JP3755672B2 - ホース中間保持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ブレーキホースのタイヤハウス内での配索などに利用されるホース中間保持構造に関する。本発明は、ハーネスをホースと平行配索する場合などに特に有用である。
【0002】
【従来の技術】
ブレーキホースなどを車体に組付ける場合には、両端部を組付けるばかりでなく、タイヤなど他部品との干渉を防ぐためにその中間部も車体に保持させる必要が生じる。そこでホースの中間部を保持して他部品への取り付けを可能にするものとして、種々の中間保持具が使用されている。
【0003】
例えば図7に示すように、板状でボルト孔101をもつフランジ部100と、フランジ部100から延びるスリーブ102とからなる金属製中間保持具が知られている。この中間保持具は、ホース300内に挿入された図示しないニップルの位置でスリーブ102を加締めることで、スリーブ102とニップルとでホース300を挟持して固定される。そしてボルト孔101にボルト200が挿通され、車体から突出するブラケット300のボルト孔301を介してナット201で固定されて用いられる。
【0004】
また、自動車の車速を検知する車速センサとしては、車輪の回転数を検知するセンサが有効であり、ABS速度センサが一般に利用されている。このABS速度センサは車輪の近傍に固定され、ABS速度センサから延びるハーネスは、ブレーキホースに沿うようにタイヤハウジングからエンジンルーム内に延びている。
【0005】
さらに近年では、ブレーキパッドの摩耗量を検出するパッド摩耗センサーなどのハーネスもブレーキホース近傍に配置されるようになっている。
上記ハーネスは、ブレーキホースとの干渉を防ぐためにブレーキホースとは別配索とされ、ブレーキホースと同様に中間保持具を用いて車体から突出するブラケットなどに保持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の中間保持構造では、ボルトやニップル及び中間保持具などの部品点数が多く、組付工数も多大となっている。またその分重量も大きくなり、軽量化が望まれている。
またブレーキホースとハーネスをそれぞれ別配索とすると、ブラケットや中間保持具が多数必要となり、配索スペース面と部品点数面で好ましくなく、さらに組付工程における作業性も一層低下する。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、僅かな部品点数で中間保持でき、しかもハーネスなどをホースとの干渉を防止しつつホースとともに中間保持できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のホース中間保持構造は、ホース保持部とハーネス保持部をもち弾性変形による外径の縮径とともにホース保持部の内径が縮径可能な弾性リングと、ブラケット穴をもつブラケットとよりなり、弾性リングは筒状のリング部とリング部から内径側に膨出する複数の膨出部とからなり、複数の膨出部で囲まれた空間にホース保持部が形成されるとともに、リング部の内周面と膨出部とで囲まれた空間にハーネス保持部が形成され、
ハーネス保持部にハーネスが挿通されるとともにホース保持部にホースの中間部が挿通され弾性リングは外径が縮径状態でブラケット穴に保持されて、弾性リングがブラケット及びホースに弾接した状態でブラケットに固定されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明のホース中間保持構造では、弾性リングのハーネス保持部にハーネスが挿通され、ホース保持部にホースが挿入されてホースの中間部がホース保持部に配置される。このとき弾性リングには縮径の力が作用していないので、ホース保持部の内径をホースの外径より大きくできホース保持部への挿入が容易である。
【0010】
そして弾性リングをブラケット穴に圧入することで、弾性リングはその外径がブラケット穴の径で規制されるため縮径された状態となる。そして外径の縮径とともにホース保持部の内径が縮径されるため、ホース保持部に挿入されたホースの中間部には縮径したホース保持部を構成する弾性リングの一部が弾接し、ホースはホース保持部内で保持固定される。
【0011】
またホース保持部とハーネス保持部とは弾性リングに別々に設けられているため、ハーネス中間部をホースとの干渉を防止した状態でホースとともに中間保持することができる。
【0012】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。
(実施例1)
図3に、本実施例に用いた弾性リングの正面図を、図1及び図2にこの弾性リングを用いた本実施例のホース中間保持構造を示す。
【0013】
弾性リング1はポリプロピレンから形成され、外形を規定する略筒状のリング部10と、略U字状に屈曲した板状をなし両端がリング部10の内周表面と一体であり中央部がリング部10の内径側へ突出する3つの膨出部11,12,13と、リング部10の外周表面から突出する位置決め突起14とから構成されている。
【0014】
リング部10は略円筒状をなし、側周面の一部に互いに重合して円周方向に延びる第1爪部15と第2爪部16が形成されている。この第1爪部15と第2爪部16によってリング部10は分離され、その重合距離によってリング部10の径が可変できるように構成されている。
またリング部10の側周面は、中央部が高く両端面に向かうにつれて低くなる断面山形状をなし、中央部には側周面を1周するリング溝17が形成されている。
【0015】
リング部10の中心部には、3つの膨出部11,12,13で囲まれた部分にホース保持部18が形成されている。また第1爪部15及び第2爪部16は、膨出部11,12,13が存在しない位置に形成されている。したがって、第1爪部15と第2爪部16との重合距離が長くなりリング部10の径が縮小されると、膨出部11,12,13で囲まれたホース保持部18の径も縮小される。また第1爪部15と第2爪部16との重合距離が短くなりリング部10の径が拡大されると、膨出部11,12,13で囲まれたホース保持部18の径も拡大されるように構成されている。そして、第1爪部15と第2爪部16及び膨出部11,13で囲まれた一つの空間に、ハーネス保持部19が構成されている。
【0016】
上記のように構成された弾性リング1では、先ずホース保持部18にホース2が挿通される。この挿通時には縮径の力は作用しておらず、その状態では第1爪部15と第2爪部16の重合距離は短くなるように設計されている。したがってリング部10の外径は大きく、ホース保持部18の径もホース2の外径より大きくなるように設計され、ホース2は容易に挿通できる。
【0017】
次に、第1爪部15と第2爪部16及び膨出部11,13で囲まれたハーネス保持部19にハーネス3を挿通する。ハーネス3は第1爪部15と第2爪部16の間から容易にハーネス保持部19に挿通することができる。
ホース2及びハーネス3が挿通された弾性リング1は、車体から延びるブラケット4のブラケット穴40に嵌合され、ブラケット穴40の周縁部がリング溝17に係合することでブラケット4に固定される。この時、位置決め突起14が図示しないブラケット4の切欠きと係合することで、弾性リング1の周方向の位置決めが行われる。
【0018】
弾性リング1のブラケット穴40への嵌合により、リング部10には縮径の力が作用し、第1爪部15と第2爪部16の重合距離が長くなるように弾性変形する。これによりリング部10が縮径し、その力により膨出部11,12,13がそれぞれ内径側へさらに膨出してホース2に弾接されるため、ホース2はホース保持部18内に強く挟持されて固定される。また弾性リング1は、縮径による弾性反力でブラケット穴40に弾接してブラケット4に固定される。
【0019】
すなわちこのホース中間保持構造によれば、弾性リング1のみでホース2とハーネス3を中間保持することができ、従来に比べて部品点数を格段に低減することができる。また弾性リング1は樹脂製であるため、軽量化にも寄与する。
参考例1
図4に参考例に用いた弾性リング5の正面図を、ホース2及びハーネス3を中間保持した状態で示す。
【0020】
この弾性リング5は、断面C字状の4個のハーネス保持部50が橋部51でリング状に連結された形状をなし、4個のハーネス保持部50により中央にホース保持部52が形成されている。また橋部51は3個で構成され、ハーネス保持部50どうしの間の一箇所には橋部51が形成されず分離部53となっている。
この弾性リング5では、分離部53の間隔を狭めるように弾性変形させることでホース保持部52の径も縮径されるので、実施例1と同様にブラケット4に嵌合することで分離部53の間隔が狭まり、ホース2を挟持することができる。またハーネス保持部50はそれぞれ切欠き54をもつので、ハーネス2の挿通は実施例1と同様に容易である。
実施例2
図5及び図6に第2の実施例のホース中間保持構造を示す。この実施例では、ホース2及びハーネス3はプロテクタ6に一体的に保持され、弾性リング7にプロテクタ6とともに保持されている。
【0021】
弾性リング7は、膨出部が4個であること以外は実施例1の弾性リング1と同様の構成であり、4個の膨出部70の間にプロテクタ6がホース2及びハーネス3とともに保持されている。
プロテクタ6は、全体として螺旋状に樹脂から形成され、ホース保持部60とハーネス保持部61とをもつ断面異形に形成されている。そしてホース保持部60にホース2が挿通されハーネス保持部61にハーネス3が挿通された状態で、ホース保持部60が4個の膨出部70の中央に保持されるとともに、ハーネス保持部61が一対の膨出部70の間に保持されている。
【0022】
本実施例のホース中間保持構造では、ブラケット4のブラケット穴40に嵌合することによる弾性リング7の縮径により、4個の膨出部70がホース保持部60を挟持し、ホース保持部60が縮径してホース2を挟持することで、ホース2とプロテクタ6及びハーネス3が中間保持されている。
なお、プロテクタ6は中間保持部以外は変形自在であるので、ホース2及びハーネス3は一体的に変位が可能であり、しかも互いの干渉が効果的に防止されている。
【0023】
【発明の効果】
すなわち本発明のホース中間保持構造によれば、弾性リングをブラケットのブラケット穴に嵌合して縮径させるだけでホースを中間保持することができるので、従来に比べて部品点数を大きく削減することができ、コスト及び重量の低減を図ることができる。
【0024】
そしてホースと干渉が防止された状態でハーネスを同時に中間保持させることもできるので、ハーネス用の中間保持具やブラケットが不要となり部品点数を一層低減できる。さらに、ホースとハーネスを容易に平行配索することができ、配索スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のホース中間保持構造におけるホース及びハーネスとともに示す弾性リングの正面図である。
【図2】本発明の一実施例のホース中間保持構造の側面図である。
【図3】本発明の一実施例のホース中間保持構造に用いた弾性リングの正面図である。
【図4】本発明の参考例のホース中間保持構造におけるホース及びハーネスとともに示す弾性リングの正面図である。
【図5】本発明の第2の実施例のホース中間保持構造におけるホース、ハーネス及びプロテクタとともに示す弾性リングの正面図である。
【図6】本発明の第2の実施例のホース中間保持構造の側面図である。
【図7】従来のホース中間保持構造の構成説明図である。
【符号の説明】
1,5,7:弾性リング 2:ホース 3:ハーネス
4:ブラケット 6:プロテクタ 18:ホース保持部
19:ハーネス保持部 40:ブラケット穴

Claims (1)

  1. ホース保持部とハーネス保持部をもち弾性変形による外径の縮径とともに該ホース保持部の内径が縮径可能な弾性リングと、ブラケット穴をもつブラケットとよりなり、
    該弾性リングは筒状のリング部と該リング部から内径側に膨出する複数の膨出部とからなり、複数の該膨出部で囲まれた空間に該ホース保持部が形成されるとともに、該リング部の内周面と該膨出部とで囲まれた空間に該ハーネス保持部が形成され、
    該ハーネス保持部にハーネスが挿通されるとともに該ホース保持部にホースの中間部が挿通され該弾性リングは外径が縮径状態で該ブラケット穴に保持されて、該弾性リングが該ブラケット及び該ホースに弾接した状態で該ブラケットに固定されていることを特徴とするホース中間保持構造。
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