JP3747716B2 - 車輌用制動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌の制動状態を制御する車輌用制動制御装置に関し、特に、ディスクブレーキの肉厚差を解消又は抑止することのできる車輌用制動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用制動制御装置としては、特開平4-278872号公報に記載のものなどが知られている。これらの車輌用制動装置は、車輪の回転を制動することによって車輌自体を制動させるものである。車輪の回転を制動するには、車輪に結合されたブレーキディスクにブレーキパッド(摩擦材)を押圧させ、ブレーキディスクとブレーキパッドとの間に摩擦力を働かせる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ブレーキディスクに対して車輪の回転軸を完全に直角にするのは難しく、ブレーキディスクはごく僅かに面振れを起こしながら回転していることが多い。このような状態で回転するブレーキディスクに対してブレーキパッドを押圧させると、ブレーキディスクの円周方向に僅かな肉厚差が生じる。このような肉厚差が生じると、ブレーキ時に車輌自体を振動させる原因となったり、ブレーキペダルからの反力が細かく変動して運転者に違和感を与える場合があるので好ましくない。
【0004】
また、ブレーキディスクに肉厚差が大きいと、ブレーキ操作をしていない場合でもブレーキディスクの一部とブレーキパッドとが接触してしまう、いわゆるブレーキの引きずりが生じてしまう場合もある。このようなブレーキの引きずりが生じると、ブレーキパッドの消耗も速くなるという弊害も生じやすい。そこで、発明者らは鋭意検討の結果、車輌の制動を制御する制御装置を用いて、ブレーキディスクの肉厚差を解消、あるいは、肉厚差の生成を抑止し得る技術を見出した。
【0005】
従って、本発明の目的は、ブレーキディスクの肉厚差を解消、あるいは、肉厚差の生成を抑止することのできる車輌用制動制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の車輌用制動制御装置は、ブレーキディスクに摩擦材を押圧させて車輪の回転を制動するディスクブレーキ機構を有するもので、ブレーキディスクの軸方向の厚さの円周方向における変動を肉厚状態として車輌制動時に検出する肉厚検出手段と、ブレーキディスクの軸方向の厚さの円周方向における肉厚変動に対応させて摩擦材のブレーキディスクへの押圧力(以下、ブレーキディスクと摩擦材との接触状態とも言う)を制御する接触状態制御手段とを有し、接触状態制御手段は、肉厚検出手段によって検出されたブレーキディスクの肉厚状態に基づいて、ブレーキディスクの肉厚が薄い部分よりも厚い部分に対して摩擦材が強く接触するように、摩擦材のブレーキディスクへの押圧力を制御することを特徴としている。
【0007】
本発明の車輌用制動制御装置によれば、肉厚状態検出装置によってブレーキディスクの肉厚状態(肉厚差の状態)を検出し、この検出結果に基づいて、ブレーキディスクの肉厚が薄い部分よりも厚い部分に対して摩擦材が強く接触するように積極的に制御する(薄い部分に接触させない場合も含む)。このようにすることによって、ブレーキディスクの肉厚が厚い部分を削ってその肉厚差を解消することができる。あるいは、ブレーキディスクに肉厚差が生成されるのを抑止することができる。この結果、ブレーキディスクの肉厚差によるブレーキ時の振動などの弊害を抑止することができる。
【0008】
ここで、接触状態制御手段は、車輌非制動時にブレーキディスクと摩擦材との接触状態を制御することが好ましい。このようにすれば、車輌非制動時にブレーキディスクの肉厚差を解消(抑制)する制御を行ため、ブレーキディスクと摩擦材との接触状態をブレーキディスクの肉厚差解消(抑制)に最も適した状態とすることができ、ブレーキディスクの肉厚差をより効果的に解消(抑制)することができる。
【0009】
また、ここで、接触状態制御手段は、ブレーキディスクの肉厚が厚い部分に対して摩擦材を接触させ、ブレーキディスクの肉厚が薄い部分に対しては摩擦材を接触させないことが好ましい。このようにすれば、ブレーキディスクの肉厚の厚い部分を削って肉厚差を解消すると共に、肉厚の薄い部分では摩擦材をブレーキディスクに接触させないので、摩擦材の消耗を抑止することができる。
【0010】
あるいは、ここで、接触状態制御手段は、ブレーキディスクの軸方向の厚さの円周方向における変動(肉厚変動)に対応させて、摩擦材のブレーキディスクへの押圧力を変動制御することが好ましい。このようにすれば、ブレーキディスクと摩擦材との接触状態を、ブレーキディスクの肉厚の状態に対応させて変動制御するので、ブレーキディスクの肉厚差をより早期に解消でき、かつ、その肉厚をより効果的に均一化させることができる。
【0011】
さらに、ディスクブレーキ機構は、ホイールシリンダー内のブレーキ液圧を上昇させて摩擦材をブレーキディスクに押圧させる液圧ブレーキ機構であり、肉厚検出手段は、車輌制動時におけるブレーキ液圧変動からブレーキディスクの肉厚状態を検出し、接触状態制御手段は、ブレーキ液圧を調整することによってブレーキディスクと摩擦材との接触状態を制御することが好ましい。このようにすれば、肉厚状態検出手段によるブレーキディスクの肉厚状態の検出と接触状態制御手段によるブレーキディスクと摩擦材との接触状態の制御とを、ブレーキ液圧を用いて行うことができる。この結果、ブレーキ液圧を制御することによってブレーキディスクの肉厚差を解消(抑止)できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の車輌用制動制御装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0013】
まず、本発明の車輌用制動制御装置の実施形態について説明する。図1に本実施形態の制動制御装置の構成を示す。本実施形態の制動制御装置は、液圧によって車輪に結合されたブレーキディスク4に摩擦材であるブレーキパッド3を押圧させる液圧ブレーキ機構において、液圧を制御することによって制動制御を行うものである。また、この液圧ブレーキ機構は、常に液圧を高くして蓄圧しておく液圧源を有しており、いわゆるハイドロブースタアクチュエータ方式のものである。
【0014】
車輌を制動させる際には、ブレーキキャリパー1内のホイールシリンダ2に対して液圧(本実施形態においては、ブレーキフルードとしてブレーキオイルを用いているため、以下油圧とも言う)を伝達させる。この油圧によってブレーキパッド(摩擦材)3を車輪に結合されたブレーキディスク4に押圧させ、車輪の回転を制動して車輌自体を制動させる。制動時に必要となる油圧は、マスタシリンダ兼ブレーキブースタ(以下単にマスタシリンダという)5又は液圧源(ポンプモータ6及びアキュミュレータ7)によって発生される。
【0015】
マスタシリンダ5によって発生された油圧やアキュミュレータ7に蓄圧された油圧は、ブレーキオイルを媒体として、液圧伝達経路であるブレーキ配管を介して各車輪のホイールシリンダ2に伝達される。ブレーキ配管内に充填されるブレーキオイルは、リザーバタンク8内に貯蔵されている。そして、このブレーキ配管上には複数の制御弁(ソレノイドバルブ)9が配設されており、ソレノイドバルブ9は油圧の伝達経路を切り替えると共にホイールシリンダ2に伝達される油圧を調節する。
【0016】
以下、上述した各構成部位について詳述する。
【0017】
マスタシリンダ5は、いわゆるタンデム式のもので、運転者のブレーキペダル10の操作踏力をブーストするブースタ機構を内蔵している。マスタシリンダ5の内部には、ブレーキオイルが充填されている。ブレーキペダル10の操作によってマスタシリンダ5内に発生する油圧は、各車輪のホイールシリンダ2に二系統の伝達経路(ブレーキ配管)によって伝達される。一方の系統は前輪(右前輪FR及び左前輪FL)への伝達経路で、他方の系統は後輪(右後輪RR及び左後輪RL)への伝達経路であり、いわゆる前後分割方式のブレーキ配管が採用されている。
【0018】
マスタシリンダ5からの各系統のブレーキ配管上には、それぞれ圧力センサ11が取り付けられており、マスタシリンダ5直後のブレーキ油圧を検出し得るようにされている。各圧力センサ11の検出結果は、ブレーキ制御全般を司るコンピュータ(以下、単にECU:Electronic Control Unitとも言う)13に送出される。また、ブレーキペダル10には、このブレーキペダル10が操作されたことを検出するストップランプスイッチ12が接続されている。ストップランプスイッチ12は、ブレーキペダル10が操作されたときに、車輌後部に取り付けられたストップランプを点灯させるスイッチとして機能すると共にブレーキペダル10が操作されたことを知らせる信号をECU13に対して送出する。
【0019】
液圧源を構成するポンプモータ6は、ECU13からの命令に従って、バッテリの電力によって駆動され、リザーバタンク8内に貯蔵されたブレーキオイルをアキュミュレータ7に対して送出する。液圧源のもう一つの構成要素であるアキュミュレータ7は、ポンプモータ6によって送出されたブレーキオイルを、その内部に所定の高圧下で貯蔵する。アキュミュレータ7の下流側近傍のブレーキ配管上には、アキュミュレータ7内の油圧を検出する圧力センサ11が取り付けられている。この圧力センサ11の検出結果もECU13に送出される。
【0020】
液圧伝達経路となるブレーキ配管が、図1に示されるように配設されており、このブレーキ配管上には、伝達経路を切り替えると共にホイールシリンダ2に伝達させる油圧を調整する複数のソレノイドバルブ9が配設されている。図1に示された状態は、全てのソレノイドバルブ9がオフにされた状態である。各ソレノイドバルブ9は、ECU13に接続されており、ECU13によってその開閉動作が制御されている。なお、以下の説明において、各ソレノイドバルブ9を図1中の各ソレノイドバルブ9に付した記号によって区別する。
【0021】
マスタシリンダ5から前輪FR,FLへのブレーキ配管上にはマスタシリンダ(M/C)カットバルブ(ソレノイドバルブ)SMFが配置されており、マスタシリンダ5から前輪FR,FLの各ホイールシリンダ2への油圧の伝達を開放・遮断している。なお、M/CカットバルブSMFの開閉DUTY比を制御することによって、マスタシリンダ5からホイールシリンダ2に伝達させる油圧を調整することも可能である。マスタシリンダ5から前輪FR,FLのホイールシリンダ2へのブレーキ配管は、M/CカットバルブSMFの下流側でアキュミュレータ7からのブレーキ配管と合流し、さらにその下流で二つに分岐されて前輪FR,FLの各ホイールシリンダ2に接続されている。
【0022】
ホイールシリンダ2の手前で二つに分岐された一方のブレーキ配管上には、ソレノイドバルブSBFが配されており、マスタシリンダ5からの油圧を両前輪FR,FLに伝達するか否かを制御している。アキュミュレータ7からの油圧と他のソレノイドバルブ9とを用いて、右前輪FR側に伝達される油圧と左前輪FL側に伝達される油圧とを独立して制御する場合などは、このソレノイドバルブSBFは閉じられる。
【0023】
マスタシリンダ5から後輪RR,RLのホイールシリンダ2へのもう一系統のブレーキ配管上にも、同様にM/CカットバルブSMRが配置されており、また、後輪RR,RLの間のブレーキ配管上には、ソレノイドバルブSBRが配されている。これらの構成や機能については、上述した前輪側と同様であるため、ここでの詳しい説明は省略する。
【0024】
また、各ホイールシリンダ2に対して、保持バルブ(ソレノイドバルブ)S**Hと減圧バルブ(ソレノイドバルブ)S**Rとが設けられている。ここで、S**Hなどの**には、各車輪記号(FR,FL,RR,RL)が入る。
【0025】
保持バルブS**Hは、各ホイールシリンダ2とアキュミュレータ7との間のブレーキ配管上に配置されている。各ホイールシリンダ2とアキュミュレータ7とを繋ぐブレーキ配管は、保持バルブS**Hの上流側で一本にまとめられてからアキュミュレータ7に繋げられている。保持バルブS**Hは、アキュミュレータ7からホイールシリンダ2への油圧を制御(伝達・非伝達及び油圧の増圧速度、ホイールシリンダ2内の油圧の保持など)している。油圧の増圧速度は、保持バルブS**Hの開閉DUTY比によって調整する。
【0026】
また、各ホイールシリンダ2と各保持バルブS**Hとの間には、リザーバタンク8に繋がるブレーキ配管がそれぞれ接続されている。減圧バルブS**Rは、この各ホイールシリンダ2とリザーバタンク8とを繋ぐブレーキ配管上に配設されている。この各ホイールシリンダ2とリザーバタンク8とを繋ぐブレーキ配管は、減圧バルブS**Rの上流側で一本にまとめられてからリザーバタンク8に繋げられている。減圧バルブS**Rは、ホイールシリンダ2内のブレーキオイルをリザーバタンク8に還流させ、ホイールシリンダ2内の油圧を減圧させる。油圧の減圧速度は、減圧バルブS**Rの開閉DUTY比によって調整できる。
【0027】
さらに、各車輪のホイールシリンダ2毎に、各ホイールシリンダ2内の油圧を検出する圧力センサ11が取り付けられている。このこの圧力センサ11の検出結果もECU13に送出される。これらのソレノイドバルブS**H,S**Rを用いて、ホイールシリンダ2内の油圧を増圧させる増圧モード、ホイールシリンダ2内の油圧を保持させる保持モード、ホイールシリンダ2内の油圧を減圧させる減圧モードを切り替える。
【0028】
また、車輪速センサ14が各車輪毎に取り付けられており、各車輪の回転速度を検出している。車輪速センサ14は、各車輪(即ち、ブレーキディスク4)の回転位置も検出することができる。各車輪速センサ14もECU13に接続されている。ECU13は、マイクロコンピュータによって構成され、車輌の制動制御やその他の制御を司っている。
【0029】
次に、上述した構成の制御装置によって、ブレーキディスク4の肉厚差を解消、あるいは肉厚差の生成を抑止する制御について説明する。
【0030】
本制御は、まず車輌が制動されたときにブレーキディスク4の肉厚差を検出し、肉厚差が大きい場合には、車輌が制動されていないときにこの肉厚差を解消するものである。なお、ここでの車輌の制動とは、運転者の意志によってブレーキペダル10が操作された結果の制動だけでなく、運転者の操作によらずにECU13が車輌状態を判定して車輌を制動させる場合も含む。即ち、通常の制動時だけでなく、ABS制御時や、ブレーキアシスト制御時、車輌安定制御時の車輌制動を含む。
【0031】
本制御のフローチャートを図2に示す。このフローチャートは車両の運行中に一定時間毎に繰り返し実行される。まず、車輌が制動中であるか否かが判定される(ステップ100)。車輌が制動中である場合、即ち、ステップ100が肯定される場合は、次に、全車輪についての肉厚差発生フラグRTVを0にリセットする(ステップ110)。なお、ステップ100が否定される場合については後述する。
【0032】
ステップ110の後、各車輪毎に、車輪(ブレーキディスク4)の一回転あたりのホイールシリンダ2内の油圧変動を、車輪速センサ14と圧力センサ11とを用いて検出する〔図3(a)参照〕。そして、ECU13において、ブレーキディスク4の一回転あたりの油圧変動ΔPiを算出し、この油圧変動ΔPiが予め決定された閥値P0よりも大きいか否かを判定する(ステップ120)。ブレーキディスク4に肉厚差が生じていれば、制動時のホイールシリンダ2内の油圧は目標油圧Ptには一致せずに変動が生じ、この変動は肉厚差が大きいほど大きくなる。
【0033】
閥値P0は、許容できない肉厚差が生じたときに発生する油圧変動に相当するものとして決定されている。この閥値P0を予め低く設定しておけば、肉厚差が成長する前に肉厚差を解消するようになるので、肉厚の生成を抑制することができる。ステップ120が肯定される車輪については、解消すべき肉厚差がブレーキディスク4に発生しているとして、肉厚差発生フラグRTVを1にセットする(ステップ130)。一方、全ての車輪についてステップ120が否定される場合は、このルーチンを終了する。
【0034】
次に、ステップ120において検出したブレーキディスク4とホイールシリンダ2内の油圧変動との関係〔図3(a)参照〕を記憶する(ステップ140)。なお、油圧変動において、油圧が高くなるのはブレーキディスク4を挟んでいるブレーキパッド3が押し戻されるためであるので、この部分のブレーキディスクの厚さは厚いということである。反対に、油圧変動において油圧が低くなるのはブレーキディスク4を挟んでいるブレーキパッド3がさらにブレーキディスク4に対して押圧され、ホイールシリンダ2内のピストンがさらにストロークするためであるので、この部分のブレーキディスクの厚さは薄いということである。このように、ブレーキディスク4の肉厚の状態がその回転位置(角度)θに対応させて記憶される。即ち、ECU13、各ホイールシリンダ2内の油圧を測定する各圧力センサ11、及び、ブレーキディスク4の回転位置を検出する車輪速センサ14などが肉厚検出手段として機能している。
【0035】
ステップ140の後、このルーチンを一旦終了し、繰り返し実行されるうちに、ステップ100が否定される状態、即ち、車輌が制動されていない状態になった場合には、まず各輪毎に肉厚差発生フラグRTVが1であるか否かが判定される(ステップ150)。ステップ150において、肉厚差発生フラグRTVが1の車輪が存在しなければ、このルーチンを抜ける。しかし、肉厚差発生フラグRTVが1の車輪が存在する場合、即ち、ステップ150が肯定される場合は、肉厚差発生フラグRTVが1の車輪については、ステップ140において記憶したデータに基づいて油圧制御を行い、ブレーキディスクの肉厚差を解消(あるいは抑止)する(ステップ160)。
【0036】
ステップ160における油圧制御について二つの例を詳述する。まず、図3(b)に示されるように、ブレーキディスク4の肉厚が厚い場所に対応する部分にのみ、一定の制御油圧でブレーキパッド3を押圧させる場合について説明する〔実施形態1〕。この場合、ホイールシリンダ2内の油圧を上昇させてブレーキディスクの肉厚が厚い部分に対してブレーキパッド3を接触させることによって、ブレーキディスク4の肉厚の厚い部分を削って肉厚差を減少させる。
【0037】
ただし、このとき、ブレーキディスク4とブレーキパッド3との接触によって車輪の回転はほとんど制動されない。即ち、このとき、運転者はほとんど違和感を感じることはなく、ここでの制御油圧はこのような接触を生じさせる程度のものである。上述したように、この実施形態1では、ブレーキディスク4の肉厚の厚い部分に対してのみブレーキパッド3を接触させている。
【0038】
このようにすれば、肉厚の厚い部分を削って肉厚差を解消すると共に、肉厚の薄い部分ではブレーキパッド3をブレーキディスク4に接触させないので、ブレーキパッド3の消耗を抑止することができる。また、ブレーキパッド3をブレーキディスク4に接触させる際には、その制御油圧を一定にしている。このようにすれば制御が複雑にならずに済み、ECU13の処理などの制御系に多大な処理不可を与えることなく、ブレーキディスクの肉厚差を解消することができる。
【0039】
次に、図3(c)に示されるように、ブレーキディスク4の肉厚が厚い部分にはブレーキパッド3を強く接触(押圧)させ、肉厚が薄い部分には弱く接触(押圧)させるように、その押圧力を変動制御する場合について説明する〔実施形態2〕。この場合は、ホイールシリンダ2内の油圧を、ステップ140において記憶した肉厚差-油圧の関係に基づいて変動制御する。これによって、ブレーキパッド3はブレーキディスク4の肉厚が厚い部分には強い押圧力で接触され、肉厚が薄い部分には弱い押圧力で接触されるので、ブレーキディスク4の肉厚差がより早期に解消される。
【0040】
なお、このときのブレーキパッド3とブレーキディスク4との接触も、運転者が違和感を感じないレベルでの接触である。また、図3(c)に示されるように、ブレーキディスク4の肉厚変動に対応させて、ブレーキディスク4が一回転するまで制御油圧を変動制御したが、制御油圧が低い状態では、ブレーキディスク4とブレーキパッド3とが必ずしも接触していなくても構わない。さらに、ここでは、ブレーキディスク4が一回転するまで制御油圧を変動制御したが、ブレーキディスク4の肉厚が厚い部分に対してのみ、制御油圧を変動制御することも考えられる。
【0041】
上述した実施形態1及び2において、ホイールシリンダ2内の油圧を上述した図3(b)や図3(c)に示されるような制御油圧とするには、アキュミュレータ7内の油圧を保持バルブS**Hと減圧バルブS**Rとを用いて各輪毎に伝達させることによって行う。即ち、液圧源(ポンプモータ6及びアキュミュレータ7)やソレノイドバルブ9などがブレーキディスク4とブレーキパッド3との接触状態を制御する接触状態制御手段として機能する。
【0042】
なお、図3(a)に示されているのはホイールシリンダ2内の実際の油圧であるが、図3(b)及び図3(c)に示されているのは制御油圧(目標油圧)である。また、図3(a)のグラフにおける縦軸と図3(b)及び図3(c)の縦軸とは、そのスケールは必ずしも一致していない。
【0043】
図2に示すフローチャートに戻って説明を続ける。ステップ160の制御が開始された後、車輌が制動されているか否かが再度判定される(ステップ170)。車輌の制動が行われている、即ち、ステップ100においては車輌制動中ではなかったが、ステップ170では車輌制動が開始されているような場合は、ステップ160の制御は中断され(ステップ190)、このルーチンを抜ける。一方、車輌制動が依然開始されていないようである場合は、ステップ160の油圧制御開始後の走行距離Lが所定の距離Lを超えていないか否かが判定される(ステップ180)。
【0044】
このステップ180は、長期間ブレーキディスク4の肉厚差解消のための油圧制御を持続させると、ブレーキディスク4やブレーキパッド3が削れすぎてしまう場合などが危惧されるので、所定距離L0を走行する期間を超えて油圧制御を行わないようにするためである。ステップ170及びステップ180が否定されている間、即ち、車輌が制動されずに、かつ、油圧制御開始後の走行距離Lが所定距離L0未満である間はステップ160の上述した油圧制御が続行される。
【0045】
例えば、高速道路走行時などは、車輌が制動されずにかなりの距離を連続して走行する場合があるが、ステップ180を設けることによって、油圧制御を実行する上での上限を走行距離Lに基づいて設定している。このようにすることによって、長期間連続してブレーキディスク4にブレーキパッド3を接触させ続けることの弊害を抑止している。ステップ180が肯定されるようであれば、油圧制御が解除され(ステップ190)、このルーチンを終了する。
【0046】
このように、ブレーキディスクの肉厚が薄い部分よりも厚い部分に対して強く接触させる(薄い部分には接触させない場合も含む)ことによって、ブレーキディスク4の肉厚差を解消(あるいは抑止)することができ、ブレーキディスク4の肉厚差によるブレーキ振動などの弊害を解消することができる。
【0047】
なお、本発明の車輌用制動制御装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態例においては、ブレーキ油圧を制御するためにソレノイドバルブ9を用いたが、ブレーキ油圧の伝達・遮断とその調整を行えるならばどのような制御弁であってもよい。また、上述した実施形態においては、ブレーキ配管方式が前後分割方式とされたが、X配管方式などの他の配管方式であっても構わない。
【0048】
また、上述した実施形態においては、ブレーキディスク4の肉厚差を解消するための制御は、車輌非制動時に行われた。しかし、車輌制動時にブレーキディスクと摩擦材とが接触している状態で、肉厚差を解消するための制御を行ってもよい。この場合は、車輌を制動するために必要な摩擦力を得るための押圧力で摩擦材をブレーキディスクに押圧させるのに加えて、ブレーキディスクの肉厚差を解消(あるいは抑止)するための押圧力を上積みして加えればよい。ただし、車輌非制動時に上述した油圧制御を行う方が、車輌制動制御が肉厚差解消制御に対しする外乱とならないので好ましい。
【0049】
さらに、請求項1〜3に記載の発明に関しては、液圧ブレーキ機構の制動制御機構でなくてもよい。例えば、車輪を電気モータで駆動する場合に、肉厚状態検出手段が、ブレーキディスクに摩擦材を押圧させているときの電気モータのトルク変動からブレーキディスクの肉厚状態を検出することも考えられる。このようにしておけば、車輌制動時にブレーキディスクに対して摩擦材をソレノイドバルブなどを用いて接触(押圧)させるような場合でも、ブレーキディスクの肉厚状態を検出することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明の車輌用制動制御装置は、ブレーキディスクの肉厚状態を検出する肉厚検出手段と、ブレーキディスクと摩擦材との接触状態を制御する接触状態制御手段とを有し、接触状態制御手段が、肉厚検出手段によって検出されたブレーキディスクの肉厚状態に基づいて、ブレーキディスクの肉厚が薄い部分よりも厚い部分に対して摩擦材が強く接触するように、ブレーキディスクと摩擦材との接触状態を制御するので、ブレーキディスクの肉厚差を解消、あるいは、肉厚差の生成を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輌用制動制御装置の実施形態の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の車輌用制動制御装置の実施形態による制御処理のフローチャートである。
【図3】車輪回転位置(ブレーキディスク回転位置)と油圧との関係を示すグラフであり、(a)は検出時、(b)は実施形態1における制御時、(c)は実施形態2における制御時である。
【符号の説明】
1…ブレーキキャリパー、2…ホイールシリンダ、3…ブレーキパッド(摩擦材)、4…ブレーキディスク、5…マスタシリンダ、6…ポンプモータ(接触状態制御手段)、7…アキュミュレータ(接触状態制御手段)、8…リザーバタンク、9…ソレノイドバルブ(接触状態制御手段)、10…ブレーキペダル、11…圧力センサ(肉厚状態検出手段)、12…トップランプスイッチ、13…ECU(接触状態制御手段・肉厚状態検出手段)、14…車輪速センサ(肉厚状態検出手段)。
Claims (5)
- ブレーキディスクに摩擦材を押圧させて車輪の回転を制動するディスクブレーキ機構を有する車輌用制動制御装置において、
前記ブレーキディスクの軸方向の厚さの円周方向における変動を肉厚状態として車輌制動時に検出する肉厚検出手段と、前記ブレーキディスクの軸方向の厚さの円周方向における肉厚変動に対応させて前記摩擦材の前記ブレーキディスクへの押圧力を制御する接触状態制御手段とを有し、
前記接触状態制御手段は、前記肉厚検出手段によって検出された前記ブレーキディスクの肉厚状態に基づいて、前記ブレーキディスクの肉厚が薄い部分よりも厚い部分に対して前記摩擦材が強く接触するように、前記摩擦材の前記ブレーキディスクへの押圧力を制御することを特徴とする車輌用制動制御装置。 - 前記接触状態制御手段は、車輌非制動時に前記摩擦材の前記ブレーキディスクへの押圧力を制御することを特徴とする請求項1に記載の車輌用制動制御装置。
- 前記接触状態制御手段は、前記ブレーキディスクの肉厚が厚い部分に対して前記摩擦材を接触させ、前記ブレーキディスクの肉厚が薄い部分に対しては前記摩擦材を接触させないことを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌用制動制御装置。
- 前記接触状態制御手段は、前記ブレーキディスクの軸方向の厚さの円周方向における変動に対応させて、前記摩擦材の前記ブレーキディスクへの押圧力を変動制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌用制動制御装置。
- 前記ディスクブレーキ機構は、ホイールシリンダー内のブレーキ液圧を上昇させて前記摩擦材を前記ブレーキディスクに押圧させる液圧ブレーキ機構であり、前記肉厚検出手段は、車輌制動時におけるブレーキ液圧変動から前記ブレーキディスクの肉厚状態を検出し、前記接触状態制御手段は、ブレーキ液圧を調整することによって前記摩擦材の前記ブレーキディスクへの押圧力を制御することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車輌用制動制御装置。
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