JP3758361B2 - 充電制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は充電制御装置に係り、特に、電源から電池に供給する充電電流を制御することにより電池への充電を制御する充電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、充電電池としてリチウムイオン電池が注目されている。リチウムイオン電池の充電制御は、一般に電池電圧、2〔V〕以下で、充電禁止、2〜2.9〔V〕で充電電流を数十mA程度とする予備充電、2.9〔V〕以上で充電電流を数百mA程度とするフル充電を行うようにしている。このような充電を行うために、充電制御装置を設けていた。
【0003】
図4に従来の充電制御装置の一例のブロック構成図を示す。
従来の充電制御装置1は、ACアダプタなどの電源Vccとマイコン4に駆動電圧を供給する電池2との間に設けられ、電源Vccにより電池2に充電を行う。充電制御装置1は、制御トランジスタQ0 、ダイオードD、充電制御IC3から構成される。
【0004】
制御トランジスタQ0 は、PNPトランジスタから構成され、エミッタが電源電圧Vccが印加される電源端子Tinに接続され、コレクタがダイオードDを介して電池2に接続され、ベースが充電制御IC3に接続される。ダイオードDは、アノードが制御トランジスタQ0 のコレクタに接続され、エミッタが電池2に接続される。
【0005】
充電制御IC3は、1チップのICから構成される。充電制御IC3は、電源端子Tinに接続され、電源端子Tinから電源電圧Vccが供給され、駆動される。また、充電制御IC3は、ダイオードDと電池2との接続点に接続され、電池2の電圧を検出する。さらに、充電制御IC3は、マイコン4に接続され、マイコン4から供給される制御信号に応じて制御される。
【0006】
充電制御IC3は、電池2の電圧を検出して、2〔V〕以下であれば、充電を禁止する。また、充電制御IC3は、電池2の電圧を検出して、2〜2.9〔V〕であれば、予備充電を行う。さらに、電池2の電圧が2.9〔V〕以上となると、マイコン4が駆動可能となるので、マイコン4により計時を行い、所定の時間、フル充電を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の充電制御装置では、マイコン4が電池2の電圧が2.9〔V〕以上、すなわち、フル充電状態のときでないと、駆動されないので、フル充電のときだけ、マイコン4により計時を行い、タイマ制御を行っていたため、電池2の電圧が2.9〔V〕以下のときには、単に電池2の電圧を検出し、検出電圧だけで、制御が行われ、異常保護動作が不十分であるなどの問題点があった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、電源や電池の異常を検出して異常保護を確実に行うことができる充電制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電池の電圧を検出して、検出電圧に応じて電源からの電池に供給する充電電流を制御して、電池の充電を制御する充電制御装置において、電池(2)の電圧を検出し、検出された電池電圧に応じて電池(2)の状態を検出し、電池(2)の状態に応じた充電電流により電池(2)を充電する充電制御手段(101)を有し、充電制御手段(101)は、電池(2)への充電開始時に最小の初期充電電流により電池(2)の充電を行ない、初期充電電流での充電後に検出された電池電圧が正常であり、所定の電圧より小さいときには、初期充電電流より大きい予備充電電流により充電を行ない、初期充電電流による充電後又は予備充電電流による充電後、電池電圧が所定の電圧より大きければ、予備充電電流より大きい急速充電電流により電池(2)を充電することを特徴とする。
【0010】
また、充電制御手段(101)は、電池(2)に対して初期充電電流により所定時間充電を行なった後、検出された電池電圧が所定の電圧範囲外のときには、電池(2)への充電を禁止することを特徴とする
【0011】
充電制御手段(101)は、電池(2)に対して予備充電電流により所定時間充電を行なった後、検出された電池電圧が一定の電圧に達していないときには、電池(2)への充電を禁止することを特徴とする。
【0015】
電池(2)の温度を検出して、温度検出結果を充電制御手段に供給する温度検出手段(102)を有し、充電制御手段(101)は温度検出手段(102)の温度検出結果に応じて電池(2)への充電を禁止することを特徴とする。
【0016】
充電制御手段(101)は、充電電圧を検出し、充電電圧の異常を検出したときには電池(2)への充電を禁止することを特徴とする。
【0017】
充電制御手段(101)は、電池(2)に供給される電流を検出し、検出された電流が異常値であるときには電池(2)への充電を禁止することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、電池への充電開始時に最小の初期充電電流により電池の充電を行ない、初期充電電流での充電後に検出された電池電圧が正常であり、所定の電圧より小さいときには、初期充電電流より大きい予備充電電流により充電を行ない、初期充電電流による充電後又は予備充電電流による充電後、電池電圧が所定の電圧より大きければ、予備充電電流より大きい急速充電電流により電池を充電することにより、急速充電を行なう場合でも電池を確実に異常状態から保護できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の充電制御装置の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の充電制御装置100は、充電制御IC101に制御トランジスタQ0 の他に、サーミスタ102、及び、発光ダイオード103を接続した構成とされている。
【0020】
充電制御IC101は、ロジックなどにより構成され、制御トランジスタQ0 のエミッタ側に供給され、ACアダプタから供給される電源電圧により駆動され。充電制御IC101は、後述するように電圧検出による充電制御のみならず、タイマ起動による充電制御を可能としている。充電制御IC101には、サーミスタ102及び発光ダイオード103が接続され、サーミスタ102による温度による充電制御、及び、発光ダイオード103による充電状態の表示を可能としている。
【0021】
サーミスタ102は、電池2に近接して設けられ、電池2の温度に応じて抵抗を変化する。サーミスタ102には、充電制御IC101から電流が供給され、温度に応じた電圧を生成する。サーミスタ102の電圧は、充電制御IC101により検出され、電池2の温度による充電制御が行われる。
また、発光ダイオード103は、赤色及び緑色の発光が可能とされ、未充電時には、無点灯、充電時には赤色点灯、充電終了時には緑色点灯、充電後の異常検出による充電禁止時には赤色点滅が行われる。
【0022】
次に、充電制御IC101の充電制御処理を図面とともに説明する。
図2に本発明の充電制御装置の一実施例の充電制御ICの充電制御処理フローチャートを示す。
ACアダプタが電源端子Tinに接続されると、まず、接続されたACアダプタ側の電源電圧Vccを検出して、検出電圧Vccが所定の電圧範囲にあるか否かを判定する(ステップS1)。このとき、ACアダプタの出力が、通常2.5〔V〕〜6.3〔V〕であるとすると、ステップS1では、検出電圧Vccが2.5〔V〕〜6.3〔V〕の範囲であるか、否かを判定する。
【0023】
ステップS1で、検出電圧Vccが2.5〔V〕〜6.3〔V〕の範囲外のときは、ACアダプタに異常があると判断できるので、充電を禁止する(ステップS2)。また、ステップS1で、検出電圧Vccが2.5〔V〕〜6.3〔V〕の範囲内であれば、ACアダプタは正常に動作していると判断し、次に処理を行う。
ステップS1の判定結果、ACアダプタが正常に動作していると判定された場合には、次に、電池2側の端子の電圧を検出することにより電池がセットされているか否かのチェックを行う(ステップS3)。ステップS3で、電池がセットされていなければ、充電を禁止する(ステップS2)。
【0024】
また、ステップS3で、電池2がセットされていれば、次に、サーミスタ102からの温度検出信号に応じて電池2の温度を検出し、電池2の温度が所定の範囲内にあるか、否かのチェックを行う(ステップS4)。例えば、リチウムイオン電池では、温度3℃〜43℃で、安定に動作する。このため、セットされる電池2がリチウムイオン電池である場合には、ステップS4では、電池2の温度が3℃〜43℃であるか、否かを判定する。ステップS4は、請求項6の実施例に相当する。
【0025】
ステップS4で、電池2の温度が3℃〜43℃の範囲外であれば、電池2の動作が不安定になるので、電池2への充電を禁止する(ステップS2)。また、ステップS4で、非充電時に電池2の温度が3℃〜43℃の範囲内であれば、電池2を安定に動作可能であるので、次に、初期充電を行う(ステップS5)。
初期充電は、請求項2、7の実施例に相当し、通常電源電圧2〔V〕以下で充電する。初期充電は、電池2を微小な電流で充電することにより、休止後の電池などの復活を図るために行う。初期充電は、電池2に、例えば、1mAの充電電流を14秒間供給する。
【0026】
ステップS5で、初期充電後、電池2の電圧チェックを行う(ステップS6)。例えば、セットされる電池2の電圧が正常時に2〔V〕〜4.3〔V〕であるとすると、ステップS6では、電池2の電圧を検出して、検出電圧が2〔V〕〜4.3〔V〕の電圧範囲内にあるか、否かを検出する。
ステップS6で、電池2の検出電圧が2〔V〕〜4.3〔V〕の電圧範囲内になければ、電池2に劣化などによる異常があると判断できるので、充電を禁止する(ステップS7)。また、ステップS6で、電池2の検出電圧が2〔V〕〜4.3〔V〕の電圧範囲内にあれば、電池2は正常であると判断できる。
【0027】
ステップS6で正常であると判断された電池2は、次に、電池2の検出電圧が所定の電圧以上か、否かが判断される(ステップS8)。例えば、リチウムイオン電池などでは、出力電圧が低いときに、いきなり大電流を供給し、急速充電を行うと、電池に急激に大きな充電電流が流れ込み、電池を劣化させる等の悪影響を及ぼす。よって、電圧が所定レベル以下、例えば、2.9〔V〕以下の場合には、小さい電流、例えば、数十mA程度の電流で予備充電を行い、所定レベルとした後に、数百mA程度の大きな電流で急速充電を行った方が電池を劣化させずに済む。このため、ステップS8で、電池の検出電圧が所定の電圧以上か、否かの判断を行う。
【0028】
ステップS8で、電池2の検出電圧が所定の電圧、2.9〔V〕以下の場合には、まず、予備充電を行う時間を計時する15分タイマをスタートさせる(ステップS9)。ステップS9で、15分タイマをスタートさせた後、制御トランジスタQ0 をオンして、電池に数十〔mA〕程度の電流を供給し、予備充電を行う(ステップS10)。
【0029】
ステップS10の予備充電を15分タイマがタイムアウトするまでの時間、電池の電圧を検出しつつ行い(ステップS11)、電池の電圧が2.9〔V〕となると、予備充電から急速充電に切り替える(ステップS12)。
このとき、例えば、出力電圧が2〔V〕〜4.35〔V〕程度のリチウムイオン電池では、正常時には、出力電圧が2〔V〕〜2.9〔V〕の低電圧のときには、数十〔mA〕程度の電流を供給し、予備充電を行った場合、15分以内に確実に2.9〔V〕以上の電圧に復帰する。
【0030】
したがって、ステップS11、S12で、電池2の電圧の検出結果、電池2の電圧が2.9〔V〕に達せずに、15分タイマがタイムアウトした場合、電池2に異常があると判断できるので、充電を禁止する(ステップS7)。
また、ステップS11、S12で、予備充電を行ってから15分以内に電池2の電圧が2.9〔V〕となると、正常の状態であると判断でき、予備充電から急速充電に切り替わり、まず、4時間タイマをスタートする(ステップS13)。
【0031】
ステップS13で、4時間タイマがスタートすると、急速充電を開始する(ステップS14)。急速充電では、制御トランジスタQ0 をオンして、電池に数百mAのフル充電電流を供給する。
急速充電の間は、温度チェック(ステップS15)、過電流チェック(ステップS16)、電圧チェック(ステップS17)が行われる。
【0032】
ステップ15の温度チェックは、充電時の電池2の温度が所定の範囲にあるか、否かのチェックを行う。例えば、リチウムイオン電池では、充電時には、通常、温度3℃〜50℃の範囲となる。このため、セットされる電池がリチウムイオン電池である場合には、ステップS15では、電池2の温度が3℃〜50℃であるか、否かを判定する。
【0033】
ステップS15で、電池2の温度が3℃〜50℃の範囲外であれば、電池2に異常があると判断できるので、電池2への充電を禁止する(ステップS7)。また、ステップS15で、非充電時に電池2の温度が3℃〜50℃の範囲内であれば、正常に急速充電が行われていると判断できる。
また、ステップS16の過電流チェックは、電池2に供給される電流が過電流であるか、否かをチェックする。例えば、リチウムイオン電池には、正常な状態では、1〔A〕以上の電流が流れることはない。但し、電池の種類によっては1〔A〕で流すようにしてもよい。
【0034】
よって、電池2に供給される電流が過電流、すなわち、1〔A〕以上であるか、否かをチェックすることにより、過電流をチェックできる。電池2に供給される電流は、例えば、制御トランジスタQ0 のコレクタ側の電圧を検出することにより検出できる。
ステップS16で、電池2に流れる電流が1〔A〕以上であれば、電池2に異常があると判断できるので、電池2への充電を禁止する(ステップS7)。また、ステップS16で、電池2に流れる電流が1〔A〕以上であれば、正常に急速充電が行われていると判断できる。
【0035】
また、ステップS17では、電池2の電圧が所定レベル以下か、否かをチェックする。電池2の最適動作時の最大出力電圧が4.35〔V〕であるとすると、電池2が正常であれば、電池2の出力電圧は4.35〔V〕以上になることはない。よって、ステップS17で、電池2の出力電圧が所定の電圧、4.35〔V〕以上か、否かを判定することにより、電池2の異常を検出できる。
【0036】
ステップS17で、電池2の電圧が所定の電圧、4.35〔V〕以上であれば、電池2に異常があると判断できるので、電池2への充電を禁止する(ステップS7)。また、ステップS17で、電池2の電圧が所定の電圧、4.35〔V〕以下であれば、電池2は正常であると判断できる。
また、急速充電を行っている間には、電池2の充電状態をチェックしている(ステップS19)。ステップS19では、電池2に流れる電流に応じてフル充電チェックを行う。例えば、リチウムイオン電池では、電池に流れる電流が60mA以下となると、電流が電池に流れ込まない状態であるので、電池はフル充電状態であると判断できる。
【0037】
ステップS19で、電池2に流れる電流が60mA以上のときには、まだ、充電が可能な状態であると判断できるので、ステップS14に戻って、急速充電を続ける。また、ステップS19で、電池2に流れる電流が60mA以下となったときには、フル充電状態にあると判断して、急速充電を終了する(ステップS20)。
【0038】
ステップS20で、充電を終了した後にも、電池2の電圧チェックを行う(ステップS21)。ステップS21での電池2の電圧チェックの結果、電池2の電圧が所定の電圧、3.9〔V〕より低下すれば、ステップS13に戻って、再び急速充電を行う。また、電池2が正常であれば、4時間以内に満充電状態となる。なお、通常は、2時間充電は完了する。このため、ステップS13で、4時間タイマがタイムアウトした場合には、電池2に異常があると、判断できるので、電池2への充電を禁止する(ステップS7)。
【0039】
なお、ステップS1〜S3では、まだ、充電を行っていない状態なので、充電状態を表示する発光ダイオード103は、無点灯の状態とする。
また、ステップS4〜S6、S8〜S19では、電池2への充電を行っている状態であり、充電状態を認識できるように発光ダイオード103を赤色の点灯状態とする。
【0040】
さらに、ステップS20、S21では、充電が終了した状態であり、充電完了状態を認識できるように発光ダイオード103を緑色の点灯状態とする。
また、ステップS7の充電禁止状態では、充電開始後に異常を検出した状態となり、異常状態を認識できるように発光ダイオード103を赤色の点滅状態とする。
【0041】
以上のように、電池2の電圧に関係なく、所定の充電制御手順で、電池2に充電を行うことができるので、タイマ起動による異常検出動作を行いつつ、電池2への充電を行える。
図3に本発明の充電制御装置の一実施例の動作波形図を示す。図3(A)は電池電圧、図3(B)は充電電流の遷移状態を示す。
【0042】
電源端子TinにACアダプタを接続、出力端子Tout に電池2を接続すると、充電制御装置100は、まず、電池2の温度を検出した後、電池2に1mAの充電電流を供給し、初期充電を行う。初期充電の結果、電池2の電圧が2〔V〕程度まで上昇すると、次に、数十mA程度の充電電流を電池2に供給し、予備充電を行う。
【0043】
予備充電により電池2の電圧が2.9〔V〕に達すると、数百mAの充電電流を電池2に供給し、急速充電(フル充電)を行う。急速充電の結果、電池2に流れる込む電流が60mA以下に低下すると、フル充電状態であると判断され、充電が停止される。
充電が停止されてから、電池2の電圧が3.9〔V〕以下に低下すると、再び急速充電が行われる。
【0044】
以上のように、電池2の電圧、すなわち、電池2の充電状態とは、関係なく、初期充電、予備充電、急速充電等、所定の充電制御手順で、電池2に充電を行うことができるので、電池2に不要な負荷をかけることなく、充電を行える。また、このとき、初期充電、予備充電、急速充電の所定の充電制御手順は、すべて、充電制御装置100に内蔵された制御ロジックにより動作が制御されるので、電池2に接続されるマイコン4などに処理を行わせる必要がなく、マイコン4の処理の負荷を低減できる。
【0045】
さらに、充電制御装置100は、電源電圧により動作するので、電池2の電圧が低減しても初期充電、予備充電、急速充電の所定の充電制御手順により充電制御を行うことができ、電池2の電圧により動作するマイコン4とは異なり、非常保護動作を確実に行える。
なお、本実施例では、初期充電、予備充電、急速充電の所定の充電制御手順を充電制御IC101に制御ロジックを内蔵して実現したが、これに限られるものではなく、充電制御IC101にマイコンなどを内蔵して、ソフトウェアにより実現するようにしてもよい。
【0046】
また、本実施例では、リチウムイオン電池が1セルの場合について説明したが、複数セルの場合にも適用できることは言うまでもない。複数セルの場合には、各部の設定電圧などを変える必要がある。
【0047】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、電池への充電開始時に最小の初期充電電流により電池の充電を行ない、初期充電電流での充電後に検出された電池電圧が正常であり、所定の電圧より小さいときには、初期充電電流より大きい予備充電電流により充電を行ない、初期充電電流による充電後又は予備充電電流による充電後、電池電圧が所定の電圧より大きければ、予備充電電流より大きい急速充電電流により電池を充電することにより、急速充電を行なう場合でも電池を確実に異常状態から保護できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電制御装置の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の充電制御装置の一実施例の充電制御処理のフローチャートである。
【図3】本発明の充電制御装置の一実施例の動作波形図である。
【図4】従来の充電制御装置の一例のブロック構成図である。
【符号の説明】
2 電池
3 マイコン
100 充電制御装置
101 充電制御IC
102 サーミスタ
103 発光ダイオード
Q0 制御トランジスタ
D ダイオード

Claims (6)

  1. 電池の電圧を検出して、該検出電圧に応じて電源からの該電池に供給する充電電流を制御して、該電池の充電を制御する充電制御装置において、
    前記電池の電圧を検出し、検出された電池電圧に応じて前記電池の状態を検出し、前記電池の状態に応じた充電電流により前記電池を充電する充電制御手段を有し、
    前記充電制御手段は、前記電池への充電開始時に最小の初期充電電流により前記電池の充電を行ない、
    前記初期充電電流での充電後に検出された電池電圧が正常であり、所定の電圧より小さいときには、前記初期充電電流より大きい予備充電電流により充電を行ない、
    前記初期充電電流による充電後又は前記予備充電電流による充電後、前記電池電圧が所定の電圧より大きければ、前記予備充電電流より大きい急速充電電流により前記電池を充電することを特徴とする充電制御装置。
  2. 前記充電制御手段は、前記電池に対して前記初期充電電流により所定時間充電を行なった後、検出された前記電池電圧が所定の電圧範囲外のときには、前記電池への充電を禁止することを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  3. 前記充電制御手段は、前記電池に対して前記予備充電電流により所定時間充電を行なった後、検出された前記電池電圧が一定の電圧に達していないときには、前記電池への充電を禁止することを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  4. 前記電池の温度を検出して、温度検出結果を前記充電制御手段に供給する温度検出手段を有し、
    前記充電制御手段は、前記温度検出手段の温度検出結果に応じて前記電池への充電を禁止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の充電制御装置。
  5. 前記充電制御手段は、充電電圧を検出し、前記充電電圧の異常を検出したときには前記電池への充電を禁止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の充電制御装置。
  6. 前記充電制御手段は、前記電池に供給される電流を検出し、検出された電流が異常値であるときには、前記電池への充電を禁止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の充電制御装置。
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