JP3757692B2 - プリンタ一体型デジタルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ一体型デジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ部をデジタルカメラ本体に着脱することができるプリンタ一体型デジタルカメラが提案されているが、このタイプのプリンタは、小型可搬性が必要となるため、プリント速度が遅いという欠点があった。この欠点は、プリント枚数が増えるほど全ページのプリント完了までの待ち時間が長くなるため、一層顕著となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明が解決すべき技術的課題は、複数枚のプリントをする場合のプリント速度を向上することができるプリンタ一体型デジタルカメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のプリンタ一体型デジタルカメラを提供する。
【0006】
プリンタ一体型デジタルカメラは、第1の脱着部を有するデジタルカメラ本体部と、該第1の脱着部に脱着可能な第1のプリンタ部とからなるタイプのものである。上記第1のプリンタ部は、第2のプリンタ部が脱着可能である第2の脱着部を有する。
【0007】
上記構成において、デジタルカメラ本体部の第1の脱着部に、第1のプリンタ部を、デジタルカメラ本体部に対して移動しないように一体的に取り付けることができる。第1のプリンタ部の第2の脱着部には、第2のプリンタ部を、第1のプリンタに対して移動しないように一体的に取り付けることができる。第1および第2のプリンタ部は、目的に応じて、同種又は異種タイプのものを選択して取り付ける。これにより、デジタルカメラ本体部と第1および第2のプリンタ部を接続し、第1および第2のプリンタ部を同時に使用してプリントを行うようにすることが可能である。
【0008】
上記構成によれば、複数枚のプリントを行う場合、第1および第2の2つのプリンタ部で適宜にプリントを分担することにより、同時に並行してプリントを行うことができ、1つのプリンタ部だけでプリントする場合よりも、全枚数のプリントをより早く終了することができる。
【0009】
したがって、複数枚をプリントする場合のプリント速度を向上することができる。
【0010】
なお、第2のプリンタ部に、第1のプリンタ部と同様に、プリンタ部が着脱可能である着脱部を設け、3個以上のプリンタ部を接続できるようにしてもよい。
【0011】
好ましくは、上記デジタルカメラ本体部は、プリントする画像を選択する画像選択手段と、プリント開始を指示するプリント指示手段と、上記画像選択手段により選択された各画像について、上記デジタルカメラ本体部に接続されているプリンタ部を割り当て、上記プリント指示手段によるプリント開始指示により、該割り当てたプリンタ部でプリントさせるプリント制御手段とを備える。
【0012】
上記構成によれば、操作者がプリントする画像を選択すれば、選択された各画像について、デジタルカメラ部に接続され使用可能なプリンタ部のうちどのプリンタ部を使用するかが、自動的に割り当てられる。そして、プリント開始指示があれば、その割り当てに従ってプリントを行う。操作者は、選択した画像についてプリンタ部を割り当てる必要がないので、便利である。
【0013】
プリンタ部の割り当ては、以下のように、種々の態様で実施可能である。
【0014】
第1の態様としては、上記プリント制御手段は、上記デジタルカメラ本体部にN個の上記プリンタ部が接続されているとき、該各プリンタ部が、上記画像選択手段により選択された各画像について、(N−1)ページおきにプリントするように制御する。例えば、デジタルカメラ本体部に2個のプリンタ部が接続されているときには、各プリンタ部で1ページおきに交互にプリントして、プリント速度を見かけ上、略2倍に高速化することができる。この態様では、プリンタ部の割り当て制御は、比較的簡単である。
【0015】
第2の態様としては、上記プリント制御手段は、接続されている上記プリンタ部のうち早くプリントが終わった上記プリンタ部が次のページのプリントをするように制御する。すなわち、プリンタ部は、早くプリントが終わった順番でプリントする。プリンタ部は、1枚のプリントを終了するとすぐに次のプリントを開始するので、次のプリントを行うまでの待ち時間が短くなり、全体として効率的に複数枚数のプリントを行うことができる。
【0016】
第3の態様としては、上記プリント制御手段は、接続されている別々のプリンタ部で同じ画像をプリントするように制御する。すなわち、同じ画像を複数枚プリントする場合、その画像について、複数のプリンタ部でプリントする。同じ画像の複数枚のプリントを同時にまたは略同時に完了させることができるので、例えば複数人に同じ写真を同時に渡すことができ、便利である。
【0017】
第4の態様としては、上記プリント制御手段は、接続されているプリンタ部の性能に応じてプリントするように制御する。この態様では、性能の異なる複数のプリンタ部を、プリント品質やプリント時間に対する要求や画像データの種類などに応じて、使い分けることができる。
【0018】
好ましくは、上記プリンタ部の性能の差は、モノクロプリンタとカラープリンタである。上記プリント制御手段は、画像データのプリントタイプの指定に応じて、いずれかのプリンタ部を選択してプリントさせる。この場合、モノクロプリンタとカラープリンタのプリンタ部を結合した1台のカメラで、モノクロプリントとカラープリントができる。
【0019】
プリンタ部の性能の差としては、これ以外に、例えば、昇華型プリンタとインクジェットプリンタ、高速低画質タイプと低速高画質タイプなどが考えらえる。
【0020】
なお、上記各構成において、選択された画像を選択された順にプリントする代わりに、プリント画像選択後に、最適なプリンタ部の割り当てとプリント順序を算出し、それに従ってプリントするようにしてもよい。また、プリント制御手段は、カメラ本体部および/または第1のプリンタ部に設けても、各プリンタ部に分散して設け、プリンタ部の接続に応じて協働するように構成してもよい。
【0021】
また、第2のプリンタ部を第1のプリンタ部を介してデジタルカメラ本体部に間接的に接続する代わりに、第1のプリンタ部のみならず、第2のプリンタ部をもデジタルカメラ本体部に直接取り付けるように構成してもよい。
【0022】
さらには、デジタルカメラ本体部と第1のプリンタ部は、着脱可能に構成する代わりに、分離できない一体構成としてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタ一体型デジタルカメラについて、図面を参照しながら説明する。
【0024】
プリンタ一体型カメラは、図2〜図5に示すように、カメラ本体部1とプリンタ部2とが結合してなる。カメラ本体部1とプリンタ部2は、詳しくは後述するが、図25および図26に示すように分離可能である。
【0025】
カメラ本体1の前面には、撮影レンズ3、ファインダ窓4、自動焦点検出(以下、AFという)のためのAFユニット部5、および本体からポップアップするフラッシュ6が設けられている。撮影レンズ3を保持するレンズ鏡筒30はカメラ本体1から出没するように構成され、沈胴時には、レンズバリア909が閉じ、撮影レンズ3を覆うようになっている。
【0026】
カメラ本体1の上面には、各種操作部材7,8,9,11,12,13と表示器17が配設されている。7はレリーズ/プリント開始ボタンであり、デジタルカメラ用としては、半押しでスイッチS1がオン(撮影準備)、全押しでスイッチS2がオン(レリーズ)となる操作部材であり、プリンタ用としては、プリント開始の操作ボタンである。8はモード切換スイッチであり、「OFF」、「記録」、「再生」、「プリント」の各モードを切り換えるものである。9はプロテクトスイッチであり、一旦記録された記録画像が不用意な操作で消去されるのを防止するものである。11はフラッシュ発光モード切換スイッチであり、フラッシュ6を「非発光(OFF)」、「自動発光(AUTO)」、「強制発光(ON)」の各モードに切り換えるものである。12は日付設定用スイッチであり、撮影日時をセットする際にセット可能状態にするものである。13は撮影モード切換スイッチであり、オンされる毎に単写/セルフ/連写の撮影を変更可能にするものである。表示器17は、例えばLCD等で構成され、前記日付、撮影時やプリント時のコマ番号その他設定モード内容を表示するものである。
【0027】
カメラ本体1の一方の側面には、図5に示すように、メモリーカード挿入口18が設けられている。メモリーカード挿入口18は、スリット状に形成された挿入口で、カメラ本体1内へ外部記録媒体(以下、メモリカードという)を挿入するためのものである。また、カメラ本体1の前面には、図2〜図4に示すように、PC用出力端子19が設けられている。PC用出力端子19はカメラ本体1の前面適所に設けられ、PC(パーソナルコンピュータ)への接続を可能にする端子である。
【0028】
カメラ本体1の背面には、図5に示すように、ボタン14,15,910,918と、ファインダ窓906と、合焦表示ランプ907と、画像表示用LCD905とが設けられている。
【0029】
14,15は、ズームボタンであり、ズームボタン14を押すと撮影レンズ3はワイド側に、ズームボタン15を押すとテレ側に駆動される。また、14,15は、後述するメモリーカード112に記録された画像データを呼び出すアクセスボタンでもあり、アクセスボタン14にアクセスする毎に記録画像が順送り(UP)、アクセスボタン15にアクセスする毎に逆送り(DOWN)されるようになっている。
【0030】
908はLCDスイッチであり、画像表示用LCD905をオン/オフするためのものである。910は手ぶれ補正スイッチであり、手ぶれ補正をオン/オフするためのものである。ファインダ窓906からは、撮影時には撮影画像を見ることができる。画像表示用LCD905は、撮影時にはモニタ画像を、再生時には選択画像を、プリント時には記録画像を表示する。
【0031】
合焦表示ランプ907は、撮影時において、ボタン7の半押し(スイッチS1がオン)時に、撮影準備動作が終了したときには点灯し、また被写体が至近距離で撮影不可の場合やフラッシュ充電中の場合には点滅し、撮影者に知らせる。合焦表示ランプ907は、プリントモード時にも用い、プリントモードになれば点灯し、プリントモード時にエラーが発生すれば点滅する。
【0032】
図25および図26に示すように、カメラ本体部1の側面には凹部911が、プリンタ部2の側面には凸部922がそれぞれ設けられ、カメラ本体部1とプリンタ部2とを着脱可能に一体的に結合できるようになっている。プリンタ部2は、矢印Aで示すようにカメラ本体部1のプリンタ着脱ライン913に接近させ、カメラ本体部1の凹部911にプリンタ部2の凸部922を挿入すると、凹部911に凸部922が係止し、カメラ本体部1とプリンタ部2との結合状態が保持されようになっている。一方、プリンタ部2の着脱用ボタン912a,912bを押し下げると凸部922が下がり、カメラ本体部1の凹部911との係止が解除されるので、プリンタ部2を矢印Bで示す方向にカメラ本体部1から引き離すことができるようになっている。
【0033】
また、カメラ本体部1にはコネクタ凹部914が設けられ、プリンタ部2にはコネクタ凸部915が設けられている。カメラ本体部1にプリンタ部2を取り付けると、両者は、コネクタ凹部914とコネクタ凸部915を介して、電気的に接続されるようになっている。
【0034】
プリンタ部2は、図25に示すように、カメラ本体部1とは反対側に、係止凹部921とコネクタ凹部924とが設けられ、図27に示すように、カメラ本体部1にプリンタ部2を取り付けたのと同様に、プリンタ部2に増設用のプリンタ部2xを取り付けることができるようになっている。プリンタ部2,2xは同一の構成であっても、異なる構成であってもよい。増設用のプリンタ部2xにも係止凹部921とコネクタ凹部924とを設けておけば、さらにプリンタ部を取り付けることができる。これによって、カメラ本体1には、所望により、任意タイプのプリンタ部を1台または2台以上結合することができる。
【0035】
プリンタ部2の上面部には、プリント済用紙の排出口901が設けられ、プリントされた用紙が、図4に示したように排出される。また、排出部901に隣接して、スライド部902が設けられている。このスライド部902は、図3に示したようにスライド可能であり、それによる開口部を利用して、インクカートリッジ903を交換できるようになっている。カートリッジ903は、フタ部904を上方向にはずすと、カートリッジ903は指を使ってプリンタ部2に対して側方方向へ取り出せるようになっている。プリントするための用紙は、図示していないが、プリンタ部2の下部より所定の枚数を挿てんすることが可能となっている。プリンタ部2,2x内に設けたプリンタ機構部111の詳細については後述する。
【0036】
図1は、カメラ全体のブロック図である。
【0037】
システムコントローラ(以下、CPUという)100はプリント動作も含めてカメラ全体の動作を制御するものである。前記撮影レンズ3を通して結像される被写体像は固体撮影素子(以下、CCDという)101に取り込まれ、該CCD101の出力画像信号は信号処理部102で処理されるようになっている。この信号処理部102の詳細は後述する。撮影レンズ3は測距結果に基づいて合焦状態となるようにレンズ駆動部103により駆動制御される。測距部104は、例えば位相差検出方式などを利用して被写体までの距離を求めるもので、この測距離データからレンズ駆動部103による撮影レンズ3の駆動量が算出されるようになっている。レンズ駆動部103は、撮影レンズ3を保持するレンズ鏡筒30の出没、レンズバリア909の開閉の駆動も行う。測光部105は被写体の輝度を測定し、測光データをCPU100に出力するものである。露出制御部106は測距、測光結果に基づいて得られるCPU100からの露出時間(シャッタスピード)Tv、絞り値Avのデータを受けてカメラの露出制御を行うものである。表示部107は前記表示器17およびLCD905とそれらを駆動する部分とからなっている。
【0038】
手ぶれ検出部400は、カメラ本体1内に設けた加速度センサにより撮影時の手ぶれ量を検出する。手ぶれ補正部402は、手ぶれ検出部400からの手ぶれ検出結果に基づき、手ぶれの補正を行う。具体的には撮影光学系中の補正光学部材をアクチュエータを用いて光軸垂直方向に駆動することで補正する。画像処理部300は、画像信号を処理し、必要に応じて、画像表示用LCD905やプリンタ部2,2xに出力するための画像処理を行う。
【0039】
フラッシュ部108は、CPU100からの充電のための昇圧制御、発光制御信号により制御され、前記フラッシュ6の発光を行うものである。さらに、フラッシュ部108は、CPU100からの制御信号により、フラッシュを使用位置又は非使用位置に駆動する。
【0040】
電源部109はCCD101へは所定の高電圧で、CPU100その他の各回路部へは所定レベルの電圧で電力を供給するものである。バッテリーチェック回路110は前記電源部109内の電源電池に接続され、該電源電池の容量を検出するものである。この検出結果はCPU100に出力するようになっている。
【0041】
プリンタ部2,2xはCPU100により駆動制御され、画像信号を記録紙にプリントアウトするもので、詳細は後述する。メモリカード112はカメラ本体1に着脱自在な、例えばSRAM等からなる複数枚の画面が記録可能な記録媒体である。外部出力I/F19は図2のPC用出力端子19に相当するものである。
【0042】
次に、スイッチ類SOFF〜SMODEについて説明する。
OFF:モード切換スイッチ8が「OFF」の位置にあるときオンし、カメ ラを不動作にする。
REC:モード切換スイッチ8が「記録」の位置にあるときオンし、カメラを撮影可能にする。
REP:モード切換スイッチ8が「再生」の位置にあるときオンし、PC等への転送を可能にする。
PRT:モード切換スイッチ8が「プリント」の位置にあるときオンし、記録画像のプリントアウトを可能にする。
1 :撮影時に、レリーズ/プリント開始ボタン7の1段押し(半押し)でオンし、撮影準備を指示する。
2 :撮影時に、レリーズ/プリント開始ボタン7の2段押し(全押し)でオンし、露出を指示する。プリント時には、プリント開始を指示する。
UP:アクセスボタン15が押される毎にオンし、記録画像の順送り再生を行う。
DOWN:アクセスボタン14が押される毎にオンし、記録画像の逆送り再生を行う。
PRO:プロテクトスイッチ9が押される毎に記録画像のプロテクトおよびプロテクト解除を交互に行う。
VI :手ぶれ補正スイッチ910のオン−オフを検知する。
LCD:LCDスイッチ908のオン−オフを検知する。
CARD:メモリカード112が挿入されているとき、オンする。
FL:フラッシュ発光モード切換スイッチ11が押される毎にオンし、非発光、自動発光、強制発光の各モードがサイクリックに切り換えられる。
ADJ :日付設定用スイッチ12に相当する。
MODE:撮影モード切換スイッチ13が押される毎にオンし、単写、セルフ、連写の各モードがサイクリックに切り換えられる。
E :消去スイッチの押圧を検知する。
【0043】
図6は、撮像部の制御系(図1において、点線の枠で囲んだ部分)を示す詳細ブロック図である。
【0044】
図6において、前記CCD101は、カラーエリア形センサとして構成されており、レンズ301、リレーレンズ302により結像された被写体の光学像を、R(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
【0045】
タイミングジェネレータ201は、タイミング制御回路202から送信される基準クロックに基づき、CCD101の駆動制御信号を生成するものである。タイミングジェネレータ201は、例えば積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号、垂直同期信号、転送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD101に出力する。
【0046】
信号処理回路213は、CCD101から出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路213は、CDS(相関二重サンプリング)回路と、AGC(オートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路により画像信号のノイズの低減を行い、AGC回路のゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0047】
A/D変換器205は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器205は、タイミング制御回路202からのA/D変換用クロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を10ビットのデジタル信号に変換する。
【0048】
黒レベル補正回路206は、A/D変換された画素信号(以下、画素データという)の黒レベルを基準レベルに補正するものである。また、WB(ホワイトバランス)回路207は、γ補正後にホワイトバランスも合わせて自動調整されるように、R,G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行うものである。WB回路207は、全体制御部100すなわちCPU100内にあるレベル変換テーブルを用いて、R,G,Bの各色成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)は、前記全体制御部100により、撮影画像毎に設定される。
【0049】
γ補正回路208は、画素データのγ特性を補正するものであり、γ特性の異なる例えば6種類のγ補正テーブルを有し、撮影シーンや撮影条件に応じて所定のγ補正テーブルにより、画素データのγ補正を行う。
【0050】
画像メモリ209は、γ補正回路208から出力される画素データを記憶するメモリである。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有している。すなわち、画像メモリ209は、CCD101がn行m列の画素を有している場合、n×m個の画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素データが対応する画素位置に記憶されるようになっている。
【0051】
撮影待機状態においては、CCD101により1/30(秒)毎に撮像された画像の各画素データがA/D変換器205〜γ補正回路208により、所定の信号処理を施された後、画像メモリ209に記憶されるとともに、全体制御部100を介して、画像表示用LCD905に表示される。これにより、撮影者は画像表示用LCD905に表示された画像により、被写体の光学像を視認することができる。また、再生モードにおいては、メモリカード112から読み出された画像が全体制御部100を介して、画像処理部300で所定の信号処理が施された後、LCD表示部905に再生表示される。
【0052】
なお、絞り制御ドライバ204は、レンズ301の絞り値を設定された値に制御するものであり、前記AFアクチュエータ215と同様に制御される。
【0053】
全体制御部100は、撮影モードにおいて、前記レリーズ/プリント開始ボタン7が操作されて撮影が指示されると、その指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像と、圧縮率設定スイッチ(日付設定用スイッチ12ち兼用している)で設定された圧縮率KによりJPEG方式により圧縮された圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、シャッタースピード、圧縮率K、撮影日、シーン情報および画像の判定結果等の情報)とともに、両画像をメモリカード112に記録する。
【0054】
デジタルカメラによって記録された画像は、メモリカード112の容量が64MBとしたときに、圧縮率Kが1/20で230コマの画像が記憶可能であり、各コマはタグの部分と、JPEG方式で圧縮された高解像度の画像データ(1600×1200画素)と、サムネイル表示用の画像データ(160×120画素)が記録されている。各コマ単位で、例えばEXIF形式の画像ファイルとして扱うことが可能である。
【0055】
カメラ本体部1とプリンタ部2,2xとは、図29に示すように、接続されている。
【0056】
プリンタ部2のコネタク凸部915は、カメラ本体部1のコネクタ凹部914と接続される。カメラ本体部1のコネクタ凹部914は、カメラ本体部1のCPU100や画像メモリ209と、アドレスバス180、データバス182、コントロール信号バス184を介して接続されている。プリンタ部2の凸部915は、内部バス480を介して、ヘッド駆動制御回路410、クリーニングモーター制御回路420、用紙給送モーター制御回路430、キャリッジ制御回路440、プリンタCPU450に接続されている。プリンタ部2の内部バス480には、さらに、コネクタ凹部924が接続されている。このコネクタ凹部924には、基本のプリンタ部2と同様に構成された次段の増設用のプリンタ部2xのコネクタ凸部915が接続される。次段の増設用のプリンタ部2xは、基本のプリンタ部2の内部バス480を介して、カメラ本体部1と接続される。
【0057】
次に、プリンタ部2,2x内のプリンタ機構部111の構成を図18に基づき説明する。
【0058】
カメラ本体1のハウジング内の内部下方には、互いに平行にしてガイド杆2’とリードスクリュウ3’が設けられている。これらガイド杆2’とリードスクリュウ3’との間に、キャリッジ4’を介してインクジェットヘッドカートリッジよりなる記録ヘッド5’が移動自在に支承されている。記録ヘッドはYMCKの4色のヘッドを有し、フルカラーの印刷が可能なように構成されている。リードスクリュウ3’は、正逆回転自在な駆動モータ6’にギヤ7’、8’を介して噛合されていて、駆動モータ6’によりリードスクリュウ3’を正逆回転させることにより、ガイド杆2’に沿って記録ヘッド5’を矢印a、b方向へ移動できるようになっている。
【0059】
リードスクリュウ3’の奥方には紙押え板9’とロール状のプラテン10’が設けられている。そして、紙押え板9’によりプラテン10’へ印刷用紙11’を押え付けて印刷用紙11’の給紙を行う。キャリッジ4’にはレバー4a’が突設されていて、キャリッジ4’のホームポジションに設けられたフォトカプラよりなる検出手段12’でこのレバー4a’を検出することにより、駆動モータ6’の回転方向が制御されるようになっている。
【0060】
また、13’は支持部材で、記録ヘッド(図示せず)の前面をキャップするキャップ部材14’を支持している。15’はこのキャップ部材14’内を吸引する吸引手段で、キャップ部材14’内の開口16’を介して記録ヘッド5’の吸引回復を行うようになっている。17’はクリーニングブレード、18’はこのクリーニングブレード17’を前後方向に移動可能にする部材で、本体支持板19’に支持されている。20’は吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジ4’と係合するカム21’の移動に伴って移動し、駆動モータ6’からの駆動力がクラッチ等の公知の切換手段で切り換えられることにより、その移動が制御される。
【0061】
これらキャップ部材14’によるキャッピング、クリーニングブレード17’によるクリーニング、レバー20による吸引回復は、キャリッジ4’がホームポジション側領域に位置しているときに、リードスクリュウ3’の作用によって所望の動作が行えるように構成されているが、周知のタイミングで所望の動作を制御してもよい。
【0062】
ここでは、インクジェットプリンタとしては圧電素子を用いた公知の方式を用いるが、これに限られるものではなく、電気熱変換素子を設けたいわゆるバブルジェット方式のインクジェットプリンタでもかまわない。
【0063】
次に、プリント方法について説明する。
【0064】
カメラ本体部1に1つのプリンタ部2のみが接続されている場合には、図30(A)に示すように、1番目、2番目、3番目、・・・の画像を、1つのプリンタ部2で順番にプリントする。これに対し、カメラ本体部1に複数のプリンタ部2,2x等が接続された場合、各プリンタ部2,2x等は、以下のように種々の態様で、複数画像を分担してプリントする。
【0065】
第1の態様としては、例えば図30(B)に示すように、カメラ本体部に2つのプリンタ部が接続されている場合には、複数画像を2つのプリンタ部で1つおきに交互にプリントする。すなわち、第1のプリンタ部では、1番目、3番目、5番目、・・・の奇数番目の画像をプリントし、第2のプリンタ部では、2番目、4番目、6番目、・・・の偶数番目の画像をプリントする。3つ以上のプリンタ部を接続した場合も同様である。
【0066】
第2の態様としては、早くプリントが終わった順番でプリントする。図30(C)の例では、第1のプリンタ部で1番目の画像をプリントし、第2のプリンタ部で2番目の画像をプリンタした場合、第1のプリンタ部がプリントを終了するよりも早く、第2のプリント部がプリントを終了すれば、空いた第2のプリンタ部で、次の3番目の画像をプリントする。この場合、プリント終了に応じて逐次、プリンタ部を割り当てるようにしても、プリントに要する時間を予測し、事前にプリンタ部の割り当てを決定しておいてもよい。
【0067】
第3の態様としては、同一画像を複数枚プリントする。例えば図31に示すように、同一画像を複数のプリンタ部で同時に並行してプリントする。
【0068】
第4の態様としては、性能の異なる複数のプリンタ部を用い、画像に応じてプリンタ部を選択する。例えば図32に示すように、モノカラーを指定された1番目と4番目の画像については、モノカラー用のプリンタ部を選択し、フルカラーを指定された2番目と3番目の画像については、フルカラー用のプリンタ部を選択し、それぞれのプリンタ部で順にプリントする。
【0069】
上記のどの態様でプリントするかは、接続されるプリンタ部の種類や画像に応じて決める。
【0070】
例えば、同じ性能の複数のプリンタ部が接続された場合、原則として、第1の態様を選択し、同一画像を複数枚プリントするときに限り、第3の態様を選択する。
【0071】
性能の異なる複数のプリンタ部が接続された場合、異なるプリントタイプの指定(例えば、フルカラーとモノカラー)のときには、第4の態様を選択する。全ての画像について同じプリントタイプの指定のときには、指定に合ったプリンタ部が複数あれば、原則として第2の態様でプリントを行う。
【0072】
プリントの態様は、カメラが自動的に決定するようにしても、あるいは、操作者がカメラ本体部1の表示器17の表示を見ながらアクセスボタン14,15を操作することによって任意に選択できるようにしてもよい。
【0073】
次に、図7〜図24を用いて、カメラの動作を説明する。
【0074】
このカメラ本体1の動作は、CPU100および該CPU100に接続されるROM(不図示)内のプログラムにより制御される。
【0075】
図7〜図10は、動作のメインフローチャートである。
【0076】
図7に示すように、電源部109に電源電池が装着されると、CPU100に電源が供給され、動作を開始し、まず、バッテリーチェックを行う(#99)。
【0077】
バッテリーチェックは、図20のフローに従って実行する。
【0078】
すなわち、まず、バッテリーチェック回路110により電源部109の電源電池の電圧V1を測定し、CPU100は、その電圧V1を3つの基準電圧VS、VP、VCとの大小を比較し(#620、#630、#640)、その結果に応じて、表示器17に、図21▲1▼〜▲4▼の表示500を行う(#622、#632、#642、#650)。ここでは、VS> VP> VC である。
【0079】
1 ≧ VS (#620でNO)のとき、プリンタとカメラは共に使用可能であり、図21▲1▼に示すように、プリンタ表示504およびカメラ表示506を点灯し(#622)、リターンする。
【0080】
S > V1 ≧ VP (#620でYES、#630でNO)のとき、プリンタとカメラは共に使用可能ではあるが、電源電池の残量が少ないので、図21▲2▼に示すように、プリンタ表示504およびカメラ表示506を点滅し(#632)、リターンする。
【0081】
P > V1 ≧ VC (#620でYES、#630でYES、#640でNO)のとき、プリンタは使用できないが、カメラは使用可能であり、図21▲3▼に示すように、プリンタ表示504に×マークを重ねて表示するとともにカメラ表示506を点滅し(#642)、プリンタ部2,2xの動作を禁止する(#644)。そして、プリントモードであるかを判別し(#646)、プリントモードでなければ(#646でNO)、リターンし、プリントモードであれば(#644でYES)、図7のスタートに戻り、再度電源が装着されるのを待つ。
【0082】
C > V1 (#620でYES、#630でYES、#640でYES)のとき、プリンタとカメラは共に使用できなので、図21▲4▼に示すように、プリンタ表示504とカメラ表示506とにそれぞれ×マークを重ねて表示し(#642)、カメラ全体の動作を禁止して(#652)、図7のスタートに戻り、再度電源が装着されるのを待つ。
【0083】
なお、バッテリーチェックは、図7の#99のほか、適宜、上記と同様のフローで実行される。
【0084】
図7に戻り、バッテリーチェック(#99)の次に、メインスイッチSMがオンされているかどうかを判別する(#100)。メインスイッチSMは、モード切換スイッチ8が「OFF」モード位置(すなわち、スイッチSOFFがオン)のときにはオフ、それ以外、すなわち、「記録」、「再生」、「プリント」のいずれかのモード位置(すなわち、スイッチSOFFがオフ)のときにはオンになる仮想スイッチである。
【0085】
メインスイッチSMがオフであれば(#100でNO)、後述の割り込み(INT)を禁止し(#101)、フラグをリセットするとともに(#102)、表示器17に表示が行われているときはこの表示を消灯し(#103)、撮影禁止処理を行い(#104)、再び#100に戻り、メインスイッチSMがオンされるのを待つ。
【0086】
撮影禁止処理は、図23のフローチャートに従って実行する。
【0087】
すなわち、まず、フラッシュ6を図2のポップアップ位置(使用位置)から、図3〜図5の非使用位置まで下げ(#700)、レンズ鏡筒30を沈胴し(#702)、レンズバリア909を閉じ(#704)、手ぶれ補正スイッチ910がオンであるか否かを判別する。オンであれば(#706でYES)、手ぶれ補正部402および手ぶれ検出部400をオフにし(#708、#710)、リターンする。オフであれば(#706でNO)、#708および#710をスキップして、リターンする。
【0088】
図7に戻り、メインスイッチSMがオンであれば(#100でYES)、前述のバッテリーチェックを行い(#100a)、撮影準備処理を行う(#100b)。
【0089】
撮影準備処理は、図24のフローチャートに従って実行される。
【0090】
すなわち、まず、レンズバリア909を開き(#800)、レンズ鏡筒30を初期位置まで繰り出し(#802)、フラッシュ6をポップアップし(#804)、手ぶれ補正スイッチ910がオンであるか調べる(#806)。手ぶれ補正スイッチ910がオンであれば(#806でYES)、手ぶれ補正部402および手ぶれ検出部400をオンにし(#808、#810)、リターンする。手ぶれ補正スイッチ910がオフであれば(#806でNO)、#808および#810をスキップして、リターンする。
【0091】
図7に戻り、撮影準備処理(#100b)の完了後、割り込みを可能な状態にし(#104)、LCDスイッチ908のオン/オフを調べる(#104a)。
【0092】
LCDスイッチ908がオフ(#104aでNO)であれば、画像表示用LCD905がオンとなっているかを調べる(#104b)。画像表示用LCD905がオフであれば(#104bでNO)そのまま#105に進み、画像表示用LCD905がオンであれば(#104bでYES)、CCD101への電源供給を停止し(#104c)、かつ画像表示用LCD905をオフにした後(#104d)、#105に進む。
【0093】
LCDスイッチ908がオン(#104aでYES)であれば、CCD101へ電源を供給し(#104e)、画像表示用LCD905をオンにした後(#104f)、#105に進む。
【0094】
#105では、レリーズ/プリント開始ボタン7が1段押されてオフからオンに変化したかどうか、すなわちスイッチS1がオンであるかを判別する。スイッチS1がオンでなければ(#105でNO)、#100に戻って、上記#100〜#105のルーチンを繰り返す。一方、スイッチS1がオンであれば(#105でYES)、図8に進み、前述のバッテリーチェックを行った後(#105a)、CCD101の電源がオンでなければオンにする(#105b、#105c)。
【0095】
CCD101への電源供給開始時には、詳しくは、電源部109は、図1に示すCPU100からの信号を受けてCCD101に高電圧VHを電源電圧として供給する。この電力供給の開始と同時に、CCD101の初期化のための指示信号がタイミングジェネレータ201に出力され、CCD101の残留電荷の掃出しが行われる。
【0096】
次に、測距を行い(#105e)、被写体が至近距離にあるか否かを判断する(#105f)。
【0097】
至近距離であれば(#105fでYES)、合焦表示ランプ907を点滅し(#105h)、スイッチS2のオン入力を禁止し(#105i)、スイッチS1がオフになるのを待ち(#105j)、スイッチS1がオフになれば(#105jでNO)、合焦表示ランプ907を消灯し(#105k)、#100に戻る。
【0098】
至近距離でなければ(#105fでNO)、撮影レンズ3を合焦位置まで駆動し(#105g)、測光部105によって測光を行い、露出時間Tv、絞り値Avを演算する(#108)。そして、測光結果から被写体が低輝度であるかどうかを判別する(#109)。
【0099】
低輝度であると判別された場合は(#109でYES)、図9に示すように、フラッシュ撮影を行うべく、まずフラッシュ6の発光タイミングを測光値に基づいて演算する(#111)。次に、フラッシュ部108内の電荷蓄積用コンデンサに発光に必要な電荷が既に充電されているかどうかを判別し(#112)、充電が完了していなければ(#112でNO)、未充完フラグを“1”にして充電を開始し(#113,#114)、合焦表示ランプ907を点滅し(114a)、#112に戻り、充電完了を待つ。
【0100】
充電が完了すると(#112でYES)、合焦表示ランプ907が点滅していれば消灯し(#112a,#112b)、#115に進む。#115では、充電の完了を確認して充電を停止し、#116で未充完フラグが“1”かどうかを判別する。
【0101】
未充完フラグが“1”であれば(#116でYES)、#117でこの未充完フラグを“0”にしてスイッチS1がオフになるまで待機する(#118)。そして、スイッチS1がオフになると(#118でYES)、#100に戻り、いわゆるレリーズロックを行う。
【0102】
一方、#116で未充完フラグが“0”であれば(#116でNO)、#119に移行して、露出制御2のサブルーチンを実行した後、図8の#120に進む。
【0103】
露出制御2のサブルーチンは、図16および図17に示したフローに従う。
【0104】
すなわち、まず、割り込みを禁止し(#401)、合焦表示ランプ907を点灯し(#401a)、スイッチS2がオンであるか否かを判別する(#401a)。
【0105】
スイッチS2がオフである場合(#401bでNO)、スイッチS1がオンであれば(#401dでYES)、待機し、スイッチS1がオフであれば(#401dでNO)、図7の#100に進む。
【0106】
スイッチS2がオンである場合(#401bでYES)、LCD905の表示がオンの場合には、画像表示用LCD905に表示するための画像をロックし、同じ画像を表示し続ける(#401x)。次に、手ぶれ量を検出し(#401c)、前記測光演算より求めた露出時間Tv、絞り値Avを露出制御部106に出力する(#402)。露出制御部106はこれらのデータに基づいてカメラ1の絞りを駆動するとともに、露出時間Tvに応じてシャッターコントロール信号をタイミングジェネレータ201に出力してCCD101の露出を行う。CPU100は露出制御部106から露出が開始されたことを示す信号が入力されると(#403)、前記#111で求めたフラッシュ発光のタイミングに基づいてCPU100内のタイマをスタートさせる(#404)。このフラッシュ6の発光は、CCD101の露出開始から所定時間経過後のタイミングで行われるようになっている。
【0107】
次に、図17に示すように、CPU100は露出制御部106から露出完了信号が入力されたかどうかを判別する(#405)。この判別を行うのは、上記露出時間Tvは予測値であって、例えばフラッシュ発光用タイマのカウント動作中に、被写体輝度が急に高くなったりすると、フラッシュ発光タイミングに達する前でも露出制御部106が露出完了信号を出力する場合があるからである。
【0108】
すなわち、フラッシュ発光タイミング前に露出制御部106が露出完了信号を出力したときには(#405でYES)、#408aに進み、フラッシュ6を発光させることなく露出動作を終了する。
【0109】
露出が完了する前にフラッシュ発光タイミングに達すると(#405でNO、#406でYES)、フラッシュ6を発光させるとともに露出制御部106にシャッター閉信号を出力して(#407,#408)、#408aに進み、露出動作を終了する。
【0110】
#408aでは、合焦表示ランプ907を消灯する。次に、画面表示用LCD905の画像表示のロックを解除し、CCD101からの撮影画像をモニタ表示する(#408b)。そして、露出中の手ぶれ量が所定値を越えているか否かを判別し(#408c)、越えていなければ(#408cでNO)、CCD101から取り込まれた画像信号のみをカメラ本体1の画像メモリ209に書き込む制御を行い(#409)、越えていれば(#408cでYES)、CCD101からの画像信号に手ぶれ情報を付加して画像メモリ209に書き込む(#408d、#409)。ここでは手ぶれ最大時のみ情報付加しているが、手ぶれ量は常に記録させてもよい。以上の処理が終了すると、#410で割り込みを可能にしてリターンする。
【0111】
一方、図8の#109において、測光の結果低輝度でないと判断した場合は(#109でNO)、フラッシュ発光を伴わない露出制御1のサブルーチンを実行する(#110)。
【0112】
露出制御1のサブルーチンは、図15に示したフローに従う。
【0113】
すなわち、まず、#301で割り込みを禁止して、合焦表示ランプ907を点灯した後(#301a)、スイッチS2のオンを判別する(#301b)。
【0114】
スイッチS2がオフである場合(#301bでNO)、スイッチS1がオンであれば(#301dでYES)待機し、スイッチS1がオフであれば(#301dでNO)、図7の#100に進む。
【0115】
スイッチS2がオンである場合(#301bでYES)、LCD905の表示がオンの場合には、画像表示用LCD905に表示するための画像をロックし、同じ画像を表示し続ける(#301x)。次に、手ぶれ量を検出し(#301c)、前記測光演算より求めた露出時間Tv、絞り値Avを露出制御部106に出力する(#302)。露出制御部106はこれらのデータに基づいてカメラ本体1の絞りを駆動するとともに、露出時間Tvに応じてシャッターコントロール信号をタイミングジェネレータ201に出力してCCD101の露出を行う。CPU100は露出制御部106から露出が開始されたことを示す信号が入力される(#303)。露出制御部106から露出完了信号が出力されたかどうかを判別する(#305)。露出時間Tvに達したときは露出制御部106は露出完了信号を出力して(#305でYES)、露出動作を終了する。
【0116】
この露出動作が終了すると、露出制御2のルーチンにおける#408a〜#410の処理と同様、合焦表示ランプ907を消灯し(#305a)、画像表示用LCD905の画像表示のロックを解除し(#305b)、CCD101に取り込まれた画像信号をカメラ1の画像メモリ209に書き込むとともに、露出動作中の手ぶれ量を所定値と比較し(#305c)、所定値を越えている場合には(#305cでYES)、上記画像信号とともに手ぶれ情報を付加して内部メモリに書き込む(#305d、#308)。以上の処理が終了すると、#309で割り込みを可能にしてリターンする。
【0117】
図8の#110又は図9の#119における露出制御のサブルーチンが終了すると、図8の#120に移行してコマ番号を1だけ更新し、これを表示器17に表示する。次に、全コマの撮影が完了して画像メモリ209内の全コマ分の撮影が完了すると(#121でYES)、#122で表示あるいは音声による警告が行われ、撮影者の注意を喚起する。記録が可能な場合は警告は行われない。
【0118】
そして、図10の#123に移行して、スイッチS1がオフにされるまで待機し、スイッチS1がオフになると(#123でYES)、CPU100は信号を出力してCCD101の電源をオフにするとともに1コマ分の撮影を終了する(#124)。
【0119】
以上の処理の後に、次の撮影のためにフラッシュ6の充電が完了しているかどうかが判別される(#125)。充電が完了していない場合は(#125でNO)、未充完フラグを“1”にするとともに充電を完了すべく充電を開始し(#126、#127)、#125に戻る。一方、充電が完了した場合は(#125でYES)、未充完フラグを“0”にするとともに充電を停止する。(#128、#129)。そして、再び図7の#100に戻り、上記の#100〜#129の動作を繰り返す。
【0120】
次に、割り込みを可能にした#104以降において、この割り込みが発生した場合に実行される処理について、図11〜図14のフローチャートにより説明する。この割り込みは、モード切換スイッチ8が、プリントを指示する「プリント」モード位置、又は再生を指示する「再生」モード位置となる、すなわち、スイッチSPRT 又は SREP がオンである場合と、14,15が操作された場合とに発生する。
【0121】
この割り込みが発生すると、#201で未充完フラグが“1”かどうかを判別し、“1”であれば、電荷蓄積用コンデンサへの充電中に割り込みが発生したとして、#202で一旦充電を停止し、“0”であれば、#202をスキップして、#203でスイッチSPRTがオンであるかどうかを判別する。スイッチSPRTがオンであると(#203でYES)、プリント動作に移行したと判断して、前述のバッテリーチェックを行い(#203a)、前述の撮影禁止処理を行い(#203b)、カメラ本体1に接続されたプリンタの台数を調べ(#230s)、プリンタが1台のみ接続されているときには#204に進み、プリンタが複数台接続されているときには、後述する複数プリンタサブルーチン#203tに進む。一方スイッチSPRTがオフであると(#203でNO)、図13の#223に進む。
【0122】
#204では、表示器17に、プリントモードであることを示す表示を行い、次いでアクセスボタン14がオフからオン、すなわち押されたかどうかを判別する(#205)。アクセスボタン14がオンされると(#205でYES)、#206に移行し、アクセスボタン14がオフかオンのまま、あるいはオンからオフにされると(#205でNO)、#210に移行する。
【0123】
#206では、アクセスボタン14が押されたと判断してコマ番号を1だけアップして表示器17に表示するとともに、アドレスコントローラ(不図示)、このコマ番号に対応した画像を再生するために該コマ番号に対応したアドレスデータを出力する(#207)。#208で上記処理のための時間待ちをした後、現在のコマ番号に対応した画像情報を画像表示用LCD905にモニタ表示する(#209)。そして、表示画像に対応する手ぶれ情報に基づいて、手ぶれの有無を判別し(#209a)、手ぶれがない場合には(#209aでNO)、そのまま#205に戻る。一方、手ぶれがあれば(#209aでYES)、図22(A)のように、手ぶれ表示602をオンにし、モニタ画像表示600中に、モニタ画像を表示したコマには手ぶれがあることを表示して(#209’)、#205に戻る。これによって、アクセスボタン14がオンされる毎にコマ番号を1ずつ増加して、該コマ番号に対応する画像を画像表示用LCD905にモニタ表示する処理を繰り返す。
【0124】
一方、#210では、アクセスボタン14がオンであるかどうかを判別し、オンであれば(#210でYES)、#205に戻り、オフであれば(#210でNO)、図12の#211に移行する。
【0125】
次に、図12において、アクセスボタン14に代えてアクセスボタン15がオンされると(#211でYES)、#212に移行し、一方、アクセスボタン15がオフかオンのまま、あるいはオンからオフにされると(#211でNO)、#216に移行する。
【0126】
#212では、アクセスボタン15が押されたと判断してコマ番号を1だけダウンして表示器17に表示するとともに、アドレスコントローラはこのコマ番号に対応した画像を再生するために該コマ番号に対応したアドレスデータを出力する(#213)。#214で処理のための時間待ちをした後、現在のコマ番号に対応した画像情報を画像表示用LCD905にモニタ表示する(#215)。そして、表示した画像に対応する手ぶれ情報に基づいて、そのコマの画像に手ぶれが含まれるか否を判断し(#215a)、手ぶれがない場合にはそのまま#211に戻り、手ぶれがあれば、#209’と同様に、手ぶれ表示602をオンにし、モニタ画像表示60のコマには手ぶれがあることを表示して(#215b)、#211に戻る。これにより、アクセスボタン15がオンされる毎にコマ番号を1ずつ減少して、該コマ番号に対応する画像を画像表示用LCD905にモニタ表示する処理を繰り返す。
【0127】
一方、#216では、アクセスボタン15がオンであるかどうかを判別し、オンであれば(#216でYES)、#211に戻り、オフであれば(#216でNO)、#250に移行する。
【0128】
#250では、消去スイッチSEがオンされたかどうかを判別する。この消去スイッチSEがオンされると(#250でYES)、画像表示用LCD905にモニタ表示されている画像を消去して(#251)、図11の#203に移行する。一方、消去スイッチSEがオンされていないときは(#250でNO)、#217に移行して、スイッチS2がオンされたかどうかを判別する。
【0129】
スイッチS2がオンされなければ(#217でNO)、プリントを行わないと判断して、図11の#203に戻り、上記の処理を繰り返す。一方、スイッチS2がオンされると(#217でYES)、手ぶれ情報の有無を判別し(#217a)、手ぶれがなければ(#217aでNO)、#218に進み、手ぶれがあれば(#217aでYES)、手ぶれ表示602を点滅表示し、プリントしようとするコマには手ぶれがあることを警告し(#207’)、所定時間内に再度スイッチS2がオンになれば#218に進み、所定時間内に再度オンにならなければ#203に進む(#217c,#217d)。
【0130】
#218では、プリント動作に移行すべく、CPU100はプリント命令信号を出力する。画像処理部300は、上記信号を受けて、プリント動作のための信号処理を開始する。CPU100はプリント中であることを表示器17に表示するとともに(#219)、プリント動作の制御を行う(#220)。
【0131】
プリント動作の制御は、図19のシーケンスに従って実行される。
【0132】
すなわち、CPU100は、まず印刷用紙を1枚プリント位置へ給紙する(#510)。次に、記録ヘッド5’のホームポジション位置で、プリント動作をより確実にするために予備吐出を行い(#520)、記録ヘッド5’の目づまりを解消したり、水分の蒸発したインクの色素等が付着し、性能の低下しているノズルの回復等を行う。
【0133】
次にCPU100は、プリント動作を開始する(#530)。すなわち、合焦表示ランプ907を点灯し(#531)、画像情報をプリンタ出力用に画像処理した上、プリンタ部2からプリトンアウトする(#532。プリント中には(#533でNO)、エラーが発生していないかを監視する(#534)。エラーを検知した場合(#534でYES)、プリントアウトを中断し、表示ランプ907を点滅し(#535)、エラーが解除されたときには(#534でYES)、#532に進み、プリント動作を続行する一方、エラーが解除されないときには(#536でNO)、スイッチSPPTがオフになるのを待つ(#537)。スイッチSPRTがオフになれば、プリントを中止し(#538)、合焦表示ランプ907を消灯して、図7の#100に戻る。
【0134】
所定のプリント動作が終了すると(#533でYES)、プリンタ部2でプリントされた印刷用紙11’は、プリンタ部2の排出口901から印刷用紙11’が落ちない位置まで給送され(#540)、合焦表示ランプ907が消灯する(#942)。次に、CPU100はプリント終了の信号を送出し、キャリッジ4’をホームポジションに戻した後に、クリーニング動作を行う(#550)。
【0135】
上記予備吐出やクリーニング動作とは、インクジェット記録方式のプリンタにおいて、記録をより一層有効にするために行うものであって、記録ヘッド5’を吸引ポンプ、クリーニングブレード等のクリーニング手段によってクリーニングするものである。
【0136】
図12の#221で、プリントが完了するのを待機し、プリント完了信号が出力されると(#221でYES)、表示器17にプリント完了を示す(#222)。以上の動作により、1コマ分のプリントが終了し、図11の#203に戻る。
【0137】
一方、図11の#203で、スイッチSPRTのオンが検知されていなければ(#203でNO)、プリント動作は行わないと判断して、図13の#223に移行する。#223では、再生スイッチSREPがオンされたどうかを判別する。再生スイッチSREPがオフであれば(#223でNO)、画像表示用LCD905による再生表示は行わないと判断して、図14の#235に移行する。一方、再生用スイッチSREPがオンであると(#223でYES)、前述のバッテリーチェックを行い(#223a)、前述の撮影禁止処理を実行し(#223b)、表示器17に、画像再生用LCD905による再生を行うことを示す再生モードの表示を行う(#224)。
【0138】
この再生モードにおいて、次にアクセスボタン14又は15がオンされたかどうかの判別が行われる(#225、#230)。
【0139】
アクセスボタン14がオフかオンのまま、あるいはオンからオフにされると(#225でNO)、#229に移行する。一方、アクセスボタン14がオンされると(#225でYES)、コマ番号を1だけアップして表示するとともに、アドレスコントローラはこのコマ番号に対応した画像を再生するために該コマ番号に対応したアドレスデータを出力する(#226、#227)。次いで、前述したように現在のコマ番号に対応した画像情報をモニタ表示する(#228)。そして、#225に戻り、アクセスボタン14がオンされる毎にコマ番号を1ずつ増加して、該コマ番号に対応する画像を、画像表示用LCD905にモニタ表示する処理を繰り返す。
【0140】
一方、#229では、アクセスボタン15がオンであるかどうかを判別し、オンであれば(#229でYES)、#225に戻り、オフであれば(#229でNO)、#230に移行する。
【0141】
次に、アクセスボタン14に代えてアクセスボタン15がオンされると(#230でYES)、#231に移行し、一方、アクセスボタン15がオフかオンのまま、あるいはオンからオフにされると(#230でNO)、#234に移行する。
【0142】
#231では、アクセスボタン15が押されたと判断してコマ番号を1だけダウンして表示するとともに、アドレスコントローラはこのコマ番号に対応した画像を再生するために該コマ番号に対応したアドレスデータを出力する(#231、#232)。次いで、前述したように現在のコマ番号に対応した画像情報をモニタ表示する(#233)。そして、#230に戻り、アクセスボタン15がオンされる毎にコマ番号を1ずつ減少して、該コマ番号に対応する画像をモニタ表示する処理を繰り返す。
【0143】
一方、#234では、アクセスボタン15がオンであるかどうかを判別し、オンであれば(#234でYES)、#230に戻り、オフであれば(#234でNO)、#252に移行する。
【0144】
#252では、消去スイッチSEがオンされたかどうかを判別する。この消去スイッチSEがオンされると(#252でYES)、モニタ表示されている画像を消去して(#253)、#203に戻り、消去スイッチSEがオンされないときは(#252でNO)、そのまま#203に戻る。
【0145】
図14の#235以降は撮影時、すなわちプリントおよび再生時でない場合のアクセスボタン14および15の判別ルーチンである。アクセスボタン15がオンになると(#235でYES)、撮影レンズ3をテレ側に切り換え(#236)、アクセスボタン14がオンになると(#237でYES)、撮影レンズ3をワイド側に切り換える(#238)。アクセスボタン14と15が共にオフのときは、撮影レンズ3の切り換えは行われない。そして、この割り込みルーチンの最後で、未充完フラグが“1”かどうかの判別を行う(#239)。未充完フラグが“1”であれば(#239でYES)、充電途中に割り込みが発生したため、未充電の状態で中断されていた充電動作を再開させた(#240)後、リターンし、未充完フラグが“0”であれば、そのままリターンする。
【0146】
複数プリンタサブルーチン#203tは、図33および図34に示したように、プリンタが1台のみ接続されたときの#204以降の手順(図11および図12)と略同じ内容であるので、以下では、相違点を中心に説明する。
【0147】
図33に示すように、#1204pでは、表示器17に、複数枚プリントモードであることを示す表示を行い、次いでアクセスボタン14がオフからオン、すなわち押されたかどうかを判別する(#1205)。アクセスボタン14がオンされると(#1205でYES)、#1206に移行し、アクセスボタン14がオフかオンのまま、あるいはオンからオフにされると(#1205でNO)、#1210に移行する。
【0148】
#1206では、アクセスボタン14が押されたと判断してコマ番号を1だけアップして表示器17に表示するとともに、アドレスコントローラ(不図示)、このコマ番号に対応した画像を再生するために該コマ番号に対応したアドレスデータを出力する(#1207)。#1208で上記処理のための時間待ちをした後、現在のコマ番号に対応した画像情報を画像表示用LCD905にインデックス表示する(#1209p)。画像表示用LCD905は、画面を、例えば3×3の9欄に分割し、各欄には、#1206以降を実行する毎にnをカウントアップし、n番目の欄に画像を表示する。
【0149】
そして、表示画像に対応する手ぶれ情報に基づいて、手ぶれの有無を判別し(#1209a)、手ぶれがない場合には(#1209aでNO)、そのまま#1205に戻る。一方、手ぶれがあれば(#1209aでYES)、図22(A)のように、手ぶれ表示602をオンにし、そのモニタ画像表示600中に、モニタ画像を表示したコマには手ぶれがあることを表示して(#1209’)、#1205に戻る。これによって、アクセスボタン14がオンされる毎にコマ番号を1ずつ増加して、該コマ番号に対応する画像を画像表示用LCD905にモニタ表示する処理を繰り返す。
【0150】
一方、#1210では、アクセスボタン14がオンであるかどうかを判別し、オンであれば(#1210でYES)、#1205に戻り、オフであれば(#1210でNO)、図34の#1211に移行する。
【0151】
次に、図34において、アクセスボタン14に代えてアクセスボタン15がオンされると(#1211でYES)、#1212に移行し、一方、アクセスボタン15がオフかオンのまま、あるいはオンからオフにされると(#1211でNO)、#1216に移行する。
【0152】
#1212では、アクセスボタン15が押されたと判断してコマ番号を1だけダウンして表示器17に表示するとともに、アドレスコントローラはこのコマ番号に対応した画像を再生するために該コマ番号に対応したアドレスデータを出力する(#1213)。#1214で処理のための時間待ちをした後、現在のコマ番号に対応した画像情報を画像表示用LCD905にモニタ表示する(#1215)。そして、表示した画像に対応する手ぶれ情報に基づいて、そのコマの画像に手ぶれが含まれるか否を判断し(#1215a)、手ぶれがない場合にはそのまま#1211に戻り、手ぶれがあれば、#1209’と同様に、手ぶれ表示602をオンにし、モニタ画像表示60のコマには手ぶれがあることを表示して(#1215b)、#1211に戻る。これにより、アクセスボタン15がオンされる毎にコマ番号を1ずつ減少して、該コマ番号に対応する画像を画像表示用LCD905にモニタ表示する処理を繰り返す。
【0153】
一方、#1216では、アクセスボタン15がオンであるかどうかを判別し、オンであれば(#1216でYES)、#1211に戻り、オフであれば(#1216でNO)、#1260pに移行する。
【0154】
#1260では、手ぶれ補正スイッチ910を兼用する決定スイッチがオンされたかどうかを判別する。決定スイッチが所定時間内にオンされると(#1250でYES)、nをカウントアップし(#1261p)、#1262pに進む。決定スイッチが所定時間内にオンされないと(#1250でNO)、図33の#1205に戻る。
【0155】
#1262pでは、終了スイッチがオンであるかどうかを判別する。終了スイッチは、手ぶれ補正スイッチ910とLCDオン/オフスイッチ908とが同時に押されるとオンになる。終了スイッチがオンでなければ(#1260pでNO)、図33の#1205に戻る。終了スイッチがオンであれば(#1260pでYES)、スイッチS2がオンされたかどうかを判別する(#1217)。
【0156】
スイッチS2がオンされなければ(#1217でNO)、プリントを行わないと判断して、図11の#203に戻り、上記の処理を繰り返す。一方、スイッチS2がオンされると(#1217でYES)、手ぶれ情報の有無を判別し(#1217a)、手ぶれがなければ(#1217aでNO)、#1218に進み、手ぶれがあれば(#1217aでYES)、手ぶれ表示602を点滅表示し、プリントしようとするコマには手ぶれがあることを警告し(#1207’)、所定時間内に再度スイッチS2がオンになれば#1218pに進み、所定時間内に再度オンにならなければ、プリントすることなく図11の#203に戻る(#1217c,#1217d)。
【0157】
#1218pでは、プリント動作に移行すべく、CPU100はプリント命令信号を出力する。例えばプリンタ1とプリンタ2の2台のプリンタを用いる場合には、図35に示すように、CPU100は、奇数データをプリンタ1でプリントするように命令し(#1218−1)、偶数データをプリンタ2でプリントするように命令する(#1218−2)。画像処理部300は、上記信号を受けて、プリント動作のための信号処理を開始する。CPU100はプリント中であることを表示器17に表示するとともに(#1219)、複数プリンタを使用するプリント動作の制御を行う(#1220p)。#1220pでは、複数台のプリンタは、それぞれが、図19に示したシーケンスに従って動作を制御される。
【0158】
#1221で、すべてのプリンタについてプリントが完了するのを待機し、プリント完了信号が出力されると(#1221でYES)、表示器17にプリント完了を示す(#1222)。以上の動作により、指定されたコマ分のプリントが終了すると、図11の#203に戻る。
【0159】
以上説明したプリンタ一体型デジタルカメラは、複数のプリンタを用いることにより、複数枚のプリントをする場合に、プリント速度を向上することができる。
【0160】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0161】
例えば、図28に示したように、カメラ本体部1の底面にプリンタ部2,2xを取り付けるようにしてもよい。この場合、プリンタ部2,2xの側面に、スライド部902aと排出口901aを設けるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るプリンタ一体型デジタルカメラのブロック構成図である。
【図2】 図1のカメラを前方から見た斜視図である。
【図3】 図2と同様の斜視図である。
【図4】 図2と同様の斜視図である。
【図5】 図1のカメラを後方から見た斜視図である。
【図6】 図1の詳細ブロック構成図である。
【図7】 図1のカメラの動作のフローチャートである。
【図8】 続きのフローチャートである。
【図9】 続きのフローチャートである。
【図10】 続きのフローチャートである。
【図11】 割り込み処理のフローチャートである。
【図12】 続きのフローチャートである。
【図13】 続きのフローチャートである。
【図14】 続きのフローチャートである。
【図15】 露出制御1のフローチャートである。
【図16】 露出制御2のフローチャートである。
【図17】 続きのフローチャートである。
【図18】 プリンタ部の斜視図である。
【図19】 プリンタ部の制御のフローチャートである。
【図20】 バッテリーチェックのフローチャートである。
【図21】 バッテリーチェック結果の表示例である。
【図22】 ぶれがある場合の表示例である。
【図23】 撮影禁止処理のフローチャートである。
【図24】 撮影準備処理のフローチャートである。
【図25】 図1のカメラの分解斜視図である。
【図26】 図1のカメラの分解斜視図である。
【図27】 2つのプリンタ部を接続したときの斜視図である。
【図28】 図27の変形例の斜視図である。
【図29】 カメラ本体部とプリンタ部のブロック図である。
【図30】 プリントの説明図である。
【図31】 プリントの説明図である。
【図32】 プリントの説明図である。
【図33】 複数プリンタのフローチャートである。
【図34】 続きのフローチャートである。
【図35】 プリント命令出力のフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体
2,2x プリンタユニット部
3 撮影レンズ
4 ファインダ窓
5 AFユニット部
6 フラッシュ
7 レリーズ/プリント開始ボタン
8 モード切換スイッチ(選択手段)
9 プロテクトスイッチ
11 フラッシュ発光モード切換スイッチ
12 日付設定用スイッチ
13 撮影モード切換スイッチ
14,15 ズームボタン、アクセスボタン
17 表示器(表示手段)
18 メモリーカード挿入口
19 PC用出力端子
30 レンズ鏡筒
2’ ガイド杆
3’ リードスクリュウ
4’ キャリッジ
4a’ レバー
5’ 記録ヘッド
6’ 駆動モータ
7’、8’ ギヤ
9’ 紙押え板
10’ プラテン
11’ 印刷用紙
12’ 検出手段
13’ 支持部材
14’ キャップ部材
15’ 吸引手段
16’ 開口
17’ クリーニングブレード
18’ 移動可能にする部材
19’ 本体支持板
20’ レバー
21’ カム
100 CPU(制御手段)
101 CCD
102 信号処理部
103 レンズ駆動部
104 測距部
105 測光部
106 露出制御部
107 表示部
108 フラッシュ部
109 電源部
110 バッテリーチェック回路(電圧検出部)
111 プリンタ機構部
112 メモリカード
180 アドレスバス
182 データバス
184 コントロール信号バス
201 タイミングジェネレータ
202 タイミング制御回路
204 絞り制御ドライバ
205 A/D変換器
206 黒レベル補正回路
207 ホワイトバランス回路
208 γ補正回路
209 画像メモリ
213 信号処理回路
215 AFアクチュエータ
300 画像処理部
301 レンズ
302 リレーレンズ
400 手ぶれ検出部
402 手ぶれ補正部
410 ヘッド駆動制御回路
420 クリーニングモーター制御回路
430 用紙給モーター制御回路
440 キャリッジ制御回路
450 CPU
480 内部バス
500 表示
504 プリンタ表示
506 カメラ表示
600 画像表示
602 手ぶれ表示
901,901a 排出口
902,902a スライド部
903 インクジェットカートリッジ
904 フタ部
905 画像表示用LCD
906 ファインダ窓
907 合焦表示ランプ
908 LCDスイッチ
909 レンズバリア
910 手ぶれ補正スイッチ
911 凹部
912a,912b 着脱用ボタン
913 プリンタ着脱ライン
914 コネクタ凹部
921 係止凹部
922 凸部
924 コネクタ凹部

Claims (7)

  1. 第1の脱着部を有するデジタルカメラ本体部と、該第1の脱着部に脱着可能な第1のプリンタ部とからなるプリンタ一体型デジタルカメラにおいて、
    上記第1のプリンタ部は、第2のプリンタ部が脱着可能である第2の脱着部を有することを特徴とする、プリンタ一体型デジタルカメラ。
  2. 上記デジタルカメラ本体部は、
    プリントする画像を選択する画像選択手段と、
    プリント開始を指示するプリント指示手段と、
    上記画像選択手段により選択された各画像について、上記デジタルカメラ本体部に接続されている上記プリンタ部を割り当て、上記プリント指示手段によるプリント開始指示により、該割り当てたプリンタ部でプリントさせるプリント制御手段とを備えたことを特徴とする、請求項記載のプリンタ一体型デジタルカメラ。
  3. 上記プリント制御手段は、デジタルカメラ本体部にN個の上記プリンタ部が接続されているとき、該各プリンタ部が、上記画像選択手段により選択された各画像について、(N−1)ページおきにプリントするように制御することを特徴とする、請求項2記載のプリンタ一体型デジタルカメラ。
  4. 上記プリント制御手段は、接続されている上記プリンタ部のうち早くプリントが終わった上記プリンタ部が次の画像をプリントするように制御することを特徴とする、請求項2記載のプリンタ一体型デジタルカメラ。
  5. 上記プリント制御手段は、接続されている別々の上記プリンタ部が同じ画像をプリントするように制御することを特徴とする、請求項2記載のプリンタ一体型デジタルカメラ。
  6. 上記プリント制御手段は、接続されているプリンタ部の性能に応じてプリントするように制御することを特徴とする、請求項2記載のプリンタ一体型デジタルカメラ。
  7. 上記プリンタ部の性能の差は、モノクロプリンタとカラープリンタであり、
    上記プリント制御手段は、画像データのプリントタイプの指定に応じて、いずれかのプリンタ部を選択してプリントさせることを特徴とする、請求項6記載のプリンタ一体型デジタルカメラ。
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