JP2596439B2 - 育苗箱用播種装置 - Google Patents

育苗箱用播種装置

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JP2596439B2 JP2964988A JP2964988A JP2596439B2 JP 2596439 B2 JP2596439 B2 JP 2596439B2 JP 2964988 A JP2964988 A JP 2964988A JP 2964988 A JP2964988 A JP 2964988A JP 2596439 B2 JP2596439 B2 JP 2596439B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、育苗箱用播種装置に係るものである。
(従来技術) 従来公知ではないが、先願の特願昭61−282584号に
は、種籾供給装置を移送台に対して斜上下動するように
して、撒播と条播とを行なえるようにしたものが記載さ
れ、提案されている。
また、従来公知の、実公昭56−7125号公報には、種籾
供給ホッパーと種籾繰出ロール等を有する種籾供給装置
を、育苗箱を水平移送させる移送台上に設け、該移送台
には前記供給装置の下方を通過する育苗箱を検知する育
苗箱検知装置を設け、前記供給装置と育苗箱検知装置と
を連動させて、前記供給装置の下方を育苗箱が通過する
ときだけ種子を落下させるようにした構成が記載されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) 前記先願のものは、種籾供給装置が移送台に対して、
斜上下して高さを調節する点に課題ある。即ち、斜め上
下させると、種籾供給装置の種籾の供給位置が、上動す
るに従い次第に後方(または、前方)にずれることにな
り、取付スペースを大きく必要とする。
また、種籾供給装置の種籾の供給位置が、ずれると、
育苗箱検知装置を設けたものでは、そのつど、検知装置
のタイミングを調節する必要がある。即ち、供給装置の
下方の育苗箱に対して、それが少しばかり通過してから
種子を落下させるようになって、具合が悪い。したがっ
て、種籾供給装置の移送台に落下する斜上下調節と、育
苗箱検知の検知装置のタイミングの調節の双方を行なわ
なければならなかった。
また、種籾供給装置の上下調節は、供給装置全体を上
下させるので、重量が重く大変であるという課題もあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、種籾供給ホッパー2と種籾繰出ロール9等
を有する種籾供給装置1を、育苗箱65を水平移送させる
移送台25上に設けたものにおいて、前記種籾供給装置1
は平行運動機構29により移送台25に対して垂直に上下調
節移動するように構成し、かつ固定装置64により所望高
さに固定しうるようにした育苗箱用播種装置としたもの
である。
本発明は、前記平行運動機構29は、上部を種籾供給装
置1側に軸着し下部を移送台25側に形成した前後方向の
長孔に前後移動可能に取付けた上側前ロッド30および上
側後ロッド34と、下部を移送台25側に軸着し上部を種籾
供給装置1側に形成した前後方向の長孔に前後移動可能
に取付けた下側前ロッド37および下側後ロッド41とから
なり、前記上側前ロッド30と下側前ロッド37の中央を、
上側後ロッド34と下側後ロッド41の中央をそれぞれ交差
させて軸着してXX状のパントグラフ機構により構成した
育苗箱用播種装置としたものである。
本発明は、前記平行運動機構29は、上側前ロッド30お
よび上側後ロッド34の前記種籾供給装置1側の軸着部
と、下側前ロッド37および下側後ロッド41のいずれか一
方の前記種籾供給装置1側の軸着部との間に両者間を縮
小するバネ56を設け、下側前ロッド37および下側後ロッ
ド41の移送台25側の軸着部と、上側前ロッド30および上
側後ロッド34のいずれか一方の前記移送台25の軸着部と
の間に両者間を縮小するバネ57を設けた育苗箱用播種装
置としたものである。
本発明は、種籾供給ホッパー2と種籾繰出ロール9等
を有する種籾供給装置1を、育苗箱65を水平移送させる
移送台25上に設け、該移送台25には前記供給装置1の下
方を通過する育苗箱65を検知する育苗箱検知装置66を設
け、該検知装置66により育苗箱65を検知したとき前記供
給装置1を作動させるようにしたものにおいて、前記種
籾供給装置1は平行運動機構29により移送台25に対して
垂直に上下調節移動するように構成し、かつ固定装置64
により所望高さに固定しうるようにした育苗箱用播種装
置としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1は種籾
供給装置であり、種籾供給装置1の前側上部には種籾供
給ホッパー2を設ける。種籾供給ホッパー2の下部には
倒八状の流殻板3、4を設ける。5は供給口、6は前記
種籾供給ホッパー2に取付けた供給量調節装置7の供給
量調節板、8は前記流殻板4の下端部の下面に設けたブ
ラシであり、ブラシ8の先端を横軸繰出ロール9の外周
面に摺接させる。
横軸繰出ロール9の外周面には、母線方向に平行な横
条溝形状の繰出凹部10を所望の間隔をおいて全周に形成
する。本実施例では略90本の繰出凹部10を形成する。繰
出凹部10は、種籾が横向き1列に嵌合する幅に形成す
る。
前記繰出部10は側方から見たとき回転前進側11は、そ
の角部を切欠いて傾斜面12を形成し、回転後進側13は角
部を有する起立壁に形成する。前記傾斜面12は回転前進
側11より回転後進側13に至るに従い低くなる傾斜面に形
成する。
しかして、本実施例の横軸繰出ロール9は、大径ロー
ルに形成され、外周面を可及的に平面形状に近い円弧面
に形成して、前記繰出凹部10内に種籾が確実に嵌合する
ようにする。
また、横軸繰出ロール9の外周面には左右方向に一粒
の種籾の横向きの幅より短かい間隔をおいてスリット14
を全周に設ける。スリット14の深さは繰出凹部10と同じ
か若干深く形成し、各スリット14には掻出用ナイフ15を
嵌合させる。
前記横軸繰出ロール9の略上方位置には第二回転均平
ブラシ16を設け、該第二回転均平ブラシ16と前記ブラシ
8の上方の種籾供給部17との間に第一回転均平ブラシ18
を設け、前記横軸繰出ロール9と共回りする過剰種籾を
2段に亘り均平する。
前記第一回転均平ブラシ18は、前記第二回転均平ブラ
シ16より小径に形成し、前記流殻板3の下面との間に隙
間19を有して、その回転軸20を播種装置の側板21に軸着
して取付ける。
前記隙間19は、前記第二回転均平ブラシ16により掃き
戻された種籾を更に第一回転均平ブラシ18を飛越させて
前記ブラシ8側に戻るようにするものである。
前記第二回転均平ブラシ16の中心軸22は移動調節板23
に軸着し、移動調節板23の上部は前記側板21にボルト24
により上下動自在に取付ける。
しかして、種籾供給装置1は育苗箱を横送する水平移
送台25に対して高さ位置を調節自在に取付ける。すなわ
ち、種籾供給装置1全体を上方位置に位置させて条播用
に使用するときと、種籾供給装置1全体を下方位置に位
置させて撒播用に使用する場合に、高さ位置を切替えう
るように構成し、かつ、種々の高さの育苗箱でも使用で
きるように、微調節できるように取付ける。
前記種籾供給装置1の下方の移送台25の上面には、前
後方向に長い平板により形成した左右一対の支持フレー
ム26を設け、平行運動機構29を介して種籾供給装置1を
支持フレーム26に取付ける。
30は、平行運動機構29の上側前ロッドであり、上端部
を種籾供給装置1の側板21の下部略中央に設けた外方に
突出する上部固定軸31に回動のみ自由に軸着し、下端部
には下部前側移動軸32を固着し、該下部前側移動軸32を
支持フレーム26の前側下部に形成した長孔33内に前後移
動可能に係合させる。
37は平行運動機構29の下側前ロッドであり、下端部を
支持フレーム26の外面の前記上部固定軸315の真下に設
けた外方に突出する下部固定軸38に回動のみ自由に軸着
し、上端部の上部前側移動軸39を側板21の前側下部に形
成した長孔40内に前後移動可能に係合させる。
34は平行運動機構29の上側後ロッドであり、上端部を
前記上部固定軸31に回動のみ自由に軸着し、下端部の下
部後側移動軸35を支持フレーム26の後側下部に形成した
長孔36内に前後に移動可能に係合させる。
41は平行運動機構29の下側後ロッドであり、下端部を
前記下部固定軸38に回動のみ自由に軸着し、上端部の上
部後側移動軸42を側板21の後側下部に形成した長孔43内
に前後に移動可能に係合させる。
前記上側前ロッド30と上側後ロッド34と下側前ロッド
37と下側後ロッド41は、同一の長さに形成され、前記上
側前ロッド30と下側前ロッド37は、中央で交差して該交
差部分をピン27で軸着され、また、前記長孔33と前記長
孔40は平行に形成されて、上側前ロッド30と下側前ロッ
ド37とにより一つの平行運動機構を形成し、種籾供給装
置1全体を上下させる。
また、前記上側後ロッド34と下側後ロッド41も同様
に、中央で交差して該交差部分をピン28で軸着され、ま
た、前記長孔36と前記長孔43は平行に形成されて、上側
後ロッド34と下側後ロッド41とにより一つの平行運動機
構を形成する。
したがって、上側前ロッド30と下側前ロッド37および
上側後ロッド34と下側後ロッド41とにより一対の平行運
動機構29が構成され、平行運動機構29は、上部前側移動
軸39と上部後側移動軸42とを両手で持ち上げると、上側
前ロッド30と上側後ロッド34は上部固定軸31を中心に内
側に回動し、下側前ロッド37と下側後ロッド41は下部固
定軸38を中心に内側に回動して、各ロッド30、34、37、
41の回動により各長孔33、36、40、43内の外側に位置し
ている各移動軸32、35、39、42は、内側に移動し、各ロ
ッド30、34、37、41の平行運動により、種籾供給装置1
全体を移送台25に対して高い条播用の高さに上動させ
る。
しかして、前記平行運動機構29には固定装置64を取付
ける。固定装置64は、前記上部後側移動軸42にアーム44
の上端部を軸着し、アーム44の下端部に固着した係合軸
45を前記支持フレーム26の後部に形成した係合溝46、47
に係合させる構成である。アーム44は、係合軸45を前記
係合溝46、47のいずれかに係合させると、下側後ロッド
41の上部後側移動軸42が長孔43内を移動するのを停止さ
せ、平行運動機構29の前記各ロッド30、34、37、41の回
動を停止させて種籾供給装置1の高さを保持する。
前記係合溝46は、種籾供給装置1の高さを高い条播用
に保持し、横軸繰出ロール9の下方に左右方向に18〜20
個の分割落下口を有する種々の条播体48を取付ける。
前記係合溝47は、前記条播体48を取外して種籾供給装
置1の中さを低い撒播用に保持させるときにアーム44の
係合軸45を係合させる。係合溝46、47は、共に、種々の
高さの育苗箱65でも使用できるように、3段階に微調節
できるようにしている。
前記上部固定軸31と上部前側移動軸39には、バネ56の
両端を係止し、前記下部固定軸38と下部前側移動軸32と
にはバネ57の両端を係止する。バネ56、57は共に上部前
側移動軸39と下部前側移動軸32を各固定軸31、38側に移
動するように付勢し、種籾供給装置1を円滑に上動させ
るようにするものである。
側板21の略中央には、下方に突き出る突出板により誘
導部49を形成する。誘導部49は前記支持フレーム26の内
面に摺接して、種籾供給装置1の上下動を誘導する。誘
導部49の後側には取付溝50を形成し、取付溝50には前記
条播体48の平行リンク51を取付ける。
しかして、横軸繰出ロール9の下方の移送台25には、
移送台25により移送されて種籾供給装置1の下方を通過
する育苗箱65を検知する育苗箱検知装置66を設ける。育
苗箱検知装置66は発光体67と受光体68により形成し、育
苗箱65を育苗箱検知装置66により検知すると、自動的に
種籾供給装置1による種籾の供給を開始するようにす
る。
52は横軸繰出ロール9の側面に設けた種籾誘導カバー
であり、繰出凹部10に嵌合した種籾を上方位置から下方
位置まで傷めないように誘導する。53は種籾誘導カバー
52の内側に設けたスポンジ、54は前記横軸繰出ロール
9、第一回転均平ブラシ18、第二回転均平ブラシ16を駆
動させるモーター、55はモーター54の回転を調節する調
節ツマミ、58は横軸繰出ロール9の回転軸、59はスプロ
ケット、60は伝動軸、61はスプロケット、62はテンショ
ンローラー、63はチエンである。
(作用) 次に作用を述べる。
撒播の場合 播種装置は、前記種籾供給装置1を支持フレーム26に
平行運動機構29を介して取付けられ、平行運動機構29
は、上部前側移動軸39と上部後側移動軸42とを両手で少
し持ち上げ、係合溝46に係合しているアーム44の係合軸
45を外すと、種籾供給装置1の自重により上側前ロッド
30と上側後ロッド34は、上部固定軸31を中心に外側に、
下側前ロッド37と下側後ロッド41は下部固定軸38を中心
に外側に回動して、各ロッド30、34、37、41の回動によ
り各長孔33、36、40、43内の内側に位置している各ロッ
ド30、34、37、41の移動軸32、35、39、42が、それぞれ
各長孔33、36、40、43内を外側に移動するから、各ロッ
ド30、34、37、41の平行運動により種籾供給装置1を移
送台25に対して低い撒播用の高さに垂直に下動させる。
しかして、前記平行運動機構29には固定装置64が取付
けられ、アーム44の係合軸45を前記係合溝47に係合させ
ると、下側後ロッド41の上部後側移動軸42が長孔43内を
移動するのを停止させるから、平行運動機構29の前記各
ロッド30、34、37、41の回動を停止させて種籾供給装置
1の高さを保持する。
この場合、前記上部固定軸31と上部前側移動軸39に
は、バネ56の両端を係止し、前記下部固定軸38と下部前
側移動軸32とにはバネ57の両端が係止してあり、バネ5
6、57は共に上部前側移動軸39と下部前側移動軸32を各
固定軸31、38側に移動するように付勢してあるから、種
籾供給装置1をゆっくり垂直下動させる。
この状態で、種籾供給ホッパー2に種籾を投入し、移
送台25により育苗箱65を移送させると、横軸繰出ロール
9の下方の移送台25には、移送台25により移送されて種
籾供給装置1の下方を通過する育苗箱65を検知する育苗
検知装置66は設けられているから、検知装置66が育苗箱
65を検知すると、自動的に横軸繰出ロール9、第一回転
均平ブラシ18、第二回転均平ブラシ16をそれぞれ回転さ
せ、種籾供給ホッパー2内の種籾は流殻板4上を流下し
て種籾供給部17に至り横軸繰出ロール9の繰出凹部10に
嵌合し、横軸繰出ロール9の回転により上昇し、横軸繰
出ロール9と共回りする過剰種籾の大部分を第一回転均
平ブラシ18と第二回転均平ブラシ16とにより均平し、繰
出凹部10に嵌合した種籾は、種籾誘導カバー52により下
方迄誘導され、最下点で下方に落下し、育苗箱65内に撒
播される。
条播の場合 条播するときは、上部前側移動軸39と上部後側移動軸
42とを両手で持ち上げると、上側前ロッド30と上側後ロ
ッド34は、上部固定軸31を中心に内側に、下側前ロッド
37と下側後ロッド41も下部固定軸38を中心に内側に回動
して、各ロッド30、34、37、41の回動により各長孔33、
36、40、43内の外側に位置いている各ロッド30、34、3
7、41の移動軸32、35、39、42が、それぞれ各長孔33、3
6、40、43内を内側に移動するから、各ロッド30、34、3
7、41の平行運動により、種籾供給装置1を移送台25に
対して高い条播用の高さに垂直に上動させる。
そして固定装置64のアームの係合軸45を係合溝46に係
合させると、平行運動機構29の各ロッド30、34、37、41
の回動は停止し、種籾供給装置1の高さを保持する。し
たがって、前記誘導部49の後側の取付溝50に条播体48の
平行リンク51を取付け、横軸繰出ロール9の下方に条播
体48を取付けることができる。
そして、横軸繰出ロール9の繰出凹部10に嵌合した種
籾は、種籾誘導カバー52により下方迄誘導され、最下点
で下方に落下すると、条播体48内に落下し、育苗箱65内
に条播される。
この場合、種籾供給装置1は、垂直に上下するから、
種籾の落下する位置は、撒播でも条播でも変わらないの
で、移送台25に取付けた育苗箱検知装置66は正確に作動
して、育苗箱65内に正確に播種することができる。
また、前記上部固定軸31と上部前側移動軸39には、バ
ネ56の両端を係止し、前記下部固定軸38と下部前側移動
軸32とにはバネ57の両端を係止してあり、バネ56、57は
共に上部前側移動軸39と下部前側移動軸32を上部固定軸
31、下部固定軸38側に移動するように付勢してあるか
ら、種籾供給装置1を上動させるとき、軽い力で行なう
ことができる。
(効果) 本発明は、種籾供給ホッパー2と種籾繰出ロール9等
を有する種籾供給装置1を、育苗箱65を水平移送させる
移送台25上に設けたものにおいて、前記種籾供給装置1
は平行運動機構29により移送台25に対して垂直に上下調
節移動するように構成し、かつ固定装置64により所望高
さに固定しうるようにした育苗箱用播種装置としたもの
であるから、条播用と撒播用の播種装置として種籾供給
装置1の高さを切替えることができるだけでなく、所望
高さに微調節して高さの相違する種々の育苗箱も使用で
きる。また、種籾供給装置1全体を垂直に上下させるの
で、斜め上下させる上下装置に比し取付スペースを小に
でき、装置全体を小型にし、また、鎮圧ローラー等の他
の部品の取付スペースを確保できて取付を容易にする。
本発明は、前記平行運動機構29は、上部を種籾供給装
置1側に軸着し下部を移送台25側に形成した前後方向の
長孔に前後移動可能に取付けた上側前ロッド30および上
側後ロッド34と、下部を移送台25側に軸着し上部を種籾
供給装置1側に形成した前後方向の長孔に前後移動可能
に取付けた下側前ロッド37および下側後ロッド41とから
なり、前記上側前ロッド30と下側前ロッド37の中央を、
上側後ロッド34と下側後ロッド41の中央をそれぞれ交差
させて軸着してXX状のパントグラフ機構により構成した
育苗箱用播種装置としたものであるから、構成が簡単で
あり、安価に製造できる。
本発明は、前記平行運動機構29は、上側前ロッド30お
よび上側後ロッド34の前記種籾供給装置1側の軸着部
と、下側前ロッド37および下側後ロッド41のいずれか一
方の前記種籾供給装置1側の軸着部との間に両者間を縮
小するバネ56を設け、下側前ロッド37および下側後ロッ
ド41の移送台25側の軸着部と、上側前ロッド30および上
側後ロッド34のいずれか一方の前記移送台25の軸着部と
の間に両者間を縮小するバネ57を設けた育苗箱用播種装
置としたものであるから、種籾供給装置1全体を上下さ
せる構成でありながら軽く操作でき、操作性を向上させ
る。
本発明は、種籾供給ホッパー2と種籾繰出ロール9等
を有する種籾供給装置1を、育苗箱65を水平移送させる
移送台25上に設け、該移送台25には前記供給装置1の下
方を通過する育苗箱65を検知する育苗箱検知装置66を設
け、該検知装置66により育苗箱65を検知したとき前記供
給装置1を作動させるようにしたものにおいて、前記種
籾供給装置1は平行運動機構29により移送台25に対して
垂直に上下調節移動するように構成し、かつ固定装置64
により所望高さに固定しうるようにした育苗箱用播種装
置としたものであるから、種籾供給装置1全体を垂直に
上下させるので、種籾を落下させる位置が一定となり、
育苗箱検知装置66のタイミング調整は必要なく、操作性
を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の全体断面図、第2図は撒播状態の側面
図、第3図は条播状態の側面図である。 符号の説明 1……種籾供給装置、2……種籾供給ホッパー、3……
流殻板、4……流殻板、5……供給口、6……調節板、
7……供給量調節装置、8……ブラシ、9……横軸繰出
ロール、10……繰出凹部、11……回転前進側、12……傾
斜面、13……回転後進側、14……スリット、15……ナイ
フ、16……第二回転均平ブラシ、17……種籾供給部、18
……第一回転均平ブラシ、19……隙間、20……回転軸、
21……側板、22……中心軸、23……調節板、24……ボル
ト、25……水平移送台、26……支持フレーム、29……平
行運動機構、30……上側前ロッド、31……上部固定軸、
32……下部前側移動軸、33……長孔、34……上側後ロッ
ド、35……下部後側移動軸、36……長孔、37……下側前
ロッド、38……下部固定軸、39……上部前側移動軸、40
……長孔、41……下側後ロッド、42……上部後側移動
軸、43……長孔、44……アーム、45……係合軸、46、47
……係合溝、48……条播体、49……誘導部、50……取付
溝、51……平行リンク、52……種籾誘導カバー、53……
スポンジ、54……モーター、55……調節ツマミ、56、57
……バネ、58……回転軸、59……スプロケット、60……
伝動軸、61……スプロケット、62……テンションローラ
ー、63……チエン、64……固定装置、65……育苗箱、66
……育苗箱検知装置、67……発光体、68……受光体。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種籾供給ホッパー2と種籾繰出ロール9等
    を有する種籾供給装置1を、育苗箱65を水平移送させる
    移送台25上に設けたものにおいて、前記種籾供給装置1
    は平行運動機構29により移送台25に対して垂直に上下調
    節移動するように構成し、かつ固定装置64により所望高
    さに固定しうるようにした育苗箱用播種装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記平行
    運動機構29は、上部を種籾供給装置1側に軸着し下部を
    移送台25側に形成した前後方向の長孔に前後移動可能に
    取付けた上側前ロッド30および上側後ロッド34と、下部
    を移送台25側に軸着し上部を種籾供給装置1側に形成し
    た前後方向の長孔に前後移動可能に取付けた下側前ロッ
    ド37および下側後ロッド41とからなり、前記上側前ロッ
    ド30と下側前ロッド37の中央を、上側後ロッド34と下側
    後ロッド41の中央をそれぞれ交差させて軸着してXX状の
    パントグラフ機構により構成した育苗箱用播種装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、前記平行
    運動機構29は、上側前ロッド30および上側後ロッド34の
    前記種籾供給装置1側の軸着部と、下側前ロッド37およ
    び下側後ロッド41のいずれか一方の前記種籾供給装置1
    側の軸着部との間に両者間を縮小するバネ56を設け、下
    側前ロッド37および下側後ロッド41の移送台25側の軸着
    部と、上側前ロッド30および上側後ロッド34のいずれか
    一方の前記移送台25の軸着部との間に両者間を縮小する
    バネ57を設けた育苗箱用播種装置。
  4. 【請求項4】種籾供給ホッパー2と種籾繰出ロール9等
    を有する種籾供給装置1を、育苗箱65を水平移送させる
    移送台25上に設け、該移送台25には前記供給装置1の下
    方を通過する育苗箱65を検知する育苗箱検知装置66を設
    け、該検知装置66により育苗箱65を検知したとき前記供
    給装置1を作動させるようにしたものにおいて、前記種
    籾供給装置1は平行運動機構29により移送台25に対して
    垂直に上下調節移動するように構成し、かつ固定装置64
    により所望高さに固定しうるようにした育苗箱用播種装
    置。
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