JP3750060B2 - ビルトイン電子レンジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子レンジに関し、より詳しくは、厨房で家具の収納空間内にビルトイン可能に構成されるビルトイン電子レンジにおいて、内部の構成素子を効率よく冷却させることができるビルトイン電子レンジの内部構造及びそのエアフロー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子レンジは、電流の供給によりマイクロ波を発生させ、このマイクロ波を加熱対象物に照射することにより、加熱対象物を加熱する装置である。このような電子レンジは、通常、テーブルの上に置いて使用する一般の電子レンジと、ガスオーブンレンジの上部壁面に埋め込まれて排気機能を有するフード兼用電子レンジとに大別される。
しかし、最近、ガスオーブンレンジまたはキムチ専用冷蔵庫等のような多くのキッチン製品がビルトインタイプで設計される傾向にある。このようにビルトインされることにより、キッチン家電製品とキッチン家具がよく調和するようになることは勿論、これらの一体感を与える長所がある。
また、従来の電子レンジは、マイクロ波をキャビティの内部に供給し、加熱対象物に照射することによる加熱方式が最も基本的である。さらに、このようなマイクロ波による加熱方式は、マイクロ波による単一加熱の特性しか有しないため、最近の電子レンジはその内部に別の加熱源としてヒータを組み込んでいる。即ち、最近の電子レンジは、マイクロ波による加熱方式に対し、より様々な加熱方式及び加熱条件を与えるため、ヒータの熱を用いるように設計されている。
このようなヒータの代表的なものとしては、石英管ヒータがあり、石英管ヒータからの熱をキャビティの内部に対流させることにより、コンベクション加熱を行うようになり、より高温状態で食品を加熱するようになる等の特性がある。
また、最近、より高温の熱を提供することができ、食品の表面のブラウニング特性を与えるために、ハロゲンランプ等を組み込ませることもある。このハロゲンランプは、通常、食品が位置するキャビティ内部の上面及び下面に設けられ、それから発生する熱エネルギー及び光エネルギーをキャビティの内部に入射させることにより、食品をより素早く加熱することができるという特性を有している。このようにハロゲンランプを組み込む場合は、ハロゲンランプから高熱が発生するため、ハロゲンランプ及びその周辺を十分冷却させることができる冷却装置をさらに有しなければならなかった。
【0003】
このような最近のキッチン家具のビルトイン化の傾向に応じて、電子レンジにおいてもビルトインタイプが望まれてきた。また、このようにビルトイン電子レンジにおいても、より様々な加熱特性を与えるために、上述したハロゲンランプ等の別のヒータを組み込ませることが好ましい。
また、電子レンジをビルトインで構成する場合は、実際に電子レンジの前面のみがキッチン家具から前方に露出して設置される。従って、高温のヒーターを組み込ませる場合、電子レンジの前面から出入りする空気の流れを形成するしかなかった。
電子レンジの駆動中には、電子レンジの電装室に設けられているマグネトロン及び高圧トランス等の部品も発熱することは当然である。このように電子レンジの駆動中には、電装室に設けられる発熱部品は勿論、上記したヒータも共に冷却させなければならなかった。
このようなヒータ及び発熱部品を冷却させるために、電子レンジの内部及び外部を出入りする冷却用エアフローは、ビルトイン電子レンジにおいては、その前面を用いて出入りさせるしかなかった。実際、このように電子レンジの前面のみを出入りする電子レンジのエアフローは、従来のエアフローとは全く異なるものであるため、従来のエアフローを形成するための構成を適用し難い問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、キッチン家具にビルトイン可能なビルトイン電子レンジと、それに適用されて内部の発熱部品を十分冷却させることができる冷却構造とを提供することを目的とする。
【0005】
【解題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明によるビルトイン電子レンジは、外部ケースと、該外部ケースの内部に設けられ、食品を加熱するキャビティと、
前記電子レンジの前面で前記キャビティの上部に設けられる吸込グリルと、
前記電子レンジの前面に設けられ、前記吸込グリルから吸い込まれた空気が排気される排気グリルと、
前記キャビティの上部で、前記吸込グリルと隣接した前方側に設けられて空気を吸い込む排気ファンと、
該排気ファンの後方で左右方向に設けられている隔壁と、
前記吸込グリルから吸い込まれた空気を排気グリルに導く内部通路とを備え、
前記排気ファンにより吐き出される空気の一部は、前記隔壁の後方から前方に循環した後、内部通路に沿って排気される電子レンジにおいて、
前記内部通路は、上部では上部仕切り板によって前記キャビティと前記外部ケースとの間で上部外側通路と上部内側通路とが形成され、側部では側部仕切り板によって前記キャビティと前記外部ケースとの間で側部外側通路と側部内側通路とが形成され、下部では下 部仕切り板によって前記キャビティと前記外部ケースとの間で下部外側通路と下部内側通路が形成され、前記外側通路及び内側通路はそれぞれ連続的に設けられ、
前記排気ファンと隔壁は、前記上部仕切り板の上面に設けられ、
前記上部内側通路及び下部内側通路それぞれには、前記キャビティの内部に熱を供給するヒータを
備えることを特徴とする。
このような本発明によると、前記隔壁により仕切られる空間にも十分な放熱用のエアフローを循環させることができ、その部分に設けられる印刷回路基板を十分冷却させることができる。また、全体的に電子レンジの内部を出入りする十分なエアフローを形成することができ、内部の発熱部品を十分冷却させることができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、本発明によるビルトイン電子レンジ(以下、単に、電子レンジという)の前面には、吸込グリル10と排気グリル20が設けられている。前記吸込グリル10は、前面の上部に設けられ、電子レンジの内部に設けられている発熱部品を冷却させるための空気を吸い込むものであり、排気グリル20は、前面の下部に設けられ、電子レンジの内部を通過しながら発熱部品を冷却させた後の空気を排気させるものである。
前記吸込グリル10と排気グリル20は、電子レンジのドア30の上下部にそれぞれ設けられ、前記吸込グリル10から吸い込まれる空気は、実質的にキャビティの上部から流入され、また、排気グリル20から排気される空気は、キャビティの下部から排気される。
【0007】
図1乃至図4を参照して、全体の構成及び空気の流れについて説明する。図示のように、前記吸込グリル10から空気を吸い込む吸引力の一部は、上部仕切り板12の上部に設けられている排気ファン22により発生する。
前記排気ファン22は、上部仕切り板12の上部において図示左側、即ち電装室40(図4参照)の反対側に設けられており、その駆動により前記吸込グリル10から空気を吸い込んでいる。また、前記排気ファン22の後方には、横方向に隔壁60が設けられている。従って、前記隔壁60から見て、前記排気ファン22は電子レンジの前方側に設けられていることになる。
前記隔壁60は、電子レンジの上部を前後方に仕切るものであり、前記排気ファン22によって形成されるエアフローを、区分して導くことができるように構成されている。また、前記隔壁60によって仕切られる後方部には、印刷回路基板(PCB)が上部に設けられた支持部70が設けられている。
前記支持部70は、前記上部仕切り板12とは一定の間隔を置いて、その上部に設けられている。従って、前記支持部70の上部及び下部には空気が流れるようになり、支持部70の上面に設けられた印刷回路基板(PCB)は、この空気によって冷却されるようになっている。
また、前記印刷回路基板(PCB)は、電子レンジの駆動に用いられる印刷された回路と、様々な電気的部品等が実装されているものであるため、熱により損傷され得る。従って、上面に設けられた支持部70の上下部を介して流れる空気を用いて、前記印刷回路基板(PCB)を充分冷却させることが、電子レンジの動作の信頼性を確保するためにも必要である。また、本発明による電子レンジは、後述のように、前記上部仕切り板12の下面には、上部ヒーター32aが設けられており、この上部ヒーター32aでの発熱によって前記印刷回路基板(PCB)が熱損傷され得るので、充分な放熱が必要である。
【0008】
前記排気ファン22は、吸込グリル10から空気を吸い込んで側壁部分に排気させており、図1及び図2に示すように、この前記排気ファン22により導かれる空気は、前記隔壁60の前方部分に設けられている出口22dから排出されると共に、一部は後方に、また他の一部は下方に移動している。
即ち、排気ファン22の内部に流入された空気の一部は、外部ケースの側壁1c(図4参照)の内側に設けられている側部外側通路22aに沿って下方に移動するようになる。また、下方に移動したエアフローは、キャビティ2の底面2aと外部ケースの底面1dとの間の下部内側通路18cを経て排気グリル20から電子レンジの前面に排気される。
【0009】
また、前記排気ファン22の出口22dから排気される空気の他の一部は、後方に導かれ、印刷回路基板(PCB)が設けられている支持部70を経た後、さらに側部外側通路22aに沿って下方に排気され、このような空気の流れが白抜き矢印で示されている。また、側部外側通路22aに沿って下方に移動した空気が排気グリル20から排気されることは、上述したものと同様である。
また、前記排気ファン22の出口22dから出た空気が後方の支持部70を経る空気の流れを形成するとき、前記隔壁60が、前記支持部70の上下を流れる空気が排気ファン22が設けられた前方部分の空気と混ざってしまうことを防止している。従って、前記隔壁60によって仕切られる後方の支持部70と、その上部の印刷回路基板(PCB)の周辺を流れる空気は、隔壁60の後方を回り込んだ後、側部外側通路22aに沿って下方に導かれている。
このように、前記排気ファン22によってその出口22dから出る空気が二分されることは、前記排気ファン22が上部仕切り板12の上部において前方に設けられており、隔壁60によって前後方部分が分離されているからである。即ち、前記出口22dから出たエアフローは、直下方に一部が流れるようになるが、前記出口22dの後方側の空気は、前記支持部70側に吸い込まれるようになる。このように支持部70側の上部及び下部に吸い込まれる空気は、上部仕切り板12の上部で前記隔壁60を回って前記排気ファン22によってその出口22dから排気されている。
このように、前記隔壁60によって形成されるその周囲の空気の流れによって、前記支持部70の上面に設けられている印刷回路基板(PCB)は十分冷却され、このため、電子レンジの動作の信頼度を十分確保することができるようになる。
【0010】
次に、図3及び図4を参照して、電装室の構造及び電装室の内部で形成されるエアフローについて説明する。先ず、図4に示すように、キャビティ2の上面2bには上部ヒータ32aが設けられ、またキャビティ2の下面2aには下部ヒータ32bが設けられている。前記それぞれのヒータ32a、32bは、キャビティ2内部の食品を加熱するための他の加熱源としての機能を有する。
前記上部仕切り板12によって、キャビティ2の上部は上部外側通路17と上部内側通路18aに分けられている。また、前記上部ヒーター32aは実質的に上部内側通路18aに設けられるものである。
前記上部ヒータ32aを冷却させるための上部ヒータ冷却ファン24が、電装室40の上側面に設けられている。前記上部ヒータ冷却ファン24から発生するエアフローは、電装室40の内部で吸い込まれ、キャビティ上面2bと上部仕切り板12との間に設けられる上部内側通路18aを介して流れるようになる。前記上部内側通路18aに設けられている上部ヒータ32aは、このようなエアフローに露出しており、発生する熱が冷却されている。
また、前記上部内側通路18aは、実質的にキャビティ上面2bと上部仕切り板12との間に設けられている。この上部内側通路18aは、キャビティ2の側面(図示の左側面)まで延設され、側部内側通路18bと連通している。即ち、前記上部仕切り板12の左側端部は、キャビティ2の左側面2cと一定の間隔を維持し、それに沿って下方に延設された側面仕切り板12aと連設されているので、前記側面仕切り板12aとキャビティ側面2cとの間に側部内側通路18bが設けられている。また、前記側面仕切り板12aと上部仕切り板12は、一体に設けられることも可能である。
従って、前記上部ヒータ冷却ファン24により形成されるエアフローは、上部内側通路18aを介して供給されて上部ヒータ32aを冷却させた後、前記側壁内部通路18bから下方に流れるようになる。また、前記側部内側通路18bは、キャビティ底面2aの直下部まで延長されており、前記側部内側通路18bを介して吐き出される空気は、前面の下部グリル20から排気されるようになる。
即ち、上部ヒータ32aを冷却させたエアフローは、側部内側通路18bを介して下方に流れた後、水平状態で設けられている下部内側通路18cに沿って流れてくる。前記側面仕切り板12aの下端部から水平に延長された下部仕切り板50によって下部内側通路18cと下部外側通路22bが設けられ、前記側部内側通路18bは前記下部内側通路18cと連通するようになる。従って、前記下部内側通路18cから出た空気は、排気グリル20を介して前方に排気される。
【0011】
電装室40の下側には、下部ヒータ32bを冷却させるための下部ヒータ冷却ファン28が設けられている。この下部ヒータ冷却ファン28は、上部の電装室40からエアフローを吸い込み、キャビティ底面に設けられている下部ヒータ32bを冷却させるためのものである。
前記下部ヒータ冷却ファン28から発生するエアフローは、キャビティ底面2aの下側に設けられている下部ヒータ冷却通路28aを介して流れるようになる。また、前記下部ヒータ32bは、前記下部ヒータ冷却通路28aの内部に該当する位置のキャビティ底面2aに設けられており、前記下部ヒータ冷却ファン28から発生するエアフローにより冷却されるようになる。
また、前記下部ヒータ冷却通路28aも、図2に示すように、前記下部内側通路18cの一部と連通している。即ち、下部ヒータ冷却通路28aの底面が前記下部ダクト板50と連結されるので、下部ヒーター冷却通路28aを冷却させた空気も実質的には前記下部内側通路18cを介して出た後、排気グリル20から排気されている。
【0012】
次に、図3及び図4を参照して、他のエアフローについて説明する。図示のように、前記電装室40の内部には、マイクロ波を発生させるためのマグネトロン44と、このマグネトロン44に高圧を印加するための高圧トランス46が設けられている。電子レンジの駆動時、前記マグネトロン44と高圧トランス46が発熱することになり、このような発熱部品を冷却させるための電装室冷却ファン26が電装室の内部に設けられている。
前記電装室冷却ファン26は、電装室40の内部から前方に向かってエアフローを発生させ、マグネトロン44等を冷却させるように、電装室の内部フレーム42に設けられている。この前記内部フレーム42は、前記マグネトロン44及び高圧トランス46を冷却させるエアフローを発生するように、一定の傾斜を有して設けられてもよい。また、図示した実施の形態では、電装室冷却ファン26は前記内部フレーム42に設けられているが、このような構成に限定されないものではない。
本発明による電装室冷却ファン26は、電装室40の内部に設けられるマグネトロン44及び高圧トランス46等のような発熱部品を冷却させるエアフローを発生させる範囲内で、他の多くの変形が可能であることは勿論である。
また、前記電装室冷却ファン26により発生されるエアフローは、マグネトロン44を経ながらそれを冷却した後、エアダクト48を介してキャビティ2の内部に流入する。そして、キャビティ2の内部に流入した空気は、内部の経路に沿って、キャビティの外側に排気され、電子レンジの外部に完全に排気されている。
【0013】
前記キャビティ2の内部から電子レンジの外部に排気される一実施の形態について説明すると、前記キャビティ2内部の空気を外部に排気させるための他の実施の形態であって、キャビティ2の上面2bに従来の電子レンジのように複数の通気孔からなる排気部を設けてもよい。このようにキャビティ上面2bに複数の通気孔からなる排気部を構成する場合は、キャビティ上面2bを介して排気され、側部内側通路18bを流れながら、排気グリル20から電子レンジの外部に排気されている。
以上のように、電装室側には3つのファンが設けられている。即ち、上部ヒータを冷却させるための上部ヒータ冷却ファン24と、マグネトロン44及び高圧トランス46等を冷却させるための電装室冷却ファン26と、下部ヒータを冷却させるための下部ヒータ冷却ファン28が設けられている。これら冷却ファンは、実質的に前記吸込グリル10を介して外部から電装室40の内部への空気の流れを発生させ、それぞれキャビティの内部と、上部内側通路18aと、下部ヒータ冷却通路28aに空気の流れを発生させている。
また、図1に示すように、前記吸込グリル10から吸い込まれる空気の一部は、排気ファン22により側面に設けられた側部外側通路22aを流れ、他の一部の空気は、電装室流入通路6を介して電装室40に供給されている。このような前記電装室40に供給される空気の流れの形成は、上述のように、上部ヒータ冷却ファン24、電装室冷却ファン26、下部ヒータ冷却ファン28によって行われることは当然である。
【0014】
以下、このように構成される本発明による電子レンジにおいて、ヒータを用いて加熱する動作過程及びエアフローの流れについて説明する。
先ず、本発明による電子レンジが動作すると、マグネトロン44に高圧が印加されると共に、マイクロ波がキャビティ2の内部に供給される。また、選択的に上部ヒータ32a及び下部ヒータ32bに電源が印加されて発熱し、このように作られた熱は、前記キャビティ2の内部に供給される。
また、電子レンジの駆動により、前記上下部ヒータ32a、32bとマグネトロン42は発熱し始め、これらを冷却させるためのエアフローが形成されなければならない。従って、排気ファン22、上下部冷却ファン24、28及び電装室冷却ファン26が動作するようになる。前記4つのファンが動作すると、吸込グリル10では、電子レンジの内部に向くエアフローが形成される。
かくして吸込グリル10から内側に吸い込まれるエアフローの一部は、流入通路6を介して電装室40の内部に、また他のエアフローは、前記排気ファン22によって側壁外部通路22aを流れるようになる。
【0015】
先ず、電装室40に供給されるエアフローにおいて、上部ヒータ冷却ファン24によって形成されるエアフローは、電装室40から上部内側通路18aに沿って流れている。また、このように流れながらキャビティ上面2bに設けられた上部ヒータ32aを経ながら上部ヒータ32aを冷却させている。上部ヒータ32aを冷却させたエアフローは、キャビティ側面2cの外側に設けられている側部内側通路18bを介して下方に流れるようになる。また、この側部内側通路18bの下端部では、キャビティ底面2aに沿って水平状態で設けられている下部内側通路18cに沿って流れてくる。下部ダクト板50によって設けられる下部内側通路18cから出た空気は、前記キャビティ底面2aの左側一部においてのみ、排気グリル20から前方に排気される。
電装室冷却ファン26により発生するエアフローは、電装室の内部を流れながら、マグネトロン44及び高圧トランス46を冷却する。また、このようなエアフローは、エアダクト48(図3参照)を介してキャビティ2の内部に供給される。キャビティ2の内部に供給されたエアフローは、加熱される食品から発生する水蒸気等と共にキャビティ2から排気される。即ち、キャビティ2の上面2bに設けられている複数の通気孔2fから排気され、上側内部通路18aを介して吹いてくるエアフローと共に、側部内側通路18bに沿って下方に移動した後、排気グリル20から排気されている。
排気ファン22によって形成されるエアフローは、図1及び図5に示すように、その出口22dから抜け出た後、一部は側部外側通路22aを介して下方に、また他の一部は後方の支持部70の上下を流れ、印刷回路基板(PCB)を冷却させた後、また側部外側通路22aに沿って下方に移動するようになる。このとき、前記隔壁60は、空気が前記出口22dを出た後、前記支持部70に沿って流れる空気を導く機能を行うことは、上述したものと同様である。前記側部外側通路22aに沿って下方に流れる空気の流れは、キャビティ底面2aに到達した後、排気グリル20から電子レンジの前面に排気される。
【0016】
また、前記電装室40の下側面に設けられている下部ヒーター冷却ファン28も、上部の電装室内部の空気を吸い込んで、下部ヒーター冷却通路28aの内部を流れる空気の流れを形成している。前記下部ヒーター冷却通路28aによってその内部を流れる空気は、下部ヒーター32bを経ながらこの下部ヒータ32bを冷却させる。
前記下部ヒーター冷却通路28aは、実質的に下部ヒーター32bを冷却させるように設けられ、図2に示した実施の形態では、前記下部ヒーター冷却通路28aは、上部ヒーター32aを冷却させた空気が流れる側部内側通路18bと合流するように設けられている。即ち、図面において、キャビティ底面2aの左側下部で合流した空気は、下部内側通路18cを抜け出た後、前面の排気グリル20から排気されている。
このような本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲内で、当該技術分野の通常の知識を有する者にとっては、他の多くの変形が可能であることは当然である。即ち、本発明の技術的範囲内で、他の多くの変形が可能であることは勿論のことである。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、実質的にその前面から冷却用空気を出入りさせるように構成することによって、ビルトイン電子レンジ及びその内部の発熱部品を冷却させるための最適なエアフローを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電子レンジの上面斜視図である。
【図2】 本発明による電子レンジの下面斜視図である。
【図3】 本発明による電子レンジの電装室の構造を示す側面図である。
【図4】 本発明による電子レンジの内部構成を示す断面図である。
【図5】 本発明による電子レンジの上面構成を示す平面図である。
【符号の説明】
2…キャビティ、10…吸込グリル、12…上部仕切り板、18a…上部内側通路、18b…側部内側通路、20…排気グリル、22…排気ファン、22a…側部外側通路、24…上部ヒータ冷却ファン、26…電装室冷却ファン、28…下部ヒータ冷却ファン、32a…上部ヒータ、32b…下部ヒータ、40…電装室、44…マグネトロン、46…高圧トランス、50…下部ダクト板、60…隔壁。
Claims (4)
- 外部ケースと、該外部ケースの内部に設けられ、食品を加熱するキャビティと、
前記電子レンジの前面で前記キャビティの上部に設けられる吸込グリルと、
前記電子レンジの前面に設けられ、前記吸込グリルから吸い込まれた空気が排気される排気グリルと、
前記キャビティの上部で、前記吸込グリルと隣接した前方側に設けられて空気を吸い込む排気ファンと、
該排気ファンの後方で左右方向に設けられている隔壁と、
前記吸込グリルから吸い込まれた空気を排気グリルに導く内部通路とを備え、
前記排気ファンにより吐き出される空気の一部は、前記隔壁の後方から前方に循環した後、内部通路に沿って排気される電子レンジにおいて、
前記内部通路は、上部では上部仕切り板によって前記キャビティと前記外部ケースとの間で上部外側通路と上部内側通路とが形成され、側部では側部仕切り板によって前記キャビティと前記外部ケースとの間で側部外側通路と側部内側通路とが形成され、下部では下部仕切り板によって前記キャビティと前記外部ケースとの間で下部外側通路と下部内側通路が形成され、前記外側通路及び内側通路はそれぞれ連続的に設けられ、
前記排気ファンと隔壁は、前記上部仕切り板の上面に設けられ、
前記上部内側通路及び下部内側通路それぞれには、前記キャビティの内部に熱を供給するヒータを
備えることを特徴とする電子レンジ。 - 前記隔壁によって仕切られる後方には、印刷回路基板が設けられている支持部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
- 前記支持部が、前記排気ファンが設けられている前記キャビティの上部から一定の間隔だけ離れた状態で設けられ、循環する空気が前記支持部の上下部を通じて循環することを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ。
- 前記内側通路に設けられているヒーターを冷却させるためのエアフロー発生手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
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