JP3750070B2 - 水処理槽覆蓋のロック装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄化槽などの水処理槽の開口に着脱される水処理槽覆蓋をロックする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
覆蓋は、浄化槽や下水処理場などの水処理層においてその開口を覆うことに用いられる。これらの水処理槽においては、清掃や点検時に覆蓋を取り除いた開口を通して作業者が出入りする。また、一般的に1つの開口には複数の覆蓋が並べて配備されるようになっており、そのような水処理槽では一部の覆蓋だけを取り除いて内部の清掃や点検を行うこともある。
【0003】
図7および図8に従来のロック装置を備えた覆蓋Aとその覆蓋Aで開口を覆った水処理槽Pを示してある。
【0004】
水処理槽Pは矩形の開口100の周縁部に段付凹入状の蓋受け部110を備えており、その蓋受け部110に覆蓋Aが載架されるようになっている。覆蓋Aにはその開閉時に利用される把手ユニット210が設けられている。
【0005】
ロック装置は、矩形の覆蓋本体201の一端部に貫通状に配備された操作軸202と、この操作軸202の下端部に固着された可動係合片203と、水処理層Pにおける一側と他側の側壁のそれぞれ上端部で内向きに突出された固定係合片204,205と、覆蓋本体201の他端部の裏面側に取り付けられた係合片206とを基本的要素として備えている。そして、従来のロック装置においては、可動係合片203や係合片206、固定係合片204,205などが水処理槽P内に突き出ている。
【0006】
このロック装置にあっては、操作軸202を工具(不図示)で回転させると、可動係合片203が操作軸202と共に回転する。そして、覆蓋Aを蓋受け部110に載架したときに図示のように係合片206が固定係合片205に下側で重なり、可動係合片203が固定係合片204に下側で重なっていると、覆蓋Aを持ち上げて取り除こうとしても、可動係合片203が固定係合片204に係合し、係合片206が固定係合片205に係合するので、覆蓋Aを取り除くことができない。ロック状態である。
【0007】
このロック状態から、操作軸202を回転させて図10の矢符aのように可動係合片203を回転させて固定係合片204に重ならない非係合位置にするとロック解除状態になり、覆蓋Aの一端部を持ち上げてその覆蓋Aを取り除くことができるようになる。そして、ロック解除状態として覆蓋Aを蓋受け部110に載架させた後、操作軸202を回転させて図2の矢符bのように可動係合片203を回転させて固定係合片204に下側で重ねるとロック状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水処理槽Pを清掃したり点検したりするときに、覆蓋Aを取り除いた開口100を利用して作業者が水処理槽Pに出入りする場合、上記のように水処理槽Pの側壁に固定係合片204,205が出っ張っていると危険である。また、水処理槽Pの1つの開口100に複数の覆蓋A…が横に並べて載架されているような場合において、所定の覆蓋を取り除いて開いた箇所から作業者が出入りするような場合には、水処理槽Pの側壁に出っ張っている固定係合片204,205のみならず、残った覆蓋A…から開口100内に出っ張っている可動係合片203や係合片206も危険である。
【0009】
他方、従来の覆蓋Aでは、ロック装置と別に把手ユニット210が設けられているので、覆蓋Aを製作するときに覆蓋本体201に把手ユニット210とロック装置とを別々に取り付ける必要があり、そのことが製作工数の増加や部品点数の増加を招いて価格が高くなるという問題があった。
【0010】
本発明は以上の事情の下でなされたものであり、作業者が出入りする水処理槽の開口内への突出物を無くして作業者の出入りの安全性を確保することのできる水処理槽覆蓋のロック装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、覆蓋を開閉するときに使われる把手部材をロック装置の構成部材として兼用させることにより、覆蓋の製作工数や部品点数を削減して覆蓋の価格の低減を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る水処理槽覆蓋のロック装置は、水処理槽に設けられた段付凹入状の蓋受け部に載架されて水処理槽の開口を覆う覆蓋本体の端部に設けられた凹入部に、板片状のレバー体でなる把手部材の中間部が横軸回りに起倒可能に取り付けられ、この把手部材の先端部に把手部とフック部とを有する覆蓋開閉用治具の上記フック部を係止するための孔部が開設された引上げ部が設けられていると共に、この把手部材の基端部に可動係合体の基部がピンによって相対揺動自在に連結され、この可動係合体が上記凹入部の底板上で摺動自在に支持されていると共に、上記把手部材の倒伏動作に連動して可動係合体が上記蓋受け部の立上がり面に内向きに突出された固定係合体の下部空間に対して突出し、上記把手部材の起立動作に連動して可動係合体が上記固定係合体の下部空間から後退するように構成されている、というものである。
【0013】
この構成であると、先端部に把手部とフック部とを有する覆蓋開閉用治具の上記フック部を係止するための孔部が開設された引上げ部が設けられた板片状のレバー体でなる把手部材がロック装置の構成部材として兼用され、しかも、覆蓋を開くときや覆蓋を閉じるときの把手部材の起立動作に連動して基部がピンによって相対揺動自在に連結された可動係合体が後退してロック解除される。また、覆蓋本体を水処理槽の蓋受け部に載架させた後、把手部材を倒伏しているか起立しているかを見定めるだけで、その覆蓋がロックされているかロックされていないかを見分けることができる。
【0014】
本発明においては、覆蓋本体の端部の凹入部が、覆蓋本体の端部に取り付けられた中空ユニットの内部空間によって形成されており、覆蓋本体の上面側に配備された上記中空ユニットのカバー部に、把手部材の引上げ部を上記凹入部の外部に突き出させる開口が開設されていると共に、その開口に隣接して、把手部材が横軸回りに倒伏したときにその把手部材の引上げ部を収容可能でかつ手の指が入りにくい大きさの凹所が形成されている、という構成を採用することが望ましい。
【0015】
このように構成されていると、手の指で把手部材を起立させる操作を行いにくくなるので、子供の悪戯などで不慮に把手部材が起立してしまってロック解除されることがなくなる。そのため、覆蓋が不慮に開かれ、その開いた箇所から子供が水処理槽の中に落ちるといった事故が未然に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るロック装置を取り付けた覆蓋Aとその覆蓋Aで開口100を覆った水処理槽Pを示す一部省略縦断正面図、図2は上記覆蓋Aを開閉するときの状態を示す一部省略縦断正面図、図3は要部の縦断正面図、図4は要部の平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は覆蓋開閉用治具の斜視図である。
【0017】
水処理槽Pにおいて、矩形の開口100の周縁部にL形鋼材を埋設することによって段付凹入状の蓋受け部110が設けられている。この蓋受け部110の一側の立上り面111に内向きに固定係合体1が突出されており、同様に、蓋受け部110の他側の立上り面111に内向きに固定係合体1が突出されている。これらの固定係合体1,1は立上り面111,111から少し突設された棒材によって形成されており、その全体が蓋受け部110により形成される蓋受け空間に納まっている。すなわち、固定係合体1,1は、水処理槽Pの開口100に出っ張っていない。
【0018】
覆蓋Aにおいて、パネル状の覆蓋本体3はFRPや発泡合成樹脂板の上下(表裏)両面に表面材31を積層一体化することにより形成されており、その一端部の適所と他端部の適所とに発錆しにくい金属であるステンレスで作られた中空ユニット4,4が面一にビス41…で取り付けられている。このため、覆蓋本体3の一端部と他端部とには中空ユニット4の内部空間によって凹入部5,5が形成されている。これらの凹入部5,5は、覆蓋本体3の一端面側や他端面側で開口しており、覆蓋本体3の下面側には盗み凹所51,51が形成されている。
【0019】
図3および図4で判るように、中空ユニット4は、そのカバー部46の中央部に開口42が形成されていると共に、その開口42に隣接して、平面視円形の小さな凹所43が形成されている。そして、上記開口42を挾む両側の壁部44,44を貫通して設けられた横軸6に、弓形をなす板片状のレバー体でなる把手部材7の中間部が取り付けられており、この把手部材7が横軸6の軸線を中心として図3に実線で示す倒伏状態と同図に仮想線で示す起立状態との間で起倒可能になっている。すなわち、把手部材7は、その基部が凹入部5に配備されている一方で、その引上げ部71が中空ユニット4の開口42を通して凹入部5の外部に突き出ており、把手部材7が倒伏されたときには、その引上げ部71が上記凹所43に完全に収容されるようになっている。そして、凹所43が手の指の入りにくい大きさになっている。
【0020】
上記把手部材7は、その先端部に設けられた引上げ部71に孔部72が開設されていると共に、その基端部73に可動係合体8の基部がピン81によって相対揺動自在に連結されている。可動係合体8は、合成樹脂成形体で幅広の板片状に形成したり、金属で幅広の板片状に形成したりすることが可能である。この可動係合体8は、、中空ユニット4の底板、すなわち上記凹入部5の底板45上で摺動自在に支持されている。そして、上記把手部材7の倒伏動作に連動して可動係合体8が図3の矢符a方向に突出し、また、把手部材7の起立動作に連動して可動係合体8が図3の矢符b方向に後退するようになっている。したがって、覆蓋Aが蓋受け部110に載架されているときに把手部材7が倒伏されると、それに連動して可動係合体8が図3の矢符a方向に突出して固定係合体1の下部空間S1に突入し、また、把手部材7が起立すると、それに連動して可動係合体8が図3の矢符b方向に後退して固定係合体1の下部空間S1から後退する。
【0021】
図6は覆蓋開閉用治具9を示している。この治具9は、長い軸部93の一端部に把手部91を有し、他端部にフック部92を有している。そして、この治具9のフック部92は、図5のように上記凹所43に収容された把手部材7の引上げ部71の孔部72に差し込んで引っ掛けることができるものである。
【0022】
上記した把手部材7や可動係合体8などは、覆蓋本体3の一端部と他端部とにそれぞれ取り付けられた中空ユニット4,4に対称に配備されている。
【0023】
次に作用を説明する。
【0024】
覆蓋Aを蓋受け部110に載架して水処理槽Pの開口100を覆わせるときには、覆蓋本体3の左右の各把手部材7,7の孔部72、72に、たとえば1人の作業者が両手に持った各別の治具9,9のフック部92,92を引っ掛けて引き上げると、左右の把手部材7,7が覆蓋本体3などの重さの影響で起立するので、左右の可動係合体8,8が共に後退する。したがって、図2に矢符Xで示したように覆蓋Aを蓋受け部110,110に載架すると、同図のように固定係合体1,1が盗み凹所51,51を通して凹入部5に嵌合されると共に、左右の可動係合体8,8が固定係合体1,1の下部空間S1に臨む。
【0025】
こうして覆蓋Aを蓋受け部110,110に載架した後、治具9,9のフック部92,92を把手部材7,7の孔部72,72から外し、それらの把手部材7,7を倒伏させると、それに連動して可動係合体8,8が図3の矢符a方向に突出して固定係合体1の下部空間S1に突入する。この状態で覆蓋Aを持ち上げようとしても、可動係合体8,8が固定係合体1,1に係合して蓋体Aは持ち上がらない。ロック状態である。
【0026】
このロック状態から、左右の把手部材7,7の孔部72、72に各別の治具9,9のフック部92,92を引っ掛けて引き上げると、左右の把手部材7,7が覆蓋本体3などの重さの影響で起立するので、左右の可動係合体8,8が共に固定係合体1,1の下部空間S1から図3野矢符bのように後退してロック解除される。したがって、図2の矢符Yのように覆蓋Aを持ち上げて開くことができる。
【0027】
この実施例では、把手部材7が倒伏されたときにその引上げ部71が手の指の入りにくい大きさの凹所43に収容されるようになっているので、手の大きな大人は勿論、手の小さな子供といえどもが把手部材7を起立させることが困難である。したがって、子供が誤ってロック解除して覆蓋Aを開くといった事態が起こらず、覆蓋Aを開いた箇所から子供が水処理槽Pの中に落ちるといった事故が未然に防止される。
【0028】
また、把手部材7が起立しているか倒伏されているかを見定めるだけでロックされているかロックされていないかを容易に見分けることができる。
【0029】
この実施形態のロック装置において、その構成要素である把手部材7や可動係合片体8覆蓋本体3の凹入部5に収容されており、固定係合体1は水処理槽Pに設けられた段付凹入状の蓋受け部110の立上り面111で内向きに突出されているので、水処理層Pの開口100内に出っ張る部材はない。そのため、清掃や点検などのために作業者が開口100を出入りしても、開口100内に出っ張った部材が作業者に当たって怪我をするといった余地はまったくない。
【0030】
さらに、この実施形態のロック装置では、固定係合体1に棒材を用いている一方で、可動係合体8に幅広の板片を用いているので、蓋受け部110での覆蓋Aの位置が前後に多少ずれても、固定係合体1と可動係合体8とが適切に上下方向で対向する。したがって、覆蓋Aが多少位置ずれしていても確実にロックすることが可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る水処理槽覆蓋のロック装置によれば、把手部材がロック装置の構成部材として兼用されているので、ロック装置と把手とを覆蓋本体に別々に取り付ける必要がなくなる。そのため、覆蓋の部品点数や製作工数が削減されて価格を低減できるようになる。また、把手部材が倒伏しているか起立しているかを見定めるだけで、その覆蓋がロックされているかロックされていないかを見分けることができる利便がある。
【0032】
本発明において、板片状のレバー体でなる把手部材の引上げ部に覆蓋開閉用治具のフック部を係止するための孔部を開設したり、覆蓋本体の端部に取り付けた中空ユニットのカバー部に把手部材の引上げ部を収容可能でかつ手の指が入りにくい大きさの凹所を形成したりしておくと、子供の悪戯などで不慮にロック解除されることがなくなるので、覆蓋が不慮に開かれて子供が水処理槽の中に落ちるといった事故が未然に防止されて安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロック装置を取り付けた覆蓋とその覆蓋で開口を覆った水処理槽を示す一部省略縦断正面図である。
【図2】覆蓋を開閉するときの状態を示す一部省略縦断正面図である。
【図3】要部の縦断正面図である。
【図4】要部の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】覆蓋開閉用治具の斜視図である。
【図7】従来のロック装置と把手ユニットとを備えた覆蓋と水処理槽を示す一部省略垂直断面図である。
【図8】従来のロック装置の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
A 覆蓋
P 水処理槽
1 固定係合体
3 覆蓋本体
4 中空ユニット
5 凹入部
6 横軸
7 把手部材
8 可動係合体
9 覆蓋開閉用治具
42 開口
43 凹所
45 底板
46 カバー部
71 引上げ部
72 孔部
91 把手部
92 フック部
100 開口
110 蓋受け部
111 立上り面
S1 下部空間
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄化槽などの水処理槽の開口に着脱される水処理槽覆蓋をロックする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
覆蓋は、浄化槽や下水処理場などの水処理層においてその開口を覆うことに用いられる。これらの水処理槽においては、清掃や点検時に覆蓋を取り除いた開口を通して作業者が出入りする。また、一般的に1つの開口には複数の覆蓋が並べて配備されるようになっており、そのような水処理槽では一部の覆蓋だけを取り除いて内部の清掃や点検を行うこともある。
【0003】
図7および図8に従来のロック装置を備えた覆蓋Aとその覆蓋Aで開口を覆った水処理槽Pを示してある。
【0004】
水処理槽Pは矩形の開口100の周縁部に段付凹入状の蓋受け部110を備えており、その蓋受け部110に覆蓋Aが載架されるようになっている。覆蓋Aにはその開閉時に利用される把手ユニット210が設けられている。
【0005】
ロック装置は、矩形の覆蓋本体201の一端部に貫通状に配備された操作軸202と、この操作軸202の下端部に固着された可動係合片203と、水処理層Pにおける一側と他側の側壁のそれぞれ上端部で内向きに突出された固定係合片204,205と、覆蓋本体201の他端部の裏面側に取り付けられた係合片206とを基本的要素として備えている。そして、従来のロック装置においては、可動係合片203や係合片206、固定係合片204,205などが水処理槽P内に突き出ている。
【0006】
このロック装置にあっては、操作軸202を工具(不図示)で回転させると、可動係合片203が操作軸202と共に回転する。そして、覆蓋Aを蓋受け部110に載架したときに図示のように係合片206が固定係合片205に下側で重なり、可動係合片203が固定係合片204に下側で重なっていると、覆蓋Aを持ち上げて取り除こうとしても、可動係合片203が固定係合片204に係合し、係合片206が固定係合片205に係合するので、覆蓋Aを取り除くことができない。ロック状態である。
【0007】
このロック状態から、操作軸202を回転させて図10の矢符aのように可動係合片203を回転させて固定係合片204に重ならない非係合位置にするとロック解除状態になり、覆蓋Aの一端部を持ち上げてその覆蓋Aを取り除くことができるようになる。そして、ロック解除状態として覆蓋Aを蓋受け部110に載架させた後、操作軸202を回転させて図2の矢符bのように可動係合片203を回転させて固定係合片204に下側で重ねるとロック状態になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水処理槽Pを清掃したり点検したりするときに、覆蓋Aを取り除いた開口100を利用して作業者が水処理槽Pに出入りする場合、上記のように水処理槽Pの側壁に固定係合片204,205が出っ張っていると危険である。また、水処理槽Pの1つの開口100に複数の覆蓋A…が横に並べて載架されているような場合において、所定の覆蓋を取り除いて開いた箇所から作業者が出入りするような場合には、水処理槽Pの側壁に出っ張っている固定係合片204,205のみならず、残った覆蓋A…から開口100内に出っ張っている可動係合片203や係合片206も危険である。
【0009】
他方、従来の覆蓋Aでは、ロック装置と別に把手ユニット210が設けられているので、覆蓋Aを製作するときに覆蓋本体201に把手ユニット210とロック装置とを別々に取り付ける必要があり、そのことが製作工数の増加や部品点数の増加を招いて価格が高くなるという問題があった。
【0010】
本発明は以上の事情の下でなされたものであり、作業者が出入りする水処理槽の開口内への突出物を無くして作業者の出入りの安全性を確保することのできる水処理槽覆蓋のロック装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、覆蓋を開閉するときに使われる把手部材をロック装置の構成部材として兼用させることにより、覆蓋の製作工数や部品点数を削減して覆蓋の価格の低減を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る水処理槽覆蓋のロック装置は、水処理槽に設けられた段付凹入状の蓋受け部に載架されて水処理槽の開口を覆う覆蓋本体の端部に設けられた凹入部に、板片状のレバー体でなる把手部材の中間部が横軸回りに起倒可能に取り付けられ、この把手部材の先端部に把手部とフック部とを有する覆蓋開閉用治具の上記フック部を係止するための孔部が開設された引上げ部が設けられていると共に、この把手部材の基端部に可動係合体の基部がピンによって相対揺動自在に連結され、この可動係合体が上記凹入部の底板上で摺動自在に支持されていると共に、上記把手部材の倒伏動作に連動して可動係合体が上記蓋受け部の立上がり面に内向きに突出された固定係合体の下部空間に対して突出し、上記把手部材の起立動作に連動して可動係合体が上記固定係合体の下部空間から後退するように構成されている、というものである。
【0013】
この構成であると、先端部に把手部とフック部とを有する覆蓋開閉用治具の上記フック部を係止するための孔部が開設された引上げ部が設けられた板片状のレバー体でなる把手部材がロック装置の構成部材として兼用され、しかも、覆蓋を開くときや覆蓋を閉じるときの把手部材の起立動作に連動して基部がピンによって相対揺動自在に連結された可動係合体が後退してロック解除される。また、覆蓋本体を水処理槽の蓋受け部に載架させた後、把手部材を倒伏しているか起立しているかを見定めるだけで、その覆蓋がロックされているかロックされていないかを見分けることができる。
【0014】
本発明においては、覆蓋本体の端部の凹入部が、覆蓋本体の端部に取り付けられた中空ユニットの内部空間によって形成されており、覆蓋本体の上面側に配備された上記中空ユニットのカバー部に、把手部材の引上げ部を上記凹入部の外部に突き出させる開口が開設されていると共に、その開口に隣接して、把手部材が横軸回りに倒伏したときにその把手部材の引上げ部を収容可能でかつ手の指が入りにくい大きさの凹所が形成されている、という構成を採用することが望ましい。
【0015】
このように構成されていると、手の指で把手部材を起立させる操作を行いにくくなるので、子供の悪戯などで不慮に把手部材が起立してしまってロック解除されることがなくなる。そのため、覆蓋が不慮に開かれ、その開いた箇所から子供が水処理槽の中に落ちるといった事故が未然に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るロック装置を取り付けた覆蓋Aとその覆蓋Aで開口100を覆った水処理槽Pを示す一部省略縦断正面図、図2は上記覆蓋Aを開閉するときの状態を示す一部省略縦断正面図、図3は要部の縦断正面図、図4は要部の平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は覆蓋開閉用治具の斜視図である。
【0017】
水処理槽Pにおいて、矩形の開口100の周縁部にL形鋼材を埋設することによって段付凹入状の蓋受け部110が設けられている。この蓋受け部110の一側の立上り面111に内向きに固定係合体1が突出されており、同様に、蓋受け部110の他側の立上り面111に内向きに固定係合体1が突出されている。これらの固定係合体1,1は立上り面111,111から少し突設された棒材によって形成されており、その全体が蓋受け部110により形成される蓋受け空間に納まっている。すなわち、固定係合体1,1は、水処理槽Pの開口100に出っ張っていない。
【0018】
覆蓋Aにおいて、パネル状の覆蓋本体3はFRPや発泡合成樹脂板の上下(表裏)両面に表面材31を積層一体化することにより形成されており、その一端部の適所と他端部の適所とに発錆しにくい金属であるステンレスで作られた中空ユニット4,4が面一にビス41…で取り付けられている。このため、覆蓋本体3の一端部と他端部とには中空ユニット4の内部空間によって凹入部5,5が形成されている。これらの凹入部5,5は、覆蓋本体3の一端面側や他端面側で開口しており、覆蓋本体3の下面側には盗み凹所51,51が形成されている。
【0019】
図3および図4で判るように、中空ユニット4は、そのカバー部46の中央部に開口42が形成されていると共に、その開口42に隣接して、平面視円形の小さな凹所43が形成されている。そして、上記開口42を挾む両側の壁部44,44を貫通して設けられた横軸6に、弓形をなす板片状のレバー体でなる把手部材7の中間部が取り付けられており、この把手部材7が横軸6の軸線を中心として図3に実線で示す倒伏状態と同図に仮想線で示す起立状態との間で起倒可能になっている。すなわち、把手部材7は、その基部が凹入部5に配備されている一方で、その引上げ部71が中空ユニット4の開口42を通して凹入部5の外部に突き出ており、把手部材7が倒伏されたときには、その引上げ部71が上記凹所43に完全に収容されるようになっている。そして、凹所43が手の指の入りにくい大きさになっている。
【0020】
上記把手部材7は、その先端部に設けられた引上げ部71に孔部72が開設されていると共に、その基端部73に可動係合体8の基部がピン81によって相対揺動自在に連結されている。可動係合体8は、合成樹脂成形体で幅広の板片状に形成したり、金属で幅広の板片状に形成したりすることが可能である。この可動係合体8は、、中空ユニット4の底板、すなわち上記凹入部5の底板45上で摺動自在に支持されている。そして、上記把手部材7の倒伏動作に連動して可動係合体8が図3の矢符a方向に突出し、また、把手部材7の起立動作に連動して可動係合体8が図3の矢符b方向に後退するようになっている。したがって、覆蓋Aが蓋受け部110に載架されているときに把手部材7が倒伏されると、それに連動して可動係合体8が図3の矢符a方向に突出して固定係合体1の下部空間S1に突入し、また、把手部材7が起立すると、それに連動して可動係合体8が図3の矢符b方向に後退して固定係合体1の下部空間S1から後退する。
【0021】
図6は覆蓋開閉用治具9を示している。この治具9は、長い軸部93の一端部に把手部91を有し、他端部にフック部92を有している。そして、この治具9のフック部92は、図5のように上記凹所43に収容された把手部材7の引上げ部71の孔部72に差し込んで引っ掛けることができるものである。
【0022】
上記した把手部材7や可動係合体8などは、覆蓋本体3の一端部と他端部とにそれぞれ取り付けられた中空ユニット4,4に対称に配備されている。
【0023】
次に作用を説明する。
【0024】
覆蓋Aを蓋受け部110に載架して水処理槽Pの開口100を覆わせるときには、覆蓋本体3の左右の各把手部材7,7の孔部72、72に、たとえば1人の作業者が両手に持った各別の治具9,9のフック部92,92を引っ掛けて引き上げると、左右の把手部材7,7が覆蓋本体3などの重さの影響で起立するので、左右の可動係合体8,8が共に後退する。したがって、図2に矢符Xで示したように覆蓋Aを蓋受け部110,110に載架すると、同図のように固定係合体1,1が盗み凹所51,51を通して凹入部5に嵌合されると共に、左右の可動係合体8,8が固定係合体1,1の下部空間S1に臨む。
【0025】
こうして覆蓋Aを蓋受け部110,110に載架した後、治具9,9のフック部92,92を把手部材7,7の孔部72,72から外し、それらの把手部材7,7を倒伏させると、それに連動して可動係合体8,8が図3の矢符a方向に突出して固定係合体1の下部空間S1に突入する。この状態で覆蓋Aを持ち上げようとしても、可動係合体8,8が固定係合体1,1に係合して蓋体Aは持ち上がらない。ロック状態である。
【0026】
このロック状態から、左右の把手部材7,7の孔部72、72に各別の治具9,9のフック部92,92を引っ掛けて引き上げると、左右の把手部材7,7が覆蓋本体3などの重さの影響で起立するので、左右の可動係合体8,8が共に固定係合体1,1の下部空間S1から図3野矢符bのように後退してロック解除される。したがって、図2の矢符Yのように覆蓋Aを持ち上げて開くことができる。
【0027】
この実施例では、把手部材7が倒伏されたときにその引上げ部71が手の指の入りにくい大きさの凹所43に収容されるようになっているので、手の大きな大人は勿論、手の小さな子供といえどもが把手部材7を起立させることが困難である。したがって、子供が誤ってロック解除して覆蓋Aを開くといった事態が起こらず、覆蓋Aを開いた箇所から子供が水処理槽Pの中に落ちるといった事故が未然に防止される。
【0028】
また、把手部材7が起立しているか倒伏されているかを見定めるだけでロックされているかロックされていないかを容易に見分けることができる。
【0029】
この実施形態のロック装置において、その構成要素である把手部材7や可動係合片体8覆蓋本体3の凹入部5に収容されており、固定係合体1は水処理槽Pに設けられた段付凹入状の蓋受け部110の立上り面111で内向きに突出されているので、水処理層Pの開口100内に出っ張る部材はない。そのため、清掃や点検などのために作業者が開口100を出入りしても、開口100内に出っ張った部材が作業者に当たって怪我をするといった余地はまったくない。
【0030】
さらに、この実施形態のロック装置では、固定係合体1に棒材を用いている一方で、可動係合体8に幅広の板片を用いているので、蓋受け部110での覆蓋Aの位置が前後に多少ずれても、固定係合体1と可動係合体8とが適切に上下方向で対向する。したがって、覆蓋Aが多少位置ずれしていても確実にロックすることが可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る水処理槽覆蓋のロック装置によれば、把手部材がロック装置の構成部材として兼用されているので、ロック装置と把手とを覆蓋本体に別々に取り付ける必要がなくなる。そのため、覆蓋の部品点数や製作工数が削減されて価格を低減できるようになる。また、把手部材が倒伏しているか起立しているかを見定めるだけで、その覆蓋がロックされているかロックされていないかを見分けることができる利便がある。
【0032】
本発明において、板片状のレバー体でなる把手部材の引上げ部に覆蓋開閉用治具のフック部を係止するための孔部を開設したり、覆蓋本体の端部に取り付けた中空ユニットのカバー部に把手部材の引上げ部を収容可能でかつ手の指が入りにくい大きさの凹所を形成したりしておくと、子供の悪戯などで不慮にロック解除されることがなくなるので、覆蓋が不慮に開かれて子供が水処理槽の中に落ちるといった事故が未然に防止されて安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロック装置を取り付けた覆蓋とその覆蓋で開口を覆った水処理槽を示す一部省略縦断正面図である。
【図2】覆蓋を開閉するときの状態を示す一部省略縦断正面図である。
【図3】要部の縦断正面図である。
【図4】要部の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】覆蓋開閉用治具の斜視図である。
【図7】従来のロック装置と把手ユニットとを備えた覆蓋と水処理槽を示す一部省略垂直断面図である。
【図8】従来のロック装置の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
A 覆蓋
P 水処理槽
1 固定係合体
3 覆蓋本体
4 中空ユニット
5 凹入部
6 横軸
7 把手部材
8 可動係合体
9 覆蓋開閉用治具
42 開口
43 凹所
45 底板
46 カバー部
71 引上げ部
72 孔部
91 把手部
92 フック部
100 開口
110 蓋受け部
111 立上り面
S1 下部空間
Claims (2)
- 水処理槽に設けられた段付凹入状の蓋受け部に載架されて水処理槽の開口を覆う覆蓋本体の端部に設けられた凹入部に、板片状のレバー体でなる把手部材の中間部が横軸回りに起倒可能に取り付けられ、この把手部材の先端部に把手部とフック部とを有する覆蓋開閉用治具の上記フック部を係止するための孔部が開設された引上げ部が設けられていると共に、この把手部材の基端部に可動係合体の基部がピンによって相対揺動自在に連結され、この可動係合体が上記凹入部の底板上で摺動自在に支持されていると共に、上記把手部材の倒伏動作に連動して可動係合体が上記蓋受け部の立上がり面に内向きに突出された固定係合体の下部空間に対して突出し、上記把手部材の起立動作に連動して可動係合体が上記固定係合体の下部空間から後退するように構成されていることを特徴とする水処理槽覆蓋のロック装置。
- 覆蓋本体の端部の凹入部が、覆蓋本体の端部に取り付けられた中空ユニットの内部空間によって形成されており、覆蓋本体の上面側に配備された上記中空ユニットのカバー部に、把手部材の引上げ部を上記凹入部の外部に突き出させる開口が開設されていると共に、その開口に隣接して、把手部材が横軸回りに倒伏したときにその把手部材の引上げ部を収容可能でかつ手の指が入りにくい大きさの凹所が形成されている請求項1に記載の水処理槽覆蓋のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30836895A JP3750070B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 水処理槽覆蓋のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30836895A JP3750070B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 水処理槽覆蓋のロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09122632A JPH09122632A (ja) | 1997-05-13 |
JP3750070B2 true JP3750070B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=17980232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30836895A Expired - Fee Related JP3750070B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 水処理槽覆蓋のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009102822A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Nihon Pit:Kk | 蓋の固定構造 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30836895A patent/JP3750070B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09122632A (ja) | 1997-05-13 |
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