JP3756129B2 - 伝送線路型ノイズフィルタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノイズフィルタに関し、特に広帯域で高周波特性に優れた伝送線路型ノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル技術はIT(Information Technology)産業を支える重要な技術である。最近ではコンピュータや通信関連機器だけでなく、家庭電化製品や車載用機器にもLSI等のデジタル回路技術が使用されている。
【0003】
LSIなどで発生した高周波電流は、LSI近傍にとどまらず、プリント回路基板等の実装回路基板内の広い範囲に広がり、信号配線やグランド配線に誘導結合し、信号ケーブルなどから電磁波として漏洩する。従来のアナログ回路の一部をデジタル回路に置き換えた回路や、アナログ入出力をもつデジタル回路など、アナログ回路とデジタル回路が混載される回路では、デジタル回路からアナログ回路への電磁干渉問題が深刻になってきている。
【0004】
この対策には高周波電流の発生源であるLSIを供給電源系から高周波的に分離すること、すなわち電源デカップリングの手法が有効である。従来からデカップリング用素子にはバイパスコンデンサなどのノイズフィルタが使用されてきており、電源デカップリングの動作原理は簡単明瞭だが、デジタル回路の高速化に対応できる低インピーダンスのノイズフィルタの開発は大幅に遅れていた。とくにコンデンサの自己共振現象のため高周波数領域まで低インピーダンスを維持するのは困難であった。
【0005】
このため、より高速、高周波化されるデジタル回路に対応するためには、高周波数帯域までデカップリングを維持できる、低インピーダンスのノイズフィルタが望まれている。従来の交流回路に用いられるノイズフィルタとしてのコンデンサは、2端子構成の集中定数型ノイズフィルタを構成しており、固体電解コンデンサ及び電気二重層コンデンサやセラミックコンデンサが多く用いられている。
【0006】
これらのコンデンサを用いて交流回路内における電気的ノイズの除去を広い周波数帯域にわたって行う場合には、複数種類のコンデンサ、例えば自己共振振動数が異なるアルミ電解コンデンサ、タンタルコンデンサ、セラミックコンデンサ等の異種のコンデンサを交流回路内に複数備えることによって行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のノイズフィルタにおいては、広帯域の周波数の電気的ノイズを除去するために使用する複数のノイズフィルタの選定が煩わしかった。また、異種のノイズフィルタを複数設置するためにコストが高くなるという問題があった。
【0008】
LSIなどの高速化、高周波数化に伴い、発生するノイズは広帯域化、高周波数化している。このようなノイズの除去に必要なノイズフィルタはより高性能なものが求められている。
【0009】
したがって、本発明の目的は、一個のノイズフィルタ素子でも、高速動作する電子部品から発せられる高周波数帯域を含む広帯域の電気的ノイズを効率よく濾波することができるノイズフィルタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、電気部品と電源との間に接続され、直流電流を通過させる一方で交流電流を減衰させる伝送線路型ノイズフィルタにおいて、前記電気部品に接続される第1の電極端子と、前記電源に接続される第2の電極端子と、固定電位に接続される第3の電極端子と、板状の第1の金属導電体と、該第1の金属導電体と対向する固体電解質層を含む第2の金属導電体と、前記第1の金属導電体の酸化により形成され、前記第1の金属導電体と前記第2の金属導電体との間に位置する誘電体層と、をそれぞれ備えた、第1、第2及び第3の分布定数伝送線路型フィルタ部と、を備え、前記第2及び前記第3のフィルタ部は、それぞれ、前記第1のフィルタ部よりも大きいインピーダンスを有し、前記第1、前記第2及び前記第3のフィルタ部は、前記第1のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2のフィルタ部の前記第2の金属導電体及び前記第3のフィルタ部の前記第3の金属導電体に電気的に接続され、前記第2のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第1の電極端子に電気的に接続され、前記第3のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2の電極端子に電気的に接続され、かつ前記第1、前記第2及び前記第3のフィルタ部のそれぞれの前記第2の金属導電体は、前記第3の電極端子に電気的に接続されることによって、縦続接続されている、ことを特徴とする伝送線路型ノイズフィルタが得られる。
【0011】
また、本発明によれば、電気部品と電源との間に接続され、直流電流を通過させる一方で交流電流を減衰させる伝送線路型ノイズフィルタにおいて、前記電気部品に接続される第1の電極端子と、前記電源に接続される第2の電極端子と、固定電位に接続される第3の電極端子と、板状の第1の金属導電体と、該第1の金属導電体と対向する第2の金属導電体と、前記第1の金属導電体と前記第2の金属導電体との間に位置する電気二重層コンデンサと、をそれぞれ備えた、第1、第2及び第3の分布定数伝送線路型フィルター部と、を備え、前記第2及び前記第3のフィルタ部は、それぞれ、前記第1のフィルタ部よりも大きいインピーダンスを有し、前記第1、前記第2及び前記第3のフィルタ部は、前記第1のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2のフィルタ部の前記第2の金属導電体及び前記第3のフィルタ部の前記第3の金属導電体に電気的に接続され、前記第2のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第1の電極端子に電気的に接続され、前記第3のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2の電極端子に電気的に接続され、かつ第1、第2及び第3のフィルタ部のそれぞれの前記第2の金属導電体は、前記第3の電極端子に電気的に接続されることによって、縦続接続されている、ことを特徴とする伝送線路型ノイズフィルタが得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明の伝送線路型ノイズフィルタの一実施形態の概略構成を示す模式図で、電子部品とこの電子部品を駆動する電源との間に本実施形態のノイズフィルタを挿入した状態を示す。図1を参照すると、本実施形態のノイズフィルタ1は、インピーダンス値Z1を有する第1インピーダンス要素2と、インピーダンス値Z2を有する第2インピーダンス要素3と、インピーダンス値Z3を有する第3インピーダンス要素4と、第1陽極端子5と、第2陽極端子6と、陰極端子7を備え、所定の周波数Fmより高い周波数領域でZ1<Z2且つZ1<Z3を満足している。
【0024】
第1インピーダンス要素2は中心導体2aと陰極導体2bからなっている。第1インピーダンス要素2の中心導体2aの両端を第1ノード8及び第2ノード9とそれぞれ接続し、第2インピーダンス要素3の両端を第1ノード8及び第1陽極端子5とそれぞれ接続し、第3インピーダンス要素4の両端を第2陽極端子6及び第2ノード9とそれぞれ接続する。又、第1インピーダンス要素2の陰極導体2bは陰極端子7と接続する。又、第1インピーダンス要素2の中心導体2aと陰極導体2bは、インピーダンス値がZ1の伝送線路構造を形成している。
【0025】
又、このノイズフィルタ1は、第1陽極端子5を第1電源ライン102を介して電子部品である例えばLSI100の高電位側電源入力端子に接続し、第2陽極端子6を例えば第2電源ライン104を介してDC電源110の高電位側出力端子に接続し、陰極端子7をDC電源110の低電位側出力端子とLSI100の低電位側電源入力端子とを接続する低電位側電源配線(以下、GNDラインとする)107とそれぞれ接続する。
【0026】
次に、このノイズフィルタ1の動作を説明する。LSI100は、その動作に伴って、第1電源ライン102にノイズを発生させる。発生したノイズは第1電源ライン102を伝達していくが、ノイズフィルタ1の第1陽極端子5側に取り付けられた高インピーダンスの第2インピーダンス要素3で一部が反射し、LSI100側に戻される。残りのノイズはノイズフィルタ1内に侵入するが、大部分が低インピーダンスの第1インピーダンス要素2で陰極端子7を介してGNDライン107にバイパスされ、やはりLSI100に戻される。更に第1インピーダンス要素2を通過し第2ノード9まで伝達したノイズは第2ノード9と第2陽極端子6の間に取り付けられた高インピーダンスの第3インピーダンス要素4により反射し、LSI100側に戻される。このようにして第2電源ライン104側に伝達されるノイズは極く僅かに減衰する。
【0027】
上述の通り、本実施形態のノイズフィルタ1は、伝送線路構造を有する低インピーダンスの第1インピーダンス要素2の両端と第1陽極端子5及び第2陽極端子6の間に、所定の周波数Fmよりも高い周波数領域で第1インピーダンス要素2のインピーダンス値Z1よりも十分高いインピーダンス値Z2,Z3を有する第2インピーダンス要素3及び第3インピーダンス要素4をそれぞれ付加したことにより、ノイズフィルタを第1インピーダンス要素2のみで構成した場合よりも更に高いノイズ除去効率を実現できる。
【0028】
以下、上記実施形態のノイズフィルタの実施例について具体的に説明する。
実施例1:
図2は、第1実施例を示す図で、(a)は模式的な平面図、(b),(c)はそれぞれ(a)のA−A’線に沿った断面図及びB−B’線に沿った断面図である。本実施例のノイズフィルタ10は、図1における第1インピーダンス要素2、第2インピーダンス要素3、及び第3インピーダンス要素4が一体となった構成を有している。図2を参照すると、ノイズフィルタ10は、第1導電体である略平板状の金属板11と、誘電体17を介して金属板11に対向する第2導電体である対向金属層18と、第1陽極端子5と、第2陽極端子6と、陰極端子7を備え、金属板11の長手方向である第1方向の両端部の第1電極部15の接触部15a及び第2電極部16の接触部16aを第1陽極端子5及び第2陽極端子6にそれぞれ例えば溶接等により接続し、対向金属層18と陰極端子7を導電性接着剤19により接続している。尚、第1陽極端子5,第2陽極端子6,及び陰極端子7は例えば実装基板50上に設けられている。
【0029】
金属板11は、第1方向の中央部に平面形状が矩形の矩形領域12を有し、第1方向の両端部である第1一端部12a及び第1他端部12bと第1電極部15及び第2電極部16の間にそれぞれ平面形状が台形の第1台形領域13及び第2台形領域14を備えている。矩形領域12は第1方向及び第2方向の長さがそれぞれg1及びW1である。又、第1台形領域13は第1方向の長さがg2で、第2方向の長さは、矩形領域12の第1他端部12bに接続する第2他端部13bの長さがW21(=W1)であり、第1電極部15に接続する第2一端部13aの長さがW22である。更に、第2台形領域14は第1方向の長さがg3で、第2方向の長さは、矩形領域12の第1一端部12aに接続する第3一端部14aの長さがW31であり、第2電極部16に接続する第3他端部14bの長さがW32(=W31)である。又、W22<W1且つW32<W1である。尚、通常はg1>g2,且つg1>g3である。
【0030】
上記構成により、矩形領域12の部分が金属板11を中心導体とし対向金属層18を陰極導体とする伝送線路構造を有する第1インピーダンス要素を形成し、第1台形領域13の部分が金属板11を中心導体とし対向金属層18を陰極導体とする分布定数回路構造を有する第2インピーダンス要素を形成し、第2台形領域14の部分が金属板11を中心導体とし対向金属層18を陰極導体とする分布定数回路構造を有する第3インピーダンス要素を形成している。又、上記の通りW22<W1且つW32<W1となっているので、第1インピーダンス要素の特性インピーダンスZ01は、第2インピーダンス要素の特性インピーダンスZ02及び第3インピーダンス要素の特性インピーダンスZ03のいずれよりも小さくなっている。
【0031】
本実施例のノイズフィルタ10は、第1インピーダンス要素、第2インピーダンス要素及び第3インピーダンス要素を、固体電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、セラミックコンデンサ等で形成できる。
【0032】
ここで伝送線路構造を有しノイズの大部分を除去する第1インピーダンス要素の構造決定について説明する。先ず、図3に示すような内部の金属板111を誘電体117を介して一対の対向金属層118で挟んだ構成の伝送線路モデルにおいて、単位長さあたりの容量C及びインダクタンスLは、真空の誘電率及び透磁率をそれぞれε及びμとし、誘電体の比誘電率及び厚みをそれぞれε及びdとして、
C=4ε・εW/d
L=1/4・μ・d/W
と、表すことができる。これにより、この伝送線路モデルの特性インピーダンスZは次のようになる。
Figure 0003756129
次に、第1インピーダンス要素の伝送線路形成部がアルミ固体電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、セラミックコンデンサの場合について考える。アルミ固体電解コンデンサの伝送線路形成部はエッチングにより表面積が拡大されたアルミニウムに酸化皮膜が形成されており、電気二重層コンデンサの伝送線路形成部は活性炭電極表面と電解液の界面に生じている。これらは複雑な形状をしており、取り扱いを容易にするために、これらの場合については単位長さ当たりの静電容量と実効厚みから等価的比誘電率を定義して取り扱う。単位長さ当たりの静電容量C、伝送線路形成部の実効厚みをh、等価的比誘電率をεとすれば、
C=4・ε・ε・W/hより、
ε=1/(4ε)・C・h/W
となる。ここで前述のような一般的なアルミ固体電解コンデンサの場合、単位長さ当たりの静電容量、及び伝送線路形成部(ここでは酸化皮膜の形成されたエッチング層)の実効厚み、幅の値は、
C=1.65×10−2(F/m)
h=1.5×10−4(m)、W=1.0×10−2(m)
のようになるので、真空の誘電率εを8.85×10−12(F/m)とすると、等価的比誘電率εは7.0×10となる。
【0033】
また、同様に一般的な電気二重層コンデンサの場合、単位長さ当たりの静電容量、及び伝送線路形成部(ここでは上下の集電体にはさまれた部分)の実効厚み、幅はおよそ以下のような値であるので
C=3.54×10(F/m)
h=1×10−4(m)、W=1×10−2(m)
等価的比誘電率εは1.0×1010となる。セラミックコンデンサでは伝送線路形成部が均一なセラミック材料そのものからなる場合、等価的比誘電率はセラミック材料の比誘電率そのものであり、8.0×10程度である。前述の特性インピーダンスの式において、誘電体の比誘電率εに各コンデンサの等価的比誘電率εを使用し、dに実効厚みhを使用すると特性インピーダンスは次のようになる。
=1/4・(h/W)・(μ/ε・ε1/2
また、十分な電気的ノイズの除去を行うためには、特性インピーダンスを0.1Ω以下とすることが望まれているので、特性インピーダンスが0.1Ω以下になる条件は
W/h>2.5(μ/ε・ε1/2
である。真空の誘電率εを8.85×10−12(F/m)とし、真空の透磁率μを1.26×10−6(H/m)とし、各コンデンサにおいてのεの値を代入すると
アルミ固体電解コンデンサでは、W/h>0.36
電気二重層コンデンサでは、W/h>0.009
セラミックコンデンサでは、W/h>11
となる。
【0034】
更に、伝送線路形成部での波長λ(m)は、誘電体による波長短縮を考慮すると、以下の式で計算できる。
λ=c/(f・ε 1/2
但し、c:光速(=3.0×10(m/s))、f:周波数(Hz)
一般に要求されるノイズ規制の周波数範囲を30MHz〜1GHzと設定した場合、最も波長の長くなる30MHzでの波長の値は、εをεの値で計算すると、
アルミ電解コンデンサでは3.8mm
電気二重層コンデンサでは0.1mm
セラミックコンデンサでは112mm
である。ここで、減衰を十分に行うためには、伝送線路形成部の長辺方向の長さgを1/4波長以上とすることが望ましい。従って、それぞれを伝送線路形成部に採用した場合についてみると、
アルミ電解コンデンサの場合 g>0.95mm
電気二重層コンデンサの場合 g>0.025mm
セラミックコンデンサの場合 g>28mm
と設定することによって、広帯域にわたり電気的ノイズを除去できる。
【0035】
次に、ノイズフィルタ10の第1インピーダンス要素、第2インピーダンス要素及び第3インピーダンス要素に、アルミ固体電解コンデンサを用いる場合について説明する。この場合は金属板11として、所定の厚さで、形状が両端に第1電極部15及び第2電極16を備え且つ矩形領域12,第1台形領域13,及び第2台形領域14を有する箔状のアルミを用い、矩形領域12,第1台形領域13,及び第2台形領域14の部分の表裏両面にエッチング処理により凹凸をつけ、その表裏両面に沿って誘電体17として酸化皮膜を形成する。更に、その酸化皮膜の表面に導電性高分子層などの固体電解質層,グラファイト層及び銀塗料層をこの順序で含む対向金属層18として形成し、銀塗料層と陰極端子7を銀ペースト等の導電性接着剤19により接着すればよい。尚、矩形領域12の形状は、上述した構造決定原理に基づき、所望の特性に応じて設定すればよい。
【0036】
実施例2:
図4は、第2実施例を示す模式的な平面図である。尚、図4のC−C’線に沿った断面図及びD−D’線に沿った断面図は図示を省略しているが、それぞれ図2(b)及び図2(c)と同様になる。本実施例の構成は、金属板11及び対向金属層18の形状の一部が第1実施例の場合と異なるのみであるので、異なる部分について説明する。本実施例のノイズフィルタ20では、金属板11は、第1方向の中央部に平面形状が矩形の第1矩形領域22を有し、第1方向の両端部である第1一端部22a及び第1他端部22bと第1電極部15及び第2電極部16の間にそれぞれ平面形状がやはり矩形の第2矩形領域23及び第3矩形領域24を備えている。第1矩形領域22は第1方向及び第2方向の長さがそれぞれg1及びW1である。又、第2矩形領域23は第1方向及び第2方向の長さがそれぞれg2及びW2(<W1)で、第1方向の第2一端部23a及び第2他端部23bが第1電極部15及び第1矩形領域22の第1一端部22bにそれぞれ接続し、第3矩形領域24は第1方向及び第2方向の長さがそれぞれg3及びW3(<W1)で、第1方向の第3一端部24a及び第3他端部24bが第2電極部16及び第1矩形領域22の第1他端部22aにそれぞれ接続する。本実施例においても、第1矩形領域22の形状は、上述した構造決定原理に基づき、所望の特性に応じて設定することができる。
【0037】
実施例3:
図5は、第3実施例の構成を示す図で、(a),(b)はそれぞれ平面図と(a)のE−E’線に沿った断面図であり、(c)は電気二重層コンデンサに含まれる一つの電気二重層セルの構成を示す断面斜視図である。図5(a),(b)に示すように、本実施例のノイズフィルタ30においては、第1インピーダンス要素、第2インピーダンス要素及び第3インピーダンス要素としてそれぞれが電気二重層コンデンサからなり平面形状がいずれも矩形状の第1容量部32,第2容量部33,及び第3容量部34を用い、各容量部の陽極側と陰極側をいずれも金属板31と陰極端子7にそれぞれ接続し、金属板31の第1方向の両端である第1電極部35及び第2電極部36を第1陽極端子5及び第2陽極端子6にそれぞれ接続している。又、g1>g2、且つg1>g3を満足している。この場合、各インピーダンス要素の伝送線路構造或いは分布定数回路構造を形成する各容量部において、それぞれの絶縁部内に複数の電気二重層セルを積層した構成とすることによって、耐電圧をより大とすることができる。即ち、第1インピーダンス要素の伝送線路構造を形成する第1容量部32は絶縁部62内に複数の第1電気二重層セル42が積層され、第2インピーダンス要素の分布定数回路構造を形成する第2容量部33は絶縁部63内に複数の第2電気二重層セル43が積層され、第3インピーダンス要素の分布定数回路構造を形成する第3容量部34は絶縁部64内に複数の第3電気二重層セル44が積層されて、耐電圧をより大きくすることができる。
【0038】
図5(c)は、第1電気二重層セル42を例として、電気二重層セルの概略構造を示す断面斜視図である。図5(c)を参照すると、第1電気二重層セル42は、ガスケット426の上下に配置された集電体421及び集電体422が陽極及び陰極を形成し、集電体421と導通する電解液423及び集電体422と導通する活性炭電極424が、電解液423を通過可能なセパレータ425を挟むように形成されている。第2電気二重層セル43及び第3電気二重層セル44の構造も、第1電気二重層セル42の構造と同様であるので、これらの図示、説明は省略する。
【0039】
尚、ノイズフィルタ30においても、第2容量部33或いは第3容量部34の平面形状は、ノイズフィルタ10或いはノイズフィルタ20における第2インピーダンス要素或いは第3インピーダンス要素に対応する部分と同様の平面形状にしてもよい。
【0040】
以上説明した通り、本発明の伝送線路型ノイズフィルタは、伝送線路構造を有する低インピーダンスの第1インピーダンス要素の両端と第1陽極端子及び第2陽極端子の間に、第1インピーダンス要素のインピーダンス値Z1よりも十分高いインピーダンス値Z2,Z3を有する第2インピーダンス要素及び第3インピーダンス要素をそれぞれ付加したことにより、ノイズフィルタを第1インピーダンス要素のみで構成した場合よりも更に高いノイズ除去効率を実現できる。
【0041】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その要旨の範囲内で種々変更が可能である。例えば、上記実施形態では第1インピーダンス要素の両端に第2インピーダンス要素及び第3インピーダンス要素を備えた例で説明したが、第2インピーダンス要素と第3インピーダンス要素のいずれか一方だけを備えた構成であってもよい。
【0042】
又、第2インピーダンス要素及び第3インピーダンス要素として、容量素子を用いた例で説明したが、インダクタンス素子であってもよい。
【0043】
又、第1乃至第3インピーダンス要素を一体で形成するのではなく、それぞれのインピーダンス値の関係を満足し、且つ第1陽極端子と第2陽極端子との間の直流抵抗が十分小さく(通常10mΩ以下)なるようにすれば、個別に形成した後組み立てるようにすることもできる。
【0044】
又、実施形態は第1陽極端子、第2陽極端子及び陰極端子の3端子構成の例で説明したが、図6(a)に示すように4端子構成とし、ノイズフィルタ1aの一端に第1陽極端子5及び第1陰極端子7aを備え、他端に第2陽極端子6及び第2陰極端子7bを備えるようにしてもよい。このとき、少なくとも第1インピーダンス要素2の陰極導体2bを第1陰極端子7a及び第2陰極端子7bに接続すると共に、第1陰極端子7aと第2陰極端子7bとの間の直流抵抗が十分小さく(通常10mΩ以下)なるようにすればよい。更に、4端子構成とした場合は、図6(b)のノイズフィルタ1bのように、第1インピーダンス要素2の中心導体2aの一端と第1陽極端子5の間及び中心導体2aの他端と第2陽極端子6との間にインダクタンス素子301及びインダクタンス素子401をそれぞれ接続し、第1インピーダンス要素2の陰極導体2bと第1陰極端子7a及び第2陰極端子7bとの間にインダクタンス素子302及びインダクタンス素子402をそれぞれ接続した構成としてもよい。この場合、インダクタンス素子301及びインダクタンス素子302が第2インピーダンス要素となり、インダクタンス素子401及びインダクタンス素子402が第3インピーダンス要素となる。
【0045】
又、固体電解コンデンサとしてアルミ固体電解コンデンサの例を説明したが、たんたる固体電解コンデンサを用いることもできる。この場合は、金属板11として、所定の厚さ、形状のタンタル板を用い、矩形領域12,第1台形領域13,及び第2台形領域14の部分の表裏両面にタンタル粉末をプレス成形して焼結しタンタル焼結体を形成した後、このタンタル焼結体の表面に沿って誘電体17として酸化タンタル皮膜を形成する。更に、その酸化タンタル皮膜の表面に導電性高分子層などの固体電解質層,グラファイト層及び銀塗料層をこの順序で含む対向金属層18として形成し、銀塗料層と陰極端子7を銀ペースト等の導電性接着剤19により接着すればよい。尚、タンタル焼結体は、タンタル粉末を含む泥漿から所定の厚さで金属板11の矩形領域12,第1台形領域13,及び第2台形領域14を被覆する形状のグリーンシートを形成し、この所定形状のグリーンシートで金属板11の両端の第1電極部15及び第2電極部16を露出させながら矩形領域12,第1台形領域13,及び第2台形領域14を挟み込んで、焼結することで形成することもできる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る伝送線路型ノイズフィルタによれば、従来のように自己共振振動数の異なるノイズフィルタ(コンデンサ)を複数設置することなく、広帯域の周波数のノイズを高精度で除去することができる。すなわち、交流回路内に設置されるコンデンサにノイズ除去のための周波数帯域の設定といった面倒な作業を行う必要がなく、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送線路型ノイズフィルタの一実施形態の概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明の伝送線路型ノイズフィルタの第1実施例を示す図で、(a)は模式的な平面図、(b),(c)はそれぞれ(a)のA−A’線に沿った断面図及びB−B’線に沿った断面図である。
【図3】本発明の伝送線路型ノイズフィルタにおける第1インピーダンス要素の伝送線路モデルである。
【図4】第2実施例を示す模式的な平面図である。
【図5】第3実施例の構成を示す図で、(a),(b)はそれぞれ平面図と(a)のE−E’線に沿った断面図であり、(c)は電気二重層コンデンサに含まれる一つの電気二重層セルの構成を示す断面斜視図である。
【図6】本発明の伝送線路型ノイズフィルタを4端子構成としたときの模式図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,10,20,30 ノイズフィルタ
2 第1インピーダンス要素
2a 中心導体
2b 陰極導体
3 第2インピーダンス要素
4 第3インピーダンス要素
5 第1陽極端子
6 第2陽極端子
7 陰極端子
7a 第1陰極端子
7b 第2陰極端子
8 第1ノード
9 第2ノード
11,31,111 金属板
12 矩形領域
12a,22a 第1一端部
12b,22b 第1他端部
13 第1台形領域
13a,23a 第2一端部
13b,23b 第2他端部
14 第2台形領域
14a,24a 第3一端部
14b,24b 第3他端部
15,35 第1電極部
15a,16a 接触部
16,36 第2電極部
17,117 誘電体
18,118 対向金属層
19 導電性接着剤
22 第1矩形領域
23 第2矩形領域
24 第3矩形領域
32 第1容量部
33 第2容量部
34 第3容量部
42 第1電気二重層セル
43 第2電気二重層セル
44 第3電気二重層セル
50 実装基板
62,63,64 絶縁部
301,302,401,402 インダクタンス素子
421,422 集電体
423 電解液
424 活性炭電極
425 セパレータ
426 ガスケット

Claims (2)

  1. 電気部品と電源との間に接続され、直流電流を通過させる一方で交流電流を減衰させる伝送線路型ノイズフィルタにおいて、
    前記電気部品に接続される第1の電極端子と、
    前記電源に接続される第2の電極端子と、
    固定電位に接続される第3の電極端子と、
    板状の第1の金属導電体と、該第1の金属導電体と対向する固体電解質層を含む第2の金属導電体と、前記第1の金属導電体の酸化により形成され、前記第1の金属導電体と前記第2の金属導電体との間に位置する誘電体層と、をそれぞれ備えた、第1、第2及び第3の分布定数伝送線路型フィルタ部と、を備え、
    前記第2及び前記第3のフィルタ部は、それぞれ、前記第1のフィルタ部よりも大きいインピーダンスを有し、
    前記第1、前記第2及び前記第3のフィルタ部は、
    前記第1のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2のフィルタ部の前記第2の金属導電体及び前記第3のフィルタ部の前記第3の金属導電体に電気的に接続され、
    前記第2のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第1の電極端子に電気的に接続され、
    前記第3のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2の電極端子に電気的に接続され、かつ
    前記第1、前記第2及び前記第3のフィルタ部のそれぞれの前記第2の金属導電体は、前記第3の電極端子に電気的に接続されることによって、
    縦続接続されている、
    ことを特徴とする伝送線路型ノイズフィルタ。
  2. 電気部品と電源との間に接続され、直流電流を通過させる一方で交流電流を減衰させる伝送線路型ノイズフィルタにおいて、
    前記電気部品に接続される第1の電極端子と、
    前記電源に接続される第2の電極端子と、
    固定電位に接続される第3の電極端子と、
    板状の第1の金属導電体と、該第1の金属導電体と対向する第2の金属導電体と、前記第1の金属導電体と前記第2の金属導電体との間に位置する電気二重層コンデンサと、をそれぞれ備えた、第1、第2及び第3の分布定数伝送線路型フィルター部と、を備え、
    前記第2及び前記第3のフィルタ部は、それぞれ、前記第1のフィルタ部よりも大きいインピーダンスを有し、
    前記第1、前記第2及び前記第3のフィルタ部は、
    前記第1のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2のフィルタ部の前記第2の金属導電体及び前記第3のフィルタ部の前記第3の金属導電体に電気的に接続され、
    前記第2のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第1の電極端子に電気的に接続され、
    前記第3のフィルタ部の前記第1の金属導電体は、前記第2の電極端子に電気的に接続され、かつ
    第1、第2及び第3のフィルタ部のそれぞれの前記第2の金属導電体は、前記第3の電極端子に電気的に接続されることによって、
    縦続接続されている、
    ことを特徴とする伝送線路型ノイズフィルタ。
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