JP3747414B1 - 微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法 - Google Patents

微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3747414B1
JP3747414B1 JP2005073516A JP2005073516A JP3747414B1 JP 3747414 B1 JP3747414 B1 JP 3747414B1 JP 2005073516 A JP2005073516 A JP 2005073516A JP 2005073516 A JP2005073516 A JP 2005073516A JP 3747414 B1 JP3747414 B1 JP 3747414B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservoir
needle electrode
opening
nozzle head
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005073516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006255952A (ja
Inventor
雄二 石田
一徳 吐合
一成 松崎
種正 浅野
昭好 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitakyushu Foundation for Advancement of Industry Science and Technology
Original Assignee
Kitakyushu Foundation for Advancement of Industry Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitakyushu Foundation for Advancement of Industry Science and Technology filed Critical Kitakyushu Foundation for Advancement of Industry Science and Technology
Priority to JP2005073516A priority Critical patent/JP3747414B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3747414B1 publication Critical patent/JP3747414B1/ja
Publication of JP2006255952A publication Critical patent/JP2006255952A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】
静電方式のインクジェットプリンタにおいて、針電極を設けることにより微小な液滴を吐出して微細なパターンを描画する微細パターンの描画装置およびその方法を提供する。
【解決手段】
ノズルヘッド10は、その内部に吐出液を蓄液するリザーバ12を設けている。また、このリザーバ12に設けられた開口部15の中心より描画平面20に向け突出するように針電極11を設けている。そして、リザーバ12内の吐出液について、圧力発生手段を用いて圧力を制御する。すると、リザーバ12の開口部15から流れ出した吐出液を針電極11の表面に保持することができる。この後、上記針電極11とリザーバ12とに電圧を印加して、これらの間に電界を生じさせる。これにより、針電極11から微小な液滴を吐出することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法、詳しくはノズルと対向電極とに電圧印加することにより帯電した液滴をノズルより吐出して対向電極に付着する静電方式のインクジェット技術に関する。
インクジェットプリンタは、インクなどの吐出液をノズルから微細な液滴として吐出させ、描画平面に着弾させてパターンを描画するものである。このインクジェットプリンタのインクを吐出する方法としては、ピエゾ方式、バブルジェット(登録商標)方式、静電方式がある。このうち、静電方式のインクジェットプリンタは、所定電圧を印加することにより、帯電した液状のインクを静電力の利用により描画平面上に着弾させ、画像や文字を描画するものである。
静電方式のインクジェットプリンタは、ピエゾ素子方式やサーマル方式に比べ、吐出される液滴の径が微細である。ピエゾ素子方式やサーマル方式は、リザーバ内の液をオリフィスより押し出すような方法であり、液滴が押し出されるような径を有する孔を設けることが必要である。このため、吐出される液滴のサイズは10μm程度である。これに対して、静電方式のインクジェットプリンタは、帯電した微粒子を含む液滴を電界の発生によりノズルから対向電極に誘引しているため、1μm以下のサイズを有する液滴を吐出することができる。
特許文献1には、微小な液滴を吐出する静電方式のインクジェットプリンタの発明が本願発明者により開示されている。すなわち、吐出電極として、先端部が鋭角な針状電極を採用し、吐出液が静電気力により液流路内で液吐出口側に流動する際、吐出電極の鋭角な先端部に沿って、吐出液に含まれた微粒子が徐々に濃縮されながら、吐出電極の微細な先端に集中させて吐出するインクジェットプリンタが開示されている。
特開2004−314619号公報
近年、フラットパネルディスプレイおよびコンピュータ関連機器の分野においては、製造装置の簡素化、製造自由度の拡大および省資源化などが要望されている。これを受けて、現在、液滴を吐出するインクジェット式ノズルを使用し、有機EL(Electoro Luminescence)材をシリコン基板に直接吐出して有機ELディスプレイを作製する方法、導電性粒子を含む溶液をプリント回路基板などに吐出して配線パターンを直接描画する方法などが検討されている。そこで、このような微細なパターンが形成する技術が早急に必要である。
本発明は、静電方式のインクジェットプリンタにおいて、先端が先細りの針電極を設けることにより微小な液滴を吐出して微細なパターンを描画する微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、吐出液を液滴として吐出するノズルヘッドと、このノズルヘッドと対向して設けられた電極と、この電極上に設けられ、微細パターンが描画される描画平面とを備えた描画装置において、上記ノズルヘッドは、上記描画平面に対向して設けられた開口部を有し、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、上記開口部の中心より描画平面に向け突出するように設けられ、開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上の先細り状の針電極と、上記リザーバ内の吐出液に圧力を生じさせる圧力発生手段とを備えた微細パターンの描画装置である。
本発明の微細パターンの描画装置は、静電方式のインクジェットプリンタに用いられるものであり、吐出液を液滴として吐出するノズルヘッドと、上記ノズルヘッドと対向して設けられ、微細パターンが描画される描画平面とを有している。
ノズルヘッドには、吐出液が蓄液されたリザーバが設けられる。このリザーバの素材および形状は限定されない。例えば、ステンレスを用いて形成してもよいし、シリコンウェーハを用いて形成してもよい。
リザーバに蓄積される吐出液は限定されず、例えば、金属微粒子を含有する溶液、光硬化性樹脂、上記カラーフィルタの顔料、有機半導体や有機ELDの材料でもよい。
リザーバに設けられる開口部(オリフィス)の大きさは限定されない。開口部は、レーザや放電加工により形成される。
また、ノズルヘッドには、リザーバの開口部に配設される針電極が設けられる。針電極の素材は限定されない。針電極の製法は限定されない。例えば、陽極化成により形成してよいし、FIB(Focused Ion Beam)を用いて形成してもよい。
リザーバに設けられる開口部の数も限定されず、この開口部の中心に配設される針電極の数も限定されない。
上記描画平面は限定されず、例えば、半導体ウェーハやプリント配線基板でもよい。液晶ディスプレイのガラス基板、この基板に対向して設けられるカラーフィルタでもよい。
圧力発生手段は限定されず、例えば、ポンプなどが用いられる。圧力とは、リザーバ内の吐出液に生ずる内部圧力が環境空気より低い負圧で有る場合、および高い正圧である場合がある。
請求項1に記載の発明にあっては、静電方式のインクジェットプリンタに、吐出液を液滴として吐出するノズルヘッドと、このノズルヘッドと対向して設けられた電極と、この電極上に設けられた微細パターンを描画する描画平面と有する。ノズルヘッドには、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバが設けられている。また、このリザーバに設けられた開口部の中心より描画平面に向け突出するように針電極が設けられている。そして、リザーバ内の吐出液について、圧力発生手段を用いて負圧を制御する。すると、リザーバの開口部から流れ出した吐出液が針電極の表面に保持される。この後、上記針電極とリザーバとに電圧を印加して、これらの間に電界を生じさせる。これにより、微小な液が針電極表面を滴っていき、電界集中によって生じた針先端にある微小液が静電力で引かれる力が、微小液が針先端表面に留まろうとする力より大きいとき、針電極から微小な液滴を吐出することができる。
上記針電極に保持される吐出液の量は負圧の制御により変えることができる。この負圧の制御により、針電極の先端に液滴が保持されながら液滴が吐出するモードと、針電極の全体に液滴が保持されながらオリフィスの全体から液滴が吐出するモードとが生じる。本願では前者をニードルモードとしており、後者はオリフィスモードとしている。ニードルモードでは、針の先端に応じた微小な液滴を吐出することができる。オリフィスモードでは、ニードルモードと比較して、オリフィスの形状に応じた大きな液滴が吐出する。これらのモードの切り替えによって、線幅の階調制御が可能である。
上記針電極は、開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上である。この比を大きくすることにより先端が先細りの針電極を形成することができる。そして、上記針電極と描画平面とに電圧を印加することにより針先端に電界を集中させることができるとともに、リザーバ内の吐出液の圧力を制御させて、針の先端から微小な液滴を吐出することができる。
請求項2に記載の発明は、上記針電極は、その表面が親水化処理された請求項1に記載の微細パターンの描画装置である。
針電極の表面の親水化処理する方法は限定されない。例えばSiの針電極の表面を酸化してSiOを形成してもよい。または、反応性イオンエッチングにより表面を改質してもよい。または、Alなどの金属を針電極の表面に蒸着してもよい。
請求項2に記載の発明にあっては、針電極の表面を親水化処理する。これにより、リザーバの開口部より流れ出す吐出液の保持が容易になる。また、リザーバの開口部または針電極から吐出液が描画平面に誤って流れ出すことも防止することができる。
請求項3に記載の発明は、上記リザーバは、その開口部の周囲が撥水化処理された請求項1または請求項2に記載の微細パターンの描画装置である。
請求項3に記載の発明にあっては、リザーバのオリフィスの周りは撥水化処理されている。これにより、針電極からの液滴がオリフィスの周囲への付着を防ぐことができる。
請求項4に記載の発明は、開口部を有し、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、上記開口部の中心より描画平面に向け突出するように設けられた針電極とを備えたノズルヘッドの製造方法であって、シリコンウェーハの表裏面に酸化膜を形成する工程と、次いで、シリコンウェーハの表面に所定パターンの酸化膜を形成する工程と、この後、シリコンウェーハの表面にこの酸化膜をマスクとしてボロンをイオン注入し、酸化膜の存在しないシリコンウェーハの表面にボロン層を形成する工程と、次に、酸化膜およびボロン層の表面にSi酸化膜を形成する工程と、次に、シリコンウェーハの裏面の酸化膜の一部を除去する工程と、次いで、シリコンウェーハの裏面より上記ボロン層が露出するまでシリコンウェーハに異方性エッチングを施し、上記ボロン層が形成されていない部分に開口部を形成する工程と、次に、シリコンウェーハの表裏面の酸化膜を除去し、上記リザーバを形成する工程と、上記リザーバの開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上の先細り状の針電極を形成する工程と、次に、上記針電極を、上記リザーバの開口部の中心に位置させながら、その裏面からリザーバに取り付ける工程とを備えたノズルヘッドの製造方法である。
請求項5に記載の発明は、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、このリザーバに設けられた開口部の中心より描画平面に向け突出するように設けられた針電極とを備えたノズルヘッドの製造方法であって、ポリイミドテープ、ガラスまたはセラミックのいずれかからなるベースフィルムの表面に、SOG液を塗布する工程と、次いで、凸部を有する型に離型剤を塗布する工程と、この後、熱を加えながら、所定圧力で上記ベースフィルムの裏面から上記型を押すことにより、上記ベースフィルムの裏面に第1の凹部と、この第1の凹部の底面にこれより幅の小さい第2の凹部とを形成する工程と、次に、第2の凹部が開口するまでベースフィルムの表面よりドライエッチングを施し、上記リザーバを形成する工程と、上記リザーバの開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上の先細り状の針電極を形成する工程と、次に、上記針電極を、上記リザーバの開口部の中心に位置させながら、その裏面からリザーバに取り付ける工程とを備えたノズルヘッドの製造方法である。
本発明によれば、静電方式のインクジェットプリンタであって、吐出液を液滴として吐出するノズルヘッドと、このノズルヘッドと対向して設けられた電極および電極上に設けられた微細パターンを描画する描画平面とが配設されている。ノズルヘッドには、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、このリザーバに設けられた開口部の中心より描画平面に向け突出するように針電極とが設けられている。そして、リザーバ内の吐出液について、圧力発生手段を用いて負圧を制御する。すると、リザーバの開口部から流れ出した吐出液が針電極の表面に保持される。この後、上記針電極とリザーバとに電圧を印加して、これらの間に電界を生じさせる。これにより、針電極から微小な液滴を吐出することができる。
また、上記針電極に保持される吐出液の量は負圧の制御により変えることができる。この負圧の制御により、針電極の先端に液滴が保持されながら液滴が吐出するモードと、針電極の全体に液滴が保持されながらオリフィスの全体から液滴が吐出するモードとが生じる。本願では前者をニードルモードとしており、後者はオリフィスモードとしている。ニードルモードでは、針の先端に応じた微小な液滴を吐出することができる。オリフィスモードでは、ニードルモードと比較して、オリフィスの形状に応じた大きな液滴が吐出する。これらのモードの切り替えによって、線幅の階調制御が可能である。
本願発明は、例えば、半導体回路の配線などの微細パターンを描画できるようなものに適用することが可能である。
以下、この発明の第1の実施例を図1〜図7を参照して説明する。
まず、本願発明に係る微細パターンの描画装置について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る微細パターンの描画装置には、吐出液を吐出するノズルヘッド10と、このノズルヘッド10に対向して電極29および電極29上に設けられた微細パターンを描画する描画平面20とを有する。
上記ノズルヘッド10には、帯電した吐出液を蓄液するリザーバ12が設けられる。リザーバ12は、ステンレス製で、箱形状を有している。なお、リザーバ12は、下記のSTP法またはボロンエッチ法により作製してもよい。リザーバ12の底面には、略100μmのオリフィス15(開口部)が設けられる。オリフィス15は放電加工やレーザ照射により形成される。リザーバ12のオリフィス15の周囲は、撥水化処理がなされている。撥水化処理は、市販の撥水処理剤の塗布により行う。撥水処理剤は、例えば、ダイキン工業株式会社製のフッ素系表面防汚コーティング剤(商品名:オプツールDSX)が用いられる。
リザーバ12にあっては、蓄液された吐出液に負圧を発生させる圧力発生手段が設けられている。圧力発生手段は、リザーバ12の外部に設けられた図示しないポンプを用いる。
そして、上記オリフィス15の中心より描画平面20に向け突出するように針電極11が設けられる。針電極11は、オリフィス15面での直径は略5μmであり、オリフィス15面から先端までの長さは略30μmである。すなわち、オリフィス15面での直径と開口部から先端までの長さとの比が略6である。針電極11は、Siで形成され、描画平面20(対向電極29)に対向して設けられる電極である。
描画平面20は、上記針電極11に対してステージ21上あってスライド可能に設けられ、この描画平面20上に基板が設けられる。針電極11と描画平面20との間隔Gは略100μmである。そして、針電極11と描画平面20との間に電源が設けられる。針電極11側を接地して負極とし、描画平面20側を正極としている。
次に、図2および図3を参照して、陽極化成法による針電極11の作製方法を説明する。
まず、p型で表面の面方位が(100)であり、抵抗率2〜8Ωcmのシリコン基板(シリコンウェーハ)41を公知のリソグラフィによりレジスト42を形成し、その後RIE装置の反応炉に挿入する。
そして、ウェーハ裏面の表層部分を、RIEによりメサ型形状にドライエッチングする(図3(a))。エッチング量は1μmである。
RIEによるエッチング条件は、CF4を用いて高周波電力400W、時間5分である。その後レジスト42を除去し、続いて、公知のリソグラフィによりシリコン基板41上のメサ型構造以外のところにレジスト43を形成する。
その後、シリコン基板41をイオン注入炉に挿入し、露出されたメサ型領域41aにリンイオン(P+ )をイオン注入し、この部分を厚さ0.5μmのn型領域(n型のシリコン領域)44とする(同じく、図3(b))。
イオン注入条件は、リンイオンの加速電圧100keV、イオン注入量1×1014cm-2である。
次いで、レジスト43をRIEで除去する。そして、シリコン基板41をRCA洗浄する。その後、イオン注入後のシリコン基板41に、活性化のための熱処理を施す。熱処理条件は、窒素雰囲気中、処理温度800℃、処理時間30分間である。
次に、図2に示すように、n型領域44を有するシリコン基板41を、HF溶液(フッ酸濃度25%)が貯液された陽極化成槽45aの開口された底面に装着する。
シリコン基板41と陽極化成槽45aの底部との間には、バイトンOリング46aが介在される。
その後、HF溶液の液面下にカソード電極46を挿入し、シリコン基板41のn型領域44にアノード電極47を接続する。
その後、直流電源38から電流密度15mA/cm2で350分間、電流を流す。その際、電流値は電流計39によって測定する。これにより、シリコン基板41のうち、p型のシリコン領域(カソード側)の大半が多孔質化し、多孔質シリコン層41aが形成される。
一方、アノード側となるn型領域44は多孔質化しない。その結果、n型領域44の一帯に、このn型領域44を針電極11とし、n型領域44の内面(シリコン基板41の内部側の面)の中央部に針部を突設した針電極11が形成される(図3(c))。
このとき、針電極11の裏面部分は、シリコン基板41の裏面より若干外方に突出している。
次に、こうして作製された針電極11は、シリコン基板41の内部から取り出される。
すなわち、針電極11の露出した裏面を、単結晶シリコン製のノズル本体14の表面に、ファン・デル・ワールス力により貼り合わせる(図3(d))。これにより、貼り合わせ基板45が形成される。
ノズル本体14には、貼り合わせ前に親水化処理が施される。具体的には、RCA洗浄後、フッ酸溶液(フッ酸濃度1%)により5分間だけノズル本体14をエッチングし、ノズル本体14の表面の自然酸化膜を除去する。それから、ノズル本体14を30分間純水に浸す。
貼り合わせ後は、湿度50%の大気中で乾燥する。
続いて、接合強度の強化および多孔質シリコン層41aの酸化のための熱処理を、1000℃、2時間、酸素雰囲気中で行う(図3(e))。その際、多孔質シリコン層41aは熱酸化され、酸化多孔質シリコン層41bとなる。
次に、貼り合わせ基板を、HF:H22=1:5のエッチング液により、酸化多孔質シリコン層41bをエッチングし、ノズル本体14と一体化した針電極11を取り出す(図3(f))。
次に、針電極11の表面の親水化処理について説明する。親水化処理は、反応性イオンエッチング(RIE)により針電極11の表面を改質する方法、上記のようにSiの針電極11の表面を酸化する方法、Siの針電極11の表面に親水性の金属を蒸着する方法がある。
最初に、RIEにより針電極11の表面を改質する方法について説明する。まず、上記針電極11を準備し、真空チャンバ内に入れて、この真空チャンバ内を2.0×10−3Paまで真空にする。次いで、真空チャンバ内にBClガスを導入して真空度を1Paにする。そして、200V、500W、3分の条件で反応性イオンエッチングを行う。最後に、真空チャンバ内を大気解放して、針電極11を取り出す。
次に、Siの表面を酸化する方法について説明する。まず、Siの針電極11を準備し、これを酸化炉内にセットする。そして、この炉内に酸素流量が0.5l/min、温度1000℃の条件で保持して1時間酸化処理を施す。これにより、針電極11の表面に70nmのSiOを形成する。この後、温度を下げて針電極11を酸化炉から取り出す。
次に、針電極11の表面に金属を蒸着する方法について説明する。まず、上記針電極11を準備し、真空チャンバ内に入れて、この真空チャンバ内を2.0×10−3Paまで真空にする。次いで、Al線に60Vの電圧を印加しながら、針電極11の表面にAlを蒸着する。最後に、真空チャンバ内を大気解放して、針電極11を取り出す。
次に、ノズルヘッド10の作製方法について図4を参照して説明する。
まず、箱形状のステンレスを準備する。この箱形状のステンレスにレーザを用いて、略10μmの微細なオリフィス15を設ける。一方、上記製法により作製された針電極11にPDMS24(ポリジメチルシロキサン)を設ける。そして、ステンレスのオリフィス15の中心に針電極11を位置合わせして、PDMS24を介してステンレスのリザーバ12に取り付ける。この後、上記オリフィス15の周囲を撥水化処理してノズルヘッド10を完成させる。
次に、微細パターンの描画方法について図1を参照して説明する。
まず、リザーバ12内に吐出液を蓄液する。通常、リザーバ12内の吐出液は、オリフィス15から排出される。そこで、図示していないポンプ(負圧制御手段)により、リザーバ12内の吐出液に対して引く圧力(P=−1.5kPa)を発生させる。このため、リザーバ12内の底面に設けられたオリフィス15から排出される吐出液は、針電極11の表面に保持される。そして、針電極11と対向電極29(描画平面20)との間に電圧(V=5kV)を印加して、これらの間に電界を生じさせる。すると、針電極11に保持された吐出液には電圧印加により帯電する微粒子が含まれる場合がある。このため、この電界により針電極11より描画平面20に吐出することができる。描画平面20に着弾した液滴13の径を計測すると、略300nmの径を有する着弾痕が確認された。
ノズルヘッド10に設けられたカメラ22とレンズ23により、液滴13が針電極11から吐出するのを観察すると、テイラーコーンと呼ばれるメニスカスが形成される。
なお、図1に示すように、オリフィス15の周囲に補助電極を設けることも可能である。補助電極28(ゲート電極)は、導体となるSi26に周りに絶縁層となるSiO27で被覆する。電極26は、金属板に孔を加工する。加工方法は、レーザ、放電加工等を利用する。また、電極26がSiである場合、CVD等で電極26を堆積させる方法もある。絶縁層については、電極26が金属板の場合ではTEOSでSi酸化膜27を形成する方法がある。電極26がSiの場合では、酸化またはTEOS等でSi酸化膜27を形成する方法もある。
そして、針電極11をアース、対向電極29を1kV程度、ゲート電極28に0.1kV程度の電圧を印加すると、通常の場合のように対向電極29(描画平面20側)に高電圧を印加しなくても、液滴13を吐出できる。また、液滴13の吐出および停止の制御を、通常は対向電極29に印加している高電圧で行っていたが、この方法では、ゲート電極28で制御できる利点を有する。ゲート電極28を設けることにより、針先端への電界集中を効果的に行えるからである。
図5(a)および図5(b)に示すように、リザーバ12内の吐出液に生じさせる負圧により、吐出する液滴13の大きさを変えることができる。なお、図5(a)、(b)において、F1は、針電極11の先端生じる静電力を示す。F2は、オリフィスでの液面に生ずる静電力を示す。F3は、圧力Pに生じた負圧を示している。
リザーバ12内の液を引く圧力P(F3>F2)が大きいとき(図5(a)に示すP=−1.5kPのとき)は、電界E(F1)により、液はオリフィス15から吐出せずに、微小な液のみが針を滴って行って、その後電界Eの集中している針先端より吐出する。これにより、非常に微小な液滴13になる。光学観察系では観察できないほど線が描画できる。吐出液が針の先端から吐出しているので、本願ではこれをニードルモードと呼ぶ。
一方、液を引く圧力P(F3<F2)が小さいとき(図5(b)に示すP=−0.5kPaのとき)は、液は電界E(F1)によって、オリフィス15全体から吐出することになる。従って、ニードルモードと比較して、大きな液滴13が吐出する。オリフィス15全体から吐出するので、本願ではこれをオリフィスモードと呼ぶ。以上の電圧と負圧との関係を図6のグラフに示す
細い線を描画するには、ニードルモードが適する。しかし、太い線も描画する場合もあり、そのときはオリフィスモードで微細パターンを描画する。すなわち、モードの切り替えによって、線幅の階調制御ができる。
スキャニングする速度により、微細パターンの線幅を変えることもできる。図7のグラフに示すように、例えば、印加電圧が5kV、負圧が−1.5kPaの場合の条件において、スキャニングする速度が5μm/sであると、描画される描画パターンの幅は略1μmである。また、スキャニングする速度が50μm/sであると、描画される描画パターンの幅は略3μmである。さらに、スキャニングする速度が500μm/sであると、描画される描画パターンの幅は略12μmである。これにより、スキャニングする速度により微細パターンの幅を変更することも可能である。
また、この発明の第2の実施例を図8を参照して説明する。本実施例に係る発明は、上記実施例1に係る微細パターンの描画装置に以下の変更を加えたものである。すなわち、針電極11とリザーバ12とを有するノズルヘッド10を、ボロンドープによるボロンエッチストップ法により製造するものである。
まず、図8のS801工程に示すように、シリコンウェーハ30を準備して、このシリコンウェーハ30の表裏面にシリコン酸化膜31を形成する。酸化は、酸素流量が0.5l/min、1000℃に保持して1時間処理する。これにより、70nm程度のSiO2をシリコンウェーハ30の表面に形成することができる。
次に、図8のS802工程に示すように、上記シリコンウェーハ30について、フォトリソグラフィを実施してパターン35を形成する。そして、図8のS803工程に示すように、100keVのエネルギーで、1.0×1013〜1.0×1014 /cmの範囲でボロンをイオン注入し、ボロン層32を形成する。次いで、窒素流量2.0l/min、800〜1000℃で30分から2時間程度、活性化熱処理する。
この後、図8のS804工程に示すように、TEOS(tetraethylorthosilicate)またはSOG(Spin on Glass)法でSi酸化膜33を形成し、その後フォトリソグラフィで、シリコンウェーハ30の裏面の酸化膜31を一部除去する。
TEOSの場合は、まず真空チャンバ内に、試料をセットする。次いで、tetraethylorthosilicate(Si(OCHCH))を3l/min、酸素を300l/min流し、チャンバ内の真空度を80〜140Pa程度にする。次に、100Wの高周波電源を印加して、300〜400℃の範囲において、プラズマを発生させ、CVDにより、500nm/minの速度で、酸化膜33を形成する。
SOGの場合には、まずスピンコータにより、SOG用の液を塗布する。その後、大気中110℃で1時間熱処理して溶媒を揮発させる。その後、窒素流量0.5l/min中400℃において、2時間熱処理して酸化膜を強化する。
次に、図8のS805工程に示すように、KOH、ヒドラジン、EPW(エチレンジアミン、ピロカテコールおよび水の混合液)を用いて異方性エッチングする。ここでは水酸化テトラメチルアンモニウムに浸して、シリコンウェーハ30の裏面よりエッチングする。 そして、図8のS806工程に示すように、TEOSまたはSOG酸化膜の除去および試料全体を酸化する。ここでは2.5%HF溶液で、酸化膜を除去する。そして、上記同じ条件で、試料全体を酸化し、酸化膜34を形成する。
最後に、図8のS807工程に示すように、針電極11の取り付けを行う。上記陽極化成で作製した針電極11を、上記工程により作製したリザーバ12となる流路に、コンタクトアライナーを使用ながら位置合わせをしてノズルヘッド10を完成させる。
さらに、この発明の第3の実施例を図9を参照して説明する。本実施例に係る発明は、上記実施例1に係る微細パターンの描画装置に以下の変更を加えたものである。すなわち、針電極11とリザーバ12とを有するノズルヘッド10を、STP(Spin coating film Transfer and hot−Pressing)法により製造するものである。
まず、図9のS901工程に示すように、ポリイミドテープ、ガラス、セラミック等のベースフィルム50に、スピンコータでSOG液を塗布して塗布膜51のコーティングを行う。次いで、図9のS902工程に示すように、型52に離型剤を塗布して、インプリントおよび型52抜きを行う。この後、図9のS903工程に示すように、110℃の熱を加えながら、100〜200MPaで一時間程度型52押し、その後型52抜きする。その後、窒素流量0.5l/min中400℃において、2時間熱処理して酸化膜を強化する。
次に、図9のS904工程に示すように、CF、CF+O、Cガス等で、ドライエッチングして孔を開ける。
最後に、図9のS905工程に示すように、陽極化成で作製した針電極11を、上記工程により作製したリザーバ12となる流路に、アライナーを使用して位置合わせして取り付ける。
本発明の実施例1に係る微細パターン描画装置の構成を示す正面図である。 本発明の実施例1に係る針電極を作製する装置の構成を示す正面図である。 本発明の実施例1に係る針電極を作製するフロー図である。 本発明の実施例1に係るノズルヘッドを作製するフロー図である。 本発明の実施例1に係るリザーバ内の圧力の変化により、針電極の表面の吐出液の保持状態を示す正面図である。(a)はニードルモード(P=−1.5kPaのとき)であり、(b)はオリフィスモード(P=−0.5kPaのとき)である。 本発明の実施例1に係る電圧とリザーバ内の引く圧力(圧力)との関係を示すグラフである。 本発明の実施例1に係る描画平面をスキャニングする速度と描画されるパターンの幅との関係を示すグラフである。 本発明の実施例2に係るボロンエッチ法によりノズルヘッドを作製するフロー図である。 本発明の実施例3に係るSTP法によりノズルヘッドを作製するフロー図である。
符号の説明
11 針電極、
12 リザーバ、
13 液滴、
15 オリフィス、
20 描画平面。

Claims (5)

  1. 吐出液を液滴として吐出するノズルヘッドと、このノズルヘッドと対向して設けられた電極と、この電極上に設けられ、微細パターンが描画される描画平面とを備えた描画装置において、
    上記ノズルヘッドは、上記描画平面に対向して設けられた開口部を有し、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、
    上記開口部の中心より描画平面に向け突出するように設けられ、開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上の先細り状の針電極と、
    上記リザーバ内の吐出液に圧力を生じさせる圧力発生手段とを備えた微細パターンの描画装置。
  2. 上記針電極は、その表面が親水化処理された請求項1に記載の微細パターンの描画装置。
  3. 上記リザーバは、その開口部の周囲が撥水化処理された請求項1または請求項2に記載の微細パターンの描画装置。
  4. 開口部を有し、その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、上記開口部の中心より描画平面に向け突出するように設けられた針電極とを備えたノズルヘッドの製造方法であって、
    シリコンウェーハの表裏面に酸化膜を形成する工程と、
    次いで、シリコンウェーハの表面に所定パターンの酸化膜を形成する工程と、
    この後、シリコンウェーハの表面にこの酸化膜をマスクとしてボロンをイオン注入し、酸化膜の存在しないシリコンウェーハの表面にボロン層を形成する工程と、
    次に、酸化膜およびボロン層の表面にSi酸化膜を形成する工程と、
    次に、シリコンウェーハの裏面の酸化膜の一部を除去する工程と、
    次いで、シリコンウェーハの裏面より上記ボロン層が露出するまでシリコンウェーハに異方性エッチングを施し、上記ボロン層が形成されていない部分に開口部を形成する工程と、
    次に、シリコンウェーハの表裏面の酸化膜を除去し、上記リザーバを形成する工程と、
    上記リザーバの開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上の先細り状の針電極を形成する工程と、
    次に、上記針電極を、上記リザーバの開口部の中心に位置させながら、その裏面からリザーバに取り付ける工程とを備えたノズルヘッドの製造方法。
  5. その内部に吐出液が蓄液されるリザーバと、このリザーバに設けられた開口部の中心より描画平面に向け突出するように設けられた針電極とを備えたノズルヘッドの製造方法であって、
    ポリイミドテープ、ガラスまたはセラミックのいずれかからなるベースフィルムの表面に、SOG液を塗布する工程と、
    次いで、凸部を有する型に離型剤を塗布する工程と、
    この後、熱を加えながら、所定圧力で上記ベースフィルムの裏面から上記型を押すことにより、上記ベースフィルムの裏面に第1の凹部と、この第1の凹部の底面にこれより幅の小さい第2の凹部とを形成する工程と、
    次に、第2の凹部が開口するまでベースフィルムの表面よりドライエッチングを施し、上記リザーバを形成する工程と、
    上記リザーバの開口部での直径と開口部から先端までの長さとの比が6以上の先細り状の針電極を形成する工程と、
    次に、上記針電極を、上記リザーバの開口部の中心に位置させながら、その裏面からリザーバに取り付ける工程とを備えたノズルヘッドの製造方法。
JP2005073516A 2005-03-15 2005-03-15 微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法 Expired - Fee Related JP3747414B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073516A JP3747414B1 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073516A JP3747414B1 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3747414B1 true JP3747414B1 (ja) 2006-02-22
JP2006255952A JP2006255952A (ja) 2006-09-28

Family

ID=36032089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005073516A Expired - Fee Related JP3747414B1 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3747414B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112428701B (zh) * 2020-11-11 2021-08-20 大连理工大学 一种基于岛桥式结构的高精度大拉伸的oled阵列的打印装置及制作方法
CN114919291B (zh) * 2022-05-10 2023-03-21 华南理工大学 一种异极性双电喷头装置及其喷印方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006255952A (ja) 2006-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3412628B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
US7306744B2 (en) Method of manufacturing a nozzle plate
US7841698B2 (en) Nozzle plate, inkjet head, and manufacturing method of the same
US6117698A (en) Method for producing the head of an ink-jet recording apparatus
JP6048794B2 (ja) ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法、インクジェットヘッド及びインクジェット印刷装置
US6168263B1 (en) Ink jet recording apparatus
JP3747414B1 (ja) 微細パターンの描画装置およびノズルヘッドの製造方法
US6450618B2 (en) Ink jet head and method of producing the same
JP2008273079A (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP3680855B2 (ja) 静電誘引式液滴ノズルおよびその製造方法
JP2009178948A (ja) ノズル基板、ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2007253373A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP4876723B2 (ja) 静電アクチュエータの製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP2010149375A (ja) ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2008142966A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2007320254A (ja) ノズルプレートの製造方法、ノズルプレート、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置の製造方法及び液滴吐出装置
JP5929276B2 (ja) ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法
JP3633431B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2009012202A (ja) ノズルプレートの製造方法、ノズルプレート、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド
JP2008087444A (ja) 液滴噴射装置の製造方法、ならびに液滴噴射装置
JPWO2008072518A1 (ja) インクジェット装置
JP2007307730A (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP2007174857A (ja) 静電アクチュエータ、液滴吐出ヘッド及びそれらの製造方法
JP2007015243A (ja) 流路形成体及び流路形成体の製造方法並びにインクジェット式記録ヘッド
JP2004223959A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法および薄膜構造体の膜厚調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20051117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees