JP4106471B2 - 負荷試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は負荷試験装置に係り、発電機の負荷試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、発電機に様々な試験負荷を与えて、発電機の発電性能を試験するために用いられる負荷試験装置は、通常、様々な抵抗値を有する多数の抵抗器が設けられている。発電機を試験する時には、その抵抗値の総和が試験対象の発電機に与える試験負荷値(抵抗値)と等しくなるように、これらの抵抗器を適宜選択して並列接続する。
【0003】
具体的には、これらの中から任意のものを選択して自在に並列接続できるように、各抵抗器を並列接続した回路を設け、この回路において各抵抗器に対応する電磁接触器を設け、さらに、各電磁接触器の開閉動作を制御する制御回路を設けている。くわえて、各電磁接触器を外部から開閉させるためのスイッチを各電磁接触器に対応して設けているので、これらのスイッチの操作により試験負荷値を形成するための抵抗器を選択できる。
【0004】
また、このような負荷試験装置においては、発電機に対して高負荷を簡単に投入することができるので、そのエンジンの排気系管路の内部に付着したオイルやカーボンを焼滅させるために使用される場合もある。
【0005】
ところで、このような負荷試験装置では、作業者が発電機の定格電圧値と、各抵抗器の抵抗値、単相か三相か、スター結線かデルタ結線か、などの諸条件から負荷として使用する抵抗器の組み合わせを計算して求め、使用する抵抗器の接続スイッチの設定をしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述のような計算は、電気工学に対する知識を必要とするものであり、このような知識がない者が作業を行うのは困難である。また、定格電圧値が異なる発電機に順次試験を実施するような場合は、その度ごとに試験負荷値を算出し直して、さらに、スイッチの設定をやり直さなけらばならない。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来技術の欠点を解消するために、試験対象となる発電機の定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値とを入力するだけで自動的に試験負荷値を算出し、さらに、その試験において使用する抵抗器を自動的に選択することができる負荷試験装置を提供することを目的としている。また、定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値との入力作業および試験負荷を単相負荷とするか三相負荷とするかの設定を遠隔操作により行うことを可能とする負荷試験装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明においては、
発電機の出力電圧が印加される複数の抵抗器と、前記複数の抵抗器のうち少なくとも1つを選択的に前記発電機に接続して、前記発電機の試験負荷を生成する負荷回路と、を有する負荷試験装置において、
【0009】
前記発電機の定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値と、を入力可能とする入力手段と、
入力された前記定格電圧値および前記定格電力値と、前記試験電力値または前記試験電流値と、から前記試験負荷を生成するのに必要な試験抵抗値を負荷試験装置自体の定格電圧値換算の負荷容量として算出し、前記複数の抵抗器から前記試験抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を前記試験抵抗値と等しい、あるいは許容される範囲において近似する抵抗値となる抵抗器またはその組み合わせとして選択するとともに、選択結果を信号として出力する演算手段と、
前記信号の入力により前記抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を負荷回路に接続する制御回路と、
を有することを特徴とする負荷試験装置としたものである。
【0010】
なお、演算手段において試験負荷を生成するのに必要な抵抗器を選択するのについては、例えば、
(1)基本となる特定の電圧を印加したときの各抵抗器の電力値をあらかじめデータとして記憶手段に記憶させる、
(2)必要な試験負荷の値を前記基本電圧印加時の値に換算する、
(3)換算試験負荷と、記憶してある前記各抵抗器の電力値データとを比較し、
(4)電力値データのうち、当該換算試験負荷値より小さく、かつ最も大きな値のものを選択し、
(5)当該換算試験負荷値と選択された電力値データとの差を求め、
(6)この差と、記憶してある前記各抵抗器の電力値データとを比較し、
(7)電力値データのうち、この差より小さく、かつ最も大きな値のものを選択し、
(8)当該換算試験負荷値とこの差との差を新たに算出する
ことを繰り返して行き、
(9)新たに算出された差よりも、電力値データのいずれもが大きい状態になった時点で比較を終了し、
(10)選択された各電力値データに対応する抵抗器を試験負荷形成のためのものとして選択する
方式とすることが望ましい。
【0011】
また、上記の負荷試験装置において、
前記入力手段は、前記負荷試験装置の前記入力手段以外の部分に対して別体に設けてなることを特徴とするものである。
なお、入力手段は、負荷試験装置の操作の利便性を向上するために、負荷試験装置の本体部を直接操作することを可能とする別の入力手段を当該本体部に設けることが望ましい。また、入力手段は、数値入力等の操作を容易にするために、タッチパネルを有するものとすることが望ましい。また、別体に設けられる入力手段から負荷試験装置本体に操作信号を送信する手段は、無線通信、または有線通信のいずれの手段でも良い。
【0012】
また、上記の2つの負荷試験装置において、
前記入力手段は、前記試験負荷を単相負荷または三相負荷のいずれかになす選択を可能とすることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本発明は上記のように、発電機の出力電圧が印加される複数の抵抗器と、前記複数の抵抗器のうち少なくとも1つを選択的に前記発電機に接続して、前記発電機の試験負荷を生成する負荷回路と、を有する負荷試験装置において、前記発電機の定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値と、を入力可能とする入力手段と、入力された前記定格電圧値および前記定格電力値と、前記試験電力値または前記試験電流値と、から前記試験負荷を生成するのに必要な試験抵抗値を算出し、前記複数の抵抗器から前記試験抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を選択するとともに、選択結果を信号として出力する演算手段と、前記信号の入力により前記抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を負荷回路に接続する制御回路と、を有する構成にしたので、定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値とを入力手段に入力すれば、演算手段が自動的に試験負荷値を算出し、さらに、その試験において使用する抵抗器を自動的に選択してその結果を出力し、制御回路が出力された信号にしたがって負荷試験に必要な抵抗器を選択することが可能となる。
【0014】
さらに、前記入力手段は、前記負荷試験装置の前記入力手段以外の部分に対して別体に設けてなる構成にしたので、負荷試験装置の本体部から離れた場所で入力手段を操作することにより、この負荷試験装置の遠隔操作が可能となる。
【0015】
また、前記入力手段は、前記試験負荷を単相負荷または三相負荷のいずれかになす選択を可能とする構成にしたので、単相電力用発電機もしくは三相電力用発電機を順次試験する場合、または三相電力用発電機を単相および三相の双方で試験する場合に、入力手段において単相か三相か選択するだけで試験負荷を切り替えることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る負荷試験装置の具体的な実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の概略の回路図である。また、図2は、本発明の実施形態の本体部を示す図であり、(1)はその正面図であり、(2)はその右側面図である。また、図3は、本発明の実施形態の入力部を示す図であり、(1)はその正面図であり、(2)はその右側面図である。また、図4は、本発明の実施形態の抵抗器部分の回路図である。さらに、図5は、タッチパネルの表示状態の変移を示す図であり、(1)〜(6)はその変移に沿って表示状態を示した図である。図6は、タッチパネルの表示状態の変移を示す図であり、(1)〜(8)はその変移を時系列に従って示す図である。また、図7は、試験負荷の生成に用いられる抵抗器の選択手順を示すフロー図である。さらに、図8は、試験条件の設定手順を示すフロー図である。
【0017】
本発明の実施形態に係る負荷試験装置は、大別して、図2に示す負荷試験装置の本体部2と、図3に示すところの、本体部2とは別体として設けられる入力部3と、からなっている。本体部2は、図2(1)、(2)に示すように、筐体に後述する抵抗器や各種回路等を収納したものになっており、また、その移動を容易にするためにキャスタ21が設けられている。さらに、本体部2においても、後述する方法により、試験対象となる発電機への負荷の投入が可能である。
【0018】
また、入力部3は、図3(1)、(2)に示すように、小型の箱状のものであり、移動が容易で、載置場所等の選択も容易である。また、図2(1)に示すように、発電機の試験にかかるデータの入力手段としてのタッチパネル31とプログラマブル・コントローラ13とが設けられており、さらに、タッチパネル31の筐体の背面には、本体部2と電気的に接続するためのコネクタ32が設けられており、ケーブル(図示せず)を介して本体部2と接続される。さらに、後述するように、入力部31を操作することにより、試験対象となる発電機と本体部との間の電路の開閉操作を行うこともできる。
【0019】
また、本体部2と入力部3との電気的構成は、図1に示すように、負荷試験装置1のタッチパネル31には、タッチパネル31から入力されたデータを処理する演算手段としてのプログラマブル・コントローラ13が接続されており、さらに、プログラマブル・コントローラ13には、電磁接触器や、本体部2を冷却する冷却用ファン4等の動作を制御する電磁接触器等の制御回路11に接続されている。電磁接触器等の制御回路11は、電磁接触器M1〜M8の動作を制御可能に接続されている。さらに、電磁接触器M1〜M8は、試験用負荷として投入される抵抗器群R1〜R8と試験対象発電機6とを接続する電路を開閉するように設けらている。なお、電磁接触器等の制御回路11および冷却用ファン4の電源としては、単相100V、50/60Hzの商用電源である冷却用ファン及び制御回路用電源5を利用する。これは、試験対象発電機6の定格電圧、周波数等が特定せず、冷却用ファン及び制御回路用電源として用いるのに適さないので、別途電源を確保する必要があることによる。
【0020】
また、抵抗器群R1〜R8の詳細な構成については、図4に示すように、三相交流発電機に対応するために、1つの抵抗器群は3つの抵抗器から、例えば、R1の抵抗器群はRr1、Rs1、Rt1の3つの抵抗器(1)からなっている。これらの抵抗器(1)Rr1、Rs1、Rt1を始め、抵抗器(8)Rr8、Rs8、Rt8までの8つの群の抵抗器は、それぞれ抵抗値が等しいものになされており、例えば、Rr1、Rs1、Rt1のそれぞれの抵抗値をr1、s1、t1とすると、
1=s1=t1
の関係になる。
【0021】
また、抵抗器(1)から抵抗器(8)までの抵抗器は、それぞれの抵抗値をr1、r2、r3、r4、r5、r6、r7、r8とすると、
64r1=32r2=16r3=8r4=4r5=4r6=2r7=r8
の関係が成り立つ構成としている。したがって、例えば、ある試験電力値において、抵抗器群R1の負荷値が0.25kwであるとすると、R2は0.5kw、R3は1kw、R4は2kw、R5およびR6は4kw、R7は8kw、R8は16kwとなり、これらを適宜組み合わせることによって多様な負荷を生成することができる。
【0022】
なお、r1、r2、r3、r4、r5、r6、r7、r8の関係はこれに限られるものではなく、細かい負荷設定ができるように、異なる抵抗値を有する抵抗器を組み合わせたものであれば良い。さらに、抵抗器群の数も8つに限られるものではなく、例えば、さらに微細な負荷調整が必要であれば、それに応じて抵抗器群の数を増やしても良い。
【0023】
また、これらの各群の抵抗器は、4線でスター結線されて配置されており、端子N、R、S、Tを介して試験対象発電機6と接続される。
なお、これらの抵抗器の結線は、デルタ結線でも良い。また、試験対象を単相交流発電機とする場合、または三相交流発電機から単相交流を取り出して試験を行う場合は、それぞれの抵抗群のうち、端子R、S、Tのいずれかに共通して接続されているものを用いる。
【0024】
そこで、以上述べた実施形態によれば、まず、タッチパネル31から試験対象発電機6の定格電力値(定格負荷)と定格電圧値とを入力し、次に、試験電力値をこの定格電力値に対する百分率として入力すると、これらのデータ(数値)がプログラマブル・コントローラ13に伝達される。プログラマブル・コントローラ13は、これらのデータから負荷試験に必要な負荷抵抗値を計算し、さらに、投入すべき抵抗器群R1〜R8の中から、これらの抵抗器の抵抗値の合計と負荷抵抗値とが等しくなるものを選択する。次に、選択された抵抗器群と試験対象発電機6との間の電路を閉じるように、電磁接触器等の制御回路11に信号を送る。信号を受けた電磁接触器等の制御回路11は、電磁接触器M1〜M8の中から所定のものを作動させて電路を閉じる。これにより、試験に必要な抵抗器群と試験対象発電機6とが接続される。
【0025】
なお、試験電力値は、定格電力値に対する百分率として入力するのではなく、直接に試験電力値そのものを入力するものとしても良い。
また、プログラマブル・コントローラ13における試験負荷の生成に用いられる抵抗器の選択手順については、図7に示すように、例えば、試験対象発電機6の定格負荷値と試験電力値とから試験抵抗値を、負荷試験装置自体の定格電圧値である208V換算の負荷容量として算出する(S11)。
【0026】
次に、試験抵抗値(必要負荷容量)より小さいことを条件として、抵抗器の抵抗値データのある負荷バンクの中から最も値の大きい負荷バンク値を選択し、これをメモリする(S12)。
次に、試験抵抗値から選択した負荷バンク値を差し引き、この差を残り負荷値とする(S13)。
【0027】
残り負荷値と最小負荷バンク値とを比較し、残り負荷値が最小負荷バンク値よりも小さい場合は、S15に行き、大きい場合はS17に行く(S14)。
残り負荷値が最小負荷バンク値よりも小さい場合は、当該負荷バンク値に対応するすべての抵抗器の投入指令を電磁接触器等の制御回路11に出力する(S15)。
【0028】
投入指令を受けた電磁接触器等の制御回路11は、電磁接触器M1〜M8の中から選択された抵抗器に対応するものを作動させ、抵抗器と試験対象発電機の間の電路を閉じる(S16)。
なお、残り負荷値が最小負荷バンク値よりも大きい場合は、選択されていない別の負荷バンク値のうち、残り負荷値より小さいことを条件として、最も値の大きい負荷バンク値を選択し、これをメモリする(S17)。この場合、S13に戻る。
【0029】
このようにして、S14の条件を満たす負荷バンク値の選択を繰り返すことにより、必要な抵抗器の選択と投入が行われる。なお、ここで述べた選択手順は一例を示したものであり、試験抵抗値と等しい、あるいは許容される範囲において近似する抵抗値となる抵抗器またはその組み合わせを選択することが可能であるならば、他の手順によるものでも良い。
【0030】
次に、タッチパネル31による入力方法について説明する。まず、タッチパネル31の表示については、図8に示すように、初期設定画面S21から後述する試験の種別の選択が可能な試験種別選択画面S22に遷移し、さらに試験条件設定画面S23、基本条件設定画面S24、詳細条件設定画面S25、の条件設定が可能な画面に順次推移し、各種条件の設定が終わると、運転状態表示画面に切り替わる構成になっている。なお、各画面の構成は、以下の例のものに限られるものではなく、必要となる試験条件を入力できるならば、例えば、試験条件設定画面と基本条件設定画面とを一体にするなど、他の構成にしても良い。
【0031】
以下に、タッチパネル31の操作について詳細に説明する。
まず、図5(1)に示す初期状態画面において、「実行」と表示された表示枠34に先端に丸みのある細い物で接触する(以下、「接触する」とする)。次に、図5(2)に示す画面において、「試験条件(項目)」から実施する試験を選択する。以下に「試験条件(項目)」ごとに説明する。
【0032】
「1.負荷試験」に接触した場合は、図5(3)に示す画面に遷移する。そこで試験条件を設定するために「1.条件設定」の表示枠34に接触する。これに接触すると、図5(4)に示す基本条件を設定する画面に遷移するので、試験対象発電機6の定格電圧値と定格電力値とを入力し、「実行」と表示された表示枠34に接触する。なお、この画面の右側の空白部分には、テンキープレートが表示されているので、該当数字に接触するだけで、容易に数値を入力することができる。また、テンキープレートは、四角形で表した入力枠33に接触することにより表示され、数値の入力後再度接触すると消える。(以下の各画面においても同様)
【0033】
「実行」と表示された表示枠34に接触すると、図5(5)に示す詳細条件を設定する画面に遷移するので、ここで、定格電力値に対する試験負荷値(試験抵抗値)を百分率で表した数値を入力し、さらにその試験負荷を投入する時間(分)を入力する。なお、必要に応じて最大5つまでの試験負荷値とそれを投入する時間の設定ができる。これらの入力後に「実行」と表示された表示枠34に接触する。
【0034】
次に、図5(6)に示す画面に遷移する。そこで、試験負荷の投入時間、百分率で表された試験負荷値とが表示された表示枠34に接触し、続けて実行に接触する。これにより選択した試験負荷で運転が開始される。運転を一時停止する場合は「停止」と表示された表示枠34に接触する。運転を再開する場合は、「運転」と表示された表示枠34に接触する。別の試験負荷を投入する場合は、選択する試験負荷の投入時間と試験負荷値の百分率とが表示された表示枠34に接触し、続けて実行に接触する。これにより瞬時に試験負荷が切り替わる。
【0035】
また、試験対象発電機6の性能試験を行う場合は、「3.発電機性能試験」に接触する。図6(5)示す画面に遷移するので、「1.条件設定」の枠に接触する。これに接触すると、図6(6)に示す基本条件を設定する画面に遷移するので、試験対象発電機6の定格電圧値と定格電力値とを入力し、「実行」と表示された表示枠34に接触する。次に、図6(7)に示す詳細条件を設定する画面に遷移するので、ここで、定格電力値に対する試験負荷値(試験抵抗値)を百分率で表した数値を入力する。なお、必要に応じて最大11個までの試験負荷の設定ができる。これらの入力後に「実行」と表示された表示枠34に接触する。
【0036】
次に、図6(8)に示す画面に遷移する。そこで、試験負荷値が前記の定格電力値に対する百分率として表示された表示枠34の左側の矢印が表示された表示枠34に接触し、続けて実行に接触する。これにより選択した試験負荷値で運転が開始される。運転を一時停止する場合は「停止」と表示された表示枠34に接触する。運転を再開する場合は、「運転」と表示された表示枠34に接触する。別の試験負荷を投入する場合は、選択する試験負荷の投入時間と、百分率で表された試験負荷値との表示枠34の左側の矢印が表示された表示枠34に接触し、続けて実行に接触する。これにより瞬時に試験負荷値が切り替わる。
【0037】
また、この実施形態においては、調速機に対する試験も発電機の場合と同様に行うことができる。この場合は、まず「2.調速機試験」に接触する。図6(1)示す画面に遷移するので、「1.条件設定」の枠に接触する。これに接触すると、図6(2)に示す基本条件を設定する画面に遷移するので、試験対象発電機6の定格電圧値と定格電力値とを入力し、「実行」と表示された表示枠34に接触する。次に、図6(3)に示す詳細条件を設定する画面に遷移するので、ここで、定格電圧値に対する試験負荷値(試験抵抗値)を百分率で表した数値を入力する。なお、必要に応じて最大6つまでの試験負荷値の設定ができる。これらの入力後に「実行」と表示された表示枠34に接触する。
【0038】
次に、図6(4)に示す画面に遷移する。そこで、試験負荷の百分率が表示された表示枠34の右側の%マークが表示された表示枠34に接触し、続けて実行に接触する。これにより選択した試験負荷で運転が開始される。運転を一時停止する場合は「停止」と表示された表示枠34に接触する。運転を再開する場合は、「運転」と表示された表示枠34に接触する。別の試験負荷を投入する場合は、選択する試験負荷の投入時間と、百分率で表された試験負荷値とが表示された表示枠34の左側の%マークが表示された表示枠34に接触し、続けて実行に接触する。これにより瞬時に試験負荷値が切り替わる。
【0039】
なお、図8に示すように、これら3つの試験の各設定画面において「ESC」と表示された表示枠34に接触すると、ESCキー操作時の遷移93に示すように、負荷試験では図5(3)の画面に、調速試験では図6(1)の画面に、発電機性能試験では図6(5)の画面に、それぞれ戻る。また、これら3つの画面においてさらに「ESC」と表示された表示枠34に接触すると、ESCキー操作時の遷移92に示すように、図5(2)の画面に戻る。くわえて、図5(2)の画面においてさらに「ESC」と表示された表示枠34に接触すると、ESCキー操作時の遷移91に示すように、図5(1)の画面に戻る構成になっている。
【0040】
また、この実施形態においては、本体部2においても、後述する方法により、試験対象となる発電機への負荷の投入が可能である。これは、本体部2に設けられており、電磁接触器M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、M8とそれぞれ1対1の対応付けをされた負荷投入スイッチS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8と、抵抗器群R1〜R8と試験対象発電機6とを接続する電路を開閉する発電機接続スイッチS9と、および、入力部3による負荷の投入と負荷投入スイッチS1〜S8により負荷の投入とを切り替えする入力切り替えスイッチS10と、を用いることにより行う。
【0041】
具体的には、まず、入力切り替えスイッチS10により、負荷投入スイッチS1〜S8から負荷の投入操作ができるようにする。次に、負荷投入スイッチS1〜S8の中から投入すべき負荷抵抗に対応するものをONにする。なお、投入すべき負荷抵抗値の算出は作業者側で行う。次に、発電機接続スイッチS9をONにすることにより、負荷投入装置の運転を開始する。
【0042】
このように、以上の実施形態においては、発電機の負荷試験および性能試験、ならびに調速機試験を、タッチパネルから各試験に必要なデータを入力することにより簡単に行うことができる。
なお、負荷試験装置を、単相、三相の双方の試験負荷を加えることを可能な構成にした場合は、タッチパネルにおいて、単相負荷であるか三相負荷であるか、が選択可能とすることが望ましい。
【0043】
なお、入力手段ついては、試験に必要な諸条件を入力し、さらに数値の再入力したり、負荷試験装置の運転、停止などの操作ができ、入力値や負荷試験装置の運転状態を表示することが可能な構成であるならば、タッチパネルによるに代えて、例えば、パソコンにおいて用いられているようなディスプレイとキーボードやテンキーとを組み合わせたものとしても良い。
【0044】
また、タッチパネルの表示形態については、上記の実施形態のものに限られるものではなく、例えば、データ入力を容易にするためにデータの入力手段としてテンキーを別途設ける場合などは、タッチパネルにおいてはデータ入力以外の操作を行うのに対応するものにするなど、他の表示形態にしても良い。
また、前述の実施形態においては、各試験において、発電機の定格電圧値および定格電力値と、試験電力値とを入力することにより、負荷試験に必要な条件設定をするものとしたが、試験電力値に代えて試験電流値を入力するものとしても良い。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、発電機の出力電圧が印加される複数の抵抗器と、前記複数の抵抗器のうち少なくとも1つを選択的に前記発電機に接続して、前記発電機の試験負荷を生成する負荷回路と、を有する負荷試験装置において、前記発電機の定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値と、を入力可能とする入力手段と、入力された前記定格電圧値および前記定格電力値と、前記試験電力値または前記試験電流値と、から前記試験負荷を生成するのに必要な試験抵抗値を負荷試験装置自体の定格電圧値換算の負荷容量として算出し、前記複数の抵抗器から前記試験抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を前記試験抵抗値と等しい、あるいは許容される範囲において近似する抵抗値となる抵抗器またはその組み合わせとして選択するとともに、選択結果を信号として出力する演算手段と、前記信号の入力により前記抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を負荷回路に接続する制御回路と、を有する構成にしたので、作業者が試験対象となる発電機に投入すべき負荷に相当する負荷抵抗値を計算する必要がなく、また、定格電圧値と、試験電力値または試験電流値とを入力することにより負荷抵抗値を生成するための抵抗器の設定も行うので、発電機の試験作業を効率的に行うことができる。
【0046】
また、前記入力手段は、前記負荷試験装置の前記入力手段以外の部分に対して別体に設けてなる構成にしたので、負荷試験装置の操作者の作業場所を発電機の設置場所と関係なく自由に設定することが可能な負荷試験装置を提供することができる。
さらに、前記入力手段は、前記試験負荷を単相負荷または三相負荷のいずれかになす選択を可能とする構成にしたので、単相、三相いずれの試験負荷にも簡単に対応できる負荷試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概略の回路図である。
【図2】本発明の実施形態の本体部を示す図であり、(1)はその正面図であり、(2)はその右側面図である。
【図3】本発明の実施形態の入力部を示す図であり、(1)はその正面図であり、(2)はその右側面図である。
【図4】本発明の実施形態の抵抗器部分の回路図である。
【図5】タッチパネルの表示状態の変移を示す図であり、(1)〜(6)はその変移に沿って表示状態を示した図である。
【図6】タッチパネルの表示状態の変移を示す図であり、(1)〜(8)はその変移を時系列に従って示す図である。
【図7】試験負荷の生成に用いられる抵抗器の選択手順を示すフロー図である。
【図8】試験条件の設定手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 負荷試験装置
11 電磁接触器等の制御回路
13 プログラマブル・コントローラ
2 本体部
21 キャスタ
3 入力部
31 タッチパネル
32 コネクタ
33 入力枠
34 表示枠
4 冷却用ファン
5 冷却用ファン及び制御回路用電源
6 試験対象発電機
91、92、93 ESCキー操作時の遷移
M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、M8 電磁接触器
N、R、S、T 端子
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8 抵抗器群
Rr1、Rs1、Rt1 抵抗器(1)
Rr2、Rs2、Rt2 抵抗器(2)
Rr3、Rs3、Rt3 抵抗器(3)
Rr4、Rs4、Rt4 抵抗器(4)
Rr5、Rs5、Rt5 抵抗器(5)
Rr6、Rs6、Rt6 抵抗器(6)
Rr7、Rs7、Rt7 抵抗器(7)
Rr8、Rs8、Rt8 抵抗器(8)
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8 負荷投入スイッチ
S9 発電機接続スイッチ
S10 入力切り替えスイッチ

Claims (3)

  1. 発電機の出力電圧が印加される複数の抵抗器と、前記複数の抵抗器のうち少なくとも1つを選択的に前記発電機に接続して、前記発電機の試験負荷を生成する負荷回路と、を有する負荷試験装置において、
    前記発電機の定格電圧値および定格電力値と、試験電力値または試験電流値と、を入力可能とする入力手段と、
    入力された前記定格電圧値および前記定格電力値と、前記試験電力値または前記試験電流値と、から前記試験負荷を生成するのに必要な試験抵抗値を負荷試験装置自体の定格電圧値換算の負荷容量として算出し、前記複数の抵抗器から前記試験抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を前記試験抵抗値と等しい、あるいは許容される範囲において近似する抵抗値となる抵抗器またはその組み合わせとして選択するとともに、選択結果を信号として出力する演算手段と、
    前記信号の入力により前記抵抗値を生成するのに必要な前記抵抗器を負荷回路に接続する制御回路と、
    を有することを特徴とする負荷試験装置。
  2. 前記入力手段は、前記負荷試験装置の本体部に対して別体に設けてなることを特徴とする請求項1に記載の負荷試験装置。
  3. 前記入力手段は、前記試験負荷を単相負荷または三相負荷のいずれかになす選択を可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の負荷試験装置。
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