JP3747653B2 - Rh真空脱ガス装置における清浄鋼の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、RH真空脱ガス装置を用いて、酸化物系非金属介在物の少ない清浄鋼を安定して製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の鉄鋼材料の高機能化及び高品質化への要求の高まりから、燐、硫黄等の不純物元素や、脱酸生成物、転炉スラグ及びモールドパウダー等を起源とする酸化物系非金属介在物(以下、「介在物」と記す)を極力低減することが要望されている。この内、介在物は薄鋼板製品での表面欠陥の主原因となるため、精錬から鋳造に至るまで、その発生原因が検討され、そして、介在物の主要な発生原因の1つとして、取鍋内におけるスラグ中の鉄酸化物やMnO等の低級酸化物による溶鋼の再酸化が挙げられるに至り、清浄鋼を製造する手段として、スラグに脱酸剤を添加してこれら低級酸化物を還元し、溶鋼の再酸化を防止する方法が多数提案されてきた。
【0003】
例えば、特開平2−30711号公報には、転炉出鋼後、取鍋内スラグ上に脱酸剤を投入してスラグ中のT.Fe濃度を5%以下とし、その後、RH真空脱ガス装置にて溶鋼を脱炭し、次いで脱酸して極低炭素鋼を製造する方法が開示され、又、特開平2−93017号公報には、RH真空脱ガス装置での溶鋼の脱炭後に、取鍋内スラグ上に脱酸剤を添加してスラグを還元し、次いで溶鋼を脱酸して極低炭素鋼を製造する方法が開示されている。尚、T.Fe濃度とは、スラグ中の全ての鉄酸化物(FeOやFe2O3等)中の鉄分の濃度を合計した値を表わすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特開平2−30711号公報に開示された方法では、還元されたスラグが、溶鋼が脱酸されるまでの期間に溶鋼中の溶解酸素により再度酸化されて、スラグ中にFeO等の低級酸化物を再度生成する。そのため、脱酸剤を添加して溶鋼を脱酸した後に、スラグと溶鋼中のAlとが反応して溶鋼中に介在物を生成し、十分な清浄性を得られないという問題点がある。
【0005】
又、特開平2−93017号公報に開示された方法では、RH真空脱ガス装置においては取鍋内のスラグと溶鋼とを攪拌できないため、RH真空脱ガス装置での処理中にスラグ上に添加された脱酸剤はスラグを十分に還元できないという問題点がある。このように、従来の方法では、スラグの還元が未だ十分とは言えず、清浄性の高い鋼を安定して製造するまでには至っていない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は、スラグを十分に還元して溶鋼とスラグとの反応を防止し、介在物の少ない清浄鋼をRH真空脱ガス装置で安定して製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によるRH真空脱ガス装置における清浄鋼の製造方法は、RH真空脱ガス装置による溶鋼の精錬終了後、取鍋内溶鋼に浸漬していた浸漬管を一旦溶鋼から引き上げるか、取鍋を下降させて溶鋼と浸漬管とを引き離した後、浸漬する場所を変えて再度浸漬管を浸漬させ、取鍋内のスラグを還元することを特徴とするものである。その際に、再度浸漬する浸漬管の中心位置を、精錬中に浸漬されていた浸漬管の中心位置から少なくとも浸漬管の内径以上離れた場所とすることが好ましい。
【0008】
本発明者等は上記目的を解決するために鋭意研究を重ね、RH真空脱ガス精錬終了後、スラグを浸漬管で強制的に攪拌すれば、スラグ中の鉄酸化物やMnO等の低級酸化物が還元されて減少し、低級酸化物による溶鋼の再酸化が防止されることに思い至り、そこで、後述する実施例で用いた浸漬管内径が600mmのRH真空脱ガス装置を使用して、精錬終了後に一旦浸漬管を引き離してから、浸漬する場所を変えて浸漬管を再度浸漬させる試験操業を実施した。
【0009】
試験では、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe濃度とMnO濃度との合計値(以下、「T.Fe+MnO」と記す)を5〜7wt%に制御し、又、RH真空脱ガス精錬終了時の溶鋼中溶解Al濃度(以下、「sol.Al」と記す)を0.030〜0.035wt%に制御して、取鍋を水平方向に300mm又は600mm移動させて、再度浸漬する浸漬管の中心位置と精錬中に浸漬されていた浸漬管の中心位置との距離を300mmと600mmの2水準とし、又、浸漬管の再浸漬回数を1回と3回の2水準として、合計4水準の試験を行い、溶鋼中のsol.Al及びスラグ中のT.Fe+MnOの経時変化を調査した。又、比較として浸漬管を再浸漬しない試験も1水順実施した。表1に合計5水順の試験操業の試験条件と調査結果を示す。尚、表1に示すRH払出時とは、試験No.1〜No.4では、浸漬管を再度浸漬した後の連続鋳造設備への取鍋の払い出し時を表わし、試験No.5では、RH真空脱ガス精錬終了直後の連続鋳造設備への取鍋の払い出し時を表わしている。
【0010】
【表1】
【0011】
図1は、表1に示すsol.Al及びT.Fe+MnOの減少量を図示したものであり、表1及び図1に示すように、浸漬管を再度浸漬させた試験No.1〜No.4では、RH真空脱ガス精錬終了時からRH払出時までに、即ち浸漬管を再度浸漬させることで、溶鋼中sol.Alが0.002wt%以上減少していることが分かる。そして、再浸漬回数を多くした試験ほど、又、再度浸漬する浸漬管の中心位置と精錬中に浸漬されていた浸漬管の中心位置との距離を大きくした試験ほど、溶鋼中sol.Alの減少量が大きいことが分かる。これに対して、再浸漬をしない試験No.5では、RH真空脱ガス精錬終了時からRH払出時まででは、sol.Alの差は0.0002wt%であり、溶鋼中sol.Alの減少量は極めて少ない。
【0012】
同様に、RH払出時から鋳造された鋳片までのsol.Alの減少量は、再浸漬させた試験No.1〜No.4では、0.002wt%以下であり、特に再浸漬回数を3回とした試験No.2及び試験No.4では0.0005wt%以下であり、極めて少ないことが分かる。これに対して試験No.5では、RH払出時から鋳造された鋳片までのsol.Alの減少量は0.0034wt%と多いことが分かる。
【0013】
又、RH真空脱ガス精錬終了時からRH払出時まで、即ち浸漬管再浸漬の有無によるスラグ中のT.Fe+MnOの変化をみると、再浸漬させた試験No.1〜No.4では、何れもスラグ中のT.Fe+MnOが減少し、その減少量は再浸漬回数を多くするほど、又、再度浸漬する浸漬管の中心位置と精錬中に浸漬されていた浸漬管の中心位置との距離を大きくするほど、増大することが分かる。これに対して、再浸漬しない試験No.5では、RH真空脱ガス精錬終了時からRH払出時まででは、スラグ中のT.Fe+MnOに変化はみられない。
【0014】
以上の調査結果から、RH真空脱ガス精錬終了後に浸漬する場所を変えて再度浸漬管を浸漬すると、取鍋内溶鋼上のスラグは溶鋼中に押し込まれ、溶鋼中のsol.Alとスラグ中の鉄酸化物やMnO等の低級酸化物とが反応し、これら低級酸化物が還元されて減少し、これ以降、取鍋内において溶鋼中のsol.Alとスラグ中の低級酸化物との反応、即ちスラグによる溶鋼の再酸化を抑えられ、その結果、溶鋼の清浄性が向上することが分かる。
【0015】
そして、その際に再度浸漬する浸漬管の中心位置を、精錬中に浸漬されていた浸漬管の中心位置から少なくとも浸漬管の内径以上離れた場所とすることで、溶鋼中に押し込まれるスラグの更新される量が増加して、スラグ中の低級酸化物の還元が促進し、溶鋼の清浄性が更に向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づき説明する。図2は、本発明を実施したRH真空脱ガス装置の縦断面概略図である。
【0017】
図2に示すように、RH真空脱ガス装置1は、上部槽7及び下部槽8からなる真空槽6と、下部槽8の下部に設けた内径がDの浸漬管9及び浸漬管10とで、その基部が構成されており、上部槽7には、原料投入口12と、排気装置(図示せず)と接続するダクト13とが設けられ、又、浸漬管9にはAr吹き込み管11が設けられている。Ar吹き込み管11からは環流用Arが浸漬管9内に吹き込まれる構造となっている。
【0018】
このような構成のRH真空脱ガス装置1における本発明の適用方法を以下に説明する。先ず、転炉や電気炉等で精錬して溶鋼4を得、こうして得た溶鋼4を収納する取鍋2を台車3に積載して、真空槽6の直下に搬入する。取鍋2内には転炉及び電気炉精錬時のスラグ5が一部混入し、溶鋼4の湯面を覆っている。
【0019】
次いで、昇降装置14にて取鍋2を上昇させ、浸漬管9、10を取鍋2内の溶鋼4に浸漬させる。そして、Ar吹き込み管11から浸漬管9内にArを吹き込むと共に、真空槽6内を排気装置にて排気して真空槽6内を減圧する。真空槽6内が減圧されると、取鍋2内の溶鋼4は、Ar吹き込み管11から吹き込まれるArと共に浸漬管9を上昇して真空槽6内に流入し、その後、浸漬管10を介して取鍋2に戻る流れ、所謂、環流を形成してRH真空脱ガス精錬が施される。尚、浸漬管9を上昇側浸漬管、浸漬管10を下降側浸漬管ともいう。
【0020】
処理する鋼種の用途に従い、脱水素、脱炭等の処理を施し、次いで、原料投入口12から真空槽6内の溶鋼4にAlを添加して脱酸し、更に、必要によりC、Si、Mn等の成分を調整する。添加するAlは金属AlやAl合金等を使用し、Al添加量は、脱酸後の溶鋼4中に0.01wt%以上のAlが残留する程度とする。尚、Al脱酸の時期はRH真空脱ガス精錬中に限るものではなく、取鍋2への受鋼直後でも、又、受鋼直後とRH真空脱ガス精錬中との2回以上に分けてAlを添加しても良い。成分調整後、真空槽6内を大気圧に戻してRH真空脱ガス精錬を終了する。そして、昇降装置14により取鍋2を台車3に積載される位置まで下げて、浸漬管9、10を溶鋼4から一旦引き離す。
【0021】
次いで、浸漬管9、10が共に取鍋2内から出ない程度に台車3を移動させた後、昇降装置14にて取鍋2を上昇させて、浸漬管9、10を再度溶鋼4又はスラグ5に浸漬させる。スラグ5は浸漬管9、10により溶鋼4中に押し込まれ、スラグ5中の低級酸化物が還元される。
【0022】
その際に、再浸漬回数は1回でも良いが、多いほど低級酸化物の還元が促進されるので、複数回行うことが好ましい。又、台車3の移動距離は、浸漬管9、10の内径(D)以上とすることが好ましい。又、浸漬管9、10の再浸漬の前に、例えば、転炉出鋼時又はRH真空脱ガス精錬時、スラグ5に金属AlやAl灰等の脱酸剤を添加することが好ましい。これは、脱酸剤の添加により、スラグ5中の低級酸化物の還元が促進され、より清浄性の優れた鋼を製造することができるからである。
【0023】
又、溶鋼4とスラグ5とが反応して、溶鋼4中sol.Alが減少する。溶鋼4中のsol.Alが0.01wt%以下になるとスラグ5の還元速度が遅くなるので、再浸漬中に溶鋼4から分析試料を定期的に採取して溶鋼4中のsol.Alを分析し、sol.Alが0.01wt%以下となる場合には、金属Al等を追加供給して、溶鋼4中のsol.Alを0.01wt%以上となるように制御することが好ましい。
【0024】
浸漬管9、10の再浸漬を終えた後、昇降装置14により取鍋2を台車3に積載される位置まで下げて、次工程の連続鋳造設備や普通造塊設備等の鋳造設備に取鍋2を搬出し、溶鋼4を鋳造して鋳片を得る。
【0025】
このようにRH真空脱ガス装置1の浸漬管9、10を再浸漬することで、スラグ5を十分に還元することができ、その結果、スラグ5による溶鋼4の再酸化を防止して介在物の少ない清浄鋼を安定して製造することができる。
【0026】
尚、上記説明では、浸漬管9、10を再浸漬する際に、取鍋2を1回移動させているが、本発明はこれに限るものではなく、1回移動させて再浸漬した後、再度取鍋2を移動させて更に再浸漬させても良く、又、上記説明では、再浸漬の際に、取鍋2を真空槽6に対して前後に移動させているが、取鍋2を真空槽6に対して水平方向に回転させる方法としても良い。更に、このRH真空脱ガス装置1は取鍋2を昇降させる方式であるが、真空槽6を昇降させる方式であっても何ら支障なく本発明を適用できる。
【0027】
【実施例】
図2に示すRH真空脱ガス装置を用いて本発明を実施した例を以下に説明する。対象とした溶鋼は、高炉から出銑された溶銑を転炉精錬して取鍋に出鋼したもので、溶鋼の炭素濃度は0.02〜0.06wt%、転炉からの出鋼量は1ヒート250トンであり、未脱酸の状態でRH真空脱ガス装置に搬送した。
【0028】
取鍋内スラグの組成はCaO−SiO2 −Al2 O3 −MgO系であり、そして、環流用Ar流量を3000Nl/min、真空槽内の圧力を0.5〜2torrまで減圧して所定時間真空脱炭精錬を行った後、溶鋼中の溶解酸素濃度を酸素プローブにて測定し、溶解酸素濃度に基づいて算出した所定量の金属Alを原料投入口から添加した。金属Alの添加後、溶鋼を環流させつつ、成分調整を行いRH真空脱ガス精錬を終了した。浸漬管内径(D)は600mmである。
【0029】
次いで、一旦取鍋を台車に積載させた後、取鍋を移動させて再度取鍋を上昇させて浸漬管を溶鋼中に再度浸漬させた。その時の取鍋の水平方向移動距離を約300mm程度と約700mm程度の2水準とし、再浸漬回数を1回と3回の2水準として、9ヒートの実施例を行った。そして、所定の回数再浸漬させた後、連続鋳造機にてスラブ鋳片に鋳造し、熱間圧延及び冷間圧延を経て、薄鋼板製品とした。
【0030】
その際、RH真空脱ガス精錬終了時と再浸漬後の連続鋳造機への払い出し時とで、スラグから分析試料を採取してスラグ中のT.Fe+MnOを分析し、その減少量から浸漬管の再浸漬によるスラグ中の低級酸化物の還元状況を調査した。又、鋳片の清浄性は、薄鋼板製品における介在物性表面欠陥の発生率を指数化した製品欠陥指数で評価した。製品欠陥指数が低いほど、清浄性が高いことを表わしている。
【0031】
又、比較のために浸漬管の再浸漬は行わないが、その他の条件を実施例と同一とした従来例も3ヒート実施した。表2に、9ヒートの実施例及び3ヒートの従来例における操業条件、スラグ中のT.Fe+MnOの減少量、及び製品欠陥指数を示す。
【0032】
【表2】
【0033】
表2に示すように、全ての実施例において、浸漬管の再浸漬によりスラグ中のT.Fe+MnOは1wt%以上還元されて減少していること、及び、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOが高いほど、再浸漬により還元される低級酸化物量が多くなることが分かった。
【0034】
図3は、表2に示すRH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOと、製品欠陥指数との関係を示す図であり、図3に示すように、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中T.Fe+MnOが同一レベルであった時、本発明によりスラグ中の低級酸化物が還元されて、製品欠陥発生率を低減することが可能となることが分かった。又、本発明の実施例においても、特に、再浸漬回数を3回とし且つ取鍋の水平方向移動距離を浸漬管の内径以上とした実施例8及び実施例9では、介在物性表面欠陥の発生率を皆無とすることができた。
【0035】
このように、本発明により、スラグ改質剤を添加することなく、スラグ中の低級酸化物を低減することができ、安定して清浄鋼を製造することができた。
【0036】
【発明の効果】
本発明では、RH真空脱ガス精錬後、取鍋内溶鋼に浸漬していた浸漬管を一旦溶鋼から引き離した後、浸漬する場所を変えて再度浸漬管を浸漬させて、スラグを溶鋼中に押し込むので、溶鋼中のAlによりスラグ中の低級酸化物が還元されてスラグによる溶鋼の酸化を抑制することができ、介在物の極めて少ない清浄鋼を安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】浸漬管を再浸漬させた時の溶鋼及びスラグの組成変化を調査した結果を示す図である。
【図2】本発明を実施したRH真空脱ガス装置の縦断面概略図である。
【図3】RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOと製品欠陥指数との関係を、本発明の実施例と従来例とで比較して示す図である。
【符号の説明】
1 RH真空脱ガス装置
2 取鍋
3 台車
4 溶鋼
5 スラグ
6 真空槽
7 上部槽
8 下部槽
9 浸漬管
10 浸漬管
11 Ar吹き込み管
12 原料投入口
13 ダクト
14 昇降装置
Claims (2)
- RH真空脱ガス装置による溶鋼の精錬終了後、取鍋内溶鋼に浸漬していた浸漬管を一旦溶鋼から引き離した後、浸漬する場所を変えて再度浸漬管を浸漬させ、取鍋内のスラグを還元することを特徴とするRH真空脱ガス装置における清浄鋼の製造方法。
- 再度浸漬する浸漬管の中心位置を、精錬中に浸漬されていた浸漬管の中心位置から少なくとも浸漬管の内径以上離れた場所とすることを特徴とする請求項1に記載のRH真空脱ガス装置における清浄鋼の製造方法。
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