JP2968654B2 - 離型シート剥離装置 - Google Patents

離型シート剥離装置

Info

Publication number
JP2968654B2
JP2968654B2 JP4240754A JP24075492A JP2968654B2 JP 2968654 B2 JP2968654 B2 JP 2968654B2 JP 4240754 A JP4240754 A JP 4240754A JP 24075492 A JP24075492 A JP 24075492A JP 2968654 B2 JP2968654 B2 JP 2968654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
release
peeling
release sheet
release paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4240754A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0691448A (ja
Inventor
文明 鴻村
年一 深田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP4240754A priority Critical patent/JP2968654B2/ja
Publication of JPH0691448A publication Critical patent/JPH0691448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2968654B2 publication Critical patent/JP2968654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば冷蔵庫の冷凍室
と冷蔵室とを区画する仕切りの前面に配設されるセンタ
ープレートの内面に固着されたゴム板材の一面に,剥離
可能に貼着された離型シートを上記ゴム板材から剥がし
取る離型シート剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記したようなセンタープレート10の
内面には,図4に示すように,例えばブチルゴム等より
なるゴム板材111が固着され,このゴム板材111の
表面を保護するため,当該表面に離型紙(離型シートの
一例)11が剥離可能に貼着されている。そして,上記
センタープレート10が冷蔵庫の箱体に組み入れられる
直前に,上記離型紙11がゴム板材111から剥がし取
られる。上記離型紙11の剥がし取り工程において,従
来,作業者が片手にセンタープレート10を持ち,もう
一方の手に持った千枚通し等の先の尖った治具を用いて
離型紙11の端部を突き刺した後,これを引き起こして
指先で摘んで剥がし取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記従来の
離型紙11の剥がし取り工程においては,千枚通し等の
先端によって離型紙11の端部が突き破られた後,この
端部が引き起こされるので,上記離型紙11の端部がち
ぎれてゴム板材111上に残ったり,あるいは周囲に散
らばることがあった。また,上記千枚通し等の先端によ
って上記ゴム板材111が突き刺されることもあるの
で,このゴム板材111の端部が欠損したりすることが
考えられる。一方,上記剥がし取り工程に千枚通し等の
先の尖った治具が用いられるので,この千枚通し等によ
って,作業者が傷を負う危険性があった。そのため,上
記離型紙11の剥がし取り工程を自動化したいという要
請があった。そこで,本発明の目的は,離型シートをゴ
ム板材から人手を介することなく自動的に剥がし取るこ
とができると共に,離型シートやゴム板材の端部の損傷
による不都合を生じることのない離型シート剥離装置を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,ゴム板材の一面に剥離可能に貼着された離型シ
ートを上記ゴム板材から剥がし取る離型シート剥離装置
において,上記離型シートの端部近傍を上記ゴム板材の
板面に垂直な方向に押圧することにより,上記離型シー
トの端部を上記ゴム板材から剥離させるシート端部剥離
手段と,上記シート端部剥離手段によって剥離された上
記離型シートの端部をすくうと共に,上記シート端部剥
離手段に押し付けることにより,上記剥離した離型シー
トの端部を把持する離型シート把持手段と,上記シート
端部剥離手段と上記離型シート把持手段とで把持された
上記離型シートの端部を,上記ゴム板材に貼着された離
型シートに沿って当該離型シートから離した状態で移動
させるシート移動手段とを具備してなることを特徴とす
る離型シート剥離装置として構成されている。
【0005】
【作用】本発明に係る離型シート剥離装置においては,
まずシート端部剥離手段が離型シートの端部近傍をゴム
板材の板面に垂直な方向に押圧する。これによって,ゴ
ム板材が変形し,それに伴って上記離型シートの端部が
上記ゴム板材から剥離する。続いて,離型シート把持手
段は,上記シート端部剥離手段によって剥離された離型
シートの端部をすくうと共に,上記シート端部剥離手段
に押し付けることにより,上記剥離した離型シートの端
部を把持する。そして,シート移動手段は,上記シート
端部剥離手段と上記離型シート把持手段とで把持された
離型シートの端部を,上記ゴム板材に貼着された離型シ
ートに沿って当該離型シートから離した状態で移動させ
。従って,上記離型シート剥離装置によれば,上記離
型シートを,その端部を例えば突き破ることなくゴム板
材から自動的に剥がし取ることができる。また,離型シ
ートの端部をすくい上げた離型シート把持手段をそのま
ま上記シート端部剥離手段に押し付けることによって上
記離型シートを把持するため,例えば離型シートのすく
い上げ動作と把持動作とを2つの手段を用いて行う場合
などと比べて装置構成が簡略化でき,また把持動作の確
実性も高い。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明を技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る離型シート剥離装置
の概略構成を示す外観図,図2は上記離型シート剥離装
置の剥がし取り部を示す外観図,図3は上記離型シート
剥離装置による一連の離型紙の剥がし取り動作を示すも
のであって,(a)は離型紙により表面が覆われたゴム
板材が内面に固着されたセンタープレート上方に上記離
型シート剥離装置が待機している状態を示す動作説明
図,(b)は上記離型シート剥離装置の押圧ブロックに
よりゴム板材に向けて押圧された離型紙の端部がゴム板
材から剥離した状態を示す動作説明図,(c)は上記剥
離した離型紙の端部を上記離型シート剥離装置の押圧ブ
ロックと把持爪との間で把持した状態を示す動作説明
図,(d)は上記把持した離型紙の端部を上記離型シー
ト剥離装置がゴム板材に貼着された離型紙に沿ってこの
離型紙から離した状態で移動させる動作を示す動作説明
図である。本実施例に係る離型シート剥離装置1による
離型紙11の剥がし取り工程に供されるセンタープレー
ト10は,図1及び図2に示すように,例えば図示せぬ
冷蔵庫の,一例を挙げれば冷凍室と冷蔵室とを仕切る仕
切りの前面に貼着され,断面コ字状に鉄板より構成され
ている。このセンタープレート10は,冷蔵庫扉部との
接触面が上記冷蔵庫扉のゴムパッキング内に含まれるマ
グネットの作用により,上記冷蔵庫扉部を吸いつけるこ
とによって,冷蔵庫の内外を遮断して冷気を庫外に洩ら
さないようにするものである。このセンタープレート1
0の内面に固着されたブチルゴム等よりなるゴム板材1
11には,上記冷蔵庫の仕切りに内蔵された冷凍サイク
ルの放熱パイプ(不図示)が固着される。これによっ
て,冷蔵庫内部と外気との温度差による上記センタープ
レート10外面の結露を防止すると共に,上記放熱パイ
プ内を冷媒が流通する際の振動を防ぐようになってい
る。上記離型紙11は,センタープレート10が冷蔵庫
の箱体に組み入れられる前に,上記ゴム板材111の表
面に異物が付着することを防止するためのものである。
【0007】そして,上記離型シート剥離装置1は,図
1に示すように,並列に配置された3列の鋼材からな
り,前面を下向きにした状態のセンタープレート10を
上面に載置する受け台4と,上記受け台4上に載置され
たセンタープレート10を離型紙11の剥がし取り位置
まで移動させるガイド部材41と,上記ガイド部材41
の駆動により移動したセンタープレート10を上記剥が
し取り位置に位置決めする位置決め部材50と,上記位
置決めされたセンタープレート10の離型紙11をゴム
板材111から剥がし取る剥がし取り部2と,上記離型
紙11を剥がし取るために且つ離型紙11の剥がし取り
後のセンタープレート10を上記剥がし取り位置から受
け台90上に移動させるために上記剥がし取り部2を移
動させる移動用モータ70及びこの移動用モータ70の
駆動軸に連結された車輪72と,平行に配列された2本
のL字状アングルよりなり上記車輪72を案内するレー
ル71とから主としてなっている。上記ガイド部材41
は,動力源となる複動形エアシリンダのシリンダ軸端4
1に固定され,この複動形エアシリンダのシリンダ軸の
作動方向(矢印B方向)に移動可能に構成されている。
上記ガイド部材41はこのガイド部材41に取り付けら
れた近接スイッチ(図外)により検出された受け台4上
のセンタープレート10の有無により,駆動・停止され
るようになっている。各受け台4の上面には,上記ガイ
ド部材41の駆動により摺動するセンタープレート10
の塗装面の損傷を防止するために合成皮革が貼られてい
る。そして,上記センタープレート10の移動方向(矢
印B方向)から見て左右両側の受け台4の端部には,上
記センタープレート10が移動する際に,左右にずれな
いように規制するためのガイド5が取り付けられてい
る。更に,1つの受け台4の上記剥がし取り位置には,
この剥がし取り位置に到着したセンタープレート10を
着脱可能に固定する吸着パッド60を上下移動させるた
めの丸穴61が穿設されている。一方,上記受け台90
の上面にも,上記センタープレート10の塗装面の損傷
を防止するために合成皮革が貼られている。
【0008】上記位置決め部材50は,上記センタープ
レート10の剥がし取り位置を挟んで上記ガイド部材4
1と対面した位置に配備され,L字状アングルよりなっ
ている。そして,上記位置決め部材50には,近接スイ
ッチ(図外)が設けられている。この近接スイッチによ
り上記剥がし取り位置におけるセンタープレート10の
有無を検出して,動力源である複動形エアシリンダ(不
図示)の駆動によって位置決め部材50が駆動されるこ
とにより,上記センタープレート10の移動方向の位置
決めが行われる。また,上記吸着パッド60は,上記位
置決め部材50の近接スイッチからの出力により上下移
動して,センタープレート10の吸着・離脱を行うよう
になっている。そして,上記ガイド部材41や位置決め
部材50を駆動する各複動形エアシリンダはそれぞれ数
値制御に基づいて駆動制御される。尚,離型紙11が剥
がし取られた後のセンタープレート10を剥がし取り位
置から受け台90上に搬送するための手段として,電磁
マグネット80が上記剥がし取り部2の先端に設けられ
ている。そして,上記剥がし取り部2は,図2に示すよ
うに,離型紙11をゴム板材111の板面に垂直な方向
押圧するための押圧ブロック22が先端に取り付けら
れた垂直方向のシリンダ軸を駆動させる複動形エアシリ
ンダ30を備えている。また,上記剥がし取り部2は,
下端部が上記押圧ブロック22の側部下端に向けて湾曲
して形成された一対の把持爪21を,上記押圧ブロック
22の側部に向けて離間自在に揺動させるためのシリン
ダ軸を矢印A方向に駆動する複動形のエアシリンダ20
を備えている。
【0009】本実施例に係る離型シート剥離装置1は上
記したように構成されている。そこで,上記離型シート
剥離装置1によるセンタープレート10の離型紙11の
剥がし取り動作につき,図3を中心として図1及び図2
を併用して以下説明する。先ず,センタープレート10
が,ガイド部材41の長手方向に沿って受け台4上に載
置され(図1参照),上記ガイド部材41の近接スイッ
チにより受け台4上のセンタープレート10が確認され
ると,タイマ(図外)が計時を開始する。そして,予め
設定されたセット時間経過後に,ガイド部材41の複動
形エアシリンダが駆動を開始して上記センタープレート
10を上記剥がし取り位置に向けて上記セット時間毎に
所定の移動量で移動させる。そこで,位置決め部材50
の近接スイッチによりセット時間毎に,上記センタープ
レート10が上記剥がし取り位置に到着したか否かが確
認される。上記センタープレート10が剥がし取り位置
に到着したことが確認されるまで,ガイド部材41によ
るセット時間毎の移動が繰り返される。そして,センタ
ープレート10が剥がし取り位置に到着したことが位置
決め部材50の近接スイッチにより確認されると,位置
決め部材50が複動形エアシリンダの駆動により上記セ
ンタープレート10を上記剥がし取り位置に正確に位置
決めする。同時に,吸着パッド60が上昇してセンター
プレート10の底面を吸着して固定する(図3(a)参
照)。上記吸着パッド60によるセンタープレート10
の吸着動作が確認されると,上記剥がし取り部2のエア
シリンダ30が駆動を開始し,これによって押圧ブロッ
ク22が離型紙11の少なくとも端部近傍をゴム板材1
11の板面に垂直な方向に押圧する。これによって,ゴ
ム板材111が変形し,それに伴って離型紙11の端部
E(正面視数mm幅の部分である)がゴム板材111から
剥離する(図3(b)参照)。即ち,上記離型紙11
(離型シートの一例)の端部近傍を上記ゴム板材111
の板面に垂直な方向に押圧することにより,上記離型紙
11の端部Eを上記ゴム板材111から剥離させる押圧
ブロック22及び複動形のエアシリンダ30とより主と
してなる構成が本発明に言うシート端部剥離手段の一例
である。上記押圧ブロック22が下降可能な位置まで離
型紙11を押圧した状態は,図外のリミットスイッチに
より確認される。そして,上記リミットスイッチにより
押圧ブロック22が下降可能な位置にあることが確認さ
れると,複動形のエアシリンダ20(図2参照)が駆動
し,これによって一対の把持爪21(離型シート把持手
段の一例)が上記押圧ブロック22の側部に向けて揺動
駆動される。その際,上記把持爪21は,上記押圧ブロ
ック22によって剥離した離型紙11の端部Eをすく
い,そのまま上記押圧ブロック22の側分に押し付け
る。これにより,上記剥離した離型紙11の端部Eは,
把持爪21の下端部と押圧ブロック22の側部下端とに
より把持される(図3(c)参照)。ここで,上記離型
紙11の端部Eをすくい上げた把持爪21をそのまま上
記押圧ブロック22の側部に押し付けることによって上
記離型紙11を把持するため,例えば離型紙11のすく
い上げ動作と把持動作とを2つの手段を用いて行う場合
などと比べて装置構成が簡略化でき,また把持動作の確
実性も高い。
【0010】上記把持爪21が押圧ブロック22に向け
て揺動しきったことが図外のマイクロスイッチにより確
認されると,エアシリンダ30が駆動される。これによ
り,上記離型紙11の端部Eを把持爪21の下端部との
間で把持したままで押圧ブロック22が上昇する(図3
(d)参照)。同時に,移動用モータ70が駆動を開始
して上記剥がし取り部2を上記ゴム板材111に貼着さ
れた離型紙11に沿って移動させる(図1の矢印Aにお
ける右方向に移動)。これによって,上記把持された離
型紙11の端部Eは上記ゴム板材111に貼着された離
型紙11に沿ってこの離型紙11から離れた状態で移動
する。その結果,上記離型紙11はゴム板材111から
剥がし取られていき,上記移動用モータ70がレール7
1の図1中右端に到着することにより,離型紙11の剥
がし取り動作が完了する。即ち,離型紙11の端部Eを
把持した押圧ブロック22及び把持爪21を上記ゴム板
材111に貼着された離型紙11に沿って当該離型紙1
1から離した状態で移動させる上記エアシリンダ20
動用モータ70,レール71及び車輪72とより主と
してなる構成が本発明に言うシート移動手段の一例であ
る。上記移動用モータ70がレール71の右端に到着し
たことが図外のリミットスイッチにより確認されると,
上記吸着パッド60によるセンタープレート10の吸着
・固定動作が解除される。上記離型紙11の剥がし取り
動作が完了すると,電磁マグネット80が磁励されるこ
とにより,センタープレート10の右端部(図1参照)
を吸着する。この状態で,移動用モータ70が駆動し
て,剥がし取り部2をレール71の左側端部まで戻す
(図1参照)。これによって,センタープレート10は
剥がし取り位置から受け台90の上面に送り出される。
そして,上記移動用モータ70がレール71の左端部
(図1参照)に到着したことが図外のリミットスイッチ
により確認されると,上記電磁マグネット80の磁励動
作が排除されて,上記センタープレート10が受け台9
0の上面に載置される。これによって,上記センタープ
レート10の離型紙11をゴム板材111から剥がし取
る一連の動作が終了する。
【0011】上記したように,本実施例装置によれば,
センタープレート10の離型紙11をゴム板材111か
ら人手を介することなく,自動的に剥がし取ることがで
きる。これによって,生産性の向上に繋げることがで
き,剥がし取り工程における作業者に対する危険性を究
めて低減化することができる。また,離型紙11は,剥
がし取られる際に,上記把持爪21と押圧ブロック22
とにより原形を損なうことなく把持されるので,従来の
ように千枚通し等により突き破られることがなく,離型
紙11の端部がちぎれてゴム板材111上に残ったり,
あるいは周囲に散らばったりすることを防止することが
できる。その上,ゴム板材111の端部が損傷したりす
ることがない。更に,上記離型紙11の端部Eをすくい
上げた把持爪21をそのまま上記押圧ブロック22の側
部に押し付けることによって上記離型紙11を把持する
ため,例えば離型紙11のすくい上げ動作と把持動作と
を2つの手段を用いて行う場合などと比べて装置構成が
簡略化でき,また把持動作の確実性も高い。尚,上記し
た実施例では,底面が平面状の押圧ブロック22を用い
て離型紙11をゴム板材111に向けて押圧するように
したが,これに限定されず,例えば図3(a)に示すよ
うに,2点鎖線で示す曲線Dの部分を切り欠いた押圧ブ
ロックを用いて,上記離型紙11の少なくとも端部近傍
を押圧するようにしても良い。そして,上記実施例で
は,センタープレート10を剥がし取り位置における受
け台4上に載置・固定した状態で,離型紙11を下向き
に押圧する構成としたが,これに限定されるものではな
く,例えば水平方向に吸着する吸着パッドを用いて上記
センタープレート10を横向きに固定し,このセンター
プレート10の離型紙11に対して押圧ブロック22を
横向きに押圧させるようにすることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば,ゴム板材の一面に剥離
可能に貼着された離型シートを上記ゴム板材から剥がし
取る離型シート剥離装置において,上記離型シートの端
部近傍を上記ゴム板材の板面に垂直な方向に押圧するこ
とにより,上記離型シートの端部を上記ゴム板材から剥
離させるシート端部剥離手段と,上記シート端部剥離手
段によって剥離された上記離型シートの端部をすくうと
共に,上記シート端部剥離手段に押し付けることによ
り,上記剥離した離型シートの端部を把持する離型シー
ト把持手段と,上記シート端部剥離手段と上記離型シー
ト把持手段とで把持された上記離型シートの端部を,上
記ゴム板材に貼着された離型シートに沿って当該離型シ
ートから離した状態で移動させるシート移動手段とを具
備してなることを特徴とする離型シート剥離装置が提供
される。それにより,上記離型シートをゴム板材から人
手を介することなく自動的に剥がし取ることができる。
その上,上記離型シートやゴム板材の端部に損傷を与え
ることがないため,これらの端部の損傷による不都合を
生じることがない。また,離型シートの端部をすくい上
げた離型シート把持手段をそのまま上記シート端部剥離
手段に押し付けることによって上記離型シートを把持す
るため,例えば離型シートのすくい上げ動作と把持動作
とを2つの手段を用いて行う場合などと比べて装置構成
を簡略化でき,また把持動作の確実性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る離型シート剥離装置
の概略構成を示す外観図。
【図2】 上記離型シート剥離装置の剥がし取り部を示
す外観図。
【図3】 図3は上記離型シート剥離装置による一連の
離型紙の剥がし取り動作を示すものであって,(a)は
離型紙により表面が覆われたゴム板材が内面に固着され
たセンタープレート上方に上記離型シート剥離装置が待
機している状態を示す動作説明図,(b)は上記離型シ
ート剥離装置の押圧ブロックによりゴム板材に向けて押
圧された離型紙の端部がゴム板材から剥離した状態を示
す動作説明図,(c)は上記剥離した離型紙の端部を上
記離型シート剥離装置の押圧ブロックと把持爪との間で
把持した状態を示す動作説明図,(d)は上記把持した
離型紙の端部を上記離型シート剥離装置がゴム板材に貼
着された離型紙に沿ってこの離型紙から離した状態で移
動させる動作を示す動作説明図。
【図4】 上記離型紙が人手によりゴム板材から剥がし
取られる状態を示す状態説明図。
【符号の説明】
1…離型シート剥離装置 2…剥がし取り部 10…センタープレート 11…離型紙(離型シート) 20…エアシリンダ 21…把持爪 22…押圧ブロック 30…エアシリンダ 60…吸着パッド 70…移動用モータ 71…レール 72…車輪 111…ゴム板材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム板材の一面に剥離可能に貼着された
    離型シートを上記ゴム板材から剥がし取る離型シート剥
    離装置において, 上記離型シートの端部近傍を上記ゴム板材の板面に垂直
    な方向に押圧することにより,上記離型シートの端部を
    上記ゴム板材から剥離させるシート端部剥離手段と,上記シート端部剥離手段によって剥離された上記離型シ
    ートの端部をすくうと共に,上記シート端部剥離手段に
    押し付けることにより,上記剥離した離型シートの端部
    を把持する離型シート把持手段と, 上記シート端部剥離手段と上記離型シート把持手段とで
    把持された上記離型シートの端部を,上記ゴム板材に貼
    着された離型シートに沿って当該離型シートから離した
    状態で移動させるシート移動手段と を具備してなること
    を特徴とする離型シート剥離装置。
JP4240754A 1992-09-09 1992-09-09 離型シート剥離装置 Expired - Fee Related JP2968654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4240754A JP2968654B2 (ja) 1992-09-09 1992-09-09 離型シート剥離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4240754A JP2968654B2 (ja) 1992-09-09 1992-09-09 離型シート剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0691448A JPH0691448A (ja) 1994-04-05
JP2968654B2 true JP2968654B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=17064219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4240754A Expired - Fee Related JP2968654B2 (ja) 1992-09-09 1992-09-09 離型シート剥離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2968654B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2306155B (en) * 1995-10-11 1997-11-19 Toshiba Kk Apparatus and method for disassembling and assembling gas turbine combuster
JP5907711B2 (ja) * 2011-12-06 2016-04-26 キヤノンマシナリー株式会社 剥離装置および剥離方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2893960B2 (ja) * 1990-12-28 1999-05-24 松下電器産業株式会社 粘着テープの離形紙剥離装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0691448A (ja) 1994-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1128415A2 (en) Sheet removing apparatus and method
JPH1116862A (ja) シート剥離装置および方法
JP2968654B2 (ja) 離型シート剥離装置
JPH10129866A (ja) 積重ね軟質生地の分離装置
JP2000043833A (ja) 包装物の貼り合わせ部を利用した開封方法及び装置並びにそれに用いる切断刃
JP2584256Y2 (ja) 試料装着補助装置
CN213294225U (zh) 保护膜撕离机构
JP2594507Y2 (ja) 試料装着補助装置
CN210476817U (zh) 表壳配件组装设备
CN219278809U (zh) 分离装置及系统
CN219114794U (zh) 自动裁剪贴膜设备
CN215316036U (zh) 一种板材高效自动化切割装置
JPS60201822A (ja) ワイヤカツト放電加工装置用切抜部自動取外し装置
CN211564846U (zh) 多片式卡片标记设备
JPH08168928A (ja) パッキン取り付け装置
CN220409681U (zh) 一种全自动上料热合机装置
CN220717941U (zh) 一种建筑工程用材料切割装置
CN220278672U (zh) 一种单片焊接设备
CN109263058B (zh) 胶带切割装置及其智能植板机
CN115122415B (zh) 一种检测试纸板的连续式切条机构
CN219750308U (zh) 一种自动剥离机
GB2300651A (en) Workpiece pick-up device
CN210702872U (zh) 一种用于侧门板的锯床定向滑动装置
JP4109138B2 (ja) フィルム剥離装置
JP4109139B2 (ja) 剥離フィルム保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees