JP3746131B2 - 育苗箱の隅部床土押圧装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、育苗箱の隅部床土押圧装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の、特開平2−190120号公報には、育苗箱を横送する移送台の上方位置にフレームを固定し、該フレーム側に設けた一本の取付軸により取付けた後壁隅用アームと、該後壁隅用アームの下部に固定した育苗箱の後壁の隅部を押圧する後壁隅部押圧体を斜め後方に傾斜配置し、前記取付軸の後方に設けた一本の取付軸により取付けた前壁隅用アームと、該前壁隅用アームの下部に固定した育苗箱の前壁の隅部を押圧する前壁隅部押圧体を後壁隅用アームの後側に配置し、後壁隅用アームと前壁隅用アームとは連動可能に構成した育苗箱の隅部床土押圧装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、隅部押圧体はアームの下部に設けられているため、取付軸を中心とする円弧移動であり、押圧深さを変えると、床土上面が窪むようにしか押圧できず、均平できないという課題がある。
押圧深さの調節可能にすると共に、美麗に均平できるようにしたものである。
【0004】
【発明の目的】
押圧深さの調節可能化、床土上面の均平の美麗化、操作性の向上。
【0005】
【課題を解決する手段】
本発明は、育苗箱2を横送する移送台1の上方位置にフレーム9を固定し、該フレーム9側に設けた左右方向の前後一対の取付軸20、22により取付けた後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21と、該後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21の下部を連結するように固定した育苗箱2の後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧体24とからなる後壁隅用平行リンク18を斜め後方に傾斜配置し、前記取付軸20、22の後方に設けた取付軸32、34により取付けた前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33と、該前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33の下部を連結するように固定した育苗箱2の前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧体36とからなる前壁隅用平行リンク30を前記後壁隅用平行リンク18の後側に配置し、前記前壁隅用平行リンク30は常時下方回動するように前リンク用バネ37により後壁隅部押圧体24と連結すると共に、待機用連結体39により下方回動を規制するように後壁隅用平行リンク18とも連結した育苗箱の隅部床土押圧装置としたものである。
本発明は、前記後壁隅用平行リンク18は、前記取付軸20より下側の後壁隅用第一アーム19を後リンク用バネ25により牽引し、前記取付軸20より上側に突出する後壁隅用第一アーム19に押圧深さ調節用ストッパー26を当接させて後壁隅部押圧体24を所定高さ位置に待機させ、前記押圧深さ調節用ストッパー26の位置を変更して前記後壁隅部押圧体24の上下幅を変更して押圧深さを変更調節自在にした育苗箱の隅部床土押圧装置としたものである。
本発明は、前記取付軸20、22および前記取付軸32、34および前記押圧深さ調節用ストッパー26は、前記フレーム9にリンク機構を介して上下自在に取付けた左右一対の取付板11、11に設けた育苗箱の隅部床土押圧装置としたものである。
本発明は、前記取付板11、11は、前記フレーム9側に設けた高さ調節ダイヤル13により下動はしないが上動は自由状態に吊設し、取付板11、11には高さ調節ダイヤル13の下部に係合して後壁隅部押圧体24および前壁隅部押圧体36を育苗箱2の移送路より上方に退避させる係合板部15を設けた育苗箱の隅部床土押圧装置としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は移送台、2は育苗箱であり、移送台1は育苗箱2をイ方向に移送する任意の移送手段を設ける。前記移送台1には、育苗箱2の移送方向後側の後壁4および前壁5の隅部の床土を押圧する隅部押圧装置6を設ける。隅部押圧装置6は後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧装置7と前壁5の隅部の床土を押圧する前壁隅部押圧装置8とにより構成する。
前記移送台1には、フレーム9の側板10の下端を固定し、前記側板10の前側上部の間にはフレーム9に対して上下する左右一対の取付板11をリンク機構12を介して夫々取付け、フレーム9の側板10には高さ調節ダイヤル13の螺子軸部を螺合させて設け、各高さ調節ダイヤル13の下端は前記取付板11に夫々挿通し、該取付板11の下面に前記高さ調節ダイヤル13の螺子軸部下端に設けた係合具(ナット)14を当接させ、高さ調節ダイヤル13を回すことによりフレーム9に対して取付板11を上下させる。前記取付板11には解除用の係合板部15を設け、係合板部15を前記係合具14に係合させると、後壁隅部押圧装置7および前壁隅部押圧装置8を育苗箱2の移送路より上方に退避させる。16は指針であり、前記側板10に設けた目盛り(溝)17に合わせることにより、後述する後壁隅部押圧体24が育苗箱2の後壁4内面に衝突する高さに待機させる待機高さを調節する。
【0007】
前記後壁隅部押圧装置7は、左右一対の後壁隅用平行リンク18の後壁隅用第一アーム19の中間部を左右方向の取付軸20に、後壁隅用第二アーム21の上部側を左右方向の取付軸22に夫々固定し、取付軸20、22は前記取付板11に軸装する。左右の後壁隅用第一アーム19と後壁隅用第二アーム21の下部には夫々取付板23を固定し、取付板23には側面視前後逆L型形状の育苗箱2の後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧体24を取付ける。したがって、後壁隅用平行リンク18は、正確には、後壁隅用第一アーム19、後壁隅用第二アーム21と、この上部を連結する取付板11と、その下部を連結する後壁隅部押圧体24(取付板23は後壁隅部押圧体24の構成部品でもある)により構成する。
【0008】
前記取付板23と前記取付軸22との間には、後壁隅用第一アーム19を常時上方回動させるように付勢する後リンク用バネ25を設ける。また、取付軸20よりも上方の後壁隅用第一アーム19の回動軌跡内には押圧深さ調節用ストッパー26を設ける。押圧深さ調節用ストッパー26は取付板11に設けた長孔27内を前後に移動自在に構成し、押圧深さ調節用ストッパー26の位置を変更して後壁隅用平行リンク18の傾斜を変更することにより後壁隅部押圧体24の上下幅を変更して、押圧深さ(育苗箱2の上面から床土上面までの深さ)を調節する。
【0009】
しかして、前記前壁隅部押圧装置8は、前記左右一対の後壁隅用平行リンク18の育苗箱2の移送方向後側に左右一対の前壁隅用平行リンク30の前壁隅用第一アーム31の上部を取付軸32に、前壁隅用平行リンク30の前壁隅用第二アーム33の上部側を取付軸34に夫々固定し、取付軸32、34は前記取付板11に軸装し、前壁隅用平行リンク30の下部には取付板35を固定し、取付板取付板35には側面視L型形状の育苗箱2の前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧体36を取付ける(取付板35は前壁隅部押圧体36の構成部品でもある)。
前記前壁隅用第一アーム31と前記後壁隅部押圧体24との間には、前壁隅用平行リンク30を常時下方回動させるように付勢する前リンク用バネ37を設ける。また、取付軸34よりも上方の前壁隅用第二アーム33の上端には、係合軸38を設け、係合軸38には軸形状の待機用連結体39の後端側に形成した長孔40を係合させ、待機用連結体39の先端を前記後壁隅用第一アーム19の上端に軸41により軸着する。
【0010】
したがって、前壁隅用第一アーム31は常時下方回動しようとするが、待機用連結体39が係合軸38を牽引してこれを規制し、前壁隅部押圧体36を、前記後壁隅部押圧装置7の後壁隅部押圧体24の後側であって、育苗箱2の前壁5よりも上方に待機させる。それゆえ、前リンク用バネ37より後リンク用バネ25の弾力を強く設定する。
なお、前壁隅用平行リンク30は、後壁隅用平行リンク18と連動するが、後壁隅部押圧体24と前壁隅部押圧体36の間の距離が狭くなって、係合軸38と軸41の間隔が狭くなるときは係合軸38が待機用連結体39の長孔40内を移動してこれを吸収する。
【0011】
また、後壁隅部押圧体24の下方を前壁5および後壁4が通過すると、後壁隅用平行リンク18および前壁隅用平行リンク30は待機位置に復帰する。
42は隅部押圧装置6の前後側に設けた前側案内ローラー及び後側案内ローラーであり、前側案内ローラー42及び後側案内ローラー42は育苗箱2の側壁上面に摺接して回転するように設ける。
【0012】
【作用】
次に作用を述べる。
本発明は以上の構成であり、移送台1に育苗箱2を供給すると、育苗箱2はイ方向に移送され、移送中に上方の床土供給装置により床土が供給される。
この床土の供給は、多い目に供給して余分のものを取り去るという方法のため、回転均平ブラシにより床土の上面を均平し、回転均平ブラシにより均平除去できない育苗箱2の後壁4および前壁5の隅部に溜る余分な隅土を、隅部押圧装置6により押圧する。
隅部押圧装置6は後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧装置7と前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧装置8とにより構成し、後壁隅部押圧装置7の後壁隅用平行リンク18は後リンク用バネ25により上方回動するように付勢され、後壁隅用平行リンク18の後壁隅用第一アーム19の取付軸20部分より上側が押圧深さ調節用ストッパー26に当接して回動が規制され、その結果、後壁隅用平行リンク18全体の上方回動が規制されて後壁隅部押圧体24を育苗箱2内の床土上面には接触しないが育苗箱2の後壁4と衝突する高さにて待機させる。
【0013】
また、前壁隅用平行リンク30は、前リンク用バネ37により常時下方回動するように付勢されているが、後壁隅用平行リンク18側と待機用連結体39により連結され、係合軸38は待機用連結体39により牽引されているから、前壁隅用第二アーム33の回動が規制され、その結果、前壁隅用平行リンク30全体の下方回動が規制され、育苗箱2の前後壁4、5に接触しない上方位置にて待機させる。
しかして、前記の状態で、移送台1により床土を充填して回転均平ブラシにより均平しても除去できない余分な隅土を有する育苗箱2を移送すると、育苗箱2の後壁4が後壁隅部押圧体24の後縁に当接し、育苗箱2の後壁4の前進移動により後壁隅部押圧体24を前進させる(なお、前壁5を乗り越える作用は、後述する後壁4を通過させるのと同様なため省略している)。
【0014】
後壁隅部押圧体24が前進すると、後壁隅用平行リンク18の後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21が取付軸20、22を中心に回動し、後壁隅部押圧体24は後壁4の前面に摺接しながら下降し、後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21が略垂直状態のとき後壁4の隅土を最大に押圧して平坦にし、後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21が更に回動し、次に後壁隅部押圧体24は後壁4の前面に摺接しながら上昇し、後壁隅部押圧体24の下方を後壁4が通過すると、元の待機位置に後リンク用バネ25の弾力で復帰し、後壁隅用第一アーム19が押圧深さ調節用ストッパー26に当接し停止する。
また、後壁隅部押圧体24が前進すると、前リンク用バネ37は前壁隅用平行リンク30を牽引し、一方、後壁隅部押圧体24の前進により軸41は取付軸20中心に回動して後側に移動するから、待機用連結体39の規制が緩み、軸41が移動した分係合軸38が移動して前壁隅用第二アーム33を取付軸34中心に回動させ、その結果、前壁隅用平行リンク30は全体として下方回動する。
【0015】
このとき、軸41は取付軸20より相当に離れているので、後壁隅部押圧体24の前進距離に対して所定割合多く後動し、それゆえ、取付板35は育苗箱2の前壁5の後面に追いついて当接して摺接しながら下降し、前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33が略垂直状態のとき前壁5の隅土を最大に押圧して平坦にし、前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33は更に回動して後壁隅部押圧体24の下方を後壁4が通過すると、後壁隅用平行リンク18の上方回動により待機用連結体39が係合軸38を牽引して前壁隅用平行リンク30全体を上方回動させて元の待機位置に復帰する。
この場合、待機用連結体39は前壁隅部押圧体36を待機位置に待機させるものであるから、後壁隅部押圧体24の前進距離に対して前壁隅部押圧体36を所定割合多く後動させるように軸41と係合軸38の間隔を設定しており、後壁隅部押圧体24の前進開始後軸41と係合軸38の間隔が待機用連結体39の長さより接近させると、後壁隅部押圧体24は後壁4より離れてしまうが、このとき係合軸38は待機用連結体39の長孔40内を移動して、支障はない。
【0016】
以上のように、後壁隅部押圧体24および前壁隅部押圧体36は下降して前後壁4、5の隅土を押圧均平するが、このとき、後壁隅用平行リンク18および前壁隅用平行リンク30により下降するから、後壁隅部押圧体24および前壁隅部押圧体36は垂直上下して美麗に隅土を押圧均平する。特に、待機高さ位置および押圧深さを変更したときでも、垂直上下するので汎用性の高い押圧装置になる。
即ち、高さ調節ダイヤル13を回すと、取付板11をフレーム9の側板10に対して上下させて待機高さ位置を変更調節する。このとき、側板10に設けた目盛り(溝)目盛り17に取付板11の指針16を合わせることにより、待機高さを調節する。
また、押圧深さ調節用ストッパー26の位置を変更させ、育苗箱2に対して上動させて後壁隅用平行リンク18の傾斜を緩くすると、後壁隅部押圧体24の上下幅は大きくなって押圧深さを深くする。
【0017】
後壁隅用平行リンク18と前壁隅用平行リンク30は、待機用連結体39の長さによって後壁隅部押圧体24と前壁隅部押圧体36の高さを設定しているので、後壁隅用平行リンク18を押圧深さ調節用ストッパー26により設定すると、前壁隅用平行リンク30はこれに同調し、待機高さの調節も同様である。
また、高さ調節ダイヤル13の下端は前記取付板11に夫々挿通し、該取付板11の下面に前記高さ調節ダイヤル13の螺子軸部下端に設けた係合具(ナット)係合具14を当接させて吊設支持しているから、前記取付板11は側板10および高さ調節ダイヤル13に対してフリーに上動させることができ、上動させて取付板11の係合板部15を係合具14に係合させると、後壁隅部押圧装置7および前壁隅部押圧装置8を育苗箱2の移送路より上方に退避させる。
【0018】
【効果】
本発明は、育苗箱2を横送する移送台1の上方位置にフレーム9を固定し、該フレーム9側に設けた左右方向の前後一対の取付軸20、22により取付けた後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21と、該後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21の下部を連結するように固定した育苗箱2の後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧体24とからなる後壁隅用平行リンク18を斜め後方に傾斜配置し、前記取付軸20、22の後方に設けた取付軸32、34により取付けた前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33と、該前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33の下部を連結するように固定した育苗箱2の前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧体36とからなる前壁隅用平行リンク30を前記後壁隅用平行リンク18の後側に配置し、前記前壁隅用平行リンク30は常時下方回動するように前リンク用バネ37により後壁隅部押圧体24と連結すると共に、待機用連結体39により下方回動を規制するように後壁隅用平行リンク18とも連結した育苗箱の隅部床土押圧装置としたものであるから、後壁隅部押圧体24および前壁隅部押圧体36は後壁隅用平行リンク18および前壁隅用平行リンク30により垂直に下降して美麗に隅土を押圧均平できる効果を奏し、特に、待機高さ位置および押圧深さを変更したときでも、垂直上下するので汎用性の高い押圧装置にできる効果を奏する。
本発明は、前記後壁隅用平行リンク18は、前記取付軸20より下側の後壁隅用第一アーム19を後リンク用バネ25により牽引し、前記取付軸20より上側に突出する後壁隅用第一アーム19に押圧深さ調節用ストッパー26を当接させて後壁隅部押圧体24を所定高さ位置に待機させ、前記押圧深さ調節用ストッパー26の位置を変更して前記後壁隅部押圧体24の上下幅を変更して押圧深さを変更調節自在にした育苗箱の隅部床土押圧装置としたものであるから、前記押圧深さ調節用ストッパー26の位置を変更して前記後壁隅部押圧体24の上下幅を変更するだけで、押圧深さを変更できる効果を奏し、育苗箱2への床土の供給量を問わずに隅部を押圧できる効果を奏する。また、前壁隅用平行リンク30は待機用連結体39により後壁隅用平行リンク18と連結されているから、後壁隅部押圧体24の上下幅を調節すると、前壁隅部押圧体36の上下幅も同時に調節でき、操作性も頗る簡単であり、すべての育苗箱2へ対応できる。
本発明は、前記取付軸20、22および前記取付軸32、34および前記押圧深さ調節用ストッパー26は、前記フレーム9にリンク機構を介して上下自在に取付けた左右一対の取付板11、11に設けた育苗箱の隅部床土押圧装置としたものであるから、高さの相違する育苗箱2へも対応できる効果を奏する。
本発明は、前記取付板11、11は、前記フレーム9側に設けた高さ調節ダイヤル13により下動はしないが上動は自由状態に吊設し、取付板11、11には高さ調節ダイヤル13の下部に係合して後壁隅部押圧体24および前壁隅部押圧体36を育苗箱2の移送路より上方に退避させる係合板部15を設けた育苗箱の隅部床土押圧装置としたものであるから、テスト等使用しないときは、退避させておけばよく、使用範囲を広げ、操作も単に上動させれば良く、退避操作も頗る簡単であり、係合板部15を設ければよく、コストも上昇させないという効果を奏する。
なお、育苗箱の隅部床土押圧装置の名称であるが、育苗箱に充填した供給物を回転ブラシで除去したときの隅部を押圧するものであれば、その種類は肥料でも良く、育苗箱に充填した供給物の上面隅部を押圧するものであれば、発明の名称、符号等により限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の縦断側面図。
【図2】 同縦断側面図。
【図3】 後壁隅部押圧体に育苗箱が当接した状態の側面図。
【図4】 作用状態図。
【図5】 前壁隅部押圧体に育苗箱が当接した状態の側面図。
【図6】 隅部を押圧した状態の側面図。
【図7】 後壁隅部押圧体の下方を育苗箱が通過する前の状態の側面図。
【符号の説明】
1…移送台、2…育苗箱、3…移送ロール、4…後壁、5…前壁、6…隅部押圧装置、7…後壁隅部押圧装置、8…前壁隅部押圧装置、9…フレーム、10…側板、11…取付板、12…リンク機構、13…高さ調節ダイヤル、14…係合具、15…係合板部、16…指針、17…目盛り、18…後壁隅用平行リンク、19…後壁隅用第一アーム、20…取付軸、21…後壁隅用第二アーム、22…取付軸、23…取付板、24…後壁隅部押圧体、25…後リンク用バネ、26…押圧深さ調節用ストッパー、27…長孔、30…前壁隅用平行リンク、31…前壁隅用第一アーム、32…取付軸、33…前壁隅用第二アーム、34…取付軸、35…取付板、36…前壁隅部押圧体、37…前リンク用バネ、38…係合軸、39…待機用連結体、40…長孔、41…軸。
Claims (4)
- 育苗箱2を横送する移送台1の上方位置にフレーム9を固定し、該フレーム9側に設けた左右方向の前後一対の取付軸20、22により取付けた後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21と、該後壁隅用第一アーム19および後壁隅用第二アーム21の下部を連結するように固定した育苗箱2の後壁4の隅部を押圧する後壁隅部押圧体24とからなる後壁隅用平行リンク18を斜め後方に傾斜配置し、前記取付軸20、22の後方に設けた取付軸32、34により取付けた前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33と、該前壁隅用第一アーム31および前壁隅用第二アーム33の下部を連結するように固定した育苗箱2の前壁5の隅部を押圧する前壁隅部押圧体36とからなる前壁隅用平行リンク30を前記後壁隅用平行リンク18の後側に配置し、前記前壁隅用平行リンク30は常時下方回動するように前リンク用バネ37により後壁隅部押圧体24と連結すると共に、待機用連結体39により下方回動を規制するように後壁隅用平行リンク18とも連結した育苗箱の隅部床土押圧装置。
- 請求項1において、前記後壁隅用平行リンク18は、前記取付軸20より下側の後壁隅用第一アーム19を後リンク用バネ25により牽引し、前記取付軸20より上側に突出する後壁隅用第一アーム19に押圧深さ調節用ストッパー26を当接させて後壁隅部押圧体24を所定高さ位置に待機させ、前記押圧深さ調節用ストッパー26の位置を変更して前記後壁隅部押圧体24の上下幅を変更して押圧深さを変更調節自在にした育苗箱の隅部床土押圧装置。
- 請求項2において、前記取付軸20、22および前記取付軸32、34および前記押圧深さ調節用ストッパー26は、前記フレーム9にリンク機構を介して上下自在に取付けた左右一対の取付板11、11に設けた育苗箱の隅部床土押圧装置。
- 請求項3において、前記取付板11、11は、前記フレーム9側に設けた高さ調節ダイヤル13により下動はしないが上動は自由状態に吊設し、取付板11、11には高さ調節ダイヤル13の下部に係合して後壁隅部押圧体24および前壁隅部押圧体36を育苗箱2の移送路より上方に退避させる係合板部15を設けた育苗箱の隅部床土押圧装置。
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