JP3756635B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP3756635B2 JP19732697A JP19732697A JP3756635B2 JP 3756635 B2 JP3756635 B2 JP 3756635B2 JP 19732697 A JP19732697 A JP 19732697A JP 19732697 A JP19732697 A JP 19732697A JP 3756635 B2 JP3756635 B2 JP 3756635B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパチンコ機やアレンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機は、発射装置により発射された遊技球が遊技盤上の遊技領域に配された入賞口等に入球して入賞や得点等が成立すると、賞球としての遊技球が払出された。なお、賞球の払出に代えて球数や点数等を記録したカード等を交付するものも提案されている。
【0003】
普通、弾球遊技機には、遊技球の発射に関わる機構として、遊技球を打撃する発射装置、打撃された遊技球を斜め上方に向けてほぼ直線状に誘導する発射レール、発射レールから離脱した遊技球を遊技領域に誘導するガイドレールが備えられている。なお、発射レールとガイドレールとの間にはファール球回収用の通路が設けられていて、両レールは連続していない。
【0004】
従来、遊技球の発射および発射された遊技球の道筋を安定させるには、発射装置により遊技球の芯を正確に打撃すること、打撃された遊技球を発射レールによって正確に導くことが重要視され、この二点が良好に調整されれば、発射後の遊技球の経路は安定したものとなって、遊技盤上の狙った場所に撃ち込めるといわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ガイドレールは遊技盤に釘等で取り付けられていて、その取り付け時の歪みな等が残っていたにも関わらず、ガイドレールに何らかの調整処理を施すことはなかった。これは、上述のように、発射装置および発射レールの調整が良好なら発射された遊技球(発射球)の経路は安定すると考えられていたためであった。
【0006】
しかし、発明者は、発射球の経路を安定させるには、発射装置および発射レールの調整だけでは不十分であり、ガイドレールの調整もきわめて重要であることを見いだして本発明を完成させるに至った。
本発明の目的は、弾球遊技機において発射後の遊技球の経路をさらに安定させることを目的としている。
【0007】
なお、この発射球の経路を安定させることは、遊技球を遊技盤上の狙った場所に撃ち込むために重要であるが、発射球の経路が安定すると発射球とガラス板との衝突、接触が回避され騒音を格段に低減することもできる。この騒音の低減は本発明のもう一つの目的でもある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、入賞口等が設けられる遊技盤と、遊技球を滑走させる案内面を内側にして前記遊技盤に弧状に取り付けられ、発射装置により発射された遊技球を前記案内面の下端部付近の着地部で受けて前記案内面を滑走させることにより該発射された遊技球を前記入賞口等が設けられている遊技領域に案内するガイドレールとを備える弾球遊技機において、
回動操作される摘(92)と、
ほぼ中央に立設された筒状の中心軸(56)と、それぞれが中心軸(56)から離れて立設された第1のビス受軸(58)及び第2のビス受軸(60)とを備えて前記遊技盤に固定された固定板(52)と、
ギヤ面(108)を前記固定板(52)に対面させて、前記2つのビス受軸(58、60)にビス止めされたカバー(106)と、
下部に設けられた偏心カム(100)を前記中心軸(56)側にし、フランジ部(102)に設けられた放射状の突起によるギヤ面(104)を前記カバー(106)のギヤ面(108)に対面させて、前記固定板(52)と前記カバー(106)との間に配され、前記カバー(106)を貫通する軸(96)にて前記摘(92)と連結されて該摘(92)と共回りする回動部材(90)と、
前記中心軸(56)の内部に挿通され、前記回動部材(90)を前記カバー(106)に向けて付勢して、前記回動部材(90)のギヤ面(104)と前記カバー(106)のギヤ面(108)との歯合を保持する圧縮コイルばね(88)と、
軸受部(66)が前記第1のビス受軸(58)に外嵌されていて該第1のビス受軸(58)を軸として揺動可能であり、カム受け面(62)となっている内周を前記偏心カム(100)に接触させている揺動部材(64)と、
前記中心軸(56)に遊嵌し、一方の端(80)は前記揺動部材(64)のばね穴(82)に差し込まれ、他方の端(84)は前記固定板(52)のばね穴(86)に差し込まれて、その弾発力により、前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を常時前記偏心カム(100)に接触させる捻ればね(78)と、
前記揺動部材(64)の軸受部(66)とは反対側の端に設けられた挟持部(68)に基端部(72)が挿入されてビス(74)にて連結され、先端部(76)はガイドレールに係合しているレバー(70)と
を備え、
前記摘(92)が回動操作されると、前記回動部材(90)の偏心カム(100)が前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を押圧して前記揺動部材(64)を揺動させ、該揺動に伴って前記レバー(70)を往復移動させることにより、少なくとも前記着地部における前記案内面と前記遊技盤の表面との角度を調節する角度調節器(50)
を備えたことを特徴とする。
【0009】
この弾球遊技機では、角度調節器(50)により、ガイドレールの案内面と遊技盤の表面との角度を鋭角にすることができる。この角度が鋭角になると、発射球は案内面と遊技盤の表面とで形成される隅に沿って移動し、遊技盤の表面から離れない。この結果、発射球の経路は安定し、遊技者としては、遊技球を遊技盤上の狙った場所に正確に撃ち込むことが可能になる。
【0010】
また、発射球が遊技盤の表面から離れないから、発射球がガラス板と衝突、接触して騒音を発生することもない。よって、弾球遊技機の騒音が低減される。
この角度の調節は、ガイドレールの全域にわたって実行すれば最善であるが、発射装置により発射され、発射レールから離脱した遊技球が着地する部分、すなわち案内面の下端部付近の着地部において実行するだけでも上述の効果を十分に得ることができる。
【0011】
請求項2記載の弾球遊技機は、
入賞口等が設けられる遊技盤と、
遊技球を滑走させる案内面を内側にして前記遊技盤に弧状に取り付けられ、発射装置により発射された遊技球を前記案内面の下端部付近の着地部で受けて前記案内面を滑走させることにより該発射された遊技球を前記入賞口等が設けられている遊技領域に案内するガイドレールとを備える弾球遊技機において、
回動操作される摘(92)と、
ほぼ中央に立設された筒状の中心軸(56)と、それぞれが中心軸(56)から離れて立設された第1のビス受軸(58)及び第2のビス受軸(60)とを備えて前記遊技盤に固定された固定板(52)と、
ギヤ面(108)を前記固定板(52)に対面させて、前記2つのビス受軸(58、60)にビス止めされたカバー(106)と、
下部に設けられた偏心カム(100)を前記中心軸(56)側にし、フランジ部(102)に設けられた放射状の突起によるギヤ面(104)を前記カバー(106)のギヤ面(108)に対面させて、前記固定板(52)と前記カバー(106)との間に配され、前記カバー(106)を貫通する軸(96)にて前記摘(92)と連結されて該摘(92)と共回りする回動部材(90)と、
前記中心軸(56)の内部に挿通され、前記回動部材(90)を前記カバー(106)に向けて付勢して、前記回動部材(90)のギヤ面(104)と前記カバー(106)のギヤ面(108)との歯合を保持する圧縮コイルばね(88)と、
軸受部(66)が前記第1のビス受軸(58)に外嵌されていて該第1のビス受軸(58)を軸として揺動可能であり、カム受け面(62)となっている内周を前記偏心カム(100)に接触させている揺動部材(64)と、
前記中心軸(56)に遊嵌し、一方の端(80)は前記揺動部材(64)のばね穴(82)に差し込まれ、他方の端(84)は前記固定板(52)のばね穴(86)に差し込まれて、その弾発力により、前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を常時前記偏心カム(100)に接触させる捻ればね(78)と、
前記揺動部材(64)の軸受部(66)とは反対側の端に設けられた挟持部(68)に基端部(72)が挿入されてビス(74)にて連結され、先端の押し面(154)を前記ガイドレールに接触させた押部材(152)と
を備え、
前記摘(92)が回動操作されると、前記回動部材(90)の偏心カム(100)が前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を押圧して前記揺動部材(64)を揺動させ、該揺動に伴って前記押部材(152)を往復移動させることにより、少なくとも前記着地部における前記案内面と前記遊技盤の表面との角度を調節する角度調節器(150)
を備えたことを特徴とする。
【0012】
この弾球遊技機も、請求項1記載の弾球遊技機と同様に、角度調節器(150)により、ガイドレールの案内面と遊技盤の表面との角度を鋭角にすることができる。この角度が鋭角になると、発射球は案内面と遊技盤の表面とで形成される隅に沿って移動し、遊技盤の表面から離れない。この結果、発射球の経路は安定し、遊技者としては、遊技球を遊技盤上の狙った場所に正確に撃ち込むことが可能になる。
【0013】
請求項1、2記載の弾球遊技機では、回動部材(90)のフランジ部(102)に設けられたギヤ面(104)とカバー(106)の裏面に設けられたギヤ面(108)とが歯合していて、この歯合は圧縮コイルばね(88)の付勢力により保持されているが、ある程度以上の力を摘(92)に及ぼせば、回動部材(90)を回動させて、ギヤ面(104)とギヤ面(108)との歯合位置をギヤ面(104)の突起の1ピッチ単位でカチッ、カチッと変化させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0015】
【実施例1】
図1は、本実施例の弾球遊技機としてのアレンジボール遊技機12の斜視図である。ただし、説明の都合上、一部の部材を撤去した状態で図示している。
このアレンジボール遊技機12は、木製の外枠14および前面枠16からなる箱状の外殻を持ち、その内部に遊技盤18や遊技球発射装置20等の各種の構造を内蔵している。また、前面枠16の下部には、受け皿22や発射装置を操作するためのハンドル24等が取り付けられる。
【0016】
遊技盤18には、周知の16連チャッカーを取り付けるための長穴26や入賞装置の取り付けによって入球口となる各種の穴28等が設けられている。
図1および図2に示すように、遊技盤18の外周に沿って弧状のガイドレール30およびインナレール32が取り付けられている。これらガイドレール30およびインナレール32によって囲まれるほぼ円形の領域が遊技領域33となっている。ガイドレール30の下端の延長線に沿って発射レール34が設置され、ガイドレール30の下端と発射レール34との間には、ファール球回収用の通路35が形成されている。また通路35の下方にはファール球回収口37が開口している。
【0017】
図1に示すように、発射レール34の後端部の上方には球受36が配されており、発射レール34上の遊技球が後端部から落下するのを防止する。発射レール34と球受36との間には、遊技球発射装置20の打球槌38の先端に装着されている打球ばね40が進入可能な空隙が確保されており、打球槌38が前進位置にあるときには、図示のように打球ばね40がこの空隙に進入している。そして、遊技球発射装置20の打球槌38を後退させてから前進させることにより発射レール38上の遊技球を打撃すると、その遊技球は通路35上を飛び越えてガイドレール30上に着地し、ガイドレール30の案内面42に沿って滑走して、遊技領域33に飛び込むことになる。
【0018】
図1および図2に示すように、発射レール38を離脱した遊技球がガイドレール30上に着地する部分が着地部44である。なお、発射レール38を離脱してガイドレール30に着地する遊技球の着地点にはある程度のばらつきがあるので、着地部44は特定の一点ではなく、遊技球の着地が想定される領域である。そして、この着地部44の背面側(弧状のガイドレール30の外側)には、レール角度調節手段としての角度調節器50が設置されている。詳しくは、図2に示すように、角度調節器50は、その底部を構成する固定板52を木ねじ54によって遊技盤18に固定されて、取り付けられている。
【0019】
図3および図4に示すように、固定板52のほぼ中央には、筒状の中心軸56が設けられており、この中心軸56を挟む位置に一対のビス受軸58、60が設けられている。ビス受軸58には、内周がカム受け面62となっている揺動部材64の軸受部66が外嵌されており、揺動部材64はビス受軸58を軸として揺動可能である。また、揺動部材64の軸受部66とは反対側の端には挟持部68が設けられている。この挟持部68には、レバー70の基端部72が挿入されており、ビス74にて挟持部68と基端部72とが連結されている。そして、図2および図4に示すように、レバー70の先端部76は、ガイドレール30に係合している。
【0020】
一方、図4に示すように、中心軸56には捻ればね78が遊嵌しており、捻ればね78の一方の端80は揺動部材64のばね穴82に差し込まれ、他方の端84は固定板52のばね穴86に差し込まれている。また、中心軸56の内部には圧縮コイルばね88が挿通され、圧縮コイルばね88の上端は、回動部材90と摘92とを連結するビス94に当接している。
【0021】
図3に示すように、回動部材90の軸96は一対の平行面98を備えており、図示は省略するが摘92の内孔は、この回動部材90の軸96に整合する形状となっており、回動部材90と摘92とは相対回転しない。また、回動部材90の下部は偏心カム100となっており、摘92を介して回動部材90を回動させると、偏心カム100が揺動部材64のカム受け面62を押圧して揺動部材64を揺動させることができる。そして、その揺動に伴って、レバー70を図4に矢印X、Yで示すように、往復移動させることができる。なお、捻ればね78の弾発力により、揺動部材64のカム受け面62は、常時偏心カム100に接触させられている。
【0022】
さらに、回動部材90のフランジ部102には放射状の突起によるギヤ面104が設けられている。このギヤ面104は、揺動部材64、捻ればね78、圧縮コイルばね88、回動部材90等をカバーするために、ビス受軸58、60にビス止めされているカバー106の裏面に設けられているギヤ面108に歯合している。この歯合は圧縮コイルばね88の付勢力により保持されているが、ある程度以上の力を摘92に及ぼせば、回動部材90を回動させて、ギヤ面104とギヤ面108との歯合位置を突起の1ピッチ単位でカチッ、カチッと変化させることができる。
【0023】
以上が角度調節器50の構造である。この角度調節器50にてガイドレール30と遊技盤18の表面との間の角度(図4にAで示す)を変化させるには、摘92を持ってこれを右回りあるいは左回りに回す。右に回せば回動部材90の右回転により揺動部材64が矢印X方向に前進移動し、ガイドレール30と遊技盤18との間の角度Aが小さくなり、左に回せば回動部材90の左回転により揺動部材64が矢印Y方向に後退移動し、ガイドレール30と遊技盤18との間の角度Aが大きくなる。そして、摘92を適当な量だけ回動させてから手を離せば、ギヤ面104とギヤ面108との歯合が復活して、回動部材90とカバー106との回転位置の変動を防止するので、偏心カム100と揺動部材64のカム受け面62との接触位置も保持される。結局、レバー70は、摘92の操作によって移動させられた位置に保持されることになる。なお、本実施例の場合、ギヤ面104とギヤ面108とを1ピッチ分相対回転させると、レバー70が約0.1mm移動する設定である。
【0024】
このように摘92を操作して、ガイドレール30の案内面42と遊技盤18の表面との角度Aを鋭角にすると、図5に示されるように遊技球Bは、案内面42と遊技盤18の表面とで形成される隅に沿って移動し、遊技盤18の表面から離れない。この結果、遊技球Bの経路は安定し、遊技者としては、遊技球Bを遊技盤18上の狙った場所に正確に撃ち込むことが可能になる。また、もし遊技球Bが遊技盤18から離れていても、案内面42が弧状になっているために作用する遠心力により、上述の隅に落ち込むから、遊技球Bが遊技盤18から離れたままで移動するおそれはない。
【0025】
しかも、遊技球Bが遊技盤の表面から離れないから、遊技球Bがガラス板と衝突、接触して騒音を発生することもない。よって、アレンジボール遊技機12の騒音が低減される。
このように、本実施例のアレンジボール遊技機12においては、遊技球発射装置20によって打撃されて、発射レール34上を走行し、ガイドレール30の着地部44に飛来した遊技球は、案内面42と遊技盤18の表面とで形成される隅に沿って移動してゆくから、上述の効果を得られる。
【0026】
なお、角度調節器50を設置する場所は、もともと使用されていない場所であるから、角度調節器50の設置によって遊技盤18の有効面積が削減されるおそれはなく、他の部品の設置位置を移動させる等の操作も必要ない。しかも、アレンジボール遊技機12の前面側(遊技者側)から角度調節器50を操作できるから、その操作も簡単である。
【0028】
【実施例2】
この実施例は、ガイドレールの案内面と遊技盤の表面との角度を小さくする側にだけ有効な角度調節器の例である。なお、弾球遊技機本体やガイドレール等の構成は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
【0029】
図6に示すように、本実施例の角度調節器120は、U字状の固定部材122、ボルト124、摘126等で構成されている。固定部材122は2本の木ねじ128により遊技盤18に固定される。ボルト124の後端には摘126が固着されており、図7(a)に拡大図を示すように、ボルト124の先端部130は、ガイドレール30に設けられた穴132を貫通して案内面42側に露出している。また、ボルト124は、固定部材122の立上部136に設けられたナット穴138に螺合しており、摘126を介してボルト124を回転させることにより、ボルト124を前進、後退させることができる。
【0030】
この角度調節器120では、摘126を介してボルト124を回転させて前進させれば、ガイドレール30の上辺がボルト124に押されて、ガイドレール30の案内面42と遊技盤18の表面との角度が小さくされる。それによって、実施例1と同様の効果が発揮される。また、ボルト124を後退させれば、鋼板製のガイドレール30は弾性復元するから、遊技盤18との角度は大きくなる。
【0031】
なお、ボルト124の先端部の形状は、図7(b)、(c)に示されるような形状としてもよい。
この角度調節器120では、摘126が摘部材に、ボルト124が押圧部材に該当し、ナット穴138を有する立上部136とボルト124により運動変換機構が構成されている。
【0032】
【実施例3】
この実施例は、実施例1と類似しているが、ガイドレールの案内面と遊技盤の表面との角度を小さくする側にだけ有効な角度調節器の例である。なお、構造は、実施例1の角度調節器50と共通する部分が多いので、共通部分には実施例1と同じ品番を付して説明を省略する。
【0033】
図8に示すように、この角度調節器150においては、実施例1におけるレバー70に代えて、断面L字状の押部材152が使用されている。この押部材152の基端部は、レバー70と同様に挟持部68に保持されている。ただし、押部材152の押し面154は、ガイドレール30に接しているだけで連結されてはいない。
【0034】
この角度調節器150においては、摘92を持ってこれを右に回せば回動部材90の右回転により押部材152が矢印X方向に前進移動し、ガイドレール30と遊技盤18との間の角度Aが小さくなる。また、摘92を左に回せば回動部材90の左回転により押部材152が後退移動するから、鋼板製のガイドレール30は弾性復元し、遊技盤18との角度は大きくなる。そして、摘92を適当な量だけ回動させてから手を離せば、ギヤ面104とギヤ面108との歯合が復活して、回動部材90とカバー106との回転位置の変動を防止するので、偏心カム100と揺動部材64のカム受け面62との接触位置も保持される。結局、押部材152は、摘92の操作によって移動させられた位置に保持されることになる。このように摘92を操作して、ガイドレール30の案内面42と遊技盤18の表面との角度Aを鋭角にすれば、実施例1、2と同様の効果が得られる。なお、この角度調節器150では、押部材152が押圧部材に該当している。
【0035】
以上、3実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、上記の3つの実施例では、角度調節器を着地部付近にだけ設置しているが、他の場所にも設置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のアレンジボール遊技機の概略構造の説明図である。
【図2】 実施例1のアレンジボール遊技機のガイドレールの下端部付近の拡大図である。
【図3】 実施例1の角度調節器の分解斜視図である。
【図4】 実施例1の角度調節器の断面図である。
【図5】 実施例1の角度調節器による効果の説明図である。
【図6】 実施例2の角度調節器の説明図であり、図6(a)は側面図、図6(b)は平面図である。
【図7】 実施例2の角度調節器のボルト先端の説明図であり、図7(a)は実施例のボルト先端の拡大図、図7(b)および図7(c)は他の形状の例示図である。
【図8】 実施例3の角度調節器の断面図である。
【符号の説明】
12…アレンジボール遊技機(弾球遊技機)
14…外枠 16…前面枠 18…遊技盤
20…遊技球発射装置 22…受け皿 24…ハンドル 26…長穴
28…穴 30…ガイドレール 32…インナレール 33…遊技領域
34…発射レール 35…通路 36…球受 37…ファール球回収口
38…打球槌 38…発射レール 42…案内面 44…着地部
50…角度調節器(レール角度調節手段) 52…固定板 56…中心軸
58…ビス受軸 62…カム受け面 64…揺動部材(運動変換機構)
66…軸受部 68…挟持部 70…レバー(可動部材、連結部材)
72…基端部 74…ビス 76…先端部(連結部材) 80…端
82…穴 84…端 86…穴 90…回動部材(運動変換機構)
92…摘(摘部材) 94…ビス 96…軸 98…平行面
100…偏心カム 102…フランジ部 104…ギヤ面 106…カバー
108…ギヤ面
120…角度調節器(レール角度調節手段) 122…固定部材
124…ボルト(押圧部材、運動変換機構) 126…摘(摘部材)
130…先端部 132…穴 136…立上部(運動変換機構)
138…ナット穴(運動変換機構)
150…角度調節器(レール角度調節手段) 152…押部材(押圧部材)

Claims (2)

  1. 入賞口等が設けられる遊技盤と、
    遊技球を滑走させる案内面を内側にして前記遊技盤に弧状に取り付けられ、発射装置により発射された遊技球を前記案内面の下端部付近の着地部で受けて前記案内面を滑走させることにより該発射された遊技球を前記入賞口等が設けられている遊技領域に案内するガイドレールとを備える弾球遊技機において、
    回動操作される摘(92)と、
    ほぼ中央に立設された筒状の中心軸(56)と、それぞれが中心軸(56)から離れて立設された第1のビス受軸(58)及び第2のビス受軸(60)とを備えて前記遊技盤に固定された固定板(52)と、
    ギヤ面(108)を前記固定板(52)に対面させて、前記2つのビス受軸(58、60)にビス止めされたカバー(106)と、
    下部に設けられた偏心カム(100)を前記中心軸(56)側にし、フランジ部(102)に設けられた放射状の突起によるギヤ面(104)を前記カバー(106)のギヤ面(108)に対面させて、前記固定板(52)と前記カバー(106)との間に配され、前記カバー(106)を貫通する軸(96)にて前記摘(92)と連結されて該摘(92)と共回りする回動部材(90)と、
    前記中心軸(56)の内部に挿通され、前記回動部材(90)を前記カバー(106)に向けて付勢して、前記回動部材(90)のギヤ面(104)と前記カバー(106)のギヤ面(108)との歯合を保持する圧縮コイルばね(88)と、
    軸受部(66)が前記第1のビス受軸(58)に外嵌されていて該第1のビス受軸(58)を軸として揺動可能であり、カム受け面(62)となっている内周を前記偏心カム(100)に接触させている揺動部材(64)と、
    前記中心軸(56)に遊嵌し、一方の端(80)は前記揺動部材(64)のばね穴(82)に差し込まれ、他方の端(84)は前記固定板(52)のばね穴(86)に差し込まれて、その弾発力により、前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を常時前記偏心カム(100)に接触させる捻ればね(78)と、
    前記揺動部材(64)の軸受部(66)とは反対側の端に設けられた挟持部(68)に基端部(72)が挿入されてビス(74)にて連結され、先端部(76)はガイドレールに係合しているレバー(70)と
    を備え、
    前記摘(92)が回動操作されると、前記回動部材(90)の偏心カム(100)が前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を押圧して前記揺動部材(64)を揺動させ、該揺動に伴って前記レバー(70)を往復移動させることにより、少なくとも前記着地部における前記案内面と前記遊技盤の表面との角度を調節する角度調節器(50)
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 入賞口等が設けられる遊技盤と、
    遊技球を滑走させる案内面を内側にして前記遊技盤に弧状に取り付けられ、発射装置により発射された遊技球を前記案内面の下端部付近の着地部で受けて前記案内面を滑走させることにより該発射された遊技球を前記入賞口等が設けられている遊技領域に案内するガイドレールとを備える弾球遊技機において、
    回動操作される摘(92)と、
    ほぼ中央に立設された筒状の中心軸(56)と、それぞれが中心軸(56)から離れて立設された第1のビス受軸(58)及び第2のビス受軸(60)とを備えて前記遊技盤に固定された固定板(52)と、
    ギヤ面(108)を前記固定板(52)に対面させて、前記2つのビス受軸(58、60)にビス止めされたカバー(106)と、
    下部に設けられた偏心カム(100)を前記中心軸(56)側にし、フランジ部(10 2)に設けられた放射状の突起によるギヤ面(104)を前記カバー(106)のギヤ面(108)に対面させて、前記固定板(52)と前記カバー(106)との間に配され、前記カバー(106)を貫通する軸(96)にて前記摘(92)と連結されて該摘(92)と共回りする回動部材(90)と、
    前記中心軸(56)の内部に挿通され、前記回動部材(90)を前記カバー(106)に向けて付勢して、前記回動部材(90)のギヤ面(104)と前記カバー(106)のギヤ面(108)との歯合を保持する圧縮コイルばね(88)と、
    軸受部(66)が前記第1のビス受軸(58)に外嵌されていて該第1のビス受軸(58)を軸として揺動可能であり、カム受け面(62)となっている内周を前記偏心カム(100)に接触させている揺動部材(64)と、
    前記中心軸(56)に遊嵌し、一方の端(80)は前記揺動部材(64)のばね穴(82)に差し込まれ、他方の端(84)は前記固定板(52)のばね穴(86)に差し込まれて、その弾発力により、前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を常時前記偏心カム(100)に接触させる捻ればね(78)と、
    前記揺動部材(64)の軸受部(66)とは反対側の端に設けられた挟持部(68)に基端部(72)が挿入されてビス(74)にて連結され、先端の押し面(154)を前記ガイドレールに接触させた押部材(152)と
    を備え、
    前記摘(92)が回動操作されると、前記回動部材(90)の偏心カム(100)が前記揺動部材(64)のカム受け面(62)を押圧して前記揺動部材(64)を揺動させ、該揺動に伴って前記押部材(152)を往復移動させることにより、少なくとも前記着地部における前記案内面と前記遊技盤の表面との角度を調節する角度調節器(150)
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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