JP3759591B2 - 自転車用ペダルアセンブリ - Google Patents

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  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車用ペダルアセンブリ、特に、クリートとペダルとの間の相対的回転のための後方浮動回動軸心を有するクリップレス又はステップイン式自転車用ペダルアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】
サイクリングは、交通の手段としてだけでなく、レクリエーションとしてもますます普及している。また、自転車競技は、アマ/プロの両方の分野で非常に人気の高い競技スポーツになった。自転車がレクリエーション、交通、競技のいずれに使われる場合でも、自転車業界は自転車の種々の部品に絶えず改良を重ねてきている。特に自転車用ペダルは、広範囲にわたって設計し直されてきている。
【0003】
自転車用ペダルは、近年、レクリエーション、オフロードサイクリング、ロードレーシングのような特定の目的のために設計されるようになってきている。最近ますます普及してきている自転車用ペダルの1つとして、サイクリストの靴底に固定されたクリートに開放自在に係合するステップイン式又はクリップレスペダルがある。クリップレスペダルは、自転車のクランクに取り付け可能なペダルスピンドルと、このペダルスピンドルに回転自在に支持されたペダル本体と、クリート係合機構とを備えている。オフロード自転車用ペダルの場合、クリート係合のためのクリート係合機構はペダル本体の両側に形成されている。これに対し、ロードレーサー用ペダルは、通常、ペダル本体の片側にのみクリート係合機構を1つ備えている。いずれの場合も、この種の自転車用ペダルでは、乗り手がペダルを踏み込むと、クリート係合機構が乗り手の靴底に固定されたクリートを自動的につかむようになっている。
【0004】
乗り手の靴がクリートを介してステップインペダルに取り付けられると、乗り手は、クリートの前端がペダル本体のフロントフック又はフロントクランプ部材と係合するよう、ペダル本体に対し靴を斜め下方に前方に動かす。そして、クリートの前端がペダル本体のフロントフックと係合すると、乗り手は、クリートの後端を、ペダル本体のリアフック又はリアクランプ部材の案内部に当接するよう配置する。乗り手は、この配置でペダルに対して靴を下方に踏み込み、リアフック又はリアクランプ部材を、バネの力に抗して後方に回動させてクリート開放位置まで移動させる。この結果、クリートの後端は、リアフック又はリアクランプ部材の背面の反対側に入り込む。そして、リアフック又はリアクランプ部材は、付勢部材又はバネの力によって、クリートの後端と係合する位置にまで戻る。これにより、乗り手の靴は、クリートを介してペダルに固定される。
【0005】
ステップイン式又はクリップレスペダル及びこれらのペダル用クリートは、通常、係合が外れる前、係合状態のペダルとクリートとの間に、限られたあそび又は浮きが可能なように設計されている。乗り手は、靴をペダルから放す場合は、通常、クリートの前端を回動中心として、ペダルのトレッドに垂直な軸の回りに靴を回転させる。この結果、リアフック又はリアクランプ部材は、バネ力に抗して後方に回転してクリート開放位置まで移動し、靴が開放される。
【0006】
この種のステップイン式又はクリップレスペダルでは、クリートがクリートクランプ部材に係合する間、靴は常にペダルと係合しているので、ペダリング力がペダルに効果的に伝達される。その結果、ステップイン式又はクリップレスペダルは、ロードレースやマウンテンバイクレースに使用されるレース用自転車に広く採用されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ステップイン式又はクリップレスペダルは、製造及び組立が複雑であり、経費がかかる場合がある。また、これらのステップイン式又はクリップレスペダルは、土や泥で詰まリ、脱着が困難になる場合もある。さらに、ステップイン式又はクリップレスペダルの中には、最も効果的な方法で駆動力を自転車用クランクアームに伝達しないものもある。また決定的なことに、これらのステップイン式又はクリップレスペダルは、使い心地が悪いため、長時間乗車した後では乗り手の足を疲労させる原因になっている場合もある。
【0008】
上記観点から、従来の技術における上記問題を克服する自転車用ペダルアセンブリが必要になっている。本発明では、本技術における上記必要性ならびにその他の必要性を示し、本開示によって、当業者はそれを明確に理解することができる。
本発明の目的は、組立及び解体が比較的簡単なステップイン式自転車用ペダルアセンブリを提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、製造が比較的簡単かつ低価格なステップイン式自転車用ペダルアセンブリを提供することにある。
本発明の別の目的は、比較的軽量かつ故障の発生しないステップイン式自転車用ペダルアセンブリを提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、後方浮動回動軸心を備えたステップイン式自転車用ペダルアセンブリを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、自転車用ペダルと、自転車用クリートとを備えた自転車用ペダルアセンブリを提供することによって達成される。
自転車用ペダルは、ペダル軸と、ペダル本体と、フロントクランプ部材と、リアクランプ部材とを有している。ペダル軸は、自転車用クランクに連結される第1端、及び第2端を有し、第1端及び第2端の間に延びる中心回転軸心を有する。ペダル本体は、ペダル軸の中心回転軸心回りに回転自在にペダル軸の第2端に連結されるとともに第1端及び第2端を有する。フロントクランプ部材は、ペダル本体の第1端に連結され、第1方向を向くフロントクリート係合面を有する。リアクランプ部材は、ペダル本体の第2端に連結され、第1方向を向くとともにフロントクリート係合面からオフセットして配置されたリアクリート係合面を有する。
【0011】
自転車用クリートは、前方取付部と、後方取付部と、接続部とを有している。前方取付部は、フロントクランプ部材のフロントクリート係合面に選択的に係合可能な前方連結面を有する。後方取付部は、リアクランプ部材のリアクリート係合面に選択的に係合可能な後方連結面を有する。接続部、前方取付部と後方取付部とを接続する。また、自転車用クリートは、第1及び第2クランプ部材を介してペダル本体に選択的に係合可能である。
【0012】
そして、フロント及びリアクランプ部材と前方及び後方取付部とは、クリートとペダルとが連結されると、中心回転軸心の後側に後方浮動回動軸心を形成するとともに中心回転軸心の前側に前方クリート開放回動軸心を形成するよう構成され、後方浮動回動軸心はリアクリート係合面に垂直であり、クリートをペダルに連結した状態で、クリートを後方浮動回動軸芯の回りに所定角度だけ回転又は浮動可能である。上記目的は、ペダル軸と、ペダル本体と、フロントクランプ部材と、リアクランプ部材とを備えた自転車用ペダルを提供することによってさらに達成できる。ペダル軸は、自転車用クランクに連結される第1端と、第2端とを有し、第1端及び第2端の間に延びる中心回転軸心を有する。ペダル本体は、ペダル軸の中心回転軸心回りに回転自在にペダル軸の第2端に連結されるとともに、第1端及び第2端を有する。フロントクランプ部材は、ペダル本体の第1端に連結され、第1方向を向くフロントクリート係合面と、フロントクリート係合面に垂直に延びるフロントクリート制御面とを有する。リアクランプ部材は、ペダル本体の第2端に連結され、第1方向を向くリアクリート係合面と、リアクリート係合面に垂直に延びるリアクリート制御面とを有し、リアクリート係合面は、フロントクリート係合面からオフセットして配置され、フロント及びリアクリート制御面とフロント及びリアクリート係合面とは、中心回転軸心の後側に後方浮動回動軸心を形成し、中心回転軸芯の前側に前方クリート開放回動軸心を形成するよう構成されている。そして、自転車用クリートをペダル本体に連結した状態で、自転車用クリートを後方浮動回動軸芯の回りに所定角度だけ回転又は浮動可能である。
【0013】
なお、リアペダル回動面は、リアクランプ部材の切欠きにより形成された横長面であってもよい。リアクリート回動面は、後方取付部から後方に延びる突起により形成された横長面であってもよい。リアペダル回動面は、少なくとも2つの対向する平面部を有する断続面であってもよい。リアペダル回動面は、平面部同士を接続する端部を有してもよい。
【0014】
また、リアクリート回動面は、各対向部と、リアペダル回動面の各端部とに当接するよう配置された凸曲面であってもよい。リアクリート回動面は、リアペダル回動面の各対向部と当接するよう配置された凸曲面であってもよい。
さらに、リアクリート係合面は、リアペダル回動面が間に配置される1対の係合部を有してもよい。リアペダル回動面は、凸曲中央部を有する横長面であってもよい。リアクリート回動面は、凹曲中央部を有する横長面であってもよい。フロント係合面とリアクリート係合面とは平行であってもよい。フロントクリート係合面は、リアクリート係合面の位置する平面よりも中心回転軸心に近い平面上に位置してもよい。
【0015】
また、フロントペダル制御面は、第1曲率半径を有する凹曲面を有し、フロントクリート制御面は、第1曲率半径よりも短い第2曲率半径を有する凸曲面を有していてもよい。フロントペダル制御面の凹曲面は、フロントクリート係合面から延びる横長面であり、フロントクリート制御面の凸曲面は、前方連結面から延びる横長面であってもよい。フロントペダル制御面及びフロントクリート制御面の少なくとも1つは、クリートの前方取付部のペダルに対する横方向の移動を制限する1対の停止面を有してもよい。フロントクランプ部材は、ペダル本体に移動不能に固定的に連結されてもよい。フロントクランプ部材は、ペダル本体と一体に形成された単一の部材であってもよい。
【0016】
さらに、リアクランプ部材は、ペダル本体とリアクランプ部材との間に配置された付勢部材によって自由状態では係合位置に付勢されてもよい。リアクランプ部材及び付勢部材は、ペダル本体に連結された支持ピンに取り付けられてもよい。
また、ペダル及びクリートは、クリートとペダルとが連結されると、後方浮動回動軸心を通る中心縦軸から測定してクリートが後方浮動回動軸心回りに約3度だけ各方向に浮動可能であるよう構成されてもよい。リアクランプ部材は、剛性非線部材であってもよい。リアクランプ部材は、ペダル本体とリアクランプ部材との間に配置された付勢部材によって自由状態では係合位置に付勢されてもよい。リアクランプ部材及び付勢部材は、ペダル本体に連結された支持ピンに取り付けられてもよい。後方浮動回動軸心は、リアクリート係合面に垂直であってもよい。前方開放回動軸心は、フロントクリート係合面に垂直であってもよい。
【0017】
さらに、フロント及びリアクリート係合面は平行であってもよい。フロントクリート係合面は、リアクリート係合面の位置する平面よりも中心回転軸心に近い平面上に位置してもよい。フロントクランプ部材は、ペダル本体に不動に固定的に連結されてもよい。フロントクランプ部材は、ペダル本体と一体に形成された単一の部材であってもよい。
【0018】
本発明のその他の目的、特徴、見地、利点は、添付された図面と共に本発明の実施形態を開示する以下の詳細な説明から、当業者にとって明かになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1から図3に、本発明の第1実施形態による自転車用ペダルアセンブリ10を示す。自転車用ペダルアセンブリ10は、後方浮動回動軸心FPを有するように設計されている。自転車用ペダルアセンブリ10は、自転車用ペダル12と、自転車用ペダル12に選択的に開放自在に連結されたクリート14とを備えたクリップレスペダル又はステップイン式アセンブリである。クリート14は、乗り手の足が自転車用ペダル12に開放自在に連結されるよう、靴16に固定的に連結されているのが好ましい。自転車用ペダル12及びクリート14は、互いに連結したときにクリート14が自転車用ペダル12に対し後方浮動回動軸心FPの回りに浮動(または回転)するよう設計されている。この結果、自転車のその他の部品に影響されずに、希望の角度又は角度θの浮きを得ることが可能である。ペダル12及びクリート14は、本実施形態では、後方浮動回動軸心FPを通る中心縦軸Bから測定して後方浮動回動軸心FPの回りに約3度だけクリート14が各方向に浮動可能となるよう構成されている。また、自転車用ペダルアセンブリ10は、製造及び組立が比較的簡単で低価格となるよう設計されている。
【0020】
自転車用ペダル10は、ここでは特に、ロードバイクとは対照的なオフロードバイクとして使用されるよう設計されているが、ロードバイク及び他の種類の自転車にも使用することができる。すなわち、ペダル12は、片面にクリート14が連結される設計を有するが、両面ペダルにも本発明を適用できることは明らかである。図1に示すように、自転車用ペダル12は、自転車(図示せず)の自転車用クランクアーム18に固定的に連結されて一体回転する。本実施形態の自転車用ペダル12は、左側ペダルである(図示せず)。左側ペダル12は、右側ペダル(図示せず)の鏡像体である。したがって、左側ペダル12についての説明は右側ペダルにも適用できる。
【0021】
図1及び図8から図10に示すように、自転車用ペダル12は、ペダル軸又はスピンドル20と、ペダル本体22と、フロント(第1)クランプ部材24と、リア(第2)クランプ部材26とを備えている。フロント及びリアクランプ部材24,26は、フロントクランプ部材24がペダル本体22に固定されるとともにリアクランプ部材26がペダル本体22に回動自在に連結された状態で、ペダル本体22に固定的に連結されるのが好ましい。ペダル軸20は、クランクアーム18に連結されるよう構成され、ペダル本体22は、乗り手の足を支持するようペダル軸20に回転自在に連結される。
【0022】
ペダル軸20は、クランクアーム18に固定される第1端21aと、ペダル本体22が回転自在に連結される第2端21b(図11から図13参照)とを備えている。ペダル軸20の第1端21aと第2端21bの間には、中心長手方向軸心Aが延びている。ペダル本体22は、中心長手方向軸心Aの回りに回転自在である。ペダル本体22の片側には、クリート14を受け取り、支持するクリート受容領域が形成されている。より具体的には、クリート受容領域とは、フロントクランプ部材24とリアクランプ部材26との間に位置する領域のことである。
【0023】
ペダル軸20は、ペダル本体22の中空領域(後述する拡大中心ブラインド孔43)内に従来の方法で回転自在に連結された、複数の段部を備えた多段スピンドルであるのが好ましい。ペダル軸20の第1端21aには、従来の方法でペダル12をクランクアーム18に固定的に連結するためのネジが形成されている。左側ペダル12のネジは、左側ペダル12が従来の方法でクランクアーム18に連結され続けるよう左ネジであるのが好ましい。逆に、右側ペダルの軸(図示せず)のネジは、右側ペダルが従来の方法で反対側のクランクアーム(図示せず)に連結され続けるよう右ネジであるのが好ましい。ペダル軸20の第2端21bは、従来の軸受アセンブリ(図示せず)によって、ペダル本体22を中心長手方向軸心A回りに回転自在に支持している。
【0024】
特に、ペダル軸20は、従来の方法で、インナーチューブ又はロックナットによって、ペダル本体22の中空領域内に固定される。より具体的には、ペダル軸20には、軸受アセンブリ及びペダル軸20をペダル本体22の中空領域内に固定するロックナットが取り付けられている。これらの部品は、比較的従来どおりであり、その特定の構造は本発明にとって重要ではないため、ここでは詳細には説明しない。
【0025】
フロントクランプ部材24は、ペダル本体22に固定的に連結され、リアクランプ部材26は、ペダル本体22に回動自在に連結される。より具体的には、フロントクランプ部材24は、ペダル本体22と一体に形成された不動部材であるのが好ましく、リアクランプ部材26は、回動支持ピン又は支持ピン28に取り付けられた別個の部材であるのが好ましい。回動支持ピン28は、ペダル本体22に連結される。ペダル本体22とリアクランプ部材26との間には、2個のねじりバネが連結されるのが好ましい。回動支持ピン28には2個のバネ29が取り付けられるのが好ましいが、これよりも少数又は多数のバネが取り付けられてもよい。また、別の種類の付勢部材(複数可)或いは弾性部材(複数可)を本発明に用いてもよい。すなわち、本発明において「付勢部材」とは、2つの要素の間に付勢力を加える1つ又は複数の部材を指す。
【0026】
クリート14は、従来の方法で、取付具を介して自転車用靴16に固定的に連結される。クリート14は、比較的従来の方法で、クランプ部材24,26を介してペダル本体22に開放自在に連結される。すなわち、クリート14は、フロント及びリアクランプ部材24,26によって靴16の靴底が自転車用ペダル12に開放自在に連結されるよう設計されている。この種のペダルは、通常、ステップイン式ペダル又はクリップレスペダルと呼ばれている。具体的には、クリート14は、前方かつ下方への動きによりペダル12に押し込まれることでペダル12に係合する。これにより、クリート14はペダル12に開放自在にロックされる。後述するように(図7参照)、クリート14は、靴のかかとをペダル12の外側にひねることによって、ペダル12から開放できる。ただし、後述するように、靴16は、開放前は後方浮動回動軸心FPの回りに限られた角度だけ回転又は浮動可能である(図6参照)。
【0027】
図10から図13に示すように、ペダル本体22は、(中空領域を有する)中央筒状部30と、内(第1)側部32と、外(第2)側部34とを備えている。中央筒状部30は、内部にペダル軸20を受容し、中心長手方向軸心Aの回りに回転する一方、内側及び外側部32,34は、リアクランプ部材26を回動自在に支持している。内側及び外側部32,34は、ペダル本体22(ほぼU字形状)の前方で互いに連結して、ペダル本体22に不可欠なフロントクランプ部材24を形成している。ペダル本体22の部品は、アルミニウム合金などの軽量の剛性金属材料で構成されるのが好ましい。クランプ部材24,26は、ペダル本体22の両端に1つずつ位置している。特に、ペダル本体22は、第1(フロント)閉端36と、第2(リア)開端38とを備えたA字形状の部材である。フロントクランプ部材24は第1端36に連結され、リアクランプ部材26は第2端38に連結される。リアクランプ部材26は、回動支持ピン28を介して、内側部32と外側部34との間に回動自在に連結される。
【0028】
中央筒状部30は、第1及び第2側部32,34と共に、一体の単一部材として形成されるのが好ましく、また、フロントクランプ部材24も、ペダル本体22と共に一体に形成されるのが好ましいが、その他の構造が用いられてもよい。例えば、ペダル本体を複数のネジ又はその他の従来型固定具で取り外し自在に固定される複数の別個の部品で形成することも可能である。さらに、フロントクランプ部材24は、単体のH字形状のペダル本体に開放自在に連結された別個の部材として構成してもよい。いずれの場合も、フロントクランプ部材24は、ペダル本体22に不動にかつ固定的に連結されるのが好ましい。
【0029】
内側及び外側部32,34は、クランプ部材24及び26が中央筒状部30を介して互いに対向する位置に配置されるよう、中央筒状部30から前方及び後方に延びている。図10に示すように、第1側部32は、支持ピン28を内部に受けるためのねじ溝付き貫通孔40(ペダル本体22の第2端32)を有している。ペダル本体22の外部からはピン28の端部またはヘッドが見えないので、ねじ溝付き孔40は魅力的な外観を提供するのに役立っている。第2(外)側部34は、回動支持ピン28の外端を内部に受容するねじ溝付き貫通孔40と一列に並ぶ、ねじが切られていないブラインド孔44を備えている。孔40,44は、美的で信頼性のある方法で、回動支持ピン28を内部に保持するよう構成されている。この結果、滑らかな外面が形成されている。
【0030】
第1側部32は、中央筒状部30に接続された、外側に延びる補強部又は支持部42を有している。支持部42は、内側部32及び中心長手方向軸心Aに対し傾斜している。拡大中心ブラインド孔43は、中央筒状部30と内側部32とを貫通して延び(すなわち、中空領域を形成)、その内部に軸20が回転自在にはめ込まれている。第2側部34も、中央筒状部30に接続された、内側に延びる補強部又は支持部46を有している。支持部46は、側部34及び中心長手方向軸心Aに対し傾斜している。
【0031】
前述のように、フロントクランプ部材24は、ペダル本体22と一体に形成されるのが好ましい。したがって、フロントクランプ部材24は、アルミニウム合金などの軽量の剛性金属材料で形成されるのが好ましい。図9及び図11から図13に示すように、フロントクランプ部材24は、フロントクリート係合面50と、フロントペダル制御面52とを備えている。フロントクリート係合面50は、ペダル12が通常の乗車位置にある場合に、下(第1)方向を向く、ほぼC字状の平面である。フロントクリート係合面50は、第1平面P1上に位置している。フロントペダル制御面52は、フロントクリート係合面50の後端から上向きに延びる横方向面である。
【0032】
より具体的には、フロントペダル制御面52は、フロントクリート係合面50に対し、ほぼ垂直に配置されるのが好ましい。図4に示すように、フロントペダル制御面52は、曲率半径R1を有する凹曲中心部52aと、曲率半径R1より短い曲率半径R2を各々有する1対の凹曲端部52bとにより形成される。凹曲端部52bはそれぞれ、外側に延びる平縁面52cを備えている。曲率半径R1は、曲率半径R2の約3倍であるのが好ましい。より具体的には、曲率半径R1は約26.6mmであり、曲率半径R2は約9.0mmであるのが好ましい。図4に最も明らかなように、各端部52bは、(中心部52aの曲率中心から測定して)ペダル12の中心線から約17°離れた曲率中心を有している。
【0033】
フロントクランプ部材24は、フロントクリート係合面50から下方に延びる横接当面54をさらに備えるのが好ましい。横接当面54は、フロントクリート係合面50にほぼ垂直である。接当面54は、曲面中心部54aを有し、曲面中心部54aから1対の平面端部54bが延びており、フロントペダル制御面52の端部52bとのスムーズな変化を生じている。これらの端部54b又は端部52b(あるいは両方)は、後方浮動回動軸心FP回りのクリート14の回動を妨げる停止面を形成している。すなわち、後述するように、クリート14は、通常、その一部がフロントペダル制御面52又は接当面54(あるいは両方)と接触するまで、ペダル12に対し浮動または回動する。
【0034】
図10及び図14から図19に示すように、リアクランプ部材26は、その両端がペダル本体22の各端部32,34の間に回動自在に支持されたほぼU字形状の部材である。リアクランプ部材26は、リアクランプ部60と、取付部62と、ベース部64とを備えている。取付部62からは、リアクランプ部材26を支持ピン28に取り付ける1対の取付フランジ66が延びている。特に、各取付フランジ66には、支持ピン28を受容する貫通孔66aが形成されている。ベース部64には、引っ張り調整機構の一部を受容する段付孔64aが形成されている。特に、段付孔64aは、後述するように、引っ張り調整機構48の表面と噛み合うよう構成された非平滑割出し面を有している。取付部62は、リアクランプ部60とベース部64との間に配置される。
【0035】
リアクランプ部材26のリアクランプ部60は、リアクリート係合面70と、リアペダル制御面72とを備えている。リアクリート係合面70は、フロントクリート係合面50と同じ方向(すなわち、第1下方向)を向く平面である。リアクリート係合面70は、第1平面P1からオフセットした第2平面P2上に位置している。より具体的には、第2平面P2は、ペダル12が通常の乗車位置にある場合に、第1平面P1の上方に位置するのが好ましい。フロントクリート係合面50及びリアクリート係合面70は、互いに平行であるのが好ましい。リアペダル制御面72は、リアクリート係合面70から上向きに延びる横方向面である。リアペダル制御面72は、リアクリート係合面70に対しほぼ垂直に配置されるのが好ましい。リアクランプ部60は、横長のリアペダル制御面72から上向きに延びかつクリート14のペダル12への取り付けを補助する傾斜案内面74を備えるのが好ましい。
【0036】
リアペダル制御面72は、リアペダル回動面76と、1対の直線状側面78と、1対の外側傾斜部79とを備えている。リアペダル回動面76は、リアクランプ部材26のカットアウト(切欠き)として形成されるのが好ましい。リアペダル回動面76は、平面端部76aと、端部76aによって接続される1対の対置配置された平面部76bとを備えている。回動面76の各部分は、互いに角度を成し、セグメントを有する(又は非連続な)非曲面又は非平滑面を形成する。リアペダル回動面76は、リアクリート係合面70を2分している。回動面76の各部分は、クリート14と共に後方浮動回動軸心FPを形成する有効曲率を成すよう構成されている。より具体的には、本実施形態によるリアペダル回動面76は、約7mm(すなわち、端部76a及び対向平面部76bによる接円は、約7mmの半径を有する)の有効曲率を有している。リアペダル回動面76は、クリート14が後方浮動回動軸心FP回りに浮動するようクリート14と共に動作する。
【0037】
各側面78は、リアペダル回動面76の対置面76bの1つから延びている。外部傾斜部79は、側面78から後方へ延びており、クリート14がペダル12から開放されるのを補助している。より具体的には、クリート14が所定の量だけ浮動または回転すると、外部傾斜部79の1つが傾斜面として働き、リアクランプ部材26をバネ29の付勢力に抗して回転させ、クリート14がペダル12から開放される。そして、直線状側面78の1つが滑り面として働き、クリート14がペダル12から完全に開放される。
【0038】
ねじりバネ29は、その取付部分又はコイル部分が支持ピン28に取り付けられて、各バネの一端は、ペダル本体22の一部に受容され、他端は、引っ張り調整機構48に受容されている(リアクランプ部材26と間接的に係合)。バネ29は、通常、リアクランプ部材26を、クリート開放位置からクリート係合又はクランプ位置まで回転ピン28回りに回転させるようリアクランプ部材26にバネ力を加えている。すなわち、バネ29は、通常、リアクランプ部材26をクリート係合位置に保持している。リアクランプ部材26にかけられたバネ29の保持力は、主に、バネ29をよりバネ力の弱いまたは強いバネのいずれかで交換することで制御される。クランプ部材26の形状又は構成を修正することで、クリート保持力を変更してもよい。したがって、クランプ部材26又はバネ29(あるいは両方)は、ペダル12のクリート保持力を制御するか、または損傷部品を交換するために容易に交換することができる。
【0039】
図8から図10に最も明らかなように、リアクランプ部材26とバネ29との間には、引っ張り調整機構48が取り付けられて、リアクランプ部材26にかけられるバネ29の付勢力を調整する。引っ張り調整機構48は、調整ボルト49aと、支持部材49bと、調整プレート49cとを備えている。調整ボルト49aは、調整プレート49cに形成されたねじ溝付き孔にねじ込み固定される。調整ボルト49aの頭部は、リアクランプ部材26の一面(すなわち、段付孔64aの非平滑割出し面)と噛み合うよう設計された非平滑割出し面を備えている。したがって、調整ボルトは、振動や磨耗によって緩められることはない。調整プレート49cは、T字形状プレートである。支持部材49bは、調整プレート49c及びバネ29の端部を受けるスロットが中央に形成された溝を有している。支持部材49bは、リアクランプ部材26に当接して、バネ29の付勢力をリアクランプ部材に伝える。ここで、関連バネ29は、張力によって調整自在に配置される。この配置によって、自転車用ペダル12を容易に組立て可能となる。引っ張り調整機構については、従来から周知であるので、ここでは詳細には説明しない。
【0040】
ペダル本体22の片側には、クリート14を受け、支持するクリート受容領域が形成されている。より具体的には、クリート受容領域は、フロントクランプ部材24とリアクランプ部材26との間に位置するとともにクリート14が受容される隙間によって定められる。フロント及びリアクランプ部材24,26がクリート14と係合することにより、靴16の靴底が自転車用ペダル12に開放自在に連結される。特に、クリート14は、前方にかつ下方に踏み込まれることでペダル12に係合する。これにより、クリート14は、ペダル12に開放自在に固定される。後述するように、クリート14は、靴のかかとをペダル12の外側にひねることによって、ペダル12から開放することができる。
【0041】
図1及び図20から図24に示すように、自転車用靴のクリート14は、中央接続部80と、中央接続部80の一端から延びる第1取付部又は前方取付部82と、中央接続部80の他端から延びる第2取付部又は後方取付部84とを備えている。中央接続部80は、靴16の靴底と係合するために第1方向を向く上方靴底側と、第1方向とほぼ反対側の第2方向を向く下方ペダル側とを備えている。中央接続部80及び取付部82,84は、適切な剛性材料で構成され、一体に形成された単一の部材であるのが好ましい。クリート14の靴底への接続については、従来から周知であるので、ここでは詳細には説明しない。
【0042】
第1取付部又は前方取付部82は、前方連結面86と、フロントクリート制御面88とを備えている。前方連結面86は、フロントクランプ部材24のフロントクリート係合面50に選択的に係合する。フロントクリート制御面88は、フロントペダル制御面52と共に動作してペダル12に対するクリート14の動きを制御する。具体的には、フロントクリート制御面88は、前方連結面86から上方に延びる横長面である。図4に示すように、フロントクリート制御面88は、中央凸曲面88aと、1対の端面88bとを備えた、前方連結面86にほぼ垂直な面であるのが好ましい。
【0043】
中央凸曲面の曲率半径R3は、フロントペダル制御面52の凹曲面52aの曲率半径R1よりも短い。また、曲率半径R3は、フロントペダル制御面52の端部52bの曲率半径R2とほぼ同じであるか、またはわずかに短いのが好ましい。具体的には、曲率半径R3は、約9.0mmであるのが好ましい。端面88bの形状は、一般に、フロントペダル制御面52の端面52cの形状に対応する。このようにして、中央凸曲面88aと1対の端面88bの1つは、停止面として機能する。
【0044】
クリート14の後方取付部84は、後方連結面90と、リアクリート制御面92とを備えている。後方連結面90は、リアクランプ部材26のリアクリート係合面70に選択的に係合する。リアクリート制御面92は、リアペダル制御面72と共に働いて、ペダル12に対するクリート14の動きを制御する。具体的には、リアクリート制御面92は、後方連結面90から上方に延びる横長面である。リアクリート制御面92は、中央凸曲面92aと、1対の直線状側面92bと、1対の傾斜端面92cとを備え、後方連結面90と約100°の角度を成す傾斜面であるのが好ましい。
【0045】
後方取付部84は、後方に延びて、後方連結面90を1対の部分に分割する突起9を備えている。突起9上には、凸曲面92aが形成されている。凸曲面92aの曲率半径R4は、クリート14が後方浮動回動軸心FPの回りを自然に回転または浮動するよう、リアペダル回動面76の曲率半径(すなわち、約7.0mm)とほぼ同じである。図7に示すように、フロントペダル及びクリート制御面52,88の構成によって、前方取付部82が回転又は浮動を止められると、クリート14は、前方開放回動軸心DPの回りに回転する。そして、端面92cが端面72cと作用して、クリート14がペダル12から開放される。
【0046】
再び図3を参照すると、クリート14が真っ直ぐな(浮動なし)向きにある場合、ペダリング力中心PFCは、後方浮動回動軸心FPと一列に並ぶ。PFCは、乗り手のペダリング力の加わる中心点であり、前方ペダリング力ベクトルF上に位置している。ただし、クリート14は、真っ直ぐな(浮動なし)向きから各方向に約3°(すなわち、計6°)、後方浮動回動軸心FPの回りに浮動(回転)可能であるのが好ましい。クリート14がペダル12に対し後方浮動回動軸心FPの回りに浮動または回転する場合にも、クリート14がペダル12から偶発的に外れないよう、ペダリング力中心PFCは後方浮動回動軸心FPとほぼ一列に並ぶ(または僅かにオフセットされる)のが好ましい。すなわち、順方向のペダリング力のベクトルFは、後方浮動回動軸心FP及びペダリング力中心PFCのほぼ両方を通って作用される。したがって、開放されることなく、有効なペダリング力が達成される。
【0047】
[第2実施形態]
図25から図42に、本発明の第2実施形態による自転車用ペダルアセンブリ110を示す。第2実施形態による自転車用ペダルアセンブリ110は、第1実施形態による自転車用ペダルアセンブリ10とほぼ同様に動作する。ただし、第2実施形態による自転車用ペダルアセンブリ110の構造は変更されている。
【0048】
特に、第2実施形態による自転車用ペダルアセンブリ110は、変更された自転車用ペダル112と、変更された自転車用靴クリート114とを備えている。より具体的には、自転車用ペダル112及び自転車用靴クリート114は、クリート114がペダル112に連結された場合にクリート114の後方に位置する後方浮動回動軸心FP’を有するよう構成される。第1実施形態と比較した第2実施形態の主な相違点は、ペダル112が変更されたリアクランプ部材を有し、クリート114が変更された後方取付部を有する点である。ここでは、第2実施形態と第1実施形態との類似点を考慮して、主として、これらの相違点に注目して説明する。ただし、第1実施形態の説明は第2実施形態にも適用可能である。
【0049】
図25から図27に示すように、自転車用ペダル112は、ペダル軸又はスピンドル120と、ペダル本体122と、フロント(第1)クランプ部材124と、リア(第2)クランプ部材126とを備えている。フロント及びリアクランプ部材124、126は、ペダル本体122に固定的に連結されるのが好ましい。ペダル軸120は、第1実施形態と同じ方法で、クランクアームに連結されるよう構成され、ペダル本体122は、第1実施形態と同様に乗り手の足を支持するよう、ペダル軸120に回転自在に連結される。ペダル軸120は、クランクアームに固定される第1端121aと、ペダル本体122が回転自在に連結される第2端121b(図30から図32参照)とを備えている。ペダル軸120の第1端121a及び第2端121bの間には、中心長手方向軸心A’が延びている。ペダル本体122は、中心長手方向軸心A’の回りに回転自在である。ペダル本体122の片側には、クリート114を受け、支持するクリート受容領域が形成されている。より具体的には、クリート受容領域とは、フロントクランプ部材124とリアクランプ部材126との間に位置する領域のことである。
【0050】
図25から図32を参照すると、フロントクランプ部材124は、ペダル本体122に固定的に連結され、リアクランプ部材126は、ペダル本体122に回動自在に連結される。より具体的には、フロントクランプ部材124は、ペダル本体122と一体に形成された不動部材であり、リアクランプ部材126は、回動支持ピン又は支持ピン128上に取り付けられた別個の部材であるのが好ましい。ペダル本体122と、リアクランプ部材126との間に、2個のバネ129が連結されるのが好ましい。回動支持ピン128上に2個のバネ129が取り付けられるのが好ましいが、これよりも少数又は多数のバネを使用可能である。また、別の種類の付勢部材(複数可)又は弾性部材(複数可)を本発明に使用可能である。すなわち、本発明において「付勢部材」とは、2つの要素の間に付勢力を加える1つ又は複数の部材を指す。
【0051】
ペダル本体122は、第1実施形態によるペダル本体22とほぼ同一であり、中央筒状部130と、内(第1)側部132と、外(第2)側部134とを備えている。中央筒状部130は、内部でペダル軸120を受容して中心長手方向軸心A’回りに回転する一方、内側及び外側部132,134は、リアクランプ部材126を回動自在に支持している。内側及び外側部132,134は、ペダル本体122(ほぼU字形状)の前方で互いに連結されて、ペダル本体122に不可欠なフロントクランプ部材124を形成している。すなわち、ペダル本体122は、第1(フロント)閉端136及び第2(リア)開端138を備えたA字形状の部材である。フロントクランプ部材124は第1端136に連結され、リアクランプ部材126は第2端138に連結される。リアクランプ部材126は、回動支持ピン128を介して内側部132と外側部134との間に連結される。第1側部132は、ペダル本体122の第2端138に、支持ピン128を内部に受容するためのねじ溝付き貫通孔(図示せず)を有している。第2(外)側部134は、第1実施形態と同様にして回動支持ピン128の外端が内部に受容される、ねじ溝付き孔と一列に並ぶ、ねじが切られていないブラインド孔144を有している。孔140及びねじ溝付き孔(図示せず)は、美的でかつ信頼性のある方法で、回動支持ピン128を内部に固定するよう構成されている。
【0052】
また、フロントクランプ部材124は、フロントクリート係合面150と、フロントペダル制御面152とを備えている。フロントクリート係合面150は、ペダル112が通常の乗車位置にある場合に、第1(下)方向を向くほぼC字形状の平面である。フロントクリート係合面150は、第1平面P1’上に位置している。フロントペダル制御面152は、フロントクリート係合面150から上向きに延びる横長面である。より具体的には、フロントペダル制御面152は、フロントクリート係合面150に対し、ほぼ垂直に配置されて、曲率半径R1’を有する凹曲中心部152aと、凹曲中心部152aから外側に延びる1対の端部152bとを有しているのが好ましい。図28から最も明らかなように、曲率半径R1’は約26.6mmであるのが好ましい。
【0053】
フロントクランプ部材24は、フロントクリート係合面150から下方に延びる横接当面154をさらに備えるのが好ましい。横接当面154は、フロントクリート係合面150にほぼ垂直であり、湾曲中心部154aを有し、湾曲中心部154aから1対の平面端部154bが延びて、クリート114が後方浮動回動軸心FP’の回りに回転するのを妨げる停止面を形成している。
【0054】
図28、図29及び図33から図38に最も明らかなように、リアクランプ部材126は、その両端がペダル本体122の端部132,134の間を通過する支持ピン128により回動自在に支持されるほぼU字形状の部材である。リアクランプ部材126は、リアクランプ部160と、取付部162と、ベース部164とを備えている。取付部162及びベース部164からは、リアクランプ部材126を支持ピン128に取り付ける1対の取付フランジ166が延びている。特に、各取付フランジ166には、支持ピン128を受容する貫通孔166aが形成されている。ベース部164には、引っ張り調整機構148の一部を受ける段付孔164aが形成されている。引っ張り調整機構148は、第1実施形態による引っ張り調整機構48とほぼ同一である。したがって、引っ張り調整機構148について、ここでは詳細に説明しない。取付部162は、リアクランプ部160とベース部164との間に配置される。
【0055】
リアクランプ部材126のリアクランプ部160は、リアクリート係合面170と、リアペダル制御面172とを備えている。リアクリート係合面170は、フロントクリート係合面150と同じ方向(すなわち、第1下方向)に向く平面である。リアクリート係合面170は、第1平面P1’からオフセットした第2平面P2’上に位置している。より具体的には、第2平面P2’は、ペダル12が通常の乗車位置にある場合に、第1平面P1’の上方に位置するのが好ましい。フロントクリート係合面150と、リアクリート係合面170は、互いに平行であるのが好ましい。リアペダル制御面172は、リアクリート係合面170から上向きに延びる横長面である。リアペダル制御面172は、リアクリート係合面170に対し、ほぼ垂直に配置されるのが好ましい。リアクランプ部160は、横長のリアペダル制御面172から上向きに延び、クリート114がペダル112に当接されるのを補助する傾斜案内面174を備えるのが好ましい。
【0056】
リアペダル制御面172は、リアペダル回動面176と、1対の側面178とを備えている。リアペダル回動面176は、側面178を接続する連続的な凸曲面であるのが好ましい。側面178は、互いに角度を成し、クリート114の浮動のための空間を提供する。リアペダル回動面176は、クリート114と共に後方浮動回動軸心FP’を形成する有効曲率を成すよう構成されている。より具体的には、リアペダル回動面176は、図29から最も明らかなように、約8mmの有効曲率を有し、クリート114が後方浮動回動軸心FP’の回りに浮動するようクリート114の表面と共に動作する。
【0057】
各面178は、後方に延びる外部傾斜部179を有している。外部傾斜部179は、クリート114がペダル112から開放されるのを助ける。より具体的には、クリート114が所定量だけ浮動又は回転すると、外部傾斜部179の1つが傾斜面として働き、リアクランプ部材126をバネ129の付勢力に抗して回転させ、クリート114がペダル112から開放される。そして、側面178の1つが滑り面として働き、クリート114がペダル112から完全に開放される。
【0058】
ねじりバネ129は、その取付部分又はコイル部分が支持ピン128に取り付けられ、各バネの一端は、ペダル本体122の一部に受容され、他端は、引っ張り調整機構148に受容されている(リアクランプ部材126と間接的に係合)。バネ129は、通常、リアクランプ部材126を、クリート開放位置からクリート係合又はクランプ位置まで回転ピン128回りに回転させるよう、リアクランプ部材126にバネ力を加えている。すなわち、バネ129は、通常、リアクランプ部材126をクリート係合位置に保持している。
【0059】
図28、図29及び図39から図42を参照すると、自転車用靴のクリート114は、中央接続部180と、中央接続部180の一端から延びた第1取付部又は前方取付部182と、中央接続部180の他端から延びた第2取付部又は後方取付部184とを備えている。中央接続部180と取付部182,184とは、適切な剛性材料で構成され、一体に形成された単一の部材であるのが好ましい。中央接続部180には、第1実施形態とほぼ同じ方法で固定具(図示せず)を受け取る複数の孔が形成されている。特に、クリート114は、3個の固定具を使用するように設計されている。クリート114の靴底への接続については、従来から周知であるので、ここでは詳細には説明しない。
【0060】
クリート114の前方取付部182は、前方連結面186と、フロントクリート制御面188とを備えている。前方連結面186は、フロントクランプ部材124のフロントクリート係合面150に選択的に係合する。フロントクリート制御面188は、フロントペダル制御面152と共に動作して、ペダル112に対するクリート114の動きを制御する。具体的には、フロントクリート制御面188は、前方連結面186から上方に延びる横長面である。フロントクリート制御面188は、中央凸曲面188aと、1対の端面188bとを備えた、前方連結面186にほぼ垂直な面であるのが好ましい。
【0061】
中央凸曲面188aの曲率半径R3’は、フロントペダル制御面152の凹曲面152aの曲率半径R1’よりも短い。端面188bの形状は、一般に、フロントペダル制御面152の端面152bの形状に対応する。この結果、横接当面154の1対の対向する2つの平面端部154bは、クリート114の一部がこれらの面に当接する場合に、停止面として機能する。
【0062】
クリート114の後方取付部184は、後方連結面190と、リアクリート制御面192とを備えている。後方連結面190は、リアクランプ部材126のリアクリート係合面170と選択的に係合する。リアクリート制御面192は、リアペダル制御面172と共に動作して、ペダル112に対するクリート114の動きを制御する。具体的に、リアクリート制御面192は、後方連結面190から上方に延びる横長面である。リアクリート制御面192は、中央凹曲面192aと、1対の直線状側面192bと、1対の傾斜縁面192cとを備え、後方連結面190と約90°の角度を成す傾斜面であるのが好ましい。リアクリート制御面192の形状は、一般に、リアペダル制御面172の形状に対応する。ただし、直線状側面192b及び傾斜縁面192cは、クリート114が後方浮動回動軸心FP’の回りに回転可能なように、側面178及び外部傾斜部179から間隔をおいて配置される。
【0063】
中央凹曲面192aの曲率半径R4’は、クリート114が後方浮動回動軸心FP’の回りを自然に回転または浮動するように、リアペダル回動面176の曲率半径(すなわち、約8.0mm)とほぼ同じ(又はわずかに長い)である。横接当面154の構成によって、前方取付部182の回転又は浮動が止まると、実施形態1とほぼ同様にして、クリート114は、前方開放回動軸心(図示せず)の回りに回転する。そして、端面192cが端面172cと共に動作して、クリート114がペダル112から開放される。
【0064】
再び図27を参照すると、クリート114が真っ直ぐな向き(浮動なし)にある場合、ペダリング力中心PFC’は、後方浮動回動軸心FP’と一列に並ぶ。PFC’は、乗り手のペダリング力が加わる中心点であり、前方ペダリング力ベクトルF’上に位置している。ただし、クリート14’は、第1実施形態とほぼ同様にして、真っ直ぐな向き(浮動なし)から各方向に約3°(すなわち、計6°)、後方浮動回動軸心FP’の回りに浮動(回転)可能であるのが好ましい。すなわち、クリート14’が、後方浮動回動軸心FP’を通る中心長手方向軸心B’から測定して各方向に約3°、後方浮動回動軸心FP’の回りに浮動するように、ペダル112及びクリート114が構成される。このようにして、所望の角度又は角度θの浮きが達成される。
【0065】
クリート114がペダル112に対し後方浮動回動軸心FP’の回りに浮動または回転する間でさえ、ペダリング中にクリート114がペダル112から偶発的に外れないように、ペダリング力中心PFC’は後方浮動回動軸心FP’とほぼ一列に並ぶ(または僅かにオフセットされる)。すなわち、順方向のペダリング力のベクトルF’は、後方浮動回動軸心FP’及びペダリング力中心PFC’のほぼ両方を通って作用する。したがって、開放されることなく、有効なペダリング力が達成される。
【0066】
ここで使用するように、「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「垂直」、「水平」、「下」、「横」などの方向を示す用語、ならびに他の同様の方向を表す用語は、本発明によるペダルの装着された自転車において、ペダルが地面に対し水平に配置された場合を基準とする方向を表している。従って、本発明を説明するこれらの用語は、本発明によるペダルの装着された自転車を基準として解釈されなければならない。
【0067】
ここで使用されている「ほぼ」、「約」、「おおよそ」などの程度を表す用語は、最終結果が著しく変化しないような、妥当な量の変化を意味する修正用語である。これらの用語は、修正対象の用語の意味を否定しない場合は、±5%の偏差を含むものと解釈される。
ここでは、本発明の選択された実施形態を説明、図示しているが、本開示から本技術に精通するものには明らかであるが、以下の請求事項で定義された本発明の意図または範囲から離れることなく、種々の修正、変更を加えることができる。さらに、本発明による複数の実施形態の説明は、説明のみを目的とし、請求の範囲やこれと同等のものによる定義によって本発明を制限するためのものではない。
【0068】
【本発明の効果】
本発明のステップイン式自転車用ペダルアセンブリによれば、製造が比較的簡単かつ低価格になる、また。本発明のステップイン式自転車用ペダルアセンブリによれば、比較的軽量かつ故障が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自転車用ペダルアセンブリの一部分解斜視図。
【図2】クリートが靴から外されペダルに連結されている、図1の自転車用ペダルアセンブリの拡大上面図。
【図3】クリートがペダルに連結された、図1及び図2の自転車用ペダルアセンブリの、靴の浮きを破線で示した上面図。
【図4】図1から図3の自転車用ペダルアセンブリのペダルの前方部に連結されたクリート前方部の拡大上面図。
【図5】図1から図3の自転車用ペダルアセンブリのペダルの後方部に連結されたクリート後方部の拡大上面図。
【図6】ペダルに対するクリートの浮動運動を示す、図1から図3の自転車用ペダルアセンブリの上面図。
【図7】ペダルから外されたクリートを示す、図1から図3及び図6の自転車用ペダルアセンブリの上面図。
【図8】図1から図3、図6及び図7の自転車用ペダルアセンブリのペダルの上面図。
【図9】図8の自転車用ペダルの底面図。
【図10】図8及び図9の自転車用ペダルの分解斜視図。
【図11】図1から図3及び図7の自転車用ペダルアセンブリの、図2の11−11線による断面図。
【図12】説明のために付勢機構が外された、図8及び図9の自転車用ペダルの、図8の12−12線による断面図。
【図13】説明のためにリアクランプ機構が外された、図8及び図9の自転車用ペダルの、図8の12−12線による断面図。
【図14】図1から図3、図6から図12の自転車用ペダルのリアクランプ部材の上面図。
【図15】図14のリアクランプ部材の側面図。
【図16】図14及び図15のリアクランプ部材の背面図。
【図17】図14から図16のリアクランプ部材の、図14の17−17線による断面図。
【図18】図14から図17のリアクランプ部材の底面図。
【図19】図14から図18のリアクランプ部材の、図16の19−19線による断面図。
【図20】図1から図5、図6から図12の自転車用ペダルアセンブリのクリートの上面図。
【図21】図20のクリートの側面図。
【図22】図20及び図21のクリートの、図20の矢印V方向からの見た背面図。
【図23】図20から図22のクリートの、図20の23−23線による断面図。
【図24】図20から図23のクリートの底面図。
【図25】本発明の別の実施形態による自転車用ペダルアセンブリの分解斜視図。
【図26】クリートが靴から外されペダルに連結されている、図25の自転車用ペダルアセンブリの拡大上面図。
【図27】クリートがペダルに連結された、図25及び図26の自転車用ペダルアセンブリの、靴の浮きを破線で示した上面図。
【図28】図25から図27の自転車用ペダルアセンブリのペダルの前方部に連結されたクリート前方部の拡大上面図。
【図29】図25から図27の自転車用ペダルアセンブリのペダルの後方部に連結されたクリート後方部の拡大上面図。
【図30】図25から図29の自転車用ペダルアセンブリの、図26の30−30線による断面図。
【図31】説明のために機構が外された、図25から図30の自転車用ペダルの、図26の30−30線による断面図。
【図32】説明のためにリアクランプ機構が外された、図25から図31の自転車用ペダルの、図26の30−30線による断面図。
【図33】図25から図27、図29から図31の自転車用ペダルのリアクランプ部材の上面図。
【図34】図33のリアクランプ部材の側面図。
【図35】図33及び図34のリアクランプ部材の背面図。
【図36】図33から図35のリアクランプ部材の、図33の36−36線による断面図。
【図37】図33から図36のリアクランプ部材の底面図。
【図38】図33から図37のリアクランプ部材の、図35の38−38線による断面図。
【図39】図25から図31の自転車用ペダルアセンブリのクリートの上面図。
【図40】図39のクリートの、図39の40−40線による断面図。
【図41】図39及び図40のクリートの底面図。
【図42】図39から図41のクリートの、図39の42−42線による断面図。
【符号の説明】
10 自転車用ペダルアセンブリ
12 ペダル
14 クリート
18 クランク
20 ペダル軸
21a ペダル軸の第1端
21b ペダル軸の第2端
22 ペダル本体
24 フロントクランプ部材
26 リアクランプ部材
36 ペダル本体の第1端
38 ペダル本体の第2端
50 フロントクリート係合面
70 リアクリート係合面
80 中央接続部
82 前方取付部
84 後方取付部
86 前方連結面
90 後方連結面
A 中心回転軸心
DP 前方クリート開放回動軸心
FP 後方浮動回動軸心

Claims (12)

  1. 自転車用クランクに連結される第1端、及び第2端を有し、前記第1端及び第2端の間に延びる中心回転軸心を有するペダル軸と、前記ペダル軸の中心回転軸心回りに回転自在に前記ペダル軸の第2端に連結されるとともに第1端及び第2端を有するペダル本体と、前記ペダル本体の第1端に連結され、第1方向を向くフロントクリート係合面を有するフロントクランプ部材と、前記ペダル本体の第2端に連結され、前記第1方向を向くとともに前記フロントクリート係合面からオフセットして配置されたリアクリート係合面を有するリアクランプ部材とを含む自転車用ペダルと、
    前記フロントクランプ部材のフロントクリート係合面に選択的に係合可能な前方連結面を有する前方取付部と、前記リアクランプ部材のリアクリート係合面に選択的に係合可能な後方連結面を有する後方取付部と、前記前方取付部と前記後方取付部とを接続する接続部とを含み、前記第1及び第2クランプ部材を介して前記ペダル本体に選択的に係合可能な自転車用靴クリートとを備え、
    前記フロント及びリアクランプ部材と、前記前方及び後方取付部とは、前記クリートと前記ペダルとが連結されると、前記中心回転軸心の後側に後方浮動回動軸心を形成するとともに前記中心回転軸心の前側に前方クリート開放回動軸心を形成するよう構成され、前記後方浮動回動軸心は前記リアクリート係合面に垂直であり、
    前記クリートを前記ペダルに連結した状態で、前記クリートを前記後方浮動回動軸芯の回りに所定角度だけ回転又は浮動可能である、
    自転車用ペダルアセンブリ。
  2. 前記ペダルは、フロント及びリアペダル制御面を有し、
    前記クリートは、前記フロント及びリアペダル制御面と共に動作して前記ペダルに対する前記クリートの運動を制御するフロント及びリアクリート制御面を有している、
    請求項1に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  3. 前記リアクリート制御面は、リアクリート回動面を有し、
    前記リアペダル制御面は、前記リアクリート制御面のリアクリート回動面と少なくとも2点で当接するよう構成されたリアペダル回動面を有している、
    請求項2に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  4. 前記フロントペダル制御面は、第1曲率半径を有する凹曲面を有し、
    前記フロントクリート制御面は、前記第1曲率半径よりも短い第2曲率半径を有する凸曲面を有している、
    請求項3に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  5. 前記フロントペダル制御面の凹曲面は、前記フロントクリート係合面から延び横長面であり、
    前記フロントクリート制御面の凸曲面は、前記前方連結面から延びる横長面である、
    請求項4に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  6. 前記フロントペダル制御面及びフロントクリート制御面の少なくとも1つは、前記クリートの前方取付部の前記ペダルに対する横方向の移動を制限する1対の停止面を有している、請求項5に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  7. 前記リアクランプ部材は、前記ペダル本体に回動自在に連結されている、請求項1に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  8. 前記ペダル及びクリートは、前記クリートが前記ペダルから偶発的に外れないよう前記クリートが前記ペダルに対し前記後方浮動回動軸心回りに浮動する場合に、前記後方浮動回動軸心がペダリング力中心と一列に並ぶ状態に保たれるよう構成されている、請求項1に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  9. 前記ペダリング力中心は、前記中心回転軸心上に位置している、請求項8に記載の自転車用ペダルアセンブリ。
  10. 自転車用クランクに連結される第1端と、第2端とを有し、前記第1端及び第2端の間に延びる中心回転軸心を有するペダル軸と、
    前記ペダル軸の中心回転軸心回りに回転自在に前記ペダル軸の第2端に連結されるとともに、第1端及び第2端を有するペダル本体と、
    前記ペダル本体の第1端に連結され、第1方向を向くフロントクリート係合面と、前記フロントクリート係合面に垂直に延びるフロントクリート制御面とを有するフロントクランプ部材と、
    前記ペダル本体の第2端に連結され、前記第1方向を向くリアクリート係合面と、前記リアクリート係合面に垂直に延びるリアクリート制御面とを有し、前記リアクリート係合面は、前記フロントクリート係合面からオフセットして配置され、前記フロント及びリアクリート制御面と前記フロント及びリアクリート係合面とは、前記中心回転軸心の後側に後方浮動回動軸心を形成し、前記中心回転軸芯の前側に前方クリート開放回動軸心を形成するよう構成されているリアクランプ部材と、
    を備え
    自転車用クリートを前記ペダル本体に連結した状態で、自転車用クリートを前記後方浮動回動軸芯の回りに所定角度だけ回転又は浮動可能である、
    自転車用ペダル。
  11. 前記リアクランプ部材は、前記中心回転軸心と平行な軸の回りを回転するよう、前記ペダル本体に回動自在に連結されている、請求項10に記載の自転車用ペダル。
  12. 前記フロント及びリアクリート制御面と前記フロント及びリアクリート係合面とは、前記後方浮動回動軸心を通る中心長手方向軸心から測定して後方浮動回動軸心の回りに約3度だけ各方向に浮動可能であるように構成されている、請求項10に記載の自転車用ペダル。
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