JP3755815B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーフブリッジ回路を有したスイッチング電源装置の電源生成技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータなどの電子システムには、効率よく、かつ安定した電圧を供給するスイッチング電源装置の1つとして、前段に降圧コンバータ、後段にハーフブリッジコンバータを組み合わせた、いわゆる2ステージコンバータが提案されている。
【0003】
降圧コンバータは、入力電圧をある電圧レベルまで降圧し、ハーフブリッジコンバータは、ハーフブリッジ回路によって交流電圧に変換、絶縁し、その後、整流平滑して直流電圧を生成する。
【0004】
整流平滑回路は、トランスの2次巻き線側に接続された同期整流スイッチ素子によって構成された自己ドライブ方式の同期整流回路、およびコンデンサやインダクタなどから構成されている。
【0005】
この2ステージコンバータの技術として、たとえば、IEEE Applied Power Electronics Conference (APEC2001),2001におけるP.Alou,J.Oliver,J.A Cobos,O.GarciaおよびJ.Ucedaによる「Buck+Halfbrige(d=50%)Topology Applied to very Low Voltage Power Converts」と題する文献に示されるように、後段のハーフブリッジコンバータに設けられたメインスイッチ素子のデューティー比を50%に固定し、前段の降圧コンバータに設けられたスイッチング素子のデューティー比を出力電圧に応じて可変するように制御したものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した2ステージコンバータにおいては、通常、ハーフブリッジ回路に設けられているトランスのリーケージインダクタンスによって、該トランスの2次巻き線側の同期整流用スイッチ素子に流れる電流に転流期間が生じ、その後、該同期整流用スイッチ素子の両端に電圧が発生することになる。
【0007】
この同期整流用スイッチ素子の動作遅れ(ターンオン/オフ期間)が、転流期間よりも長い場合、同期整流用スイッチ素子が同時オンすることによって貫通電流が流れてしまい、最悪の場合には、該同期整流スイッチ素子の破損に至ってしまう恐れがある。
【0008】
特に、低オン抵抗の同期整流スイッチ素子の場合、動作遅れ時間が長くなる傾向にあるので、この現象が顕著となっている。
【0009】
この問題は、トランスを粗結合にすることによって、リーケージインダクタンスを増やし、転流期間を長くすることで対策できるが、同期整流スイッチ素子がオン出来ない期間が増えて損失が増加するばかりか、リーケージインダクタンスによる損失やスパイクノイズの増加などの悪影響が発生してしまう恐れがある。
【0010】
さらに、ハーフブリッジ回路に、同期整流スイッチ素子の動作タイミングを制御するドライブタイミング回路などを追加して、同期整流用スイッチ素子の同時オンを防止することもできるが、この場合、部品点数が増えることにより、スイッチング電源装置が大型化し、コストも高くなってしまうという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、自己ドライブ方式の2次整流回路の信頼性を大幅に高めるとともに、低コストで、かつ高効率な電源を生成することのできるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るスイッチング電源装置は、トランスの1次巻き線側に設けられて電源間に直列接続された第1および第2のスイッチング素子、ならびに該トランスの2次巻き線側に直列接続された第1および第2の同期整流スイッチ素子を有するコンバータと、第1および第2のスイッチング素子を動作制御し、第1および第2のスイッチング素子がいずれも導通していないデッドタイム期間を有した第1および第2の制御信号を生成する駆動回路とを備え、駆動回路が生成する第1および第2の制御信号のデッドタイムが、同期整流スイッチ素子の動作遅れ時間から、トランスのトランスリーケージによる転流期間を引いた期間以上であり、かつ第1の制御信号の1/2周期から転流期間を引いた時間よりも少ない期間であることを特徴とする。
【0013】
このような発明によれば、第1および第2の同期整流スイッチング素子の同時ONを確実に防止できるとともに、トランスのリーケージインダクタンスによる転流期間を最適に制御できるので、低損失で、信頼性が高く、かつ低コストのスイッチング電源装置を実現することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態としてのものであり、本発明がその実施の形態に限定されるものではない。
【0015】
図1は、スイッチング電源装置の回路図、図2は、図1のスイッチング電源装置における各部の電圧/電流波形を示し、デッドタイム期間とトランスリーケージの転流期間との和が同期整流素子のスイッチ遅れ時間と等しい場合のタイミングチャート、図3は、本発明者が検討したスイッチング電源装置におけるトランスリーケージの転流期間が同期整流素子のスイッチ遅れ時間がよりも短い場合の各部の電圧/電流波形を示したタイミングチャート、図4は、本発明者が検討したスイッチング電源装置におけるトランスリーケージの転流期間が同期整流素子のスイッチ遅れ時間よりも長い場合の各部の電圧/電流波形を示したタイミングチャートである。
【0016】
本実施の形態において、スイッチング電源装置1は、降圧コンバータ(バックコンバータ)2、ハーフブリッジコンバータ(コンバータ)3、制御回路4、および駆動回路5から構成されている。
【0017】
降圧コンバータ2は、入力電圧Vinをある電圧レベルに降圧して出力する。この降圧コンバータ2は、スイッチング回路6、ダイオード7、およびインダクタ8から構成されている。
【0018】
ハーフブリッジコンバータ3は、降圧コンバータ2が生成した電圧を一旦交流にし、絶縁、電圧変換した後、整流してある電圧レベルの直流の出力電圧Voutを出力し、負荷Lに供給する。
【0019】
また、ハーフブリッジコンバータ3は、スイッチング素子9,10、コンデンサ11,12,17、トランス13、同期整流スイッチ素子14,15、インダクタ16から構成されている。
【0020】
スイッチング素子6,9,10、および同期整流スイッチ素子14,15は、たとえば、MOS−FETなどのトランジスタからなり、スイッチング素子6は、制御回路4によってON/OFF動作が制御されており、スイッチング素子9,10は、駆動回路5によってON/OFF動作が制御されている。
【0021】
スイッチング素子6の一方の接続部には、入力電圧Vinが入力されるように接続されており、該スイッチング素子6の他方の接続部には、ダイオード7のカソード、およびインダクタンス8の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
【0022】
インダクタンス8の他方の接続部には、コンデンサ11の一方の接続部、およびスイッチング素子(第1のスイッチング素子)9の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
【0023】
このスイッチング素子9の他方の接続部には、トランス13の1次巻き線側の一方の入力部、ならびにスイッチング素子(第2のスイッチング素子)10の一方の接続部がそれぞれ接続されている。
【0024】
コンデンサ(第1のコンデンサ)11の他方の接続部には、トランス13の1次巻き線側の他方の入力部、およびコンデンサ(第2のコンデンサ)12の一方の接続部がそれぞれ接続されている。また、ダイオード7のアノード、スイッチング素子10の他方の接続部、ならびにコンデンサ12の他方の接続部には、基準電位(GND)が接続されている。
【0025】
スイッチング素子6の制御端子(ゲート)には、制御回路4から出力される制御信号が入力されるように接続されており、スイッチング素子9,10の制御端子(ゲート)には、駆動回路5から出力される制御信号(第1の制御信号)OUT1、および制御信号(第2の制御信号)OUT2が入力されるようにそれぞれ接続されている。
【0026】
トランス13の2次巻き線側の一方の出力部には、同期整流スイッチ素子(第1の同期整流スイッチ素子)14の一方の接続部、および同期整流スイッチ素子(第2の同期整流スイッチ素子)15の制御端子(ゲート)が接続されている。
【0027】
トランス13の2次巻き線側のさらに一方の出力部(センタタップ)には、インダクタ16の一方の接続部が接続されており、該トランス13の2次巻き線側の他方の出力部には、同期整流スイッチ素子15の一方の接続部、ならびに同期整流スイッチ素子14の制御端子(ゲート)が接続されている。同期整流スイッチ素子14の他方の接続部には、同期整流スイッチ素子15の他方の接続部が接続されている。
【0028】
このハーフブリッジコンバータ3において、スイッチング素子9,10、およびコンデンサ11,12によってハーフブリッジ回路が構成されており、同期整流スイッチ素子14,15、インダクタンス16、コンデンサ17によってセンタタップ方式の出力整流回路が構成されている。
【0029】
また、同期整流スイッチ素子14,15は、トランス13の2次巻き線側に発生する電圧を用いて同期整流を行う自己ドライブ方式の同期整流型整流回路となっている。
【0030】
インダクタ16の他方の接続部には、コンデンサ17の一方の接続部が接続されており、該コンデンサ17の他方の接続部には、同期整流スイッチ素子15の他方の接続部が接続されている。これらインダクタ16、およびコンデンサ17は、平滑用として用いられている。
【0031】
そして、インダクタ16の他方の接続部、およびコンデンサ17の他方の接続部がスイッチング電源装置1の出力部となり、負荷Lに供給する出力電圧Voutが出力される。
【0032】
制御回路4は、ハーフブリッジコンバータ3から出力される出力電圧Voutを検出し、その検出結果に基づいて降圧コンバータ2のスイッチング素子6に出力する制御信号のデューティー比を可変させて出力電圧Voutが最適となるように制御する。
【0033】
駆動回路5は、ハーフブリッジコンバータ3に設けられたスイッチング素子9,10の制御端子に制御信号OUT1,OUT2をそれぞれ出力し、スイッチング素子9,10のON/OFF動作の制御を司る。この駆動回路5から出力される制御信号OUT1,OUT2のデューティーは固定となっており、スイッチング素子9,10にそれぞれデッドタイムを有するように駆動する。
【0034】
次に、本実施の形態によるスイッチング電源装置1に設けられた駆動回路5の動作について、図1、および図2の信号タイミングチャートを用いて説明する。
【0035】
ここで、図2においては、上方から下方にかけて、駆動回路5から出力される制御信号OUT1、駆動回路5から出力される制御信号OUT2、同期整流スイッチ素子14の両接続部間の電圧V1、同期整流スイッチ素子15の両接続部間の電圧V2、同期整流スイッチ素子14に流れる電流I1、ならびに同期整流スイッチ素子15に流れる電流I2の波形タイミングをそれぞれ示している。
【0036】
駆動回路5から制御信号OUT1が出力された際には、スイッチング素子9がONとなるので、トランス13の2次巻き線側の電圧V1がHiレベルとなり、同期整流スイッチ素子15がONとなって電流I2が流れる。
【0037】
ここで、駆動回路5は、図2に示す時間t1のデッドタイムを含んだ制御信号OUT1,OUT2がそれぞれ出力されるように予め設定されている。このデッドタイムを含んだ制御信号OUT1,OUT2は、ハードウェアによって生成するようにしてもよいし、あるいは、ソフトウェアによってソフト的に生成するようにしてもよい。
【0038】
また、図2において、時間t2は同期整流スイッチ素子14,15の動作遅れ時間であり、時間t3はトランス13のトランスリーケージによる転流期間を示したものである。図2は、同期整流スイッチ素子の動作遅れ時間t2と、デッドタイムt1と転流期間t3の和が等しい場合の例である。
【0039】
駆動回路5が生成する制御信号OUT1,OUT2のデットタイムは、該デットタイムと転流期間との和(時間t1+時間t3)が、同期整流スイッチ素子の動作遅れ時間(時間t2)とほぼ同じか、あるいは同期整流スイッチ素子の動作遅れ時間t2よりもやや長くなる程度に設定されている。
【0040】
デッドタイムは、デットタイムと転流期間との和(時間t1+時間t3)が、同期整流スイッチ素子の動作遅れ時間(時間t2)と同じとなる場合がスイッチング電源の生成に最も効率のよい値であり、このときがデッドタイムの下限値となる。
【0041】
また、デットタイムの上限値、下限値については、次式によって規定される。
【0042】
条件1(下限値) t2=<t1+t3
条件2(上限値) t1×2<T−t3×2
よって、条件1、および条件2より、デッドタイムの上限値、下限値は、
t2−t3<=t1<T/2−t3
となる。
【0043】
ここで、T(=1/f)は、スイッチング周期(制御信号OUT1の周期)とする。
【0044】
さらに、本発明者が検討した駆動回路の制御信号OUT10,OUT11にデッドタイムを有していない場合について、図3、図4を用いて説明する。
【0045】
図3、図4においては、上方から下方にかけて、スイッチング電源装置に設けられた駆動回路から出力される制御信号OUT10、駆動回路5から出力される制御信号OUT20、同期整流スイッチ素子の両接続部間の電圧V10、同期整流スイッチ素子の両接続部間の電圧V20、同期整流スイッチ素子に流れる電流I10、ならびに同期整流スイッチ素子に流れる電流I20の波形タイミングをそれぞれ示している。
【0046】
駆動回路から出力される制御信号OUT10,OUT20にデッドタイムがない場合、図3に示すように、整流同期スイッチ素子の動作遅れ時間が、トランスリーケージによる転流期間よりも長い場合には、整流同期スイッチ素子が同時ONしてしまい、貫通電流(電流I10,I20のハッチング部分)が流れてしまい、損失が大きくなるだけでなく、最悪の場合、該整流同期スイッチ素子の破壊に至ってしまう恐れが生じる。
【0047】
また、この場合、同期整流スイッチ素子の貫通電流を防ぐ為に、図4に示すように、トランスを粗結合にし、リーケージによる転流期間を増やすことで対策できるが、この転流期間が長くなれば、同期整流スイッチ素子のボディダイオードに電流が流れる期間増えて損失が増加し、また、該リーケージインダクタンスによる損失が大きくなってしまう。
【0048】
一方、本実施の形態で示したデッドタイムを有する制御信号OUT1,OUT2を生成する駆動回路5では、同期整流スイッチ素子14,15の破損を確実に防止するとともに、トランス13の転流期間を少なくする、すなわち、リーケージインダクタンスを低減、或いは最適化することができるので、スイッチング電源装置1に自己ドライブ方式の整流回路を用いて高効率に電源を供給することができる。
【0049】
それにより、本実施の形態によれば、スイッチング素子9,10にデッドタイム期間を設けたことにより、低損失で信頼性が高く、かつ低コストのスイッチング電源装置1を提供することができる。
【0050】
また、本実施の形態では、スイッチング素子9,10をハードスイッチングするスイッチング電源装置1について記載したが、たとえば、図5に示すように、スイッチング素子9の他方の接続部とトランス13の一方の入力部との間にインダクタ18を接続し、デッドタイム期間を利用して、該スイッチング素子9,10をソフトスイッチングさせる構成としてもよい。
【0051】
それにより、より低損失で、かつ信頼性の高いスイッチング電源装置を実現することができる。
【0052】
さらに、本実施の形態では、前段に降圧コンバータを設けた構成としたが、前段に設けるコンバータは、降圧コンバータ以外でもよく、たとえば、昇圧コンバータやその他のコンバータなどであってもよい。
【0053】
また、後段のコンバータにおいても、ハーフブリッジコンバータ以外であってもよく、たとえばプッシュプル方式やフルブリッジ方式などのコンバータなど、種々のコンバータを適用することができる。
【0054】
さらに、出力整流回路においても、センタタップ方式に限らず、カレントダブラー方式などの回路方式であってもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下の効果を奏することができる。
(1).第1および第2の同期整流スイッチング素子の同時ONを確実に防止できるとともに、トランスのリーケージインダクタンスを少なく、或いはそれによる転流期間を最適に制御できるので、信頼性が高く、かつ低コストなスイッチング電源装置を提供することができる。
(2).これにより、低損失にスイッチング電源を生成することがきるので、スイッチング電源装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるスイッチング電源装置の回路図である。
【図2】図1のスイッチング電源装置における各部の電圧/電流波形を示したタイミングチャートであり、デッドタイム期間とトランスリーケージによる転流期間が同期整流素子のスイッチ遅れ時間と等しい場合である。
【図3】本発明者が検討したスイッチング電源装置におけるトランスリーケージによる転流期間が同期整流素子のスイッチ遅れ時間よりも短い場合の各部の電圧/電流波形を示したタイミングチャートである。
【図4】本発明者が検討したスイッチング電源装置におけるトランスリーケージによる転流期間を同期整流素子のスイッチ遅れ時間よりも長くした場合の各部の電圧/電流波形を示したタイミングチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態によるスイッチング電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1 スイッチング電源装置
2 降圧コンバータ(バックコンバータ)
3 ハーフブリッジコンバータ
4 制御回路
5 駆動回路
6 スイッチング素子
7 ダイオード
8 インダクタ
9 スイッチング素子(第1のスイッチング素子)
10 スイッチング素子(第2のスイッチング素子)
11 コンデンサ(第1のコンデンサ)
12 コンデンサ(第2のコンデンサ)
13 トランス
14 同期整流スイッチ素子(第1の同期整流スイッチ素子)
15 同期整流スイッチ素子(第2の同期整流スイッチ素子)
16 インダクタ
17 コンデンサ
OUT1 制御信号(第1の制御信号)
OUT2 制御信号(第2の制御信号)
Claims (6)
- トランスの1次巻き線側に設けられて電源間に直列接続された第1および第2のスイッチング素子、ならびに前記トランスの2次巻き線側に直列接続された第1および第2の同期整流スイッチ素子を有するコンバータと、
前記第1および第2のスイッチング素子を動作制御し、前記第1および第2のスイッチング素子がいずれも導通していないデッドタイム期間を有した第1および第2の制御信号を生成する駆動回路とを備え、
前記駆動回路が生成する第1および第2の制御信号のデッドタイムは、前記同期整流スイッチ素子の動作遅れ時間から、前記トランスのトランスリーケージによる転流期間を引いた期間以上であり、かつ前記第1の制御信号の1/2周期から前記転流期間を引いた時間よりも少ない期間である、
ことを特徴とするスイッチング電源装置。 - 前記トランスにおける1次巻き線側の一方の入力部に、前記デッドタイム期間に前記第1および第2のスイッチング素子をソフトスイッチングさせるインダクタを設けたことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
- 前記コンバータの前段に少なくとも1つのスイッチング素子を含む前段コンバータを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
- 請求項3に記載の構成で、コンバータを固定デューティーとし、前記前段コンバータでパルス幅制御を行うことを特徴とするスイッチング電源装置。
- 前記コンバータがハーフブリッジコンバータであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のスイッチング電源装置。
- 前記ハーフブリッジコンバータは、
前記トランスの1次巻き線側に設けられ、電源間に直列接続された第1および第2のコンデンサ、ならびに前記電源間に直列接続された第1および第2のスイッチング素子を有するハーフブリッジ回路と、
前記トランスの2次巻き線側に直列接続された第1および第2の同期整流スイッチ素子からなる自己ドライブ方式の同期整流型整流回路とを備えたことを特徴とする請求項5記載のスイッチング電源装置。
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