JP3751683B2 - 中仕切折曲げ挿入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるカートナ等においてアンプルやバイアルなどの小型ガラスびん等を箱詰する場合などに緩衝用として用いられるコ字状の中仕切を物品間に挿入するための中仕切挿入機構に関する。特に、平板状の中仕切用シートをコ字状に折曲げ形成する機能を兼ね備えた中仕切折曲げ挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコ字状の中仕切を物品間の緩衝用として使用することは広く知られているところである(実公平5−26023号公報、実公平5−26029号公報)。しかしながら、平板状の中仕切用シートの両側を折曲げてコ字状の中仕切を形成するための整形機構として、外周面に前記コ字状に合わせて複数の溝部を形成し、平板状の前記中仕切用シートをその外周面に押付けてコ字状を形成するドラム形の押圧整形機構があるが、装置が大型になるばかりでなく、そのコ字状に形成された後の中仕切を更に別の挿入装置によって支持して物品間に挿入する必要があった。このため、設置スペースが広くなるとともに、中仕切の整形機構とその挿入機構とが必要なことからコスト的にも高くつくという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、中仕切の整形機構と挿入機構とをユニット化し、そのユニット構成の簡素化を図ることにより、省スペース及びコストの低減を図った中仕切折曲げ挿入装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、マガジンに蓄積された中仕切用シートの中間片部を吸着して一枚ずつ物品側へ移送する吸着移送機構と、該吸着移送機構を構成する吸着手段の両側に回動可能に軸支され、前記吸着手段に吸着された前記中仕切用シートの両側部を折曲げる折曲げ部材と、前記吸着移送機構に対して相対的に前後動可能に構成され、前記両折曲げ部材を押動して、それらの折曲げ部材をそれぞれ内側に回動させる押動機構と、前記折曲げ部材により折曲げられた折曲げ片部を物品間に挿入する際に前記中間片部に係合して中仕切を対象物品側へ押動する押出し手段とを備え、前記吸着移送機構により中仕切用シートを吸着保持して物品側に移送する間に、前記押動機構を介してそれぞれの折曲げ部材を回動することにより、前記中仕切用シートの両側に折曲げ片部を折曲げ形成してコ字状の中仕切を形成し、その中仕切の折曲げ片部を前記押出し手段により物品間に挿入するという技術手段を採用した。なお、前記押動機構は、吸着移送機構を構成する吸着手段の軸部に前記折曲げ部材を押動する押動部材を備えたスライドブロックを前後動可能に遊嵌して、そのスライドブロックの前後動により前記押動部材を介して折曲げ部材を回動するように構成してもよい。また、前記中仕切が連続した複数のコ字状部を有する場合には、それらのコ字状部を構成する各中間片部に対応させて複数の吸着手段を設けて、それらの吸着手段相互間の間隔を拡縮し得るように構成し、その吸着手段相互間の間隔を拡開した状態で前記中仕切用シートを吸着した後、前記間隔を縮小することにより、前記中間片部相互間に位置する中間の折曲げ片部を折曲げ形成し得るように構成することも可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
前記中仕切用シートの素材としては、紙や合成樹脂などから形成された適宜の厚さの平板状のものが用いられる。専用の中仕切だけでなく、同時に箱詰される物品の能書等をもって代用してもよい。箱詰の対象物品の形状や大きさなどに適応する適宜の大きさに切断された中仕切用シートは、その両側部を折曲げることにより、中央の中間片部とその両側部に折曲げ形成された折曲げ片部とからなるコ字状の中仕切に形成される。なお、中仕切用シートの中間部の途中に更に適宜数の折曲げ片部を形成するとともに、その外側の両側部を折曲げることにより、連続的に連なる複数のコ字状からなる中仕切を形成することも可能である。前記中仕切用シートには、予め折曲げ用の罫線を入れておいてもよい。
【0006】
中仕切の適用に当っては、箱詰の対象物品の整列数に応じ、1個のコ字状部からなる中仕切を1個ないし複数用いたり、あるいは複数のコ字状部からなる中仕切を適用したりすることができる。そして、複数の中仕切を適用する場合には、隣接する中仕切相互間に1個の物品を介在させる形で中仕切を順次挿入するようにすれば効率がよく、使用枚数を削減できる。なお、物品に対する中仕切の挿入方向は垂直方向でも水平方向でもよい。また、中仕切の挿入時の物品の姿勢は、起立状態でも倒立状態でもよい。また、物品の搬送中に中仕切を挿入するようにしても、物品を一時停止させて挿入するようにしてもよい。さらに、中仕切の物品間への挿入時期に関しても箱詰作業との前後を問わない。
【0007】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の実施例に関して説明する。図1は本発明の一実施例の要部を示した概略構成図、図2は全体の要部を示した概略立面図、図3はその概略側面図である。図中、1は本発明に係る中仕切折曲げ挿入装置を示したものである。この中仕切折曲げ挿入装置1は、マガジン2に蓄積された平板状の中仕切用シート3を吸着して一枚ずつ取出し、バケットコンベヤ等の搬送手段の搬送面4上を所定の整列個数ごとにグルーピングした状態で搬送される小型ガラスびんなどの物品5側へ移送するための吸着移送機構6と、この吸着移送機構6の主要素を構成する吸着手段7の両側に回動可能に軸支され、その吸着手段7に吸着された前記中仕切用シート3の両側部を折曲げるために設けられた一対の折曲げ部材8,9と、前記吸着移送機構6に対して相対的に前後動可能に配設され、前記両折曲げ部材8,9を押動して、それぞれ内側に回動させる押動機構10を備えている。なお、前記折曲げ部材8,9は、スプリング等により開く方向に付勢されている。
【0008】
前記吸着移送機構6は、本実施例においては、2組からなる吸着手段7を使用し、その吸着手段7の軸部11を支持アーム12を介して連結支軸13に固着することにより、吸着手段7によって前記マガジン2から中仕切用シート3を吸着保持して一枚ずつ取出した後、その吸着手段7を前記支持アーム12を介して連結支軸13を中心に回動させて前記中仕切用シート3を前記搬送面4上を3個ずつにグルーピングされて搬送されてくる中央の物品5に上方から被せるように挿入し得る挿入位置に移送するように構成されている。
【0009】
前記押動機構10は、吸着手段7の軸部11に摺動可能に遊嵌したスライドブロック14を有しており、このスライドブロック14には、吸着手段7の両側に回動可能に軸支された前記折曲げ部材8,9に対向して押動部材15,16が設けられている。スライドブロック14は、図4に示すように、その両側に付設されたカムフォロア17を介してそれぞれのカム板18に形成されたカム溝の形状に沿って前後に誘導されるように構成されている。ところで、図2及び図3に示すように、電動モータ等の適宜の駆動手段によって駆動される回転軸19にはカム板20,21が取着されており、その一方のカム板20には、該カム板20に形成されたカム溝22に係合するカムフォロア23を介して揺動アーム24が支軸25を中心に揺動するように連結されており、さらに連結ロッド26及び連結アーム27を介して揺動軸28に連結され、この揺動軸28に取着された一対の揺動レバー29を揺動するように構成されている。前記カム板18はこの揺動レバー29に取付けられている。すなわち、前記カム板18は、前記回転軸19の回転角に応じて揺動する揺動レバー29の先端部に取付けられている。さらに、カム板18は、ベアリング30を介して前記吸着手段7の連結支軸13に対して回転可能に構成されている。なお、本実施例においては、カム機構として溝カムを用いたが他のカム形態でもよい。
【0010】
他方、前記回転軸19に取着されたカム板21には、図2及び図3に示すように、そのカム板21に形成されたカム溝31に係合するカムフォロア32を介して揺動アーム33が前記支軸25を中心に揺動するように連係され、さらに連結ロッド34、支軸35に支持されたL字状アーム36及び連結部材37を介して往復動部材を構成する往復ロッド38に連結されている。往復ロッド38は、その外周面に形成されたスプラインなどにより、軸受手段39に往復動のみ可能に支持されており、さらに図4に示すように、支軸40、該支軸40を介して回転可能に支持された連結部材41、該連結部材41の他端部に回転自在に設置した連結軸42及びその連結軸42により回転可能に連結された連結アーム43からなるリンク機構を介して前記連結支軸13に連結されている。
【0011】
しかして、図示しない適宜の駆動手段により前記回転軸19が回転されると、カム板20,21が回転し、各揺動アーム24,33がそれぞれカム溝22,31のカム形状に沿って揺動する。その揺動アーム24の揺動に伴い、連結ロッド26及び連結アーム27を介して揺動軸28が揺動し、前記カム板18の取付けられた揺動レバー29を揺動する。他方、揺動アーム33の揺動の方は、連結ロッド34、L字状アーム36及び連結部材37を介して往復ロッド38の往復運動に変換され、さらに前述の支軸40、連結部材41、連結軸42及び連結アーム43からなるリンク機構を介して前記連結支軸13の回転角を規制するように機能することになる。すなわち、前記揺動レバー29の揺動角で決る連結支軸13の位置と、往復ロッド38に取着された支軸40の位置と、前記連結部材41及び連結アーム43の回転半径との関係に応じてその連結支軸13の回転角が規制される。したがって、カム板20,21のカム形状を介して前記揺動軸28の揺動角と前記往復ロッド38の位置に関する関連制御を行うことにより、連結支軸13の軌跡及び回転角を自由に設定できる。そして、この連結支軸13の軌跡及び回転角の制御を介して、前記吸着手段7に吸着された中仕切用シート3の吸着及び折曲げ動作や、所定区間、物品5の移動に同期させる動作が実現されることになる。
【0012】
次に、前記中仕切用シート3に対する折曲げ挿入動作に関して説明する。前述の図1の概略構成図は、マガジン2に蓄積された中仕切用シート3を吸着手段7により吸着した状態(イ)及び中仕切用シート3の両側部を折曲げることにより形成されたコ字状の中仕切44を物品5相互間に挿入する直前の状態(ロ)を示したものである。状態(イ)においては、図5の要部拡大図にも示したように、前記カム板18のカム溝とカムフォロア17の係合によって前記スライドブロック14が吸着手段7の軸部11に沿って最後方に後退した状態にある。この状態から前記回転軸19の回動に伴って揺動レバー29が下方に回動するとともにその揺動角に関連して前記往復ロッド38が所定の位置に変位すると、吸着手段7が所定の軌跡で下方に移動し、吸着した前記中仕切用シート3をマガジン2から取出す。また、前記揺動レバー29の下方への回動により、その揺動レバー29側に取付けられたカム板18と、前述のリンク機構を構成する連結アーム43側に取付けられた連結支軸13との間には相対的な回転変位が生じる。この相対的な回転変位に基づいて支持アーム12を介して連結支軸13に支持された前記吸着手段7の軸部11とカム板18との相対角が変化する結果、カム板18のカム溝の形状に応じて前記スライドブロック14が軸部11上を徐々に前進し、図6の要部拡大図にも示したように、押動部材15,16を介して折曲げ部材8,9の両側部を中仕切用シート3の中間片部を中心に内側に回動して、その中間片部の両側に折曲げ片部を有するコ字状の中仕切44を形成し状態(ロ)に至ることになる。
【0013】
状態(ロ)に至った場合には、次に折曲げ形成されたコ字状の中仕切44を物品5相互間に挿入することになる。この場合には、図1に示したように、本実施例では、折曲げ部材8,9の手前側と向う側の吸着手段7と干渉しない部位に平行に配設された2本の押出し部材45をエアシリンダ46等を用いた上下機構47によって下降させることにより、中仕切44の中間片部の上面を押下するように構成した押出し手段を用いる。この押出し手段の押動作用により、コ字状の中仕切44は下降してその両側部に折曲げ形成された折曲げ片部を物品5相互間に挿入することになる。なお、この挿入動作は、前述のように前記カム板20,21のカム溝22,31のカム形状の設定の仕方により、物品5の搬送と所定区間、同期させながら移動させる間に実行させるように制御することが可能である。しかして、中仕切44の挿入された物品5のグループは更に下流側の箱詰工程へ搬送されることになる。以上のように、本実施例においては、物品5が箱詰される前に中仕切44を挿入する場合を説明したが、箱詰の過程で中仕切44を挿入する場合にも適用できる。また、物品5を搬送しながら並行して中仕切44の挿入動作を実行するようにしても、物品5の搬送を一時停止させて挿入動作を実行するようにしてもよい。
【0014】
次に、中仕切の態様及び挿入の仕方に関して説明する。図7及び図8は中仕切の態様及び挿入の仕方を示した概略説明図である。図7の(A)〜(C)は物品5の整列数が奇数の場合の態様を示したもので、前記中仕切44のように1個のコ字状部を有する中仕切を適用する場合には、図示のように、中仕切44の中間片部aの両側部に折曲げ形成された折曲げ片部b,cの隣りには中仕切44の被らない物品5が1個介在するように挿入すれば、効率が良く、中仕切44の使用枚数を抑えることができる。図8の(D)〜(F)は物品5の整列数が偶数の場合の一例として物品5の整列数が4個の場合の態様を示したものである。態様(D)と態様(E)は、前記中仕切44のように1個のコ字状部を有する中仕切を適用する場合を示したものである。態様(F)は、コ字状部を連続的に2個折曲げ形成した中仕切48を適用した例を示したものである。なお、態様(F)のように複数のコ字状部を連続的に折曲げ形成する場合には、物品5の整列数から両サイドの分として2を差引いた個数のコ字状部を連続形成すればどのような整列数にも具合いよく対応可能である。さらに、コ字状部が複数のものどうし、あるいは複数のものと1個のものとを組合わせて使用し、その間に物品5を1個ずつ介在させるように挿入するようにしてもよい。なお、以上は、中仕切の使用枚数をより低減できる態様を例示したものであり、他の態様にも本装置の適用が可能なことはいうまでもない。
【0015】
図9は複数のコ字状部を連続的に形成する場合の折曲げ形成の仕方に関してモデル化して示した概略作業工程図であり、(1)〜(4)はその作業工程を順を追って示したものである。ここでは、コ字状部が2個の場合を例に説明する。コ字状部の個数を増加する場合には、少なくともそのコ字状部の個数以上の数の吸着手段の設置が必要になるが、他の構成に格別の違いはない。図9中、49は中仕切用シート、50,51は吸着手段、52は中間押動部材、53,54は両側押動部材を示したものである。本実施例においては、中仕切用シート49は、中間片部a,dと折曲げ片部b,c,e,fとから構成され、2個のコ字状部が形成される場合であることから、少なくともそれらのコ字状部を構成する各中間片部a,dに対応して2個の吸着手段50,51が必要である。なお、吸着手段50,51は、それらの間の間隔を拡縮できるように構成されている。
【0016】
しかして、工程(1)に示したように、吸着手段50,51により中仕切用シート49の中間片部a,dを吸着保持した場合には、工程(2)に示すように、折曲げ片部cとeとの間の折目を中間押動部材52で押圧しながら、吸着手段50,51相互間の間隔を縮小する。これにより前記折目からの折曲げ動作が安定したら、工程(3)に示すように、中間押動部材52を後退して、更に吸着手段50,51相互間の間隔を縮小する。このようにして、中間部の折曲げ片部c,eの折曲げ動作が実行されてから、あるいは並行的に両側押動部材53,54により中仕切用シート49の両側部に位置する折曲げ片部b,fに対する折曲げ動作が実行され、工程(4)に示したように、2個のコ字状部を連続的に形成した前記中仕切48が形成される。以上の折曲げ工程により形成された中仕切48は、前記実施例の場合と同様に搬送中あるいは停止中の物品5相互間に挿入されることになる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、中仕切の整形機構と挿入機構とをユニット化するとともに、整形された中仕切を対象物品側へ挿入する際の押出し手段を設けたので、前記吸着移送機構により中仕切用シートを吸着保持して物品側に移送する間にコ字状の中仕切を形成し、その整形後の中仕切を別の装置に持替えることなくスムーズに対象物品側へ挿入することができ、装置としてもコンパクト化され、省スペース及びコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の要部を示した概略構成図である。
【図2】 同実施例の全体の要部を示した概略立面図である。
【図3】 同実施例の全体の要部を示した概略側面図である。
【図4】 同実施例の要部拡大図である。
【図5】 同実施例の要部拡大図である。
【図6】 同実施例の要部拡大図である。
【図7】 中仕切の態様及びその挿入の態様を示した概略説明図である。
【図8】 中仕切の態様及びその挿入の態様を示した概略説明図である。
【図9】 他の実施例をモデル化して示した概略作業工程図である。
【符号の説明】
1…中仕切折曲げ挿入装置、2…マガジン、3…中仕切用シート、4…搬送面、5…物品、6…吸着移送機構、7…吸着手段、8,9…折曲げ部材、10…押動機構、11…軸部、12…支持アーム、13…連結支軸、14…スライドブロック、15,16…押動部材、17…カムフォロア、18…カム板、19…回転軸、20,21…カム板、22…カム溝、23…カムフォロア、24…揺動アーム、25…支軸、26…連結ロッド、27…連結アーム、28…揺動軸、29…揺動レバー、30…ベアリング、31…カム溝、32…カムフォロア、33…揺動アーム、34…連結ロッド、35…支軸、36…L字状アーム、37…連結部材、38…往復ロッド、39…軸受手段、40…支軸、41…連結部材、42…連結軸、43…連結アーム、44…中仕切、45…押出し部材、46…エアシリンダ、47…上下機構、48…中仕切、49…中仕切用シート、50,51…吸着手段、52…中間押動部材、53,54…両側押動部材
Claims (3)
- マガジンに蓄積された中仕切用シートの中間片部を吸着して一枚ずつ物品側へ移送する吸着移送機構と、該吸着移送機構を構成する吸着手段の両側に回動可能に軸支され、前記吸着手段に吸着された前記中仕切用シートの両側部を折曲げる折曲げ部材と、前記吸着移送機構に対して相対的に前後動可能に構成され、前記両折曲げ部材を押動して、それらの折曲げ部材をそれぞれ内側に回動させる押動機構と、前記折曲げ部材により折曲げられた折曲げ片部を物品間に挿入する際に前記中間片部に係合して中仕切を対象物品側へ押動する押出し手段とを備え、前記吸着移送機構により中仕切用シートを吸着保持して物品側に移送する間に、前記押動機構を介してそれぞれの折曲げ部材を回動することにより、前記中仕切用シートの両側に折曲げ片部を折曲げ形成してコ字状の中仕切を形成し、その中仕切の折曲げ片部を前記押出し手段により物品間に挿入するように構成したことを特徴とする中仕切折曲げ挿入装置。
- 前記押動機構を、吸着移送機構を構成する吸着手段の軸部に前記折曲げ部材を押動する押動部材を備えたスライドブロックを前後動可能に遊嵌して、そのスライドブロックの前後動により前記押動部材を介して折曲げ部材を回動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の中仕切折曲げ挿入装置。
- 前記中仕切が連続した複数のコ字状部を有する場合に、それらのコ字状部を構成する各中間片部に対応させて複数の吸着手段を設けて、それらの吸着手段相互間の間隔を拡縮し得るように構成し、その吸着手段相互間の間隔を拡開した状態で前記中仕切用シートを吸着した後、前記間隔を縮小することにより、前記中間片部相互間に位置する中間の折曲げ片部を折曲げ形成し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の中仕切折曲げ挿入装置。
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