JPS64321Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS64321Y2
JPS64321Y2 JP1981047532U JP4753281U JPS64321Y2 JP S64321 Y2 JPS64321 Y2 JP S64321Y2 JP 1981047532 U JP1981047532 U JP 1981047532U JP 4753281 U JP4753281 U JP 4753281U JP S64321 Y2 JPS64321 Y2 JP S64321Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
cylindrical body
wheel cover
disc
metal ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981047532U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57157502U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981047532U priority Critical patent/JPS64321Y2/ja
Publication of JPS57157502U publication Critical patent/JPS57157502U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS64321Y2 publication Critical patent/JPS64321Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のホイールカバーの取付構造
に係り、特に樹脂製のホイールカバーをデイスク
ホイールに取り付けるための構造に関する。
【従来技術】
一般に、自動車の車輪に取り付けられる従来の
ホイールカバーは、その強度や耐熱性を考慮して
金属製のものが採用されている。これらのホイー
ルカバーがデイスクホイールに対して取り付けら
れる構造は、第5図に示すように、デイスクホイ
ール10に溶接等により固定されたリテーナー1
1に対して、ホイールカバー13の裏面側にやは
り溶接等により固着されているリテーナー12が
係止され、このことによつてホイールカバー13
がデイスクホイール10に装着されるように構成
されている。 上述のように、従来のホイールカバーはその構
造上の要求から金属製のものが採用されてきた
が、近年、自動車の軽量化と装飾化の観点からホ
イールカバーに対する要求が新たなものとなり、
従来一般には金属製であつたホイールカバーを樹
脂製のものとすることが提案されている。
【考案が解決しようとする課題】
併し乍ら、ホイールカバーを樹脂製とするの
は、材質の剛性や耐摩耗性および耐熱性の点では
金属製ホイールカバーに劣り、特に第5図に示す
ような板ばね的構造のリテーナー12をも含めて
ホイールカバー13全体を樹脂製とする場合に
は、取り外しや取り付けを何度か繰り返すと、そ
の際の機械的応力の作用によりリテーナー12自
体に変形の「くせ」が付いたり、その付け根部分
に材質の疲労を来すことになり、ホイールカバー
13がデイスクホイール10に対してガタ付くと
いう不具合を生じたり、あるいはブレーキ熱の影
響を受け易く且つ板ばね的構造が故に作用してい
る弾発力の影響と相俟つてリテーナー12部分も
しくはその近辺の部分に樹脂自体の熱変形を生じ
るという不具合がある。このため、樹脂製ホイー
ルカバーを採用する場合には、これらの不具合が
生じないように取付構造を工夫することが必要と
なる。 本考案は上述のごとき従来技術の課題に鑑み、
これを有効に解決すべく創案されたものである。
したがつて本考案の目的は、取り付け取り外しを
繰り返してもデイスクホイールに対して樹脂製ホ
イールカバーをガタ付くことなく確実に装着で
き、着脱時の機械的応力による変形や材質の疲
労、またブレーキ熱および弾発力の影響による熱
変形に対しても変形を生じ難いホイールカバーの
取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本考案に係るホイールカバーの取付構造は、上
述のごとき従来技術の課題を解決し、その目的を
達成するために以下のように構成されている。 即ち、樹脂製ホイールカバー本体の裏面に筒状
体が一体的に突設されるとともに、該筒状体に
は、その外周を囲繞する金属リングが嵌合・固定
されている。一方、デイスクホイールの底部壁に
は、その円周方向複数箇所において各取付金具の
一端が固定されるとともに、該取付金具の自由端
側には、車輪の径方向内外両方向へ弾発付勢力を
生じるべく該径方向へ沿う断面形状がU字状を呈
する係止端が形成され、該係止端の径方向外方端
面を上記デイスクホイールの側部壁に、且つ径方
向内方端面を上記金属リングの外周面にそれぞれ
当接せしめることによつて、上記ホイールカバー
の筒状体が上記デイスクホイールに装着されるよ
うに構成されている。
【作用】
本考案に係るホイールカバーの取付構造では、
筒状体に嵌合・固定される金属リングが、その径
方向へ作用する押圧力に対して大きな剛性を発揮
する。金属リングはまた、筒状体に対してその外
周に嵌合状態であることから、金属リング自体は
その内側の筒状体に対して押圧力を作用させるこ
とがない。即ち金属リングは、その内周に樹脂製
ホイールカバーを無荷重の状態で保持することに
よつて樹脂製ホイールカバーをその変形から保護
する機能を果たすことになる。そして一端がデイ
スクホイールに固定された取付金具は、その他端
部が断面形状U字状に形成されてばね構造を呈
し、ホイールカバー取付状態では、そのU字状係
止端が金属リングとデイスクホイールとの間に介
在して両者を径方向内方および外方へ弾発付勢
し、この弾発力によつて金属リングとデイスクホ
イールとの間の保持構造を構成する。ホイールカ
バーの着脱に際してはこのU字状係止端が弾性変
形し、金属リングは変形せず、従つてその内周の
筒状体にも変形を生じることなく操作ないし作業
が行われる。また、ホイールカバーがブレーキ熱
の影響で多少劣化することがあつても、ホイール
カバー自体を保持するための荷重が殆ど作用しな
いので、変形し難い。取付金具は、そのU字状係
止端は勿論のこと、金属リングと同様に金属製で
あり、樹脂材に比して材料の疲労や変形に対する
強度が十分に高く、着脱操作の繰り返しに対して
も適正な装着状態を維持できる。また、耐熱性の
点に関しても、樹脂製ホイールカバーに伝達され
るブレーキ熱は、デイスクホイールから金属リン
グを介することになり、この伝達途中経路の間に
多くの熱が分散されることになり、樹脂製ホイー
ルカバーへのブレーキ熱の影響は極めて小さくな
る。
【実施例】
以下に本考案の好適な実施例について、第1図
ないし第4図を参照して説明する。図中1は樹脂
製ホイールカバーであつて、そのデイスク状本体
1gの裏面には筒状体1aを突設している。この
筒状体1aは、第1図に示すように、スリツト1
bを所定箇所に設けて等間隔毎に形成した1対ず
つの爪1cを備えている。各爪1cはその外周上
部に係止突起1dを有している。また、筒状体1
aはその本体部1eの外周に複数個のリブ1fを
有している。 上記構成の筒状体1aの外周には金属リング2
を嵌合・固定している。この金属リング2の内径
寸法は筒状体1aの外径寸法と同じである。従つ
て金属リング2は、筒状体1aに対して無荷重の
状態でこれを保持している。金属リング2を嵌合
する場合、筒状体1aは、上記のごとくスリツト
1bを有しているため、容易に内側に撓むことが
でき、金属リング2は各爪1cの係止突起1dを
乗り越えることができる。金属リング2は筒状体
1aに嵌合された状態では、第1図に示すよう
に、上記各爪1cの係止突起1dと各リブ1fの
上端との間に、移動を拘束されて固定されてい
る。 一方、デイスクホイール3は、第2図および第
4図に示すように、その底部壁3aに円周方向に
沿つて複数個の取付金具取付穴3cを有してい
る。尚ここで第2図には、ホイールカバー1、金
属リング2およびデイスクホイール3が断面で示
され、取付金具4はデイスクホイール3の取付穴
3cに取付固定された状態の側面図で示されてい
る。この取付穴3cは、本実施例では円周方向へ
90゜毎の4カ所に設けられ、大略四角形に形成さ
れている。また、底部壁3aの中央には車軸(図
示せず)の端部を受ける軸穴3dが形成され、さ
らに各取付穴3cの間には、このデイスクホイー
ル3を車軸に取付固定するためのボルト挿通穴3
eが4カ所に形成されている。即ち、一般的には
車軸の両端がデイスクホイール3の軸穴3dに挿
通されて螺子締めにより固定され、且つ車軸の両
端部近辺には車輪取付用のフランジ部が形成され
て、そのフランジ部から取付ボルトが4本ないし
5本突出して植設されており、この取付ボルトが
上記ボルト挿通穴3eに挿通され、その頭にナツ
ト5が締め付けられてこのデイスクホイール3が
車軸に取付固定されることになる。尚このデイス
クホイール3の周縁部には、図示していないがタ
イヤ取り付けのためのリムが取付固定されてい
る。 第3図はデイスクホイール3にホイールカバー
1を取り付けるための取付金具4を示す斜視図で
あるが、この取付金具4は大略「く」の字状をな
すようにその大略中央部で折り曲げられており、
その一方端がデイスクホイール3側に取付固定さ
れる取付端4aに形成され、また他方端がデイス
クホイール3とホイールカバー1の筒状体1aと
の間に介在してホイールカバー1をデイスクホイ
ール3に係止する係止端4bに形成されている。
取付端4aには、その長手方向に沿う2本の切り
込みが入れられ、その内側部分が大略逆U字状に
折り曲げられた湾曲部4gとその先端側の平面部
4hとに形成されて係止片4cが構成されてい
る。上記2本の切り込み線はその途中に三角形状
の屈曲部を有しており、湾曲部4gを折り曲げ形
成する際に湾曲部4gの両側に形成される三角形
の耳状突起がさらに後方へ折り返されて切起突起
4dに構成されている。係止端4bは、断面形状
が大略U字状となるように折り返されており、そ
の折り返された先端部は波形に曲げ加工されて山
部4eと谷部4fが形成されている。 上記構造の取付金具4の取付端4aはデイスク
ホイール3の取付穴3cに第2図に示すごとく取
り付けられる。即ち、係止片4cの湾曲部4gを
取付穴3c内に挿入し、デイスクホイール3の裏
面に切起突起4dを係止させる一方、係止片4c
の先端平面部4hをデイスクホイール3の表面に
係止させる。このとき先端平面部4hは板ばね様
に作用し、湾曲部4gが取付穴3cから抜き出さ
れる方向へ取付金具4自体を弾発付勢する。この
付勢力によつて切起突起4dがデイスクホイール
3の裏面に押し付けられ、取付金具4自体がデイ
スクホイール3に取付固定される。この状態で取
付金具4の係止端4bは、その大略U字状に折り
返された波形加工面をデイスクホイール3の径方
向内方に臨ませ、その反対側の面4iをデイスク
ホイール3の側部壁3bに沿わせることになる。 さて、4個の取付金具4が取り付けられたデイ
スクホイール3に対して、ホイールカバー1は第
2図中矢印Aの方向へ押し込まれて取り付けられ
る。この押し込みによつて、各取付金具4のU字
状係止端4bは、その谷部4fを金属リング2に
当接させる状態でデイスクホイール3の側部壁3
bと金属リング2との間に撓んで介在し、両者を
デイスクホイール3の径方向内外両方向へ弾発付
勢する。 上述のようにしてデイスクホイール3に取り付
けられたホイールカバー1は、各取付金具4のU
字状係止端4bの弾発力で金属リング2に圧接し
ているので、振動等の外力では容易にデイスクホ
イール3から外れることはない。 尚、上述の実施例では取付金具4の取付端4a
に切り込みを入れて係止片4cを形成し、且つデ
イスクホイール3に取付穴3cを形成することに
よつて、該取付金具4のデイスクホイール3に対
する固定手段を構成したが、取付金具側の取付端
をデイスクホイールの底部壁に固定するその他の
態様としては、例えば取付端と底部壁とを互いに
平坦な面どうしに構成してこれらを合わせた状態
にし、この状態で種々の接合手段により両者を固
定することも可能であり、その接合手段としては
例えばボルト・ナツトにより、最も一般的な締め
付け固定を行つてもよく、また、その他リベツト
締めや溶接によることも可能である。
【効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば次のごとき優れた効果が発揮される。 即ち、樹脂製ホイールカバーの取り付け取り外
しを繰り返しても、デイスクホイールに対してホ
イールカバーをガタ付くことなく確実に装着で
き、着脱時の機械的応力による変形や材質の疲
労、またブレーキ熱および弾発力の影響による熱
変形に対しても変形を生じ難い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例においてホイー
ルカバーに金属リングが装着された状態を示す斜
視図、第2図はホイールカバーをデイスクホイー
ルに取り付けた状態を示す部分断面図、第3図は
取付金具の斜視図、第4図はデイスクホイールの
斜視図、第5図は従来技術における金属製ホイー
ルカバーの取付状態を示す部分断面図である。 1…ホイールカバー、1a…筒状体、1g…ホ
イールカバー本体としてのデイスク状本体、2…
金属リング、3…デイスクホイール、3a…底部
壁、3b…側部壁、4…取付金具、4a…取付
端、4b…係止端、4f…係止端の径方向内方端
面としての谷部、4i…係止端の径方向外方端面
としての面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂製ホイールカバー本体1gの裏面に筒状体
    1aを一体的に突設するとともに、該筒状体1a
    にその外周を囲繞する金属リング2を嵌合・固定
    し、一方デイスクホイール3の底部壁3aの円周
    方向複数箇所において各取付金具4の一端4aを
    固定するとともに、該取付金具4の自由端側に車
    輪の径方向内外両方向へ弾発付勢力を生じるべく
    該径方向に沿う断面形状がU字状を呈する係止端
    4bを形成し、該係止端4bの径方向外方端面4
    iを上記デイスクホイール3の側部壁3bに、且
    つ径方向内方端面4fを上記金属リング2の外周
    面にそれぞれ当接せしめることによつて、ホイー
    ルカバー1の上記筒状体1aを上記デイスクホイ
    ール3に装着することを特徴とするホイールカバ
    ーの取付構造。
JP1981047532U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS64321Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981047532U JPS64321Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981047532U JPS64321Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57157502U JPS57157502U (ja) 1982-10-04
JPS64321Y2 true JPS64321Y2 (ja) 1989-01-06

Family

ID=29844334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981047532U Expired JPS64321Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS64321Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5579703A (en) * 1978-12-13 1980-06-16 Hashimoto Forming Co Ltd Reinforced wheel cover for automobile

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338278Y2 (ja) * 1974-02-07 1978-09-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5579703A (en) * 1978-12-13 1980-06-16 Hashimoto Forming Co Ltd Reinforced wheel cover for automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57157502U (ja) 1982-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101364730B1 (ko) 차량 부재용 체결 요소
US20070175715A1 (en) Pole wheel which can be connected to a wheel hub of a motor vehicle
US5584628A (en) Device for connecting parts having holes with different center-to-center distances
US4235476A (en) Wheel cover for vehicle wheels
US4457560A (en) Hubcap with improved retention structure
US4316638A (en) Wheel trim
US6002187A (en) Bicycle electricity generator and a method of attaching the electricity generator to a bicycle
US6039406A (en) Hubcap fastener structure
US5340201A (en) Snap-on dress wheel simulator
JPS64321Y2 (ja)
US4361359A (en) Wheel cover for a passenger motor vehicle
US4750600A (en) Clutch cover
JPS63241B2 (ja)
JPS5826164Y2 (ja) センタキャップ又はホイ−ルキャップの取付構造
JP2585060B2 (ja) 車輪艤装品
US3860296A (en) Wheel trim for different size wheels
JPS6118536Y2 (ja)
KR930004601B1 (ko) 와이어 스포크 차륜 모조 장식체와 그의 조립 방법
JPH0139935Y2 (ja)
JPH0525923Y2 (ja)
JPH0428282Y2 (ja)
JPH0132609Y2 (ja)
JPS5816401Y2 (ja) 車両用ホイ−ルカバ−の固着装置
JP2533623Y2 (ja) クラッチ装置
JPH0532322Y2 (ja)