JP3756273B2 - インバータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機の可変速制御するインバータ装置に係わり、特にインバータ制御に関わる各種の条件項目(以下、パラメータと言う)の設定および調整に用いられる設定表示手段を有するインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インバータ装置は、複数のパラメータを有しており、このパラメータの設定により、多様な電動機の可変速制御を行うことを可能としている。
また、インバータ装置は、運転状態を表す内部情報をパラメータとして表示することが可能となっている。
【0003】
図10は、従来のインバータ装置のブロック構成を示す構成図である。
インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定データ(以下、設定値と言う)を設定するための設定表示部4と、設定値に従い電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行う中央演算装置(以下、CPUと言う)5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。
【0004】
CPU5は、設定値メモリ6の設定値に従い、出力周波数や出力電圧を計算し、インバータ主回路3を制御することで、電動機2の運転を行っている。
設定表示部4は、設定値を設定するために入力手段8と、入力手段8により設定した設定値および、インバータの運転状況を表示する表示手段9から構成されている。入力手段8からの情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により処理され、設定メモリ6に格納される。
【0005】
表示手段9に表示される情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7からCPU5のプログラムにより実現された表示データ選択処理11により選択される。
この様に、設定表示部4により、インバータの内部情報を表示することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
インバータ装置は、電動機の可変速制御を行うために、多くの内部情報を確認しながら調整作業を行う必要がある。
それぞれ内部情報は、あらかじめメーカ側で最適な値となる様に決められた表示仕様に合わせて準備されている。
【0007】
しかし、実際は、インバータの動作条件により、あらかじめ準備されている表示条件では有効な情報にならない場合があった。
例えば、出力電流などの内部情報はあらかじめある程度の表示遅延処理が施される。インバータ装置の定速運転時では表データのちらつきは小さいが、加減速運転している場合ではちらつきが大きくまた情報の変化が早いため、表示データの確認ができない場合があった。このため、早い表示データを確認する場合には、外部に計測機器を接続してデータの確認を行うか、もしくは、メーカ側で表示データの遅延処理プログラムを変更するなどを行い、対応していた。また、複数の表示遅延処理を施した情報が準備されていた場合においても、表示データは、パラメータとして扱われるため、パラメータの再選択を行わない限り表示データの切換をすることができなかった。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザ(オペレータ)が表示中のデータを容易に加工して表示することが可能なインバータ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のインバータ装置は、インバータ制御条件の設定を行う入力手段と、インバータの内部情報を表示するための表示手段と、前記入力手段の情報に従い前記内部情報の表示選択を行う表示データ選択処理部と、電動機を駆動するインバータ主回路と、前記表示データ選択処理部にて表示選択された前記内部情報の加工処理を行う加工処理手段と、前記内部情報と前記加工処理手段により加工処理された内部情報とを切換える表示データ切換手段とを具備し、前記加工処理手段として、変更可能な遅延時間に基づいて内部情報の変化を遅延する遅延手段、内部情報の平均値を作成する平均値演算手段、内部情報の最大値情報の保持を行う最大値ホールド手段、内部情報の最小値情報の保持を行う最小値ホールド手段、内部情報に単位変換の四則演算を行う計算手段、内部情報と比較値とを比較を行い比較結果が同じ場合に表示情報の保持を行う比較値ホールド手段のいずれかを有することを特徴とする。これにより、表示データ切換手段によって内部情報と加工処理後の内部情報とを選択して表示手段に表示することがきる。
【0017】
請求項2記載のインバータ装置は、請求項1記載のインバータ装置における表示手段にて現在表示している表示情報の種別を表示する種別表示手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
図1において、インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定値を設定するための設定表示部4と、設定値に従い、電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行うCPU5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態を表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。設定表示部4は、設定値を設定するための入力手段8と、入力手段8により設定した設定値およびパラメータの現在の運転状況を表示する表示手段9から構成されている。
【0019】
入力手段8からの入力情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により、設定メモリ6に格納される。
表示手段9に表示される表示情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7から表示データ選択処理部11により選択される。選択された表示情報は、表示データ切換処理部12及び加工処理部14に送られる。表示手段9に出力される情報は、スイッチなどの表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報と処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0020】
次に上述の様に構成されたインバータの動作について説明する。
インバータ装置1は、入力手段8および表示手段9によりあらかじめ設定メモリ6に設定された設定値に基づいて、CPU5により可変速制御の演算を行い、演算結果としてインバータ回路3を制御し電動機2を駆動し、ステータスメモリ7に情報を格納する。
【0021】
ステータスメモリ7の情報を表示手段9により表示する場合は、入力手段8の内容によりキー処理部10にて指定された内部情報(表示データ)を表示データ選択処理部11にて選択し、表示データ切換処理部12と加工処理部14に送られる。表示手段9に出力される情報は、表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報あるいは加工手段14による処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0022】
本実施例によれば、必要に応じて設定表示部9に表示する情報を、表示データ切換手段13によって、ステータスメモリ7の表示データあるいは加工手段14による処理後の表示データのいずれかに容易に切り換えることが可能となる。つまり、ユーザが表示中のデータを容易に加工して表示することが可能となる。
また、データ表示時の入力手段8にある設定値書き込みスイッチENTは、使用しないスイッチ(データ表示中に、データの書き込みは行わない)であるため、表示データ切換手段13の代わりに用いることも可能となる。
【0023】
次に第2の発明に基づく一実施例について図を用いて説明する。
図2において、インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定値を設定するための設定表示部4と、設定値に従い、電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行うCPU5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態を表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。設定表示部4は、設定値を設定するための入力手段8と、入力手段8により設定した設定値およびパラメータの現在の運転状況を表示する表示手段9から構成されている。
【0024】
入力手段8からの入力情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により、設定メモリ6に格納される。
表示手段9に表示される表示情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7から表示データ選択処理部11により選択される。選択された表示情報は、表示データ切換処理部12及び遅延手段15に送られる。表示手段9に出力される情報は、スイッチなどの表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報と表示遅延処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0025】
次に上述の様に構成されたインバータの動作について説明する。
インバータ装置1は、入力手段8および表示手段9によりあらかじめ設定メモリ6に設定された設定値に基づいて、CPU5により可変速制御の演算を行い、演算結果としてインバータ回路3を制御し電動機2を駆動し、ステータスメモリ7に情報を格納する。
【0026】
ステータスメモリ7の情報を表示手段9により表示する場合は、入力手段8の内容によりキー処理部10にて指定された内部情報(表示データ)を表示データ選択処理部11にて選択し、表示データ切換処理部12と遅延手段15に送られる。表示手段9に出力される情報は、表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報あるいは遅延手段15による処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0027】
ここで、遅延手段15の例としては、次の式に示される一次遅れ処理がある。
遅延処理表示データ=遅延処理後表示データ−(遅延処理後表示データ−表示データ)/n,n:遅れ時間関数
本実施例によれば、必要に応じて表示データの遅延処理をスイッチの入力などで加工することが可能となり、表示データと表示データの遅延処理後の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、データ変化が早い表示データにスイッチ入力などの簡単操作で遅延処理を入れることが可能となる。
【0028】
次に第3の発明に基づく一実施例について図を用いて説明する。
図3において、インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定値を設定するための設定表示部4と、設定値に従い、電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行うCPU5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態を表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。設定表示部4は、設定値を設定するための入力手段8と、入力手段8により設定した設定値およびパラメータの現在の運転状況を表示する表示手段9から構成されている。
【0029】
入力手段8からの入力情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により、設定メモリ6に格納される。
表示手段9に表示される表示情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7から表示データ選択処理部11により選択される。選択された表示情報は、表示データ切換処理部12及び平均値演算手段16に送られる。表示手段9に出力される情報は、スイッチなどの表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報と処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0030】
次に上述の様に構成されたインバータの動作について説明する。
インバータ装置1は、入力手段8および表示手段9によりあらかじめ設定メモリ6に設定された設定値に基づいて、CPU5により可変速制御の演算を行い、演算結果としてインバータ回路3を制御し電動機2を駆動し、ステータスメモリ7に情報を格納する。
【0031】
ステータスメモリ7の情報を表示手段9により表示する場合は、入力手段8の内容によりキー処理部10にて指定された内部情報(表示データ)を表示データ選択処理部11にて選択し、表示データ切換処理部12と平均値演算手段16に送られる。表示手段9に出力される情報は、表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報あるいは平均値演算手段16による処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0032】
本実施例によれば、必要に応じて表示データの平均値処理をスイッチの入力などで加工することが可能となり、表示データと表示データの平均値処理後の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、インバータ調整中の異常値チェックを行うための表示データチェックがスイッチ入力などの簡単操作で使用することが可能となる。
【0033】
次に第4の発明に基づく一実施例について図を用いて説明する。
図4において、インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定値を設定するための設定表示部4と、設定値に従い、電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行うCPU5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態を表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。設定表示部4は、設定値を設定するための入力手段8と、入力手段8により設定した設定値およびパラメータの現在の運転状況を表示する表示手段9から構成されている。
【0034】
入力手段8からの入力情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により、設定メモリ6に格納される。
表示手段9に表示される表示情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7から表示データ選択処理部11により選択される。選択された表示情報は、表示データ切換処理部12及び最大値ホールド手段17に送られる。表示手段9に出力される情報は、スイッチなどの表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報と処理後の表示情報のいづれかから選択される。 次に上述の様に構成されたインバータの動作について説明する。
【0035】
インバータ装置1は、入力手段8および表示手段9によりあらかじめ設定メモリ6に設定された設定値に基づいて、CPU5により可変速制御の演算を行い、演算結果としてインバータ回路3を制御し電動機2を駆動し、ステータスメモリ7に情報を格納する。
【0036】
ステータスメモリ7の情報を表示手段9により表示する場合は、入力手段8の内容によりキー処理部10にて指定された内部情報(表示データ)を表示データ選択処理部11にて選択し、表示データ切換処理部12と最大値ホールド手段17に送られる。表示手段9に出力される情報は、表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報あるいは最大値ホールド手段17による処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0037】
本実施例によれば、必要に応じて表示データの最大値ホールド処理をスイッチの入力などで加工することが可能となり、表示データと表示データの最大値ホールド処理後の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、インバータ調整中の異常値チェックを行うための表示データチェックがスイッチ入力などの簡単操作で使用することが可能となる。
【0038】
次に第5の発明に基づく一実施例について図を用いて説明する。
図5において、インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定値を設定するための設定表示部4と、設定値に従い、電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行うCPU5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態を表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。設定表示部4は、設定値を設定するための入力手段8と、入力手段8により設定した設定値およびパラメータの現在の運転状況を表示する表示手段9から構成されている。
【0039】
入力手段8からの入力情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により、設定メモリ6に格納される。
表示手段9に表示される表示情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7から表示データ選択処理部11により選択される。選択された表示情報は、表示データ切換処理部12及び最小値ホールド手段18に送られる。表示手段9に出力される情報は、スイッチなどの表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報と処理後の表示情報のいづれかから選択される。 次に上述の様に構成されたインバータの動作について説明する。
【0040】
インバータ装置1は、入力手段8および表示手段9によりあらかじめ設定メモリ6に設定された設定値に基づいて、CPU5により可変速制御の演算を行い、演算結果としてインバータ回路3を制御し電動機2を駆動し、ステータスメモリ7に情報を格納する。
【0041】
ステータスメモリ7の情報を表示手段9により表示する場合は、入力手段8の内容によりキー処理部10にて指定された内部情報(表示データ)を表示データ選択処理部11にて選択し、表示データ切換処理部12と最小値ホールド手段18に送られる。表示手段9に出力される情報は、表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報あるいは最小値ホールド手段18による処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0042】
本実施例によれば、必要に応じて表示データの最小値ホールド処理をスイッチの入力などで加工することが可能となり、表示データと表示データの最小値ールド処理後の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、インバータ調整中の異常値チェックを行うための表示データチェックがスイッチ入力などの簡単操作で使用することが可能となる。
【0043】
次に、第6の実施例について図を用いて説明する。
図6に示される実施例では、図1に示される加工処理部14の代わりに計算手段20が設けられ、加えて計算値格納手段19が設けられたものである。
【0044】
図6の実施例によれば、必要に応じて表示データの四則演算処理をスイッチの入力などで加工することが可能となり、表示データと表示データの四則演算処理後の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、インバータ調整中に表示データの単位変換情報のチェックを行うための表示データチェックがスイッチ入力などの簡単操作で使用することが可能となる。
【0045】
計算手段20で行われる四則演算例としては、次の単位変換例がある。
周波数値からモータの回転周波数を求める演算、電流値から定格電流に対する比例値を求める演算、電圧値から定格電圧に対する比例値を求める演算、更に、それぞれの逆の演算などである。
【0046】
次に、第7の実施例について図を用いて説明する。
図7に示される実施例では、図1に示される加工処理部14の代わりに比較値ホールド手段22が設けられ、加えて比較値格納手段21が設けられたものである。この比較値格納手段21は内部情報と比較をし、比較値ホールド手段22は内部情報と比較値格納手段の比較を行い、比較結果が同じ場合に表示情報の保持を行うものである。
【0047】
図7の実施例によれば、必要に応じて表示データの比較結果をスイッチの入力などで加工することが可能となり、表示データと比較値との比較結果の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、異常値を比較値として比較値格納手段21に準備しておくことで、インバータ調整中の異常値チェックを行うための表示データチェックがスイッチ入力などの簡単操作で使用することが可能となる。
【0048】
次に、第8の実施例について図を用いて説明する。
図8において、インバータ装置1は、電動機2を駆動するインバータ主回路3と、パラメータの設定値を設定するための設定表示部4と、設定値に従い、電動機2の状態を監視しながら可変速制御を行うCPU5と、設定値を格納する設定メモリ6と、インバータの動作状態を表す内部情報を格納するステータスメモリ7から構成されている。設定表示部4は、設定値を設定するための入力手段8と、入力手段8により設定した設定値およびパラメータの現在の運転状況を表示する表示手段9から構成されている。
【0049】
入力手段8からの入力情報は、CPU5の制御プログラムによって実現されたキー処理部10により、設定メモリ6に格納される。
表示手段9に表示される表示情報は、キー処理部10からの表示データ選択情報に従い、ステータスメモリ7から表示データ選択処理部11により選択される。選択された表示情報は、複数表示データ切換処理部24及び複数加工手段23に送られる。表示手段9に出力される情報は、スイッチなどの表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報と処理後の表示情報のいづれかから選択される。複数加工手段23は遅延手段、平均値手段、最大値ホールド手段、最小値ホールド手段、計算値手段、比較値ホールド手段などの複数の加工手段を有する。複数表示データ切換処理部24は複数加工手段23内の複数の加工手段から選択し、内部情報と複数の加工手段から選択加工した情報とを切換可能としている。
【0050】
次に上述の様に構成されたインバータの動作について説明する。
インバータ装置1は、入力手段8および表示手段9によりあらかじめ設定メモリ6に設定された設定値に基づいて、CPU5により可変速制御の演算を行い、演算結果としてインバータ回路3を制御し電動機2を駆動すし、ステータスメモリ7に情報を格納する。
【0051】
ステータスメモリ7の情報を表示手段9により表示する場合は、入力手段8の内容によりキー処理部10にて指定された内部情報(表示データ)を表示データ選択処理部11にて選択し、複数表示データ切換処理部24と複数加工手段23に送られる。表示手段9に出力される情報は、表示データ切換手段13からの情報に従い表示情報あるいは複数加工手段23による処理後の表示情報のいづれかから選択される。
【0052】
図8の実施例によれば、必要に応じて表示データの加工処理をスイッチの入力などで選択することが可能となり、表示データと表示データの加工結果の表示データを容易に切換えることが可能となる。つまり、スイッチ入力などの簡単操作で、表示データと表示データに複数の加工処理から選択加工を施した表示データの表示切換をすることが可能となる。
【0053】
次に第9の実施例について説明する。
図9に示される実施例では、図1乃至図8に示される実施例に対して、現在表示している表示情報を表示する種別表示手段25を備えている。
図9の実施例によれば、表示中のデータが、表示データあるいは、加工後の表示データのどちらを表示しているかを容易に知ることが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のインバータ装置は次の効果を奏する。 請求項1記載の手段によれば、必要に応じて設定表示部9に表示する情報を、表示データ切換手段13によって、ステータスメモリ7の表示データあるいは加工手段14による処理後の表示データのいずれかに容易に切り換えることが可能となる。つまり、ユーザが表示中のデータを容易に加工して表示することが可能となる。
【0062】
請求項2記載の手段によれば、表示中のデータが、表示データあるいは、加工後の表示データのどちらを表示しているかを容易に知ることが可能となる。
以上の説明したように本発明では、スイッチなどの簡単操作によって、内部情報の表示条件を変更することが可能なインバータ装置を提供することができる。つまり、計測器を用いなければ実現できなかった電流・電圧・周波数などの計測に関する機能を、簡単な操作により実現できるインバータ装置を提供できることを表している。
【0063】
また、データ表示時の設定値書き込みスイッチを、表示データ切換スイッチの代わりに用いることで、コストアップを行わずに表示データの切換を実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図
【図2】本発明の第2の実施例を示す図
【図3】本発明の第3の実施例を示す図
【図4】本発明の第4の実施例を示す図
【図5】本発明の第5の実施例を示す図
【図6】本発明の第6の実施例を示す図
【図7】本発明の第7の実施例を示す図
【図8】本発明の第8の実施例を示す図
【図9】本発明の第9の実施例を示す図
【図10】従来の技術の構成図
【符号の説明】
1はインバータ装置、2は電動機、3はインバータ主回路、4は設定表示部、5は中央演算装置(CPU)、6は設定メモリ、7はステータスメモリ、8は入力手段、9は表示手段、10はキー処理部、11は表示データ選択処理部、12は表示データ切換処理部、13は表示データ切換手段、14は加工手段、15は遅延手段、16は平均値手段、17は最大値ホールド手段、18は最小値ホールド手段、19は計算値格納手段、20は計算手段、21は比較値格納手段、22は比較値ホールド手段、23は複数加工手段、24は複数表示データ切換処理部、25は種別表示手段を示す。
Claims (2)
- インバータ制御条件の設定を行う入力手段と、インバータの内部情報を表示するための表示手段と、前記入力手段の情報に従い前記内部情報の表示選択を行う表示データ選択処理部と、電動機を駆動するインバータ主回路と、前記表示データ選択処理部にて表示選択された前記内部情報の加工処理を行う加工処理手段と、前記内部情報と前記加工処理手段により加工処理された内部情報とを切換える表示データ切換手段とを具備し、前記加工処理手段として、変更可能な遅延時間に基づいて内部情報の変化を遅延する遅延手段、内部情報の平均値を作成する平均値演算手段、内部情報の最大値情報の保持を行う最大値ホールド手段、内部情報の最小値情報の保持を行う最小値ホールド手段、内部情報に単位変換の四則演算を行う計算手段、内部情報と比較値とを比較を行い比較結果が同じ場合に表示情報の保持を行う比較値ホールド手段のいずれかを有することを特徴とするインバータ装置。
- 前記表示手段にて現在表示している表示情報の種別を表示する種別表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
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