JP3759657B2 - エアシャワー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーンルームと前室との間に設置されるエアシャワー装置に関し、特に複数のクリーン室と前室との間に設置されるエアシャワー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエアシャワー装置としては、例えば特公昭63−10336号公報に示されるものがある。
同装置の平面断面図を図3に示す。同図に示すように、このエアシャワー装置は、入口Aから出口Bに至るシャワー室C内に人体または物体の方向を転換させる屈折部Dを設けている。そして、シャワー室C内には、図示のごとく複数箇所にジェット気流吹出口E、F、G、H、I、Jを設けている。この時ジェット気流吹出口Eは、屈折部Dにおける方向転換前の人体正面に向かった位置に、ジェット気流吹出口Fは、屈折部Dにおける方向転換後の人体背面に向かった位置に、その他のジェット気流吹出口G、H、I、Jは、人体側面に向かった位置にそれぞれ設けている。なお、シャワー室C内には、含塵空気を排出する空気排出口が設けられている。
このようにかかる装置は、屈折部Dを設けることによって入室者の意識に頼らずに、自然に体の向きを変えさせ、通路に沿って歩くだけで人体の全周にジェット気流が当たるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置は、屈折部Dを設けることによって、人体の全周にジェット気流が当たるように構成するため、例えば、3つのクリーンルームへ通じるようなエアシャワー装置を構成する場合には、非常に複雑な屈折部を必要とするだけでなく、エアシャワー装置全体のスペースも大きくなってしまう。
また、たとえ単一のクリーンルームと前室との間に設けるエアシャワー装置であっても、エアシャワー室の入口と出口を対向する面に設ける場合には、上記同様に複雑な屈折部を必要とし、エアシャワー装置全体のスペースも大きくなってしまう。
【0004】
そこで、本発明は、かかる屈折部を設けることなく人体のほぼ全周にジェット気流が当たるようにするとともに、狭い通路と屈折部によって生じる不規則な気流の乱れを防止して含塵空気の排出を効率よく行うことのできるエアシャワー装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、入口及び出口を4方向の壁面のいずれにも設けることを可能にすることで、クリーンルームと前室との位置関係やスペース的な問題にもかかわらず設置可能なエアシャワー装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数のクリーンルームへ通じるようなエアシャワー室を、複雑な構成とすることなく設けることのできるエアシャワー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明のエアシャワー装置は、4つの壁面を有し、各壁面にはそれぞれ出入口用扉設置部、ジェット気流吹出部、及び空気排出部を設け、各壁面においては、前記空気排出部を前記ジェット気流吹出部の下方に配置するとともに、前記出入口用扉設置部を前記ジェット気流吹出部及び前記空気排出部の側方に配置し、それぞれの壁面に設ける前記ジェット気流吹出部の吹出口を、向かい合う壁面の前記出入口用扉設置部に対向させて配置し、4つの壁面に設けた前記吹出口から吹き出されるジェット気流が、それぞれ略垂直方向にぶつかり合うことのできる広域空間を設け、人体又は物体は、前記広域空間内で自由に進行方向を選択できることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のエアシャワー装置は、それぞれの壁面に設けるジェット気流吹出部の吹出口を、向かい合う壁面の出入口用扉設置部に対向させて配置している。そして、同エアシャワー装置は、4つの壁面に設けた吹出口から吹き出されるジェット気流が、それぞれ略垂直方向にぶつかり合うことのできる広域空間を設けており、人体又は物体は、この広域空間内で自由に進行方向を選択することができるものである。
本発明のエアシャワー装置は、上記のような構成とすることによって、シャワー室内の構成を変更することなく、4つの壁面のいずれにも入口と出口を設置することができ、また複数の入口や出口をも設けることが可能である。そして、いずれの壁面に入口や出口を設けた場合にも、人体や物体は、広域空間内を通過するときにほぼ全周にジェット気流を当てることができるために、除塵能力を向上させることができる。また、ジェット気流同士は、この広域空間内で規則的な流れとなるために、含塵空気の排出を効率よく行うことができる。
【0007】
【実施例】
以下本発明の一実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、同実施例におけるエアシャワー装置の平面断面図、図2は、図1のA−A線断面図である。
図1に示すように本実施例によるエアシャワー装置は、4つの壁面10、20、30、40によって囲まれている。本実施例においては、このエアシャワー装置を1つの前室100と、3つのクリーンルーム200、300、400との間に設けた場合で説明する。
【0008】
まず、1つの壁面の構成について、図2を用いて説明する。
壁面10には、出入口用扉設置部11と空気清浄ユニット12を設けている。出入口用扉設置部11は、必要に応じて前室やクリーンルームと行き来できる出入口用扉を設けることができ、ここでは前室100と行き来できる出入口用扉11Aを設けている。空気清浄ユニット12は、ジェット気流吹出部13、空気排出部14、及び図示はしないが、送風機、エアダクト、フィルタを設けている。なお、空気清浄ユニットについては、壁面20に設けた空気清浄ユニット22を用いて説明する。空気清浄ユニット22は、ジェット気流吹出部23、空気排出部24、送風機25、エアダクト26、フィルタ27を設けている。空気排出部24は、含塵空気をシャワー室内から排出するもので、含塵空気は送風機25によって空気清浄ユニット22内に導かれる。この含塵空気は、エアダクト26を介して、フィルタ27を通過して清浄化される。
ジェット気流吹出部13、23は、この清浄化された空気をジェット気流として吹き出す吹出口13A、23Aをそれぞれ複数有している。そして、空気排出部14、24は、ジェット気流吹出部13、23の下方に配置し、また出入口用扉設置部11は、ジェット気流吹出部12及びこの空気排出部13の側方に配置している。
【0009】
次に、同装置の全体構成について、図1に戻って説明する。
同図に示すように、同装置は、壁面10と同様に、出入口用扉設置部21と空気清浄ユニット22を設けた壁面20、出入口用扉設置部31と空気清浄ユニット32を設けた壁面30、出入口用扉設置部41と空気清浄ユニット42を設けた壁面40によって囲まれている。そして、壁面10の吹出口13Aは向かい合う壁面30の出入口用扉設置部31に、壁面20の吹出口23Aは向かい合う壁面40の出入口用扉設置部41に、壁面30の吹出口33Aは向かい合う壁面10の出入口用扉設置部11に、壁面40の吹出口43Aは向かい合う壁面20の出入口用扉設置部21にそれぞれ対向している。そして、シャワー室の中央部には、これら吹出口13A、23A、33A、43Aから吹き出されるジェット気流が、それぞれ垂直方向にぶつかり合うことのできる広域空間50を設けている。
【0010】
次に、この広域空間50での気流の流れ、及び除塵作用等について説明する。この広域空間50に、人物や物体が存在しない状態では、吹出口13Aから吹き出されたジェット気流は吹出口43Aから吹き出されたジェット気流に垂直方向から衝突し、吹出口43Aから吹き出されたジェット気流は吹出口33Aから吹き出されたジェット気流に垂直方向から衝突し、吹出口33Aから吹き出されたジェット気流は吹出口23Aから吹き出されたジェット気流に垂直方向から衝突し、吹出口23Aから吹き出されたジェット気流は吹出口43Aから吹き出されたジェット気流に垂直方向から衝突する。従って、広域空間50の中央部では一方向への旋回的な流れが生じて不規則な気流の乱れが少ないため、含塵空気は、各壁面10、20、30、40の下部に設けた空気排出部14等からスムーズに排出されることになる。
【0011】
次に、人体又は物体が例えば出入口用扉11Aから入室し出入口用扉31Aから退室する場合についての除塵作用について説明する。
まず、出入口用扉11Aからの入室後、広域空間50に入った位置では、吹出口23Aからのジェット気流によって右側面の除塵が行われる。また、出入口用扉31Aからの退室前、広域空間50から出る前の位置では、吹出口43Aからのジェット気流によって左側面の除塵が行われる。また、広域空間50の通過位置によって異なるが、入室後そのまま直進した場合には、空気清浄ユニット32により人体等の前面の除塵が行われる。これに対して、入室後すぐに壁面40寄りに進行した場合には、空気清浄ユニット12により人体等の背面の除塵が行われる。ただし、多少意識して蛇行して進行した場合には、空気清浄ユニット32により前面の除塵を、空気清浄ユニット12により背面の除塵を行うことができる。
このように、この広域空間50では、4方向からの気流が吹き出されているために、どのような進行方向を選択したとしても、人体や物体のほぼ全周に気流が吹きつけられることになり、高い除塵効果を得ることができる。
【0012】
上記実施例では、1つの前室と3つのクリーンルームとの間にエアシャワー装置を設けた場合で説明したが、これに限定されることなく2つの前室と2つのクリーンルームとの間、あるいはグレードの異なる4つのクリーンルームの間に設ける場合であっても適用でき、また、単一の前室と単一のクリーンルームとの間に適用することもできる。
また、吹出口は、1つのジェット気流吹出部当たり2列3段設けたものを図示したが、これに限定されることなく、1列、3列以上、2段、4段以上、3段と2段の組み合わせ等でもよい。
また、シャワー室の天井部から循環空気を吹き出すように、別途エアダクトやフィルタ、送風機等を設けた構成でもよい。
また、空気清浄ユニットは、本実施例のようにシャワー室内に設ける場合の他、壁面の外側に設けて、ジェット気流の吹出口と空気排出部だけを壁面に設けるものであってもよい。
また、多人数の同時入室を可能とするために、広域空間をさらに広く構成してもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明は、シャワー室内の構成を変更することなく、4つの壁面のいずれにも入口と出口を設置することができ、また複数の入口や出口をも設けることが可能である。そして、いずれの壁面に入口や出口を設けた場合にも、人体や物体は、広域空間内を通過するときにほぼ全周にジェット気流を当てることができるために、除塵能力を向上させることができる。また、ジェット気流同士は、この広域空間内で規則的な流れとなるために、含塵空気の排出を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエアシャワー装置の平面断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】従来例によるエアシャワー装置の平面断面図
【符号の説明】
10 壁面
11 出入口用扉設置部
13 ジェット気流吹出部
13A 吹出口
14 空気排出部
20 壁面
21 出入口用扉設置部
23 ジェット気流吹出部
23A 吹出口
24 空気排出部
30 壁面
31 出入口用扉設置部
33 ジェット気流吹出部
33A 吹出口
34 空気排出部
40 壁面
41 出入口用扉設置部
43 ジェット気流吹出部
43A 吹出口
44 空気排出部

Claims (1)

  1. 4つの壁面を有し、各壁面にはそれぞれ出入口用扉設置部、ジェット気流吹出部、及び空気排出部を設け、各壁面においては、前記空気排出部を前記ジェット気流吹出部の下方に配置するとともに、前記出入口用扉設置部を前記ジェット気流吹出部及び前記空気排出部の側方に配置し、それぞれの壁面に設ける前記ジェット気流吹出部の吹出口を、向かい合う壁面の前記出入口用扉設置部に対向させて配置し、4つの壁面に設けた前記吹出口から吹き出されるジェット気流が、それぞれ略垂直方向にぶつかり合うことのできる広域空間を設け、人体又は物体は、前記広域空間内で自由に進行方向を選択できることを特徴とするエアシャワー装置。
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