JP3757896B2 - シーム溶接装置及びシーム溶接方法 - Google Patents

シーム溶接装置及びシーム溶接方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子部品のケーシングを構成するベースとキャップとを接合するためのシーム溶接装置及びシーム溶接方法に係る。特に、本発明は、ベースにキャップを載置する作業からシーム溶接が完了するまでに要する時間の短縮化を図るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、モバイルコンピュータ等の情報機器や、携帯電話、自動車電話、ページングシステム等の移動体通信機器の需要の増大に伴い、これらに用いられる水晶振動子などの電子部品の需要も増大しつつある。
【0003】
この種の水晶振動子の構成としては、例えば特開平6−90135号公報に開示されているように、上部が開放された容器状のセラミックベースと、このセラミックベース内に導電性接着剤等により保持された圧電素子(水晶振動片)と、この圧電素子を覆って振動子内部空間を密閉するようにセラミックベース上縁部に接合されたキャップとを備えている。
【0004】
また、上記セラミックベースにキャップを接合するための手法の一つとして、セラミックベース上にキャップを搭載し、この両者をシーム溶接により一体的に溶着することが行われている。つまり、製造装置のキャリア上に載置されたセラミックベースにキャップを搭載し、このキャップの全周囲に亘ってシーム溶接用電極を順次接触させながら振動子内部空間を密閉するようにシーム溶接を行っていく。
【0005】
一般に、この種のシーム溶接装置は、セラミックベースにキャップを仮付けする工程、矩形状のキャップの長辺側に沿ってシーム溶接用電極を接触させることにより行う長辺側シーム溶接工程、キャップの短辺側に沿ってシーム溶接用電極を接触させることにより行う短辺側シーム溶接工程を順に行うようになっている。つまり、キャリア上に載置されたセラミックベースの上面に対してキャップを搬送して搭載するための機構、キャップをセラミックベースに仮付けするための仮付け溶接機構、キャップの各辺を溶接するためのシーム溶接機構、長辺側シーム溶接工程から短辺側シーム溶接工程に移る際にワーク(一部が溶着されたセラミックベースとキャップ)を90°回転させるための回転機構を備えた構成となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のシーム溶接装置にあっては、単位時間当たりに作製される水晶振動子の個数をできる限り多くしたいといった要求がある。つまり、水晶振動子の1個当たりの作製に要する時間(タクト時間)をできる限り短くしたいといった要求がある。
【0007】
上述した従来のシーム溶接装置では、一列に並べられたベースに対して順に各工程(仮付けから短辺側シーム溶接に亘る各工程)を実行していくため、このタクト時間を短縮化するには限界があった。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ベース上にキャップを載置し、この状態で両者をシーム溶接するに際し、ワーク1個当たりに要する工程時間を大幅に短縮化することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明が講じた解決手段の一つとしては、先ず、ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置を前提とする。このシーム溶接装置に対し、ベース上にキャップを搭載した状態でこの両者を収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットを備えさせる。また、ベース用パレットに、互いに重ね合わされる第1及び第2の上下2枚のパレットを備えさせ、下側の第1パレットには、ベースの平面視形状に略合致した複数の収容空間をマトリックス状に配置すると共に、その収容空間の深さ寸法をベースの高さ寸法よりも小さく設定して、収容空間にベースが収容された状態ではベースの上面が第1パレットの上面よりも上側に位置するようにする。一方、上側の第2パレットには、キャップの平面視形状に略合致した複数の収容空間を第1パレットの収容空間に対応してマトリックス状に配置すると共に、この収容空間に連続し且つキャップに向かって溶接電極が移動する際にこの溶接電極が入り込む電極挿通空間を備えさせ、この第2パレットが第1パレットに載置された状態では、この両者で形成される収容空間の深さ寸法がベース上にキャップを載置した状態におけるワークの高さ寸法よりも大きくなるよう設定している。
【0010】
また、上記電極挿通空間は、第2パレットに形成されている収容空間としての矩形状空間の一部の辺が部分的に切り欠かれて形成されている。
【0011】
上記構成のベース用パレットを使用するシーム溶接方法としては以下のものが掲げられる。つまり、ベース上にキャップを載置した状態でこの両者を一旦仮付け溶接した後、この両者をシーム溶接するシーム溶接方法に対し、上記ベース用パレットを利用し、仮付け溶接に先立って、第1パレット上に第2パレットを重ね合わせ、両パレットの収容空間に亘ってベース及びキャップを収容し、その後、仮付け用溶接電極を電極挿通空間に挿入してキャップに接触させてキャップをベースに仮付け溶接する。更に、その後、第1パレットから第2パレットを離脱させてキャップの上縁を第1パレットの上面よりも上方に位置させた状態で、シーム溶接用電極をキャップの上縁に接触させながらキャップの全周囲をベースにシーム溶接する。
【0012】
以上の特定事項により、ベースに対してキャップを仮付けした後に、第1パレットから第2パレットを離脱させるのみで、シーム溶接を行うことができる。つまり、仮付け時にはベース及びキャップの位置決めを第1及び第2のパレットによって正確に行いながらこの両者の仮付けを行い、その後、第1パレットから第2パレットを離脱させるといった簡単な作業でそのままシーム溶接工程に移ることができる。言い換えると、仮付け工程からシーム溶接工程に移る際にベース及びキャップを別のパレットに載せ直す必要がない。また、このベース用パレットには複数の収容空間がマトリックス状に配置されているために、上記第2パレットの離脱に伴って複数のワーク(ベースとキャップ)のシーム溶接可能な状態が略同時に得られることになる。このため、ワーク1個当たりに要する工程時間の短縮化を図ることができる。
【0013】
ベースに対してキャップを載置する作業に要する時間の短縮化を図るための構成として以下のものが掲げられる。つまり、ベースを収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットと、キャップを収容するべくキャップの平面視形状に略合致した複数の収容空間がベース用パレットの収容空間に対応してマトリックス状に配置されたキャップ用パレットとを備えさせる。そして、ベース上にキャップを載置する際であって、ベース用パレットにキャップ用パレットを重ね合わせるときに、キャップ用パレットの収容空間内にキャップを保持するための磁力を発生させる磁力保持手段を備えさせる。
【0014】
この場合、キャップ用パレットの収容空間としてはパレット上面側に開放する有底の凹部で形成する。そして、キャップ用パレットの下面に対して着脱自在とされた永久磁石で成る板材により磁力保持手段を構成している。
【0015】
この特定事項により、ベース用パレットにキャップ用パレットを重ね合わせた状態で磁力保持手段による磁力を解除する(例えばキャップ用パレットの下面から磁力保持手段を取り除く)ことにより、マトリックス状に配置された各収容空間に収容されていたキャップの全てを略同時にベース上に載置することができる。例えばキャップ用パレットに20個の収容空間を備えさせた場合には、これら20個のキャップの全てを略同時にベース上に載置することができることになる。このため、ベースに対してキャップを載置する作業に要する時間の大幅な短縮化を図ることが可能になる。
【0016】
また、仮にキャップの平面視形状とベースの平面視形状とが一致していない場合、例えばキャップの平面視形状がベースの平面視形状よりも小さい場合には、ベースとキャップとのセンタ位置を位置合わせする必要があるが、上記ベース用パレットにキャップ用パレットを重ね合わせる際に、これらセンタ位置を位置合わせした状態で各パレット同士を重ね合わせるようにすれば、キャップをベース側に落とし込んだ際、このキャップをベース上の適切な位置に載置することが可能になる。
【0017】
また、ベース上にキャップを載置した状態でこの両者を収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットを備えさせ、このベース用パレットにベース及びキャップを収容した状態で、ベースに対してキャップを仮付けするための仮付けユニット、ベースに対して仮付けされたキャップの一部分をベース上にシーム溶接するための第1シーム溶接ユニット、キャップの他の部分をベース上にシーム溶接することによりベースの内部空間を封止するための第2シーム溶接ユニットを互いに独立して配設する。そして、上記第1シーム溶接ユニットでは、窒素雰囲気下においてキャップの一部分をベース上にシーム溶接する溶接工程を実行すると共に、第2シーム溶接ユニットでは、真空雰囲気下においてキャップの他の部分をベース上にシーム溶接する溶接工程を実行するようにしている一方、上記第2シーム溶接ユニットにおいて溶接工程を実行する直前においてベース及びキャップを高温度雰囲気中で保持する加熱処理手段を備えさせている。また、ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置において、ベースに対してキャップが仮付けされたワークに対し、窒素雰囲気下において、キャップの一部分をベース上にシーム溶接する第1シーム溶接ユニットと、この第1シーム溶接ユニットで一部分がシーム溶接されたワークを高温度雰囲気中で保持する加熱処理手段と、この加熱処理手段から取り出されたワークに対し、真空雰囲気下において、キャップの他の部分をベース上にシーム溶接することによりベースの内部空間を封止する第2シーム溶接ユニットとを備えさせている。つまり、加熱処理手段においてベース及びキャップを高温度雰囲気に曝すことにより、ベースの内部空間に存在していた水分を除去することができる。このため、ベース上にキャップを載置してから最終シーム溶接工程までの間にワークが大気に曝されて内部に水分が侵入したとしても、最終シーム溶接工程の直前においてこの水分を除去できる。このため、各工程における雰囲気に対する高い管理が必要なくなり、装置全体としての構成を簡素化できる。この構成の簡素化に伴って、ベース上にキャップを載置してから最終シーム溶接工程に移行するまでの時間の短縮化を図ることも可能になる。また、従来では、例えば平面視が矩形状のベース及びキャップに対し、長辺側シーム溶接工程と短辺側シーム溶接工程を連続して行うためにはワークを90°回転させるための回転機構を備えさせる必要があり、この90°回転に要する時間だけタクト時間が長くなってしまうといった課題があった。本解決手段では、第1シーム溶接ユニットと第2シーム溶接ユニットとを近くに設置しておき、上述の如くパレットを90°回転させる時間よりも各ユニット間でのパレット移載時間を短くすれば、短時間でシーム溶接を完了させることが可能になる。また、上記回転機構を必要としないため、装置の構成の簡素化も図ることができる。
【0018】
また、このような加熱処理手段を使用して最終シーム溶接工程の直前においてベース及びキャップを高温度雰囲気中で保持する加熱処理工程を実行するシーム溶接方法も本願発明の技術的思想の範疇である。
【0019】
また、複数個のワークに対するシーム溶接を連続的に行うための構成として以下のものが掲げられる。つまり、ベース上にキャップを載置した状態でこの両者を収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットを備えさせ、ベースに対してキャップをシーム溶接する際、シーム溶接用電極をベース用パレットに対して相対的に直線移動させ、その直線上にある複数のキャップにシーム溶接用電極を順に接触させてベースに対するキャップのシーム溶接を連続して行う構成とする。また、このシーム溶接を行う際、各キャップに対し、シーム溶接用電極が接触する領域以外の領域をベース側に押さえ込む線材を備えさせている。この構成によれば、シーム溶接中にワークが浮き上がってしまうことを防止でき、安定したシーム溶接動作を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、電子部品として水晶振動子を採用し、その製造に本発明を適用した場合について説明する。つまり、図1に示すように、水晶振動片(図示省略)を収容していると共に上部が開放された容器形状のセラミックベースB(例えばアルミナ製)に対して、その振動子内部空間を密閉するように磁性材料のキャップC(例えば金属のプレス加工により形成されている)を接合するための装置及び方法について説明する。
【0023】
<第1実施形態>
先ず、第1実施形態について説明する。図2に示すように、本形態におけるシーム溶接装置は、ベースB上にキャップCをシーム溶接する場合の各工程を実行するためのユニット1,2,3がそれぞれ独立して設置されている。
【0024】
具体的には、ベースBにキャップCを仮付けする工程を実行する仮付けユニット1、窒素雰囲気下において矩形状のキャップCの長辺側に沿ってシーム溶接用電極を接触させることにより行う長辺側シーム溶接工程を実行する長辺側シーム溶接ユニット2、真空雰囲気下においてキャップの短辺側に沿ってシーム溶接用電極を接触させることにより行う短辺側シーム溶接工程を実行する短辺側シーム溶接ユニット3が個別に配置されている。ベースB及びキャップCは、後述するパレット4に収容され、このパレット4に収容された状態で、仮付けユニット1での仮付け工程、長辺側シーム溶接ユニット2での長辺側シーム溶接工程、短辺側シーム溶接ユニット3での短辺側シーム溶接工程が順に行われる。以下、パレット4及び各ユニット1,2,3の構成、各ユニット1,2,3で実行される動作について説明する。
【0025】
−パレット4の説明−
本形態で使用されるパレット4は、ベース用パレット41及びキャップ用パレット42を備えている。
【0026】
(ベース用パレット41の説明)
ベース用パレット41は、ベースBに対してキャップCを載置する動作よりも前の段階にあっては複数のベースB,B,…を、またベースBに対してキャップCが載置された後にはこの重ね合わされたベースB及びキャップCをそれぞれ保持するものであって、上下2枚のパレット41A,41Bが離脱可能に重ね合わされて構成されている。尚、このベース用パレット41の具体的な寸法として、幅(図3における左右方向長さ)が150mm、奥行き(図3における上下方向長さ)が120mmである。パレットの大きさはこれに限るものではない。
【0027】
下側の第1パレット41Aは、図3(図3(a)は第1パレット41Aの平面図、図3(b)は図3(a)におけるIII-III線に沿った拡大断面図)に示すように、ベースBの平面視形状に略合致した有底のベース収容空間D,D,…がマトリックス状に配置されている。図3に示すものでは20個のベース収容空間D,D,…がマトリックス状に配置されている。また、これらベース収容空間Dの深さ寸法はベースBの高さ寸法よりも僅かに小さく設定されている(図6参照)。更に、この第1パレット41Aの上面の2箇所の隅角部近傍位置には位置決めピン43,43が突設されている。
【0028】
一方、上側の第2パレット41Bは、図4(図4(a)は第2パレット41Bの平面図、図4(b)は図4(a)におけるIV-IV線に沿った拡大断面図)に示すように、上記第1パレット41Aに形成されているベース収容空間Dとは異なる形状の貫通孔で成る収容空間Eがマトリックス状に配置されている。具体的には、キャップCの平面視形状に略合致した矩形状空間E1と、この矩形状空間E1に連続し、且つキャップCに向かって後述の仮付け用溶接電極を移動させる際にこの電極が入り込む電極挿通空間E2とが一体化された空間として形成されている。この電極挿通空間E2は、矩形状空間E1の長辺側の中央部が部分的に切り欠かれて形成されている。図4に示すものでは、上記第1パレット41Aのベース収容空間D,D,…にそれぞれ対応した20個の収容空間E,E,…がマトリックス状に配置されている。また、第2パレット41Bの厚さ寸法(収容空間Eの深さ寸法となる)は上記第1パレット41Aのベース収容空間Dの深さ寸法よりも小さく設定されており、且つこの第2パレット41Bが第1パレット41Aに載置された状態では、この両者で形成される収容空間の深さ寸法(ベース収容空間Dの深さ寸法と収容空間Eの深さ寸法との和)が水晶振動子の高さ寸法(ベースBの高さ寸法とキャップCの厚さ寸法との和)よりも僅かに大きくなるように設定されている(図8参照)。また、この第2パレット41Bにおいて上記位置決めピン43,43の突設位置に対応した位置には、位置決めピン43の外径寸法に略一致した内径寸法を有する位置決め孔44,44が形成されている。
【0029】
(キャップ用パレット42の説明)
次に、キャップ用パレット42について説明する。このキャップ用パレット42は、図5(図5(a)はキャップ用パレット42の平面図、図5(b)及び図5(c)は図5(a)におけるV−V線に沿った拡大断面図であって、図5(b)は後述する磁力保持手段としての磁石板46を取り外した状態、図5(c)はその磁石板46を取り付けた状態である)に示すように、キャップCの平面視形状に略合致した有底のキャップ収容空間F,F,…がマトリックス状に配置されている。図5に示すものでは、第1パレット41Aのベース収容空間D,D,…にそれぞれ対応した20個のキャップ収容空間F,F,…がマトリックス状に配置されている。また、これらキャップ収容空間Fの深さ寸法はキャップCの高さ寸法よりも僅かに大きく設定されている(図5(c)参照)。また、このキャップ用パレット42において上記位置決めピン43,43の突設位置に対応した位置には、位置決めピン43の外径寸法に略一致した内径寸法を有する位置決め孔45,45が形成されている。
【0030】
また、このキャップ用パレット42の下面側には、キャップ保持用の磁石板46が着脱自在に取り付けられている。つまり、キャップ用パレット42の下面に磁石板46を重ね合わせた状態で各キャップ収容空間F,F,…にキャップC,C,…を入れることにより、これらキャップC,C,…がキャップ収容空間F,F,…内で保持される構成となっている。
【0031】
−各ユニットにおける工程説明−
(仮付け工程)
仮付けユニット1において実行される仮付け工程では、先ず、図6(一つの収容空間部分における断面図)に示すように、第1パレット41Aの上面に第2パレット41Bを載置する。この際、第2パレット41Bの位置決め孔44に第1パレット41Aの位置決めピン43を挿通させることによりこの両者の位置決めを行う。
【0032】
そして、これらパレット41A,41Bによって連続形成された収容空間D,Eの内部にベースBをそれぞれ収容する。この収容作業は、供給ロボットによる作業または作業者による手作業によって行われる。この状態では、ベースBの上面は第2パレット41Bの上面よりも下側に位置している。
【0033】
この作業に併行して図5(c)に示すように、キャップ用パレット42の下面に磁石板46を重ね合わせた状態で各キャップ収容空間F,F,…にキャップC,C,…をそれぞれ収容する。この収容作業も、供給ロボットによる作業または作業者による手作業によって行われる。この状態では、磁石板46の磁力によって各キャップC,C,…はキャップ収容空間F,F,…内で保持される。
【0034】
このようにして各パレット41,42にワーク(ベースB及びキャップC)を個別に保持させた後、図7に示すように、キャップ用パレット42を磁石板46と共に上下反転させて、このキャップ用パレット42を第2パレット41Bの上面に載置する。この際、キャップ用パレット42の位置決め孔45に第1パレット41Aの位置決めピン43を挿通させることによりこの両者の位置決めを行う。このキャップ用パレット42の載置作業は、パレット搬送ロボットによる作業または作業者による手作業によって行われる。このようにしてキャップ用パレット42を第2パレット41Bの上面に載置した状態では、未だ磁石板46の磁力によって各キャップC,C,…はキャップ収容空間F,F,…内で保持されている。
【0035】
この状態で、キャップ用パレット42の下面(図7に示す状態では上側を向いている面)から磁石板46を離脱することにより、磁石板46から各キャップC,C,…に作用していた磁力が解除され、図8に示すように、各キャップC,C,…はベース用パレット41側の収容空間D,Eに向けて落下し、ベースB上に載置される。
【0036】
その後、図9に示すように、キャップ用パレット42が第2パレット41Bの上面から取り外される。これにより、キャップCが載置されたベースBがベース用パレット41のみによって保持された状態となる。この状態では、ベースBは第1パレット41Aのベース収容空間Dの内壁によって、キャップCは第2パレット41Bの収容空間Eの内壁によってそれぞれ位置決めされることになり、相対的な位置ずれは生じない。このため、ベースBやキャップCの位置を認識するためのカメラなどを備えた画像処理ユニットは必要ない。尚、第1パレット41Aの内部または下面に磁石を設けておき、その磁力をキャップCに作用させることによりキャップCとベースBとの位置ずれが生じないようにしてもよい。
【0037】
この状態で、仮付け用溶接電極11による仮付け動作が行われる。この動作に使用される仮付け用溶接電極11は、図10(aは側面図、bは平面図)に示すように絶縁体12を挟んで一体化された一対の電極11A,11Bを備えている。各電極11A,11B間の間隔寸法はキャップCの幅寸法に略一致している。このような構成の仮付け用溶接電極11が複数個併設されて仮付け電極ユニット13(図11参照)が構成されている。具体的には、この仮付け電極ユニット13は一対の電極11A,11Bで成る仮付け用溶接電極11が5組併設され、これらが同時に上下移動するように図示しない昇降機構によって支持されている。つまり、この仮付け電極ユニット13が、仮付け溶接時に下降し、仮付け溶接の終了後に上昇するといった動作を繰り返す。この仮付け電極ユニット13の下降時には、各電極11A,11Bの一部はキャップCの幅方向の両外側に位置することになるが、上述した如く、第2パレット41Bには電極挿通空間E2,E2が形成されており、この空間E2,E2に各電極11A,11Bが入り込むことによって電極11A,11Bと第2パレット41Bとが干渉することなしに確実な仮付け動作が行われる。
【0038】
図11(a)〜(d)は、この仮付け電極ユニット13を使用した仮付け動作を示している。先ず、マトリックス配置された複数のワークW(キャップCとベースB)のうち第1行目(図11(a)において最上部の行)に対して仮付け動作を行う。つまり、この第1行目のワークWが仮付け電極ユニット13の直下に位置するようにベース用パレット41を移動させ、この状態から仮付け電極ユニット13を下降させて、各電極11A,11Bに通電を行う。これにより、この第1行目に位置している5個のキャップCの長辺側の略中央位置がベースB上に形成されている図示しないメッキ層にそれぞれスポット溶接される。この仮付け動作の終了後、仮付け電極ユニット13を上昇させる。尚、本形態における仮付けユニット1では、仮付け動作時、各電極11A,11Bの先端部周辺に向けて窒素ガスを吹き付けることによりワークの焼けを防止するブロー機構が設けられている。
【0039】
次に、第2行目(図11(b)において最上部から2番目の行)に対して仮付け動作を行う。この際、この第2行目のワークWが仮付け電極ユニット13の直下に位置するようにベース用パレット41を移動させ(図中矢印参照)、この状態から仮付け電極ユニット13を下降させて、各電極11A,11Bに通電を行う。このベース用パレット41の移動は、本仮付けユニット1に備えられた図示しないパレット載置台が水平移動することにより行われる。これにより、この第2行目に位置している5個のキャップCの長辺側の略中央位置がベースB上にそれぞれスポット溶接される。この仮付け動作の終了後、仮付け電極ユニット13を上昇させる。このような動作を第4行目(図11(d)において最下部の行)まで順に繰り返す。これにより、ベース用パレット41に保持されている全てのワークWに対して仮付け動作が終了する。以上の仮付け工程が終了した後、このベース用パレット41は長辺側シーム溶接ユニット2に移動される。この長辺側シーム溶接ユニット2への移動は、搬送ロボットまたは作業者による手作業によって行われる。
【0040】
(長辺側シーム溶接工程)
次に、長辺側シーム溶接ユニット2において実行される長辺側シーム溶接工程について説明する。この工程では、図12に示すように第1パレット41Aから第2パレット41Bを取り外した後、この第1パレット41Aを長辺側シーム溶接ユニット2のパレット載置台(図示省略)上に載置した状態で行われる。この長辺側シーム溶接ユニット2にはシーム溶接機が備えられており、図13に示すように、このシーム溶接機の電極5,5がキャップCの長辺側に接触され、この長辺に沿って相対的に移動(転動)しながらシーム溶接を行う。これら電極5,5はキャップCの上面に対して所定の傾斜角度を有する接触面を備えており、この接触面がキャップCのエッジ部分に当接された状態でこの電極5,5がパレット41Aに対して相対的に移動(図13において紙面に直交する方向に移動)されることによりシーム溶接が行われる。
【0041】
図14(a)〜(e)は、このシーム溶接機を使用した長辺側シーム溶接動作を示している。先ず、マトリックス配置された複数のワークW(キャップCとベースB)のうち第1列目(図14(a)において最も左側の列)に対して長辺側シーム溶接動作を行う。つまり、この第1列目のワークWに対向するようにシーム溶接機の電極5,5を対向させた状態で、電極5,5の高さ位置とキャップCの上面位置とが略同一位置になるように電極5,5を下降させる。この状態で、第1パレット41Aを図14(a)における上側へ移動させ(矢印参照)、各電極5,5に通電を行う。これにより、この第1列目に位置している4個のキャップCに対して順に電極5,5が接触していき、各キャップCの長辺がベースBの長辺にそれぞれシーム溶接される。尚、本形態における長辺側シーム溶接ユニット2においても、シーム溶接動作時、各電極5,5の先端部周辺に向けて窒素ガスを吹き付けることによりワークの焼けを防止するブロー機構が設けられている。
【0042】
上述の如く、第1列目に位置しているワークWに対するシーム溶接動作が終了した後、電極5,5が上昇し、図14(b)に示すように第1パレット41Aが一列分だけ図中左方向に移動する。これにより、第2列目のワークWに対向するようにシーム溶接機の電極5,5が対向され、この状態から、電極5,5の高さ位置とキャップCの上面位置とが略同一位置になるように電極5,5を下降させる。その後、第1パレット41Aを図14(b)における下側へ移動させ(矢印参照)、各電極5,5に通電を行う。これにより、この第2列目に位置している4個のキャップCに対して順に電極5,5が接触していき、各キャップCの長辺がベースBの長辺にそれぞれシーム溶接される。この第2列目に位置しているワークWに対するシーム溶接動作が終了した後、電極5,5が上昇し、図14(c)に示すように第1パレット41Aが一列分だけ図中左方向に移動する。これにより、第3列目のワークWに対向するようにシーム溶接機の電極5,5が対向される。以上の動作が第5列まで繰り返されることにより、全てのワークWに対して長辺側シーム溶接動作が終了する。以上の長辺側シーム溶接工程が終了した後、この第1パレット41Aは短辺側シーム溶接ユニット3に移動される。この短辺側シーム溶接ユニット3への移動は、搬送ロボットまたは作業者による手作業によって行われる。
【0043】
(短辺側シーム溶接工程)
次に、短辺側シーム溶接ユニット3において実行される短辺側シーム溶接工程について説明する。この工程では、図15に示すように第1パレット41Aを短辺側シーム溶接ユニット3のパレット載置台(図示省略)上に載置した状態で行われる。この短辺側シーム溶接ユニット3にもシーム溶接機が備えられており、図15に示すように、このシーム溶接機の電極6,6がキャップCの短辺側に接触され、この短辺に沿って相対的に移動(転動)しながらシーム溶接を行う。これら電極6,6はキャップCの上面に対して所定の傾斜角度を有する接触面を備えており、この接触面がキャップCのエッジ部分に当接された状態でこの電極6,6がパレット41Aに対して相対的に移動(図15において紙面に直交する方向に移動)されることによりシーム溶接が行われる。
【0044】
また、この短辺側シーム溶接ユニット3の特徴として、図17に示すように、シーム溶接が行われるシーム室32の前工程側にゲートバルブ34Aを介して加熱処理手段としての加熱室31が備えられている。つまり、この加熱室31に電熱ヒータを備えさせ、第1パレット41Aを設置した状態でこの加熱室31内を高温度雰囲気(例えば280℃程度)とすることにより、ベースBの内部空間に存在していた水分を除去できるようにしている(本発明でいう加熱処理工程)。このようにして加熱室31において水分が除去された後にシーム室32における短辺側シーム溶接動作が行われる。
【0045】
図16(a)〜(d)は、このシーム室32における短辺側シーム溶接動作を示している。先ず、マトリックス配置された複数のワークW(キャップCとベースB)のうち第1行目(図16(a)において最も上側の行)に対して短辺側シーム溶接動作を行う。先ず、ゲートバルブ34Aを開放し、加熱室31からシーム室32へ第2パレット41Bを搬送した後、シーム室32内を高真空状態(例えば真空度1×10-3Pa)とする。そして、この第1行目のワークWに対向するようにシーム溶接機の電極6,6を対向させた状態で、電極6,6の高さ位置とキャップCの上面位置とが略同一位置になるように電極6,6を下降させる。この状態で、第1パレット41Aを図16(a)における左方向へ移動させ(矢印参照)、各電極6,6に通電を行う。これにより、この第1行目に位置している5個のキャップCに対して順に電極6,6が接触していき、各キャップCの短辺がベースBの短辺にそれぞれシーム溶接される。この第1行目に位置しているワークWに対するシーム溶接動作が終了した後、電極6,6が上昇し、図16(b)に示すように第1パレット41Aが一行分だけ図中上側に移動する。これにより、第2行目のワークWに対向するようにシーム溶接機の電極6,6が対向され、この状態から、電極6,6の高さ位置とキャップCの上面位置とが略同一位置になるように電極6,6を下降させる。その後、第1パレット41Aを図16(b)における右方向へ移動させ(矢印参照)、各電極6,6に通電を行う。これにより、この第2行目に位置している5個のキャップCに対して順に電極6,6が接触していき、各キャップCの短辺がベースBの短辺にそれぞれシーム溶接される。この第2行目に位置しているワークWに対するシーム溶接動作が終了した後、電極6,6が上昇し、図16(c)に示すように第1パレット41Aが一行分だけ図中上側に移動する。これにより、第3行目のワークWに対向するようにシーム溶接機の電極6,6が対向される。以上の動作が第4行目まで繰り返されることにより、全てのワークWに対して短辺側シーム溶接動作が終了する。以上の短辺側シーム溶接工程が終了した後、後段側のゲートバルブ34Bが開放され、第1パレット41Aは、内部が窒素雰囲気とされた取り出し室33に移動される。
【0046】
−実施形態の効果−
以上説明したように、本形態では、各ベースB上にキャップCを載置する際、キャップ用パレット42から磁石板46を取り除くことにより、マトリックス状に配置された各キャップ収容空間F,F,…に収容されていたキャップC,C,…の全てを略同時にベースB,B,…上に載置することができる。また、仮付け工程において、ベースBに対してキャップCを仮付けした後に、第1パレット41Aから第2パレット41Bを離脱させるのみで、そのまま長辺側シーム溶接工程に移行することができる。更には、シーム溶接用電極5,5、6,6に対して第1パレット41Aを相対的に直線移動させ、その直線上にある複数のキャップC,C,…にシーム溶接用電極5,5、6,6を順に接触させてベースBに対するキャップCのシーム溶接が連続して行われるようにしている。このため、水晶振動子の1個当たりの作製に要するタクト時間を大幅に短縮化(例えば1sec以下に)することが可能になる。また、各工程を実行するためのユニット1,2,3をそれぞれ独立して設置させたため、装置内部でパレットを90°回転させる機構等の複雑な機構を排除することができ、装置の構成の簡素化及び設備コストの削減を図ることができる。また、機構の簡素化に伴いメンテナンス性の向上を図ることもできる。
【0047】
更に、ベースB及びキャップCはパレットの収容空間内に位置決めされるため、これらベースBとキャップCとの位置を撮像素子等によって撮像して位置ずれが生じていないかを確認する必要がない。これによっても、装置の構成の簡素化及び設備コストの削減を図ることができる。
【0048】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。本形態は、仮付けユニット1の変形例である。その他の構成及び動作は上述した第1実施形態のものと同様である。従って、ここでは仮付けユニット1の構成及び仮付け工程についてのみ説明する。
【0049】
図18は、本形態に係る仮付けユニット1の平面図である。これらの図に示すように、仮付けユニット1は、複数のキャップC,C,…が蓄えられたパーツフィーダ14、このパーツフィーダ14から取り出されたキャップC,C,…をベース用パレット41(図18ではパレット41上の収容空間及び各ワークを省略している)に順次供給していくキャップ供給装置15、上記実施形態のものと同様に絶縁体を挟んで一体化された一対の電極を備えた仮付け用溶接電極11、ベース用パレット41を搬送する図示しないパレット搬送台、仮付け作業終了後のベース用パレット41をパレット搬送台から受け取る排出台16を備えている。
【0050】
上記キャップ供給装置15は、パーツフィーダ14から取り出された所定数(本形態では5個)のキャップC,C,…をベース用パレット41に順次供給し、このベース用パレット41の収容空間に収容されているベースBに対してキャップC,C,…を載置していく。具体的には、マトリックス上に配置された収容空間に予め収容されているベースBに対して、その1行分毎にキャップC,C,…を順に載置していく。
【0051】
仮付け用溶接電極11としては、電極は一対備えられているのみであって、この仮付け用溶接電極11の昇降動作が1回行われる度に一つのワークに対して仮付け用溶接動作が実行される。また、この仮付け用溶接電極11は水平方向へ移動するための機構は備えておらず、同一位置で昇降するのみである。つまり、後述するようにパレット搬送台が水平方向に移動することにより所定のワークを仮付け用溶接電極11の直下まで移動させ、この状態で仮付け用溶接電極11が下降することによって仮付け溶接が行われる。
【0052】
パレット搬送台は、上面にベース用パレット41を載置した状態でX軸方向(図18の左右方向)及びY軸方向(図18の上下方向)に移動し、これによって仮付け用溶接電極11に対して任意のワークを対向させることができるようになっている。例えば、行方向に並ぶ5個のワークに対して連続して仮付け用溶接を行う場合には、パレット搬送台は、仮付け溶接動作が行われる度に図中左右方向の一方向に移動していく。尚、図18に実線で示すパレット位置は、ベース用パレット41上の左上に位置しているワークに対して仮付け溶接を行う際のパレット位置である。図18に一点鎖線で示すパレット位置は、ベース用パレット41上の右上に位置しているワークに対して仮付け溶接を行う際のパレット位置である。図18に二点鎖線で示すパレット位置は、ベース用パレット41上の左下に位置しているワークに対して仮付け溶接を行う際のパレット位置である。図18に破線で示すパレット位置は、ベース用パレット41上の右下に位置しているワークに対して仮付け溶接を行う際のパレット位置である。
【0053】
また、このパレット搬送台は、ベース用パレット41上の全てのワークに対して仮付け溶接が完了した後に、このベース用パレット41を排出台17に送り出すようになっている。
【0054】
また、本仮付けユニット1では、キャップ供給装置15によるベース用パレット41へのキャップC,C,…の供給動作と、仮付け用溶接電極11による他のベース用パレット41上のワークに対する仮付け動作とが併行されるようになっている。
【0055】
このように本形態では、ベースBに対するキャップCの載置動作から、キャップCのベースBへの仮付け動作、更には、仮付け後のベース用パレット41の排出動作までを自動的に行うことができる。このため、作業性の向上を図ることができる。
【0056】
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。本形態は、各シーム溶接ユニット2,3の変形例である。その他の構成及び動作は上述した第1実施形態のものと同様である。従って、ここでは各シーム溶接ユニット2,3の構成及びシーム溶接工程についてのみ説明する。
【0057】
図19(aは平面図、bはaのB矢視図)は、長辺側シーム溶接ユニット2内での第1パレット41Aを示す平面図である。これらの図に示すように、長辺側シーム溶接ユニット2では、第1パレット41Aに対して着脱自在とされた位置規制手段としてのワーク抑え部材7が備えられている。このワーク抑え部材7は、第1パレット41Aの縁部に係止する一対の係止板71,72と、これら係止板71,72に亘って架け渡された複数本のピアノ線73,73,…とを備えている。
【0058】
このワーク抑え部材7が第1パレット41Aに対して装着された状態では、各ピアノ線73が、シーム溶接用電極が通過しない領域で且つワークWの中心部を通過し、このワークWの上面(キャップの表面)を押さえ込んで第1パレット41Aからの浮き上がりを防止するようになっている。
【0059】
このため、シーム溶接時にワークWが浮き上がって電極に張り付いてしまうといった状況を回避することができ、安定したシーム溶接動作を行うことができる。
【0060】
尚、短辺側シーム溶接ユニット3においても同様のワーク抑え部材が備えられており、この短辺側シーム溶接動作時においても、ワークWの浮き上がりを回避して安定したシーム溶接動作を行うことができる。
【0061】
また、上記ワーク抑え部材7においてワークWの上面を押さえ込む部材としてはピアノ線に代えてワイヤ等を使用してもよい。
【0062】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本形態は、各シーム溶接ユニット2,3における電極への電圧印加タイミングの変形例である。その他の構成及び動作は上述した第1実施形態のものと同様である。従って、ここでは電極への電圧印加タイミングについてのみ説明する。
【0063】
本形態では、シーム溶接電極5,5、(6,6)間の抵抗値または電流値の変化を検知するようにし、この変化によって両電極5,5、(6,6)がキャップCに接触したか否かを判断するようにしている。そして、この両電極5,5、(6,6)がキャップCに接触したことが検知された際に、両電極5,5、(6,6)にシーム溶接用電流を流す。また、このシーム溶接動作中にもシーム溶接電極5,5、(6,6)間の抵抗値または電流値の変化を検知しておき、この変化によって少なくとも一方の電極5、(6)がキャップCから離れたか否かを判断するようにしている。そして、少なくとも一方の電極5、(6)がキャップCから離れたことが検知された際に、両電極5,5、(6,6)へのシーム溶接用電流を解除する。
【0064】
このような動作により、キャップCと電極5、(6)との間でのスパークの発生を抑制することができ、安定したシーム溶接動作を行うことができる。
【0065】
また、本第4実施形態の変形例として、シーム溶接用電極5,5、(6,6)に対する第1パレット41Aの移動量を認識しておき、その第1パレット41Aに対するシーム溶接電極5,5、(6,6)の位置、つまり各ワークWに対するシーム溶接電極5,5、(6,6)の位置を認識する。これにより、両電極5,5、(6,6)がキャップCに接触したことが認識された際に、両電極5,5、(6,6)にシーム溶接用電流を流す。また、少なくとも一方の電極5、(6)がキャップCから離れたことが認識された際に、両電極5,5、(6,6)へのシーム溶接用電流を解除する。
【0066】
このような動作によっても、キャップCと電極5、(6)との間でのスパークの発生を抑制することができ、安定したシーム溶接動作を行うことができる。
【0067】
また、長辺側をシーム溶接した後に短辺側をシーム溶接する場合、ワークWの短辺のうち両端部分にあっては、既に行われた長辺側シーム溶接動作において溶接がなされている。このため、短辺側シーム溶接動作にあってはその短辺の一端から他端に亘る全体を溶接する必要はない。つまり、シーム溶接用電流を流すタイミングとして高い精度は必要なくなる。これは、逆に短辺側をシーム溶接した後に長辺側をシーム溶接する場合において、この長辺側シーム溶接動作においても同様である。
【0068】
また、本形態のように電極5、(6)がキャップCから離れたことが認識された際に、両電極5,5、(6,6)へのシーム溶接用電流を解除することにより、仮にワークWの浮き上がりが発生したとしても電極5、(6)とワークWとの間でスパークが発生することがないため、ワークWが電極5、(6)に張り付いてしまうといった状況を回避することができ、安定したシーム溶接動作を行うことができる。
【0069】
−その他の実施形態−
上記各実施形態では1枚のパレット上に20個のワークを保持させる場合について説明した。本発明にあっては、1枚のパレット上に保持可能なワークの数はこれに限るものではなく、例えば500〜600個のワークを保持可能な構成としてもよい。
【0070】
更に、上述した各実施形態では、上縁にコバールリング等の磁性体リングを備えていないセラミックベース1に対してキャップ2を接合する場合について説明した。本発明はこれに限らず、上縁にコバールリング等の磁性体リングを備えたセラミックベース1に対してキャップ2を接合する場合に適用することも可能である。
【0071】
また、上述した各実施形態では、ベース1の平面視形状とキャップ2の平面視形状とが一致しているものに本発明を適用した場合について説明した。仮に、キャップの平面視形状がベースの平面視形状よりも小さい場合には、キャップ用パレット42に形成されているキャップ収容空間F,F,…の平面視形状は、ベース用パレット41に形成されているベース収容空間D,D,…の平面視形状よりも小さく形成される。
【0072】
このようにキャップの平面視形状がベースの平面視形状よりも小さい場合、第2パレット41Bの矩形状空間E1の平面視形状をキャップCの平面視形状に合致させたのでは、この矩形状空間E1をベースBが通過できず、第1パレット41Aのベース収容空間D,D,…にベースBを入れることができなくなってしまう。従って、この場合には、第2パレット41Bの矩形状空間E1の平面視形状はベースBの平面視形状に合致させて形成しておく。また、第1パレット41Aの上面に第2パレット41Bを載置する前に、第1パレット41Aのベース収容空間D,D,…にベースBを入れておくようにすれば、第2パレット41Bの矩形状空間E1の平面視形状をキャップCの平面視形状(第1パレット41Aのベース収容空間Dよりも小さい形状)に合致させることが可能である。
【0073】
加えて、上述した各実施形態では、キャップ用パレット42に形成されているキャップ収容空間F,F,…の平面視形状をキャップCの平面視形状に略合致させ、また、ベース用パレット41に形成されているベース収容空間D,D,…の平面視形状をベースBの平面視形状に略合致させていた。これに限らず、収容空間においてキャップCやベースBの位置決めを行うことができる手段(収容空間の内壁から突出した突起によってキャップCやベースBを位置決めする等)を採用するようにすれば、必ずしも各収容空間の平面視形状は上記各実施形態のものに限ることはない。
【0074】
また、本発明は、水晶振動子に限らず、ニオブ酸リチウムやタンタル酸リチウムなどを使用した圧電振動子や、その他種々の電子部品の製造に適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、仮付け工程において、ベースに対してキャップを仮付けした後に、第1パレットから第2パレットを離脱させるのみで、そのままシーム溶接工程に移行することができるようにしている。このため、ワーク1個当たりの作製に要するタクト時間を大幅に短縮化することが可能になり、生産効率の向上を図ることができる。
【0076】
また、各ベース上にキャップを載置する際、キャップ用パレットから磁力保持手段を取り除くことにより、マトリックス状に配置された各キャップ収容空間に収容されていたキャップの全てを略同時にベース上に載置することができるようにしている。これによってもワーク1個当たりの作製に要するタクト時間を大幅に短縮化することができる。
【0078】
また、各工程を実行するためのユニットをそれぞれ独立して設置させたことにより、装置の構成の簡素化及び設備コストの削減を図ることができる。また、機構の簡素化に伴いメンテナンス性の向上を図ることもできる。
【0079】
加えて、最終シーム溶接工程の直前においてベース及びキャップを高温度雰囲気中で保持する加熱処理工程を実行することにより、各工程における雰囲気に対する高い管理が必要なくなり、装置全体としての構成を簡素化できる。この構成の簡素化に伴って、ベース上にキャップを載置してから最終シーム溶接工程に移行するまでの時間の短縮化を図ることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水晶振動子の外観を示す斜視図である。
【図2】シーム溶接装置の概略システム図である。
【図3】(a)は第1パレットの平面図、(b)は(a)におけるIII-III線に沿った拡大断面図である。
【図4】(a)は第2パレットの平面図、(b)は(a)におけるIV-IV線に沿った拡大断面図である。
【図5】(a)はキャップ用パレットの平面図、(b),(c)は(a)におけるV−V線に沿った拡大断面図である。
【図6】ベース用パレットにベースが収容された状態を示す断面図である。
【図7】ベース用パレット上にキャップ用パレットを上下反転させて載置した状態を示す断面図である。
【図8】キャップ用パレットから磁石板46を離脱させた状態を示す断面図である。
【図9】キャップ用パレットを第2パレットの上面から取り外した状態を示す断面図である。
【図10】仮付け動作を説明するための図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図11】仮付け動作の手順を説明するための平面図である。
【図12】第1パレットから第2パレットを取り外した状態を示す断面図である。
【図13】長辺側シーム溶接工程を説明するための断面図である。
【図14】長辺側シーム溶接動作の手順を説明するための平面図である。
【図15】短辺側シーム溶接工程を説明するための断面図である。
【図16】短辺側シーム溶接動作の手順を説明するための平面図である。
【図17】短辺側シーム溶接ユニットの概略構成を示す図である。
【図18】第2実施形態に係る仮付けユニットの平面図である。
【図19】第3実施形態に係るワーク抑え部材を装着した第1パレットを示す平面図である。
【符号の説明】
11 仮付け用溶接電極
31 加熱室(加熱処理手段)
41 ベース用パレット
41A 第1パレット
41B 第2パレット
46 磁石板(磁力保持手段)
7 ワーク抑え部材(位置規制手段)
B ベース
C キャップ
D ベース収容空間
E 収容空間
E1 矩形状空間
E2 電極挿通空間

Claims (11)

  1. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置において、
    上記ベース上にキャップを搭載した状態でこの両者を収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットを備え、
    このベース用パレットは、互いに重ね合わされる第1及び第2の上下2枚のパレットを備えており、
    下側の第1パレットには、ベースの平面視形状に略合致した複数の収容空間がマトリックス状に配置されていると共に、その収容空間の深さ寸法はベースの高さ寸法よりも小さく設定されていて、収容空間にベースが収容された状態ではベースの上面が第1パレットの上面よりも上側に位置するようになっている一方、
    上側の第2パレットには、キャップの平面視形状に略合致した複数の収容空間が上記第1パレットの収容空間に対応してマトリックス状に配置されていると共に、この収容空間に連続し且つキャップに向かって溶接電極が移動する際にこの溶接電極が入り込む電極挿通空間が備えられており、この第2パレットが第1パレットに載置された状態では、この両者で形成される収容空間の深さ寸法がベース上にキャップを載置した状態におけるワークの高さ寸法よりも大きくなるよう設定されていることを特徴とするシーム溶接装置。
  2. 請求項1記載のシーム溶接装置において、
    電極挿通空間は、第2パレットに形成されている収容空間としての矩形状空間の一部の辺が部分的に切り欠かれて形成されていることを特徴とするシーム溶接装置。
  3. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者を一旦仮付け溶接した後、この両者をシーム溶接するシーム溶接方法において、
    上記ベースの平面視形状に略合致した複数の収容空間がマトリックス状に配置された下側の第1パレットと、キャップの平面視形状に略合致した複数の収容空間が上記第1パレットの収容空間に対応してマトリックス状に配置されていると共にこの収容空間に連続し且つキャップに向かって仮付け用溶接電極が移動する際にこの仮付け用溶接電極が入り込む電極挿通空間を備えた上側の第2パレットとを備えたベース用パレットを利用し、また、上記第1パレットの収容空間の深さ寸法をベースの高さ寸法よりも小さく設定しておき、収容空間にベースが収容された状態ではベースの上面が第1パレットの上面よりも上側に位置するようにしておく一方、第2パレットが第1パレットに載置された状態では、この両者で形成される収容空間の深さ寸法がベース上にキャップを載置した状態におけるワークの高さ寸法よりも大きくなるように設定しておき、
    仮付け溶接に先立って、第1パレット上に第2パレットを重ね合わせ、両パレットの収容空間に亘ってベース及びキャップを収容し、
    その後、仮付け用溶接電極を電極挿通空間に挿入してキャップに接触させてキャップをベースに仮付け溶接し、
    更に、その後、第1パレットから第2パレットを離脱させてキャップの上縁を第1パレットの上面よりも上方に位置させた状態で、シーム溶接用電極をキャップの上縁に接触させながらキャップの全周囲をベースにシーム溶接することを特徴とするシーム溶接方法。
  4. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置において、
    上記ベースを収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットと、
    上記キャップを収容するべくキャップの平面視形状に略合致した複数の収容空間が上記ベース用パレットの収容空間に対応してマトリックス状に配置されたキャップ用パレットと、
    ベース上にキャップを載置する際であって、ベース用パレットにキャップ用パレットを重ね合わせるときに、キャップ用パレットの収容空間内にキャップを保持するための磁力を発生させる磁力保持手段とを備えていることを特徴とするシーム溶接装置。
  5. 請求項4記載のシーム溶接装置において、
    キャップ用パレットの収容空間はパレット上面側に開放する有底の凹部で形成されており、
    磁力保持手段は、キャップ用パレットの下面に対して着脱自在とされた永久磁石で成る板材により構成されていることを特徴とするシーム溶接装置。
  6. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置において、
    上記ベース上にキャップを載置した状態でこの両者を収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットを備え、
    このベース用パレットにベース及びキャップを収容した状態で、ベースに対してキャップを仮付けするための仮付けユニット、ベースに対して仮付けされたキャップの一部分をベース上にシーム溶接するための第1シーム溶接ユニット、キャップの他の部分をベース上にシーム溶接することによりベースの内部空間を封止するための第2シーム溶接ユニットが互いに独立して配設されていて、
    上記第1シーム溶接ユニットでは、窒素雰囲気下においてキャップの一部分をベース上にシーム溶接する溶接工程を実行するようになっていると共に、第2シーム溶接ユニットでは、真空雰囲気下においてキャップの他の部分をベース上にシーム溶接する溶接工程を実行するようになっている一方、上記第2シーム溶接ユニットにおいて溶接工程を実行する直前においてベース及びキャップを高温度雰囲気中で保持する加熱処理手段が備えられていることを特徴とするシーム溶接装置。
  7. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置において、
    ベースに対してキャップが仮付けされたワークに対し、窒素雰囲気下において、キャップの一部分をベース上にシーム溶接する第1シーム溶接ユニットと、この第1シーム溶接ユニットで一部分がシーム溶接されたワークを高温度雰囲気中で保持する加熱処理手段と、この加熱処理手段から取り出されたワークに対し、真空雰囲気下において、キャップの他の部分をベース上にシーム溶接することによりベースの内部空間を封止する第2シーム溶接ユニットとを備えていることを特徴とするシーム溶接装置。
  8. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接方法において、
    複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットの各収容空間にベース及びキャップを収容した状態で、仮付けユニットにおいてベースに対してキャップを仮付けし、第1シーム溶接ユニットにおいて窒素雰囲気下で、上記ベースに対して仮付けされたキャップの一部分をベース上にシーム溶接し、第2シーム溶接ユニットにおいて真空雰囲気下でキャップの他の部分をベース上にシーム溶接することによりベースの内部空間を封止する一方、上記第2シーム溶接ユニットにおいて溶接工程を実行する直前にベース及びキャップを高温度雰囲気中で保持する加熱処理工程を実行することを特徴とするシーム溶接方法。
  9. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接方法において、
    ベースに対してキャップが仮付けされたワークを、第1シーム溶接ユニットにおいて窒素雰囲気下でキャップの一部分をベース上にシーム溶接した後、ベース及びキャップを高温度雰囲気中で保持する加熱処理工程を実行し、その後、第2シーム溶接ユニットにおいて真空雰囲気下でキャップの他の部分をベース上にシーム溶接することによりベースの内部空間を封止することを特徴とするシーム溶接方法。
  10. ベース上にキャップを載置した状態でこの両者をシーム溶接するシーム溶接装置において、
    上記ベース上にキャップを載置した状態でこの両者を収容する複数の収容空間がマトリックス状に配置されたベース用パレットを備え、
    上記ベースに対してキャップをシーム溶接する際、シーム溶接用電極をベース用パレットに対して相対的に直線移動させ、その直線上にある複数のキャップにシーム溶接用電極を順に接触させてベースに対するキャップのシーム溶接を連続して行うよう構成されており、このシーム溶接を行う際、各キャップに対し、シーム溶接用電極が接触する領域以外の領域をベース側に押さえ込む線材を備えていることを特徴とするシーム溶接装置。
  11. 上記請求項1または2記載のシーム溶接装置において、
    キャップは磁性材料で成っており、
    第1パレットの内部または下面には、キャップに磁力を作用させることにより、ベースに対してキャップをシーム溶接する前段階においてキャップとベースとの位置ずれが生じないようにするための磁石が設けられていることを特徴とするシーム溶接装置。
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