可能な保持手段を有し、前記配置部にセットされた前記ゴムキュラストサンプルを前記保持手段で保持して前記加硫装置へ移送する移送手段と、
    を備え、
    前記保持手段は、前記ゴムキュラストサンプルを突き刺す互いに平行に配置された複数の針を有する突刺部及び、前記針を貫通させる小孔を有し、前記針の長手方向に沿って突刺部とは相対移動可能とされ、前記針の先端側へ移動することで前記針に刺さった前記ゴムキュラストサンプルを前記針から離脱させる離脱手段を有することを特徴とするゴムキュラストサンプルセット装置。
  2. 前記移送手段は、前記保持手段の取り付けられたアームと、前記アームを上下動させるアーム上下シリンダーと、前記アームを回転させるアーム回転シリンダーと、前記アームを前記加硫装置と接離する方向に移動させるアーム挿入シリンダーと、を有することを特徴とする請求項1に記載のゴムキュラストサンプルセット装置。
  3. 前記移送手段は、アームガイドシャフトと、前記アームガイドシャフトにスライド自在に支持されるアームガイドホルダーと、前記アームガイドホルダーに連結され前記アーム上下シリンダー及び前記アーム回転シリンダーを有すると共に前記アーム挿入シリンダーで移動される移動ブロックと、を有することを特徴とする請求項2に記載のゴムキュラストサンプルセット装置。
  4. 前記突刺部は、3本の針からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のゴムキュラストサンプルセット装置。
  5. 前記加硫装置に貼り付いたゴムキュラストサンプルを剥離する剥離爪と、前記剥離爪を移動する剥離爪移動シリンンダーと、前記加硫装置から剥離したゴムキュラストサンプルを回収する受け部材と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のゴムキュラストサンプルセット装置。
  6. 前記アーム上下シリンダー、前記アーム回転シリンダー、前記アーム挿入シリンダー及び前記剥離爪移動シリンンダーは、全てエアシリンダーであることを特徴とする請求項5に記載のゴムキュラストサンプルセット装置。
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