JP3744791B2 - トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置 - Google Patents

トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3744791B2
JP3744791B2 JP2000367433A JP2000367433A JP3744791B2 JP 3744791 B2 JP3744791 B2 JP 3744791B2 JP 2000367433 A JP2000367433 A JP 2000367433A JP 2000367433 A JP2000367433 A JP 2000367433A JP 3744791 B2 JP3744791 B2 JP 3744791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
value
predetermined
image forming
toner recycling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000367433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002169438A (ja
Inventor
洋 斉藤
宏 石井
敏弘 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000367433A priority Critical patent/JP3744791B2/ja
Priority to DE60132747T priority patent/DE60132747T2/de
Priority to EP01310054A priority patent/EP1211574B1/en
Priority to US09/998,322 priority patent/US6532355B2/en
Publication of JP2002169438A publication Critical patent/JP2002169438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3744791B2 publication Critical patent/JP3744791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/10Collecting or recycling waste developer
    • G03G21/105Arrangements for conveying toner waste

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機やプリンタやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に適用することができる。詳しくは、そのような画像形成装置の中で、特に、帯電・書込み・現像・転写・クリーニング等を繰り返して感光体上に形成したトナー画像を直接、または中間転写体を介して転写してシートに画像を記録する電子写真式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような電子写真式の画像形成装置では、トナー画像をシートに転写後、感光体や中間転写体等の像担持体上に残留するトナーをクリーニング手段で除去し、次の帯電からはじまる画像形成に備えていた。
【0003】
ところが、近年、資源の有効利用、環境の保護、メンテナンス費用の低減などの観点から、このクリーニング手段で回収した残留トナーを廃棄せずに、現像手段に戻して新規トナーと混合し、再使用することが広く行われている。
【0004】
その残留トナーを現像手段に戻すトナーリサイクル装置としては、トナー搬送経路の自由度が高いことなどから、例えば、通称モーノポンプといわれる粉体移送ポンプを使用し、回収したトナーを空気で流動化して現像手段へと移送するものがあった(特開平11−73079号公報参照)。
【0005】
しかし、この種の粉体移送ポンプを使用するトナーリサイクル装置にあっては、常時駆動することとすると、摩耗により密閉性が損なわれてトナー飛散を生じ、ポンプ寿命が短くなるとともに、ポンプが温度上昇する問題があった。
【0006】
このため、このようなトナーリサイクル装置では、トナー溜り部に回収トナー量検知手段(例えば粉体センサなど)を設け、その検知手段で回収トナーが所定量に達したことを検知したとき、粉体移送ポンプを一定時間駆動するようにしていた。
【0007】
また、画素数検出手段を設け、形成する画像の画素数をカウントしてその積算値からトナー消費量を算出し、それが所定値に達したことを検出したとき、トナー溜り部の回収トナーが所定量に達したとみなして粉体移送ポンプを駆動するようにし、回収トナー量検知手段を不要とするものも提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、例えば通常コピー動作を行う場合、シートが給紙をはじめてから排紙まで感光体は回転する。このため、1枚の原稿から1枚のコピー画像を得る「1to1」コピーでは、1枚の原稿から連続して複数枚のコピー画像を得る「連続」コピーに比べて、コピー1枚あたりの感光体回転時間が数倍長くなり、その分、感光体の地肌汚れが多くなってトナー消費量が多くなり、1画素数あたりの回収トナー量が多くなる。
【0009】
それは、画像比率の少ない画像ほど顕著で、例えば画像比率が5%前後の画像の「1to1」コピー時は、「連続」コピーの3〜5倍程度も回収トナー量が多くなる。つまり、「1to1」コピーが多いか、「連続」コピーが多いかの通紙態様によって、1画素数あたりの回収トナー量が大きく異なることとなる。
【0010】
粉体移送ポンプは、このような通紙態様を考慮し、いかなる場合も余裕を持って駆動する必要があるから、「1to1」コピー時に合わせて1画素数あたりの回収トナー量を設定し、積算値からトナー消費量を算出してそれが所定値に達したことを検出したとき駆動していた。
【0011】
よって、「連続」コピーが多いときには、粉体移送ポンプを無駄に駆動することが多くなり、摩耗により密閉性が損なわれてトナー飛散を生じ、ポンプ寿命が短くなるとともに、ポンプが温度上昇する問題があった。
【0012】
また、粉体移送ポンプにより現像手段へと移送するトナー量がばらついて、新規トナーに対する回収トナーの混合比率が不定となり、画像品質が低下する問題があった。
【0013】
そこで、この発明の第1の課題は、上述したような電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、通紙態様に合わせて回収トナー量をより正確に検知し、粉体移送ポンプの駆動間隔を大きくするとともに、現像剤中のリサイクルトナー比率を一定として画質を向上することにある。
【0014】
また、トナー画像濃度が濃い薄いによっても、1画素数あたりの回収トナー量が大きく異なることとなる。
【0015】
そこで、この発明の第2の課題は、上述したような電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、上述の第1の課題の達成と同時に、トナー画像濃度に合わせて回収トナー量をより正確に検知し、粉体移送ポンプの駆動間隔を大きくするとともに、現像剤中のリサイクルトナー比率を一定として画質を向上することにある。
【0017】
この発明の第の課題は、客観的基準に基づいてトナー画像濃度を正確に検出し、回収トナー量をより正確に検知することにある。
【0018】
この発明の第の課題は、粉体移送ポンプの無駄な駆動をなくして寿命を向上することにある。
【0019】
この発明の第の課題は、上記第1ないしの課題を解決した電子写真式画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の課題を達成すべく、画素数に基づく所定数値の積算値が一定値以上となったとき粉体移送ポンプを駆動し、トナーを現像手段へと戻す電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、像担持体駆動モータがONされたときあらかじめ定めた一定数値を積算値に加算する手段を備えてなる、ことを特徴とする。
【0022】
請求項に係る発明は、上述した第の課題を達成すべく、画素数に基づく所定数値の積算値が一定値以上となったとき粉体移送ポンプを駆動し、トナーを現像手段へと戻す電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、像担持体駆動モータがONされたときあらかじめ定めた一定数値を積算値に加算する手段と、現像剤中のトナー濃度からあらかじめ定めた係数を決定しその係数を乗じて所定数値を修正する手段とを備えてなる、ことを特徴とする。
【0023】
請求項に係る発明は、上述した第の課題を達成すべく、請求項に記載のトナーリサイクル装置において、係数として、トナー濃度とトナー濃度の目標値との差を求め、その差に基づきあらかじめ定めた値を用いてなる、ことを特徴とする。
【0024】
請求項に係る発明は、上述した第の課題を達成すべく、請求項1、2または3に記載のトナーリサイクル装置において、粉体移送ポンプを駆動して後、一定時間経過後にその駆動を停止してなる、ことを特徴とする。
【0025】
請求項に係る発明は、上述した第の課題を達成すべく、電子写真式画像形成装置において、請求項1ないしのいずれか1に記載のトナーリサイクル装置を備えてなる、ことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明に係るデジタル複写機における内部機構の全体概略構成を示す。図中符号100は、複写機装置本体である。複写機装置本体100は、その上に読取り・書込み装置200を取り付け、テーブル状の給紙装置300上に載置してなる。
【0027】
複写機装置本体100には、内部に、ドラム状の感光体10を設ける。その感光体10のまわりには、上に配置する帯電手段12から、その回転方向(時計方向)Aに順に、現像手段13、転写・搬送手段14、クリーニング手段15などを配置する。
【0028】
装置本体100には、また内部に、感光体10と転写・搬送手段14間を通って図中右から左へとシートを搬送するシート搬送路Bを形成する。そして、そのシート搬送路Bには、感光体10の上流位置にレジストローラ16を設ける。シート搬送路Bに沿って感光体10の下流位置には、定着手段17を設ける。定着手段17には、ヒータを内蔵する定着ローラ18と、その定着ローラ18に下方から押し当てる加圧ローラ19を備える。定着手段17のさらに左側には、排紙ローラ20を設ける。
【0029】
読取り・書込み装置200には、レーザ書込み手段22と原稿読取手段23とを備える。レーザ書込み手段22には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡24、ポリゴンモータ25、fθレンズ等の走査光学系26などを設ける。原稿読取手段23には、光源28、複数のミラー29、CCD等のイメージセンサ30などを設ける。
【0030】
そして、上面にはコンタクトガラス31を備え、そのコンタクトガラス31を被うように原稿押え32を開閉自在に取り付けてなる。
【0031】
給紙装置300には、内部に、給紙カセット34を多段に備える。各給紙カセット34には、それぞれ給紙ローラ35と分離ローラ36を設ける。多段に備える給紙カセット34の図中右側には、装置本体100のシート搬送路Bへと通ずる給紙路Cを形成する。給紙路Cには、いくつかの搬送ローラ37を備える。
【0032】
なお、複写機装置本体100には、図中右側面に、手差しシートをシート搬送路Bへと案内する手差しトレイ38を開閉自在に設ける。他方、左側面には、排紙ローラ20により排出するシートを受ける排紙トレイ39を取り付ける。
【0033】
さて、いまこのデジタル複写機を用いてコピーを取るときは、原稿押え32を開いてコンタクトガラス31上に原稿をセットし、不図示のスタートスイッチを押す。
【0034】
そして、原稿読取手段23を駆動して光源28をコンタクトガラス31に沿って移動し、光源28からの光をコンタクトガラス31上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー29で反射してイメージセンサ30に入れ、そのイメージセンサ30で原稿内容を読み取る。
【0035】
また、このとき同時に、不図示の感光体駆動モータで感光体10を回転し、まず帯電手段12で表面を一様に帯電し、次いで上述の原稿読取手段23で読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込み手段22で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像手段13でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
【0036】
また、スタートスイッチを押したとき同時に、適宜の給紙ローラ35を回転し、給紙装置300中に多段に備える複数の給紙カセット34中の対応する給紙カセット34内からシートを繰り出し、分離ローラ36で1枚ずつ分離して給紙路Cに入れ、搬送ローラ37で搬送してシート搬送路Bへと導き、レジストローラ16に突き当てて止める。そして、上述した感光体10の回転にタイミングを合わせてレジストローラ16を回転し、感光体10の下方へと送り込む。
【0037】
または、手差し給紙部にある給紙ローラ41を回転し、開いた手差しトレイ38上にセットした手差しシートをシート搬送路Bへと入れ、同じくレジストローラ16で感光体10の回転にタイミングを合わせて該感光体10の下方へと送り込む。
【0038】
それから、感光体10の下方へと送り込んだシートに、転写・搬送手段14で感光体10上の可視像を転写する。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング手段15で除去して清掃し、帯電手段12からはじまる次の画像形成に備える。
【0039】
一方、画像転写後のシートは、転写・搬送手段14で搬送して定着手段17に入れ、定着ローラ18と加圧ローラ19とで熱と圧力を加えて該定着手段17で転写画像を定着する。その後、排紙ローラ20で排紙トレイ39上に排出してそこにスタックする。
【0040】
次に、図2を参照しながら、現像手段13について説明する。
現像手段13は、現像タンク43と現像ホッパ44とからなる。
【0041】
現像タンク43内には、第1現像ローラ45、第2現像ローラ46、パドルホイール47、攪拌ローラ48、搬送スクリュ49、セパレータ50、ドクタブレード51、トナー濃度センサ52などを設ける。そして、現像タンク43内には、キャリアとトナーとからなる二成分現像剤を収納する。
【0042】
現像ホッパ44内には、歯車状のトナー補給部材54、補給規制板55、アジテータ56などを設ける。そして、現像ホッパ44内には、トナーを収納してなる。
【0043】
そして、この現像手段13では、現像ケース58内の二成分現像剤を、攪拌ローラ48の回転により攪拌して摩擦帯電し、パドルホイール47の回転によって跳ね上げ、第1現像ローラ45および第2現像ローラ46内の磁石によってそれらの第1現像ローラ45および第2現像ローラ46に吸着する。
【0044】
そして、それらの第1現像ローラ45および第2現像ローラ46外周のスリーブにより搬送してドクタブレード51により余剰分を掻き落として後、現像バイアスにより感光体10に付着してその感光体10上の静電潜像を現像する。
【0045】
さて、この現像手段13では、感光体10に付着してトナーを消費すると、その割合(トナー濃度)が減少する。そこで、現像剤中のトナー濃度Vtがトナー濃度の目標値Vrefに対して所定値以下になると、アジテータ56を回転してトナーを攪拌するとともにトナー補給部材54へと搬送し、そのトナー補給部材54を回転して補給規制板55を揺動し、現像ホッパ44から現像タンク43内へとトナーを補給して現像剤中のトナー濃度を維持することが行われる。
【0046】
現像剤中のトナー濃度は、現像ケース58に取り付けるトナー濃度センサ52により測定する。トナー濃度の目標値Vrefは、感光体10上に作成した測定用トナー像(Pパターン)をフォトセンサで測定した値により設定される。
【0047】
ところで、上述したとおり、感光体10に付着したトナーは、転写・搬送手段14によってシートに静電転写する。ところが、約10%のトナーは、未転写となって感光体10上に残る。未転写となって感光体10上に残った残留トナーは、クリーニング手段15に設けるクリーニングブレード60およびブラシローラ61によって感光体10上から掻き落とす。
【0048】
クリーニング手段15によって感光体10上から掻き落とされたトナーは、クリーニング手段15の回収タンク62内に入る。そして、回収スクリュ63によってクリーニング手段15の片側に搬送し、図3に示す排出口64から排出してトナーリサイクル装置66へと導く。
【0049】
トナーリサイクル装置66は、図3ないし図5に示すように、本体ケース67に上向きに突出してトナーガイド部68を形成する。そして、その先端をクリーニング手段15の排出口64に接続し、排出口64から排出される回収トナーを重力で本体ケース67内に落下する。
【0050】
本体ケース67内には、シール部材69でシールし、軸受70を介して横搬送スクリュ71を回転自在に支持する。その横搬送スクリュ71の一端には、クラッチ72を介してタイミングプーリ73を取り付ける。タイミングプーリ73には、タイミングベルト74を掛け回す。クラッチ72は、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)75でオンオフする。
【0051】
本体ケース67には、また通称モーノポンプといわれる粉体移送ポンプ77を取り付ける。粉体移送ポンプ77は、ホルダ78内にステータ79を固定し、そのステータ79で包み込むようにロータ80を設ける。ロータ80は、横搬送スクリュ71に連結してなる。
【0052】
また、ホルダ78にはエアチュ−ブ81の一端を接続し、エアチューブ81の他端はエアポンプ82に接続する。エアポンプ82は、MPU75でオンオフする。
【0053】
粉体移送ポンプ77の吐出口83には、移送チュ−ブ84の一端を接続し、移送チュ−ブ84の他端は現像手段13の現像タンク43に接続する。
【0054】
MPU75には、画素数に基づく所定数値(例えば画素数そのものであったり、画素数から算出したトナー消費量や回収トナー量など)の積算値が一定値以上となったとき粉体移送ポンプ77を駆動する手段L、像担持体駆動手段(感光体10を駆動する感光体駆動モータなど)の駆動を検知したときあらかじめ定めた一定数値を積算値に加算する手段M、現像剤中のトナー濃度からあらかじめ定めた係数nを決定し、その係数nを乗じて所定数値を修正する手段Nなどを備えてなる。
【0055】
次に、図示トナーリサイクル装置66の駆動の一例を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0056】
まず、不図示のスタートスイッチを押してコピーを開始すると、形成画像の画素数をカウントしてその画素数からトナー消費量aを換算するとともに、ステップS1で、手段Mにより、感光体10を駆動する不図示の感光体駆動モータの駆動を検知したとき、あらかじめ定めた一定数値b(例えば60mg)をそれまでのトナー消費量の積算値cに加算する。
【0057】
次いで、ステップS2で、手段Nにより、現像剤中のトナー濃度からあらかじめ定めた係数nを決定する。例えば現像剤中のトナー濃度Vtとトナー濃度の目標値Vrefとの差を求め、その差の程度から、図7に示す設定テーブルを用いて係数nを決定し、その係数nを乗じて上述のトナー消費量aを修正し、それをそれまでのトナー消費量の積算値cに加算して新たなトナー消費量の積算値xを求める。
【0058】
その後、ステップS3で、トナー消費量の積算値xが一定値d以上(例えば3000mg)であるか否か判断し、一定値dに達しないときはステップS4に進み、次のコピーがあるときはステップS2に戻り、ないときは終了する。
【0059】
トナー消費量の積算値xが一定値d以上のときは、ステップS5に進み、手段Lにより、クラッチ72をオンするとともに、エアポンプ82をオンする。そして、タイミングベルト74で回転するタイミングプーリ73の回転を横搬送スクリュ71に伝達し、ロータ80をともに回転してそれをステータ79と接触しながら回転することにより回収トナーを軸方向に送り、エアポンプ82からの空気で流動化して移送チューブ84を通して現像手段13へと戻す。
【0060】
それから、ステップS6で、2秒後にクラッチ72をオフし、ステップS7で、4秒後にエアポンプ82をオフして後、ステップS8で、トナー消費量の積算値xをリセットする。
【0061】
次いで、ステップS9で、次のコピーがあるときはステップS2に戻り、ないときは終了する。
【0062】
感光体10上の地汚れが悪化していくと、トナー濃度の目標値Vrefに対して現像剤中のトナー濃度Vtが大きくなる傾向にある。したがって、図7に示す設定テーブルを用いて感光体10上の地汚れが悪化すると、係数nは大きくなり、粉体移送ポンプ77の駆動間隔が短くなるようにする。
【0063】
例えば画像比率が5%のA4のシートで、Vref−Vt=0で係数nが1の場合、
「1to1」コピーのとき、34枚のコピーで、
「1to3」コピーのとき、60枚のコピーで、
「1to500」コピーのとき、100枚のコピーで、
それぞれ粉体移送ポンプ77を1回駆動することになる。
【0064】
なお、図示デジタル複写機では、転送・搬送手段14の転写ベルト90も感光体10と接触するから、それにもトナーが付着する。そこで、転写・搬送手段14にもクリーニング手段91を設け、転写ベルト90上の残留トナーを掻き落とす。
【0065】
ところが、この転写・搬送手段14で掻き落としたトナーには、シートの紙粉等の異物が混入することが多い。そこで、図示例では、転写・搬送手段14で掻き落としたトナーは、トナーリサイクル装置66には入れず、図1、3、4に示すように、クリーニング手段91の排出口92から自重で落下し、排出チューブ93を通して廃トナータンク94に回収する。
【0066】
ところで、上述した例では、ドラム状感光体10上の残留トナーを回収して現像手段13に戻し、リサイクル使用する場合について説明した。しかし、感光体10は、ドラム状に限らず、ベルト状のものであっても同様に適用することができる。
【0067】
また、感光体上のトナー画像を中間転写体を介してシートに転写するタイプの電子写真式画像形成装置にあっては、感光体上の残留トナーを回収する場合に限らず、中間転写体上の画像を回収する場合にも同様に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、画素数に基づく所定数値の積算値が一定値以上となったとき粉体移送ポンプを駆動し、トナーを現像手段へと戻す電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、像担持体駆動モータがONされたときあらかじめ定めた一定数値を積算値に加算する手段を備えるから、通紙態様に合わせて回収トナー量をより正確に検知し、粉体移送ポンプの駆動間隔を大きくするとともに、現像剤中のリサイクルトナー比率を一定として画質を向上することができる。
【0069】
請求項2に係る発明によれば、そのような電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、像担持体駆動モータがONされたときあらかじめ定めた一定数値を積算値に加算する手段と、現像剤中のトナー濃度からあらかじめ定めた係数を決定しその係数を乗じて所定数値を修正する手段を備えるから、上述した請求項1に係る発明の効果の達成に加えて、さらにトナー画像濃度に合わせて回収トナー量をより正確に検知し、粉体移送ポンプの駆動間隔を大きくするとともに、現像剤中のリサイクルトナー比率を一定として画質を向上することができる。
【0071】
請求項に係る発明によれば、係数として、トナー濃度とトナー濃度の目標値との差を求め、その差に基づきあらかじめ定めた値を用いるから、客観的基準に基づいてトナー画像濃度を正確に検出し、回収トナー量をより正確に検知することができる。
【0072】
請求項に係る発明によれば、粉体移送ポンプを駆動して後、一定時間経過後にその駆動を停止するから、粉体移送ポンプの無駄な駆動をなくして寿命を向上することができる。
【0073】
請求項に係る発明によれば、上述した請求項1ないしに係る発明の効果を有するトナーリサイクル装置を備えた電子写真式画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル複写機における内部機構の全体概略構成図である。
【図2】その感光体まわりの部分拡大図である。
【図3】そのトナーリサイクル装置の斜視図である。
【図4】そのトナーリサイクル装置の設置状態を示す斜視図である。
【図5】そのトナーリサイクル装置の断面図である。
【図6】そのトナーリサイクル装置の駆動の一例を示すフローチャートである。
【図7】そのトナーリサイクル装置の駆動で用いる設定テーブルである。
【符号の説明】
13 現像手段
15 クリーニング手段
60 クリーニングブレード
61 ブラシローラ
64 排出口
66 トナーリサイクル装置
67 本体ケース
68 トナーガイド部
71 横搬送スクリュ
72 クラッチ
75 MPU
77 粉体移送ポンプ
79 ステータ
80 ロータ
82 エアポンプ
84 移送チューブ
L 手段
M 手段
N 手段
n 係数

Claims (5)

  1. 画素数に基づく所定数値の積算値が一定値以上となったとき粉体移送ポンプを駆動し、トナーを現像手段へと戻す電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、像担持体駆動モータがONされたときあらかじめ定めた一定数値を前記積算値に加算する手段を備えてなる、トナーリサイクル装置。
  2. 画素数に基づく所定数値の積算値が一定値以上となったとき粉体移送ポンプを駆動し、トナーを現像手段へと戻す電子写真式画像形成装置のトナーリサイクル装置において、像担持体駆動モータがONされたときあらかじめ定めた一定数値を前記積算値に加算する手段と、現像剤中のトナー濃度からあらかじめ定めた係数を決定しその係数を乗じて前記所定数値を修正する手段とを備えてなる、トナーリサイクル装置。
  3. 前記係数として、トナー濃度とトナー濃度の目標値との差を求め、その差に基づきあらかじめ定めた値を用いてなる、請求項に記載のトナーリサイクル装置。
  4. 前記粉体移送ポンプを駆動して後、一定時間経過後にその駆動を停止してなる、請求項1、2または3に記載のトナーリサイクル装置。
  5. 請求項1ないしのいずれか1に記載のトナーリサイクル装置を備えてなる、電子写真式画像形成装置。
JP2000367433A 2000-12-01 2000-12-01 トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置 Expired - Fee Related JP3744791B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367433A JP3744791B2 (ja) 2000-12-01 2000-12-01 トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置
DE60132747T DE60132747T2 (de) 2000-12-01 2001-11-30 Vorrichtung und Verfahren zur Toner-Wiederverwendung sowie Entwickler- und Bilderzeugungsgerät und -verfahren mit einer solchen Wiederverwendungsvorrichtung
EP01310054A EP1211574B1 (en) 2000-12-01 2001-11-30 Toner recycling device and method, and image forming apparatus and method using the toner recycling device
US09/998,322 US6532355B2 (en) 2000-12-01 2001-12-03 Toner recycling device and method, and image forming apparatus and method using the toner recycling device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367433A JP3744791B2 (ja) 2000-12-01 2000-12-01 トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002169438A JP2002169438A (ja) 2002-06-14
JP3744791B2 true JP3744791B2 (ja) 2006-02-15

Family

ID=18837861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000367433A Expired - Fee Related JP3744791B2 (ja) 2000-12-01 2000-12-01 トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6532355B2 (ja)
EP (1) EP1211574B1 (ja)
JP (1) JP3744791B2 (ja)
DE (1) DE60132747T2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3744791B2 (ja) * 2000-12-01 2006-02-15 株式会社リコー トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置
US6895209B2 (en) 2002-04-19 2005-05-17 Ricoh Company, Ltd. Cleaning device and image forming apparatus using the same
DE60319912T2 (de) 2002-06-03 2009-04-16 Ricoh Co., Ltd. Bilderzeugungsgerät mit einer Reinigungsklinge
NZ545747A (en) 2003-08-06 2010-06-25 Senomyx Inc T1R hetero-oligomeric taste receptors, cell lines that express said receptors, and taste compounds
US7421239B2 (en) * 2003-08-26 2008-09-02 Ricoh Company, Ltd. Cleaning apparatus for removing toner adhered onto endless belt
JP5103843B2 (ja) * 2006-09-22 2012-12-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
EP2157484B1 (en) * 2008-08-18 2018-12-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US8331844B2 (en) 2010-04-14 2012-12-11 Xerox Corporation Proof printing using recycled marking material

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63271280A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真装置
JPH1039610A (ja) 1996-07-22 1998-02-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3592068B2 (ja) 1997-06-25 2004-11-24 株式会社リコー 画像形成装置
US5987298A (en) * 1998-02-02 1999-11-16 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a toner recycling mechanism
JP3602961B2 (ja) * 1998-03-11 2004-12-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP3744791B2 (ja) * 2000-12-01 2006-02-15 株式会社リコー トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002169438A (ja) 2002-06-14
EP1211574A3 (en) 2004-11-10
EP1211574A2 (en) 2002-06-05
DE60132747D1 (de) 2008-03-27
EP1211574B1 (en) 2008-02-13
DE60132747T2 (de) 2009-02-05
US6532355B2 (en) 2003-03-11
US20020067938A1 (en) 2002-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007219454A (ja) 廃トナー回収装置及び画像形成装置
US7848664B2 (en) Toner supply device and image forming apparatus
JP3744791B2 (ja) トナーリサイクル装置およびそれを備える電子写真式画像形成装置
JP2006227325A (ja) 画像形成装置
JP3643338B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP3398486B2 (ja) 画像形成装置
JP4312886B2 (ja) 画像形成装置
JP3600452B2 (ja) 画像形成装置
JP2002287588A (ja) 画像形成装置
JP3602961B2 (ja) 画像形成装置
JPH0558195B2 (ja)
JP2006267612A (ja) 画像形成装置
JP2003084634A (ja) トナー飛散防止装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP3455337B2 (ja) 現像ユニット
JP3962541B2 (ja) 画像形成装置
JP3689832B2 (ja) 作像方法および作像装置
JP3657105B2 (ja) 画像形成装置
JP2024008822A (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2000267441A (ja) 現像装置およびこれを用いた画像形成装置
JP3537644B2 (ja) 画像形成装置
JP2004279616A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JPH11258897A (ja) 電子写真式画像形成装置
JP2001051569A (ja) 画像形成装置
JP2021131504A (ja) 画像形成装置
JP2011027904A (ja) トナーリサイクルシステム、当該トナーリサイクルシステムを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051115

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3744791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees