JP3757048B2 - 横編機のニードルベッドクリーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも前後一対のニードルベッドを有する横編機のニードルベッドクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
ニードルベッドの長手方向に往復移動して前後ニードルベッド間の歯口付近に付着した編糸の繊維塵や埃等を清掃除去する横編機のニードルベッドクリーナが種々提案されている。塵埃等の清掃除去は、エアーによる吸引または圧搾方式により行われるが、塵埃を飛散しない吸引方式が好ましい。ニードルベッド上を移動するクリーナのノズルと編機本体側に固定したブロアモータなどの負圧発生器を例えばビニル管等の可撓性配管で接続し、ノズルがニードルベッドのどの位置にいてもそれに応じてビニル管が変形してノズル先端の吸引口で吸引できるようになっている。しかし、ノズルの移動により時々刻々と変形するビニル管は、その位置安定性に欠けるためガイド機構を必要としたり、配管の配置スペースが問題となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ニードルベッドクリーナの負圧発生器とニードルベッド上を移動するノズルとの間を接続する空気経路を形成する配管部分を省スペースで、且つコンパクトに編機に装着するニードルベッドクリーナを提供することである。
【0004】
また、キャリッジにより編地編成が行われているようなときは、ノズルを編機側端部に停止させ、清掃が必要なときだけニードルベッド上を移動させるようにし、このノズルの移動手段を既設の駆動源で併用させるニードルベッドクリーナを提供することである。
【0005】
また、ノズルをヤーンフィーダと干渉しない収容位置へと待機させる変位機構を備えたニードルベッドクリーナを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では少なくとも前後一対に対向配設されるニードルベッドを有し、該ニードルベッドの長手方向に沿って移動してニードルベッド上に付着した繊維塵等を清掃除去するために先端に吸引口を有するノズルと、ノズルを編機の長手方向に移動させるノズル移動手段と、ノズルと負圧発生器を接続するための配管部を備えた横編機のニードルベッドクリーナにおいて、
前記配管部の少なくとも一部をニードルベッド長手方向と平行に延びる中間ダクトで構成し、該中間ダクトに中間ダクトの長手方向に延びる空気透過部を設け、
該空気透過部を空気不透過性のベルトで覆うとともに、ダクト長手方向に移動自在で、その移動により前記ベルトの一部を順次中間ダクトに形成した空気透過部から剥離して、負圧発生器とノズルとの間の吸引経路を連通させるベルト支持構造を備えた負圧伝達機構を中間ダクト上に設け、さらにノズルの吸引口を、歯口間隙まで伸張させた清掃位置と、該清掃位置からニードルベッドの長手方向に直交する方向に歯口間隙から遠ざかるように後退させた退避位置に変位させるノズル変位機構を設けた。
【0007】
これにより負圧発生器で発生された負圧は配管部を通じてノズル吸引口へ及ぼされるのであるが、先ず負圧はノズルより後方の負圧発生器側に設けた中間ダクト内に及ぼされる。中間ダクトには中間ダクト長手方向に延びて形成した空気透過部があるが、これの上面に張られたベルトが中間ダクト内の負圧により中間ダクト側に吸着され、空気透過部を被覆して中間ダクト内の気密性を保持する。中間ダクト上にはダクト長手方向に移動できるベルト支持構造を備えた負圧伝達機構があり、ノズルがニードルベッドに沿って移動することでベルト支持構造がベルトの一部を順次中間ダクトから剥離して、これにより現れた空気透過部を通して負圧発生器とノズルとの間の吸引経路を連通させノズル側にも負圧を与えニードルベッド上に付着した塵埃を吸引除去する。また、ノズルの吸引口を、歯口間隙まで進出させた清掃位置と、清掃位置からニードルベッドの長手方向に直交する方向に歯口間隙から遠ざかるように後退させた退避位置に変位させるノズル変位機構を設けた。これによりノズルがヤーンフィーダを越えて移動するときに後退位置にあるのでノズル先端部がヤーンフィーダと干渉しない。
【0008】
また、前記負圧伝達機構に備えたベルト支持構造は、ベルトを中間ダクトとの間で挟持する互いに間隔を隔てて配設した2つのローラと、前記ローラと平行な回転軸を有し、前記ローラ間でベルトを中間ダクトの空気透過部から剥離させる空間に配設した第3のローラで構成した。これによりニードルベッド清掃の際に、ノズルがニードルベッドに沿って移動するときに負圧により中間ダクト支持面に吸着固定されるベルトを第3ローラで剥離して中間ダクトに形成した空気透過部を通して中間ダクトとノズル間の吸引経路を連通させる。
好ましくは、前記中間ダクトの両側に少なくとも一対のガイド溝を配設し、かつ前記ベルト支持構造に少なくとも一対のロールを設けて、前記ガイド溝内を転動させて、ベルト支持構造を中間ダクトに対して走行させる。
【0009】
また、キャリッジの往復駆動モータがノズル移動手段を兼用し、且つノズルがキャリッジに着脱自在に設け、編地編成時に編機側端部においてキャリッジとの連結を絶ち、ニードルベッド清掃時にキャリッジと連結するノズルの連結解除機構を設けた。これによりクリーナを使用しないときは連結解除機構により編機側端でキャリッジとノズルとの連結を解除し、クリーナを使用するときはその連結を行って、キャリッジを移動させることでノズルを任意の位置へと連行させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の横編機のニードルベッドクリーナの好適な実施例を以下、図面と共に説明する。図1は横編機全体の平面図、図2は横編機の側面図、図3は背面図をそれぞれ示す。尚、ニードルベッドクリーナの配置をわかりやすくするために図1においては天バネやコーンスタンド、ヤーンレールおよびヤーンレール取付ブラケット等を省略して示し、図3においては概略構成がわかるようにニードルベッドやフレーム、ヤーンフィーダを省略して示した。図4は図2の一部拡大図、図5は図3の一部拡大図を示す。
【0011】
横編機1は、左右のフレーム3,3上に本体ベッド5を支持し、本体ベッド5上に多数の編針7を列設したニードルベッド9が歯口間隙6を挟んで前後に配置される。キャリッジ11は、左右に設けたプーリ間13,14に張設された駆動ベルト15に連結部16で連結固定される。プーリ13は、フレーム3に固定した駆動モータ17のモータ軸に取付けた駆動プーリ19との間に駆動ベルト21を張設した減速プーリで構成され、駆動モータ17のモータ軸の回転を駆動ベルト15の往復運動に変換してキャリッジ11をニードルベッド9に沿って往復走行させ、編糸をニードルベッド9上の編針7に供給し、且つ編針7を進退操作して編地編成を行う。23f,23bはキャリッジ11をニードルベッド上にガイドするキャリッジガイドレールを示す。25はヤーンレール上に支持されるヤーンフィーダでニードルベッド9の両外側に停止した初期状態を示す。横編機にはヤーンレールは通常2〜4本配設され、その両端部をヤーンレール支持ブラケット(不図示)で支持される。ヤーンレール支持ブラケットと本体ベッド5との取付箇所27を破線で示す。30はニードルベッドクリーナを示し、編機の側端位置に停留した待機状態を示す。33fは前面カバー、33bは後面カバーを示す。
【0012】
ニードルベッドクリーナ30は、主にニードルベッド9に沿って移動する吸引口を有するノズル37と、ノズル37を支持するノズル支持体39と、ノズル37とブロアモータなどの負圧発生器41との間を繋ぐ中間ダクト43と、ノズル37と中間ダクト43との接続部に設けた負圧伝達機構45、並びにノズル37をニードルベッド9に沿って移動させるノズル移動手段で構成される。本実施例ではノズル支持体39は、側面形状が概略T字形に形成され、その下端部39bが後方のキャリッジガイドレール23b上にローラを介し摺動自在に支持され、T字の上端部39bにおいてノズル37を支持する。
【0013】
ノズル37の負圧発生器側41には、後述する負圧伝達機構45が中間ダクト43に組み込まれる。中間ダクト43は、ニードルベッド9よりも長い断面矩形状をした金属製の角管で編機の後面を覆う後部カバー33bに取付ブラケット49を介して固定される。中間ダクト43は、その一側面に沿ってスリット、または多数の透孔などの空気透過部51が形成される。本実施例では空気透過部51は、中間ダクト43の上面中央部に中間ダクト全長に渡って形成したスリットである。スリット51は、その上面をスリット幅より幅広の空気不透過性で且つ、可撓性の例えばナイロン製ベルト53が架けられ、スリット51を被覆するとともにその両端部を中間ダクトに固定される。
【0014】
負圧発生器41の作動により中間ダクト43内に発生した負圧で前記ベルト53はスリット51を形成した中間ダクト43の支持面43aに吸着され、スリット51から空気が漏れて中間ダクト43内の気圧上昇を防ぐ。
中間ダクト43の左端部には開口部55が形成され、フレーム3に固定された負圧発生器41とこの開口部55をビニル管などの可撓性の配管57で接続される。これに代えて中間ダクト43の一部、例えば中央部を下方に引き延ばして、これと負圧発生器41を直結すればビニル管57は要らない。
【0015】
次にノズル37と中間ダクト43との接続部に設けた負圧伝達機構45について説明する。図6は負圧伝達機構45の横断面図を、図7は縦断面図を示す。
負圧伝達機構45の支持体70は、中間ダクト43上でダクトの長さ方向に渡って移動自在に支持される。中間ダクト43側に設けたガイドレール61,62のガイド溝に支持体70に設けたロール63,64,65が転動自在に嵌合される。負圧伝達機構45は、後述のベルト支持構造67を備え、ノズル37がニードルベッド9に沿って移動するときに、このベルト支持構造67が位置する箇所のベルト53が負圧による吸着力に抗して順次中間ダクトのベルト支持面43aから剥離され、その箇所のスリット51を介して中間ダクト43とノズル37の間に空気流路を連通する。
【0016】
支持体70は、正面視において三角形状をしており、前面支持部71と後面支持部72との間に前記各プーリ13,14と同じ向きの回転軸を有する3ケのローラ73,75,77を三角形の各角に設けた軸受に回転自在に軸支する。ベルト53は、図に示すようにローラ73,75,77間を這うように挿入されていて、下方に配置したローラ73,77でスリット51を覆うベルトが支持面43aから浮上するのを阻止し、三角形の頂点に設けたローラ75で下部ローラ73,75間に位置するベルト53をスリット51から剥離させるベルト支持構造67をとる。
【0017】
支持体70の内部には、L形の継ぎ管81が一体に形成され、継ぎ管81の一方の開口81aが中間ダクト43のスリット51に近接対峙し、他方の開口81bが前面支持部71の前面の突出部に形成され、この開口部81bにおいてノズル37の後端部37bが接続される。83は矩形状でその中央部に挿通孔83aを形成したパッキンを示す。パッキン83は、挿通孔83aに継ぎ管の後端部81bを挿入して、開口部81b以外からの空気の漏れを防ぐ。
【0018】
本実施例のニードルベッドクリーナ30では上記のようにして負圧発生器41とノズル37との間の吸引経路を連通させるようにしているのでノズル37がニードルベッド9に沿ってどの位置へ移動しても負圧発生器41によって引き起こされた負圧をノズル先端の吸込口37aにおいても作用でき、ニードルベッド9上にある繊維塵や埃を吸引除去できる。中間ダクトは編機に固定されているので編機でのその収容スペースが少なくてすむ。
【0019】
本実施例ではノズル37をニードルベッド9に沿って往復動させるノズル移動手段90は、キャリッジ往復駆動用のモータ17が兼用される。そのためニードルベッドクリーナ30用として別途駆動モータを設ける必要はない。
【0020】
次にノズル37とキャリッジ11と連結解除機構110について説明する。図4、図5に示すように後キャリッジ11にはノズル支持体39に設けた後述のロックレバーの爪115bと係合する連結部が設けられる。この連結部は連結用ピン111とピン取付台113で構成される。ロックレバー115は中央部115aをノズル支持体39に軸支され、一端に前記連結用ピン111と係合する爪115bが形成され、他端に支持体39に設けたリンク117と連結される。ロックレバー115は、中央部115aに係止した蔓巻きバネ119により中央部115aを中心に常に先端側を上方に揺動して爪115bで連結用ピン111を係合するように付勢されている。
【0021】
リンク117下端部にロール121が軸支されていて編機本体の側端のノズル待機位置に設けた制御部123の制御レバー125のカム面125aと係合する。制御レバー125は側面視L形をしており、L形の屈曲部125bでレバー上縁に形成したカム面125aが前後に揺動可能に軸支されるとともにL形の下端の下方に設けたバネ127で前記カム面125aがロール121と係合するようにバネ付勢される。制御レバー125の下端の上方側にソレノイド129が配設され、ソレノイド129を制御して制御レバー125を揺動変位する。
【0022】
図5および図8は、ノズル39がキャリッジ11と連結された状態を示す。ソレノイド129が作動して制御レバーのカム面125aが後方に揺動する。これによりロール121と制御レバー125との係合が絶たれ、リンク117は蔓巻きバネ119の付勢力により下方にスライドする。その結果ロックレバーの爪115aが上方へ揺動してキャリッジ11に設けた連結用ピン111を捕捉し、ノズル支持体39とキャリッジ11が連結される。この状態でキャリッジ11が移動するとノズル37も同様に移動する。移動の間、負圧発生器を作動させてニードルベッド上をクリーナで清掃する。清掃が終わった後、再度キャリッジは編機側端へと移動する。ソレノイド129は不作用状態にあり、制御レバー125はバネ127によりカム面125aがロール121と係合可能な位置へ揺動されており、キャリッジ11が側端部に近づくに従い、ロール121が制御レバーのカム面125aに当接し、カム面125aの斜面で徐々に押し上げられる。これによりリンク117は上方へスライドし、ロックレバー115の先端側を下方に揺動するので爪115aは連結用ピン111から外れる。この状態でキャリッジ11が反転して移動すればキャリッジ11とノズル支持体39との連結は解除され、ノズル支持体39は編機側端に停留する。この停留の間、ロール121は制御レバーのカム面125aに設けた凹部125cに嵌合してノズル支持体37の妄動を防ぐ(図4)。
【0023】
次にニードルベッドクリーナ30に設けたノズルの変位機構140について説明する。図9はノズルが清掃位置まで進出した状態を示し、図10はノズルが後退位置まで退避した状態を示す。本実施例におけるノズル37は、先端部をノズル支持体39上に取付けたジョイント141に接続され、後端部が負圧伝達機構45側に延びる固定ノズル137aと、先端に吸引口37aを有し、歯口間隙に接近退去自在にジョイント141に取り付けた可動ノズル137bで構成する。前後に延びるリンク143の先端が可動ノズル137bに連結され、リンク143の後端部がノズル支持体39に軸支されたレバー145に連結される。レバー145は中間ダクト43に取付けた後述の上下2列の作動カム147a,147bに係合するロール150,151を二股の先端上面と下面にそれぞれ軸支する。図中の153はノズル支持体39とレバー145間に装架されたバネを示し、回動時のレバーの位置保持を行い、レバー145の妄動を防ぐ。133はノズル支持体39と負圧伝達機構45の支持体70を固定する連結金具である。
【0024】
ニードルベッドクリーナ30により清掃を行う場合は、編機側端においてノズル37がキャリッジ11と連結された後、図10に示すようにキャリッジ11を走行させて初期位置に停止しているヤーンフィーダ25とニードルベッド9側端との間の領域S(図1参照)に向き合う位置まで移動する。この状態ではレバー145のロール151が上段の作動カム147aのカム面を転接し、リンク143が後方へ移動し、ノズル吸引口37aが後退した位置をとる。この状態から更にキャリッジ11が編機中央側に移動するとレバー145の下面に取付たロール150が下段の作動カム147bのカム面に係合して前方へ押し出され、これによりリンク143が前方へ移動し、ノズル吸引口37aを歯口部間隙6を跨ぐ清掃位置まで進出する。そしてこの状態でノズルがニードルベッド9上を移動して清掃を行う。清掃完了後は、キャリッジ11を編機側端に向かって移動すればノズル吸引口37aが領域Sに到達したときにレバー145上面に取付けたロール151が上段の作動カム147aのカム面に係合して図10の状態に戻る。
【0025】
このようにノズル変位機構140を設けることでノズル先端部とヤーンフィーダとの干渉を防げる。更に編機側端部においてヤーンレールの支持ブラケットとの干渉も防ぐことができ、その分だけ編機の幅寸法の増大を抑えることができる。上記したノズル変位機構ではリンク機構によりノズル吸引口を前後に変位させ清掃位置と退避位置の間を位置変位させるようにしたが、ノズルが前後方向に位置変位するのと同時に上下方向の位置変位を与える機構を組み込めばノズル吸引口が側面視において逆V字状をした前後ニードルベッド先端の頂部を乗り越えられ、上記した領域Sに限らずニードルベッド上の任意の位置でノズルを出し入れすることができる。
【0026】
尚、上記実施例では、ニードルベッドクリーナのノズルは、キャリッジレール上を摺動自在なノズル支持体で支持され、この支持部に設けた連結解除機構によりノズルはキャリッジと連結または解除されるように構成されているが、これに代えて編機側端部にとまり木のようなノズル停留部を設け、清掃の必要なときだけノズルを停留部からキャリッジに移載させるよう連結解除機構を設ければノズル支持体を省略できる。
【0027】
また、ノズル移動手段として別個の駆動モータを設けてもよく、この場合にはキャリッジとの連結解除機構はもはや不要となる。ベルト53を駆動ベルト15のようにエンドレスベルトとして構成し、左右に配置したプーリ間に巻き掛け、一方のプーリを駆動プーリとして駆動モータの回転軸に固定させるようにすればキャリッジと独立してノズルを移動することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のニードルベッドクリーナは、ノズルと負圧発生器との間を接続する配管部を上記のように構成したので編機にコンパクトに収まり、従来のビニル管等の可撓性の配管の場合のような配管上の問題がなくなり、且つ省スペース化が図れる。
【0029】
また、ベルト支持構造によりベルトを支持するので所定のベルト部分を確実に空気透過部から剥離し、吸引経路を形成できる。
【0030】
また、ノズルをキャリッジに着脱切換可能にしてキャリッジの駆動モータでノズルを往復移動するようにしたのでコストを抑えられる。
【0031】
また、ノズル変位機構を設けることでノズル先端部はヤーンフィーダとの干渉を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のニードルベッドクリーナを備えた横編機の平面図を示す。
【図2】本実施例のニードルベッドクリーナを備えた横編機の側面図を示す。
【図3】本実施例のニードルベッドクリーナを備えた横編機の背面図を示す。
【図4】図2の一部拡大図を示し、ニードルベッドクリーナが編機側端の待機位置に待機している状態を示す。
【図5】図3の一部拡大図を示し、編機側端において連結解除機構が作動し、ノズルとキャリッジが連結された状態を示した図である。
【図6】負圧伝達機構の横断面図を示した図である。
【図7】負圧伝達機構の縦断面図を示した図である。
【図8】図4に対応する図で、清掃中のニードルベッドクリーナを示す。
【図9】ニードルベッドクリーナに設けたノズル変位機構を示し、ノズル吸引口が清掃位置まで伸張した状態の図を示す。
【図10】ニードルベッドクリーナに設けたノズル変位機構を示し、ノズル吸引口が後退位置まで収縮した状態の図を示す。
【符号の説明】
1…横編機、3…フレーム、5…本体ベッド、6…歯口間隙、7…編針、9…ニードルベッド、11…キャリッジ、13,14…プーリ、15…駆動ベルト、16…連結部、17,21…駆動モータ、19…プーリ、23…キャリッジガイドレール、25…ヤーンフィーダ、27…ヤーンレール支持ブラケット、30…ニードルベッドクリーナ、33f…前面カバー、33b…後面カバー、37…ノズル、39…ノズル支持体、41…負圧発生器、43…中間ダクト、45…負圧伝達機構、49…取付ブラケット、51…空気透過部、53…ベルト、55…開口部、57…ビニル管、61,62…ガイドレール、63,64,65…ロール、67…ベルト支持構造、71…前面支持部、72…後面支持部、73,75,77…ローラ、81…継ぎ管、83…パッキン、90…ノズル移動手段、110…連結解除機構、111…連結用ピン、113…ピン取付台、115…ロックレバー、117…リンク、119…蔓巻きバネ、121…ロール、123…制御部、125…制御レバー、127…バネ、129…ソレノイド、140…ノズル変位機構、141…ジョイント、137a…固定ノズル、137b…可動ノズル、143…リンク、145…レバー、147a,147b…作動カム、150,151…ロール、153…バネ

Claims (4)

  1. 少なくとも前後一対に対向配設されるニードルベッドを有し、該ニードルベッドの長手方向に沿って移動してニードルベッド上に付着した繊維塵等を清掃除去するために先端に吸引口を有するノズルと、ノズルを編機の長手方向に移動させるノズル移動手段と、ノズルと負圧発生器を接続するための配管部を備えた横編機のニードルベッドクリーナにおいて、
    前記配管部の少なくとも一部をニードルベッド長手方向と平行に延びる中間ダクトで構成し、該中間ダクトに中間ダクトの長手方向に延びる空気透過部を設け、該空気透過部を空気不透過性のベルトで覆うとともに、ダクト長手方向に移動自在で、その移動により前記ベルトの一部を順次中間ダクトに形成した空気透過部から剥離して、負圧発生器とノズルとの間の吸引経路を連通させるベルト支持構造を備えた負圧伝達機構を中間ダクト上に設け、さらにノズルの吸引口を、歯口間隙まで伸張させた清掃位置と、該清掃位置からニードルベッドの長手方向に直交する方向に歯口間隙から遠ざかるように後退させた退避位置に変位させるノズル変位機構を設けたことを特徴とする横編機のニードルベッドクリーナ。
  2. 前記負圧伝達機構に備えたベルト支持構造は、ベルトを中間ダクトとの間で挟持する互いに間隔を隔てて配設した2つのローラと、前記ローラと平行な回転軸を有し、前記ローラ間でベルトを中間ダクトの空気透過部から剥離させる空間に配設した第3のローラで構成したことを特徴とする請求項1に記載の横編機のニードルベッドクリーナ。
  3. 前記中間ダクトの両側に少なくとも一対のガイド溝を配設し、かつ前記ベルト支持構造に少なくとも一対のロールを設けて、前記ガイド溝内を転動させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の横編機のニードルベッドクリーナ。
  4. キャリッジの往復駆動モータがノズル移動手段を兼用し、且つノズルをキャリッジと着脱自在に設け、編地編成時に編機側端部においてキャリッジとの連結を絶ち、ニードルベッド清掃時にキャリッジと連結するノズルの連結解除機構を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の横編機のニードルベッドクリーナ。
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