JP3758447B2 - 電源系統切替装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、異種の交流電源系統に接続され、常時は第1の交流電源系統から負荷に電力を供給すると共に、電圧低下発生等の電源異常時には別の第2の交流電源系統に切り替えて、負荷に連続的に電力を供給する電源系統切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、例えば、米国特許5,644,175号に開示された従来の電源系統切替装置の概略構成を示す構成図であり、図13は図12に示した従来の電源系統切替装置における切替動作の手順を示すフローチャートである。
【0003】
図12において、1aは第1の交流電源、1bは第2の交流電源、2はこれら交流電源のいずれか1つに接続され、常時運転が要求される負荷である。
また、3aおよび3bは、第1の交流電源1aと負荷2の間あるいは第2の交流電源1bと負荷2の間に接続され、負荷2に電流を供給する交流電源を選択する第1および第2の電流切替スイッチ(電流切替手段とも称す)である。
また、4a1、4a2は第1の電流切替スイッチ3aを構成するサイリスタ等の自己消弧できない電流方向性を有した半導体スイッチであり、導通方向が互い逆で並列に接続されている。
同様に、4b1、4b2は第2の電流切替スイッチ3bを構成するサイリスタ等の自己消弧できない電流方向性を有した半導体スイッチであり、導通方向が互い逆で並列に接続されている。
【0004】
また、5a1、5a2は第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1および4a2にゲート信号を供給するゲートドライバであり、同様に、5b1および、5b2は第2の電流切替スイッチ3bを構成する半導体スイッチ4b1および4b2にゲート信号を供給するゲートドライバである。
また、6a1、6a2、6b1、6b2は、それぞれゲートドライバ5a1、5a2、5b1、5b2に与えるオン信号(導通信号)、オフ信号(非導通信号)を切り替える信号切替手段である。
【0005】
また、7は第1の交流電源1aの電圧を検出する電圧検出手段、8は電圧検出手段7で検出した交流電源1aの電圧に基づいて第1の交流電源1aの停電検出を行い、停電信号を出力する停電検出手段、9は第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流を検出する電流検出手段、10は停電検出手段8の検出する停電信号を受けて電流検出手段9の検出した交流電源1aから負荷2に流れる電流の極性に基づいて電流方向を検出し、検出結果に基づいて信号切替手段6b1、6b2にオン信号あるいはオフ信号を与える電流方向検出手段である。
尚、停電検出手段8は、停電を検出するまで(即ち、第1の交流電源が正常に常時運転している時)は、信号切替手段6a1、6a2にオン信号を与え、停電を検出すると、出力される停電信号(即ち、第1の交流電源から第2の交流電源へ電源系統を切替へさせる電源切替信号)は信号切替手段6a1、6a2にオフ信号を与える。
【0006】
次に、従来の電源系統切替装置の動作について説明する。
従来の電源系統切替装置の構成を示す図12において、常時は信号切替手段6a1、6a2がオン信号を選択し、ゲートドライバ5a1、5a2は切替スイッチ31aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2にゲート信号を供給し、半導体スイッチ4a1、4a2はオン(導通状態)となり、負荷2には第1の交流電源1aが接続され、第1の交流電源1aから電力が供給される。
【0007】
もし、万一第1の交流電源1aに停電等の異常が発生し、負荷2への供給電圧低下が発生すると、電圧検出手段7の検出した第1の交流電源1aの電圧低下に基づいて停電検出手段8にて停電を検出し、停電信号を発生する。
停電検出手段8が出力する停電信号を受けて、まず、信号切替手段6a1、6a2はオフ信号を選択し、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除去する。
このとき、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2は自己消弧できないため、半導体スイッチ4a1、4a2の電流が所定の電流以下となるまで、半導体スイッチ4a1、4a2はオフ状態(非導通状態)とはならず、負荷2を電源1aから切り離すことができない。
【0008】
そこで、米国特許5,644,175号に開示された従来の電源系統切替装置では、健全側交流電圧源である第2の交流電源1bから流れ込む電流により第1の交流電源1aから流れ込む電流をキャンセルすることにより、半導体スイッチ4a1または4a2に流れている電流をオフ状態にするために必要な一定電流以下にし、第1の電流切替スイッチ3aの遮断を早くする。
同時に、第1の電流切替スイッチ3aが遮断した段階では、すでに第2の電流切替スイッチ3bがオンしていることより、負荷2に供給される電圧の低下時間を短くすることができる。
【0009】
従来の電源系統切替装置の動作手順を図13に示したフローチャートに従って説明する。
以下の説明において、停電発生時の第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流の向きは図12の電流検出手段9の上部に示した矢印の向きとして説明する。第1の交流電源1aに停電が発生し(図13のstep1)、電圧検出手段7にて検出した第1の交流電源1aの電圧が低下すると、停電検出手段8は停電を検出し(図10のstep2)、停電検出手段8が停電信号を発生する。
【0010】
停電検出手段8が発生した停電信号を受けて、信号切替手段6a1、6a2はオン信号からオフ信号へと切り替わり、ゲートドライバ5a1、5a2の発生するゲート信号が除去される。(図13のstep3)
ゲート信号が除去されたことを受けて、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2はいつでもオフできる状態になるが、半導体スイッチ4a1、4a2は自己消弧不可能な半導体素子であるため、第1の交流電圧源1aから負荷2に流れる電流と逆方向の電流方向性を有した半導体素子4a2はすぐにオフするが、電流の流れている半導体素子4a1は電流が一定電流以下となるまでオン状態を続ける。
【0011】
ここで、ゲートドライバ5a1、5a2のゲート信号が除去された後、電流方向検出手段10は電流検出手段7の検出した電流より、電流方向を2度検出し(図13のstep4)、検出した電流方向が同じならば第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイッチ4b1をオフ、4b2をオンするようなゲート信号をゲートドライバ5b1および5b2が発生するように信号切替手段6b1、6b2に信号を与える。
【0012】
ゲートドライバ5b1、5b2は信号切替手段6b1、6b2の信号を受けて、まず、半導体スイッチ4b2のみをオンする(図13のstep5)が、第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高い場合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込み、その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込む電流がキャンセルされて、半導体スイッチ4a1の遮断(即ち、第1の電流切替スイッチ3aをオフとする)を早くすることができる。(図13のstep6)その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体スイッチ4b1がオンされ(図13のstep7)、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替動作が完了する。(図13のstep8)
【0013】
ここで、電流方向検出手段10が電流方向を2度検出し、電流方向が同じならば第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイッチにオン、オフ信号を与える理由は、万一、電流検出後電流方向が反転してしまった場合、第1の電流切替スイッチ3aと第2の電流切替スイッチ3bが第1の交流電源1aと第2の交流電源1bを短絡させてしまうからである。
また、半導体スイッチ4b2のみをオンとする理由は、半導体スイッチ4a1がオン状態で半導体スイッチ4b1をオンすると第1の交流電源1aと第2の交流電源1bを短絡させるからである。
【0014】
以上述べたように、図12に示した従来の電源系統切替装置では、第1の交流電源に停電等の異常が発生すると、まず、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除去し、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流方向検出を二度行い、その方向が同じであれば、第2の電流切替スイッチ3bを構成する半導体スイッチのうち、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流をキャンセルする極性の半導体スイッチのみをオンすることにより、電源間の短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くする様に動作して、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bに切替わる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電源系統切替装置は以上のように構成されおり、電源間の短絡を避けられるという利点があるが、電流方向検出後、万一電流方向が反転した場合には、第1の交流電源1aと第2の交流電源2aを短絡させる方向の半導体スイッチをオンしてしまい、第1の交流電源1aと第2の交流電源2aを短絡させてしまうという問題点があった。
【0016】
また、図12に示した従来の電源系統切替装置では、常時運転側の第1の電流切替スイッチ3aを半導体スイッチ4a1、4a2にて構成していたが、半導体スイッチは導通損失を発生するため効率が悪くランニングコストの上昇を招く。また、損失によって発生した熱エネルギーの冷却のため冷却構造が必要であり、装置を大型化させるという問題点があった。
【0017】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、常時運転していた第1の電源に、例えば、停電等の異常発生により電圧異常が発生した場合に、電源間の短絡を避けつつ第2の電源に高速切替可能な電源系統切替装置ならびに電流切替スイッチの損失が少なく、かつ、高効率で小型化可能な電源系統切替装置を得ることを目的とする。
また、手動等により電源系統の切替信号を発生させた場合にも、電源間の短絡を避けつつ第2の電源に高速切替可能な電源系統切替装置ならびに電流切替スイッチの損失が少なく、かつ、高効率で小型化可能な電源系統切替装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電源系統切替装置は、第1の交流電源と負荷との間に設けられ、上記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第1の電源切替手段と、導通方向が互いに逆で、かつ、並列に接続された第1および第2の電流方向性を有したスイッチで構成されると共に、第2の交流電源と負荷との間に設けられ、負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第2の電流切替手段と、第1の交流電源から負荷に供給される電流を検出して検出信号を出力する電流検出手段と、第1の交流電源から第2の交流電源への切替を指令する信号であって、第1の電流切替手段を非導通状態とする電源切替信号を発生する電源切替信号発生手段と、電源切替信号発生手段の出力信号を受けて、電流検出手段の電流検出時点での電流値に基づいて電流傾きを求め、この電流傾きにより第2の電流切替手段が導通する時点での電流値を求め、第2の電流切替手段が導通する時点での第1の交流電源から負荷に流れる電流の電流方向を推定する電流方向推定手段と、電流方向推定手段の推定結果に基づいて、第2の電流切替手段を構成する第1および第2の電流方向性を有したスイッチのうち、まず第1の交流電源から負荷に流れる電流をキャンセルする導通方向のスイッチを導通させ、その後残るスイッチを導通させる導通信号発生手段とを備えたものである。
【0019】
また、本発明に係る電源系統切替装置の電源切替信号発生手段は、第1の交流電源の異常を検出する電源異常検出手段であり、上記電源異常検出手段の出力信号を電源切替信号として用いるものである。
【0020】
また、本発明に係る電源系統切替装置の電源異常検出手段は、第1の交流電源の停電を検出する停電検出手段であることを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明に係る電源系統切替装置の電源切替信号発生手段は、手動によって電源切替信号を発生させることを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明に係る電源系統切替装置の第1の電流切替手段は、無方向性のスイッチであることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、従来と同一符号は従来のものと同一あるいは相当のものを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による電源系統切替装置の概略構成を示す図である。
図において、1aは第1の交流電源、1bは第2の交流電源、2はこれら交流電源のいずれか1つに接続され、常時運転が要求される負荷、3aおよび3bは第1の交流電源1aと負荷2の間あるいは第2の交流電源1bと負荷2の間に接続され、負荷2に電流を供給する交流電源を選択する第1および第2の電流切替スイッチ(電流切替手段とも称す)である。
【0025】
即ち、第1の電流切替スイッチ3aが導通状態(オン)、第2の電流切替スイッチ3bが非導通状態(オフ)の時には、第1の交流電源1aが選択されて負荷2に電流を供給し、第1の電流切替スイッチ3aが非導通状態(オフ)、第2の電流切替スイッチ3bが導通状態(オン)の時には、第2の交流電源1bが選択されて負荷2に電流を供給する。
また、4a1、4a2は第1の電流切替スイッチ3aを構成するサイリスタ等の自己消弧できない電流方向性を有した半導体スイッチであり、導通方向が互い逆で並列に接続されている。
【0026】
同様に、4b1、4b2は第2の電流切替スイッチ3bを構成するサイリスタ等の自己消弧できない電流方向性を有した半導体スイッチであり、導通方向が互い逆で並列に接続されている。
また、5a1および5a2は、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1および4a2にそれぞれゲート信号を供給するゲートドライバであり、同様に、5b1および5b2は、第2の電流切替スイッチ3bを構成する半導体スイッチ4b1および4b2にそれぞれゲート信号を供給するゲートドライバである。
【0027】
また、6a1、6a2、6b1、6b2は、それぞれゲートドライバ5a1、5a2、5b1、5b2に与えるオン信号(導通信号)、オフ信号(非導通信号)を切り替える信号切替手段である。
また、7は第1の交流電源1aの電圧を検出する電圧検出手段、8は電圧検出手段7で検出した交流電源1aの電圧に基づいて第1の交流電源1aの停電検出を行い、停電信号を出力する停電検出手段、9は第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流を検出する電流検出手段である。
【0028】
尚、停電検出手段8は、停電を検出するまで(即ち、第1の交流電源が正常に常時運転している時)は、信号切替手段6a1、6a2にオン信号を与え、停電を検出すると、出力される停電信号は信号切替手段6a1、6a2にオフ信号を与える。
また、停電検出手段から出力される停電信号は、第1の交流電源から第2の交流電源へ電源系統を切替へさせる電源切替信号として用いられる。
【0029】
また、20は停電検出手段8から出力される停電信号および電流検出手段9の出力信号を受けて、電流検出手段9による電流検出時点での第1の電流切替スイッチ3aを流れる電流値および電流傾きを用いて、実際に第2の電流切替スイッチ3bのいずれかの半導体スイッチ(即ち、4b1、4b2のいずれかの半導体スイッチ)が最初にオンする時点での第1の電流切替スイッチ3aを流れる電流の電流方向を推定する電流方向推定手段である。
また、50は電流方向推定手段20および電流検出手段9の出力信号を受けて、第2の電流切替スイッチ3bを構成する半導体スイッチ4b1あるいは4b2を所望のタイミングで順次オン状態にするためのゲート信号をゲートドライバ5b1、5b2に発生させるよう、信号切替手段6b1、6b2を切替えるオン信号発生手段である。
【0030】
尚、上述した電流方向推定手段20では、電流検出手段9による電流検出時点での第1の電流切替スイッチ3aを流れる電流値および電流傾きを用いて、実際に第2の電流切替スイッチ3bのいずれかの半導体スイッチ(即ち、4b1、4b2のいずれか)が最初にオンする時の第1の電流切替スイッチ3aを流れる電流の電流方向を推定するしているが、負荷種別および電源電圧、位相等の情報より推定する推定手段を用いても、電流波形の周期性より推定する推定手段を用いても同様の効果が得られる。
【0031】
図2は、本実施の形態の特徴的な構成要素である電流方向推定手段20の具体的な構成例を示す図である。
図2において、21は入力信号(即ち、電流検出手段9により検出された交流電源1aから負荷2に流れる電流に対応する信号)の傾きを演算する傾き演算回路(手段)、22は入力信号の乗算演算を行う乗算回路(手段)、23は入力信号の加算演算を行う加算回路(手段)、24は推定電流値方向を判定する推定電流方向判定回路(手段)である。
また、図3は電流検出手段9が検出する電流波形図、図4は本実施の形態における電源系統切替動作の手順を示したフローチャートである。
また、図5は、オン(導通)信号発生手段50の概略構成を示す図である。
【0032】
次に、本実施の形態1による電源系統切替装置の動作について、図1乃至図5を用いて説明する。
図1に示した電源系統切替装置において、常時(即ち、第1の交流電源が正常な時)は信号切替手段6a1、6a2は共にオン信号を選択し、ゲートドライバ5a1、5a2は第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2にゲート信号を供給し、第1の電流切替スイッチ3aをオン(導通)とし、負荷2には第1の電源1aから電力が供給される。
この時点では、信号切替手段6b1、6b2はどちらもオフ信号(非導通信号)を選択しており、ゲートドライバ5b1、5b2は半導体素子4b1、4b2にゲート信号を与えず、第2の電流切替スイッチ3bはオフされており、第2の交流電源1bは負荷2から切り離された状態にある。
【0033】
ここで、第1の交流電源1aに停電(異常電圧低下も含む)が発生すると(図4のstep1)、電圧検出手段7が検出した電圧に基づいて、停電検出手段8が停電を検出し(図4のstep2)、停電信号を発生する。
この時点で、第2の交流電源1bは停電等の発生しない健全側電源である。
停電検出手段8が発生した停電信号に基づいて、信号切替手段6a1、6a2はゲートドライバ5a1、5a2に対して第1の電流切替手段3aを構成する半導体素子4a1、4a2をオフするオフ信号を出力する。
半導体スイッチ4a1、4a2は、ゲートドライバ5a1、5a2からのゲート信号が除去された(図4のstep3)ことによりいつでもオフできる状態になる。
【0034】
しかし、半導体スイッチ4a1、4a2は共に自己消弧不可能な半導体素子であるため、第1の交流電圧源1aから負荷2に流れる電流と逆極性の半導体素子4a2はすぐにオフするが、電流が流れている半導体素子4a1は電流が一定電流以下となるまでオン状態を続ける。ここまでの動作は図12に示した従来の電源系統切り替え装置と同様である。
【0035】
ここで、本発明の実施の形態1による電源系統切替装置は、第1の交流電源1aに停電等の異常が発生し、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bに電源系統を切替る場合に、第2の電流切替スイッチ3bを構成する半導体素子4b1または4b2を実際にオンする時点での第1の電流スイッチ3aの電流方向を正しく推定し、第1の交流電源1aと第2の交流電源1bの短絡を避けるとともに、電源系統切替装置そのものの故障を避け、他の需要家へ電圧低下による悪影響を与えないように動作することを特徴とするものである。
【0036】
次に、図2の電流方向推定手段20の構成図および図3の電流方向検出手段9が検出する電流波形図を用いて、電流方向推定手段20の動作を説明する。
以下、第1の交流電源1aに発生する異常として、停電が発生した場合を代表例として説明することとする。
電流方向推定手段20は、第1の交流電源1aの異常検出手段である停電検出手段8が、発生した停電信号(即ち、第1の交流電源1aの異常検出信号)を受けて、以下の動作を開始する。
【0037】
まず、傾き演算手段21は、電流検出手段9から入力された図3に示す電流値(電流波形)に基づいて電流傾きを演算する。
例えば、図3において、時刻aの時点の電流値iaを記憶しておき、停電発生(異常発生)の時刻である時刻bの時点の電流値ibから減算し、時刻bと時刻aの時間差△t1で除算することにより電流傾きは演算できる。
即ち、電流傾きは、(ibーia)/△t1の演算を行うことにより求めることができる。
尚、これ以外の方法としては、微分手段等の方法で電流傾きを求めても構わない。
【0038】
演算された電流傾きは、乗算手段22にて電流方向推定後、実際にゲート信号が印加されるまでの設定時間△t2と乗算され、加算手段23にて時刻bの電流ibと加算されることにより、
ic = △t2 * (ibーia)/△t1
の式に従って、実際にゲート信号が印加される時点(時刻c)での電流推定値となる。
この電流推定値に基づき、推定電流方向判定手段24にて電流方向が判定され、実際にゲートがオンする時点での電流方向が正しく推定される。
【0039】
この後の動作は、前述した従来の電源系統切替装置と同様であり、電流方向推定手段20が推定した電流方向に従って、信号切替手段6b2のみにオン信号を与え(即ち、信号切替手段6b1はオフ信号を選択したままの状態)、この信号切替手段6b1、6b2の出力を受けてゲートドライバ5b1、5b2がゲート信号を半導体スイッチ4b1、4b2に与えることにより、まず、半導体スイッチ4b2がオンする。(図4のstep5)
【0040】
第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイッチ4b2がオンすることにより、第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高い場合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込み、その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込む電流がキャンセルされて、半導体スイッチ4a1の遮断(従って、第1の電流切替スイッチ3aの遮断)を早くする(図4のstep6)ことができる。
その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体スイッチ4b1がオンされ(図4のstep7)、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替動作が完了する。(図4のstep8)
【0041】
上述した図4のstep5からstep8の動作を、図5および図1、図2、図5を用いて説明する。
即ち、電流方向推定手段20および電流検出手段9の出力信号を受けて、図5に示したオン信号発生手段50では、第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイッチ4b1、4b2のいずれを先にオンすべきかを判定し、この場合、半導体スイッチ4b2を先にオンすべく、信号切替手段6b2にオン信号を選択するよう出力する。
信号切替手段6b2では、オン信号発生手段50内のオンタイミング判定手段51の出力信号に従い、ゲートドライバ5b2にオン信号を出力し、半導体スイッチ4b2がまずオンする。
【0042】
半導体スイッチ4b2がオンすることにより、半導体スイッチ4a1に流れる電流がキャンセルされ、半導体スイッチ4a1がオフする。
半導体スイッチ4a1がオフすることにより、第1の電流切替スイッチ3aが完全にオフすることにより、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流も零となるため、電流検出手段9の検出する電流も零となり、3aオフ検出手段52により第1の電流切替スイッチ3aのオフ状態を検出することができる。
そして、オンタイミング判定手段51は3aオフ検出手段52の出力信号を受けて、第2の電流切替スイッチ3bの残った半導体スイッチ4b1をオンすべく、信号切替手段6b1にオン信号を選択させ、信号切替手段6b1はゲートドライバ5b1にオン信号を出力し、半導体スイッチ4b1がオンして、切替動作が完了する。
尚、図6は、本実施の形態において、第1の交流電源1aに異常発生(例えば、停電発生)してから第2の電流スイッチ3bの各半導体スイッチ4b1および4b2がオンして第2の交流電源1bに切替られるまでの時系列タイミングを示したものである。
【0043】
以上述べたように、図1に示した実施の形態1による電源系統切替装置では、まず、第1の交流電源1aに停電等の異常が発生した場合、第1の交流電源1aと負荷2の間に接続された第1の電流切替スイッチ(電流切替手段)3aを構成する電流方向性を有した半導体スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除去し、電流方向推定手段20によって第2の電流切替スイッチ(電流切替手段)3bが実際にゲートをオンする時点での電流方向を正しく推定し、第2の交流電源1bと負荷2の間に接続された第2の電流切替スイッチ(電流切替手段)3bのうち、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流をキャンセルする導通方向の半導体スイッチをまずオンすることにより、第1の交流電源1aと第2の交流電源1bとの短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ることができる。
【0044】
尚、実施の形態1では、第1の交流電源1aの停電による異常を検出した場合の電源系統切替え動作について説明したが、この種の電源系統切替装置では、過電圧発生、位相跳躍、周波数異常、各相不平衡等の電源異常の場合にも同様の電源系統の切替動作が要求されるため、停電検出手段8に代わり、過電圧を検出する過電圧検出手段、位相跳躍を検出する位相跳躍検出手段、周波数異常を検出する周波数異常検出手段、各相不平衡を検出する各相不平衡手段等を設けても同様の効果が得られる。
また、実施の形態1では、第1の電流切替スイッチ3aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体スイッチの場合を示したが、第1の電流切替スイッチ3aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチは電流方向性を有するものであれば何でもよく、半導体スイッチに限定されるものではない。
【0045】
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2による電源系統切替装置の概略構成を示す図である。
図7において、30aは、真空スイッチや機械式スイッチ等の電流方向性を持たず、電流零点でしか遮断できない無方向性スイッチ40aからなる第1の電流切替スイッチ(切替手段)である。
図12に示した従来の電源系統切替装置と異なる点は、本実施の形態では第1の電流切替スイッチ30aを無方向性スイッチ40aにて構成した点である。
図8は、実施の形態2による電源系統切替装置の電源切替動作の手順を示したフローチャートである。
【0046】
次に、図7および図8に基づいて、実施の形態2による電源系統切替装置の動作について説明する。
第1の交流電源1aに停電等の異常が発生し(図8のstep1)、停電検出手段(異常検出手段)8にて停電(異常)を検出し(図8のstep2)、検出した停電信号(異常信号)に基づいて信号切替手段6a1がオフ信号を選択し、ゲートドライバ5a1が無方向性スイッチ40aからゲート信号を除去する(図8のstep3)。
ここまでの動作は、図12に示した従来の電源系統切替装置と基本的には同様である。
【0047】
ここで、従来の電源系統切替装置と異なる点は、第1の電流切替スイッチ30aに無方向性スイッチ40a(例えば、真空スイッチや機械式スイッチ)を適用したことにより、半導体スイッチを適用した場合に比べて、第1の交流電源1aによる通常の常時通電時の損失を小さくすることが可能であると共に、第1の電流切替スイッチ30aの冷却が不要となり、装置の小型化が図れる点である。
無方向性スイッチ40aのゲート信号除去後、電流方向検出手段10は、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流の方向を2度検出し(図6のstep4)、検出された電流方向に応じて、信号切替手段6b2のみにオン信号を与え(図6のstep5)、この信号切替手段6b1、6b2の出力を受けてゲートドライバ5b1、5b2がゲート信号を半導体スイッチ4b1、4b2に与えることにより、半導体スイッチ4b2がオンする。
【0048】
半導体スイッチ4b2がオンすることにより、第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高い場合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込み、その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込む電流がキャンセルされ、無方向性スイッチ40aの遮断(即ち、第1の電流切替スイッチ3aの遮断)を早くすることができる。(図8のstep6)
その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体スイッチ4b1がオンされ(図8のstep7)、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替動作が完了する。(図8のstep8)
【0049】
以上述べたように、図7に示した実施の形態2による電源系統切替装置では、第1の電流切替スイッチ30aに無方向性スイッチ40aを適用したことにより、通常の常時通電での第1の電流切替スイッチ30aの損失を小さくすることが可能であるとともに、第1の電流切替スイッチ30aの冷却が不要あるいはその必要性は少なくなり、装置を小型化することができる。
更に、実施の形態1における電流方向推定手段20とオン(導通)信号発生手段に代えて、回路構成が簡単な電流検出回路10を用いているので、コトス低減も図れる。
【0050】
尚、実施の形態2でも、第1の交流電源1aの停電による異常を検出した場合の電源系統切替え動作について説明したが、この種の電源系統切替装置では、過電圧発生、位相跳躍、周波数異常、各相不平衡等の電源異常の場合にも同様の電源系統の切替動作が要求されるため、停電検出手段8に代わり、過電圧を検出する過電圧検出手段、位相跳躍を検出する位相跳躍検出手段、周波数異常を検出する周波数異常検出手段、各相不平衡を検出する各相不平衡手段等を設けても同様の効果が得られる。
また、第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体スイッチの場合を示したが、第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチは電流方向性を有するものであれば何でもよく、半導体スイッチに限定されるものではない。
【0051】
実施の形態3.
図9は、実施の形態3による電源系統切替装置の構成を示す図である。
また、図10は、本発明の実施の形態3による電源系統切替装置の切替動作の手順を示したフローチャートである。
本実施の形態が、図1に示した実施の形態1による電源系統切替装置と異なる点は、電流方向性を有し、互いに電流導通方向が逆となるように接続された2つの半導体スイッチからなる第1の電流切替スイッチ3aに代わり、図9に示すように、前述の実施の形態2で示した無方向性スイッチ40a(例えば、真空スイッチや機械式スイッチ)で構成された第1の電流切替スイッチ30aを適用したことにより、半導体スイッチを適用した実施の形態1の場合に比べて、更に、第1の交流電源1aによる通常の常時通電時の損失を小さくすることが可能となり、従って、第1の電流切替スイッチ30aの冷却がほとんど不要となり、装置の小型化が図れる点である。
【0052】
次に、図9および図10に基づいて、本実施の形態による電源系統切替装置の動作を説明する。
第1の交流電源1aに停電(異常)が発生し(図10のstep1)、停電検出手段(異常検出手段)8にによって停電(異常)を検出し(図10のstep2)、検出した停電信号(異常検出信号)に基づいて信号切替手段6a1がオフ信号を選択し、ゲートドライバ5a1が無方向性スイッチ40aからゲート信号を除去して(図10のstep3)、無方向性スイッチ40aがオフできる状態となる。ここまでの動作は、前述した実施の形態2による電源系統切替装置と同様である。
【0053】
本実施の形態3による電源系統切替装置では、前述の実施の形態1にて説明した電流方向推定手段20およびオン信号発生手段50を用いて、実施の形態1の場合と同様に実際にゲート信号が印加される時点での電流方向を推定し(図10のstep4)、信号切替手段6b1にオフ信号を信号切替手段6b2にオン信号を与え、この信号切替手段6b1、6b2の出力を受けてゲートドライバ5b1、5b2がゲート信号を半導体スイッチ4b1、4b2に与えることにより、半導体スイッチ4b2がオンする。(図10のstep5)
尚、電流方向推定手段20およびオン信号発生手段50の具体的構成、動作については、実施の形態1の場合と同じであるので、説明は省略する。
【0054】
半導体スイッチ4b2がオンすることにより、第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高い場合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込み、その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込む電流がキャンセルされ、無方向性スイッチ40aの遮断(即ち、第1の電流切替スイッチ30aの遮断)を早くすることができる。(図10のstep6)
その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体スイッチ4b1がオンされ(図10のstep7)、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替動作が完了する。(図10のstep8)
【0055】
以上述べたように、図9に示した実施の形態3による電源系統切替装置では、電流方向推定手段20およびオン信号発生手段を用いたことにより、第1の交流電源1a第2の交流電源1bの短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くして、第2の交流電源1bに切替ることができると共に、更に、第1の電流切替スイッチ30aに真空スイッチや機械式スイッチのような通電電流よる損失の少ない無方向性スイッチ40aを適用したことにより、第1の交流電源1aによる常時の通電時における第1の電流切替スイッチ30aでの損失を小さくすることが可能であるとともに、冷却が不要あるいはその必要性はほとんどなくなり、装置を小型化することができる。
【0056】
尚、実施の形態3でも、第1の交流電源1aの停電による異常を検出した場合の電源系統切替え動作について説明したが、この種の電源系統切替装置では、過電圧発生、位相跳躍、周波数異常、各相不平衡等の電源異常の場合にも同様の電源系統の切替動作が要求されるため、停電検出手段8に代わり、過電圧を検出する過電圧検出手段、位相跳躍を検出する位相跳躍検出手段、周波数異常を検出する周波数異常検出手段、各相不平衡を検出する各相不平衡手段等を設けても同様の効果が得られる。
また、第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体スイッチの場合を示したが、第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチは電流方向性を有するものであれば何でもよく、半導体スイッチに限定されるものではない。
【0057】
実施の形態4.
図11は、実施の形態4による電源系統切替装置の構成を示す図である。
前述した実施の形態1〜3では、第1の交流電源1aの停電等の異常を停電検出手段(異常検出手段)8にて検出し、この検出信号を受けて第1の交流電源1aから健全側の第2の交流電源1bへ電源系統を切替える場合について説明した。これらに対し、本実施の形態では、図11に示すように、第1の交流電源1aの異常を検出する手段(例えば、停電検出手段8)に代わり、手動等により電源系統の切替信号を発生させることのできる電源切替信号発生手段を設けたことを特徴とする。
【0058】
本実施の形態では、このような構成を採用したことにより、操作者の判断により手動にて随時に、第1の交流電源1aと負荷2の間に接続された第1の電流切替スイッチ(電流切替手段)3aを構成する電流方向性を有した半導体スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除去し、電流方向推定手段20によって第2の電流切替スイッチ(電流切替手段)3bのゲートをオンする時点での電流方向を正しく推定し、第2の交流電源1bと負荷2の間に接続された第2の電流切替スイッチ(電流切替手段)3bのうち、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流をキャンセルする導通方向の半導体スイッチをまずオンすることにより、第1の交流電源1aと第2の交流電源1bとの短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ることができる。
【0059】
尚、図11は、第1の交流電源1aの停電等の異常を検出する停電検出手段(異常検出手段)を設けていない場合を示しているが、図11において、更に 第1の交流電源1aの異常を検出する検出手段を設けてもよい。
この場合、上述の効果を得る上に、更に、手動による電源系統の切替えと、第1の交流電源1aの異常検出による自動的な電源切替の両方を可能とする電源系統切替装置を提供することができる。
【0060】
尚、本実施の形態4でも、第1の電流切替スイッチ3aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体スイッチの場合を示したが、第1の電流切替スイッチ3aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流方向性スイッチは電流方向性を有するものであれば何でもよく、半導体スイッチに限定されるものではない。
また、第1の電流切替スイッチ3aは、実施の形態2あるいは3で示したような無方向性スイッチであってもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明による電源系統切替装置によれば、第1の交流電源と負荷との間に設けられ、上記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第1の電流切替手段と、導通方向が互いに逆で、かつ、並列に接続された第1および第2の電流方向性を有したスイッチで構成されると共に、第2の交流電源と負荷との間に設けられ、負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第2の電流切替手段と、第1の交流電源から負荷に供給される電流を検出して検出信号を出力する電流検出手段と、第1の交流電源から第2の交流電源への切替を指令する信号であって、第1の電流切替手段を非導通状態とする電源切替信号を発生する電源切替信号発生手段と、電源切替信号発生手段の出力信号を受けて、電流検出手段の電流検出時点での電流値に基づいて電流傾きを求め、この電流傾きにより第2の電流切替手段が導通する時点での電流値を求め、第2の電流切替手段が導通する時点での第1の交流電源から負荷に流れる電流の電流方向を推定する電流方向推定手段と、電流方向推定手段の推定結果に基づいて、第2の電流切替手段を構成する第1および第2の電流方向性を有したスイッチのうち、まず第1の交流電源から負荷に流れる電流をキャンセルする導通方向のスイッチを導通させ、その後残るスイッチを導通させる導通信号発生手段とを備えたので、電源切替信号の発生に応答して、電流方向推定手段に第2の電流切替手段が実際にゲートをオンする時点での電流方向を正しく推定させ、その推定結果に基づいて第2の交流電源と負荷の間に接続された第2の電流切替手段のうち、第1の交流電源から負荷に流れる電流をキャンセルする導通方向の半導体スイッチをまずオンさせることにより、第1の交流電源と第2の交流電源との短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源を非導通状態とし、負荷の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源に切替ることができるという効果がある。
【0062】
また、本発明による電源系統切替装置の電源切替信号発生手段は、第1の交流電源の異常を検出する電源異常検出手段であり、上記電源異常検出手段の出力信号を電源切替信号として用いるので、常時運転していた第1の交流電源の種々な電源異常の発生に応答して、第1の交流電源と第2の交流電源との短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源を非導通状態とし、負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ることができるという効果がある。
【0063】
また、本発明にによる電源系統切替装置の電源異常検出手段は、第1の交流電源の停電を検出する停電検出手段であることを特徴とするので、常時運転していた第1の交流電源に停電が発生した場合に、第1の交流電源と第2の交流電源との短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源を非導通状態とし、負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ることができるという効果がある。
【0064】
また、本発明にによる電源系統切替装置の電源切替信号発生手段は、手動によって電源切替信号を発生させることを特徴とするので、操作者の判断により電源切替信号を発生させた場合であっても、電流方向推定手段に第2の電流切替手段が実際にゲートをオンする時点での電流方向を正しく推定させ、その推定結果に基づいて第2の交流電源と負荷2の間に接続された第2の電流切替手段のうち、第1の交流電源から負荷2に流れる電流をキャンセルする導通方向の半導体スイッチをまずオンさせることにより、第1の交流電源と第2の交流電源との短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源を非導通状態とし、負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ることができるという効果がある。
【0065】
また、本発明による電源系統切替装置の第1の電流切替手段は、通電時電流による損失の少ない無方向性のスイッチであることを特徴とするので、通常時の第1の交流電源から負荷に流れる電流による第1の電流切替スイッチでの損失を小さくすることが可能となり、第1の電流切替スイッチの冷却がほとんど不要となり、装置を小型化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による電源系統切替装置を示す構成図である。
【図2】 電流方向推定手段の一構成例を示す図である。
【図3】 電流検出手段が検出する電流波形を示す図である。
【図4】 実施の形態1による電源系統切替装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 オン信号発生手段の概略構成例を示す図である。
【図6】 停電発生以降の各部におけるオン/オフのタイミングを示す図である。
【図7】 実施の形態2による電源系統切替装置を示す構成図である。
【図8】 実施の形態2による電源系統切替装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 実施の形態3による電源系統切替装置を示す構成図である。
【図10】 実施の形態3による電源系統切替装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 実施の形態4による電源系統切替装置を示す構成図である。
【図12】 従来の電源系統切替装置を示す構成図である。
【図13】 従来の電源系統切替装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1a 第1の交流電源 1b 第2の交流電源 2 負荷
3a 第1の電流切替スイッチ(電流切替手段)
3b 第2の電流切替スイッチ(電流切替手段)
4a1、4a2、4b1、4b2 半導体スイッチ
5a1、5a2、5b1、5b2 ゲートドライバ
6a1、6a2、6b1、6b2 信号切替手段
7 電圧検出手段 8 停電検出手段
9 電流検出手段 10 電流方向検出手段
20 電流方向推定手段 21 傾き演算手段
22 乗算手段 23 加算手段
24 推定電流方向判定手段
30a 第1の電流切替スイッチ(電流切替手段)
40a 無方向性スイッチ
50 オン(導通)信号発生手段
51 オンタイミング判定手段 52 3aオフ判定手段
60 電源切替信号発生手段
Claims (5)
- 第1の交流電源と負荷との間に設けられ、上記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第1の電流切替手段と、
導通方向が互いに逆で、かつ、並列に接続された第1および第2の電流方向性を有したスイッチで構成されると共に、第2の交流電源と上記負荷との間に設けられ、上記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第2の電流切替手段と、
上記第1の交流電源から上記負荷に供給される電流を検出して検出信号を出力する電流検出手段と、
上記第1の交流電源から上記第2の交流電源への切替を指令する信号であって、上記第1の電流切替手段を非導通状態とする電源切替信号を発生する電源切替信号発生手段と、
上記電源切替信号発生手段の出力信号を受けて、上記電流検出手段の電流検出時点での電流値に基づいて電流傾きを求め、この電流傾きにより上記第2の電流切替手段が導通する時点での電流値を求め、上記第2の電流切替手段が導通する時点での上記第1の交流電源から上記負荷に流れる電流の電流方向を推定する電流方向推定手段と、
上記電流方向推定手段の推定結果に基づいて、上記第2の電流切替手段を構成する上記第1および第2の電流方向性を有したスイッチのうち、まず上記第1の交流電源から上記負荷に流れる電流をキャンセルする導通方向のスイッチを導通させ、その後残るスイッチを導通させる導通信号発生手段とを備えたことを特徴とする電源系統切替装置。 - 電源切替信号発生手段は、第1の交流電源の異常を検出する電源異常検出手段であり、上記電源異常検出手段の出力信号を電源切替信号として用いることを特徴とする請求項1に記載の電源系統切替装置。
- 電源異常検出手段は、第1の交流電源の停電を検出する停電検出手段であることを特徴とする請求項2に記載の電源系統切替装置。
- 電源切替信号発生手段は、手動によって電源切替信号を発生させることを特徴とする請求項1に記載の電源系統切替装置。
- 第1の電流切替手段は、無方向性のスイッチであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源系統切替装置。
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