JP3752700B2 - バーコード印字方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、バーコード印字方法に係り、より詳しくは、濃度又は色相が異なる2種類のバーを交互に配列し且つ予め定められた情報に基づいて各バーの幅を設定することによって構成されるバーコードをデータ化して所定の作業用メモリの記憶領域に書き込んだ後、所定用紙の指定された印字領域に印字するバーコード印字方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、商品にはアイテムや価格等の情報を表すバーコードが付されている。通常このバーコードは、種々の幅を有し隣接して交互に付された白バーと黒バーとで構成されており、それらの白バー及び黒バーの各々の幅、配置により上記のような情報が表されている。よって、バーコードが正確な情報を表すためには、隣接し合う白バーと黒バーとを商品に正確に付す必要がある。
【0003】
ところで、当初のバーコードの印字では、下地の色はもともと白色であるという前提があったため、所定用紙(通常白紙)のバーコードの印字領域において、該バーコードの黒バーのみを印字することでバーコードを形成することが多々あった。
【0004】
一方、前述したようにバーコードでは白バー及び黒バーの各々を正確に付す必要があるため、近年ではバーコードの印字装置として、印字対象の位置、サイズ等を精密に設定し印字することのできる画像記録装置が用いられることが多い。この画像記録装置では、所定の画像メモリ内の記憶領域において印字すべきバーコードの画像を形成し、その後、形成されたバーコードの画像を所定の用紙に印字する。
【0005】
しかしながら、この画像記録装置による印字において、前述したような下地の色は白色であるという前提のもとで、バーコードの黒バーのみを形成することによりバーコードを形成した場合、画像メモリにおいてバーコードの画像を形成するための記憶領域に図7(A)に示すような前回の処理で形成された画像52、54が記憶領域50に残存していたとすると、図7(B)乃至(D)に示すようにバーコードの黒バーが1本ずつ順に形成された後、図7(E)に示すように画像52、54とバーコード65とが混在した画像が形成されることになる。ここで形成された画像が所定の用紙に印字されると、本来のバーコードとは白バー又は黒バーの幅が異なる部分が生じ、本来バーコードが表すべき情報とは異なった情報がバーコードにより表されてしまう虞れがある。
【0006】
そこで、正確なバーコード画像の形成を図るため、バーコードの黒バーのみならず白バーも1本ずつ順に形成していく方法が考えられる。
【0007】
しかしながら、この方法では、複数の白バーを1本ずつ順に形成するための指定を行わなければならず、バーコードの印字作業において従来よりも多くの手間を要することになる。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮し、正確なバーコードの印字を図りつつ、バーコードの印字作業の効率化を図ることのできるバーコード印字方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、濃度又は色相が異なる2種類のバーを交互に配列し且つ予め定められた情報に基づいて各バーの幅を設定することによって構成されるバーコードをデータ化して所定の作業用メモリの記憶領域に書き込んだ後、所定用紙の指定された印字領域に印字するバーコード印字方法であって、所定の作業用メモリにおいて前記印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域の全域に一方のバーの濃度又は色相の情報を地の色として書き込んだ後、該記憶領域に他方のバーの濃度又は色相の情報を書き込んで印字する、ことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、白色のバーと黒色のバーの2種類のバーを交互に配列し且つ予め定められた情報に基づいて各バーの幅を設定することによって構成されるバーコードをデータ化して所定の作業用メモリの記憶領域に書き込んだ後、所定用紙の指定された印字領域に印字するバーコード印字方法であって、所定の作業用メモリにおいて前記印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域の全域に白色の情報を地の色として書き込んだ後、該記憶領域に黒色のバーの情報を書き込んで印字する、ことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記記憶領域に黒色のバーを書き込んだ後、前記印字領域へのバーコードの印字が完了するまでの間は、前記作業用メモリにおいて前記印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域を書込み禁止とすることを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載の発明では、まず所定の作業用メモリにおいて印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域の全域を一方のバーに対応する濃度又は色相に設定する。すなわち、記憶領域の全域に一方のバーに対応する情報を地の色として書き込む。
これにより、当該記憶領域に前回の処理で形成され残存していた画像等が消去されると共にこの一方のバーの書き込みが不要となる。そして、この記憶領域に他方のバーのみを書き込む。これにより、濃度又は色相が異なる2種類のバーが実質的に書き込まれたことになる。
【0013】
従って、作業用メモリに残存した画像等によりバーコードの画像が本来とは異なるように形成されることはなく、正確なバーコードの印字を図ることができる。また、2種類のバーを書き込む必要がなく、1回の書込みのみで形成することができるので、バーコードの印字作業の効率化を図ることもできる。即ち、正確なバーコードの印字を図りつつ、バーコードの印字作業の効率化を図ることができる。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、まず所定の作業用メモリにおいて印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域の全域の地の色を白色に設定する。これにより、当該記憶領域に前回の処理で形成され残存していた画像等が消去されると共に白色のバーの書き込みが不要となる。そして、この記憶領域に黒色のバーのみを書き込む。これにより、白色のバーと黒色のバーの2種類のバーが実質的に書き込まれたことになる。
【0015】
従って、作業用メモリに残存した画像等によりバーコードの画像が本来とは異なるように形成されることはなく、正確なバーコードの印字を図ることができる。また、2種類のバーを書き込む必要がなく、1回の書込みのみで形成することができるので、バーコードの印字作業の効率化を図ることもできる。即ち、正確なバーコードの印字を図りつつ、バーコードの印字作業の効率化を図ることができる。
【0016】
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、記憶領域に黒色のバーを書き込んだ後、印字領域へのバーコードの印字が完了するまでの間は、作業用メモリにおいて印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域を書込み禁止とする。これにより、記憶領域にバーコードを書き込んだ後、印字領域へのバーコードの印字が完了するまでの間に、他の処理によって、作業用メモリにおいて印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域に、画像等の情報が書き込まれることを防止することができる。即ち、バーコードが本来とは異なるように印字されてしまうことを防止でき、バーコード印字処理の信頼性をさらに向上させることができる。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明のバーコード印字方法の一実施例を説明する。まず、本発明のバーコード印字方法によってバーコードの印字処理を行う画像記録装置の概略構成を説明する。
【0018】
図1に示すように、画像記録装置11は、画像の記録を専ら行うプリンタ部分としての記録部12と、この記録部12に画像を供給する画像供給部13とを備えており、これらには図示しない商用電源に接続された電源部14から所定の交流電流が供給されるようになっている。また、画像記録装置11本体の前面には、オペレータがコマンド等を入力するためのキーボードと、処理状況の目視確認等を行うためのディスプレイと、アラーム音等の音を発する小型スピーカと、から構成される操作パネル15が配置されており、この操作パネル15は画像供給部13に接続されている。なお、操作パネル15のディスプレイとしては、一例として液晶表示ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)を用いることができる。
【0019】
この画像記録装置11では、記録の対象となるバーコード等の印字データを外部機器から2つの系統で入力できるようになっている。その1つは図示しないホストコンピュータやパーソナルコンピュータ等から通信ケーブル及びマシンインタフェース端子17を介して入力する系統であり、もう一方は図示しないネットワークに接続された複数のワークステーション等から当該ネットワーク及びネットワークインタフェース端子18を介して入力する系統である。後者におけるネットワークとしては、ISDN(Integrated Services Digital Network )等のディジタルネットワーク網やイーサネット等のLAN(Local Area Network)等に適用することができる。このように画像記録装置11は、マシンインタフェース端子17或いはネットワークインタフェース端子18を介して各種のホストコンピュータやワークステーション等の情報処理装置から印字データの供給を受けることができる。
【0020】
ところで、上記情報処理装置には多くの種類があり、それらが送信する制御データは必ずしも統一されていない。例えば、ある情報処理装置が送信する制御データは記録すべき用紙のサイズや文字の大きさ等を細かく指定するようになっていても、別の情報処理装置の制御データはこのような細かい指定を行うことができない場合がある。そこで、この画像記録装置11では、オペレータが操作パネル15から記録に関する必要な指示情報19を入力することができ、指示情報19を画像供給部13に送信することができるようになっている。画像供給部13は指示情報19を正常に受信した場合、指示情報19を正常に受信した旨を通知するための応答情報21を操作パネル15に返送するようになっている。これにより、操作パネル15には、指示情報19が画像供給部13に正常に送信された旨のメッセージが表示され、オペレータは指示情報19の入力が正常に終了したことを確認することができる。
【0021】
なお、記録を行う用紙のサイズや文字の大きさ等が制御データによって情報処理装置側から指定された場合でも、オペレータが制御データにより指定された内容を操作パネル15から変更・追加することにより、指示情報19を作成することも可能である。また、情報処理装置側からの制御データにより指定された内容を優先させることも可能であり、さらに、時間的に後で指示を与えた方を優先させることも可能である。
【0022】
記録部12は、例えばレーザプリンタから構成されており、画像供給部13と各種の信号の授受を行って記録作業を行い、片面又は両面に記録の行われた記録用紙23を排出するようになっている。また、記録部12は、例えば該記録部12が装備した図示しないカセットトレイにどのように記録用紙が収容されているか、図示しない定着部が定着温度に到達したか否か、といった記録部12における各種の状態を示す状態信号24を画像供給部13に送信する。また、記録部12は、画像の転送について画像供給部13との間で同期をとるための同期パルス25も画像供給部13に送信する。一方の画像供給部13は、これらに対して各種の動作指令信号26や記録すべき画像データを表す画像信号27を記録部12に送信するようになっている。
【0023】
図2に示すように、画像供給部13は画像記録装置11における各種制御の中枢的な機能を果たすCPU31を備えており、このCPU31は、システムバス32を介して後述する各種の回路装置に相互に接続されている。このうちパネルインタフェース(I/F)回路33は図1に示す操作パネル15とのインタフェースをとるための回路であり、オペレータにより操作パネル15のキーボードが操作された場合、そのキー操作に対応した指示信号がパネルインタフェース回路33により出力されシステムバス32上を転送されることになる。また、操作パネル15のディスプレイに所定の情報を表示させるための指示情報はシステムバス32を介してパネルインタフェース回路33へ転送され、パネルインタフェース回路33により操作パネル15に所定の情報の表示の指示信号が出力される。
【0024】
マシンインタフェース(I/F)回路34は、図1に示すマシンインタフェース端子17及びネットワークインタフェース端子18に接続され、前述したホストコンピュータやワークステーション等の情報処理装置とのインタフェースをとる機能を有する。このマシンインタフェース回路34は、例えばホストコンピュータから入力する印字データをRS232C規格やセントロニクス準拠に基づいて受信するような回路構成となっている。
【0025】
不揮発性記憶装置(NVM:Non-Volatile Memory )37は図示しない電池によってバックアップされた記憶装置であり、画像記録装置11自体の電源がオフされた状態でも、記憶されたデータを保持することができる。RAM38は、作業用のメモリであり、この画像記録装置11の各種の制御を行う上で必要なデータやマシンインタフェース回路34から入力された印字データ等を一時的に記憶するようになっている。プログラムメモリ39は、画像記録装置11の制御を行うための各種プログラムを格納したメモリである。文字パターンメモリ41は所謂フォントメモリと呼ばれるメモリであり、プリントアウトを行う時の文字パターンを格納している。上記RAM38の一部は、記録すべき画像データの編集を行うためのページメモリ42とされており、このページメモリ42では、発生した文字パターン、図形等を記録用紙の1ページに対応させ張りつけることにより、記録すべき画像データの電子的な編集が行われる。
【0026】
記録部インタフェース(I/F)回路43は、ページメモリ42において電子的な編集が完了した画像データから該画像データを示す画像信号27を形成し、図1に示す記録部12にこの画像信号27を送信する。また、記録部インタフェース回路43は、画像供給部13が図1に示すこの他の各種信号24〜26を記録部12との間で送受信するためのインタフェース回路とされている。ビットマップコントローラ44は、ページメモリ42と記録部インタフェース回路43との両方に接続され、これらページメモリ42、記録部インタフェース回路43の間での画像データの転送に関する制御を行うように構成されている。
【0027】
また、オペレータは、所定の編集作業により完成した画像が当該編集作業の後で行われる他の編集作業において上書きされることを防止するために、完成した画像を含む所望の領域を書込み禁止エリアとして設定することができるようになっている。
【0028】
この画像記録装置11は、前述したように各種の情報処理装置と接続可能なので、これらの各種情報処理装置から送信されてくるさまざまな印字データや制御データに対応したプログラムや文字パターンが必要とされる。そこで、前述した標準装備のプログラムメモリ39及び文字パターンメモリ41に加え、各種印字データや制御データに対応したプログラム、文字パターンをそれぞれ格納したプログラムメモリ46、文字パターンメモリ47が設置されている。プログラムメモリ46、文字パターンメモリ47はともに、着脱自在のICカード形式又はSIMM形式のROMであり、バーコード記録時の特殊な仕様を充足するため又は将来的なプログラム、文字パターンの追加・変更等のために、画像記録装置11に選択的に接続されるようになっている。
【0029】
また、画像供給部13では、マシンインタフェース(I/F)回路35を増設し、同時に複数の情報処理装置から記録すべきデータを入力することもできる。また、大容量の不揮発性記憶装置としてハードディスク48をシステムバス32に接続することもでき、このハードディスク48を、文字パターンの追加、フォームデータやロゴデータの保存、ホストコンピュータからの入力データの保持等のために使用することができる。
【0030】
次に本実施例の作用として、図4に示すように印字エリア58にバーコード65のみを印字する場合のバーコード印字方法について説明する。なお、図4に示すページメモリ42における記憶領域において、バーコード65を印字するための領域を印字エリア58と称し、該印字エリア58の上下左右の余白部分に対応する領域を余白エリア60と称する。そして、印字エリア58と余白エリア60とを合わせた領域を作業エリア56と称する。
【0031】
各種情報処理装置から、バーコードの印字指定を表すコマンドを受信し、それを解釈することによって、図6に示す制御ルーチンがCPU31において実行開始される。なお、バーコードの印字指定を表すコマンドのパラメータとしては、開始位置(例、印字エリア左下)、描画(進行)方向(例、0、90、180、270度)、バー高さ、バー幅、文字高さ、文字データ、余白エリアサイズ、バーコードデータ(文字)等がある。
【0032】
なお、余白エリア60において印字エリア58の上下左右の幅V1、V2、H1、H2はそれぞれ独立に設定することができる。図5に示すようにバーコードの直下にバーコードデータ(文字)を印字する場合には、バーコード描画のコマンドのパラメータ内の文字高さを、必要な大きさに設定すれば良い。また、その周辺に余白を設けたい場合は、同じくパラメータ内の余白エリアサイズを、必要な大きさに設定すれば良い。
【0033】
図6に示すステップ102では、オペレータにより入力された印字エリア58の位置とサイズ、及び余白エリア60の幅V1、V2、H1、H2に基づいて、ページメモリ42の記憶領域における作業エリア56の位置及びサイズを算出し、次のステップ104では算出した作業エリア56の全部又は一部が、その時点における書込み禁止エリアに重なっているか否かを判定する。
【0034】
作業エリアの全部又は一部が書込み禁止エリアに重なっている場合は、既に印字されているバーコードを優先するため、新たなバーコードの処理を中止する(印字は行わない)。
【0035】
作業エリア56が書込み禁止エリアに重なっていない場合は、ステップ108へ進み、図3(B)に示すように作業エリア56の全域を白色化する。これにより、作業エリア56の全域がバーコードの地の色と同じ色になることになる。そして、作業エリア56全域の白色化完了後、ステップ110で図3(C)乃至(E)に示すように、オペレータにより入力されたバーコード65における各黒バーの位置と幅とに基づいて、印字エリア58に黒バーを1本ずつ書き込んでいく。即ち、図3(C)に示すように1本目の黒バーの位置と幅とに基づいて黒バー62Aを書込み、次に図3(D)に示すように2本目の黒バーの位置と幅とに基づいて黒バー62Bを書込む。この時、黒バー62A、62Bの間に白バー64Aが形成されることになる。以後、同様にして順に黒バーを1本ずつ書き込んでいく。
【0036】
全ての黒バーの書込みが完了すると、図3(E)に示すように、黒バー62A、62B、62C、62D、62E、62F及び白バー64A、64B、64C、64D、64Eが印字エリア58に形成されることになる。そして、ステップ112において、作業エリア56に対する書込み禁止の設定を行う。これにより、他の書込み処理によって、作業エリア56に他の画像等の情報が書き込まれ、バーコード65の画像に上書きされてしまうことを防止することができる。
【0037】
以上のようにして、作業エリア56内の印字エリア58に正確なバーコード65が書き込まれることになる。
【0038】
しかる後、記録用紙23が所定の位置にセットされ、記録部12から画像供給部13のCPU31へ記録用紙23への印字準備完了の旨の信号が送信されると、作業エリア56に記録された画像データ、即ち印字エリア58に書き込まれたバーコード65及び白色とされた余白エリア60に対応する画像データが記録部12に送信され、記録部12において記録用紙23へのバーコードの印字が実行される。
【0039】
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、バーコードの印字において高い正確さ(高い信頼性)を維持することができると共に、白バーの印字についてはバーコードの印字前の白色化処理のみで代替することによりバーコードの印字作業の効率化を図ることもできる。
【0040】
なお、上記実施例では、白バーと黒バーとで構成されるバーコードの印字に関して説明したが、本発明は、濃度又は色相が異なる2種類のバー、例えば薄い水色のバー及び濃い紺色のバー、により構成されるバーコードの印字についても適用することができる。例えば、作業エリアの全域を、一方のバーに対応する薄い水色とした後、印字エリアに濃い紺色のバーを書き込むようにすれば、上記実施例と同様の効果を奏することができる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、正確なバーコードの印字を図りつつ、バーコードの印字作業の効率化を図ることができる、という効果が得られる。
【0042】
また、請求項2記載の発明によれば、正確なバーコードの印字を図りつつ、バーコードの印字作業の効率化を図ることができる、という効果が得られる。
【0043】
また、請求項3記載の発明によれば、バーコードが本来とは異なるように印字されてしまうことを防止でき、バーコード印字処理の信頼性をさらに向上させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像記録装置の概略構成図である。
【図2】画像供給部の回路構成を示すブロック図である。
【図3】(A)乃至(E)は、本実施例のバーコード印字方法を示す模式図である。
【図4】バーコードのみが形成された記憶領域の内容を示す模式図である。
【図5】バーコードと文字が形成された記憶領域の内容を示す模式図である。
【図6】本実施例のバーコード印字方法に係る制御ルーチンを示す流図である。
【図7】(A)乃至(E)は、従来のバーコード印字方法の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
11 画像記録装置
12 記録部
13 画像供給部
23 記録用紙
31 CPU
42 ページメモリ
56 作業エリア
58 印字エリア
60 余白エリア
62 黒バー
64 白バー
65 バーコード
Claims (3)
- 濃度又は色相が異なる2種類のバーを交互に配列し且つ予め定められた情報に基づいて各バーの幅を設定することによって構成されるバーコードをデータ化して所定の作業用メモリの記憶領域に書き込んだ後、所定用紙の指定された印字領域に印字するバーコード印字方法であって、
所定の作業用メモリにおいて前記印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域の全域に一方のバーの濃度又は色相の情報を地の色として書き込んだ後、該記憶領域に他方のバーの濃度又は色相の情報を書き込んで印字する、
ことを特徴とするバーコード印字方法。 - 白色のバーと黒色のバーの2種類のバーを交互に配列し且つ予め定められた情報に基づいて各バーの幅を設定することによって構成されるバーコードをデータ化して所定の作業用メモリの記憶領域に書き込んだ後、所定用紙の指定された印字領域に印字するバーコード印字方法であって、
所定の作業用メモリにおいて前記印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域の全域に白色の情報を地の色として書き込んだ後、該記憶領域に黒色のバーの情報を書き込んで印字する、
ことを特徴とするバーコード印字方法。 - 前記記憶領域に黒色のバーを書き込んだ後、前記印字領域へのバーコードの印字が完了するまでの間は、前記作業用メモリにおいて前記印字領域及びその周辺領域に対応する記憶領域を書込み禁止とすることを特徴とする請求項2記載のバーコード印字方法。
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