JP3744596B2 - 炊飯釜の連続洗浄方法および炊飯釜の連続洗浄装置 - Google Patents

炊飯釜の連続洗浄方法および炊飯釜の連続洗浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯に使用した炊飯釜を一方から順次導入し、洗浄ノズルから噴射する洗浄水によって炊飯釜を連続して洗浄し、他方から順次導出する炊飯釜の連続洗浄方法および炊飯釜の連続洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炊飯釜を連続的に洗浄する装置として、例えば実公昭60−26828号公報には、連続に回動している無端状のコンベヤの搬送面に炊飯釜を伏せた状態で載置し、洗浄室内を通過するコンベヤの上方および下方に配置された洗浄ノズルから噴射する洗浄水によって連続に洗浄する手段が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
実公昭60−26828号公報に記載された洗浄装置の場合、連続して移動している炊飯釜に洗浄水を洗浄ノズルから噴射して洗浄するものであり、炊飯釜に付着した汚れを落とすのに要する時間洗浄室内を移動させるもので移動に要する距離を有する装置を設けることになり装置全体が膨大となるという課題を有している。
【0004】
また、炊飯釜を搬送面に載置する時、人手によってなされ、作業性が悪く連続的に炊飯釜を載置することができない場合がある。
洗浄室内に炊飯釜が移送されていない時でも洗浄ノズルから噴射される洗浄水は、常に一定量の噴射および排水が行なわれ、ムダに洗浄水を噴射し使用しないまま排水するとともに、ポンプの運転も洗浄時と同様に常になされることから水の使用量および電力消費量が多く稼働効率が悪いという課題を有している。
【0005】
ポンプの運転については、コンベヤで先に移送されてきた炊飯釜と次に送られてくる炊飯釜との間に間隔があり、炊飯釜が通過する時だけポンプを運転し、炊飯釜が通過しない時にはポンプを停止するようにした場合には、ポンプの起動時の電力使用量が大きく連続運転の場合よりも電力消費量が多くなるという課題を有している。
【0006】
さらに、炊飯釜は、炊飯釜に炊飯された飯が入っている時、炊飯釜から飯を排出した後、また移送時および炊飯の仕度を行なう時には、必然的に釜の内側を上方に向け、洗浄時には、釜の内側を下方に向ける必要があり、洗浄装置のコンベヤ上に炊飯釜を載置する場合、作業者が内側を下方に向けて載置するとともに洗浄後の炊飯釜を、再度内側を上方に向けて次工程に送るという作業を要し、作業性ならびに重労働であって安全性において課題を有している。
【0007】
本発明の目的は、炊飯に用いた釜を洗浄する洗浄装置本体の長さを短縮し、洗浄水の使用量電力消費量、および作業者の労力を軽減させて炊飯釜を連続的に洗浄する炊飯釜の洗浄方法および洗浄装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による炊飯釜の洗浄方法は、導入部に設けられた検知機構で炊飯釜の導入を検知して該炊飯釜の洗浄工程を開始し、該炊飯釜を第1釜受取り部まで移動させ、第1釜反転工程で待機させた第1反転アームと炊飯釜の取手または/および渕とを係合させ、引き続いて第1反転アームを略180°回転させて炊飯釜を下向きにし、前記第1反転アームと炊飯釜との係合を維持した状態で、主洗浄工程における主洗浄ノズルから高圧水を噴出して主洗浄を施こし、該主洗浄の終了後、前記主洗浄ノズルから噴出する高圧水を減圧して低圧水とするとともに、炊飯釜を第1反転アームとの係合を解除し、次いで第1反転アームを第1釜受取り部まで略180°回転させて待機させるとともに、主洗浄を施こされた炊飯釜を仕上げ洗浄工程に移動させ、該仕上げ洗浄工程における仕上げ洗浄ノズルから、仕上げ洗浄水を噴出して仕上げ洗浄を施こし、次いで第2釜受取り部まで炊飯釜を移動させるとともに、該第2釜受取り部に待機させた第2反転アームと炊飯釜の取手または/および渕とを係合させ、引き続いて第2反転アームを略180°回転させて炊飯釜を上向きにし、前記第2反転アームと炊飯釜との係合を解除して、第2反転アームを第2釜受取り部まで略180°回転させて待機させるとともに、仕上げ洗浄が施こされた炊飯釜を導出部に移送し導出することを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明による炊飯釜の連続洗浄装置は、導入部、第1釜反転工程、主洗浄工程、仕上げ洗浄工程、第2釜反転工程、および導出部が順次設けられ、前記導入部から導出部の間には炊飯釜を載置して順次搬送するコンベヤが設けられ、前記導入部には検知機構が設けられ、前記第1釜反転工程には、第1釜受取り部、第1釜反転機構、釜反転停止部が設けられ、前記第1釜反転機構には、第1釜受取り部に導入された炊飯釜と係合し、釜反転停止部で炊飯釜との係合を解除する第1反転アームが設けられ、前記主洗浄工程は、第1釜反転工程の少なくとも釜反転停止部の一部に位置し、該主洗浄工程に送られた釜が停止した状態の該釜の上方および下方に、洗浄水を噴射する主洗浄ノズルおよび該主洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給機構が設けられるとともに、該洗浄水供給機構には水圧調整装置が設けられており、前記仕上げ洗浄工程には、送られた釜が停止した状態の該釜の上方および下方に洗浄水を噴射する仕上げ洗浄ノズルが設けられ、前記第2釜反転工程には第2釜受取り部、第2釜反転機構、釜反転排出部が設けられ、前記第2釜反転機構には、第2釜受取り部に導入された炊飯釜と係合し、釜反転排出部で炊飯釜との係合を解除する第2反転アームが設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
炊飯が終了し、炊き上った飯が取り除かれ、空となった炊飯釜を連続して洗浄するにあたり、連続洗浄装置の導入部に設けたコンベヤ上へ内側を上方に向けたままの状態で移送されて来た炊飯釜は、第1釜反転工程に移送され、第1反転アームを用いて内側が下方に向くように反転させながら主洗浄工程のコンベヤ上に載置される。
【0011】
主洗浄工程に載置された炊飯釜を洗浄する洗浄水は、低圧噴射から高圧噴射に切かえて設定時間、高圧水洗浄が行なわれた後、低圧噴射に戻る。
次に、主洗浄を終えた炊飯釜は仕上げ洗浄工程へと移送された後、該仕上げ洗浄工程で設定時間、浄水による仕上げ洗浄が行なわれる。
仕上げ洗浄された炊飯釜は、第2釜反転工程へと移送され、第2反転アームを用いて再び内側が上方へ向くように反転させて、コンベヤ上に載置する。
【0012】
このように、主洗浄および仕上げ洗浄工程によって洗浄された汚れが落とされた炊飯釜は、次の炊飯準備工程に内側を上方に向けた状態となって、連続洗浄装置の導出部から導出される。
以下、図面を用いて本発明を詳記する。
図1は本発明に係る炊飯釜の連続洗浄装置の部分縦断面概略図であり、実施態様の例を示すものである。
【0013】
図2は図1に示す装置における、他の実施態様を示すものである。
図3は図1に示す装置における、さらに他の実施態様を示すものである。
1はフレームであり、洗浄室2はフレーム1で支持されている。洗浄室2には、略水平な搬送面3となるように左右一対で、無端状のチェンコンベヤ4が配設されており、該コンベヤ4は上方に搬送面3が形成されている。
【0014】
洗浄室2における、チェンコンベヤ4の走行方向に従って始端側から、導入部5、第1釜反転工程6、主洗浄工程7、仕上げ洗浄工程8、第2釜反転工程9および導出部10が順次設けられている。
炊飯が終了し、内部の飯が除かれた後の炊飯釜Kは内側を上方に向けるとともに移送方向の左右に取手Tまたは/および渕が位置した状態でチェンコンベヤ4に載置されて導入部5に至る。導入部5には、炊飯釜Kの導入を検知する検知機構Sが設けられている。
【0015】
検知機構で検知された炊飯釜Kは引続き第1釜反転工程6の第1釜受取り部11に至り、取手Tまたは/および渕と第1反転アーム13とを係合させる。この係合は、F字形をした第1反転アーム13のコ字形部分の開放側を導入部5側に向けさせて停止させておき、炊飯釜の移動によって自動的に前記取手Tまたは/および渕がコ字形部分の開放側から挿入され係合する。
【0016】
第1釜反転工程6には、第1釜反転機構12として、第1反転アーム13が設けられている。第1反転アーム13は、F字形の形状をなし釜の取手または/および渕と係合する幅をあけて搬送面3の左右に設けられている。
第1反転アーム13のF字形の最下端部は回転軸16に固着され、該最下端部を支点として、F字形の第1反転アーム13が炊飯釜の進行方向および進行方向とは逆の方向に略180度正逆回転する。回転軸16は、フレーム1に設けられている駆動モータ14と伝達機構15を介して回転する。
【0017】
炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と第1反転アーム13の係合は、第1反転アーム13のF字形の状態でコ字部分の開放側が導入部5側に向くとともにF字形のコ字部分の平行部分が略水平となって停止するように伝達機構15に設けた第1の近接スイッチ17によってなされる。
炊飯釜Kと係合した第1反転アーム13を回転させると逆F字形の状態となり、コ字形部分の開放側が導出部10側に向き、2つの平行部分が略水平となって釜反転停止部18に停止する。この停止は前記伝達機構15に設けた第2の近接スイッチ19によってなされる。炊飯釜Kは釜反転停止部18で停止した状態で、該停止部18の上下に設けられた主洗浄工程7の主洗浄ノズル20から噴出する主洗浄水によって洗浄される。主洗浄に用いる水は、洗浄水供給機構21に設けられた水圧調整装置22によって高圧にされ、洗浄水供給管23を介して供給される。主洗浄に用いる水は、一旦タンク24内に溜められ、必要に応じてタンク24内に蒸気パイプ25(図示せず)等を配設して温湯とする。
【0018】
主洗浄工程7で一定時間高圧水を噴出されて洗浄された炊飯釜Kは、チェンコンベヤ4に載置された状態で仕上げ洗浄工程8へと移送される。仕上げ洗浄工程8への移送に伴ない炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕は自動的にコ字部分の開放側から脱出し第1反転アーム13との係合が解かれ、次いで仕上げ洗浄工程8に至り停止する。この停止はチェンコンベヤ4の停止によってなされる。
【0019】
主洗浄が終了した炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と第1反転アーム13のコ字部分との係合が解かれた第1反転アーム13は、コ字部分の開放側が導入部5側に向くように回転する。そして、第1反転アーム13のF字形のコ字部分の平行部分が略水平となって停止し、前記導入部5で検知された炊飯釜が第1釜受取り部11に移送されてくるのを待機する。前記の係合が解かれた炊飯釜Kは仕上げ洗浄工程8に停止した状態で仕上げ洗浄される。
【0020】
仕上げ洗浄工程8には、炊飯釜Kの上方と下方に、それぞれ仕上げ洗浄ノズルが設けられており、主洗浄を終えた炊飯釜Kは、該仕上げ洗浄ノズル26から噴出される仕上げ水によって仕上げ洗浄される。仕上げ水は、必要に応じて水圧調整機構27を経て送水されるが、主洗浄水の圧力よりは低圧とする。
仕上げ洗浄が施こされた炊飯釜Kは引続き第2釜反転工程9の第2釜受取り部28に至り、取手Tまたは/および渕と第2反転アーム29とを係合させる。この係合は逆F字形の状態をした第2反転アーム29のコ字形部分の開放側を導入部5側に向けさせて停止させておき、炊飯釜Kの移動によって自動的に前記取手Tまたは/および渕がコ字形部分の開放側から挿入され係合する。
【0021】
第2釜反転工程9には、第2釜反転機構30が設けられ、具体的装置として第2反転アーム29が設けられている。該第2反転アーム29はF字形の形状をなし、搬送面3の左右に設けられている。
第2反転アーム29のF字形の最下端部は回転軸31に固着され、該最下端部を支点として、F字形の第2反転アーム29が炊飯釜Kの進行方向および進行方向とは逆の方向に略180度正逆回転する。前記回転軸31はフレーム1に設けられている駆動モータ32と伝達機構33を介して回転する。
【0022】
炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と第2反転アーム29の係合は、第2反転アーム29のF字形が逆F字形の状態でコ字部分の開放側が導入部5側に向くとともにF字形のコ字部分の平行部分が略水平となって停止するように伝達機構33に設けた第3の近接スイッチ34によってなされる。
炊飯釜Kと係合した第2反転アーム29を回転させるとF字形の正体となり、コ字形部分の開放側が導出部10側に向き、2つの平行部分が略水平となって釜反転排出部36に停止する。この停止は前記伝達機構33に設けた第4の近接スイッチ35によってなされる。釜反転排出部36に向けて反転された炊飯釜Kと、チェンコンベヤ4の搬送面3に載置された後、導出部10側へ移送される。
【0023】
炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と、前記第2反転アーム29のコ字部分との係合が解かれた第2反転アーム29は、コ字部分の開放側が導入部5側に向くように回転する。そして、第2反転アーム29のF字形のコ字部分の平行部分が略水平となって停止し、前記仕上げ洗浄が終了した炊飯釜Kが、第2釜受取り部28に移送されてくるのを待機する。
【0024】
次いで、本発明に係る炊飯釜Kの洗浄装置の作用を説明すると、導入部5に移送されてきた炊飯釜Kを導入部5にある検知機構が検知し、該検知した炊飯釜Kの洗浄工程を開始する。第1釜反転工程6にある第1反転アーム13のF字形のコ字部分の開放側が導入部5側に向くように第1反転アーム13第1釜受取り部11の方向に回転させ、第1反転アーム13のコ字部分の平行部分が略水平となった状態で第1反転アーム13を停止し、検知機構Sで検知された炊飯釜Kが第1釜受取り部11に搬送されてくるのを待機させる。
【0025】
そして、炊飯釜Kが第1釜受取り部11に移送されるとともに、炊飯釜Kの左右の取手Tまたは/および渕が待機していた第1反転アーム13のコ字部分の開放側から挿入され係合する。そして、図1の矢印Aに示すように炊飯釜Kと係合した第1反転アーム13を略180度回転させることによって、第1釜受取り部11では内側が上方に向いていた炊飯釜Kは釜反転停止部18では内側が下方に向いた状態に反転し、釜反転停止部18に反転された炊飯釜Kは第1反転アーム13のコ字部分と炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕とが係合したままで停止する。
【0026】
第1反転アーム13をF字形とし、F字形の最下端部を支点とし回転自在とし、第1反転アーム13を炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と第1反転アーム13のF字形のコ字部分とを係合させて反転させることで、炊飯釜Kの内側が上に向いた状態と内側が下に向いた状態ともに第1反転アーム13を反転させるだけの構造で搬送面3に載置することができる。
【0027】
釜反転停止部18は主洗浄工程7に位置し、第1反転アーム13によって反転された炊飯釜Kは主洗浄工程7で停止するとともに主洗浄ノズル20からは一定時間、水圧調整装置22によって高圧水を噴出して、洗浄が行なわれる。
したがって、炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕が第1反転アーム13のコ字部分と係合している状態で炊飯釜Kを主洗浄することで主洗浄ノズル20から噴出する高圧水となった洗浄水によって炊飯釜Kが水圧によって振動して移動することを防ぐことができる。
【0028】
次に洗浄が終了すると、水圧調整装置22によっで主洗浄ノズル20から噴出していた洗浄水を高圧水から低圧水に変化させる。
従って、水圧調整装置22によって炊飯釜Kを洗浄する時にのみ主洗浄ノズル20から噴出する洗浄水を高圧水に変化させることで、炊飯釜Kの洗浄能率がアップされ、また、炊飯釜Kを洗浄しない時には、主洗浄ノズル20から噴出する洗浄水を低圧水に変化させることで、主洗浄ノズル20から噴出される洗浄水の量がおさえられるとともに、洗浄水が洗浄室2の外へ飛び散るのを防ぐこともできる。
【0029】
図2の矢印Bに示すように、主洗浄が施こされた炊飯釜Kは、該炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と第1反転アーム13のコ字部分との係合を解除して、仕上げ洗浄工程8へと移送される。
次に主洗浄が施こされた炊飯釜Kが、図1の矢印Dに示すように仕上げ洗浄工程8へと移送され停止するとともに、水圧調整機構27によって仕上げ洗浄ノズル26から噴出する仕上げ水によって仕上げ洗浄が行なわれ、水圧調整機構27により、仕上げ洗浄ノズル26から噴出する仕上げ水の量を調整することで、仕上げ洗浄以外にムダに仕上げ水の噴出を防ぐことができる。
【0030】
さらに、設定時間、仕上げ洗浄が施された炊飯釜Kが仕上げ洗浄を行なわれた後、該炊飯釜Kは、第2釜反転工程9の第2釜受取り部28へ搬送され、炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕は第2釜受取り部28で待機していた第2反転アーム29のコ字部分の開放側から挿入され係合する。
そして、図1の矢印Hに示すように、炊飯釜Kと係合した第2反転アーム29を略180度回転させることによって、第2釜受取り部28では内側が下方に向いていた炊飯釜Kは釜反転排出部36では内側が上方に向いた状態で反転し、釜反転排出部36に反転された炊飯釜Kは第2反転アーム29のコ字部分と炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕とが解除され、導出部10へと移送される。
【0031】
第2反転アーム29をF字形とし、F字形の最下端部を支点とし回転自在とし、第2反転アーム29を炊飯釜Kの取手Tまたは/および渕と第2反転アーム29のF字形のコ字部分とを係合させて反転させることで、炊飯釜Kの内側が上に向いた状態と内側が下に向いた状態ともに第2反転アーム29を反転させるだけの構造で搬送面3に載置することができる。
【0032】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、炊飯釜Kを洗浄する時、停止状態で洗浄することで、搬送距離を短かくすることで、洗浄装置全体がコンパクトとなり、設置面積を少なくすることができる。
主洗浄において、炊飯釜Kの有無により洗浄水の噴射水圧を変更することで、炊飯釜Kへの洗浄能力は低下せずに、洗浄水の使用量および消費電力を少なくし、効率よく洗浄を行なうことができる。主洗浄において、洗浄が行なわれる時、炊飯釜Kは、第1反転アーム13と係合させていることで、噴射ノズルから噴射される洗浄水を高水圧としても、炊飯釜Kが水圧による移動を防止することができる。第1反転アームで支持していることを炊飯釜をうつ伏せ状態にすることによって噴射する洗浄水をより高圧とし短時間で洗浄することができる。仕上げ洗浄において、水圧調整機構27により、炊飯釜Kの仕上げ洗浄の時以外は仕上げ洗浄ノズル26から噴出する仕上げ水を調整し、ムダな仕上げ水の噴出を防ぐことができる。
【0033】
第1,第2反転アーム29をF字形とすることで、反転アームと係合した炊飯釜Kは反転アームを回転するだけで、炊飯釜Kの内側が上方に向いた状態と内側が下方に向いた状態ともに略同じ高さの搬送面3に載置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1反転アームと炊飯釜と係合した状態、炊飯釜のコンベヤによる移送状態および第2反転アームと炊飯釜と係合した状態を示す炊飯釜の連続洗浄装置の概略部分縦断面図である。
【図2】本発明に係る炊飯釜が主洗浄工程および仕上げ洗浄工程に停止した状態を示す炊飯釜の連続洗浄装置の概略部分縦断面図である。
【図3】本発明に係る第1反転アームと炊飯釜と解除した状態および第2反転アームと炊飯釜と係合した状態を示す炊飯釜の連続洗浄装置の概略部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 洗浄室
3 搬送面 4 コンベヤ
5 導入部 6 第1釜反転工程
7 主洗浄工程 8 仕上げ洗浄工程
9 第2釜反転工程 10 導出部
11 第1釜受取り部 12 第1釜反転機構
13 第1反転アーム 14 駆動モータ
15 伝達機構 16 回転軸
17 第1近接スイッチ 18 釜反転停止部
19 第2近接スイッチ 20 主洗浄ノズル
21 洗浄水供給機構 22 水圧調整装置
23 洗浄水供給管 24 タンク
25 蒸気パイプ 26 仕上げ洗浄ノズル
27 水圧調整機構 28 第2釜受取り部
29 第2反転アーム 30 第2釜反転機構
31 回転軸 32 駆動モータ
33 伝達機構 34 第3近接スイッチ
35 第4近接スイッチ 36 釜反転排出部
K 炊飯釜 T 取手
S 検知機構

Claims (2)

  1. 導入部に設けられた検知機構で炊飯釜の導入を検知して該炊飯釜の洗浄工程を開始し、該炊飯釜を第1釜受取り部まで移動させ、第1釜反転工程で待機させた第1反転アームと炊飯釜の取手または/および渕とを係合させ、引き続いて第1反転アームを略180°回転させて炊飯釜を下向きにし、前記第1反転アームと炊飯釜との係合を維持した状態で、主洗浄工程における主洗浄ノズルから高圧水を噴出して主洗浄を施こし、該主洗浄の終了後、前記主洗浄ノズルから噴出する高圧水を減圧して低圧水とするとともに、炊飯釜を第1反転アームとの係合を解除し、次いで第1反転アームを第1釜受取り部まで略180°回転させて待機させるとともに、主洗浄を施こされた炊飯釜を仕上げ洗浄工程に移動させ、該仕上げ洗浄工程における仕上げ洗浄ノズルから、仕上げ洗浄水を噴出して仕上げ洗浄を施こし、次いで第2釜受取り部まで炊飯釜を移動させるとともに、該第2釜受取り部に待機させた第2反転アームと炊飯釜の取手または/および渕とを係合させ、引き続いて第2反転アームを略180°回転させて炊飯釜を上向きにし、前記第2反転アームと炊飯釜との係合を解除して、第2反転アームを第2釜受取り部まで略180°回転させて待機させるとともに、仕上げ洗浄が施こされた炊飯釜を導出部に移送し導出することを特徴とする炊飯釜の連続洗浄方法。
  2. 導入部、第1釜反転工程、主洗浄工程、仕上げ洗浄工程、第2釜反転工程、および導出部が順次設けられ、前記導入部から導出部の間には炊飯釜を載置して順次搬送するコンベヤが設けられ、前記導入部には検知機構が設けられ、前記第1釜反転工程には、第1釜受取り部、第1釜反転機構、釜反転停止部が設けられ、前記第1釜反転機構には、第1釜受取り部に導入された炊飯釜と係合し、釜反転停止部で炊飯釜との係合を解除する第1反転アームが設けられ、前記主洗浄工程は、第1釜反転工程の少なくとも釜反転停止部の一部に位置し、該主洗浄工程に送られた釜が停止した状態の該釜の上方および下方に、洗浄水を噴射する主洗浄ノズルおよび該主洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給機構が設けられるとともに、該洗浄水供給機構には水圧調整装置が設けられており、前記仕上げ洗浄工程には、送られた釜が停止した状態の該釜の上方および下方に洗浄水を噴射する仕上げ洗浄ノズルが設けられ、前記第2釜反転工程には第2釜受取り部、第2釜反転機構、釜反転排出部が設けられ、前記第2釜反転機構には、第2釜受取り部に導入された炊飯釜と係合し、釜反転排出部で炊飯釜との係合を解除する第2反転アームが設けられていることを特徴とする炊飯釜の連続洗浄装置。
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