JP3752240B2 - キースイッチ - Google Patents

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    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor

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  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はPC(パーソナルコンピュータ)などの入力装置として使用されるキーボードなどに用いられるキースイッチに係り、より詳しくはキーボードの小型化及び薄型化を図り、大きいストロークを実現する。そして簡単な構成でキー操作時のクリック感を与えることにより、確かなキー操作感及びキー入力を可能にするキースイッチに関するものである。また、本発明は、全体の構成を簡単にして、組立工程を簡単化したキースイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開平9−190735号公報
最近、キーボードの小型化につれて、キートップが薄くて平らになる一方、キー入力の操作性を向上させ、キー入力の信頼性を確保するため、キー操作に大きいキーストロークが要求され、確かなクリック感が要求されている。かかるキーボードに用いられるキースイッチとして、多様なキースイッチが開示されている。
【0004】
例えば、上記の公報には、つぎのようなキースイッチが開示されている。すなわち、キートップの上下運動を案内する案内組立体を第1リンク部材と第2リンク部材から構成し、第1及び第2リンク組立体の各結合先端にギヤを設けて噛み合わせ、第1及び第2リンク部材はキートップにスライド可能に結合させる。キートップが押されて下降すると、第1及び第2リンク部材の外側端部がキートップの下面に沿ってスライドしながら広がる。この運動により、第1及び第2リンク部材の内側端部に設けられたギヤが噛み合ったままで回動する。下降するキートップは弾性ゴム製のアクチュエータを加圧して収縮させ、収縮しながら下降するアクチュエータはメンブレインスイッチの接点を押してキー動作を認識させることになる。キートップの下降力が除去されると、収縮したアクチュエータの弾性力により、キートップに上昇力を作用してキートップを元の位置に復帰させる。このようなキースイッチは、第1及び第2リンク部材をX字形にしないので、リンク組立体の構造を簡単にする効果がある。
【0005】
しかし、前記のような従来のキースイッチはゴム製のアクチュエータを導入するため、キースイッチが大きくなる問題点がある。また、アクチュエータをリンク組立体とは別に製作して付着するため、組立工程が必然的に複雑になる。さらにキートップの復帰手段としてアクチュエータを用い、アクチュエータが押されて収縮し、その反発力が線形に作用するため、満足なクリック感を得ることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的は両リンク部材の接触部をリンク組立体の回動軸にして構造を簡単にし、リンク組立体と復帰手段とを一体に構成して、クリック感に優れたコンパクトなキースイッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、使用者の指の加圧により下降するキートップと、前記キートップの下面に連結したリンク組立体と、前記リンク組立体を下方から支持するキーボードフレームと、前記キーボードフレームの上面に配置され、前記リンク組立体との接触によりキー動作を認識するFPC( Flexible Printed Circuit )とを設けたキースイッチであって、前記リンク組立体は、外側面の下部にそれぞれ固定突起を設けた第1及び第2リンク部材と、前記第1及び第2リンク部材の内側端部の各々に、対向して設けた結合溝及び突起からなるリンク回動軸と、前記第1リンク部材と第2リンク部材の外側端部をそれぞれ連結するアーム部と、前記第1リンク部材のアーム部と前記第2リンク部材のアーム部間を連結する弾性体とを備えることにより、前記第1及び第2リンク部材を前記リンク回動軸を中心に回動自在にすると共に、前記リンク組立体は前記固定突起によりキーボードフレーム側に支持されるようにして、前記キートップへの加圧で、前記第1及び第2リンク部材のアーム部が前記リンク回動軸を中心にそれぞれ下方に回動すると共に、前記リンク回動軸は前記固定突起を支点として上昇し、かつ前記弾性体が広がり直線状になった後に山状に曲がるように構成して、リンク部材に復元力を与えることを特徴とするキースイッチを提供する。
【0008】
好ましくは、前記キートップの下面に、リンク案内用長孔と凹部とを形成したキートップリブを設け、前記第1及び第2リンク部材の外側上端部には、キートップ位置制御突起とキートップ支持ボスとを設け、前記リンク案内用長孔で前記キートップ位置制御突起をスライド自在に軸支すると共に、前記キートップ支持ボスを前記凹部に係合させて、前記キートップ支持ボスで前記キートップリブを支持させる。
【0009】
さらに好ましくは、前記弾性体の下面には、前記FPCとの接触突起を設ける。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は実施例のキースイッチ2の分解斜視図、図2は実施例のキートップとリンク組立体との連結部を示す部分側面図、図3は実施例のリーフスプリングの接触突起を示す断面図である。
【0012】
図1に示すように、実施例のキースイッチ2は大別してキートップ10、リンク組立体20、FPC30及びフレーム40からなり、これら構成要素は図面の上から下に、つまりキーボードの表面から下部に、キートップ10、リンク組立体20、FPC(Flexible Printed Circuit)30、フレーム40の順に配置される。
【0013】
キートップ10はキーボードなどの表面に装着され、その表面、つまり上面に数字(0、1、2、3等)、文字(a、b、c、あ、い、う、!、@、#等)又はそのほかの機能表示(Esc、Ctrl、Alt、Home、PgUp等)が印刷されている。このようなキートップ10は使用者の指などに押され下降してキー入力信号を与え、後述するリンク組立体の反発力により元の状態に復帰するなど、上下運動する部材であり、たいてい方形の屋根形状を持っており、通常プラスチック材料から成形される。
【0014】
前記リンク組立体20は前記キートップ10の上下運動を案内する部材であって、前記キートップ10の圧力を受けて左右のアーム部24,24が広がり、リーフスプリング23がほぼ平面状になることにより、クリック感を提供するものである。
【0015】
FPC30は、前記キートップ10の下降により、その接触点が断続して当該キートップ10に対応する文字などを認識させるための回路であって、通常マトリックス回路から構成される。フレーム40は前記リンク組立体20と結合する結合手段を備え、前記リンク組立体20を支持してキートップ10を支持する部材である。なお図3に示すように、リーフスプリング23には接触突起23sを設け、キートップ10が下降したときに接触突起23sがFPCと接触し、キー入力を確認させる。
【0016】
以下、前記各構成要素を相互連結する手段及び前記リンク組立体20の各構成要素について詳細に説明する。前記キートップ10の下面には、図2に示すキートップリブ11を設け、キートップ10とリンク組立体20とを連結する。すなわちキートップリブ11は、略長方形のキートップ10の四つの角部にそれぞれ一つずつ設けられ、各キートップリブ11にはリンク案内孔12とリンク加圧凹部13が形成される。このリンク案内孔12は長孔であって、後述するリンク組立体20の第1のリンク部材21,21と第2のリンク部材22,22のキートップ位置制御突起27を収容し、キートップ10の上下運動をキートップ位置制御突起27の左右運動(リンク案内孔12内に案内される運動)に変換させる。また、リンク加圧凹部13は弧状の形状で、リンク組立体20のキートップ支持ボス28とスライド接触してキートップ10の下降運動をリンク組立体20のアーム24,24の展開運動に変換させる。すなわち、キートップ10に下降力を作用させると、リンク20のキートップ支持ボス28がリンク加圧凹部13に沿ってスライドしながら、キートップリブ11の外側方向に移動する。
【0017】
図1に戻り、リンク組立体20について説明する。前記リンク組立体20は、1対の第1リンク部材21,21と、1対の第2リンク部材22,22とを有し、それぞれのリンク部材(第1のリンク部材間、第2のリンク部材間)は外側端部でアーム部24,24で連結されている。そして両アーム部24,24間には、リーフスプリング23を連結する。
【0018】
前記第1及び第2リンク部材21、22のそれぞれは、内側端部に各々設けた結合溝25と回動突起26とで回動自在に連結される。結合溝25とこれに収納された回動突起26とで、リンク回動軸26Tを構成するが、結合溝25と回動突起26とは、リンク部材21,22のいずれに設けても良い。そしてキートップ10が下降すると、アーム部24,24は、リンク回動軸26Tを中心として下方へ回動移動する。一方、第1及び第2リンク部材21、22の外側面にそれぞれ固定突起29を設け、この固定突起29がフレーム40のフレーム突起41にそれぞれ結合されているので、上記のようにアーム部24,24が下方へ回動移動すると、リンク回動軸26Tは、フレーム40に対して上方に移動する。
【0019】
前記固定突起29は左右に対称となるように前記フレーム突起41に結合されているので、第1及び第2リンク部材21、22がリンク回動軸26Tを中心にアーム部24が広がるように下降するとき、前記フレーム突起41に沿って左右にスライドすることにより、リンク組立体のキートップ位置制御突起27、キートップ支持ボス28が回動軸に対して左右に均等に広がる扇形の回動運動をし、前記キートップ位置制御突起27及びキートップ支持ボス28に連結された左右両側のキートップリブ11が左右同一高さに下降するので、キートップ10が常に水平状態を維持する。
【0020】
第1及び第2リンク部材21、22において、前記固定突起29が設けられた側面の反対側の面(内側)にはストッパー20sがそれぞれ設けられる。このストッパー20sは前記固定突起29とともに作用して、前記リンク組立体20がフレーム40の下に下降することを防止する。
【0021】
アーム部24,24の両端には、前記キートップ位置制御突起27とキートップ支持ボス28とがそれぞれ設けられている。キートップ位置制御突起27は断面略円形の突起であって、リンク案内孔12に収容される。したがって、キートップ10が下降すると、リンク案内孔12内で外側上方に移動する。キートップ支持ボス28は断面略扇形の突起であって、キートップ10の下降力をリンク組立体20に伝達する機能をする。
【0022】
すなわち、キートップ支持ボス28がリンク加圧凹部13に常に当接しているので、キートップ10が下降すると、リンク加圧凹部13から圧力を受け、リンク加圧凹部13に対してキートップ支持ボス28がスライドしながら外側に移動する。前記キートップリブ11内で、リンク組立体20の左右側キートップ支持ボス28がリンク回動軸を中心に扇形に回動運動をすると、キートップ位置制御突起27はキートップ支持ボス28を基準に扇形に回動運動をし、左右対称に同等に運動をして、前記リンク組立体20の回動中心線とキートップ10の中心線が常に一致することになる。
【0023】
また、キートップ支持ボス28がキートップ10の外縁部に位置するので、リンク回動軸を中心とする各リンク部材の回動角を小さくしながらもキートップ10のストロークを大きく確保することができる。このように、初期段階からキートップ支持ボス28がリンク加圧凹部13を支持するので、キートップ10のストロークを増大させることができる。
【0024】
リーフスプリング23は各アーム部24の中間部に連結される。このリーフスプリング23は略弓状に曲がっており、常に元の屈曲形状に戻ろうとする力を作用してキートップ10に上昇力を作用させる。
【0025】
フレーム40には、前記リンク組立体20の固定突起29を収容して、前記リンク組立体20が上方に分離することを防止する。また、フレーム40には前記リンク組立体20の第1及び第2リンク部材21、22を収容する収容孔70,70が形成される。したがって、キートップ10が下降することにより、リンク組立体20が下降しながら展開する場合、リンク組立体20の第1及び第2リンク部材21、22はフレーム40の収容孔70,70に完全に収容されるので、キースイッチ2の全高が減少する。
【0026】
つぎに、図4を参照しながら実施例のキースイッチ2の下降及び上昇運動について説明する。図4(a)は、キートップ10に力が作用していない状態を示し、キートップ10はリーフスプリング23の弾性力により最も高い位置にある。ここで、キートップ位置制御突起27はリンク案内孔12の内側下方に位置する。
【0027】
この状態から、キートップ10に下降力を作用させると、リンク加圧凹部13と当接しているキートップ支持ボス28に圧力が作用し、左右対称のキートップ支持ボス28はリンク組立体20の回動軸を中心に扇形に回動する。この際、リーフスプリング23が元の状態に戻ろうとする力とリンク部材のアーム部の変形による弾性力により、両側リンク部材にはリンク回動軸26T側に向かう力がさらに強くなり、リーフスプリング23の両連結点とリンク回動軸間に作用する力の作用線が一直線となる時点で、リンク組立体20の上昇力(キートップの上昇力)が急に低下してクリック感を与える(図4(b))。ついで、キートップ10がフレーム40に接触するので、それ以上の下降は起こらない(図4(c))。
【0028】
この時、リーフスプリング23の接触突起23sがFPC30を押してキー入力を認識させ、接触突起23sの高さによりリーフスプリング23が山形状になってリンク組立体20にさらに大きい上昇力を作用させる。キートップ10に作用する圧力が除去されると、キートップ10及びリンク組立体20は図4(a)に示すような最初の状態に戻る。
【0029】
つぎに、実施例のキースイッチ2がクリック感を与える原因と復元力について図5〜図7を参照して説明する。図5(a)はキースイッチ2の各部分の初期状態を示し、図5(b)はキートップ10の下降中の状態を示し、図5(c)はキートップ10の最下側の状態を示すもので、両アーム部24,24をそれぞれPS1点、PS2点とし、回動突起26をPS点として模式的に表す。
【0030】
初期状態で、各点間の線分のうち、線分(PS1−PS)と線分(PS2−PS)で表されるリンク部材の長さは変化しない。リンク部材が下方に回動するにつれて、線分(PS1−PS2)が変化する。この変化は、リーフスプリング23が弓状から直線状に変化するにつれて伸張する部分と、リーフスプリング23が連結されたアーム部が広がる部分とに起因する。
【0031】
この際、リーフスプリング23の変化及びアーム部間の変化による反発力(変化に対する抵抗力)により、図5(a)に示すようなF1の力が生じる。F1の大きさは、リンク組立体20の第1及び第2リンク部材22、23が回動軸(PS)を中心に回動することによる線分(PS1−PS2)の変化により生じるので、初期には大きく変化(増加)してから徐々に増加率が減少し、図5(b)の状態、すなわち3点(PS1、PS2、PS)が一直線上に位置することとなると、変化率が0となり、F1の大きさは一定になる。キートップ10がさらに下降すると、線分(PS1−PS2)が減少してF1も減少する。
【0032】
このように、キートップ10が初期状態から徐々に下降し始めるとF1が発生し、F1にはPS点を中心にPS1点、PS2点を上方に回動させようとするF2の分力が発生する。この分力F2は、F2=F1sinθ2の式で表現され、さらにF2はキートップを押すことに抵抗する垂直反力の分力F3に分解され、これは、F3=F2cosθ2の式で表現される。
【0033】
キートップを押すとき、使用者が感ずる力はF3であるので、F3の変化はF1の変化とリンク組立体20の位置によって変化するθ2の変化によるもので、初期には線分(PS1−PS2)の急激な変化によりF1が急に増加してF3が急に増加する。
【0034】
線分(PS1−PS2)の変化率が減少するにつれてF1の増加率が減少し、リンク部材が展開するにつれてθ1が大きく増加する一方、θ2は急に減少し、よってF2が急に減少するとともにF3も急に減少する。θ2が0となる図5(b)の位置で、すなわちPS1点、PS2点、PS点の3点が一直線となる状態では、リーフスプリングの寸法変化及びリンク部材のアーム部の変形によるF1による反発力F3は0となり、リーフスプリングの変形による上昇力のみが残り、急激なF3の変化により使用者がクリック感を感ずることになる。
【0035】
図5(b)の状態からキートップがさらに下降すると、図5(c)に示すように、F3はキートップ10を引き下げるマイナス的な力として作用する。この場合、キートップを持ち上げるプラス的な力がないと、キートップは元の状態に復元することができない。この際、リーフスプリング23の下面に設けた接触突起23sがFPCの接点部に接触し、リーフスプリング23の急な変形をもたらし、この変形によりキートップ10が元の状態に復元可能になる。
【0036】
図6に、上述した力の変化とキーのストロークとの関係を示す。
【0037】
つぎに、スペースキー、シフトキー、エンターキーなどのように、通常のキーより大きい、いわゆる倍数キーに適用されるキースイッチについて説明する。倍数キーにおいて、リンク組立体20でキートップ10の全下面をカバーするためには、必然的にリンク組立体20が大きくなる。従ってリンク組立体20がキートップ10の一部のみをカバーし、残りはリンクバー60でカバーする。図7に示す変形例のように、リンクバー60は、一辺が開口した略長方形の鉄材棒から製造されるもので、リンク組立体50がカバーし得ない部分のキートップ10を支持し、キートップ10の局部圧力をキートップ10の全面にわたって適切に分配する機能をする。
【0038】
この辺形例の倍数キーに使用するリンク組立体50は、第1リンク部材51と第2リンク部材52との大きさを相違させ、非対称の形状とする。倍数キーのリンク部材を対称に構成すると、両リンク部材の角度が増加し、キートップ10の下降時にリーフスプリング23の接触点の長さの変化率が減少して、寿命特性、及び多様な寸法変化に対する反発力が低下する。一方、第1及び第2リンク部材を非対称にすると、前記角度をできるだけ小さい値に維持でき、リーフスプリング23の長さ変化率を大きく維持して寿命特性などを向上させることができる。
【0039】
また本変形例においては、前記リンク組立体50の回動軸線と前記リンクバー60の回動軸線が互いにおよそ90°を成すように配置するので、互いに干渉しない。リンクバー60がリンク組立体50と干渉すると、相対的にリンク組立体50を小さくし、キートップの局部加圧特性が悪くなる。したがって、この欠点を防止するため、リンクバーとリンク組立体間の干渉を避けることにより、リンク組立体の大きさを最大にすることができる。
【0040】
またこの変形例では、リンク組立体50とリンクバー60の配置関係を多様に設定することができる。すなわち、一つのリンクバー60と1つのリンク組立体50を配置し、この左右配置関係を変化させることができる。そのほかに、二つのリンクバー60を配置し、このリンクバー60間にリンク組立体50を配置することもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、リンク組立体の構成を簡単にし、安価な生産費で容易に製造することができるキースイッチを提供する。すなわち、第1及び第2リンク部材を結合溝と突起で連結した構成なので、組立工程が簡単で容易に製造することができる。
【0042】
さらに使用者に満足なクリック感を与えると共に、コンパクトなキースイッチを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のキースイッチの分解斜視図である。
【図2】 実施例のキートップリブとリンク組立体の連結部を示す部分側面図である。
【図3】 実施例のリーフスプリングの下面に設けられた接触突起を示す断面図である。
【図4】実施例のキースイッチの側断面図及び模式図で、(a)はキースイッチの初期状態を示し、(b)はその下降状態を示し、(c)はその完全下降状態を示す。
【図5】実施例のキースイッチの作用力関係を示す線図で、(a)はその初期状態を、(b)はその下降状態を、(c)はその完全下降状態を示す。
【図6】 実施例のキースイッチのリンク組立体に作用する力とストロークの関係を示すグラフである。
【図7】 倍数キーに適用される変形例のキースイッチ及びリンクバーを示す側面図である。
【符号の説明】
2 キースイッチ
10 キートップ
11 キートップリブ
12 リンク案内孔
13 リンク加圧凹部
20 リンク組立体
20s ストッパー
21,51 第1リンク部材
22,52 第2リンク部材
23 リーフスプリング
23s 接触突起
24 アーム部
25 結合溝
26 回動突起
26T リンク回動軸
27 キートップ位置制御突起
28 キートップ支持ボス
29 固定突起
30 FPC(Flexible Printed Circuit)
40 フレーム
41 フレーム突起
50 リンク組立体
60 リンクバー
70 リンク部材の収容孔

Claims (3)

  1. 使用者の指の加圧により下降するキートップと、前記キートップの下面に連結したリンク組立体と、前記リンク組立体を下方から支持するキーボードフレームと、前記キーボードフレームの上面に配置され、前記リンク組立体との接触によりキー動作を認識するFPC( Flexible Printed Circuit )とを設けたキースイッチであって、
    前記リンク組立体は、外側面の下部にそれぞれ固定突起を設けた第1及び第2リンク部材と、
    前記第1及び第2リンク部材の内側端部の各々に、対向して設けた結合溝及び突起からなるリンク回動軸と、
    前記第1リンク部材と第2リンク部材の外側端部をそれぞれ連結するアーム部と、
    前記第1リンク部材のアーム部と前記第2リンク部材のアーム部間を連結する弾性体とを備えることにより、
    前記第1及び第2リンク部材を前記リンク回動軸を中心に回動自在にすると共に、前記リンク組立体は前記固定突起によりキーボードフレーム側に支持されるようにして、
    前記キートップへの加圧で、前記第1及び第2リンク部材のアーム部が前記リンク回動軸を中心にそれぞれ下方に回動すると共に、前記リンク回動軸は前記固定突起を支点として上昇し、かつ前記弾性体が広がり直線状になった後に山状に曲がるように構成して、リンク部材に復元力を与えることを特徴とするキースイッチ。
  2. 前記キートップの下面に、リンク案内用長孔と凹部とを形成したキートップリブを設け、
    前記第1及び第2リンク部材の外側上端部には、キートップ位置制御突起とキートップ支持ボスとを設け、
    前記リンク案内用長孔で前記キートップ位置制御突起をスライド自在に軸支すると共に、前記キートップ支持ボスを前記凹部に係合させて、前記キートップ支持ボスで前記キートップリブを支持させるようにしたことを特徴とする、請求項1のキースイッチ。
  3. 前記弾性体の下面に、前記FPCとの接触突起を設けることを特徴とする、請求項1のキースイッチ。
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