JP3753075B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチノズルインクジェット記録装置において、特にドット毎に任意に吐出重量を変更して記録可能なインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速印刷するインクジェット記録装置として、複数ノズルを等間隔列状に配置した長尺インクジェット記録ヘッドを有するマルチノズルインクジェット記録装置が提案されている。この装置では、前記記録ヘッドを記録用紙の幅方向に記録用紙面に対向して配置し、前記複数ノズルから吐出するインク粒子の記録用紙面への着弾を記録信号に応じて選択的に制御する。同時に、記録用紙を記録ヘッドのノズル列方向とは異なる方向に搬送させる。この用紙搬送とインク粒子の記録用紙への着地位置制御で記録画像を記録用紙上に得る。
【0003】
オンデマンド方式のインクジェット記録装置用の長尺記録ヘッドは、ノズルを開口とするインク室中のインクに、圧電素子や発熱素子への駆動電圧印加で、圧力を加えてインク粒子を吐出するようにしたノズルを、列状に配置した長尺記録ヘッドである。このタイプの記録ヘッドが、例えば特開平11−78013号公報等で多数提案されている。
【0004】
一方、写真画像のような中間調画像を高画質で記録するためには、場所的記録分解能の単位である1画素における表現階調数を、従来のモノクロ2値から、中間調を含む3値以上の多値で記録することが必須であることが知られている。これには、微小均一重量の液滴を複数生成し、1画素内部に打ち込む液滴数を増減させて表現する方法と、圧電素子駆動電圧波形を記録毎に変調して液滴の重量を変化させる方法とがある。高速高信頼が要求されるインクジェット記録装置では、不安定な微小ドットを多数打ち込む、前者の方式が不利であることは明白である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、高速高信頼が要求されるインクジェット記録装置では、圧電素子駆動電圧波形を記録毎に変調して液滴の重量を変化させる方法が望ましい。これは、ノズル一つ一つに独立した駆動回路を設ければ、従来技術でも可能であるが、本発明の目的である前記マルチノズルインクジェット記録装置では、ノズル数が1万個以上にも及ぶため、従来技術ではコストがかかりすぎるため実用的な装置を製作することは不可能である。
【0006】
本発明の目的は、高速高信頼が要求されるマルチノズルインクジェット記録装置において、吐出毎の液滴の重量を変化させる方法により高画質な中間調画像を記録することにある。また、非吐出時圧電素子駆動電圧波形を形成し、液滴重量の安定化をはかることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、複数ノズルを等間隔列状に配置した長尺インクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置において、各ノズルモジュールの設置角度を微小角度ずらすことにより各ノズルの吐出機会をずらす手段と、記録用紙の位置を検出することにより前記各ノズルの吐出機会のタイミングを発生する手段と、前記タイミングに同期してノズル共通のアナログ駆動信号を生成する手段と、前記タイミングに同期してノズル個別の吐出階調データをノズル共通のパルス幅信号に変換する手段と、前記タイミングに同期してノズル個別の吐出機会を生成する手段と、前記ノズル共通のアナログ駆動信号及び前記ノズル共通のパルス幅信号及び前記ノズル個別の吐出機会とによって、それぞれのノズルに対応する圧電素子に、個別の駆動電圧波形を印加する手段を備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記ノズル個別の吐出機会を生成する手段は、記録前に与えられた初期値データを、前記タイミングに同期してノズルの順に回転させることを特徴とする。
【0009】
また、前記ノズル個別の吐出機会を生成する手段は、記録前に与えられたメモリのデータを前記タイミングに同期して読み出すことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図6に、一般的なマルチノズルインクジェット記録装置の構成図の一例を示す。ロールに巻かれた連続記録用紙602は、ガイド603に沿ってマルチノズルが配列された記録ヘッド401の直下に導かれ、前記記録ヘッド401によって記録される。記録後、搬送用駆動ローラ604を巻いて排紙される。搬送用駆動ローラ604には駆動モータがついており、記録開始時に稼動指示107を受けて稼動する。また、搬送用駆動ローラ604には位置検出用のロータリエンコーダ605も取り付けられおり、用紙の搬送方向位置に応じて用紙位置パルス108を精度良く発生する。記録が開始すると、ロータリエンコーダ605からの用紙位置パルス108が後述するタイミング制御装置106に送られ、タイミング制御装置106はそれをもとに画素同期信号109を発生する。
【0011】
次に、記録ヘッド401について説明する。本発明を適用する、オンデマンド方式インクジェット記録装置のノズルは、圧電素子を用いた公知のインクジェットノズルである。
【0012】
図3に、本発明で用いるノズルの構造を示す。301はオリフィス(ノズル孔)、302は加圧室、303は振動板、304は圧電素子、305は信号入力端子、306は圧電素子固定基板、307は共通インク供給路308と加圧室302とを連結し、加圧室302へのインク流量を制御するリストリクタ、309は振動板303と圧電素子304とを連結する弾性材料(例えばシリコン接着剤など)、310は、リストリクタ307を形成するリストリクタプレート、311は加圧室302を形成する加圧室プレート、312はオリフィス(ノズル孔)301を形成するオリフィスプレート、313は振動板を補強する支持板である。振動板303、リストリクタプレート310、加圧室プレート311、支持板313は、例えば、ステンレス材から作られ、オリフィスプレート312はニッケル材から作られている。また、圧電素子固定基板306は、セラミックス、ポリイミドなどの絶縁物から作られている。
【0013】
インクは、上から下に向かって共通インク供給路308、リストリクタ307、加圧室302、オリフィス301の順に流れる。圧電素子304は信号入力端子305に電圧が印加されているときに伸縮し、印加されなくなれば変形しないように取り付けれらている。信号入力端子305には後述するアナログ駆動信号がつながれており、吐出タイミングに従って電圧が印加され、加圧室302内のインクの一部がオリフィス301(ノズル孔)から吐出される。
【0014】
次に、前記インクジェットノズル128個を一列に並べて作ったノズルモジュール402について説明する。前記記録ヘッド401の幅は、A4サイズ用紙短辺の幅でも8.5インチ有り、300dpiでも単色当たり2550ノズル、4色では1万ノズルを越えるため、通常、ノズルモジュール構成となっている。本例では、128ノズルを単位としたノズルモジュール402を組み合わせて記録ヘッド401を構成している。
【0015】
図4に、記録ヘッド401の構造を示す。図は、記録ヘッド401の吐出面を見たものである。つまり、液滴は紙面の手前に向かって吐出される。ノズルモジュール402は、内部に前記ノズルを128個一直線上に格納しており、ノズルオリフィス301中心のピッチ(ノズル密度)は、75ノズル/インチ(npi)で等間隔になっている。従って、128ノズル分の長さは約43mmである。この製作方法は公知なので説明を省略する。このノズルモジュール402の各圧電素子304の信号入力端子305には、次に示す圧電素子ドライバ201からの駆動信号が繋がれている。これら複数の前記ノズルモジュール402が、図のように用紙送り方向に垂直に8列交互に配置されているので、75npiのヘッドモジュール402で300dpiの記録が可能になる。
【0016】
図2(1)に従来技術である一般的な圧電素子ドライバ201の構造を示す。ここでは前記圧電素子304を、電気回路の静電容量の記号で示す。圧電素子304の片側(以下、共通端子側)には、共通電源202が繋がれている。ここでは、圧電素子304を駆動するのに必要な容量(例えば10A)を持った直流電源(例えば40V)とする。圧電素子304のもう片側(以下、個別端子側)には、スイッチ203、128bitラッチ204、128bitシフトレジスタ205、及び矩形波発生回路206が図のように繋がれている。シフトクロックS−CLKとともに2値の吐出信号207がシフトレジスタ205に入力されると、順に1bitずつシフトしていく。ここでは、論理1の時吐出、論理0の時非吐出と定義する。ラッチ204は、前記シフトレジスタ205からの合計128bitパラレルデータを画素同期信号109(ここではラッチクロックL−CLKと表現する)に同期してラッチする。更に、矩形波発生回路206はラッチクロックL−CLKに同期して、所定の幅の共通OE(アウトプットイネーブル)信号を生成する。128個のスイッチ203のスイッチ切替端子には、前記ラッチ204からの出力と、共通OE信号とを論理積した信号が入力される。スイッチ203は、スイッチ切替端子に論理1が印加されているときは、圧電素子304の個別端子側にグランド電圧を与え、論理0が印加されているときは、共通電源202の電圧を与える。
【0017】
図2(2)に前記圧電素子ドライバ201の動作例を示す。ここでは、駆動電圧40(V)で時間幅Tw=5〜25μsの公知の矩型波形を例とする。まず、画素同期信号109を受信すると、それをラッチクロックL−CLKとしてラッチ204に入力し、その前のサイクルでシフトレジスタ205に格納されていた吐出信号207を一括してラッチ204に格納する。その後、矩形波発生回路206によって生成された、画素同期信号109に同期した時間幅Tw=5〜25μsの矩型波OE信号206が入力され、この結果、吐出信号207が論理1になっているノズルからインク粒子が吐出され、論理0になっているノズルからは吐出されない。その結果、圧電素子304駆動電圧Vpztは、図に示すように所望の駆動が実現する。
【0018】
一方、その間に、シフトクロックS−CLKとともに、次のサイクルで吐出する吐出信号207がシフトレジスタ205に入力される。以上が画素同期信号109を受信するたびに繰り返される。
【0019】
前記従来技術の他にも、変形された従来技術が存在するが、共通していえることは、前記圧電素子304の共通端子側に共通電源202によりアナログ電圧を印加し、個別端子側でスイッチングしているということである。この構成は、圧電素子ドライバ201の構造を簡単化し、特に、マルチノズルインクジェット記録装置においては必須の構成となっている。しかしながら、ノズル毎かつ吐出毎に圧電素子304の駆動電圧波形Vpztを変調することは、共通電源202からのアナログ電圧をノズル毎かつ吐出毎に変調しなければならず、本ドライバ構成のままでは困難であった。
【0020】
それでは、以下に本発明の実施の形態を図1、5、7〜10により説明する。
【0021】
図1は、本発明を適用したプリンタシステムの全体構成を示す。本装置では、まず図示しないコンピュータシステム等から従来のビットマップデータ101がバッファメモリ102に入力される。このビットマップデータ101は、カラーでもモノクロでもよいが、ここでは簡単のため、モノクロのビットマップデータ101とする。データ処理装置103は、ビットマップデータ101に対し公知の画像処理を施し、最終的に記録装置の画素毎の吐出階調データ104に変換し、吐出データメモリ105に一時格納する。記録が開始すると、タイミング制御装置106が用紙搬送系601に稼働指示107を出し、用紙搬送が開始する。すると、用紙搬送系601から用紙位置パルス108がタイミング制御装置106に返されるようになる。タイミング制御装置106は用紙位置が適当な記録位置に達すると、画素同期信号109を前記吐出データメモリ105、パルス幅変調装置111及び圧電素子ドライバ112に送る。吐出データメモリ105から読み出されたの吐出階調データ104は、パルス幅変調装置111によってパスル幅信号110に変換され、本発明の圧電素子ドライバ112に入力される。圧電素子ドライバ112は、前記公知のノズルモジュール402を駆動し、所望の記録画像を得る。
【0022】
図7(1)にパルス幅変調装置111の構成図を示す。本例では吐出階調データ104を8bitのバイナリデータ(10進で0から255)とし、0は吐出量0、255は吐出量最大と定義する。パルス幅変調装置111は、8bitラッチ701、8bitカウンタ703、及び8bit比較器(マグニチュードコンパレータ)705とからなる。いずれも、標準TTLロジックICとして市販されている。図7(2)にタイミングチャートを示す。画素同期信号109に同期して吐出階調データ104がラッチ701に取り込まれ、ラッチ出力702となる。
【0023】
一方、カウンタ703のカウンタ出力704は画素同期信号109に同期して0にリセットされた後、図示しない高周波クロックを計数して255まで増加して停止する。比較器705は、ラッチ出力702及びカウンタ704を比較し、ラッチ出力702がカウンタ704よりも大きいときにパスル幅信号110を1にし、それ以外のときは0とする。
【0024】
その結果、吐出階調データ104と、パルス幅信号110のパルス幅はおよそ比例する。8bitのバイナリデータの吐出階調データ104をパルス幅信号110のパルス幅に置き換えることにより、信号線の数を減らせるだけでなく、ノイズにも強くなる。
【0025】
図8(1)に、本発明の圧電素子ドライバ112の構成を示す。ここでも、前記圧電素子304を、電気回路の静電容量の記号で示す。圧電素子304の共通端子側には、共通駆動電源802がつながれている。ここでは、圧電素子304を駆動するのに必要な容量(例えば10A)を持った電源であり、画素同期信号109に同期して、同一のアナログ駆動信号113を圧電素子304の共通端子側に印加する。圧電素子304のもう個別端子側には、スイッチ803、128bitシフトレジスタ804、128bit初期値レジスタ805及びダイオード806が図のようにつながれている。128bitシフトレジスタ804は、まず、記録開始時に128bit初期レジスタ805に格納されている初期値データ807を格納し、画素同期信号109とともに、順に1bitずつ回転(ローテーション)していく。初期値データ807については後で説明するが、ここでは、左から"0,0,0,・・・,0,1"(128bit)とする。画素同期信号109が来ると、右に1bitずつシフトし、右端からあふれたデータは、再び左端に入力されるように配線されている。つまり"0,0,0,・・・,0,1"の状態から画素同期信号109が1回入ると"1,0,0,0,・・・,0"となり、さらに1回入ると"0,1,0,0,・・・,0"となる。また、ここでも、論理1の時吐出、論理0の時非吐出と定義する。128個のスイッチ803のスイッチ端子には、前記シフトレジスタ804からの出力と、パルス幅信号110とを論理和した信号が入力される。スイッチ803は、スイッチ端子に論理1が印加されているときは、圧電素子304の個別端子側にグランド電圧を与え、論理0が印加されているときは、個別端子側を開放する。
【0026】
図8(2)に前記圧電素子ドライバ112の動作例を示す。ここでは共通駆動電源802で生成されるアナログ駆動信号113を、後述するような台形波形と仮定する。まず、画素同期信号109を受信すると、記録開始時に格納された初期値データ805が1bitずつ回転する。ノズルの番号を左から1,2,・・・,128とすると、前記初期値データ807が1回回転した"1,0,0,0,・・・,0"のときは1番ノズルだけが吐出する機会がある。機会というのは、後述する吐出階調データ104が吐出に必要な値以下であれば吐出はしないからである。図中で肇の画素同期信号109の後が、n番ノズルとすると、次がn+1番ノズル、次がn+2番ノズルが吐出機会をもつ。但し、n=128の次は、n=1とする。
【0027】
アナログ駆動信号113は、図に示すような台形波形であり、画素同期信号109に同期して生成される。始めアナログ駆動信号113は、最大電圧V0=40Vになっており、ランプ波形113aにおいて時間Ts1だけかかって約0Vまで落ちる。これにより、ノズルオリフィス301のインクメニスカスはノズル内部に引き込まれる。その後、適当な時間経過後、ランプ波形113bにおいて時間Ts1より短い時間Ts2で0Vから40V迄立ち上がる。これが吐出波形と呼ばれる。吐出される液滴速度及び重量は、この電圧V0が大きいほど、また時間Ts2が小さいほど速く、また大きくなる傾向にある。厳密ではないが、液滴速度は時間Ts2へ、液滴重量は電圧V0への依存度が高い。従って、液滴速度を変えずに液滴重量だけを変えたい場合は、電圧V0を増やすときは時間Ts2を少し長くして液滴重量を増加させ、電圧V0を減らすときは時間Ts2を少し短くして液滴重量を減少させると良い。
【0028】
パルス幅信号110を受けると、上記電圧V0と時間Ts2を調整することができる。図のn番ノズルが吐出機会を持つ時間では、パルス幅信号110の時間幅が時間Ts1より長くなっている。そこで、ランプ波形113a中で、圧電素子304の個別端子側はグランドレベルに固定されており、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、アナログ駆動信号113と同じようになる。ランプ波形113bにおいては、ダイオード806によって同じく圧電素子304の個別端子側はグランドレベルに固定されており、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、アナログ駆動信号113と同じようになる。
【0029】
次に、図のn+1番ノズルが吐出機会を持つ時間では、パルス幅信号110の時間幅は時間Ts1より少し短くなっている。そこで、ランプ波形113a中で、圧電素子304の個別端子側は時刻Tn+1まではグランドレベルに固定されており、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、アナログ駆動信号113と同じだが、時刻Tn+1以降は開放されるため、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、時刻Tn+1に印加された電圧Vn+1が保持される。ランプ波形113bにおいては、圧電素子304の個別端子側はアナログ駆動信号113が電圧Vn+1になるまでは開放されているため、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、電圧Vn+1が保持されるが、それ以降は、ダイオード806によって圧電素子304の個別端子側がグランドレベルに固定されるため、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、アナログ駆動信号113と同じようになる。
【0030】
次に、図のn+2番ノズルが吐出機会を持つ時間では、パルス幅信号110の時間幅は時間Ts1よりかなり短くなっている。そこで、ランプ波形113a中で、圧電素子304の個別端子側は時刻Tn+2まではグランドレベルに固定されており、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、アナログ駆動信号113と同じだが、時刻Tn+2以降は開放されるため、圧電素子304に印加される電圧Vpztは時刻Tn+2に印加された電圧Vn+2が保持される。ランプ波形113bにおいては、圧電素子304の個別端子側はアナログ駆動信号113が電圧Vn+2になるまでは開放されているため、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、電圧Vn+2が保持されるが、それ以降は、ダイオード806によって圧電素子304の個別端子側がグランドレベルに固定されるため、圧電素子304に印加される電圧Vpztは、アナログ駆動信号113と同じようになる。
【0031】
図示されていないが、パルス幅信号110の時間幅が0ならば、圧電素子304の個別端子側は常に開放されているので、電圧Vpztは電圧V0のままとなる。
【0032】
図のn番ノズルの時間での電圧Vpztに比べ、図のn+1番ノズルの時間での電圧Vpztでは、吐出波形の電圧幅と立ち上がり時間がともに小さくなっている。結果としては電圧の効果で吐出液滴重量は減少するが、立ち上がり時間の短縮で、吐出液滴速度の減少は抑えられる。図のn+2番ノズルの時間での電圧Vpztでは、吐出波形の電圧幅が更に小さくなっている。電圧幅がある値より小さくなると、液滴は吐出しなくなる。しかし、その場合でもノズルオリフィス301のインクメニスカスは揺動かされるため、ノズルオリフィス301付近のインク凝集による吐出不良が抑えられるという効果がある。
【0033】
さて、最後に、本発明圧電素子ドライバ112を用いた具体的な記録方法について説明する。図5に、本発明の記録ヘッド501の構成を示す。説明上、ノズルモジュール402を1つだけ示す。また、記録ヘッド501に固定されたxy座標系を設け、用紙搬送方向をy軸正方向とする。本発明の記録ヘッド501のノズルモジュール402は、図に示すように微小角度θだけ傾けている。この傾きθは、ノズル数128より
tanθ=1/128
とする。前記のようにノズル列方向を従来の配列から微小角度θだけ回転させことは、全ノズルの吐出機会が同時に発生しないようにすることが目的である。従って、図4に示すような配列のほかに、傾斜配列も知られているが、この場合も微小角度θずらすことにより、各ノズルの吐出機会をずらすことが可能である。図中では説明のため誇張して記述してある。従って、各ノズル(図中左から番号n1,n2,n3,・・・,n128とする。x座標番号と1だけずれる。)の座標値は、N1(x0,y0,0),N2(x1,y0,1),N3(x2,y0,2),・・・,N128(x127,y0,127)となる。但し、x0=y0,0=0である。
本例では、y方向の解像度は300dpiなので、
ym,0−ym−1,0=84.7μm
ym,n−ym,n−1=84.7/128μm
となる(m=1,・・・,128、n=1,・・・,128)
従って、前記ロータリエンコーダ605からの用紙のy方向位置パルス108の間隔は0.66μmに設定されている。これが図8に示した画素同期信号109となる。これは、図2で示した従来の画素同期信号109に比べて、1/128の間隔の信号となる。従って、以後、この間隔をサブ画素間隔と呼び、これに同期した画素同期信号を、サブ画素同期信号109と呼び従来技術と区別する。
【0034】
図8における用紙上に記録位置502を直線y=0上と仮定すると、記録位置502上にあるノズルは、1番目のN1(x0,y0,0)である。従って、記録位置502が直線y=0上のときに記録する機会があるのは、128ノズル中1番目のN1(x0,y0,0)1つだけである。次に、用紙が送り方向に移動して、記録位置502が直線y=y0,1上に来ると、記録位置502上にあるノズルは2番目のN2(x1,y0,1)である。従って、記録位置502が直線y=y0,1上のときに記録する機会があるのは、128ノズル中2番目のN2(x1,y0,1)1つだけである。同様に、さらに用紙が送り方向に移動して、記録位置502が直線y=y0,n−1上に来ると、記録位置502上にあるノズルはn番目のNn(xn−1,y0,n−1)である。従って、記録位置502が直線y=y0,n−1上のときに記録する機会があるのは、128ノズル中n番目のNn(xn−1,y0,n−1)1つだけである。
【0035】
128番目のN128(x127,y0,127)まで吐出機会が回ると、次に用紙が送られた時に、記録位置502は直線y=y1,0上に来る。すると、記録位置502上にあるノズルは1番目のN1(x0,y1,0)であるから、記録する機会があるのは、再び128ノズル中1番目のN1(x1,y1,0)に戻る。以後同様の繰返しにより、記録されていく。
【0036】
上記記録方法に基づいて、図1に示したデータ処理装置103で作成される吐出階調データ104の順序について説明する。前記したように、吐出階調データ104は、300dpiの画素毎の8bitバイナリデータである。図9(1)に、元画像順序の吐出階調データ104−1を示す。本例は、用紙サイズがA4短辺幅(210mm)の300dpi記録ヘッド401であるから、x方向の総画素数は2560画素となる。これは、128ノズルのノズルモジュール402を20個、図4のように並べて実現される。
【0037】
図9(2)に、ノズル間隔に間引いた吐出階調データ104−2を示す。ここでは、図4に示した8列の、ノズルモジュール402の並びのうち、上部2列分の吐出階調データ104−2を示す。ノズル間隔は75npiなのでx方向に4画素に1画素ずつ抽出して作ればよい。更に、図9(3)に、各ノズルモジュール402の圧電素子ドライバ112に転送する順序に並べた吐出階調データ104を示す。これは、前記図5で示したような吐出順(ノズル番号1から始まり128でおわる)に並べたものである。この吐出階調データ104が吐出データメモリ105に格納されており、記録が開始すると、タイミング制御装置106からの前記サブ画素同期信号109に応じて1データずつ前記パルス幅変調装置111に出力すればよい。従って、パルス幅変調装置111は圧電素子ドライバ112の数だけ必要になる。図中には参考のため、一部対応する吐出階調データ104に対し番号を振ってある。
【0038】
図10に、吐出階調データ104と記録ヘッド401とに関するタイミングチャートを示す。サブ画素同期信号109に同期して、吐出階調データ104がパルス幅信号110に変換される。一方、圧電素子304の共通端子側にはやはりサブ画素同期信号109に同期して、共通駆動電源802によりアナログ駆動信号113が印加される。更に、圧電素子ドライバ112のスイッチ803の切替端子には、シフトレジスタ804の出力と、128ノズル共通のパルス幅信号110との論理積した信号が加えられる。記録前にシフトレジスタ804には初期値データ807が入力されているため、始めのサブ画素同期信号109で、データが回転し、1番ノズルだけが吐出機会を得る。更に、その時加えられるパルス幅信号110は1番ノズルの信号であるから、その時間幅に応じた電圧Vpztが1番ノズルの圧電素子304にだけ印加され所望の吐出量の液滴が、所望のノズルから吐出されることになる。尚、初期値レジスタ805は、記録の前に外部から書き換え可能であり、始めにどのノズルから吐出させるかは変更可能である。これにより、4色記録などの場合の各色画像を位置合わせすることができる。
【0039】
本例によれば、従来の簡易な圧電素子ドライバ201を使うことができるので、マルチノズルインクジェット記録装置への適用に好適である。また、吐出階調データ104をパルス幅信号110で送れるので配線が簡単でノイズにも強くなる。
【0040】
以下に、本発明の別な例を図11により説明する。前述の例は、従来の簡易な圧電素子ドライバ201を使用することを前提としたが、その論理回路の部分を改良すれば、より柔軟性の高いシステムが構成できる。図11に、本例の構成をしめす。本例では図8(1)の初期値レジスタ805及びシフトレジスタ804の変わりに、バイナリカウンタ1105と128bitメモリ1104をおいている。サブ画素同期信号109は、カウンタ1105を計数し、カウンタ出力1107はメモリ1104のアドレスとなっている。この構成では、メモリ1104の内容によって、ノズルの記録順序を自由に変更できるようになる。
【0041】
このため、図5に示した角度θを変更したり、またy方向の画素ピッチを変更したりできるようになる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、高速高信頼が要求されるマルチノズルインクジェット記録装置において、簡易な構成により吐出する液滴の重量を吐出毎及びノズル毎に変えることができるようになった。これにより、高画質な中間調画像を記録することが可能になった。また、非吐出時の圧電素子駆動電圧波形を形成し、液滴重量の安定化をはかることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したプリンタシステムの全体構成である。
【図2】 一般的な圧電素子ドライバ201の構造である。
【図3】 本発明で用いるノズルの構造である。
【図4】 記録ヘッド401の構造である。
【図5】 本発明の記録ヘッド501の構成である。
【図6】 一般的なマルチノズルインクジェット記録装置の構成図である。
【図7】 パルス幅変調装置111の構成図である。
【図8】 本発明の圧電素子ドライバ112である。
【図9】 吐出階調データ104の順序についての説明である。
【図10】 吐出階調データ104と記録ヘッド401とに関するタイミングチャートである。
【図11】 本発明の別な例の構成である。
【符号の説明】
101はビットマップデータ、102はバッファメモリ、103はデータ処理装置、104は吐出階調データ、105は吐出データメモリ、106はタイミング制御装置、107は稼働指示、108は用紙位置パルス、109は画素同期信号、110はパルス幅信号、111はパルス幅変調装置、112は圧電素子ドライバ、113はアナログ駆動信号、201は圧電素子ドライバ、202は共通電源、203はスイッチ、204はラッチ、205はシフトレジスタ、206は矩形波発生回路、207は吐出信号、301はオリフィス、302は加圧室、303は振動板、304は圧電素子、305は信号入力端子、306は圧電素子固定基板、307はリストリクタ、309は弾性材料、310はリストリクタプレート、311は加圧室プレート、312はオリフィスプレート、313は支持板、402は記録ヘッド、402はノズルモジュール、501は記録ヘッド、601は用紙搬送系、602は連続記録用紙、603はガイド、604は搬送用駆動ローラ、605はロータリエンコーダ、701はラッチ、702はラッチ出力、703はカウンタ、704はカウンタ出力、705は比較器、802は共通駆動電源、803はスイッチ、804はシフトレジスタ、805は初期値レジスタ、806はダイオード、807は初期値データ、1104は128bitメモリ、1105はバイナリカウンタである。

Claims (3)

  1. 複数ノズルを等間隔列状に配置した長尺インクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置において、各ノズルモジュールの設置角度を微小角度ずらすことにより各ノズルの吐出機会をずらす手段と、記録用紙の位置を検出することにより前記各ノズルの吐出機会のタイミングを発生する手段と、前記タイミングに同期してノズル共通のアナログ駆動信号を生成する手段と、前記タイミングに同期してノズル個別の吐出階調データをノズル共通のパルス幅信号に変換する手段と、前記タイミングに同期してノズル個別の吐出機会を生成する手段と、前記ノズル共通のアナログ駆動信号及び前記ノズル共通のパルス幅信号及び前記ノズル個別の吐出機会とによって、それぞれのノズルに対応する圧電素子に、個別の駆動電圧波形を印加する手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ノズル個別の吐出機会を生成する手段は、記録前に与えられた初期値データを、前記タイミングに同期してノズルの順に回転させることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ノズル個別の吐出機会を生成する手段は、記録前に与えられたメモリのデータを前記タイミングに同期して読み出すことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
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