JPH11316262A - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

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JPH11316262A
JPH11316262A JP10121518A JP12151898A JPH11316262A JP H11316262 A JPH11316262 A JP H11316262A JP 10121518 A JP10121518 A JP 10121518A JP 12151898 A JP12151898 A JP 12151898A JP H11316262 A JPH11316262 A JP H11316262A
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JP
Japan
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relay
time
circuit
voltage
terminal
Prior art date
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Application number
JP10121518A
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English (en)
Inventor
Makoto Iio
真 飯尾
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレーが故障に至る前の劣化状態を検出し、
故障以前に予備交換出来るIC試験装置を提供する。 【解決手段】 直流特性測定回路Mは、リレーHに駆動
信号であるオン信号ONまたはオフ信号OFFが与えら
れる。この結果、リレーHは、ON/OFFの動作を行
う。そして、直流特性測定回路Mは、リレーHの開閉の
時刻を検出し、この時刻に基づき各々時間TON、時間T
OFFおよびバウンス時間を算定する。また、直流特性測
定回路Mは、この時間TON、時間TOFFおよびバウンス
時間TBと、予め設定してある各々の時間の許容範囲と
比較し、リレーHの劣化の程度の判定を行う。この結
果、時間TON、時間TOFFおよびバウンス時間TBのいず
れか一つでも許容範囲外と判定されれば、リレーHは、
この劣化の程度に応じて、新しいリレーと交換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に使用される
リレーに対するリレー劣化検出機能を有するIC(集積
回路)試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IC試験装置は、装置内に多数使用して
いるリレーの故障を検出する目的としてリレー故障検出
機能を有している。このリレー故障検出機能は、リレー
が故障して接点が開閉しないなどの動作不良を検出する
ものであり、動作不良を起こす以前のリレーの劣化を検
出するものではない。
【0003】図4は、従来のリレー故障検出機能の動作
の一例を示すフローチャートである。ステップP1にお
いて、リレー駆動信号発生により、リレーにリレーオン
信号またはリレーオフ信号がリレー駆動部に与えられ
る。
【0004】次に、、ステップP2において、リレー接
点開閉による導通の有無が測定される。そして、ステッ
プP3において、正常にリレーが動作したかどうかが確
認される。リレーオン信号を与えても接点が閉じない場
合、またはリレーオフ信号を与えても接点が開かない場
合には、ステップP22進み、測定対象のリレーが故障
と判定され、このリレーが新しいリレーと交換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のIC試験装置は、リレーの故障検出を目的としてい
るため、リレー動作不良に陥るまで検出できない欠点が
ある。また、リレー故障が突発的に発生するため、従来
のIC試験装置は、装置使用中にリレーが故障に至った
場合、故障リレーの特定・交換・復旧までに時間がかか
ってしまい、デバイス測定に支障をきたすという問題が
あった。
【0006】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、リレーが故障に至る前の劣化状態を検出し、故障
以前に予備交換出来るIC試験装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ICの測定時に測定種類毎に測定系の接続を変更するリ
レーを使用しているIC試験装置において、前記リレー
に駆動信号を与える駆動回路と、この駆動信号による前
記リレーの動作を検出し、検出結果として検出時刻を出
力する検出回路と、前記検出時刻と前記駆動信号の出力
された時刻との差から、前記駆動信号が与えられた時刻
からリレーが動作するために必要な動作時間を求める演
算部と、この動作時間が所定の時間範囲内にあるか否か
を判定する判定手段とを具備することを特徴とするIC
試験装置。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のI
C試験装置において、前記検出回路が一の電源と他の電
源との間に直列接続により介挿され、一の接続点が一の
端子に所定の電圧が加えられている前記リレーの他の端
子に接続された複数の抵抗を有し、この複数の抵抗の他
の接続点の電圧値を測定して前記リレーの動作を検出す
るこを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載のIC試験装置において、前記動作時間が
リレーがオンするために必要な時間、リレーが安定した
状態となるために必要なバウンス時間、およびリレーが
オフするために必要な時間であることを特徴とする。
【0010】このため、本発明のIC試験装置では、リ
レーが故障に至る前にリレー動作時間(リレーオン時
間、バウンス時間、リレーオフ時間)が正常なリレーに
比べ長くなる、または短くなるというリレーの特性を利
用し、リレーの動作時間を測定することでリレーの劣化
の程度を検出する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よるIC試験装置の構成を示すブロック図である。この
図において、Wは、IC試験装置であり、測定部Qと被
測定部Rとで構成されている。測定部Qは、被測定部R
に実装されているICの特性を測定する。
【0012】以下に、測定部Qの構成を説明する。Mは
直流特性測定回路であり、測定部Qの各回路の動作を制
御し、被測定部Rに実装されている被測定物の直流特性
を測定する。この各回路の制御については、後に各回路
の説明とともに行う。
【0013】ここで、通常において、被測定部Rは、測
定されるICが実装されている測定基板である。しかし
ながら、図1に示す被測定部Rは、測定部Q上で用いら
れているリレーHの劣化の程度を測定するための試験ボ
ードとなっている。当然、被測定部Rを前記測定基板に
代えることで、測定部Qは、測定基板に実装されている
ICの特性試験を行う。
【0014】この、被測定部Rには、測定部に使用され
ている複数のリレーを特定しながら、各リレーの劣化の
程度を測定できる様に各リレーに対応する測定用回路が
設けられている。一実施形態の説明においては、一つの
リレーに対する構成で説明するが、複数のリレーに対応
できる構成も当然可能である。複数のリレーに対応でき
る構成において、測定部Qは、ICの特性測定時におけ
るICの各ピンを特定する機能を用いて、測定している
リレーの特定が可能である。
【0015】Gはダイオードであり、カソード端子が直
流特性測定回路Mに接続され、アノード端子がリレーH
の端子T1に接続されている。ダイオードGのカソード
端子端子には、電圧Aが直流特性測定回路Mから供給さ
れる。また、ダイオードGは、端子T1の電圧を電圧A
によりクランプするために用いられる。
【0016】リレーHは、端子T2が測定部Rの端子T
3に接続されている。また、電圧測定回路Mは、リレー
駆動回路Jに制御信号CNTを出力し、この出力した時
間から端子T4の電圧が変化するまでの時間を測定す
る。さらに、電圧測定回路Mは、端子T5へ電圧Bを供
給し、端子T6へ電圧Cを供給する。
【0017】リレー駆動回路Jは、リレーHを開閉する
ために、リレーHをオンするオン信号ONおよびオフす
るオフ信号OFFを出力する。
【0018】次に、被測定部Rの構成を説明する。抵抗
Dは、端子T6’と接続点Z1との間に介挿されてい
る。接続点Z1は、端子T3’へ接続されている。抵抗
Eは、接続点Z1と測定点Z2との間に介挿されてい
る。接続点Z2は、端子T4’と接続されている。抵抗
Fは、測定点Z2と端子T5’との間に介挿されてい
る。
【0019】上述したように、抵抗D、抵抗Eおよび抵
抗Fは、端子T5’と端子T6’との間に直列に介挿さ
れており、リレーHの劣化の程度の測定に必要な接続点
Z1および測定点Z2における電圧を、端子T5’の電
圧Bと端子T6’の電圧Cとを分圧することにより生成
している。ここで、例えば、電圧Bと電圧Cとの関係
は、「B>C」である。同様に、電圧Bと電圧Aとの関
係は、「B>A」である。
【0020】また、端子T3と端子T3’と、端子T4
と端子T4’と、端子T5と端子T5’と、および端子
T6と端子T6’とは、おのおの接続されている。従っ
て、リレーHの端子T3と接続点Z1とは、端子T3お
よび端子T3’を介して接続されている。
【0021】また、直流特性測定回路Mは、端子T4お
よび端子T4’を介して測定点Z2と接続されており、
この測定点Z2の電圧を測定することになる。さらに、
直流特性測定回路Mは、端子T5および端子T5’を介
して抵抗Dと接続されており、この抵抗Dへ電圧Bを供
給する。また、直流特性測定回路Mは、端子T6および
端子T6’を介して抵抗Fと接続されており、この抵抗
Fへ電圧Cを供給する。
【0022】上述したようにIC試験装置が構成されて
いるため、直流特性測定回路MがダイオードGのカソー
ドに供給する電圧Aよりも接続点Z1の電圧が高くなる
ように(ダイオードGの順方向電圧も含めて)設定す
る。これにより、リレーHがオンした場合、測定点Z2
の電圧は、抵抗Dを流れる電流が全て抵抗Eおよび抵抗
Fを流れる状態から、抵抗Eおよび抵抗Fを流れる電流
とダイオードGへ流れる電流とに分流されるために低下
する。
【0023】リレーHにオン信号が入力されてから、こ
の測定点Z2の電圧の変化する間での時間を測定するこ
とにより、リレーHにオン信号が入力されてからリレー
Hがオンするまでの時間を測定する。同様に、リレーH
のオフに対応した測定点Z2の電圧の変化に基づき、リ
レーのオフに要する時間を測定する。
【0024】すなわち、リレーが故障に至る前には、リ
レー動作時間(リレーのオンに要する時間、リレーのオ
フに要する時間、リレーがオン状態となる時にリレーの
接点がバウンドして不安定状態となるバウンス時間)が
正常なリレーに比べて、長くもしくは短くなる特性があ
る。本発明のIC試験装置は、前記の特性を利用して、
リレーの各動作時間を測定することにより、リレーの劣
化を検出している。
【0025】ここで、電圧測定回路Mのリレーの開閉
(オン-オフ)時間の測定方法について、図3を参照し
て説明する。時刻t1において、直流特性測定回路Mか
らの制御信号CNTに基づいて、リレー駆動回路Jは、
オン信号ONを出力する。直流特性測定回路Mは、内部
で生成されるウインドウストロボ信号Uの時刻t2から
時刻t2までの時間T1の間において電圧測定点Z2の電
圧を測定する。
【0026】ここで、直流特性測定回路Mは、制御信号
CNTをリレー駆動回路Jへ出力した時刻t1から時刻
t4までの時間TONを測定点Z2(図1)の所定の電圧
(電圧値V2)低下(時刻t4)に基づき測定する。この
時刻t4は、測定点Z2(図1)の電圧が一度でも所定
の電圧よりも低下した時を測定している。すなわち、直
流特性測定回路Mは、リレーHがリレー駆動回路Jのオ
ン信号ONの入力からオンするまでの時間を測定する。
【0027】このとき、直流特性測定回路Mは、前記時
刻t4の検出をウインドウストロボ信号Uの時間T1の間
で行っている。すなわち、直流特性測定回路Mは、測定
点Z2(図1)の電圧の電圧値V2への低下を検出する
ため、ウインドウストロボ信号Uにより測定点Z2(図
1)の電圧低下が測定されるまで、ウインドウストロボ
信号Uの出力される時刻t2を時刻t1に対して徐々に遅
らせる操作を行う。
【0028】つまり、直流特性測定回路Mは、測定点Z
2(図1)の電圧低下が測定されるまで、リレーHを一
度オフ状態に戻した後、検出制御信号CNTをリレー駆
動回路Jへ出力する。そして、直流特性測定回路Mは、
ウインドウストロボ信号Uの出力される時刻t2を時刻
t1に対して所定時間ずつずらしながら何度もリレーH
をオン状態とする操作を繰り返す。
【0029】上述した操作により、直流特性測定回路M
は、リレーHのオン状態となる時間TONを測定する。ま
た、直流特性測定回路Mは、上述した操作と同様にウイ
ンドウストロボ信号Uの出力される時刻t2をずらしな
がら電圧測定点Z2の電圧変化の時刻を測定することに
より、バウンス時間TBおよびリレーHのオフ状態とな
る時間TOFFを求める。
【0030】また、直流特性測定回路Mは、測定結果の
時刻TON、バウンス時間TBおよび時間TOFFが各々所定
の範囲に含まれているか否かの判定を行う。この結果、
直流特性測定回路Mは、図に示さないコンピュータにこ
のリレーHの劣化の程度を検出した結果情報を出力す
る。
【0031】このコンピュータは、図に示さない表示部
にリレーHの劣化の程度を示すテ゛ータを表示する。作業者
は、この表示を確認して、時刻TON、バウンス時間TB
および時間TOFFが各々所定の範囲に含まれていない場
合、このリレーHを新しいリレーと交換する。
【0032】次に、図1、図2および図3を参照して上
述したIC試験装置のリレー回路の動作を説明する。図
3は、上述したIC試験装置のリレー回路の動作を示す
フローチャートである。
【0033】ステップS1において、直流特性測定回路
Mは、時刻t1にリレー駆動回路Jへ制御信号CNTを
出力する。これにより、リレー駆動回路Jは、オン信号
ONをリレーHへ出力する。
【0034】そして、直流特性測定回路Mは、測定点Z
2の電圧が電圧値V1から所定の電圧値V2へ低下する時
刻を検出するため、ウインドウストロボ信号Uにより測
定点Z2が所定の電圧値V2に低下することが測定され
るまで、ウインドウストロボ信号Uの出力される時刻t
2を時刻t1に対して徐々に遅らせる操作を行う。
【0035】そして、直流特性測定回路Mは、ウインド
ウストロボ信号Uの出力される時刻t2を時刻t1に対し
て所定時間ずつずらしながら何度もリレーHをオン状態
とする操作を繰り返す。
【0036】この結果、直流特性測定回路Mは、時刻t
4において、測定点Z2の電圧が電圧値V1から所定の電
圧値V2への低下を検出する。そして、直流特性測定回
路Mは、時刻t4をリレーがオンした時刻として記憶す
る。ここでのオンは、測定点Z2が一度でも所定の電圧
値V2に低下したときを示している。
【0037】次に、直流特性測定回路Mは、バウンス状
態の終了時刻を検出するため、時刻t1にリレー駆動回
路Jへ制御信号CNTを出力する。これにより、リレー
駆動回路Jは、オン信号ONをリレーHへ出力する。そ
して、直流特性測定回路Mは、測定点Z2の電圧の低下
を検出するため、ウインドウストロボ信号Uにより測定
点Z2の電圧が所定の電圧値V2へ低下した状態で安定
するまで、ウインドウストロボ信号Uの出力される時刻
t2を時刻t1に対して徐々に遅らせる操作を行う。
【0038】そして、直流特性測定回路Mは、ウインド
ウストロボ信号Uの出力される時刻t2を時刻t1に対し
て所定時間ずつずらしながら何度もリレーHをオン状態
とする操作を繰り返す。
【0039】この結果、直流特性測定回路Mは、時刻t
5において、測定点Z2の電圧が所定の電圧値V2へ低下
した状態で安定したことを検出する。そして、直流特性
測定回路Mは、時刻t5をリレーが安定状態でオンした
時刻として記憶する。
【0040】次に、直流特性測定回路Mは、リレーHの
オフ状態になる時刻を検出するため、時刻t1にリレー
駆動回路Jへ制御信号CNTを出力する。これにより、
リレー駆動回路Jは、オン信号ONをリレーHへ出力す
る。そして、直流特性測定回路Mは、時刻t6にリレー
駆動回路Jへ制御信号CNTを出力する。これにより、
リレー駆動回路Jは、オフ信号OFFをリレーHへ出力
する。
【0041】そして、直流特性測定回路Mは、測定点Z
2の電圧が所定の電圧値V1に上昇する時刻を検出する
ため、ウインドウストロボ信号Uにより測定点Z2の電
圧が所定の電圧値V1に上昇することが測定されるま
で、ウインドウストロボ信号Uの出力される時刻t2時
刻t6に対して徐々に遅らせる操作を行う。
【0042】そして、直流特性測定回路Mは、ウインド
ウストロボ信号Uの出力される時刻t2を時刻t6に対し
て所定時間ずつずらしながら何度もリレーHをオン状態
からオフ状態とする操作を繰り返す。この結果、直流特
性測定回路Mは、時刻t7において、測定点Z2の電圧
が電圧値V2から所定の電圧値V1に上昇したことを検出
する。そして、直流特性測定回路Mは、時刻t7をリレ
ーがオフした時刻として記憶する。
【0043】ここで、リレーのオフ状態は、一瞬でもリ
レーが開いたと判断されるまでの時間である。すなわ
ち、リレーのオフ状態は、一度でも測定点Z2の電圧が
電圧値V2から所定の電圧値V1まで上昇した時のことを
示す。
【0044】次に、ステップS2において、直流特性測
定回路Mは、記憶されている時刻t1、時刻t4、、時刻
t5、時刻t6および時刻t7に基づき、測定結果の時刻
TON、バウンス時間TBおよび時間TOFFの算定を行う。
すなわち、測定結果の時刻TONは、時刻t4から時刻t1
を減算する事により求まる。また、バウンス時間TB
は、時刻t5から時刻t4を減算する事により求まる。さ
らに、時間TOFFは、時刻t7から時刻t6を減算する事
により求まる。
【0045】次に、ステップS3において、直流特性測
定回路Mは、ステップS2で算定された測定結果の時刻
TON、バウンス時間TBおよび時間TOFFが各々所定の範
囲に含まれているか否かの判定を行う。この判定結果に
おいて、時刻TON、バウンス時間TBおよび時間TOFFの
いずれかが所定の範囲に含まれていない場合、直流特性
測定回路Mは、処理をステップS4へ進める。
【0046】次に、ステップS4において、直流特性測
定回路Mは、図に示さないコンピュータにこのリレーH
の劣化の程度を検出した結果情報を出力する。そして、
コンピュータは、図に示さない表示部にリレーHの劣化
の程度を示すテ゛ータを表示する。これにより、作業者は、
この表示を確認して、時刻TON、バウンス時間TBおよ
び時間TOFFが各々所定の範囲に含まれていない場合、
リレーHが劣化していると判断し、このリレーHを新し
いリレーと交換する。
【0047】また、ステップS3において、時刻TON、
バウンス時間TBおよび時間TOFFのいずれもが所定の範
囲に含まれてると判定された場合、直流特性測定回路M
は、図3のフローチャートの処理を終了する。
【0048】以上説明したように本発明によるIC試験
装置は、直流特性測定回路Mが装置内に使用するリレー
Hの劣化を検出する機能を有するため、作業者が設定し
た時にリレーの劣化の検出処理が行え、このときリレー
Hの劣化が確認された場合に新しいリレーに交換するこ
とが出来る。そのため、従来のような突然のリレー故障
によるデバイス測定作業の中断を未然に防ぐことが出来
る。故障したリレーの特定ができるため、本発明による
IC試験装置は、従来のようにどのリレーが故障したか
を確認する作業が必要なくなり、作業時間が短縮でき
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記リレ
ーに駆動信号を与える駆動回路と、この駆動信号による
前記リレーの動作を検出し、検出結果として検出時刻を
出力する検出回路と、前記検出時刻と前記駆動信号の出
力された時刻との差から、前記駆動信号が与えられた時
刻からリレーが動作するために必要な動作時間を求める
演算部と、この動作時間が所定の時間範囲内にあるか否
かを判定する判定手段とを具備するため、IC試験装置
内に使用されるリレーの劣化を検出する機能を設けてい
るので、作業者が必要と認めて設定した時にリレーの劣
化を検出する動作を行い、リレーの劣化の程度に応じて
リレーの交換を行うことが出来、かつ突然のリレー故障
によるデバイス測定の中断を未然に防ぐことが出来る効
果がある。
【0050】請求項2記載の発明によれば、前記検出回
路が一の電源と他の電源との間に直列接続により介挿さ
れ、一の接続点が一の端子に所定の電圧が加えられてい
る前記リレーの他の端子に接続された複数の抵抗を有
し、この複数の抵抗の他の接続点の電圧値を測定して前
記リレーの動作を検出するため、リレーの劣化の程度を
検出するリレーの動作時間を簡単な抵抗回路により簡易
に測定できる効果がある。
【0051】請求項3記載の発明によれば、前記動作時
間がリレーがオンするために必要な時間、リレーが安定
した状態となるために必要なバウンス時間、およびリレ
ーがオフするために必要な時間であるため、リレーの劣
化の程度を色々な角度から検討できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるIC試験装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すIC試験装置のリレーの故障検出
の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】 図1に示すにおけるIC試験装置のリレーの
故障検出の動作を説明するフローチャートである。
【図4】 従来のIC試験装置におけるリレーの故障検
出の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
D、E、F 抵抗 G ダイオード H リレー J リレー駆動回路 M 直流特性測定回路 Q 測定部 R 被測定部 T1、T2、T3、T4、T5、T6 端子 T3’、T4’、T5’、T6’ 端子 Z1 接続点 Z2 測定点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICの測定時に測定種類毎に測定系の接
    続を変更するリレーを使用しているIC試験装置におい
    て、 前記リレーに駆動信号を与える駆動回路と、 この駆動信号による前記リレーの動作を検出し、検出結
    果として検出時刻を出力する検出回路と、 前記検出時刻と前記駆動信号の出力された時刻との差か
    ら、前記駆動信号が与えられた時刻からリレーが動作す
    るために必要な動作時間を求める演算部と、 この動作時間が所定の時間範囲内にあるか否かを判定す
    る判定手段と、 を具備することを特徴とするIC試験装置。
  2. 【請求項2】 前記検出回路が一の電源と他の電源との
    間に直列接続により介挿され、一の接続点が一の端子に
    所定の電圧が加えられている前記リレーの他の端子に接
    続された複数の抵抗を有し、この複数の抵抗の他の接続
    点の電圧値を測定して前記リレーの動作を検出するこを
    特徴とする請求項1記載のIC試験装置。
  3. 【請求項3】 前記動作時間がリレーがオンするために
    必要な時間、リレーが安定した状態となるために必要な
    バウンス時間、およびリレーがオフするために必要な時
    間であることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のIC試験装置。
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