JP2876323B2 - 育苗箱における隅部床土押圧装置 - Google Patents

育苗箱における隅部床土押圧装置

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JP2876323B2
JP2876323B2 JP32320489A JP32320489A JP2876323B2 JP 2876323 B2 JP2876323 B2 JP 2876323B2 JP 32320489 A JP32320489 A JP 32320489A JP 32320489 A JP32320489 A JP 32320489A JP 2876323 B2 JP2876323 B2 JP 2876323B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、育苗箱における隅部床土押圧装置に係るも
のである。
(従来技術) 従来公知の実開昭60-190243号公報には、床土を充填
した育苗箱を横送する移送台と、該移送台の上方位置に
左右方向の軸により上端を軸止した左右一対の前倒れ前
側回動アームおよび前倒れ後側回動アームと、前記左右
一対の前倒れ前側回動アームの下端部間に挿通された中
間横軸と、前記左右一対の前倒れ後側回動アームの下端
部間に挿通された後側横軸と、前記中間横軸の前側に設
けられ円弧移動自在の前側横軸と、前記後側横軸および
前記中間横軸に対しては夫々軸止され前記育苗箱が移動
すると該育苗箱が突当り育苗箱隅部床土を押圧する押圧
部と、該押圧部を固定した隅部押圧体と、前記押圧部が
押圧するように前記後側横軸を案内する案内部と、前記
前側横軸に下端部を軸止し前記前倒れ前側回動アームと
ピンにより係合し前記育苗箱が前記押圧部に当接して前
側に押すと死点越えして前記押圧部を退避させる育苗箱
感知棒とからなる育苗箱における隅部床土押圧装置につ
いて記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知のものは、前倒れ前側回動アームおよび前倒
れ後側回動アームの2本(左右では4本)の回動アーム
を用いている。
しかし回動アームは、1本(左右では2本)でも実施
できる。
(発明の目的) よって本発明は、1本の回動アームで、実施可能とし
たものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、床土9を充填した育苗箱2を前方に横送す
る移送台1と、該移送台1の上方位置に左右方向の軸14
によりその上端を軸止し下端は後方になるように傾斜さ
せた前倒れ回動アーム13と、該前倒れ回動アーム13の下
部に後側ピン18により前後回動自在に取付けた隅部押圧
体19と、該隅部押圧体19の下部側に固定される押圧部22
とからなり、該押圧部22は前方に横送される育苗箱2の
床土9の上面より上方位置でかつ育苗箱2の後壁37に衝
突する高さに設け、育苗箱2の後壁37が前記押圧部22に
衝突すると前記前倒れ回動アーム13の回動につれて前記
押圧部22により隅部Aを押圧しその後前記隅部押圧体19
ごと回動上昇するようにした育苗箱における隅部床土押
圧装置としたものである。
本発明は、前記前倒れ回動アーム13はバネ15により常
時上方回動するように付勢し、前倒れ回動アーム13の後
側には該回動アーム13に当接して上方回動を規制する高
さ位置規制具33を、前倒れ回動アーム13の前側には該回
動アーム13に当接して下方回動を規制する押圧深さ規制
具35を夫々設け、育苗箱2の後壁37が前記押圧部22に衝
突すると前記前倒れ回動アーム13の回動につれて前記押
圧部22により隅部Aを押圧し前記前倒れ回動アーム13が
押圧深さ規制具35に当接するとその後前記隅部押圧体19
ごと回動上昇するようにした育苗箱における隅部床土押
圧装置としたものである。
本発明は、前記高さ位置規制具33および押圧深さ規制
具35は、夫々側面視半月形状に形成すると共に、その偏
心位置を固定部に回転自在に軸止し、もって、半月形状
の円弧面が高さ位置規制具33および押圧深さ規制具35の
夫々の軸止部に対して遠近するように構成した育苗箱に
おける隅部床土押圧装置としたものである。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1は育苗
箱2を横送する移送台であり、前記育苗箱2の移送方向
に長く形成され、所定位置に設けた支脚3により床土に
載置される。4は前記育苗箱2を移送する移送ロールで
ある。
移送台1の始端部上方位置には床土供給装置5を設け
る。床土供給装置5は公知のものであり、上部の床土供
給ホッパー6と床土供給ベルト7とを有する。
前記床土供給装置5の前側には回転均平ブラシ8を設
ける。回転均平ブラシ8は育苗箱2に供給された床土9
の上面を均平するものであり、図示は省略するがアーム
により移送台1に取付けられる。回転均平ブラシ8の前
側には鎮圧ロール10を設ける。
鎮圧ロール10の前側には、隅部押圧装置11を設ける。
隅部押圧装置11は左右一対の側板12を前記移送台1に取
付ける。側板12には、左右一対の前倒れ回動アーム13,1
3の上部を軸14,14により軸着する(第2図)。前倒れ回
動アーム13,13はバネ15により後側に上方回動するよう
に付勢されている。前倒れ回動アーム13,13の下部は、
前側に突出る前側突出部16,16により斜めTの字形状に
形成される。なお、本実施例では、前倒れ回動アーム1
3,13と前側突出部16,16とは一体的に形成されているが
別体で形成してもよく、また、前倒れ回動アーム13,13
と前側突出部16,16とを反∠型形状に形成してもよい。
前記前側突出部16,16の下端部には、左右方向の前側
ピン17の両端を軸着する。前記前倒れ回動アーム13,13
の下端部には左右方向の後側ピン18の両端を軸着する。
前記後側ピン18には、隅部押圧体19を取付ける。隅部
押圧体19は、上板20と、該上板20の左右側の側板21,21
と、該側板21,21に着脱自在に取付けた押圧部22により
構成される。隅部押圧体19は、前記側板21,21の後側の
上部位置に前後方向に長い長孔23,23を形成し、該長孔2
3,23に前記後側ピン18を挿入し取付ける。
隅部押圧体19の上板20の下面前側の左右方向の略中間
位置には、係合板24の上縁を固定する。係合板24は、取
付部25と該取付部25の前側部に連設した下方に垂下する
脚部26により「形状により形成される。前記前側ピン17
は、隅部押圧体19が退避状態(第7図〜第9図)以外の
押圧待機および押圧状態のとき、前記取付部25の係合下
面27に当接している。
前記脚部26の下部には、前側ピン17に下側から当接す
る係合片28を軸29により回動自在に軸止する。30は係合
片28を前側ピン17に係合するように付勢するバネであ
る。
前記脚部26の後端と前記後側ピン18の間にはバネ31を
設ける。バネ31は、後側ピン18を前側に牽引して前記長
孔23内の前側に位置させる。
しかして、各前倒れ回動アーム13の断面形状は「形状
に横板部32を有して形成され、各横板部32に当接する高
さ位置規制具33を設ける。
高さ位置規制具33は、半円弧形状の板部材により形成
され、その偏心位置を左右方向の軸34により前記前倒れ
回動アーム13の上方回動路中の側板12に取付けられ、前
記前倒れ回動アーム13の横板部32の上面に当接して、該
前倒れ回動アーム13および前側突出部16の上方回動を停
止させる。それゆえ、隅部押圧体19の上板20を押して前
倒れ回動アーム13および前側突出部16を回動させ、隅部
押圧体19を育苗箱2に対して所定高さに位置させ、この
状態で高さ位置規制具33を軸34を中心に偏心回転させて
前倒れ回動アーム13に当接させると、隅部押圧体19の高
さ調節を行える。
なお、高さ位置規制具33を取付ける軸34は、隅部押圧
体19が後側ピン18を中心に上方回動する際、隅部押圧体
19の過剰回動を防止する作用を奏し、そのため、前記軸
34は隅部押圧体19の前端が回動する高さ位置に設ける。
しかして、前記前倒れ回動アーム13の下方回動路中の
側板12には、押圧深さ規制具35を設ける。押圧深さ規制
具35は、前記高さ位置規制具33と同一形状の半円弧形状
の板部材を軸36により軸止して形成され、前記隅部押圧
体19が最大に押圧すると、前記前倒れ回動アーム13の前
方回動を規制する。
即ち、前倒れ回動アーム13の回動を停止させると(第
5図)、前倒れ回動アーム13の先端の後側ピン18が下降
を停止するので、隅部押圧体19はそれ以上下降せず、隅
部押圧体19の下降停止後、隅部押圧体19の押圧部22が育
苗箱2の後壁37により更に前進するように押されるの
で、係合板24も前進し、係合板24の脚部26の係合片28が
前側ピン17より外れ、隅部押圧体19と係合板24の前側部
は後側ピン18を中心に上方に回動し、育苗箱2の後壁37
を乗り越える。
したがって、前記した隅部押圧体19の高さ位置調節と
同様に、隅部押圧体19の上板20を押して前倒れ回動アー
ム13および前側突出部16を回動させ、隅部押圧体19を育
苗箱2に対して最大に押圧する所望位置に押し下げ、こ
の状態で押圧深さ規制具35を軸36を中心に偏心回転させ
て前倒れ回動アーム13の横板部32の下面に当接させる
と、隅部押圧体19の最大押圧深さの調節を行える。
なお、前記したように、前倒れ回動アーム13の回動停
止による隅部押圧体19の下降停止後、隅部押圧体19の前
進により、係合板24の係合片28と前側ピン17との係合が
外れればよいから、前側ピン17を隅部押圧体19側に設
け、前記前倒れ回動アーム13側に係合装置を設ける構造
でもよい。
図中、40は前記育苗箱2の前壁、41は前記隅部押圧装
置11の手前に設けた育苗箱押えロール、42は種籾供給装
置、43は覆土供給装置である。
第11図は、前記隅部押圧装置11の第2実施例を示し、
前記着脱自在の押圧部22の代りに、所定間隔の突起44を
形成した押圧部22を用意し、条播するときに用いる。な
お、この場合、前記鎮圧ロール10に代えて条付ロールを
取付ける。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は以上の構成であるから、移送台1により連続
して育苗箱2を供給すると、育苗箱2は隙間なく連続し
て横送され、床土供給装置5により床土9が供給され、
回転均平ブラシ8により均され、鎮圧ローラー10により
鎮圧される。この床土9の供給は、少な目に供給して補
充するという方法ではなく、多い目に供給して余分のも
のを取り去るという方法のため、育苗箱2の後壁37の隅
部に余分な土Aが残る。
本発明では、隅部押圧装置11が設けられ、該隅部押圧
装置11には、育苗箱2内の床土9上面に接触しないが育
苗箱2の後壁37と衝突する高さに位置する押圧部22が設
けられているから、移送されている育苗箱2の後壁37が
押圧部22に当接し、育苗箱2の後壁37が押圧部22を前方
に押す(第3図)。
育苗箱2の後壁37が押圧部22に当接して前方に押す
と、後側ピン18と隅部押圧体19に固定されている係合板
24の取付部25とはバネ31で連結されているから、バネ31
は後側ピン18を前方に牽引し、その結果、前倒れ回動ア
ーム13および前側突出部16はバネ15の弾力に抗して軸14
を中心に回動する(第4図)。
この場合、育苗箱2の後壁37により隅部押圧体19に係
る力は、隅部押圧体19の前側部が後側ピン18を中心に上
方に回動させるように作用するが、係合板24の係合片28
が前側突出部16により上動が規制されている前側ピン17
の下面に当接しているので、隅部押圧体19の押圧部22
は、前倒れ回動アーム13と前側突出部16と共に、軸14を
中心に円弧運動を行なう。
隅部押圧体19の押圧部22は、円弧移動しているが、育
苗箱2の後壁37も前進するので、押圧部22の下面は床土
9に対して略垂直に下降することになり、前記隅部の土
Aを押圧して平坦にする(第5図)。
そして、前倒れ回動アーム13の近傍の側板12には、前
倒れ回動アーム13の横板部32の下面に当接して回動を停
止させる押圧深さ規制具35が設けられているから、押圧
部22の下面が床土9の隅部を最大に押圧すると、前倒れ
回動アーム13の横板部32の下面が押圧深さ規制具35に当
接して回動が停止し、押圧部22の下面の下降は停止する
(第6図)。
前倒れ回動アーム13の回動が停止すると、後側ピン18
と前側ピン17の前進が停止するが、隅部押圧体19の側板
21には長孔23が形成されているから、後側ピン18に対し
て隅部押圧体19が育苗箱2の後壁37により押されて更に
前方に移動し、係合板24の脚部26に設けた係合片28は前
側ピン17に対して前進退避してその係合が外れる(第6
図)。
前側ピン17と係合片28との係合が外れると、前記した
育苗箱2の後壁37が隅部押圧体19を押す力により、隅部
押圧体19および係合板24は後側ピン18を中心に上方に回
動し、押圧部22は育苗箱2の後壁37を乗越える。
この場合、前倒れ回動アーム13が押圧深さ規制具35に
当接して回動を停止すると、隅部押圧体19の押圧部22の
下降は終了するから、深さの相違する育苗箱のみなら
ず、床土9の厚さを所望厚さに変更する場合も、育苗箱
2の後壁37に対して、押圧部22により押圧する深さま
で、隅部押圧体19を下降させ、この状態で、前倒れ回動
アーム13の横板部32に押圧深さ規制具35を当接させる
と、育苗箱2内の床土9の深さを所望深さに頗る容易に
設定できる。
しかして、前倒れ回動アーム13の上方回動路中には、
半円弧形状の板部材の偏心位置を軸34により取付けた高
さ位置規制具33が設けられ、高さ位置規制具33により元
の位置に前倒れ回動アーム13の回動を停止させると、こ
の前倒れ回動アーム13がバネ15により回動している間の
勢いと、隅部押圧体19の自重とにより、隅部押圧体19お
よび係合板24は育苗箱2の後壁37を乗越えると瞬時に元
の状態に復帰して押圧待機状態となる(第7図〜第10
図)。
以上のように、高さ位置規制具33は隅部押圧体19が元
の状態に復帰すると、前倒れ回動アーム13の回動を停止
させるから、高さ位置規制具33を前倒れ回動アーム13か
ら外し、隅部押圧体19の上板20を押して前倒れ回動アー
ム13および前側突出部16を上下何れかに回動させ、隅部
押圧体19を育苗箱2に対して所定高さに位置させ、この
状態で高さ位置規制具33を前倒れ回動アーム13に当接さ
せて回動を停止させると、隅部押圧体19の高さ調節がで
きる。したがって、高さの相違する育苗箱2であって
も、簡単に隅部押圧体19の高さ設定ができる。
また、高さ位置規制具33は左右側板12に左右方向の軸
34により取付けられているから、隅部押圧体19が後側ピ
ン18を中心に上方回動する際、隅部押圧体19が当接して
隅部押圧体19の過剰回動を防止する。
なお、係合片28は隅部押圧体19が元の位置に復帰した
ときのみ前側ピン17の下面に係合するから、隅部押圧体
19の押圧部22に真下からの力が作用したときは、押圧部
22が育苗箱2の後壁37を乗越えるのと同様に、隅部押圧
体19および係合板24は後側ピン18を中心に上方に回動し
て退避する。
また、係合片28が前側ピン17に係合した状態で、か
つ、前倒れ回動アーム13が押圧深さ規制具35に当接する
以前にその回動を停止するような力が作用したときは、
隅部押圧体19および係合板24は前側ピン17と係合片28と
の係合が外れるように前進し、隅部押圧体19および係合
板24は後側ピン18を中心に上方に回動する。隅部押圧体
19の待機状態の高さおよび押圧深さの設定を誤ったよう
な場合であっても、隅部押圧体19と育苗箱2とがロック
することはない。
(効果) 従来公知の実開昭60-190243号公報には、床土を充填
した育苗箱を横送する移送台と、該移送台の上方位置に
左右方向の軸により上端を軸止した左右一対の前倒れ前
側回動アームおよび前倒れ後側回動アームと、前記左右
一対の前倒れ前側回動アームの下端部間に挿通された中
間横軸と、前記左右一対の前倒れ後側回動アームの下端
部間に挿通された後側横軸と、前記中間横軸の前側に設
けられ円弧移動自在の前側横軸と、前記後側横軸および
前記中間横軸に対しては夫々軸止され前記育苗箱が移動
すると該育苗箱が突当り育苗箱隅部床土を押圧する押圧
部と、該押圧部を固定した隅部押圧体と、前記押圧部が
押圧するように前記後側横軸を案内する案内部と、前記
前側横軸に下端部を軸止し前記前倒れ前側回動アームと
ピンにより係合し前記育苗箱が前記押圧部に当接して前
側に押すと死点越えして前記押圧部を退避させる育苗箱
感知棒とからなる育苗箱における隅部床土押圧装置につ
いて記載されているが、該公知例のものは、前倒れ前側
回動アームおよび前倒れ後側回動アームの2本(左右で
は4本)の回動アームを用いている。
しかるに本発明は、床土9を充填した育苗箱2を前方
に横送する移送台1と、該移送台1の上方位置に左右方
向の軸14によりその上端を軸止し下端は後方になるよう
に傾斜させた前倒れ回動アーム13と、該前倒れ回動アー
ム13の下部に後側ピン18により前後回動自在に取付けた
隅部押圧体19と、該隅部押圧体19の下部側に固定される
押圧部22とからなり、該押圧部22は前方に横送される育
苗箱2の床土9の上面より上方位置でかつ育苗箱2の後
壁37に衝突する高さに設け、育苗箱2の後壁37が前記押
圧部22に衝突すると前記前倒れ回動アーム13の回動につ
れて前記押圧部22により隅部Aを押圧しその後前記隅部
押圧体19ごと回動上昇するようにした育苗箱における隅
部床土押圧装置としたものであるから、1本(左右では
2本)の回動アームにより育苗箱2内の床土9の隅部を
押圧する育苗箱における隅部床土押圧装置が得られ、構
造簡単であり実施化も容易であるという効果を奏する。
また、本発明は、前記前倒れ回動アーム13はバネ15に
より常時上方回動するように付勢し、前倒れ回動アーム
13の後側には該回動アーム13に当接して上方回動を規制
する高さ位置規制具33を、前倒れ回動アーム13の前側に
は該回動アーム13に当接して下方回動を規制する押圧深
さ規制具35を夫々設け、育苗箱2の後壁37が前記押圧部
22に衝突すると前記前倒れ回動アーム13の回動につれて
前記押圧部22により隅部Aを押圧し前記前倒れ回動アー
ム13が押圧深さ規制具35に当接するとその後前記隅部押
圧体19ごと回動上昇するようにした育苗箱における隅部
床土押圧装置としたものであるから、高さ位置規制具33
と押圧深さ規制具35により調節を簡単にできる効果を奏
する。
本発明は、前記高さ位置規制具33および押圧深さ規制
具35は、夫々側面視半月形状に形成すると共に、その偏
心位置を固定部に回転自在に軸止し、もって、半月形状
の円弧面が高さ位置規制具33および押圧深さ規制具35の
夫々の軸止部に対して遠近するように構成した育苗箱に
おける隅部床土押圧装置としたものであるから、高さ位
置規制具33および押圧深さ規制具35を簡単に構成できる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の側面図、第2図は隅部押圧体の斜視図、
第3図〜第10図は作用状態図、第11図は第2実施例図で
ある。 符号の説明 1……移送台、2……育苗箱、3……支脚、4……移送
ロール、5……床土供給装置、6……ホッパー、7……
供給ベルト、8……回転均平ブラシ、9……床土、10…
…鎮圧ロール、11……隅部押圧装置、12……側板、13…
…前倒れ回動アーム、14……軸、15……バネ、16……前
側突出部、17……前側ピン、18……後側ピン、19……隅
部押圧体、20……上板、21……側板、22……押圧部、23
……長孔、24……係合板、25……取付部、26……脚部、
27……係合下面、28……係合片、29……軸、30,31……
バネ、32……横板部、33……高さ位置規制具、34……
軸、35……押圧深さ規制具、36……軸、37……後壁、40
……前壁、41……育苗箱押えロール、42……種籾供給装
置、43……覆土供給装置、44……突起。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床土9を充填した育苗箱2を前方に横送す
    る移送台1と、該移送台1の上方位置に左右方向の軸14
    によりその上端を軸止し下端は後方になるように傾斜さ
    せた前倒れ回動アーム13と、該前倒れ回動アーム13の下
    部に後側ピン18により前後回動自在に取付けた隅部押圧
    体19と、該隅部押圧体19の下部側に固定される押圧部22
    とからなり、該押圧部22は前方に横送される育苗箱2の
    床土9の上面より上方位置でかつ育苗箱2の後壁37に衝
    突する高さに設け、育苗箱2の後壁37が前記押圧部22に
    衝突すると前記前倒れ回動アーム13の回動につれて前記
    押圧部22により隅部Aを押圧しその後前記隅部押圧体19
    ごと回動上昇するようにした育苗箱における隅部床土押
    圧装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記前倒
    れ回動アーム13はバネ15により常時上方回動するように
    付勢し、前倒れ回動アーム13の後側には該回動アーム13
    に当接して上方回動を規制する高さ位置規制具33を、前
    倒れ回動アーム13の前側には該回動アーム13に当接して
    下方回動を規制する押圧深さ規制具35を夫々設け、育苗
    箱2の後壁37が前記押圧部22に衝突すると前記前倒れ回
    動アーム13の回動につれて前記押圧部22により隅部Aを
    押圧し前記前倒れ回動アーム13が押圧深さ規制具35に当
    接するとその後前記隅部押圧体19ごと回動上昇するよう
    にした育苗箱における隅部床土押圧装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項において、前記高さ
    位置規制具33および押圧深さ規制具35は、夫々側面視半
    月形状に形成すると共に、その偏心位置を固定部に回転
    自在に軸止し、もって、半月形状の円弧面が高さ位置規
    制具33および押圧深さ規制具35の夫々の軸止部に対して
    遠近するように構成した育苗箱における隅部床土押圧装
    置。
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