JP3744762B2 - 天井埋込型空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドレンパンを備えた天井埋込型空気調和装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、熱交換器、送風機および熱交換器の下面を覆う発泡スチロール製のドレンパンを収納した空気調和機本体と、この空気調和機本体の下面に取り付けられた化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、上記ドレンパンが、送風機および熱交換器の下面を覆うように配置されているため、このドレンパンの肉部が送風機の送風抵抗となり、風量低下を招き、騒音の原因にもなるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明の目的は、送風機の送風抵抗となる原因を取り除いた天井埋込型空気調和装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、熱交換器、送風機および熱交換器の下面を覆うドレンパンを収納した空気調和機本体と、この空気調和機本体の下面に取り付けられた化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和装置において、化粧パネルを仮止めする仮止め具をドレンパンに設けたインサート金具に固定したことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、仮止め具がインサート金具に固定された本体と、この本体に起立自在に支持された略U字状の金具とからなり、化粧パネルの仮止め時にはこの金具を起立させる構成とした。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、ドレンパンのインサート金具を設けた部分を化粧パネル側に高く突出させた。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、天井埋込型空気調和装置を示している。この天井埋込型空気調和装置は、板金製の空気調和機本体1を有し、この空気調和機本体1は、吊りボルト2で天井からつり下げられている。
【0013】
この空気調和機本体1は、図2に示すように、略四角形の箱形に形成されている。図2中では、空気調和機本体1の上方が開口し、天井に埋め込まれた場合、この開口側が被調和室に対向する。
【0014】
この空気調和機本体1の内側には、発泡スチロール製の断熱体3が、空気調和機本体1の側板1Aの内面に略接した状態で配置されている。この断熱体3の高さH1は、空気調和機本体1の高さH2から、後述するドレンパン13の高さH3を減じた程度の高さに設定されている。
【0015】
空気調和機本体1の天板1Bには、モータ5が固定され、このモータ5のシャフトには羽根車7が取り付けられている。これらが送風機9を構成している。この送風機9を取り囲むように、略四角形状に曲げられた熱交換器11が、上記発泡スチロール製の断熱体3の内側に配置されている。
【0016】
この熱交換器11の下面11Aを覆うように、発泡スチロール製のドレンパン13が配置され、このドレンパン13は、その外周13Aが空気調和機本体1の側板1Aの内面に略接した状態で配置されている。
【0017】
このドレンパン13には、補強部材15、送風機9のノズル17,電装箱19等の各種部品がねじ止めされている。
【0018】
そして、空気調和機本体1の下面には、図1に示すように、化粧パネル21が取り付けられ、この化粧パネル21には吸込口22と吹出口23が形成され、吸込口22にはフィルタ25が装着されている。
【0019】
図3は、ドレンパン13の上面13Bを示す。
【0020】
本実施形態では、ドレンパン13の上面13Bに周方向に延びる凹状の溝部(ドレン溜まりの一部)100が形成されている。
【0021】
この凹状の溝部100は、図1からも明らかなように、略四角形状に曲げられた熱交換器11の底部11Aを収容し、ここに熱交換器11からのドレンが収集される。この凹状の溝部100は、周方向に連続して延びており、その一部に、ドレン溜まり101が形成されている。
【0022】
このドレン溜まり101は、他の溝部100よりも深さが深く形成され、すべてのドレンが、この最も深くなったドレン溜まり101に回収される。このドレン溜まり101には、ドレンポンプ102(図2)の吸込口102Aが臨み、このドレンポンプ102を通じて、ドレン溜まり101に回収されたドレンが、空気調和機本体1の外側に排出される。ただし、このドレンポンプ102では、ドレン溜まり100,101の底部のドレンを完全にくみ出すことができず、当該底部に、わずかながらドレンが溜まる。
【0023】
このドレンパン13は発泡スチロール製であり、この発泡スチロール製のドレンパン13に形成された上記凹状の溝部100およびドレン溜まり101の各底部には、図3に斜線で示すように、抗菌性に優れ、かつ、耐油性に優れる、厚さの薄いシート103が一体的に貼設されている。
【0024】
上記構成では、抗菌性に優れるシート103が存在するため、上記凹状の溝100およびドレン溜まり101の底部に、ドレンが残留したとしても、かびの発生が抑制される。従って、従来のものと異なり、送風機9によって、かびが、被調和室に吹き出されるおそれはない。
【0025】
また、熱交換器11の配管等から漏れた油が、上記底部に溜まったとしても、そこには耐油性に優れるシート103が存在するため、発泡スチロール製のドレンパン13が劣化することがない。
【0026】
本実施形態では、ドレンパン13の肉部であって、送風機9の送風抵抗となる一部分が、図3及び図4に示すように、除去されている。すなわち、ドレンパン13に形成された、送風機9のノズル孔13Nの周囲に環状の土手部105が形成され、この土手部105からドレン溜まり100,101に連続する傾斜106が設けられている。この傾斜106によって、送風機9の送風抵抗を減じたものと、そうでないものとを用いて、実機による騒音試験を行った結果、本対策を講じたものの方が低騒音であることが判明した。
【0027】
図5は、別の実施形態を示す。
【0028】
これは、図3のものよりも大型のドレンパン13を示す。このドレンパン13では、図示のように、ドレン溜まり100,101が、高さの高い土手部105で仕切られ、この土手部105の内側に位置する、送風機9の送風抵抗となる部分が、図6に示すように、除去されて肉薄部107が形成されている。土手部105の内側に位置する、送風機9の送風抵抗となる部分107を除去したものと、除去しないものとを用いて、実機による騒音試験を行った結果、本対策を講じたものの方が低騒音であることが判明した。
【0029】
図7は別の実施形態を示す。
【0030】
これは、図1に示す空気調和機において、化粧パネル21を取り外して、ドレンパン13の下面13Cを露出させた状態を示す図である。
【0031】
この実施形態では、ドレンパン13の両端に、化粧パネル21を仮止めする仮止め具31が設けられている。ドレンパン13の両端は、図8に示すように、他の部分よりも化粧パネル21側に高く突出し、この突出部13Dには、インサート金具33が設けられている。
【0032】
仮止め具31は、インサート金具33にねじ34で固定された本体35と、この本体35に起立自在に支持された略U字状の金具36とで構成される。この金具36は、図9に示すように、直角に折り曲げられた取付部36Aと、後述する化粧パネル21を支持する支持部36Bとを有し、通常時には、図8に破線で示すように、上記金具36の支持部36Bを横に寝かせて、上記本体35に取付部36Aを支持した状態で格納されている。
【0033】
化粧パネル21を仮止めする場合、図8に示すように、金具36の取付部36Aを、本体35の支持孔35Aに挿入させておく(破線状態)。そして、取付部36Aと支持部36Bとの交点からなる折曲部36Cを支点として、金具36の支持部36Bを起立させ、この支持部36Bを本体35の保持溝35Bに係止させる。金具36の支持部36Bを起立させた状態では、金具36の支持部36Bが、下を向く状態になることは云うまでもない。
【0034】
この支持部36Bを起立させた状態で、そこに化粧パネル21の図示を省略した係止部を引っかけ、要するに、この化粧パネル21をぶら下げた状態にして、化粧パネル21を一時的に仮止めする。
【0035】
そして、この仮止めした化粧パネル21を、図示を省略したねじによって空気調和機本体1に本止めする。
【0036】
本実施形態では、化粧パネル21を仮止めする場合、金具36の取付部36Aを、本体35の支持部35Aに支持して、金具36の支持部36Bを起立させ、この支持部36Bを本体35の保持溝35Bに係止させているため、この金具36の剛性が高く、化粧パネル21を仮止めした状態で、化粧パネル21が強固に支持される。
【0037】
従って、この化粧パネル21の自重によって、仮止め中に、本体35から金具36が脱落するようなことがない。
【0038】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。
【0039】
【発明の効果】
請求項1〜3記載の発明では、化粧パネルを仮止めする場合、金具の剛性が高く、化粧パネルを仮止めした状態で、化粧パネルが強固に支持されるため、この化粧パネルの自重によって、仮止め中に、本体から金具が脱落するようなことがなく、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による天井埋込型空気調和装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】同じく天井埋込型空気調和装置の分解斜視図である。
【図3】ドレンパンの上面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】別の実施形態を示すドレンパンの上面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】ドレンパンの下面図である。
【図8】仮止め具を示す図である。
【図9】金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
13 ドレンパン
21 化粧パネル
31 仮止め具
33 インサート
35 本体
36 金具
36A 取付部
36B 支持部
36C 折曲部
100,101 ドレン溜まり
105 土手部
107 肉薄部
Claims (3)
- 熱交換器、送風機および熱交換器の下面を覆うドレンパンを収納した空気調和機本体と、この空気調和機本体の下面に取り付けられた化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和装置において、前記化粧パネルを仮止めする仮止め具をドレンパンに設けたインサート金具に固定したことを特徴とする天井埋込型空気調和装置。
- 前記仮止め具がインサート金具に固定された本体と、この本体に起立自在に支持された略U字状の金具とからなり、前記化粧パネルの仮止め時にはこの金具を起立させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和装置。
- 前記ドレンパンの前記インサート金具を設けた部分を前記化粧パネル側に高く突出させたことを特徴とする請求項1または2記載の天井埋込型空気調和装置。
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