JP2004279616A - 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置が備える現像装置において、初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置には、像担持体であるドラム状の感光体10を設ける。その感光体10のまわりには、帯電装置11、現像装置12、転写装置13、用紙分離装置14、クリーニング装置15などを設ける。また、現像装置12は、現像剤を担持する現像剤担持体28、その現像剤担持体28で担持する現像剤を薄層化する現像剤供給量規制部材29などを備える。さらに、画像形成装置は、現在のドクターギャップを検知するレーザ変位計(センサ)35、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置30、レーザ変位計の検知結果に基づき駆動装置を駆動する制御装置などを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置には、像担持体であるドラム状の感光体10を設ける。その感光体10のまわりには、帯電装置11、現像装置12、転写装置13、用紙分離装置14、クリーニング装置15などを設ける。また、現像装置12は、現像剤を担持する現像剤担持体28、その現像剤担持体28で担持する現像剤を薄層化する現像剤供給量規制部材29などを備える。さらに、画像形成装置は、現在のドクターギャップを検知するレーザ変位計(センサ)35、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置30、レーザ変位計の検知結果に基づき駆動装置を駆動する制御装置などを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの、画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、現像剤を付着して像担持体上にトナー画像を形成する現像装置に関する。および、そのような現像装置と、少なくとも像担持体とを備え、画像形成装置に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真方式の画像形成装置において、例えばキャリアおよびトナーよりなる乾式二成分現像剤を使用する現像装置を備える画像形成装置の一例を図6に示す。
【0003】
図示する画像形成装置は、像担持体であるドラム状の感光体1を設け、その感光体1のまわりに、帯電装置2、現像装置3、転写装置4、クリーニング装置5などを配置していた。
【0004】
そのような画像形成装置が備える現像装置3は、現像ケース3A内に、現像剤収納部3B、現像剤補給ローラ3C、撹拌パドル3D、現像剤担持体3E、現像剤供給量規制部材3Fなどを備えていた。
【0005】
そして、画像形成時、先ず、帯電装置2および不図示の光書込み装置で感光体1上に静電潜像を形成していた。
【0006】
このとき同時に、現像装置3では、現像剤収納部3B内に収納する現像剤を、現像剤補給ローラ3Cを回転することにより図中矢印Bで示すように撹拌パドル3D位置へ送り、その後、現像剤を撹拌パドル3Dの回転により図中矢印Cで示すように掻き上げて現像剤担持体3Eに付着してから、その現像剤担持体3Eの時計まわりの回転とともに、それで担持する現像剤を、現像剤供給量規制部材3Fで薄層化し、その薄層化後の現像剤を、感光体1上に形成した静電潜像に付着して、可視像化したトナー画像を形成していた。
【0007】
その後、転写装置4で感光体1上に形成したトナー画像をシートPに転写して転写画像を形成していた。転写画像形成後、感光体1は、クリーニング装置5で転写残トナーをクリーニングして、次の同様な画像形成に備える一方、シートPは、不図示の定着装置に入れて定着を行っていた。
【0008】
【特許文献1】特開平5−2340号公報
ところで、この種の現像装置を備える画像形成装置の中には、例えば特許文献1に記載される技術があった。
【0009】
その画像形成装置が備える現像装置3は、図6に示す現像ケース3Aの外に、湿度センサを備えていた。
【0010】
そして、画像形成に先立って、湿度センサにより湿度を検知してから、現像剤供給量規制部材3Fを不図示の駆動装置により移動し、現像剤担持体3Eと現像剤供給量規制部材3F間のギャップであるドクターギャップを、湿度に対応し、そのドクターギャップ通過後の現像剤担持体3Eで担持する現像剤の層の厚さを変更していた。
【0011】
ところで、近年、画像形成装置は、低コスト化、小型化、軽量化が要求されているとともに、画像品質を良好とするため、感光体1と現像剤担持体3E間のギャップである現像ギャップを小さくすることが要求されている。
【0012】
そこで、低コスト化などの要求に応じるため、現像装置の現像剤供給量規制部材に、薄肉板状部材を用い、それを例えば図7に示すようにした、現像剤供給量規制部材3fを用いるとともに、画像品質の要求に応じるため、ドクターギャップを小さくして、現像剤担持体上に薄い現像剤の層を形成していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長期間にわたり、そのように薄肉板状部材を用いた現像剤供給量規制部材3fを用いて、現像剤担持体上に薄い現像剤の層を形成していると、現像剤供給量規制部材には大きな負荷が長期間にわたってかかるため、現像剤供給量規制部材に経時劣化によるクセが付き、それにより、初期状態のドクターギャップより広くなり、現像剤の層の厚さが初期の厚さよりも厚くなるので、経時に伴って、形成した画像が濃くなり、画像品質が安定しない問題があった。
【0014】
特に、ドクターギャップを小さくした現像装置では、初期状態のドクターギャップよりわずかに広くなった場合でも、変動率が大きいので、形成した画像の濃度に大きな影響を与える問題があった。
【0015】
そこで、この発明の第1の目的は、上述のような画像形成装置において、初期の画像品質を維持して長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することにある。
【0016】
この発明の第2の目的は、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することにある。
【0017】
この発明の第3の目的は、上述した各目的を達成した現像装置を備えるとともにメンテナンス性を向上したプロセスカートリッジを提供することにある。
【0018】
この発明の第4の目的は、上述した第1または第2の目的を達成した現像装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0019】
この発明の第5の目的は、上述した第3の目的を達成したプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
現像剤担持体で担持する現像剤を現像剤供給量規制部材で薄層化し、その薄層化後の現像剤を付着して、像担持体上にトナー画像を形成する、画像形成装置の現像装置において、
現在のドクターギャップを検知するセンサと、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置と、センサの検知結果に基づき駆動装置を駆動する制御装置とを備えることを特徴とする。
【0021】
請求項2に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤供給量規制部材の変位量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0022】
請求項3に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材に生じる応力からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0023】
請求項4に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材にかかる押圧力からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0024】
請求項5に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤担持体の回転トルクからドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0025】
請求項6に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0026】
請求項7に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤供給量規制部材で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の現像剤担持体上の現像剤の帯電量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0027】
請求項8に係る発明は、上述した第3の目的も達成すべく、
プロセスカートリッジにおいて、
請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置と、少なくとも像担持体とを1つのカートリッジケース内に備え、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とすることを特徴とする。
【0028】
請求項9に係る発明は、上述した第4の目的も達成すべく、
画像形成装置において、
請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置を備えることを特徴とする。
【0029】
請求項10に係る発明は、上述した第5の目的も達成すべく、
画像形成装置において、
請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
図1には、この発明によるレーザ複写機の要部の概略構成を示す。
【0031】
図中符号10は、像担持体であるドラム状の感光体である。図1から判るとおり、感光体10のまわりには、その横に設ける帯電装置11から感光体10の矢印Aで示す回転方向に順に、下に現像装置12、横に転写装置13とシート分離装置14、上にクリーニング装置15を設ける。また、図示省略するが、感光体10、上述した装置11・12・13・14・15の制御などを行う、制御装置を備える。
【0032】
そして、コピーを取るときは、公知のとおり、不図示のコンタクトガラス上に原稿をセットしてから、コピースイッチを押し、図示しない光学読取装置で原稿の画像を読み取ると同時に、感光体10と転写装置13間に用紙などのシートPを送り込む。
【0033】
一方、感光体10は、所定の周速度で回転し、その回転にともない、帯電位置aで、帯電装置11の帯電ローラ16により表面を一様に帯電し、不図示の光書込み装置からレーザ光Lを照射して、書込位置bで表面に書き込みを行って、感光体10上に、上記読み取った原稿画像の静電潜像を形成し、続いて現像装置12の現像位置cで、現像剤を付着して、静電潜像を可視像化したトナー画像を形成する。そして、形成したトナー画像を、上述したとおり感光体10と転写装置13間の転写位置dで、搬送したシートP上に転写装置13で転写する。
【0034】
転写後、シートPは、シート分離装置14の放電により、静電的に付着する感光体10から分離し、不図示の定着装置へ搬送してそこで転写画像を定着し、不図示の排紙部へと排出する。なお、シート分離装置14に代えて分離爪を設け、感光体10から機械的に分離するようにしてもよい。
【0035】
他方、画像転写後の感光体10は、表面に残った残留トナーをクリーニング位置eで、クリーニング装置15に備えるクリーニングブレード17で掻き落として表面を清掃して後、不図示の除電ランプで除電して表面電位を初期化する。
【0036】
ところで、図示例では、上述した感光体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置15とを1つのカートリッジケース19内に備え、プロセスカートリッジ20を構成する。そして、このプロセスカートリッジ20を、図2に示すように複写機装置本体18に対して正面側から矢印方向に出し入れして一括して着脱自在とする。
【0037】
さて、このようなプロセスカートリッジ20において、上述した現像装置12は、図1に示すように、下部側に現像剤収容部21を設け、上部側に現像剤担持部22を設けて構成する。
【0038】
現像剤収容部21には、キャリアとトナーとよりなる乾式二成分現像剤を収容する。また、その現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌部材23を例えば2つ設ける。さらに、図示しないが、現像剤中のトナーとキャリアとの混合比を検知する混合比センサを設けてなる。
【0039】
一方、現像剤担持部22には、現像剤担持体28、現像剤供給量規制部材29、駆動装置30などを設ける。
【0040】
現像剤担持体28は、内部に磁石を有し、ローラ状をしている。そして、現像剤担持体28の軸を、感光体10の軸と平行になるとともに、その感光体10に対して所定間隔となるように現像装置12を配置し、感光体10と現像剤担持体28間に現像ギャップを形成する。
【0041】
現像剤供給量規制部材29は、薄肉の例えば金属板(薄肉板状部材)を用い、基端を下向きに折り曲げて、断面L字状に形成し、現像剤担持体28の軸方向に沿ってほぼ水平に配置して、両端を不図示の支持板で支持する。また、その先端を現像剤担持体28に対向し、その現像剤担持体28と所定間隔となるように、現像剤供給量規制部材29を配置して、現像剤担持体28と現像剤供給量規制部材29間にドクターギャップを形成する。そして、現像剤供給量規制部材29によって、現像剤担持体28で担持する現像剤を薄層化し、その層の厚さに応じて、感光体10への現像剤の供給量を制御する。
【0042】
その現像剤供給量規制部材29の図中左には、その現像剤供給量規制部材29を移動する駆動装置30を設ける。駆動装置30は、例えばステッピングモータ・歯車などを備え、ステッピングモータの駆動力を現像剤供給量規制部材29に伝達して、それにより現像剤供給量規制部材29を、図中矢印で示す左右方向に移動する。
【0043】
また、クリーニング装置15には、カートリッジケース19のクリーニングケース部19a内に、クリーニングブレード17で掻き落した残留トナーを感光体10の軸方向に搬送するコイル状のトナー搬送部材31を備える。
【0044】
また、プロセスカートリッジ20には、クリーニング装置15で回収した残留トナーを、パイプ等で形成した搬送通路を通して、スクリュ・コイル・ベルト等の搬送部材を用いたり重力を利用したりして現像装置12の現像剤収容部21へと戻す不図示のトナーリサイクル装置を備える。
【0045】
そして、現像装置12では、コピー時、不図示の駆動モータを駆動し、その駆動を伝達して現像剤担持体28を回転するとともに、撹拌部材23を回転して現像剤収容部21内に収納する現像剤を撹拌し、トナーとキャリアを摩擦帯電しながら掻き上げて現像剤担持体28へ搬送する。一方、現像剤担持体28には、所定バイアスを印加して、現像剤担持体28上に現像剤を付着する。そして、現像剤担持体28の回転とともに、それで担持する現像剤を現像剤供給量規制部材29により薄層化してから、その薄層化後の現像剤中のトナーを、感光体10上に形成した静電潜像に静電的に付着し、感光体10上に可視像化したトナー画像を形成する。
【0046】
このとき、感光体10上において、トナー画像を形成する画像形成領域の外(非画像形成領域)には、トナー濃度検知用の基準画像も形成する。その基準画像は、例えば1×2cm2の大きさのベタ画像とする。また、感光体10のまわりには、基準画像におけるトナーの付着量を検知する光反射式フォトセンサ(センサ)34を設ける。この光反射式フォトセンサ34には、例えば発光素子と受光素子とを備える。
【0047】
そして、例えば現像後のトナー濃度検知時、発光素子から発した光を基準画像に当て、その基準画像からの反射光を受光素子で受けることによってトナー濃度を検知する。トナー濃度が薄い場合、次の画像形成に備えて、不図示のトナー補給部から現像剤収納部21へトナーを補給する。
【0048】
また、クリーニング装置15では、感光体10の回転を歯車などを介して伝達してトナー搬送部材31を回転駆動し、感光体10から除去した残留トナーをトナー搬送部材31で搬送してクリーニングケース部19a内の手前側に集め、トナーリサイクル装置で現像装置12に戻す。
【0049】
ところで、図示現像装置12の現像剤供給量規制部材29には薄肉板状部材を用いて、画像形成装置を低コスト化、小型化、軽量化するとともに、現像ギャップを小さくして画像品質を良好としている。そして、長期間にわたり、そのように薄肉板状部材とした現像剤供給量規制部材29を用いて、現像剤担持体28上に薄い現像剤の層を形成していると、現像剤供給量規制部材29には大きな負荷が長期間にわたってかかるため、現像剤供給量規制部材29に経時劣化によるクセが付き、それにより、初期状態のドクターギャップより広くなる場合がある。
【0050】
そこで、現像装置12には、現在のドクターギャップを検知する例えばレーザ変位計(センサ)35を備える。そのレーザ変位計35は、例えば図1に示すように、現像剤供給量規制部材29の上に設ける。
【0051】
また、上述した駆動装置30は、現像剤供給量規制部材29を移動してドクターギャップを修正し、上述した不図示の制御装置は、センサの検知結果に基づき駆動装置30を駆動する。
【0052】
そして、レーザ変位計35によって、現像剤供給量規制部材29の先端の位置を直接、検知することにより、現像剤供給量規制部材29の変位量を検知する。それにより、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いて、ドクターギャップが変化しても、レーザ変位計35で現在のドクターギャップを検知し、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動し、変位量を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できるから、初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を提供することができる。
【0053】
また、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材29に生じる応力を検知する歪みゲージを用いても良い。歪みゲージを用いる場合、例えば図3に示すように、その歪みゲージ36を現像剤供給量規制部材29の例えば先端の上側に貼り付けて設ける。
【0054】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材29に生じる応力が小さくなる。
【0055】
そこで、歪みゲージ36によって、現像剤供給量規制部材29の歪みを検知し、それにより、現像剤供給量規制部材29に生じる応力を検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、歪みゲージ36で現像剤供給量規制部材29の応力を検知し、それにより現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動置を駆動して、現像剤供給量規制部材29を移動し、応力を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0056】
さらに、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力を検知する圧力センサ37を用いても良い。
【0057】
圧力センサ37は、例えば図4に示すように、現像剤供給量規制部材29の先端の下側に貼り付けて設ける。
【0058】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力が小さくなる。
【0059】
そこで、圧力センサ37によって、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力を検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、圧力センサ37で現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力を検知し、それにより現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、押圧力を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0060】
またさらに、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤担持体28の回転トルクを検知するトルクセンサ38を用いても良い。
【0061】
トルクセンサ38は、例えば現像剤担持体28の駆動軸28aに設けても良いし、不図示の駆動モータからの駆動力を、現像剤担持体28の駆動軸28aに伝達する回転軸に設けても良い。
【0062】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤担持体28の回転トルクが小さくなる。
【0063】
そこで、トルクセンサ38によって、現像剤担持体28の駆動軸28aなどの回転トルクを検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、トルクセンサ38で現像剤担持体28の回転トルクを検知し、それにより、現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、回転トルクを初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0064】
さらにまた、図5に示すように、現在のドクターギャップを検知するセンサには、前述したトナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量を検知する光反射式フォトセンサ34を利用しても良い。
【0065】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量が多くなる。一方、画像形成により、トナーを消費すると、トナーの付着量が少なくなる。
【0066】
そこで、光反射式フォトセンサ34によって、感光体10上の基準画像におけるトナーの付着量を検知する。そして、トナーの付着量が多い場合は、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化したため、光反射式フォトセンサ34の検知により、現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、トナーの付着量を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。一方、トナーの付着量が少ない場合は、上述したように、トナーを補給する。
【0067】
加えて、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量を検知する光反射式フォトセンサ34を利用するので、現在のドクターギャップを検知する新たなセンサを設けることを不要にできるから、安価な現像装置を提供することができる。
【0068】
またさらに、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤供給量規制部材29で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の現像剤担持体28上の現像剤の帯電量を検知する不図示の静電気センサを用いても良い。その静電気センサは、現像剤供給量規制部材29により薄層化した後の現像剤の帯電量を検知できる位置に設ける。例えば、例えば現像剤供給量規制部材29の上で、現像剤担持体28に対向するように設ける。
【0069】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤担持体28上の現像剤の帯電量が多くなる。
【0070】
そこで、静電気センサによって、薄層化後の現像剤担持体28上の現像剤の帯電量を検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、静電気センサで現像剤の帯電量を検知し、それにより、現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、帯電量を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0071】
なお、図3ないし図5に示すものにおいて、図1に示すものと同様のものには、同一の符号を付して、説明を省略する。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、現在のドクターギャップを検知するセンサと、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置と、センサの検知結果に基づき駆動装置を駆動する制御装置とを備えるので、経時劣化により現像剤供給量規制部材にクセが付いてドクターギャップが変化しても、センサで現在のドクターギャップを検知してその検知結果に基づき制御装置で駆動装置を駆動し、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正できるから、初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0073】
請求項2に係る発明によれば、センサが、現像剤供給量規制部材の変位量からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、変位量を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0074】
請求項3に係る発明によれば、センサが、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材に生ずる応力からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、応力を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0075】
請求項4に係る発明によれば、センサが、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材にかかる押圧力からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、押圧力を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0076】
請求項5に係る発明によれば、センサが、現像剤担持体の回転トルクからドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、回転トルクを初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0077】
請求項6に係る発明によれば、センサが、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、トナーの付着量を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0078】
加えて、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量を検知するセンサを利用して、現在のドクターギャップを検知するので、新たなセンサを設けることを不要にできるから、安価な現像装置を提供することができる。
【0079】
請求項7に係る発明によれば、センサが、現像剤供給量規制部材で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の現像剤担持体上の現像剤の帯電量からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、現像剤の帯電量を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0080】
請求項8に係る発明によれば、請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置と、少なくとも像担持体とを1つのカートリッジケース内に備えてプロセスカートリッジを構成し、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするから、上述した各効果を有する現像装置を備えるとともにメンテナンス性を向上したプロセスカートリッジを提供することができる。
【0081】
請求項9に係る発明によれば、画像形成装置において、請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置を備えるから、上述した各効果を有する現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0082】
請求項10に係る発明によれば、請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えるから、上述した各効果を有するプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図2】そのレーザ複写機が備えるプロセスカートリッジの着脱を示す斜視図である。
【図3】この発明による別のレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図4】この発明によるまた別のレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図5】この発明によるさらに別のレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図6】従来の画像形成装置の一部を示す構成図である。
【図7】従来の現像装置が備える現像剤供給量規制部材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 感光体(像担持体)
12 現像装置
18 複写機装置本体(画像形成装置本体)
19 カートリッジケース
20 プロセスカートリッジ
28 現像剤担持体
29 現像剤供給量規制部材
30 駆動装置
34 光反射式フォトセンサ(センサ)
35 レーザ変位計(センサ)
36 歪みゲージ(センサ)
37 圧力センサ(センサ)
38 トルクセンサ(センサ)
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの、画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、現像剤を付着して像担持体上にトナー画像を形成する現像装置に関する。および、そのような現像装置と、少なくとも像担持体とを備え、画像形成装置に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真方式の画像形成装置において、例えばキャリアおよびトナーよりなる乾式二成分現像剤を使用する現像装置を備える画像形成装置の一例を図6に示す。
【0003】
図示する画像形成装置は、像担持体であるドラム状の感光体1を設け、その感光体1のまわりに、帯電装置2、現像装置3、転写装置4、クリーニング装置5などを配置していた。
【0004】
そのような画像形成装置が備える現像装置3は、現像ケース3A内に、現像剤収納部3B、現像剤補給ローラ3C、撹拌パドル3D、現像剤担持体3E、現像剤供給量規制部材3Fなどを備えていた。
【0005】
そして、画像形成時、先ず、帯電装置2および不図示の光書込み装置で感光体1上に静電潜像を形成していた。
【0006】
このとき同時に、現像装置3では、現像剤収納部3B内に収納する現像剤を、現像剤補給ローラ3Cを回転することにより図中矢印Bで示すように撹拌パドル3D位置へ送り、その後、現像剤を撹拌パドル3Dの回転により図中矢印Cで示すように掻き上げて現像剤担持体3Eに付着してから、その現像剤担持体3Eの時計まわりの回転とともに、それで担持する現像剤を、現像剤供給量規制部材3Fで薄層化し、その薄層化後の現像剤を、感光体1上に形成した静電潜像に付着して、可視像化したトナー画像を形成していた。
【0007】
その後、転写装置4で感光体1上に形成したトナー画像をシートPに転写して転写画像を形成していた。転写画像形成後、感光体1は、クリーニング装置5で転写残トナーをクリーニングして、次の同様な画像形成に備える一方、シートPは、不図示の定着装置に入れて定着を行っていた。
【0008】
【特許文献1】特開平5−2340号公報
ところで、この種の現像装置を備える画像形成装置の中には、例えば特許文献1に記載される技術があった。
【0009】
その画像形成装置が備える現像装置3は、図6に示す現像ケース3Aの外に、湿度センサを備えていた。
【0010】
そして、画像形成に先立って、湿度センサにより湿度を検知してから、現像剤供給量規制部材3Fを不図示の駆動装置により移動し、現像剤担持体3Eと現像剤供給量規制部材3F間のギャップであるドクターギャップを、湿度に対応し、そのドクターギャップ通過後の現像剤担持体3Eで担持する現像剤の層の厚さを変更していた。
【0011】
ところで、近年、画像形成装置は、低コスト化、小型化、軽量化が要求されているとともに、画像品質を良好とするため、感光体1と現像剤担持体3E間のギャップである現像ギャップを小さくすることが要求されている。
【0012】
そこで、低コスト化などの要求に応じるため、現像装置の現像剤供給量規制部材に、薄肉板状部材を用い、それを例えば図7に示すようにした、現像剤供給量規制部材3fを用いるとともに、画像品質の要求に応じるため、ドクターギャップを小さくして、現像剤担持体上に薄い現像剤の層を形成していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長期間にわたり、そのように薄肉板状部材を用いた現像剤供給量規制部材3fを用いて、現像剤担持体上に薄い現像剤の層を形成していると、現像剤供給量規制部材には大きな負荷が長期間にわたってかかるため、現像剤供給量規制部材に経時劣化によるクセが付き、それにより、初期状態のドクターギャップより広くなり、現像剤の層の厚さが初期の厚さよりも厚くなるので、経時に伴って、形成した画像が濃くなり、画像品質が安定しない問題があった。
【0014】
特に、ドクターギャップを小さくした現像装置では、初期状態のドクターギャップよりわずかに広くなった場合でも、変動率が大きいので、形成した画像の濃度に大きな影響を与える問題があった。
【0015】
そこで、この発明の第1の目的は、上述のような画像形成装置において、初期の画像品質を維持して長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することにある。
【0016】
この発明の第2の目的は、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することにある。
【0017】
この発明の第3の目的は、上述した各目的を達成した現像装置を備えるとともにメンテナンス性を向上したプロセスカートリッジを提供することにある。
【0018】
この発明の第4の目的は、上述した第1または第2の目的を達成した現像装置を備える画像形成装置を提供することにある。
【0019】
この発明の第5の目的は、上述した第3の目的を達成したプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
現像剤担持体で担持する現像剤を現像剤供給量規制部材で薄層化し、その薄層化後の現像剤を付着して、像担持体上にトナー画像を形成する、画像形成装置の現像装置において、
現在のドクターギャップを検知するセンサと、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置と、センサの検知結果に基づき駆動装置を駆動する制御装置とを備えることを特徴とする。
【0021】
請求項2に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤供給量規制部材の変位量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0022】
請求項3に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材に生じる応力からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0023】
請求項4に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材にかかる押圧力からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0024】
請求項5に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤担持体の回転トルクからドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0025】
請求項6に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0026】
請求項7に係る発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の現像装置において、
センサが、現像剤供給量規制部材で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の現像剤担持体上の現像剤の帯電量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする。
【0027】
請求項8に係る発明は、上述した第3の目的も達成すべく、
プロセスカートリッジにおいて、
請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置と、少なくとも像担持体とを1つのカートリッジケース内に備え、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とすることを特徴とする。
【0028】
請求項9に係る発明は、上述した第4の目的も達成すべく、
画像形成装置において、
請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置を備えることを特徴とする。
【0029】
請求項10に係る発明は、上述した第5の目的も達成すべく、
画像形成装置において、
請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
図1には、この発明によるレーザ複写機の要部の概略構成を示す。
【0031】
図中符号10は、像担持体であるドラム状の感光体である。図1から判るとおり、感光体10のまわりには、その横に設ける帯電装置11から感光体10の矢印Aで示す回転方向に順に、下に現像装置12、横に転写装置13とシート分離装置14、上にクリーニング装置15を設ける。また、図示省略するが、感光体10、上述した装置11・12・13・14・15の制御などを行う、制御装置を備える。
【0032】
そして、コピーを取るときは、公知のとおり、不図示のコンタクトガラス上に原稿をセットしてから、コピースイッチを押し、図示しない光学読取装置で原稿の画像を読み取ると同時に、感光体10と転写装置13間に用紙などのシートPを送り込む。
【0033】
一方、感光体10は、所定の周速度で回転し、その回転にともない、帯電位置aで、帯電装置11の帯電ローラ16により表面を一様に帯電し、不図示の光書込み装置からレーザ光Lを照射して、書込位置bで表面に書き込みを行って、感光体10上に、上記読み取った原稿画像の静電潜像を形成し、続いて現像装置12の現像位置cで、現像剤を付着して、静電潜像を可視像化したトナー画像を形成する。そして、形成したトナー画像を、上述したとおり感光体10と転写装置13間の転写位置dで、搬送したシートP上に転写装置13で転写する。
【0034】
転写後、シートPは、シート分離装置14の放電により、静電的に付着する感光体10から分離し、不図示の定着装置へ搬送してそこで転写画像を定着し、不図示の排紙部へと排出する。なお、シート分離装置14に代えて分離爪を設け、感光体10から機械的に分離するようにしてもよい。
【0035】
他方、画像転写後の感光体10は、表面に残った残留トナーをクリーニング位置eで、クリーニング装置15に備えるクリーニングブレード17で掻き落として表面を清掃して後、不図示の除電ランプで除電して表面電位を初期化する。
【0036】
ところで、図示例では、上述した感光体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置15とを1つのカートリッジケース19内に備え、プロセスカートリッジ20を構成する。そして、このプロセスカートリッジ20を、図2に示すように複写機装置本体18に対して正面側から矢印方向に出し入れして一括して着脱自在とする。
【0037】
さて、このようなプロセスカートリッジ20において、上述した現像装置12は、図1に示すように、下部側に現像剤収容部21を設け、上部側に現像剤担持部22を設けて構成する。
【0038】
現像剤収容部21には、キャリアとトナーとよりなる乾式二成分現像剤を収容する。また、その現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌部材23を例えば2つ設ける。さらに、図示しないが、現像剤中のトナーとキャリアとの混合比を検知する混合比センサを設けてなる。
【0039】
一方、現像剤担持部22には、現像剤担持体28、現像剤供給量規制部材29、駆動装置30などを設ける。
【0040】
現像剤担持体28は、内部に磁石を有し、ローラ状をしている。そして、現像剤担持体28の軸を、感光体10の軸と平行になるとともに、その感光体10に対して所定間隔となるように現像装置12を配置し、感光体10と現像剤担持体28間に現像ギャップを形成する。
【0041】
現像剤供給量規制部材29は、薄肉の例えば金属板(薄肉板状部材)を用い、基端を下向きに折り曲げて、断面L字状に形成し、現像剤担持体28の軸方向に沿ってほぼ水平に配置して、両端を不図示の支持板で支持する。また、その先端を現像剤担持体28に対向し、その現像剤担持体28と所定間隔となるように、現像剤供給量規制部材29を配置して、現像剤担持体28と現像剤供給量規制部材29間にドクターギャップを形成する。そして、現像剤供給量規制部材29によって、現像剤担持体28で担持する現像剤を薄層化し、その層の厚さに応じて、感光体10への現像剤の供給量を制御する。
【0042】
その現像剤供給量規制部材29の図中左には、その現像剤供給量規制部材29を移動する駆動装置30を設ける。駆動装置30は、例えばステッピングモータ・歯車などを備え、ステッピングモータの駆動力を現像剤供給量規制部材29に伝達して、それにより現像剤供給量規制部材29を、図中矢印で示す左右方向に移動する。
【0043】
また、クリーニング装置15には、カートリッジケース19のクリーニングケース部19a内に、クリーニングブレード17で掻き落した残留トナーを感光体10の軸方向に搬送するコイル状のトナー搬送部材31を備える。
【0044】
また、プロセスカートリッジ20には、クリーニング装置15で回収した残留トナーを、パイプ等で形成した搬送通路を通して、スクリュ・コイル・ベルト等の搬送部材を用いたり重力を利用したりして現像装置12の現像剤収容部21へと戻す不図示のトナーリサイクル装置を備える。
【0045】
そして、現像装置12では、コピー時、不図示の駆動モータを駆動し、その駆動を伝達して現像剤担持体28を回転するとともに、撹拌部材23を回転して現像剤収容部21内に収納する現像剤を撹拌し、トナーとキャリアを摩擦帯電しながら掻き上げて現像剤担持体28へ搬送する。一方、現像剤担持体28には、所定バイアスを印加して、現像剤担持体28上に現像剤を付着する。そして、現像剤担持体28の回転とともに、それで担持する現像剤を現像剤供給量規制部材29により薄層化してから、その薄層化後の現像剤中のトナーを、感光体10上に形成した静電潜像に静電的に付着し、感光体10上に可視像化したトナー画像を形成する。
【0046】
このとき、感光体10上において、トナー画像を形成する画像形成領域の外(非画像形成領域)には、トナー濃度検知用の基準画像も形成する。その基準画像は、例えば1×2cm2の大きさのベタ画像とする。また、感光体10のまわりには、基準画像におけるトナーの付着量を検知する光反射式フォトセンサ(センサ)34を設ける。この光反射式フォトセンサ34には、例えば発光素子と受光素子とを備える。
【0047】
そして、例えば現像後のトナー濃度検知時、発光素子から発した光を基準画像に当て、その基準画像からの反射光を受光素子で受けることによってトナー濃度を検知する。トナー濃度が薄い場合、次の画像形成に備えて、不図示のトナー補給部から現像剤収納部21へトナーを補給する。
【0048】
また、クリーニング装置15では、感光体10の回転を歯車などを介して伝達してトナー搬送部材31を回転駆動し、感光体10から除去した残留トナーをトナー搬送部材31で搬送してクリーニングケース部19a内の手前側に集め、トナーリサイクル装置で現像装置12に戻す。
【0049】
ところで、図示現像装置12の現像剤供給量規制部材29には薄肉板状部材を用いて、画像形成装置を低コスト化、小型化、軽量化するとともに、現像ギャップを小さくして画像品質を良好としている。そして、長期間にわたり、そのように薄肉板状部材とした現像剤供給量規制部材29を用いて、現像剤担持体28上に薄い現像剤の層を形成していると、現像剤供給量規制部材29には大きな負荷が長期間にわたってかかるため、現像剤供給量規制部材29に経時劣化によるクセが付き、それにより、初期状態のドクターギャップより広くなる場合がある。
【0050】
そこで、現像装置12には、現在のドクターギャップを検知する例えばレーザ変位計(センサ)35を備える。そのレーザ変位計35は、例えば図1に示すように、現像剤供給量規制部材29の上に設ける。
【0051】
また、上述した駆動装置30は、現像剤供給量規制部材29を移動してドクターギャップを修正し、上述した不図示の制御装置は、センサの検知結果に基づき駆動装置30を駆動する。
【0052】
そして、レーザ変位計35によって、現像剤供給量規制部材29の先端の位置を直接、検知することにより、現像剤供給量規制部材29の変位量を検知する。それにより、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いて、ドクターギャップが変化しても、レーザ変位計35で現在のドクターギャップを検知し、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動し、変位量を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できるから、初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を提供することができる。
【0053】
また、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材29に生じる応力を検知する歪みゲージを用いても良い。歪みゲージを用いる場合、例えば図3に示すように、その歪みゲージ36を現像剤供給量規制部材29の例えば先端の上側に貼り付けて設ける。
【0054】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材29に生じる応力が小さくなる。
【0055】
そこで、歪みゲージ36によって、現像剤供給量規制部材29の歪みを検知し、それにより、現像剤供給量規制部材29に生じる応力を検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、歪みゲージ36で現像剤供給量規制部材29の応力を検知し、それにより現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動置を駆動して、現像剤供給量規制部材29を移動し、応力を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0056】
さらに、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力を検知する圧力センサ37を用いても良い。
【0057】
圧力センサ37は、例えば図4に示すように、現像剤供給量規制部材29の先端の下側に貼り付けて設ける。
【0058】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力が小さくなる。
【0059】
そこで、圧力センサ37によって、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力を検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、圧力センサ37で現像剤供給量規制部材29にかかる押圧力を検知し、それにより現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、押圧力を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0060】
またさらに、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤担持体28の回転トルクを検知するトルクセンサ38を用いても良い。
【0061】
トルクセンサ38は、例えば現像剤担持体28の駆動軸28aに設けても良いし、不図示の駆動モータからの駆動力を、現像剤担持体28の駆動軸28aに伝達する回転軸に設けても良い。
【0062】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤担持体28の回転トルクが小さくなる。
【0063】
そこで、トルクセンサ38によって、現像剤担持体28の駆動軸28aなどの回転トルクを検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、トルクセンサ38で現像剤担持体28の回転トルクを検知し、それにより、現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、回転トルクを初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0064】
さらにまた、図5に示すように、現在のドクターギャップを検知するセンサには、前述したトナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量を検知する光反射式フォトセンサ34を利用しても良い。
【0065】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量が多くなる。一方、画像形成により、トナーを消費すると、トナーの付着量が少なくなる。
【0066】
そこで、光反射式フォトセンサ34によって、感光体10上の基準画像におけるトナーの付着量を検知する。そして、トナーの付着量が多い場合は、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化したため、光反射式フォトセンサ34の検知により、現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、トナーの付着量を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。一方、トナーの付着量が少ない場合は、上述したように、トナーを補給する。
【0067】
加えて、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量を検知する光反射式フォトセンサ34を利用するので、現在のドクターギャップを検知する新たなセンサを設けることを不要にできるから、安価な現像装置を提供することができる。
【0068】
またさらに、現在のドクターギャップを検知するセンサには、現像剤供給量規制部材29で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の現像剤担持体28上の現像剤の帯電量を検知する不図示の静電気センサを用いても良い。その静電気センサは、現像剤供給量規制部材29により薄層化した後の現像剤の帯電量を検知できる位置に設ける。例えば、例えば現像剤供給量規制部材29の上で、現像剤担持体28に対向するように設ける。
【0069】
ところで、長期間にわたり、画像形成装置を使用していると、上述したように、現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが広くなり、それにより、現像剤担持体28上の現像剤の帯電量が多くなる。
【0070】
そこで、静電気センサによって、薄層化後の現像剤担持体28上の現像剤の帯電量を検知する。よって、経時劣化により現像剤供給量規制部材29にクセが付いてドクターギャップが変化しても、静電気センサで現像剤の帯電量を検知し、それにより、現在のドクターギャップを検知して、その検知結果に基づき制御装置で駆動装置30を駆動し、現像剤供給量規制部材29を移動して、帯電量を初期状態とすることにより、ドクターギャップを修正できる。
【0071】
なお、図3ないし図5に示すものにおいて、図1に示すものと同様のものには、同一の符号を付して、説明を省略する。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、現在のドクターギャップを検知するセンサと、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置と、センサの検知結果に基づき駆動装置を駆動する制御装置とを備えるので、経時劣化により現像剤供給量規制部材にクセが付いてドクターギャップが変化しても、センサで現在のドクターギャップを検知してその検知結果に基づき制御装置で駆動装置を駆動し、現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正できるから、初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0073】
請求項2に係る発明によれば、センサが、現像剤供給量規制部材の変位量からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、変位量を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0074】
請求項3に係る発明によれば、センサが、現像剤を薄層化するときに、現像剤供給量規制部材に生ずる応力からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、応力を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0075】
請求項4に係る発明によれば、センサが、現像剤を薄層化するときの現像剤供給量規制部材にかかる押圧力からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、押圧力を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0076】
請求項5に係る発明によれば、センサが、現像剤担持体の回転トルクからドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、回転トルクを初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0077】
請求項6に係る発明によれば、センサが、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、トナーの付着量を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0078】
加えて、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量を検知するセンサを利用して、現在のドクターギャップを検知するので、新たなセンサを設けることを不要にできるから、安価な現像装置を提供することができる。
【0079】
請求項7に係る発明によれば、センサが、現像剤供給量規制部材で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の現像剤担持体上の現像剤の帯電量からドクターギャップを検知するものであるので、現像剤供給量規制部材の経時劣化によりドクターギャップが変化しても、制御装置で駆動装置を駆動して、現像剤供給量規制部材を移動し、現像剤の帯電量を初期状態に戻すことにより、ドクターギャップを修正できるから、簡易確実に初期の画像品質を維持して、長期間にわたり安定した画像品質を有する現像装置を提供することができる。
【0080】
請求項8に係る発明によれば、請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置と、少なくとも像担持体とを1つのカートリッジケース内に備えてプロセスカートリッジを構成し、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするから、上述した各効果を有する現像装置を備えるとともにメンテナンス性を向上したプロセスカートリッジを提供することができる。
【0081】
請求項9に係る発明によれば、画像形成装置において、請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置を備えるから、上述した各効果を有する現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0082】
請求項10に係る発明によれば、請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えるから、上述した各効果を有するプロセスカートリッジを備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図2】そのレーザ複写機が備えるプロセスカートリッジの着脱を示す斜視図である。
【図3】この発明による別のレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図4】この発明によるまた別のレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図5】この発明によるさらに別のレーザ複写機の要部の概略構成図である。
【図6】従来の画像形成装置の一部を示す構成図である。
【図7】従来の現像装置が備える現像剤供給量規制部材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 感光体(像担持体)
12 現像装置
18 複写機装置本体(画像形成装置本体)
19 カートリッジケース
20 プロセスカートリッジ
28 現像剤担持体
29 現像剤供給量規制部材
30 駆動装置
34 光反射式フォトセンサ(センサ)
35 レーザ変位計(センサ)
36 歪みゲージ(センサ)
37 圧力センサ(センサ)
38 トルクセンサ(センサ)
Claims (10)
- 現像剤担持体で担持する現像剤を現像剤供給量規制部材で薄層化し、その薄層化後の現像剤を付着して、像担持体上にトナー画像を形成する、画像形成装置の現像装置において、
現在のドクターギャップを検知するセンサと、前記現像剤供給量規制部材を移動してドクターギャップを修正する駆動装置と、前記センサの検知結果に基づき前記駆動装置を駆動する制御装置とを備えることを特徴とする、現像装置。 - 前記センサが、前記現像剤供給量規制部材の変位量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記センサが、現像剤を薄層化するときに、前記現像剤供給量規制部材に生ずる応力からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記センサが、現像剤を薄層化するときの前記現像剤供給量規制部材にかかる押圧力からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記センサが、前記現像剤担持体の回転トルクからドクターギャップを検知するものであることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記センサが、トナー濃度検知用の基準画像におけるトナーの付着量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記センサが、前記現像剤供給量規制部材で現像剤を薄層化した後、その薄層化後の前記現像剤担持体上の現像剤の帯電量からドクターギャップを検知するものであることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置と、少なくとも前記像担持体とを1つのカートリッジケース内に備え、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とすることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
- 請求項1ないし7のいずれか1に記載の現像装置を備ることを特徴とする、画像形成装置。
- 請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする、画像形成装置。
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JP2003069094A JP2004279616A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
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JP2007072329A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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-
2003
- 2003-03-14 JP JP2003069094A patent/JP2004279616A/ja active Pending
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