JP2001218390A - 電源系統切替装置 - Google Patents

電源系統切替装置

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JP2001218390A JP2000025291A JP2000025291A JP2001218390A JP 2001218390 A JP2001218390 A JP 2001218390A JP 2000025291 A JP2000025291 A JP 2000025291A JP 2000025291 A JP2000025291 A JP 2000025291A JP 2001218390 A JP2001218390 A JP 2001218390A
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功 神山
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正俊 竹田
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博 山本
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裕治 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の電源1aに異常が発生した場合、電源間
の短絡を避けつつ、第2の電源1bに高速切替可能な電源
系統切替装置を得る。 【解決手段】 第1の電源1aと負荷2間の第1の電流切替
手段3aと、導通方向が逆で、かつ並列に接続された第1
および第2のスイッチ4b1,4b2で構成され、第2の電源1b
と負荷2間の第2の電流切替手段3bと、第1の電源1aから
負荷2に流れる電流を検出する電流検出手段9と、第1の
電源1aから第2の電源1bへの電源切替指令信号を発生す
る手段と、電源切替信号および電流検出手段からの信号
に基づいて、所定設定時間後の第2の電流切替手段3bが
導通する時点での第1の電源1aから負荷2に流れる電流方
向を推定する電流方向推定手段20と、推定結果に基づい
て、第1および第2の電流方向性を有したスイッチ4b1,4b
2のうち、まず第1の交流電源から負荷に流れる電流をキ
ャンセルする導通方向のスイッチを導通させ、その後残
るスイッチを導通させる導通信号発生手段50とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異種の交流電源
系統に接続され、常時は第1の交流電源系統から負荷に
電力を供給すると共に、電圧低下発生等の電源異常時に
は別の第2の交流電源系統に切り替えて、負荷に連続的
に電力を供給する電源系統切替装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば、米国特許5,64
4,175号に開示された従来の電源系統切替装置の概
略構成を示す構成図であり、図13は図12に示した従
来の電源系統切替装置における切替動作の手順を示すフ
ローチャートである。
【0003】図12において、1aは第1の交流電源、
1bは第2の交流電源、2はこれら交流電源のいずれか
1つに接続され、常時運転が要求される負荷である。ま
た、3aおよび3bは、第1の交流電源1aと負荷2の
間あるいは第2の交流電源1bと負荷2の間に接続さ
れ、負荷2に電流を供給する交流電源を選択する第1お
よび第2の電流切替スイッチ(電流切替手段とも称す)
である。また、4a1、4a2は第1の電流切替スイッ
チ3aを構成するサイリスタ等の自己消弧できない電流
方向性を有した半導体スイッチであり、導通方向が互い
逆で並列に接続されている。同様に、4b1、4b2は
第2の電流切替スイッチ3bを構成するサイリスタ等の
自己消弧できない電流方向性を有した半導体スイッチで
あり、導通方向が互い逆で並列に接続されている。
【0004】また、5a1、5a2は第1の電流切替ス
イッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1および4a
2にゲート信号を供給するゲートドライバであり、同様
に、5b1および、5b2は第2の電流切替スイッチ3
bを構成する半導体スイッチ4b1および4b2にゲー
ト信号を供給するゲートドライバである。また、6a
1、6a2、6b1、6b2は、それぞれゲートドライ
バ5a1、5a2、5b1、5b2に与えるオン信号
(導通信号)、オフ信号(非導通信号)を切り替える信
号切替手段である。
【0005】また、7は第1の交流電源1aの電圧を検
出する電圧検出手段、8は電圧検出手段7で検出した交
流電源1aの電圧に基づいて第1の交流電源1aの停電
検出を行い、停電信号を出力する停電検出手段、9は第
1の交流電源1aから負荷2に流れる電流を検出する電
流検出手段、10は停電検出手段8の検出する停電信号
を受けて電流検出手段9の検出した交流電源1aから負
荷2に流れる電流の極性に基づいて電流方向を検出し、
検出結果に基づいて信号切替手段6b1、6b2にオン
信号あるいはオフ信号を与える電流方向検出手段であ
る。尚、停電検出手段8は、停電を検出するまで(即
ち、第1の交流電源が正常に常時運転している時)は、
信号切替手段6a1、6a2にオン信号を与え、停電を
検出すると、出力される停電信号(即ち、第1の交流電
源から第2の交流電源へ電源系統を切替へさせる電源切
替信号)は信号切替手段6a1、6a2にオフ信号を与
える。
【0006】次に、従来の電源系統切替装置の動作につ
いて説明する。従来の電源系統切替装置の構成を示す図
12において、常時は信号切替手段6a1、6a2がオ
ン信号を選択し、ゲートドライバ5a1、5a2は切替
スイッチ31aを構成する半導体スイッチ4a1、4a
2にゲート信号を供給し、半導体スイッチ4a1、4a
2はオン(導通状態)となり、負荷2には第1の交流電
源1aが接続され、第1の交流電源1aから電力が供給
される。
【0007】もし、万一第1の交流電源1aに停電等の
異常が発生し、負荷2への供給電圧低下が発生すると、
電圧検出手段7の検出した第1の交流電源1aの電圧低
下に基づいて停電検出手段8にて停電を検出し、停電信
号を発生する。停電検出手段8が出力する停電信号を受
けて、まず、信号切替手段6a1、6a2はオフ信号を
選択し、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体
スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除去する。この
とき、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体ス
イッチ4a1、4a2は自己消弧できないため、半導体
スイッチ4a1、4a2の電流が所定の電流以下となる
まで、半導体スイッチ4a1、4a2はオフ状態(非導
通状態)とはならず、負荷2を電源1aから切り離すこ
とができない。
【0008】そこで、米国特許5,644,175号に
開示された従来の電源系統切替装置では、健全側交流電
圧源である第2の交流電源1bから流れ込む電流により
第1の交流電源1aから流れ込む電流をキャンセルする
ことにより、半導体スイッチ4a1または4a2に流れ
ている電流をオフ状態にするために必要な一定電流以下
にし、第1の電流切替スイッチ3aの遮断を早くする。
同時に、第1の電流切替スイッチ3aが遮断した段階で
は、すでに第2の電流切替スイッチ3bがオンしている
ことより、負荷2に供給される電圧の低下時間を短くす
ることができる。
【0009】従来の電源系統切替装置の動作手順を図1
3に示したフローチャートに従って説明する。以下の説
明において、停電発生時の第1の交流電源1aから負荷
2に流れる電流の向きは図12の電流検出手段9の上部
に示した矢印の向きとして説明する。第1の交流電源1
aに停電が発生し(図13のstep1)、電圧検出手
段7にて検出した第1の交流電源1aの電圧が低下する
と、停電検出手段8は停電を検出し(図10のstep
2)、停電検出手段8が停電信号を発生する。
【0010】停電検出手段8が発生した停電信号を受け
て、信号切替手段6a1、6a2はオン信号からオフ信
号へと切り替わり、ゲートドライバ5a1、5a2の発
生するゲート信号が除去される。(図13のstep
3) ゲート信号が除去されたことを受けて、第1の電流切替
スイッチ3aを構成する半導体スイッチ4a1、4a2
はいつでもオフできる状態になるが、半導体スイッチ4
a1、4a2は自己消弧不可能な半導体素子であるた
め、第1の交流電圧源1aから負荷2に流れる電流と逆
方向の電流方向性を有した半導体素子4a2はすぐにオ
フするが、電流の流れている半導体素子4a1は電流が
一定電流以下となるまでオン状態を続ける。
【0011】ここで、ゲートドライバ5a1、5a2の
ゲート信号が除去された後、電流方向検出手段10は電
流検出手段7の検出した電流より、電流方向を2度検出
し(図13のstep4)、検出した電流方向が同じな
らば第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイッチ4b
1をオフ、4b2をオンするようなゲート信号をゲート
ドライバ5b1および5b2が発生するように信号切替
手段6b1、6b2に信号を与える。
【0012】ゲートドライバ5b1、5b2は信号切替
手段6b1、6b2の信号を受けて、まず、半導体スイ
ッチ4b2のみをオンする(図13のstep5)が、
第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高い場
合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込み、
その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込む電
流がキャンセルされて、半導体スイッチ4a1の遮断
(即ち、第1の電流切替スイッチ3aをオフとする)を
早くすることができる。(図13のstep6) その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体
スイッチ4b1がオンされ(図13のstep7)、第
1の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替
動作が完了する。(図13のstep8)
【0013】ここで、電流方向検出手段10が電流方向
を2度検出し、電流方向が同じならば第2の電流切替ス
イッチ3bの半導体スイッチにオン、オフ信号を与える
理由は、万一、電流検出後電流方向が反転してしまった
場合、第1の電流切替スイッチ3aと第2の電流切替ス
イッチ3bが第1の交流電源1aと第2の交流電源1b
を短絡させてしまうからである。また、半導体スイッチ
4b2のみをオンとする理由は、半導体スイッチ4a1
がオン状態で半導体スイッチ4b1をオンすると第1の
交流電源1aと第2の交流電源1bを短絡させるからで
ある。
【0014】以上述べたように、図12に示した従来の
電源系統切替装置では、第1の交流電源に停電等の異常
が発生すると、まず、第1の電流切替スイッチ3aを構
成する半導体スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除
去し、第1の交流電源1aから負荷2に流れる電流方向
検出を二度行い、その方向が同じであれば、第2の電流
切替スイッチ3bを構成する半導体スイッチのうち、第
1の交流電源1aから負荷2に流れる電流をキャンセル
する極性の半導体スイッチのみをオンすることにより、
電源間の短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源1aを
遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くする様に動作し
て、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bに切替
わる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源系統切替装
置は以上のように構成されおり、電源間の短絡を避けら
れるという利点があるが、電流方向検出後、万一電流方
向が反転した場合には、第1の交流電源1aと第2の交
流電源2aを短絡させる方向の半導体スイッチをオンし
てしまい、第1の交流電源1aと第2の交流電源2aを
短絡させてしまうという問題点があった。
【0016】また、図12に示した従来の電源系統切替
装置では、常時運転側の第1の電流切替スイッチ3aを
半導体スイッチ4a1、4a2にて構成していたが、半
導体スイッチは導通損失を発生するため効率が悪くラン
ニングコストの上昇を招く。また、損失によって発生し
た熱エネルギーの冷却のため冷却構造が必要であり、装
置を大型化させるという問題点があった。
【0017】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、常時運転していた第1の電源
に、例えば、停電等の異常発生により電圧異常が発生し
た場合に、電源間の短絡を避けつつ第2の電源に高速切
替可能な電源系統切替装置ならびに電流切替スイッチの
損失が少なく、かつ、高効率で小型化可能な電源系統切
替装置を得ることを目的とする。また、手動等により電
源系統の切替信号を発生させた場合にも、電源間の短絡
を避けつつ第2の電源に高速切替可能な電源系統切替装
置ならびに電流切替スイッチの損失が少なく、かつ、高
効率で小型化可能な電源系統切替装置を得ることを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源系統切
替装置は、第1の交流電源と負荷との間に設けられ、上
記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にす
る第1の電流切替手段と、導通方向が互いに逆で、か
つ、並列に接続された第1および第2の電流方向性を有
したスイッチで構成されると共に、第2の交流電源と負
荷との間に設けられ、負荷への電流供給を導通状態ある
いは非導通状態にする第2の電流切替手段と、第1の交
流電源から負荷に供給される電流を検出して検出信号を
出力する電流検出手段と、第1の交流電源から第2の交
流電源への切替を指令する信号であって、第1の電流切
替手段を非導通状態とする電源切替信号を発生する電源
切替信号発生手段と、電源切替信号発生手段および上記
電流検出手段からの出力信号に基づいて、所定設定時間
後の第2の電流切替手段が導通する時点での第1の交流
電源から負荷に流れる電流の電流方向を推定する電流方
向推定手段と、電流方向推定手段の推定結果に基づい
て、第2の電流切替手段を構成する第1および第2の電
流方向性を有したスイッチのうち、まず第1の交流電源
から負荷に流れる電流をキャンセルする導通方向のスイ
ッチを導通させ、その後残るスイッチを導通させる導通
信号発生手段とを備えたものである。
【0019】また、本発明に係る電源系統切替装置の電
源切替信号発生手段は、第1の交流電源の異常を検出す
る電源異常検出手段であり、上記電源異常検出手段の出
力信号を電源切替信号として用いるものである。
【0020】また、本発明に係る電源系統切替装置の電
源異常検出手段は、第1の交流電源の停電を検出する停
電検出手段であることを特徴とするものである。
【0021】また、本発明に係る電源系統切替装置の電
源切替信号発生手段は、手動によって電源切替信号を発
生させることを特徴とするものである。
【0022】また、本発明に係る電源系統切替装置の第
1の電流切替手段は、無方向性のスイッチであることを
特徴とするものである。
【0023】また、本発明に係る電源系統切替装置は、
第1の交流電源と負荷との間に設けられ、負荷への電流
供給を導通状態あるいは非導通状態にする無方向性スイ
ッチからなる第1の電流切替手段と、導通方向が互いに
逆で、かつ、並列に接続された第1および第2の電流方
向性を有したスイッチで構成されると共に、第2の交流
電源と負荷との間に設けられ、負荷への電流供給を導通
状態あるいは非導通状態にする第2の電流切替手段と、
第1の交流電源から負荷に供給される電流値を検出して
出力する電流検出手段と、第1の交流電源から第2の交
流電源への切替を指令する信号であって、第1の電流切
替手段を非導通状態とする電源切替信号を発生する電源
切替信号発生手段と、電源切替信号および電流検出手段
からの出力信号に基づいて、第1の交流電源から負荷に
流れる電流の電流方向を検出すると共に、検出された電
流方向に基づいて、第2の電流切替手段を構成する第1
および第2の電流方向性を有したスイッチのうち、ま
ず、第1の交流電源から負荷に流れる電流をキャンセル
する導通方向のスイッチを導通させ、その後残るスイッ
チを導通させるように構成された電流方向検出手段とを
備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。尚、従来と同一符号は従来の
ものと同一あるいは相当のものを表す。 実施の形態1.図1は、実施の形態1による電源系統切
替装置の概略構成を示す図である。図において、1aは
第1の交流電源、1bは第2の交流電源、2はこれら交
流電源のいずれか1つに接続され、常時運転が要求され
る負荷、3aおよび3bは第1の交流電源1aと負荷2
の間あるいは第2の交流電源1bと負荷2の間に接続さ
れ、負荷2に電流を供給する交流電源を選択する第1お
よび第2の電流切替スイッチ(電流切替手段とも称す)
である。
【0025】即ち、第1の電流切替スイッチ3aが導通
状態(オン)、第2の電流切替スイッチ3bが非導通状
態(オフ)の時には、第1の交流電源1aが選択されて
負荷2に電流を供給し、第1の電流切替スイッチ3aが
非導通状態(オフ)、第2の電流切替スイッチ3bが導
通状態(オン)の時には、第2の交流電源1bが選択さ
れて負荷2に電流を供給する。また、4a1、4a2は
第1の電流切替スイッチ3aを構成するサイリスタ等の
自己消弧できない電流方向性を有した半導体スイッチで
あり、導通方向が互い逆で並列に接続されている。
【0026】同様に、4b1、4b2は第2の電流切替
スイッチ3bを構成するサイリスタ等の自己消弧できな
い電流方向性を有した半導体スイッチであり、導通方向
が互い逆で並列に接続されている。また、5a1および
5a2は、第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導
体スイッチ4a1および4a2にそれぞれゲート信号を
供給するゲートドライバであり、同様に、5b1および
5b2は、第2の電流切替スイッチ3bを構成する半導
体スイッチ4b1および4b2にそれぞれゲート信号を
供給するゲートドライバである。
【0027】また、6a1、6a2、6b1、6b2
は、それぞれゲートドライバ5a1、5a2、5b1、
5b2に与えるオン信号(導通信号)、オフ信号(非導
通信号)を切り替える信号切替手段である。また、7は
第1の交流電源1aの電圧を検出する電圧検出手段、8
は電圧検出手段7で検出した交流電源1aの電圧に基づ
いて第1の交流電源1aの停電検出を行い、停電信号を
出力する停電検出手段、9は第1の交流電源1aから負
荷2に流れる電流を検出する電流検出手段である。
【0028】尚、停電検出手段8は、停電を検出するま
で(即ち、第1の交流電源が正常に常時運転している
時)は、信号切替手段6a1、6a2にオン信号を与
え、停電を検出すると、出力される停電信号は信号切替
手段6a1、6a2にオフ信号を与える。また、停電検
出手段から出力される停電信号は、第1の交流電源から
第2の交流電源へ電源系統を切替へさせる電源切替信号
として用いられる。
【0029】また、20は停電検出手段8から出力され
る停電信号および電流検出手段9の出力信号を受けて、
電流検出手段9による電流検出時点での第1の電流切替
スイッチ3aを流れる電流値および電流傾きを用いて、
実際に第2の電流切替スイッチ3bのいずれかの半導体
スイッチ(即ち、4b1、4b2のいずれかの半導体ス
イッチ)が最初にオンする時点での第1の電流切替スイ
ッチ3aを流れる電流の電流方向を推定する電流方向推
定手段である。また、50は電流方向推定手段20およ
び電流検出手段9の出力信号を受けて、第2の電流切替
スイッチ3bを構成する半導体スイッチ4b1あるいは
4b2を所望のタイミングで順次オン状態にするための
ゲート信号をゲートドライバ5b1、5b2に発生させ
るよう、信号切替手段6b1、6b2を切替えるオン信
号発生手段である。
【0030】尚、上述した電流方向推定手段20では、
電流検出手段9による電流検出時点での第1の電流切替
スイッチ3aを流れる電流値および電流傾きを用いて、
実際に第2の電流切替スイッチ3bのいずれかの半導体
スイッチ(即ち、4b1、4b2のいずれか)が最初に
オンする時の第1の電流切替スイッチ3aを流れる電流
の電流方向を推定するしているが、負荷種別および電源
電圧、位相等の情報より推定する推定手段を用いても、
電流波形の周期性より推定する推定手段を用いても同様
の効果が得られる。
【0031】図2は、本実施の形態の特徴的な構成要素
である電流方向推定手段20の具体的な構成例を示す図
である。図2において、21は入力信号(即ち、電流検
出手段9により検出された交流電源1aから負荷2に流
れる電流に対応する信号)の傾きを演算する傾き演算回
路(手段)、22は入力信号の乗算演算を行う乗算回路
(手段)、23は入力信号の加算演算を行う加算回路
(手段)、24は推定電流値方向を判定する推定電流方
向判定回路(手段)である。また、図3は電流検出手段
9が検出する電流波形図、図4は本実施の形態における
電源系統切替動作の手順を示したフローチャートであ
る。また、図5は、オン(導通)信号発生手段50の概
略構成を示す図である。
【0032】次に、本実施の形態1による電源系統切替
装置の動作について、図1乃至図5を用いて説明する。
図1に示した電源系統切替装置において、常時(即ち、
第1の交流電源が正常な時)は信号切替手段6a1、6
a2は共にオン信号を選択し、ゲートドライバ5a1、
5a2は第1の電流切替スイッチ3aを構成する半導体
スイッチ4a1、4a2にゲート信号を供給し、第1の
電流切替スイッチ3aをオン(導通)とし、負荷2には
第1の電源1aから電力が供給される。この時点では、
信号切替手段6b1、6b2はどちらもオフ信号(非導
通信号)を選択しており、ゲートドライバ5b1、5b
2は半導体素子4b1、4b2にゲート信号を与えず、
第2の電流切替スイッチ3bはオフされており、第2の
交流電源1bは負荷2から切り離された状態にある。
【0033】ここで、第1の交流電源1aに停電(異常
電圧低下も含む)が発生すると(図4のstep1)、
電圧検出手段7が検出した電圧に基づいて、停電検出手
段8が停電を検出し(図4のstep2)、停電信号を
発生する。この時点で、第2の交流電源1bは停電等の
発生しない健全側電源である。停電検出手段8が発生し
た停電信号に基づいて、信号切替手段6a1、6a2は
ゲートドライバ5a1、5a2に対して第1の電流切替
手段3aを構成する半導体素子4a1、4a2をオフす
るオフ信号を出力する。半導体スイッチ4a1、4a2
は、ゲートドライバ5a1、5a2からのゲート信号が
除去された(図4のstep3)ことによりいつでもオ
フできる状態になる。
【0034】しかし、半導体スイッチ4a1、4a2は
共に自己消弧不可能な半導体素子であるため、第1の交
流電圧源1aから負荷2に流れる電流と逆極性の半導体
素子4a2はすぐにオフするが、電流が流れている半導
体素子4a1は電流が一定電流以下となるまでオン状態
を続ける。ここまでの動作は図12に示した従来の電源
系統切り替え装置と同様である。
【0035】ここで、本発明の実施の形態1による電源
系統切替装置は、第1の交流電源1aに停電等の異常が
発生し、第1の交流電源1aから第2の交流電源1bに
電源系統を切替る場合に、第2の電流切替スイッチ3b
を構成する半導体素子4b1または4b2を実際にオン
する時点での第1の電流スイッチ3aの電流方向を正し
く推定し、第1の交流電源1aと第2の交流電源1bの
短絡を避けるとともに、電源系統切替装置そのものの故
障を避け、他の需要家へ電圧低下による悪影響を与えな
いように動作することを特徴とするものである。
【0036】次に、図2の電流方向推定手段20の構成
図および図3の電流方向検出手段9が検出する電流波形
図を用いて、電流方向推定手段20の動作を説明する。
以下、第1の交流電源1aに発生する異常として、停電
が発生した場合を代表例として説明することとする。電
流方向推定手段20は、第1の交流電源1aの異常検出
手段である停電検出手段8が、発生した停電信号(即
ち、第1の交流電源1aの異常検出信号)を受けて、以
下の動作を開始する。
【0037】まず、傾き演算手段21は、電流検出手段
9から入力された図3に示す電流値(電流波形)に基づ
いて電流傾きを演算する。例えば、図3において、時刻
aの時点の電流値iaを記憶しておき、停電発生(異常
発生)の時刻である時刻bの時点の電流値ibから減算
し、時刻bと時刻aの時間差△t1で除算することによ
り電流傾きは演算できる。即ち、電流傾きは、(ibー
ia)/△t1の演算を行うことにより求めることがで
きる。尚、これ以外の方法としては、微分手段等の方法
で電流傾きを求めても構わない。
【0038】演算された電流傾きは、乗算手段22にて
電流方向推定後、実際にゲート信号が印加されるまでの
設定時間△t2と乗算され、加算手段23にて時刻bの
電流ibと加算されることにより、 ic = △t2 * (ibーia)/△t1 の式に従って、実際にゲート信号が印加される時点(時
刻c)での電流推定値となる。この電流推定値に基づ
き、推定電流方向判定手段24にて電流方向が判定さ
れ、実際にゲートがオンする時点での電流方向が正しく
推定される。
【0039】この後の動作は、前述した従来の電源系統
切替装置と同様であり、電流方向推定手段20が推定し
た電流方向に従って、信号切替手段6b2のみにオン信
号を与え(即ち、信号切替手段6b1はオフ信号を選択
したままの状態)、この信号切替手段6b1、6b2の
出力を受けてゲートドライバ5b1、5b2がゲート信
号を半導体スイッチ4b1、4b2に与えることによ
り、まず、半導体スイッチ4b2がオンする。(図4の
step5)
【0040】第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイ
ッチ4b2がオンすることにより、第2の交流電源1b
の電圧が負荷2の電圧よりも高い場合、第2の交流電源
1bから負荷2に電流が流れ込み、その結果、第1の交
流電源1aから負荷2に流れ込む電流がキャンセルされ
て、半導体スイッチ4a1の遮断(従って、第1の電流
切替スイッチ3aの遮断)を早くする(図4のstep
6)ことができる。その後、第2の電流切替スイッチ3
bの残り側の半導体スイッチ4b1がオンされ(図4の
step7)、第1の交流電源1aから第2の交流電源
1bへの電源切替動作が完了する。(図4のstep
8)
【0041】上述した図4のstep5からstep8
の動作を、図5および図1、図2、図5を用いて説明す
る。即ち、電流方向推定手段20および電流検出手段9
の出力信号を受けて、図5に示したオン信号発生手段5
0では、第2の電流切替スイッチ3bの半導体スイッチ
4b1、4b2のいずれを先にオンすべきかを判定し、
この場合、半導体スイッチ4b2を先にオンすべく、信
号切替手段6b2にオン信号を選択するよう出力する。
信号切替手段6b2では、オン信号発生手段50内のオ
ンタイミング判定手段51の出力信号に従い、ゲートド
ライバ5b2にオン信号を出力し、半導体スイッチ4b
2がまずオンする。
【0042】半導体スイッチ4b2がオンすることによ
り、半導体スイッチ4a1に流れる電流がキャンセルさ
れ、半導体スイッチ4a1がオフする。半導体スイッチ
4a1がオフすることにより、第1の電流切替スイッチ
3aが完全にオフすることにより、第1の交流電源1a
から負荷2に流れる電流も零となるため、電流検出手段
9の検出する電流も零となり、3aオフ検出手段52に
より第1の電流切替スイッチ3aのオフ状態を検出する
ことができる。そして、オンタイミング判定手段51は
3aオフ検出手段52の出力信号を受けて、第2の電流
切替スイッチ3bの残った半導体スイッチ4b1をオン
すべく、信号切替手段6b1にオン信号を選択させ、信
号切替手段6b1はゲートドライバ5b1にオン信号を
出力し、半導体スイッチ4b1がオンして、切替動作が
完了する。尚、図6は、本実施の形態において、第1の
交流電源1aに異常発生(例えば、停電発生)してから
第2の電流スイッチ3bの各半導体スイッチ4b1およ
び4b2がオンして第2の交流電源1bに切替られるま
での時系列タイミングを示したものである。
【0043】以上述べたように、図1に示した実施の形
態1による電源系統切替装置では、まず、第1の交流電
源1aに停電等の異常が発生した場合、第1の交流電源
1aと負荷2の間に接続された第1の電流切替スイッチ
(電流切替手段)3aを構成する電流方向性を有した半
導体スイッチ4a1、4a2のゲート信号を除去し、電
流方向推定手段20によって第2の電流切替スイッチ
(電流切替手段)3bが実際にゲートをオンする時点で
の電流方向を正しく推定し、第2の交流電源1bと負荷
2の間に接続された第2の電流切替スイッチ(電流切替
手段)3bのうち、第1の交流電源1aから負荷2に流
れる電流をキャンセルする導通方向の半導体スイッチを
まずオンすることにより、第1の交流電源1aと第2の
交流電源1bとの短絡を避けつつ、高速に第1の交流電
源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くして、健
全な第2の交流電源1bに切替ることができる。
【0044】尚、実施の形態1では、第1の交流電源1
aの停電による異常を検出した場合の電源系統切替え動
作について説明したが、この種の電源系統切替装置で
は、過電圧発生、位相跳躍、周波数異常、各相不平衡等
の電源異常の場合にも同様の電源系統の切替動作が要求
されるため、停電検出手段8に代わり、過電圧を検出す
る過電圧検出手段、位相跳躍を検出する位相跳躍検出手
段、周波数異常を検出する周波数異常検出手段、各相不
平衡を検出する各相不平衡手段等を設けても同様の効果
が得られる。また、実施の形態1では、第1の電流切替
スイッチ3aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構
成する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体
スイッチの場合を示したが、第1の電流切替スイッチ3
aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流
方向性スイッチは電流方向性を有するものであれば何で
もよく、半導体スイッチに限定されるものではない。
【0045】実施の形態2.図7は、本発明の実施の形
態2による電源系統切替装置の概略構成を示す図であ
る。図7において、30aは、真空スイッチや機械式ス
イッチ等の電流方向性を持たず、電流零点でしか遮断で
きない無方向性スイッチ40aからなる第1の電流切替
スイッチ(切替手段)である。図12に示した従来の電
源系統切替装置と異なる点は、本実施の形態では第1の
電流切替スイッチ30aを無方向性スイッチ40aにて
構成した点である。図8は、実施の形態2による電源系
統切替装置の電源切替動作の手順を示したフローチャー
トである。
【0046】次に、図7および図8に基づいて、実施の
形態2による電源系統切替装置の動作について説明す
る。第1の交流電源1aに停電等の異常が発生し(図8
のstep1)、停電検出手段(異常検出手段)8にて
停電(異常)を検出し(図8のstep2)、検出した
停電信号(異常信号)に基づいて信号切替手段6a1が
オフ信号を選択し、ゲートドライバ5a1が無方向性ス
イッチ40aからゲート信号を除去する(図8のste
p3)。ここまでの動作は、図12に示した従来の電源
系統切替装置と基本的には同様である。
【0047】ここで、従来の電源系統切替装置と異なる
点は、第1の電流切替スイッチ30aに無方向性スイッ
チ40a(例えば、真空スイッチや機械式スイッチ)を
適用したことにより、半導体スイッチを適用した場合に
比べて、第1の交流電源1aによる通常の常時通電時の
損失を小さくすることが可能であると共に、第1の電流
切替スイッチ30aの冷却が不要となり、装置の小型化
が図れる点である。無方向性スイッチ40aのゲート信
号除去後、電流方向検出手段10は、第1の交流電源1
aから負荷2に流れる電流の方向を2度検出し(図6の
step4)、検出された電流方向に応じて、信号切替
手段6b2のみにオン信号を与え(図6のstep
5)、この信号切替手段6b1、6b2の出力を受けて
ゲートドライバ5b1、5b2がゲート信号を半導体ス
イッチ4b1、4b2に与えることにより、半導体スイ
ッチ4b2がオンする。
【0048】半導体スイッチ4b2がオンすることによ
り、第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高
い場合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込
み、その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込
む電流がキャンセルされ、無方向性スイッチ40aの遮
断(即ち、第1の電流切替スイッチ3aの遮断)を早く
することができる。(図8のstep6) その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体
スイッチ4b1がオンされ(図8のstep7)、第1
の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替動
作が完了する。(図8のstep8)
【0049】以上述べたように、図7に示した実施の形
態2による電源系統切替装置では、第1の電流切替スイ
ッチ30aに無方向性スイッチ40aを適用したことに
より、通常の常時通電での第1の電流切替スイッチ30
aの損失を小さくすることが可能であるとともに、第1
の電流切替スイッチ30aの冷却が不要あるいはその必
要性は少なくなり、装置を小型化することができる。更
に、実施の形態1における電流方向推定手段20とオン
(導通)信号発生手段に代えて、回路構成が簡単な電流
検出回路10を用いているので、コトス低減も図れる。
【0050】尚、実施の形態2でも、第1の交流電源1
aの停電による異常を検出した場合の電源系統切替え動
作について説明したが、この種の電源系統切替装置で
は、過電圧発生、位相跳躍、周波数異常、各相不平衡等
の電源異常の場合にも同様の電源系統の切替動作が要求
されるため、停電検出手段8に代わり、過電圧を検出す
る過電圧検出手段、位相跳躍を検出する位相跳躍検出手
段、周波数異常を検出する周波数異常検出手段、各相不
平衡を検出する各相不平衡手段等を設けても同様の効果
が得られる。また、第2の電流切替スイッチ3bを構成
する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体ス
イッチの場合を示したが、第2の電流切替スイッチ3b
を構成する電流方向性スイッチは電流方向性を有するも
のであれば何でもよく、半導体スイッチに限定されるも
のではない。
【0051】実施の形態3.図9は、実施の形態3によ
る電源系統切替装置の構成を示す図である。また、図1
0は、本発明の実施の形態3による電源系統切替装置の
切替動作の手順を示したフローチャートである。本実施
の形態が、図1に示した実施の形態1による電源系統切
替装置と異なる点は、電流方向性を有し、互いに電流導
通方向が逆となるように接続された2つの半導体スイッ
チからなる第1の電流切替スイッチ3aに代わり、図9
に示すように、前述の実施の形態2で示した無方向性ス
イッチ40a(例えば、真空スイッチや機械式スイッ
チ)で構成された第1の電流切替スイッチ30aを適用
したことにより、半導体スイッチを適用した実施の形態
1の場合に比べて、更に、第1の交流電源1aによる通
常の常時通電時の損失を小さくすることが可能となり、
従って、第1の電流切替スイッチ30aの冷却がほとん
ど不要となり、装置の小型化が図れる点である。
【0052】次に、図9および図10に基づいて、本実
施の形態による電源系統切替装置の動作を説明する。第
1の交流電源1aに停電(異常)が発生し(図10のs
tep1)、停電検出手段(異常検出手段)8にによっ
て停電(異常)を検出し(図10のstep2)、検出
した停電信号(異常検出信号)に基づいて信号切替手段
6a1がオフ信号を選択し、ゲートドライバ5a1が無
方向性スイッチ40aからゲート信号を除去して(図1
0のstep3)、無方向性スイッチ40aがオフでき
る状態となる。ここまでの動作は、前述した実施の形態
2による電源系統切替装置と同様である。
【0053】本実施の形態3による電源系統切替装置で
は、前述の実施の形態1にて説明した電流方向推定手段
20およびオン信号発生手段50を用いて、実施の形態
1の場合と同様に実際にゲート信号が印加される時点で
の電流方向を推定し(図10のstep4)、信号切替
手段6b1にオフ信号を信号切替手段6b2にオン信号
を与え、この信号切替手段6b1、6b2の出力を受け
てゲートドライバ5b1、5b2がゲート信号を半導体
スイッチ4b1、4b2に与えることにより、半導体ス
イッチ4b2がオンする。(図10のstep5) 尚、電流方向推定手段20およびオン信号発生手段50
の具体的構成、動作については、実施の形態1の場合と
同じであるので、説明は省略する。
【0054】半導体スイッチ4b2がオンすることによ
り、第2の交流電源1bの電圧が負荷2の電圧よりも高
い場合、第2の交流電源1bから負荷2に電流が流れ込
み、その結果、第1の交流電源1aから負荷2に流れ込
む電流がキャンセルされ、無方向性スイッチ40aの遮
断(即ち、第1の電流切替スイッチ30aの遮断)を早
くすることができる。(図10のstep6) その後、第2の電流切替スイッチ3bの残り側の半導体
スイッチ4b1がオンされ(図10のstep7)、第
1の交流電源1aから第2の交流電源1bへの電源切替
動作が完了する。(図10のstep8)
【0055】以上述べたように、図9に示した実施の形
態3による電源系統切替装置では、電流方向推定手段2
0およびオン信号発生手段を用いたことにより、第1の
交流電源1a第2の交流電源1bの短絡を避けつつ、高
速に第1の交流電源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時
間を短くして、第2の交流電源1bに切替ることができ
ると共に、更に、第1の電流切替スイッチ30aに真空
スイッチや機械式スイッチのような通電電流よる損失の
少ない無方向性スイッチ40aを適用したことにより、
第1の交流電源1aによる常時の通電時における第1の
電流切替スイッチ30aでの損失を小さくすることが可
能であるとともに、冷却が不要あるいはその必要性はほ
とんどなくなり、装置を小型化することができる。
【0056】尚、実施の形態3でも、第1の交流電源1
aの停電による異常を検出した場合の電源系統切替え動
作について説明したが、この種の電源系統切替装置で
は、過電圧発生、位相跳躍、周波数異常、各相不平衡等
の電源異常の場合にも同様の電源系統の切替動作が要求
されるため、停電検出手段8に代わり、過電圧を検出す
る過電圧検出手段、位相跳躍を検出する位相跳躍検出手
段、周波数異常を検出する周波数異常検出手段、各相不
平衡を検出する各相不平衡手段等を設けても同様の効果
が得られる。また、第2の電流切替スイッチ3bを構成
する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体ス
イッチの場合を示したが、第2の電流切替スイッチ3b
を構成する電流方向性スイッチは電流方向性を有するも
のであれば何でもよく、半導体スイッチに限定されるも
のではない。
【0057】実施の形態4.図11は、実施の形態4に
よる電源系統切替装置の構成を示す図である。前述した
実施の形態1〜3では、第1の交流電源1aの停電等の
異常を停電検出手段(異常検出手段)8にて検出し、こ
の検出信号を受けて第1の交流電源1aから健全側の第
2の交流電源1bへ電源系統を切替える場合について説
明した。これらに対し、本実施の形態では、図11に示
すように、第1の交流電源1aの異常を検出する手段
(例えば、停電検出手段8)に代わり、手動等により電
源系統の切替信号を発生させることのできる電源切替信
号発生手段を設けたことを特徴とする。
【0058】本実施の形態では、このような構成を採用
したことにより、操作者の判断により手動にて随時に、
第1の交流電源1aと負荷2の間に接続された第1の電
流切替スイッチ(電流切替手段)3aを構成する電流方
向性を有した半導体スイッチ4a1、4a2のゲート信
号を除去し、電流方向推定手段20によって第2の電流
切替スイッチ(電流切替手段)3bのゲートをオンする
時点での電流方向を正しく推定し、第2の交流電源1b
と負荷2の間に接続された第2の電流切替スイッチ(電
流切替手段)3bのうち、第1の交流電源1aから負荷
2に流れる電流をキャンセルする導通方向の半導体スイ
ッチをまずオンすることにより、第1の交流電源1aと
第2の交流電源1bとの短絡を避けつつ、高速に第1の
交流電源1aを遮断し、負荷2の電圧低下時間を短くし
て、健全な第2の交流電源1bに切替ることができる。
【0059】尚、図11は、第1の交流電源1aの停電
等の異常を検出する停電検出手段(異常検出手段)を設
けていない場合を示しているが、図11において、更に
第1の交流電源1aの異常を検出する検出手段を設け
てもよい。この場合、上述の効果を得る上に、更に、手
動による電源系統の切替えと、第1の交流電源1aの異
常検出による自動的な電源切替の両方を可能とする電源
系統切替装置を提供することができる。
【0060】尚、本実施の形態4でも、第1の電流切替
スイッチ3aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構
成する電流方向性スイッチとしてサイリスタ等の半導体
スイッチの場合を示したが、第1の電流切替スイッチ3
aあるいは第2の電流切替スイッチ3bを構成する電流
方向性スイッチは電流方向性を有するものであれば何で
もよく、半導体スイッチに限定されるものではない。ま
た、第1の電流切替スイッチ3aは、実施の形態2ある
いは3で示したような無方向性スイッチであってもよ
い。
【0061】
【発明の効果】本発明による電源系統切替装置によれ
ば、第1の交流電源と負荷との間に設けられ、上記負荷
への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第1
の電流切替手段と、導通方向が互いに逆で、かつ、並列
に接続された第1および第2の電流方向性を有したスイ
ッチで構成されると共に、第2の交流電源と負荷との間
に設けられ、負荷への電流供給を導通状態あるいは非導
通状態にする第2の電流切替手段と、第1の交流電源か
ら負荷に供給される電流を検出して検出信号を出力する
電流検出手段と、第1の交流電源から第2の交流電源へ
の切替を指令する信号であって、第1の電流切替手段を
非導通状態とする電源切替信号を発生する電源切替信号
発生手段と、電源切替信号発生手段および上記電流検出
手段からの出力信号に基づいて、所定設定時間後の第2
の電流切替手段が導通する時点での第1の交流電源から
負荷に流れる電流の電流方向を推定する電流方向推定手
段と、電流方向推定手段の推定結果に基づいて、第2の
電流切替手段を構成する第1および第2の電流方向性を
有したスイッチのうち、まず第1の交流電源から負荷に
流れる電流をキャンセルする導通方向のスイッチを導通
させ、その後残るスイッチを導通させる導通信号発生手
段とを備えたので、あらゆる電源切替信号の発生に応答
して、電流方向推定手段に第2の電流切替手段が実際に
ゲートをオンする時点での電流方向を正しく推定させ、
その推定結果に基づいて第2の交流電源と負荷2の間に
接続された第2の電流切替手段のうち、第1の交流電源
から負荷2に流れる電流をキャンセルする導通方向の半
導体スイッチをまずオンさせることにより、第1の交流
電源と第2の交流電源との短絡を避けつつ、高速に第1
の交流電源を非導通状態とし、負荷2の電圧低下時間を
短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ることがで
きるという効果がある。
【0062】また、本発明による電源系統切替装置の電
源切替信号発生手段は、第1の交流電源の異常を検出す
る電源異常検出手段であり、上記電源異常検出手段の出
力信号を電源切替信号として用いるので、常時運転して
いた第1の交流電源の種々な電源異常の発生に応答し
て、第1の交流電源と第2の交流電源との短絡を避けつ
つ、高速に第1の交流電源を非導通状態とし、負荷2の
電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電源1bに
切替ることができるという効果がある。
【0063】また、本発明にによる電源系統切替装置の
電源異常検出手段は、第1の交流電源の停電を検出する
停電検出手段であることを特徴とするので、常時運転し
ていた第1の交流電源に停電が発生した場合に、第1の
交流電源と第2の交流電源との短絡を避けつつ、高速に
第1の交流電源を非導通状態とし、負荷2の電圧低下時
間を短くして、健全な第2の交流電源1bに切替ること
ができるという効果がある。
【0064】また、本発明にによる電源系統切替装置の
電源切替信号発生手段は、手動によって電源切替信号を
発生させることを特徴とするので、操作者の判断により
電源切替信号を発生させた場合であっても、電流方向推
定手段に第2の電流切替手段が実際にゲートをオンする
時点での電流方向を正しく推定させ、その推定結果に基
づいて第2の交流電源と負荷2の間に接続された第2の
電流切替手段のうち、第1の交流電源から負荷2に流れ
る電流をキャンセルする導通方向の半導体スイッチをま
ずオンさせることにより、第1の交流電源と第2の交流
電源との短絡を避けつつ、高速に第1の交流電源を非導
通状態とし、負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な
第2の交流電源1bに切替ることができるという効果が
ある。
【0065】また、本発明による電源系統切替装置の第
1の電流切替手段は、通電時電流による損失の少ない無
方向性のスイッチであることを特徴とするので、通常時
の第1の交流電源から負荷に流れる電流による第1の電
流切替スイッチでの損失を小さくすることが可能とな
り、第1の電流切替スイッチの冷却がほとんど不要とな
り、装置を小型化することができるという効果がある。
【0066】また、本発明にによる電源系統切替装置
は、第1の交流電源と負荷との間に設けられ、負荷への
電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする無方向性
スイッチからなる第1の電流切替手段と、導通方向が互
いに逆で、かつ、並列に接続された第1および第2の電
流方向性を有したスイッチで構成されると共に、第2の
交流電源と負荷との間に設けられ、負荷への電流供給を
導通状態あるいは非導通状態にする第2の電流切替手段
と、第1の交流電源から負荷に供給される電流値を検出
して出力する電流検出手段と、第1の交流電源から第2
の交流電源への切替を指令する信号であって、第1の電
流切替手段を非導通状態とする電源切替信号を発生する
電源切替信号発生手段と、電源切替信号および上記電流
検出手段からの出力信号に基づいて、第1の交流電源か
ら負荷に流れる電流の電流方向を検出すると共に、検出
された電流方向に基づいて、第2の電流切替手段を構成
する第1および第2の電流方向性を有したスイッチのう
ち、まず、第1の交流電源から負荷に流れる電流をキャ
ンセルする導通方向のスイッチを導通させ、その後、残
るスイッチを導通させるように構成された電流方向検出
手段とを備えたので、操作者の判断により電源切替信号
を発生させた場合であっても、電流方向推定手段に第2
の電流切替手段が実際にゲートをオンする時点での電流
方向を正しく推定させ、その推定結果に基づいて第2の
交流電源と負荷2の間に接続された第2の電流切替手段
のうち、第1の交流電源から負荷2に流れる電流をキャ
ンセルする導通方向の半導体スイッチをまずオンさせる
ことにより、第1の交流電源と第2の交流電源との短絡
を避けつつ、高速に第1の交流電源を非導通状態とし、
負荷2の電圧低下時間を短くして、健全な第2の交流電
源1bに切替ることができるという効果がある。更に、
回路構成が簡単な電流検出回路を用いているので、コト
ス低減も図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による電源系統切替装置を示す
構成図である。
【図2】 電流方向推定手段の一構成例を示す図であ
る。
【図3】 電流検出手段が検出する電流波形を示す図で
ある。
【図4】 実施の形態1による電源系統切替装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図5】 オン信号発生手段の概略構成例を示す図であ
る。
【図6】 停電発生以降の各部におけるオン/オフのタ
イミングを示す図である。
【図7】 実施の形態2による電源系統切替装置を示す
構成図である。
【図8】 実施の形態2による電源系統切替装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図9】 実施の形態3による電源系統切替装置を示す
構成図である。
【図10】 実施の形態3による電源系統切替装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 実施の形態4による電源系統切替装置を示
す構成図である。
【図12】 従来の電源系統切替装置を示す構成図であ
る。
【図13】 従来の電源系統切替装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1a 第1の交流電源 1b 第2の交流電源
2 負荷 3a 第1の電流切替スイッチ(電流切替手段) 3b 第2の電流切替スイッチ(電流切替手段) 4a1、4a2、4b1、4b2 半導体スイッチ 5a1、5a2、5b1、5b2 ゲートドライバ 6a1、6a2、6b1、6b2 信号切替手段 7 電圧検出手段 8 停電検出手段 9 電流検出手段 10 電流方向検出手
段 20 電流方向推定手段 21 傾き演算手段 22 乗算手段 23 加算手段 24 推定電流方向判定手段 30a 第1の電流切替スイッチ(電流切替手段) 40a 無方向性スイッチ 50 オン(導通)信号発生手段 51 オンタイミング判定手段 52 3aオフ判定
手段 60 電源切替信号発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神山 功 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 竹田 正俊 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山本 博 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 黒田 裕治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5G015 FA12 HA15 JA09 JA32 JA35

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の交流電源と負荷との間に設けら
    れ、上記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状
    態にする第1の電流切替手段と、 導通方向が互いに逆で、かつ、並列に接続された第1お
    よび第2の電流方向性を有したスイッチで構成されると
    共に、第2の交流電源と上記負荷との間に設けられ、上
    記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にす
    る第2の電流切替手段と、 上記第1の交流電源から上記負荷に供給される電流を検
    出して検出信号を出力する電流検出手段と、 上記第1の交流電源から上記第2の交流電源への切替を
    指令する信号であって、上記第1の電流切替手段を非導
    通状態とする電源切替信号を発生する電源切替信号発生
    手段と、 上記電源切替信号発生手段および上記電流検出手段から
    の出力信号に基づいて、所定設定時間後の上記第2の電
    流切替手段が導通する時点での上記第1の交流電源から
    上記負荷に流れる電流の電流方向を推定する電流方向推
    定手段と、 上記電流方向推定手段の推定結果に基づいて、上記第2
    の電流切替手段を構成する上記第1および第2の電流方
    向性を有したスイッチのうち、まず上記第1の交流電源
    から上記負荷に流れる電流をキャンセルする導通方向の
    スイッチを導通させ、その後残るスイッチを導通させる
    導通信号発生手段とを備えたことを特徴とする電源系統
    切替装置。
  2. 【請求項2】 電源切替信号発生手段は、第1の交流電
    源の異常を検出する電源異常検出手段であり、上記電源
    異常検出手段の出力信号を電源切替信号として用いるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源系統切替装置。
  3. 【請求項3】 電源異常検出手段は、第1の交流電源の
    停電を検出する停電検出手段であることを特徴とする請
    求項2に記載の電源系統切替装置。
  4. 【請求項4】 電源切替信号発生手段は、手動によって
    電源切替信号を発生させることを特徴とする請求項1に
    記載の電源系統切替装置。
  5. 【請求項5】 第1の電流切替手段は、無方向性のスイ
    ッチであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載の電源系統切替装置。
  6. 【請求項6】 第1の交流電源と負荷との間に設けら
    れ、上記負荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状
    態にする無方向性スイッチからなる第1の電流切替手段
    と、 導通方向が互いに逆で、かつ、並列に接続された第1お
    よび第2の電流方向性を有したスイッチで構成されると
    共に、第2の交流電源と負荷との間に設けられ、上記負
    荷への電流供給を導通状態あるいは非導通状態にする第
    2の電流切替手段と、 上記第1の交流電源から上記負荷に供給される電流値を
    検出して出力する電流検出手段と、 上記第1の交流電源から上記第2の交流電源への切替を
    指令する信号であって、上記第1の電流切替手段を非導
    通状態とする電源切替信号を発生する電源切替信号発生
    手段と、 上記電源切替信号および上記電流検出手段からの出力信
    号に基づいて、上記第1の交流電源から上記負荷に流れ
    る電流の電流方向を検出すると共に、検出された電流方
    向に基づいて、上記第2の電流切替手段を構成する上記
    第1および第2の電流方向性を有したスイッチのうち、
    まず上記第1の交流電源から上記負荷に流れる電流をキ
    ャンセルする導通方向のスイッチを導通させ、その後、
    残るスイッチを導通させるように構成された電流方向検
    出手段とを備えたことを特徴とする電源系統切替装置。
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