JP3742965B2 - ディスク再生システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、共通のディスク保管部に保管した記録媒体を複数の部屋のユーザが遠隔操作により指示して再生するディスク再生システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD等の光ディスクを共通の保管部に保管しつつ、各部屋からユーザが適宜、遠隔操作して、音楽を視聴できるようにした光ディスク再生システムは、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光ディスク再生システムでは、或る部屋のユーザが、選択光ディスクについて再生指示した場合に、その光ディスクがすでに他の部屋のユーザにより再生指示済みでかつなお再生中であるときは、その或る部屋のユーザからの再生指示は取り消され、或る部屋のユーザは、音楽を聞けないようになっている。
【0004】
この発明の目的は、共通のディスク保管部に保管した記録媒体を複数の部屋のユーザが遠隔操作により選択して再生するディスク再生システムにおいて、選択記録媒体が重なったときにも、適切に対処できるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明のディスク再生システム(10)は次のものを有している。
(a)複数の記録媒体を保管するディスク保管部(21)
(b)ディスク保管部(21)との間で記録媒体を送受自在となっておりディスク保管部(21)から受けた記録媒体を再生する複数個の再生部(22a,22b)
(c)各部屋に配置される再生メディア出力部(38)
(d)各再生メディア出力部(38)を同一の再生部(22a,22b)へ接続することを許容して各再生部(22a,22b)と各再生メディア出力部(38)との接続を切り換える接続切換手段(32a,32b)
(e)各部屋のユーザからの選択記録媒体を所定の再生部において再生させるように再生部(22a,22b)を制御するとともにその再生信号を選択指示のユーザの部屋の再生メディア出力部(38)へ伝送されるように接続切換手段(32a,32b)を制御する制御手段(20,29)
そして、制御手段(20,29)は、或る部屋(以下、「第1の部屋」と言う。)から再生記録媒体の選択指示があった場合に、その記録媒体がすでに他の部屋(以下、「第2の部屋」と言う。)の再生メディア出力部(38)用に所定の再生部(以下、「第1の再生部」と言う。)で再生中であるとき(以下、「ケース1」と言う。)、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)とを接続するように、接続切換手段(32a,32b)を制御するようになっている。
【0006】
記録媒体は、CDやDVD等の光ディスクに限定されず、半導体メモリ等の他の記録媒体であってもよい。記録媒体の再生するメディアは、音声のみに限定されず、音声及び映像の両方であってもよい。再生メディア出力部(38)は、記録媒体の再生信号が音声のみの場合には、例えばスピーカーであり、記録媒体の再生信号が音声と映像との両方である場合には、例えばスピーカー及びモニターである。
【0007】
ディスク再生システム(10)において、再生メディア出力部(38)が配備される部屋の数は2個に限定されない。このディスク再生システム(10)は、再生メディア出力部(38)が配置される部屋の数が3個以上の場合にも適用可能である。また、ディスク再生システム(10)における再生部(22a,22b)の個数と再生メディア出力部(38)の配置される部屋の個数とは等しくなくてもよい。ディスク再生システム(10)における再生部(22a,22b)の個数が、再生メディア出力部(38)の配置される部屋の個数より少なくてもよい。全部の部屋にユーザがいないことがあるからである。さらに、3個以上の部屋のユーザが、同一の記録媒体の再生を享受できる。すなわち、ケース1において、さらに第3の部屋のユーザが、第1の及び第2の部屋のユーザが再生指示しかつ第1の再生部において再生中の記録媒体について、選択し再生を指示したときを想定すると、第1及び第2の部屋を第2の部屋とし、第3の部屋を第1の部屋とする置き換えで考えることにすれば、「制御手段(20,29)が、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)とを接続するように、前記接続切換手段(32a,32b)を制御する」ことにより、置き換え前の第3の部屋のユーザも、第1の再生部において再生中の記録媒体の再生を享受できる。
【0008】
第1の部屋のユーザから再生記録媒体の選択指示のあったとき、その記録媒体がすでに第2の部屋のユーザのために再生中であっても、制御手段(20,29)が、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)とを接続するように、接続切換手段(32a,32b)を制御する結果、第1の再生部における記録媒体の再生信号が第1の部屋の再生メディア出力部(38)へ伝送され、その再生メディアが第1の部屋の再生メディア出力部(38)から出力される。こうして、第1の部屋のユーザから再生記録媒体の選択指示のあったとき、その記録媒体がすでに第2の部屋のユーザのために再生中であっても、第1の部屋のユーザはその記録媒体の再生を享受できる。
【0009】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、制御手段(20,29)は、第1の部屋と第2の部屋とにおいて優先順位を設定し、第1の再生部において第1及び第2の部屋のユーザ用に共通再生中の記録媒体(以下、「第1の記録媒体」と言う。)に対するユーザ指示について優先順位の低い方の部屋のユーザからのものを一部制限する。
【0010】
第1の記録媒体に対して、第1及び第2の部屋のユーザから指示があると、処理が混乱し、支障が生じるので、優先順位を設定し、一部のユーザ指示については、優先順位の低い方の部屋のユーザからのものは制限することにし、共通の選択記録媒体に対する処理を混乱なく遂行できるようになる。
【0011】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、優先順位の低い方の部屋のユーザからの一部制限されるユーザ指示は、記録媒体の選択指示以外の全部のユーザ指示である。
【0012】
こうして、優先順位の高い方の部屋のユーザは、第1の記録媒体について、制限されることなく、指示を出して、それが実行されるとともに、優先順位の低い方の部屋のユーザは、記録媒体の選択指示は許容され、共通再生中の記録媒体以外の記録媒体へ再生切換を確保される。なお、優先順位の低い方のユーザへ、自分の部屋が優先順位の低い方の部屋となっていることを、再生メディア出力部(38)と共に該部屋に配置される表示部において表示されるようになっているのが好ましい。
【0013】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、制御手段(20,29)は、優先順位に関して第1の部屋を第2の部屋より低いものとするようになっている。
【0014】
第1の記録媒体について、先に再生指示した方のユーザに上位の優先順位が与えられるので、該記録媒体について先に再生指示したユーザが途中から、該記録媒体についてのユーザ指示を制限されて、とまどうことが防止される。
【0015】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から記録媒体の切換え指示があると、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を切るようになっている。
【0016】
これにより、第1の部屋のユーザが第1の記録媒体の再生を継続して享受するのを確保しつつ、第2の部屋の再生メディア出力部(38)からの第1の記録媒体の再生出力が終了する。
【0017】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から記録媒体の切換え指示があると、優先順位の低い方の部屋からのユーザ指示の制限を解除するようになっている。
【0018】
第2の部屋のユーザが第1の記録媒体以外の記録媒体への切換を指示すると、第2の部屋からのユーザ指示は、第1の記録媒体とは別の記録媒体に対するものとなるので、第1の記録媒体についての第1の部屋及び第2の部屋からのユーザ指示の混乱は生じなくなる。したがって、第1の部屋のユーザは、第1の記録媒体についてのユーザ指示の制限を解除され、第1の記録媒体についての種々の指示が可能になる。なお、第1の記録媒体についての第1の部屋からのユーザ指示が解除されたことは、第1の部屋内の表示部に表示して、第1の部屋内のユーザへ知らせるようにするのが好ましい。
【0019】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から第1の記録媒体の再生停止指示があると、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を切るようになっている。
【0020】
これにより、第1の部屋のユーザは、第1の記録媒体の再生を継続して享受しつつ、第2の部屋の再生メディア出力部(38)からの第1の記録媒体の再生出力を終了することができる。
【0021】
この発明のディスク再生システム(10)によれば、制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から第1の記録媒体の再生停止指示があると、優先順位の低い方の部屋からのユーザ指示の制限を解除するようになっている。
【0022】
第2の部屋のユーザが第1の記録媒体の再生停止を指示すると、第2の部屋からのユーザ指示と第1の記録媒体との関係は、第1の部屋からのユーザ指示と第1の記録媒体との関係に比して十分に希薄となるので、一旦、切ることにする。そして、第1の記録媒体についての第1の部屋からのユーザ指示の制限を解除することにより、第1の記録媒体についての第1の部屋のユーザからの種々の指示が可能になり、第1の部屋のユーザに便宜となる。なお、第1の記録媒体についての第1の部屋からのユーザ指示が解除されたことは、第1の部屋内の所定の表示部に表示して、第1の部屋内のユーザへ知らせるようにするのが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はマルチルーム用オーディオシステム10のブロック図である。マルチルーム用オーディオシステム10は、マルチプレーヤ11、マルチアンプ装置12、及び2個の出力装置13を装備し、各出力装置13は各部屋14a,14bにそれぞれ配備される。なお。部屋14a,14bはそれぞれ部屋A,Bと図1には記載されている。マルチプレーヤ11は、マルチプレーヤ11内の各種制御を実行するマイコン20、任意の1個のディスク(例えばCD)を適宜、取り出し自在に複数個のディスクを保管するディスクストッカー21、共通のディスクストッカー21との間でCDを送受自在とされかつ受け取ったCDを再生する2個の再生ユニット22a,22b、及び所定の情報を表示する表示部23を有している。マルチアンプ装置12は、マルチアンプ装置12内の各種制御を実行するマイコン29、マルチプレーヤ11の再生ユニット22a,22bにそれぞれ対応し各再生ユニット22a,22bからの再生信号を入力されそれを増幅して出力する再生アンプ30a,30b、マルチアンプ装置12の各種情報を表示する表示部31、及び再生アンプ30a,30bと出力スイッチ33a,33bとの間に介在し両者の接続を切り換える切換器32a,32bを有している。マルチプレーヤ11のマイコン20とマルチアンプ装置12のマイコン29とは相互に通信自在になっている。出力装置13は、音声信号を入力されるスピーカー38、及びユーザにより操作されて各種ユーザ指示を出すとともに所定の情報をユーザに表示する外部表示・コントロール部39を有している。各部屋14a,14bのスピーカー38はそれぞれマルチアンプ装置12の出力スイッチ33a,33bへそれぞれ接続されている。切換器32a,32bは、相互に独立して切り換えられ、それぞれ出力スイッチ33a,33bを切換器32a又は32bの出力側へ接続する。各部屋14a,14bのユーザは、自分の部屋の外部表示・コントロール部39を操作して、所望の操作についての指示を出し、この指示はマルチプレーヤ11のマイコン20へ伝送され、マイコン20が、後述の図2及び図3の処理を実行するようになっている。各出力スイッチ33a,33bは、各部屋14a,14bのスピーカー38に対応しており、各スピーカー38の作動状態では、オンへ切り換えられる。
【0024】
図2は部屋14bのユーザがディスクの再生指示を出したときの一連の処理についのプログラムのフローチャートである。なお、このプログラムはマルチプレーヤ11のマイコン20において実施される。S40では、部屋14bのユーザが再生ディスクの選択指示を出したか否かを判定し、判定がYesであれば、S41へ進み、Noであれば、該プログラムを終了する。S41では、部屋14bのユーザから出された再生ディスクの番号を記憶する。このマルチルーム用オーディオシステム10では、複数個のディスクがディスクストッカー21の各部位に保管され、各部位には番号がつけられており、各部屋14a,14bのユーザからの再生ディスク選択の指示は、各ディスクの保管されているディスクストッカー21の部位の番号を指定して、行われるようになっている。S42では、再生ユニット32aが現在、ディスクを再生中か否かを判定し、判定がYesであれば、S44へ進み、Noであれば、S43へ進む。S43では、再生ユニット22bが現在、ディスクを再生中か否かを判定し、判定がYesであれば、S45へ進み、Noであれば、S54へ進む。S44では、ユーザより選択指示のあったディスク(以下、「選択指示ディスク」と言う。)が再生ユニット32aにおいて現在、再生中のものであるか否かを判定し、判定がYesであれば、S50へ進み、Noであれば、S54へ進む。S45では、選択指示ディスクが再生ユニット22bにおいて現在、再生中のものであるか否かを判定し、判定がYesであれば、S60へ進み、Noであれば、S65へ進む。
【0025】
部屋14bのユーザが再生ディスクの指示を出した時点での再生ユニット22a,22bにおけるディスク再生状態を(a)、(b)、(c)、及び(d)の4つの場合に分け、(a)は選択指示ディスクが再生ユニット32aにおいて現在、再生中である場合、(b)は再生ユニット32aがディスクを再生中で、その再生中のディスクが選択指示ディスク以外である場合、(c)は再生ユニット22bのみがディスクを再生中で、その再生中のディスクが選択指示ディスク以外である場合、(d)は再生ユニット22bのみがディスクを再生中で、その再生中のディスクが選択指示ディスクである場合、(e)は再生ユニット22a,22b共にディスクを再生していない場合、と定義する。(a)では、S50へ進み、(b)及び(e)ではS54へ進み、(c)ではS60へ進み、(d)ではS65へ進むことになる。
【0026】
S50では、部屋14bのリモコン(=外部表示・コントロール部39)について、ディスク選択キー以外のキー操作を無効にし、すなわち部屋14bのユーザからはディスク選択の指示は出せるが、その他の指示は出せないようにする。S51では、切換器32bにおいて部屋14bのスピーカー38側を再生アンプ30a側へ接続する指令をマルチアンプ装置12(厳密にはマルチアンプ装置12のマイコン29)へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。これにより、部屋14bのスピーカー38からは選択指示ディスクの再生音が出力される。S51の後は、S69へ進む。
【0027】
S54では、部屋14bのリモコンについて、S50又はS65で実施したコントロール禁止状態を解除する。これにより、部屋14bのリモコンは、選択指示ディスクについての全部のユーザ指示が可能になる。S55では、切換器32bにおいて部屋14bのスピーカー38側を再生アンプ30b側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。S56では、選択指示ディスクをディスクストッカー21から再生ユニット22bへ移送し、再生ユニット22bにおいて再生する。これにより、部屋14bのスピーカー38からは選択指示ディスクの再生音が出力される。S56の後は、S69へ進む。
【0028】
S60では、部屋14bのリモコンについて、S50又はS65で実施したコントロール禁止状態を解除する。これにより、部屋14bのリモコンは、選択指示ディスクについての全部のユーザ指示が可能になる。S61では、切換器32bにおいて部屋14bのスピーカー38側を再生アンプ30a側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。S62では、選択指示ディスクをディスクストッカー21から再生ユニット32aへ移送し、再生ユニット32aにおいて再生する。これにより、部屋14bのスピーカー38からは選択指示ディスクの再生音が出力される。S56の後は、S69へ進む。
【0029】
S65では、部屋14bのリモコンについて、ディスク選択キー以外のキー操作を無効にし、すなわち部屋14bのユーザからはディスク選択の指示は出せるが、その他の指示は出せないようにする。S66では、切換器32bにおいて部屋14bのスピーカー38側を再生アンプ30b側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。これにより、部屋14bのスピーカー38からは選択指示ディスクの再生音が出力される。S66の後は、S69へ進む。
【0030】
S69では、部屋14bのリモコンについてのS50,S54,S60,S65における処理内容がマルチアンプ装置12へ送られ、この状態はマルチアンプ装置12からさらに部屋14bの外部表示・コントロール部39の表示部に表示されて、部屋14bのユーザへ知らされる。
【0031】
図3は図2のプログラムの実行後、部屋14aのユーザが選択ディスクの変更指示又はディスク再生停止指示を出したときの一連の処理についてのプログラムのフローチャートである。なお、このフローチャートでは、選択指示ディスクは再生ユニット32aにおいて再生中であることが前提となっている。選択指示ディスクが再生ユニット22bにおいて再生中である場合も同様である。S72では、部屋14aのリモコンより選択ディスクの変更指示があったか否かを判定し、判定がYesであれば、S73へ進み、Noであれば、S87へ進む。S73では、部屋14aのユーザが今回新たに選択したディスク(以下、「新規選択ディスク」と言う。)の番号をメモリに記憶する。S74では、部屋14bのリモコンについて図2のS50又はS65で実施したコントロール禁止状態を解除する。これにより、部屋14bのリモコンは、選択指示ディスクについての全部のユーザ指示が可能になる。S75では、再生ユニット32aがまだ選択指示ディスクを再生中か否かを判定し、判定がYesであれば、S79へ進み、Noであれば、S83へ進む。S79では、切換器32aにおいて部屋14aのスピーカー38側を再生アンプ30b側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。S80では、新規選択ディスクをディスクストッカー21から再生ユニット22bへ移送し、再生ユニット22bにおいて再生する。これにより、部屋14aのスピーカー38からは新規選択ディスクの再生音が出力される。S80の後は、S98へ進む。S83では、切換器32aにおいて部屋14aのスピーカー38側を再生アンプ30a側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。S84では、新規選択ディスクをディスクストッカー21から再生ユニット32aへ移送し、再生ユニット32aにおいて再生する。これにより、部屋14aのスピーカー38からは新規選択ディスクの再生音が出力される。S80の後は、S98へ進む。
【0032】
S87では、部屋14aのリモコンより選択指示ディスクの停止指示があったか否かを判定し、判定がYesであれば、S88へ進み、Noであれば、このプログラムを終了する。S88では、部屋14aのユーザが今回新たに選択したディスクとしての新規選択ディスクの番号をメモリに記憶する。S89では、部屋14bのリモコンについて図2のS50又はS65で実施したコントロール禁止状態を解除する。これにより、部屋14bのリモコンは、選択指示ディスクについての全部のユーザ指示が可能になる。S92では、再生ユニット32aがまだ選択指示ディスクを再生中か否かを判定し、判定がYesであれば、S93へ進み、Noであれば、S94へ進む。S93では、切換器32aにおいて部屋14aのスピーカー38側を再生アンプ30b側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。S93の後は、S98へ進む。S94では、切換器32aにおいて部屋14aのスピーカー38側を再生アンプ30a側へ接続する指令をマルチアンプ装置12へ送り、その指令がマルチアンプ装置12において実行される。S94の後は、S98へ進む。
【0033】
S98では、部屋14bのリモコンについてのS74,S89における処理内容がマルチアンプ装置12へ送られ、この状態はマルチアンプ装置12からさらに部屋14bの外部表示・コントロール部39の表示部に表示されて、部屋14bのユーザへ知らされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチルーム用オーディオシステムのブロック図である。
【図2】部屋Bのユーザがディスクの再生指示を出したときの一連の処理についのプログラムのフローチャートである。
【図3】図2のプログラムの実行後、部屋Aのユーザが選択ディスクの変更指示又はディスク再生停止指示を出したときの一連の処理についてのプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10 マルチルーム用オーディオシステム(ディスク再生システム)
14a,14b 部屋
20 マイコン(制御手段)
21 ディスクストッカー(ディスク保管部)
22a,22b 再生ユニット
29 マイコン(制御手段)
32a,32b 切換器
38 スピーカー(再生メディア出力部)
Claims (8)
- 複数の記録媒体を保管するディスク保管部(21)、
前記ディスク保管部(21)との間で記録媒体を送受自在となっており前記ディスク保管部(21)から受けた記録媒体を再生する複数個の再生部(22a,22b)、
各部屋に配置される再生メディア出力部(38)、
各再生メディア出力部(38)を同一の再生部(22a,22b)へ接続することを許容して各再生部(22a,22b)と各再生メディア出力部(38)との接続を切り換える接続切換手段(32a,32b)、及び
各部屋のユーザからの選択記録媒体を所定の再生部において再生させるように前記再生部(22a,22b)を制御するとともにその再生信号を選択指示のユーザの部屋の再生メディア出力部(38)へ伝送されるように前記接続切換手段(32a,32b)を制御する制御手段(20,29)、
を有し、
前記制御手段(20,29)は、或る部屋(以下、「第1の部屋」と言う。)から再生記録媒体の選択指示があった場合に、その記録媒体がすでに他の部屋(以下、「第2の部屋」と言う。)の再生メディア出力部(38)用に所定の再生部(以下、「第1の再生部」と言う。)で再生中であるとき(以下、「ケース1」と言う。)、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)とを接続して、第1の再生部からの同一の再生信号が第1及び第2の部屋の再生メディア出力部 (38) へ送られるように、前記接続切換手段(32a,32b)を制御するようになっていることを特徴とするディスク再生システム。 - 前記制御手段(20,29)は、第1の部屋と第2の部屋とにおいて優先順位を設定し、第1の再生部において第1及び第2の部屋のユーザ用に共通再生中の記録媒体(以下、「第1の記録媒体」と言う。)に対するユーザ指示について優先順位の低い方の部屋のユーザからのものを一部制限することを特徴とする請求項1記載のディスク再生システム。
- 優先順位の低い方の部屋のユーザからの一部制限されるユーザ指示は、記録媒体の選択指示以外の全部のユーザ指示であることを特徴とする請求項2記載のディスク再生システム。
- 前記制御手段(20,29)は、優先順位に関して第1の部屋を第2の部屋より低いものとするようになっていることを特徴とする請求項2又は3記載のディスク再生システム。
- 前記制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から記録媒体の切換え指示があると、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を切るようになっていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のディスク再生システム。
- 前記制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から記録媒体の切換え指示があると、優先順位の低い方の部屋からのユーザ指示の制限を解除するようになっていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のディスク再生システム。
- 前記制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から第1の記録媒体の再生停止指示があると、第1の再生部と第1の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を維持しつつ、第1の再生部と第2の部屋の再生メディア出力部(38)との接続を切るようになっていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のディスク再生システム。
- 前記制御手段(20,29)は、ケース1において、第2の部屋から第1の記録媒体の再生停止指示があると、優先順位の低い方の部屋からのユーザ指示の制限を解除するようになっていることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載のディスク再生システム。
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