JP3754490B2 - 冷・暖房装置およびその接続ヘッダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の壁や天井やフローリングの床等の冷・暖房を行う冷・暖房装置およびその接続ヘッダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フローリング等の床暖房を行う暖房装置として、温水式の温水暖房マットが知られている。図9および図10には、この温水暖房マット1の一例が示されており、温水暖房マット1はプラスチック等の断熱発泡基材を板状に形成して成る装置基材としてのマット基材2に、骨材としての複数の小根太3を間隔を介して配設し、四角形状をしたマット基材2の一辺の中央部に組み込み装備された接続ヘッダー4を温水の出入口として、1本以上、図9の例では2本の循環パイプ5a,5bが小根太3を迂回しながら引き回して敷設されている。
【0003】
図8に示すように、接続ヘッダー4は温水供給側のヘッダー6と温水戻り側のヘッダー7とに分離されており、ヘッダー6側には循環パイプ5a,5bの入口側が接続され、ヘッダー7側には循環パイプ5a,5bの出口側が接続されている。一般に、2本の循環パイプ5a,5bはヘッダー6側から小根太3を迂回しながらマット基材2の半分側に引き回されて折り返された後、同様にマット基材2の残りの半分側を引き回してヘッダー7に戻る形態で並列状に敷設されている。なお、マット基材2の放熱表面側には必要に応じ図10に示すように放熱材としてのアルミニウム箔8が張設される。
【0004】
この温水暖房マット1を設置施工する場合には、図10に示すように、例えば、フローリング室の床パネル10の上側に温水暖房マット1を敷設する。そして、マット1の上側にフローリング床材11を張り、釘12によりフローリング床材11を根太13に固定する(根太13は床パネル10に固定されている)。そして、図9に示すように、ヘッダー6側には往管14が接続され、ヘッダー7には戻り管15が接続されて、往管14と戻り管15とからなる熱源器9の外部循環路16と循環パイプ5a,5bとが接続ヘッダー4を介して接続されるものであった。
【0005】
フローリングの床暖房は、前記温水暖房マットの循環パイプ5a,5bに熱源器9から外部循環路16を通して温度調節媒体である温水を循環させることにより、循環パイプ5a,5bからの熱はフローリングの床下から放熱されてフローリング床材11に伝わることにより行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の温水暖房マット1は循環パイプ5a,5bにより、熱源器9から送られてくる温水を、まず、マット1の半分側に通して放熱した後に、マット1の残りの半分側に通して暖房する方式であるため、温水が最初に通るマット1の半分側の領域は比較的効率良く床暖房を行うことができるのであるが、マット1の残りの半分側はほぼ放熱しきった戻りの湯が通るために、放熱熱量が小さくなって、暖房が効率的に行われず、このため、温水暖房マット1の一方側半分領域と他方側半分領域とで温度むら(温度差)が生じるという問題がある。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、マットの全領域にわたり温度むらがなく均一な快適温度でもって床等の暖房や冷房を行うことができる冷・暖房装置およびその接続ヘッダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、次のような構成をもって前記課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明の接続ヘッダーは、上板と下板とがシール仕切り板を挟んで一体化された積層体の基端側面には温度調節媒体の外部循環路に接続される往管接続口と戻り管接続口とが該基端側面の辺方向に間隔を介して設けられ、積層体の前記基端側面に連接する両側面のうち、前記往管接続口の隣り側となる第1の側面には前記基端側面から見て媒体供給接続口を往管接続口に近い側にして媒体供給接続口と媒体戻り接続口の順序で、前記戻り管接続口の隣り側となる第2の側面には前記基端側面から見て媒体戻り接続口を戻り管接続口に近い側にして媒体戻り接続口と媒体供給接続口の順序で、それぞれ積層体の側面の辺方向に間隔を介して媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが前記第1の側面と第2の側面とでは逆の順序で配列配置されており、前記シール仕切り板に接合する上板と下板の一方側の板面には前記往管接続口を前記第1の側面の媒体供給接続口に連通する凹形の第1の往通路と、前記戻り管接続口を前記第1の側面の前記媒体戻り接続口に連通する凹形の第2の戻り通路とが形成され、前記上板と下板の他方側の板面には前記往管接続口を前記第2の側面の媒体供給接続口に連通する凹形の第2の往通路と、前記戻り管接続口を前記第2の側面の前記媒体戻り接続口に連通する凹形の第1の戻り通路とが形成され、前記第2の戻り通路と前記第2の往通路はシール仕切り板を介してクロスされている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0009】
また、第2の発明の接続ヘッダーは、上記第1の発明を構成する往通路と戻り通路が積層体の基端側面から見て左右対称に形成されている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0010】
さらに、第3の発明の接続ヘッダーは上板と下板とがシール仕切り板を挟んで一体化された積層体の基端側面には温度調節媒体の外部循環路に接続される往管接続口と戻り管接続口とが該基端側面の辺方向に間隔を介して設けられ、基端側面と反対側の積層体の側面には媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが辺方向に間隔を介して配置されており、また、基端側面から見て積層体の左右の一方側の前記往管接続口に近い側の側面には媒体供給接続口が、左右の他方側の前記戻り管接続口に近い側の側面には媒体戻り接続口がそれぞれ設けられ、前記基端側面と反対側の積層体の側面に形成される接続口は前記積層体の左右の一方側の媒体供給接続口に近い側を媒体戻り接続口とし、前記積層体の左右の他方側の媒体戻り接続口に近い側を媒体供給接続口として、往管接続口から側周面を通って戻り管接続口に至る方向に媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが交互に配列されており、前記シール仕切り板に接合する上板と下板の一方側の板面には前記往管接続口を前記積層体の左右の一方側の前記媒体供給接続口に連通する第1の往通路と、前記戻り管接続口を前記基端側面と反対側の積層体の側面に形成される媒体戻り接続口に連通する凹形の第2の戻り通路とが形成され、前記上板と下板の他方側の板面には前記往管接続口を前記積層体の基端側面と反対側の側面に形成される前記媒体供給接続口に連通する凹形の第2の往通路と、前記戻り管接続口を前記積層体の左右の他方側の前記媒体戻り接続口に連通する凹形の第1の戻り通路とがそれぞれ形成され、前記第2の往通路と前記第2の戻り通路はシール仕切り板を介してクロスされている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0011】
さらに、第4の発明の接続ヘッダーは、上記第1又は第2又は第3の発明を構成する上板と下板が一辺側で折り曲げ自在のヒンジを介して連結されている構成をもって前記課題を解決する手段としている。さらにまた、本発明の冷・暖房装置は、第1〜第4の発明の接続ヘッダーの何れか1つの接続ヘッダーが組み込まれている冷・暖房装置であって、該冷・暖房装置は板状の装置基材を有し、この装置基材には複数の小根太が間隔を介して配設されており、この装置基材の一辺の中央部には前記接続ヘッダーが組み込まれており、前記装置基材には、接続ヘッダー側から該装置基材の半分側に小根太を迂回して引き回した後装置基材の半分側に同じく小根太を迂回して引き回して接続ヘッダー側に戻るか、又は接続ヘッダー側から該装置基材のそれぞれ左右の半分側に小根太を迂回して引き回した後接続ヘッダー側に戻る異なる循環パイプが隣り合わせにして敷設されており、この隣り合う循環パイプを流れる温度調節媒体の流れの向きが往きと戻り逆向きとなるように各循環パイプの隣り合う端末が前記接続ヘッダーの互いに隣り合わせの媒体供給接続口と媒体戻り接続口に接続されている構成をもって前記課題を解決するための手段としている。
【0012】
上記構成の本発明において、往管接続口から供給される温度調節媒体は、往通路を通り、第1および第2の各側面の媒体供給接続口から、例えば、この媒体供給接続口に接続されている床等の冷・暖房用の循環パイプへ入り込む。
【0013】
そして、循環パイプを通った温度調節媒体は第1および第2の各側面の媒体戻り接続口から戻り通路を通り、戻り管接続口から外部循環路を介して冷・暖房熱源器に戻される。
【0014】
本発明では、媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが交互に形成されるので、例えば、第1の側面の媒体供給接続口に接続した循環パイプと、第1の側面の媒体戻り接続口に接続した循環パイプを並列状に引き回して、冷・暖房装置に往きと戻りの循環パイプの経路を並列状に形成でき、隣り合う循環パイプの温度調節媒体の流れの向きは互いに往きと戻りの逆向きとなる。このことにより、冷・暖房装置の全面領域にわたって放熱される冷・暖の熱量はほぼ均一化され、冷・暖房装置の全領域にわたって温度むらのない均一温度での快適な床等の冷・暖房が達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
【0016】
図1には、本実施の形態例の接続ヘッダー4が示されており、この接続ヘッダー4は従来例と同様に床暖房を行う暖房装置の温水暖房マット1に装備されるものである。接続ヘッダー4は、上板26と、下板27と、シール仕切り板28とを有して構成され、図2に示すように、上板26と下板27とがサンドイッチ状にシール仕切り板28を挟んで、例えば、ろう付け等により、一体化した積層体である。
【0017】
上記上板26と下板27とは金属板で構成され、上板26および下板27の板面には、プレス成型によって、図1および図2に示すように、第1、第2、第3の凹部30,31,32が形成され、ゴム等のシール仕切り板28には上記凹部30,31,32の開口端に対応させて切り取り部39が形成されている。上記上板26と下板27とは同一形状であり、図2に示す上板26と下板27の凹部の開口端に記した番号が合うように上板26と下板27とを対向させ、この上板26と下板27との凹部形成面間にシール仕切り板28を挟み込ませ、シール仕切り板28の切り取り部39と、上板26と下板27の凹部の開口端とを位置合わせて下板27とシール仕切り板28と上板26とを積層一体化することで、次のような接続口と通路が形成される。
【0018】
図1に示す接続ヘッダー4の基端側面には往管接続口18と戻り管接続口19とが辺方向に間隔を介して並設され、第1の側面には媒体供給接続口20aと媒体戻り接続口21bとが辺方向に間隔を介して並設され、第2の側面にも媒体供給接続口20bと媒体戻り接続口21aとが辺方向に間隔を介して並設されており、第1の側面と第2の側面の媒体供給接続口と媒体戻り接続口の配列順序は逆になっている。
【0019】
また、図1および図2に示すように、上板26の第2の凹部31によって前記往管接続口18と媒体供給接続口20aとを連通する第1の往通路が、また、下板27の第1の凹部30によって往管接続口18と媒体供給接続口20bとを連通する第2の往通路が形成される。また、下板27の第2の凹部31によって戻り管接続口19と媒体戻り接続口21aとを連通する第1の戻り通路が、また、上板26の第1の凹部30によって戻り管接続口19と媒体戻り接続口21bとを連通する第2の戻り通路が形成される。前記第2の往通路と第2の戻り通路とはシール仕切り板28を介してクロスされており、また、第1と第2の往通路で構成される往通路と、第1と第2の戻り通路で構成される戻り通路とは、接続ヘッダー4の基端側面から見たとき左右対称となる。
【0020】
図1では、媒体供給接続口20a,20bおよび媒体戻り接続口21a,21bには、接続ヘッダー4と、図6に示す温水暖房マット1の循環パイプ5とを接続するためのジョイント22がそれぞれ嵌め込まれ、また、往管接続口18および戻り管接続口19には、接続ヘッダー4と、外部循環路16とを接続するためのジョイント23がそれぞれ嵌め込まれている。
【0021】
上記構成の接続ヘッダー4が装備された図6に示す暖房装置では、接続ヘッダー4の往管接続口18には外部循環路16の往管14が、戻り管接続口19には外部循環路16の戻り管15がそれぞれジョイント23を介して接続され、また、媒体供給接続口20aには循環パイプ5aの入口端が、媒体戻り接続口21aには循環パイプ5aの出口端が、媒体供給接続口20bには循環パイプ5bの入口端が、媒体戻り接続口21bには循環パイプ5bの出口端がそれぞれジョイント22を介して接続される。
【0022】
本実施の形態例の接続ヘッダー4を装備した暖房装置において、図1および図6に示すように、外部循環路16の往管14から温水暖房マット1に供給される温度調節媒体である温水は接続ヘッダー4の往管接続口18から流れ込み、第1と第2の往通路に分岐して流れ、それぞれ媒体供給接続口20a,20bから循環パイプ5a,5bに送り出される。そして、循環パイプ5aに送り出された温水は、まず、温水暖房マット1の一方側の半分側(図6では左側)を通って、残りの半分側を通り接続ヘッダー4の媒体戻り接続口21aに至る。また、循環パイプ5bに送り出された温水は、上記とは反対に、まず、温水暖房マット1の右側を通り、残りの半分側を通って接続ヘッダー4の媒体戻り接続口21bに至る。この循環パイプ5a,5bを流れた温水はそれぞれ媒体戻り接続口21a,21bから第2あるいは第1の戻り通路を通って戻り管接続口19へ流れ、戻り管接続口19から外部循環路16の戻り管15を介して熱源器9に戻される。
【0023】
本実施の形態例によれば、接続ヘッダー4の基端側面に往管接続口18と戻り管接続口19とが設けられ、媒体供給接続口20と媒体戻り接続口21とが、第1、第2の各側面に辺方向に間隔を介して並設し、かつ、第1と第2の側面とでは媒体供給接続口20と媒体戻り接続口21の辺方向の配列順序を逆にして配列配置されており、往管接続口18と媒体供給接続口20a,20bを連通する往通路と、戻り管接続口19と媒体戻り接続口21a,21bを連通する戻り通路とが形成され、第2の往通路と第2の戻り通路とはシール仕切り板28を介してクロスされているので、往管14から供給される温水を第1と第2の側面側に分岐させて循環パイプ5a,5bに送り出すことができ、また、循環パイプ5a,5bを通った温水を第1と第2の側面側から流れ込ませ、熱源器9に戻すことができる。
【0024】
したがって、図6に示す温水暖房マット1において、2本の並列状に敷設される循環パイプ5a,5bの一端側は媒体戻り接続口21aと媒体供給接続口20bへそれぞれ温水の流れの向きが往きと戻りの逆向きに交互に接続でき、同様に、循環パイプ5a,5bの他端側も媒体供給接続口20aと媒体戻り接続口21bへそれぞれ温水の流れの向きが往きと戻りの逆向きとなるように交互に接続できることになる。その結果、温水暖房マット1の左半分側では、循環パイプ5a側は往き側の温水の流れ方向となり、循環パイプ5b側は戻り方向の温水の流れとなり、温水暖房マット1の右半分側では循環パイプ5a側は戻り方向の温水の流れとなり、循環パイプ5bは湯水の往き側の流れとなる。
【0025】
このように、温水暖房マット1の一方側の半分側(図6では左半分側)と残りの半分側(図6では右半分側)とで、隣接する循環パイプ5a,5bを通る温水の流れの向きは必ず往きと戻りの逆向きとなり、従来例のように、温水暖房マットの半分側の循環パイプ5a,5bは共に往きの温水の流れとなり、温水暖房マットの残りの半分側の循環パイプ5a,5bは共に戻りの向きの温水が流れるというような温水の同方向の流れとなることはなく、必ず、隣り合う循環パイプ5a,5bには逆向きの温水の流れが生じる結果、温水暖房マット1の一方の半分側と残りの半分側での温水循環パイプ5a,5bからの総合的(トータル的)な放熱量がほぼ等しくなり、これにより、温水暖房マット1の左右領域で暖房による温度むらが発生するということがなくなり、快適な住暖房環境を作り出すということができることとなる。
【0026】
また、本実施の形態例では、同一形状の上板26と下板27とを用いている結果、往通路と戻り通路とは基端側面から見て左右対称となっている。上記の如く、同一形状の上板26と下板27とを用いているために、上板26と下板27とを同一のプレス金型を用いて同一工程で作製でき、上板26と下板27とを別工程でそれぞれ作製するよりも接続ヘッダー4の作製工程が簡略化され、接続ヘッダー4を安価で提供することが可能となる。
【0027】
ところで、前記温水暖房マット1の温度むらの問題を改善する接続ヘッダーとして、図7に示すように、戻り通路を形成する変形Y字形状のパイプと、往通路を形成する変形Y字形状のパイプをクロスさせたものが考えられるが、変形Y字形状のパイプは量産が困難なため、接続ヘッダー4の価格が高くなってしまうという問題がある。また、温水暖房マット1が敷設される図10に示す床パネル10とフローリング床材11との間は、例えば、12mmと非常に狭く、上記の如く、パイプをクロスさせるとクロス部分の高さが床パネル10とフローリング床材11との間隔よりも高くなり、フローリング床材11が張れなくなるという問題もある。この問題を解消するために、クロス部分のパイプの断面形状を楕円形状に形成してクロス部分の高さを下げる手段が考えられる。しかし、床上から荷重が加えられたとき、上記楕円形状のパイプ部分は変形し易く、パイプが潰れて破損する虞れがある。
【0028】
これに対し、本実施の形態例では、上板26および下板27の第1、第2、第3の凹部30,31,32をプレス成型によって形成しているので、上記凹部30,31,32の形成は簡単で、また、凹部を形成した上板26と下板27とでシール仕切り板28を挟み込み積層一体化するだけで接続ヘッダー4を作製することができることから、接続ヘッダー4の量産が可能となり、接続ヘッダー4の価格を安価にすることができる。また、往通路と戻り通路は凹形、つまり、半割り形状であり、往通路と戻り通路のクロス部分の高さが高くなることはなく、前記床パネル10とフローリング床材11の非常に狭い間隔にも十分対応した接続ヘッダー4を作製することができ、さらに、上記の如く、板面に凹形の往通路と戻り通路が形成されているために、床上から荷重が加えられても往通路と戻り通路は変形し難く機械的強度が強くなる。
【0029】
なお、本発明は上記実施の形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施の形態例では、図2に示すように、別個独立の上板26と下板27とがシール仕切り板28をサンドイッチ状に挟み込んでいたが、図3に示すように、上板26と下板27とを一辺側で折り曲げ自在のヒンジ34を介して連結し、この上板26と下板27とで図2に示すシール仕切り板28を挟んで接続ヘッダー4を作製してもよい。この場合には、ヒンジ34を設けた部分のろう付け作業を省略することができ、その分ろう付け作業が容易となる。
【0030】
また、上記実施の形態例では、上板26の第1の凹部30は第2の戻り通路を、上板26の第2の凹部31は第1の往通路をそれぞれ形成し、また、下板27の第1の凹部30は第2の往通路を、下板27の第2の凹部31は第1の戻り通路をそれぞれ形成するように凹部30,31,32を設けていたが、図4に示すように、上板26の第1の凹部30は第2の往通路を、上板26の第2の凹部31は第1の戻り通路をそれぞれ形成し、また、下板27の第1の凹部30は第2の戻り通路を、下板27の第2の凹部31は第1の往通路をそれぞれ形成するように上板26と下板27とに凹部30,31,32を設けてもよい。
【0031】
さらに、上記実施の形態例では、プレス成型によって上板26と下板27の凹部を形成していたが、例えば、刻設によって凹部を形成してもよい。この場合には、フライス盤等を用い、機械加工により板面を削って凹部を形成することになる。この場合には、接続ヘッダー4は外側から見たときにブロック体に上記実施の形態例同様の接続口が形成されている形態となり、接続ヘッダー4の機械的強度をより一層強化することが可能となる。
【0032】
さらに、上記実施の形態例では、凹部を備えた上板26および下板27をプレス成型によって作製していたが、プラスチック材料等を用いた射出成型により前記上板26および下板27を作製するようにしてもよい。
【0033】
さらに、上板26および下板27やシール仕切り板28の形態は図1および図2に示す形態に限定されるものではなく、様々な形態を採り得る。例えば、図5に示すように、上板26と下板27に4個の凹部35,36,37,38を形成し、シール仕切り板28に各接続口に対応させた切り取り部39を形成して、これら下板27とシール仕切り板28と上板26とを積層一体化させ往通路と戻り通路と接続口18,19,20a,20b,21a,21bを形成する。図5に示す接続ヘッダー4においても、基端側面から見たとき往通路と戻り通路とは左右対称となっており、また、上板26と下板27とは同一形状であり、上記実施の形態例同様に、接続ヘッダー4の作製工程の簡略化を図ることができる。もちろん、板面に凹形の往通路と戻り通路が形成されているため、床パネル10とフローリング床材11の間の非常に狭い間隔にも十分対応でき、また、機械的強度が強い接続ヘッダー4を提供できる。
【0034】
さらに、上記実施の形態例では、接続ヘッダー4の基端側面から見て左右の両側面にそれぞれ媒体供給接続口20および媒体戻り接続口21が設けられていたが、図11に示すように、基端側面の反対側の側面(第3の側面)に媒体供給接続口20bと媒体戻り接続口21bを辺方向に間隔を介して設け、また、基端側面から見て左側あるいは右側の一方の側面(図11では左側面)に媒体供給接続口20aを、他方側の側面(図11では右側面)に媒体戻り接続口21をそれぞれ設けるようにしてもよく、上記実施の形態例同様の優れた効果を奏することができる。
【0035】
もちろん、この場合にも、上板26の第2の凹部31によって前記往管接続口18と媒体供給接続口20aとを連通する第1の往通路が、また、下板27の第1の凹部30によって往管接続口18と基端側面の反対側の側面に設けられた媒体供給接続口20bとを連通する第2の往通路がそれぞれ形成されることになり、また、下板27の第2の凹部31によって戻り管接続口19と媒体戻り接続口21aとを連通する第1の戻り通路が、また、上板26の第1の凹部30によって戻り管接続口19と基端側面の反対側の側面に設けられた媒体戻り接続口21bとを連通する第2の戻り通路がそれぞれ形成され、前記第2の往通路と第2の戻り通路とはシール仕切り板28を介してクロスされることになる。また、第1と第2の往通路で構成される往通路と、第1と第2の戻り通路で構成される戻り通路とは、接続ヘッダー4の基端側面から見たとき左右対称となる。
【0036】
さらに、上記実施の形態例の接続ヘッダー4は、従来例で示した温水暖房マット1、つまり、循環パイプ5a,5bがヘッダーからマットの半分側に引き回されて折り返された後、同様にマットの残り半分側を引き回されヘッダーに戻る形態で並列状に敷設されている温水暖房マット1に装備する例で説明したが、本発明の接続ヘッダーによって、例えば、循環パイプ5aが接続ヘッダー4の第1の側面の媒体供給接続口20aからマットの半分側に引き回されて折り返され、第1の側面の媒体戻り接続口21bに戻り、また、循環パイプ5bが同様にマットの残り半分側を引き回されている形態の温水暖房マット1を作製することが可能となり、温水暖房マット1の新たな展開を図ることができる。
【0037】
さらに、上記実施の形態例では、往通路と戻り通路とが基端側面から見たとき左右対称となっていたが、左右対称でなくてもよい。この場合にも、上記実施の形態例同様の効果を得ることができる。ただ、往通路と戻り通路とを基端側面から見たとき左右対称とすることにより、上板26と下板27とを同一形状にでき、プレス成型や射出成型によって凹部を備えた上板26と下板27とを作製する場合には同一金型で上板26と下板27とを作製でき、また、刻設等、機械加工によって作製する場合には同一のNC制御プログラム等の制御プログラムで上板26と下板27とを作製できるので、接続ヘッダー4の作製工程の簡略化を図ることができる。
【0038】
さらに、上記実施の形態例の接続ヘッダー4は四角形状であったが、三角形状や円形状等、他の形状でもよい。
【0039】
さらに、上記実施の形態例では、温水暖房を例に説明したが、熱源器から加熱しない水又は冷却した水を循環供給することにより、循環パイプ5a,5bから冷熱が放射されて冷房を行うことができる。この場合も暖房の場合と同様にマット基材2の一方側半分領域と他方側半分領域の放熱量のバランスがとれ、マット表面全域にわたり温度むらのない均一な床冷房を達成することができる。
【0040】
さらに、上記実施の形態例では、マット1を床パネル10の上に敷設する例で説明したが、建物(室内)の壁内や天井に敷設して、室内の暖房や冷房を行うようにしてもよい。
【0041】
さらに、上記実施の形態例では、温度調節媒体として水を使用したが、蒸気や冷媒等の他の媒体を使用して冷・暖房を行うようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、上板と下板とがシール仕切り板を挟んで一体化された積層体の基端側面には温度調節媒体の外部循環路に接続される往管接続口と戻り管接続口とが辺方向に間隔を介して並設され、積層体の互いに異なる第1、第2の各側面には媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが積層体の辺方向に間隔を介して、かつ、第1と第2の側面とでは媒体供給接続口と媒体戻り接続口の辺方向の配列順序を逆にして配列配置されており、前記シール仕切り板に接合する上板と下板の一方側の板面には前記往管接続口を媒体供給接続口に連通する凹形の第2の往通路が、他方側の板面には前記戻り管接続口を媒体戻り接続口に連通する凹形の第2の戻り通路がそれぞれ形成され、この第2の戻り通路と前記第2の往通路はシール仕切り板を介してクロスされていることを特徴として構成されているので、隣り合う接続口の温度調節媒体の流れの向きは互いに往きと戻りの逆向きとなる。
【0043】
したがって、本発明の接続ヘッダーを用いることによって、冷・暖房装置のマットにおける往きと戻りの循環パイプを並列状に敷設することが可能となり、隣り合う循環パイプの温度調節媒体の流れの向きが互いに逆向きとなり、マットの全面領域にわたって放熱される冷・暖の熱量はほぼ均一化され、マットの全面領域にわたって温度むらがなくなり、快適な温度でもって冷・暖房を行うことができる冷・暖房装置を提供することができる。
【0044】
また、往通路と戻り通路は凹形、つまり、半割り形状であるので、往通路と戻り通路のクロス部分で高さが高くなることはなく、マットを敷設する非常に狭い間隔に十分対応した接続ヘッダーを作製でき、さらに、上記の如く、板面に凹形(半割り形状)の往通路と戻り通路を形成しているために機械的強度が強い接続ヘッダーを提供できる。
【0045】
さらに、往通路と戻り通路が積層体の基端側面から見て左右対称に形成されている発明においては、上板と下板とが同一形態となり、上板と下板とを同一工程で作製することができ、接続ヘッダーの作製工程の簡略化を図ることができ、量産を図る上でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例の接続ヘッダーを示す説明図である。
【図2】図1の接続ヘッダーを構成する上板とシール仕切り板と下板とを示す説明図である。
【図3】上板と下板とをヒンジを介して連結した一例を示す説明図である。
【図4】その他の実施の形態例を示す説明図である。
【図5】さらにその他の実施の形態例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態例の接続ヘッダーを装備した温水暖房マットの暖房システムを示す説明図である。
【図7】変形Y字形状のパイプを用いて作製された接続ヘッダーの一例を示す説明図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【図9】従来の接続ヘッダーを装備した温水暖房マットの暖房システムを示す説明図である。
【図10】温水暖房マットの敷設状態の断面図である。
【図11】その他の実施の形態例を示す説明図である。
【符号の説明】
4 接続ヘッダー
16 外部循環路
18 往管接続口
19 戻り管接続口
20 媒体供給接続口
21 媒体戻り接続口
26 上板
27 下板
28 シール仕切り板
30 第1の凹部
31 第2の凹部
32 第3の凹部
34 ヒンジ

Claims (5)

  1. 上板と下板とがシール仕切り板を挟んで一体化された積層体の基端側面には温度調節媒体の外部循環路に接続される往管接続口と戻り管接続口とが該基端側面の辺方向に間隔を介して設けられ、積層体の前記基端側面に連接する両側面のうち、前記往管接続口の隣り側となる第1の側面には前記基端側面から見て媒体供給接続口を往管接続口に近い側にして媒体供給接続口と媒体戻り接続口の順序で、前記戻り管接続口の隣り側となる第2の側面には前記基端側面から見て媒体戻り接続口を戻り管接続口に近い側にして媒体戻り接続口と媒体供給接続口の順序で、それぞれ積層体の側面の辺方向に間隔を介して媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが前記第1の側面と第2の側面とでは逆の順序で配列配置されており、前記シール仕切り板に接合する上板と下板の一方側の板面には前記往管接続口を前記第1の側面の媒体供給接続口に連通する凹形の第1の往通路と、前記戻り管接続口を前記第1の側面の前記媒体戻り接続口に連通する凹形の第2の戻り通路とが形成され、前記上板と下板の他方側の板面には前記往管接続口を前記第2の側面の媒体供給接続口に連通する凹形の第2の往通路と、前記戻り管接続口を前記第2の側面の前記媒体戻り接続口に連通する凹形の第1の戻り通路とが形成され、前記第2の戻り通路と前記第2の往通路はシール仕切り板を介してクロスされていることを特徴とする接続ヘッダー。
  2. 往通路と戻り通路は積層体の基端側面から見て左右対称に形成されていることを特徴とする請求項1記載の接続ヘッダー。
  3. 上板と下板とがシール仕切り板を挟んで一体化された積層体の基端側面には温度調節媒体の外部循環路に接続される往管接続口と戻り管接続口とが該基端側面の辺方向に間隔を介して設けられ、基端側面と反対側の積層体の側面には媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが辺方向に間隔を介して配置されており、また、基端側面から見て積層体の左右の一方側の前記往管接続口に近い側の側面には媒体供給接続口が、左右の他方側の前記戻り管接続口に近い側の側面には媒体戻り接続口がそれぞれ設けられ、前記基端側面と反対側の積層体の側面に形成される接続口は前記積層体の左右の一方側の媒体供給接続口に近い側を媒体戻り接続口とし、前記積層体の左右の他方側の媒体戻り接続口に近い側を媒体供給接続口として、往管接続口から側周面を通って戻り管接続口に至る方向に媒体供給接続口と媒体戻り接続口とが交互に配列されており、前記シール仕切り板に接合する上板と下板の一方側の板面には前記往管接続口を前記積層体の左右の一方側の前記媒体供給接続口に連通する第1の往通路と、前記戻り管接続口を前記基端側面と反対側の積層体の側面に形成される媒体戻り接続口に連通する凹形の第2の戻り通路とが形成され、前記上板と下板の他方側の板面には前記往管接続口を前記積層体の基端側面と反対側の側面に形成される前記媒体供給接続口に連通する凹形の第2の往通路と、前記戻り管接続口を前記積層体の左右の他方側の前記媒体戻り接続口に連通する凹形の第1の戻り通路とがそれぞれ形成され、前記第2の往通路と前記第2の戻り通路はシール仕切り板を介してクロスされていることを特徴とする接続ヘッダー。
  4. 上板と下板は一辺側で折り曲げ自在のヒンジを介して連結されている請求項1又は請求項2又は請求項3記載の接続ヘッダー。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の接続ヘッダーが組み込まれている冷・暖房装置であって、該冷・暖房装置は板状の装置基材を有し、この装置基材には複数の小根太が間隔を介して配設されており、この装置基材の一辺の中央部には前記接続ヘッダーが組み込まれており、前記装置基材には、接続ヘッダー側から該装置基材の半分側に小根太を迂回して引き回した後装置基材の半分側に同じく小根太を迂回して引き回して接続ヘッダー側に戻るか、又は接続ヘッダー側から該装置基材のそれぞれ左右の半分側に小根太を迂回して引き回した後接続ヘッダー側に戻る異なる循環パイプが隣り合わせにして敷設されており、この隣り合う循環パイプを流れる温度調節媒体の流れの向きが往きと戻り逆向きとなるように各循環パイプの隣り合う端末が前記接続ヘッダーの互いに隣り合わせの媒体供給接続口と媒体戻り接続口に接続されていることを特徴とする冷・暖房装置。
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