JP3689779B2 - ダビング装置、ダビング方法、及び、記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データをダビングするダビング装置及びダビング方法に関する。また、本発明は、データをダビングするためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
データの記録及び再生を行う記録再生装置を1台又は複数台用いることにより、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MD(Mini Disc )、個体メモリ、カセットテープ等の記録媒体に記録されているデータを他の記録媒体にコピー(ダビング)することができる。
【0003】
記録再生装置の中には、通常の速度でしかデータの記録及び再生を行うことができないものや、2倍速又は4倍速といった高速でデータの記録及び再生を行うことができるものがある。このように、記録再生装置の種類等によって、データを記録再生可能な最大の速度(最大記録再生速度)が異なる。このため、複数の記録再生装置を用いて1つの記録媒体から複数の記録媒体にデータをダビングする場合、そのダビング速度は最も遅い最大記録再生速度に合わせて設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した方法では、ダビング速度を最大記録再生速度の最も遅いものに合わせているので、ダビングの途中で最大記録再生速度が最も遅い記録再生装置の記録動作を停止させた場合も、同じ速度のままダビングが継続される。このため、所定データのダビングが終了するまでに必要以上の時間がかかってしまう場合があり、非常に効率が悪いという問題がある。
【0005】
従って、本発明は、効率よくデータをダビングするダビング装置及びダビング方法を提供することを目的とする。また、本発明は、効率よくデータをダビングするためのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかるダビング装置は、
再生装置と複数の記録装置を制御するものであり、
制御信号により再生速度の変更が可能な再生装置と、制御信号に従って記録速度の制御が可能で、前記再生装置で再生されたデータを記録媒体に記録する複数の記録装置に接続される、ダビング装置であって、
再生用媒体に記録されている所定のデータを複数の記録用媒体にダビングする際のダビング速度を設定する設定手段と、
再生用媒体に記録されているデータを再生する前記再生装置に、制御信号を送って、前記設定手段で設定されたダビング速度で所定のデータを再生させる再生制御手段と、
前記再生装置が再生したデータを記録用媒体に記録する複数の前記記録装置に制御信号を送って、前記設定手段で設定されたダビング速度でデータを記録させる記録制御手段と、
から構成され、
複数の前記記録装置は、互いに異なる最大記録速度を有し、
前記設定手段は、データを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置が記録動作を停止する場合、又は、データを記録している記録装置よりも最大記録速度の遅い記録装置が記録動作を開始する場合に、前記ダビング速度を、記録動作の停止後、又は、記録動作の開始後においてデータを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置の最大記録速度に変更する速度変更手段を備え、
前記再生制御手段は、前記再生装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で再生させる手段を含み、
前記記録制御手段は、前記記録装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で記録させる手段を含む、
ことを特徴とする。
この発明によれば、効率よくデータをダビングすることができる。
【0007】
前記設定手段は、前記記録装置が記録動作を停止する際、該記録装置の最大記録速度がデータを記録している記録装置が有する最大記録速度の中で一番遅いか否かを判別する第1判別手段と、前記第1判別手段が記録動作を停止する前記記録装置の最大記録速度は一番遅いと判別した場合に、記録動作を継続する記録装置が有する最大記録速度の中で最も遅い最大記録速度を前記ダビング速度として設定する第1速度変更手段と、を備えてもよい。
【0008】
前記設定手段は、ダビングの途中で新たな記録装置が記録動作を開始する際、該記録装置の最大記録速度が記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いか否かを判別する第2判別手段と、前記第2判別手段が新たな前記記録装置の最大記録速度は記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いと判別した場合に、前記ダビング速度を新たな該記録装置が有する最大記録速度に変更する第2速度変更手段と、を備えてもよい。
【0009】
本発明の第2の観点にかかるダビング方法は、
再生装置と複数の記録装置を制御するものであり、
制御信号により再生速度の変更が可能な再生装置と、制御信号に従って記録速度の制御が可能で、前記再生装置で再生されたデータを記録媒体に記録する複数の記録装置とによるダビング動作を制御するダビング方法であって、
再生用媒体に記録されている所定のデータを複数の記録用媒体にダビングする際のダビング速度を設定する設定工程と、
再生用媒体に記録されているデータを再生する再生装置に、制御信号を送って、前記設定工程で設定された前記ダビング速度で所定のデータを再生させる再生制御工程と、
前記再生装置が再生したデータを記録用媒体に記録する複数の記録装置に、前記ダビング速度でデータを記録させる記録制御工程と、を備え、
複数の前記記録装置は、互いに異なる最大記録速度を有し、
前記設定工程は、データを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置が記録動作を停止する場合、又は、データを記録している記録装置よりも最大記録速度の遅い記録装置が記録動作を開始する場合に、前記再生装置と前記記録装置にそれぞれ制御信号を送って、前記ダビング速度を、記録動作の停止後、又は、記録動作の開始後においてデータを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置の最大記録速度に変更する速度変更工程を備え、前記再生制御工程は、前記再生装置に制御信号を送って、前記速度変更工程で変更したダビング速度で再生させる工程を含み、前記記録装置とに制御信号を送って、変更したダビング速度で記録させる工程を含む、
ことを特徴とする。
【0010】
前記設定工程は、前記記録装置が記録動作を停止する際、該記録装置の最大記録速度がデータを記録している記録装置が有する最大記録速度の中で一番遅いか否かを判別する第1判別工程と、前記第1判別工程で記録動作を停止する前記記録装置の最大記録速度は一番遅いと判別した場合に、記録動作を継続する記録装置が有する最大記録速度の中で最も遅い最大記録速度を前記ダビング速度として設定する第1速度変更工程と、を備えてもよい。
【0011】
前記設定工程は、ダビングの途中で新たな記録装置が記録動作を開始する際、該記録装置の最大記録速度が記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いか否かを判別する第2判別工程と、前記第2判別工程で新たな前記記録装置の最大記録速度は記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いと判別した場合に、前記ダビング速度を新たな該記録装置が有する最大記録速度に変更する第2速度変更工程と、を備えてもよい。
【0012】
本発明の第3の観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
制御信号により再生速度の変更が可能な再生装置と、互いに異なる最大記録速度を有し制御信号に従って記録速度の制御が可能で、前記再生装置で再生されたデータを記録媒体に記録する複数の記録装置とに接続可能なコンピュータを、
再生用媒体に記録されている所定のデータを複数の記録用媒体にダビングする際のダビング速度を設定する設定手段と、
前記再生装置に制御信号を送って、前記設定手段で設定された前記ダビング速度で所定のデータを再生させる再生制御手段と、
制御信号に従って記録速度の変更が可能で、且つ、前記再生装置が再生したデータを受信するように接続された複数の記録装置に、制御信号を送って、前記設定手段で設定された前記ダビング速度で、前記再生装置からのデータを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
として機能させ、
さらに、前記設定手段に、データを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置が記録動作を停止する場合、又は、データを記録している記録装置よりも最大記録速度の遅い記録装置が記録動作を開始する場合に、前記ダビング速度を、記録動作の停止後、又は、記録動作の開始後においてデータを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置の最大記録速度に変更するように動作させ、
前記再生制御手段に、前記再生装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で再生させ、
前記記録制御手段に、前記記録装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で記録させる、
ためのプログラムを記録している。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態にかかるオーディオシステムについて図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態にかかるオーディオシステムは、図1に示すように、再生装置1と、複数の記録装置2と、から構成されている。このオーディオシステムは、後述するようにして、再生装置1に収納された記録媒体に記録されている所定のデータを記録装置2に収納された記録媒体にコピー(ダビング)する。
【0014】
再生装置1は、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc )、及び、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体を収納し、記録媒体に記録されている所定のデータを所定の速度で再生する。この再生装置1は、図2(a)に示すように、入力部11と、再生部12と、送受信部13と、表示部14と、記憶部15と、制御部16と、から構成されている。
【0015】
入力部11は、複数の入力ボタン等を備え、再生装置1の利用者により操作される。入力部11は、利用者の所定操作に従って、ダビングの開始を指示するダビング開始信号、ダビングの停止を指示するダビング停止信号、及び、ダビングの途中でダビング先となる記録媒体の追加を指示する追加信号等を制御部16に出力する。
【0016】
再生部12は、所定枚数の記録媒体を収納し、収納した記録媒体に記録されている所定のデータを所定の速度で再生する。なお、再生部12は、再生装置1に接続される記録装置2の記録動作よりも速い速度でデータを再生することができる。
【0017】
送受信部13は、接続端子を備え、ケーブル等により記録装置2に接続される。送受信部13は、再生部12が再生したデータをケーブル等を介して記録装置2に送信する。また、送受信部13は、最適な速度でダビングを行うための信号や情報等を記録装置2との間で送受信する。
【0018】
表示部14は、液晶パネル等を備え、再生装置1の動作状況やダビングの進行状況等を所定の文字列やマーク等により表示する。
記憶部15は、RAM(Random Access Memory)等から構成され、各記録装置2から供給される装置情報を記憶する。装置情報は、記録装置2がデータを記録することができる最大の記録速度を示す情報である。
【0019】
制御部16は、再生装置1を構成する上記各部の動作を制御する。また、制御部16は、送受信部13を介して記録装置2の記録動作を制御する。なお、制御部16の詳しい動作については後述する。
【0020】
この記録装置2は、制御信号によって記録速度を制御できるものであり、従来技術で説明した記録装置と同様に、例えば、CD( Compact Disc )、DVD( Digital Versatile Disc )、MD( Mini Disc )、個体メモリ、等の記録媒体にコピー(ダビング)する。
記録装置2は、それぞれ同一の構成を有する。具体的には、図2(b)に示すように、各記録装置2は、操作部21と、送受信部22と、記録部23と、制御部24と、から構成されている。但し、記録装置2は、その種類等によって最大記録速度が異なる。
【0021】
操作部21は、複数の操作ボタン等を備え、記録装置2の動作を制御するために記録装置2の利用者により操作される。
送受信部22は、接続端子を備え、ケーブル等により再生装置1に接続される。送受信部22は、ケーブル等を介して再生装置1から供給されるデータを受信する。また、送受信部22は、最適な速度でダビングを行うための様々な信号や情報等を再生装置1との間で送受信する。
【0022】
記録部23は、所定枚数の記録媒体を収納し、送受信部22が受信する再生装置1からのデータを所定の速度で記録する。
制御部24は、記録装置2を構成する上記各部の動作を制御し、所定データのダビングを効率よく行う。
【0023】
次に、以上のように構成されたオーディオシステムの動作について説明する。
(1)所定データのダビング
始めに、再生装置1に収納された記録媒体から記録装置2に収納された記録媒体に所定のデータをダビングする場合について説明する。
【0024】
オーディオシステムの利用者は、始めに、再生装置1と各記録装置2とをそれぞれケーブル等により接続する。
再生装置1の制御部16は、例えば送受信部13が備える接続端子の電位変化等から、ケーブル等を介して記録装置2が接続されたことを検出する。
【0025】
また、各記録装置2の制御部24は、例えば送受信部22が備える接続端子の電位変化等から、ケーブル等を介して再生装置1が接続されたことを検出する。そして、各記録装置2の制御部24は、上記最大記録速度を示す装置情報を送受信部22を介して再生装置1に出力する。
【0026】
再生装置1の制御部16は、各記録装置2から供給される装置情報を送受信部13を介して受信し、記憶部15に記憶させる。
また、制御部16は、表示部14を制御し、装置情報を供給してきた記録装置2、即ち、再生装置1に接続されている記録装置2の一覧を表示する。
【0027】
オーディオシステムの利用者は、入力部11を所定の手順で操作し、表示部14が表示する記録装置2の一覧から、データのダビングに用いる記録装置2を選択する。
また、利用者は、入力部11を所定の手順で操作し、ダビングするデータ及びダビングする順番等を入力する。
【0028】
そして、利用者は、所定データのダビングを行うために、入力部11の所定ボタンを押下する。これにより、入力部11は、ダビングの開始を指示するダビング開始信号を制御部16に出力する。なお、ダビング開始信号は、利用者が選択した記録装置2、ダビング対象のデータ、及び、ダビングの順番を示す。
制御部16は、入力部11から供給されるダビング開始信号に応答して、図3に示すダビング処理を開始する。
【0029】
始めに、制御部16は、入力部11から供給されたダビング開始信号を用いて、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つが利用者により選択されたか否かを判別する(ステップS101)。例えば、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報から最大記録速度最が最も遅い記録装置2を判別し、判別した記録装置2がダビングに用いる記録装置2として利用者により選択されたか否かを判別する。
【0030】
利用者により選択されなかったと判別した場合(ステップS101;NO)、制御部16は、ステップS101にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2について利用者により選択されたか否かを判別する。
一方、利用者により選択されたと判別した場合(ステップS101;YES)、制御部16は、この記録装置2が有する最大記録速度をダビング速度として設定する(ステップS102)。
【0031】
そして、制御部16は、再生部12及び記録装置2を制御して、ステップS102で設定したダビング速度で、ダビング開始信号が示すデータをダビング開始信号が示す順番でダビングする(ステップS103)。具体的には、制御部16は、再生部12を制御して、設定したダビング速度で、ダビング開始信号が示すデータをダビング開始信号が示す順番で再生させる。また、制御部16は、設定したダビング速度を示す記録開始信号を、利用者が選択した記録装置2に出力することにより、利用者が選択した記録装置2に所定のデータを設定したダビング速度で記録させる。
以上で、制御部16が行うダビング処理が終了する。
【0032】
以上のように、最大記録速度の遅い記録装置2から順に、利用者がダビングに用いる記録装置2として選択したか否かを判別することにより、最も効率の良いダビング速度を決定することができる。これにより、再生装置1に収納された記録媒体に記録されているデータが所定の速度で効率よくダビングされる。
【0033】
(2)ダビングの停止
次に、特定の記録媒体へのダイビングを停止する場合、即ち、特定の記録装置2が行うデータの記録を停止させる場合の動作について説明する。
【0034】
始めに、オーディオシステムの利用者は、特定の記録媒体へのダビングを停止するために、再生装置1の入力部11を所定の手順で操作し、記録動作を停止させる記録装置2を選択する。
【0035】
入力部11は、利用者の操作に従って、利用者が選択した記録装置2が行う記録動作の停止を指示するダビング停止信号を制御部16に出力する。
制御部16は、入力部11から供給されるダビング停止信号に応答して、図4に示すダビング停止処理を開始する。
【0036】
始めに、制御部16は、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つについてデータを記録中(ダビング中)であるか否かを判別する(ステップS201)。例えば、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報から最大記録速度が最も遅い記録装置2を判別し、判別した記録装置2がデータをダビング中であるか否かを判別する。
【0037】
ダビング中でないと判別した場合(ステップS201;NO)、制御部16は、ステップS201にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2がデータをダビング中であるか否かを判別する。
【0038】
一方、ダビング中であると判別した場合(ステップS201;YES)、制御部16は、この記録装置2が上記ダビング停止信号が示す記録動作を停止させる停止対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS202)。
停止対象の記録装置2でないと判別した場合(ステップS202;NO)、制御部16は、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2が停止対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS203)。
【0039】
停止対象の記録装置2でないと判別した場合(ステップS203;NO)、制御部16は、ステップS203にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2が停止対象の記録装置2であるか否かを判別する。
一方、停止対象の記録装置2であると判別した場合(ステップS203;YES)、制御部16は、後述するステップS207の処理を行う。
【0040】
上記ステップS202の処理で停止対象の記録装置2であると判別した場合、(ステップS202;YES)、制御部16は、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2がデータをダビング中であるか否かを判別する(ステップS204)。
【0041】
ダビング中でないと判別した場合(ステップS204;NO)、制御部16は、停止対象の記録装置2よりも最大記録速度が速い全ての記録装置2についてダビング中であるか否かの判別を行ったか否かを判別する(ステップS205)。
【0042】
全ての記録装置2について判別を行っていないと判別した場合(ステップS205;NO)、制御部16は、ステップS204にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2がダビング中であるか否かを判別する。
一方、全ての記録装置2について判別を行ったと判別した場合(ステップS205;YES)、制御部16は、後述するステップS207の処理を行う。
【0043】
上記ステップS204の処理でダビング中であると判別した場合(ステップS204;YES)、制御部16は、ダビング中であると判別した記録装置2の最大記録速度をダビング速度として設定し直す、即ち、ダビング速度を変更する(ステップS206)。
【0044】
その後、制御部16は、ダビング停止信号が示す停止対象である記録装置2の記録動作を停止させる(ステップS207)。具体的には、制御部16は、記録動作の停止を指示する記録停止信号を送受信部13を介して停止対象の記録装置2に出力し、停止対象である記録装置2の記録動作を停止させる。
以上で、制御部16が行うダビング停止処理が終了する。
【0045】
以上のように、停止対象である記録装置2の最大記録速度がダビング中の記録装置2が有する最大記録速度の中で最も遅い場合には、ダビング速度が変更される。これにより、途中で一部のダビングを停止しても、データのダビングを最適な速度で効率よく継続することができる。
【0046】
(3)ダビングに用いる記録媒体の追加
次に、データのダビング中にダビング先の記録媒体を追加する場合、即ち、記録動作を停止している記録装置2にデータの記録を開始させる場合の動作について説明する。
【0047】
始めに、オーディオシステムの利用者は、ダビング先の記録媒体を追加するために、再生装置1の入力部11を所定の手順で操作し、データの記録動作を開始させる開始対象の記録装置2を選択する。
【0048】
入力部11は、利用者の操作に従って、ダビング先となる記録媒体の追加を指示する追加信号を制御部16に出力する。なお、追加信号は、利用者が選択した開始対象の記録装置2を示す。
制御部16は、入力部11から供給される追加信号に応答して、図5に示す媒体追加処理を開始する。
【0049】
始めに、制御部16は、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つについて、上記追加信号が示す開始対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS301)。例えば、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報を用いて最大記録速度が最も遅い記録装置2を判別し、判別した記録装置2が開始対象の記録装置2であるか否かを判別する。
【0050】
開始対象の記録装置2であると判別した場合(ステップS301;YES)、制御部16は、開始対象の記録装置2が有する最大記録速度をダビング速度として設定し直し(ステップS302)、後述するステップS305の処理を行う。一方、開始対象の記録装置2でないと判別した場合(ステップS301;NO)、制御部16は、この記録装置2がデータを記録中(ダビング中)であるか否かを判別する(ステップS303)。
【0051】
ダビング中でないと判別した場合(ステップS303;NO)、制御部16は、ステップS301にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2が開始対象であるか否かを判別する。
一方、ダビング中であると判別した場合(ステップS303;YES)、制御部16は、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2が開始対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS304)。
【0052】
開始対象の記録装置2でないと判別した場合(ステップS304;NO)、制御部16は、ステップS304にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2が開始対象の記録装置2であるか否かを判別する。
【0053】
一方、開始対象の記録装置2であると判別した場合(ステップS304;YES)、制御部16は、開始対象であると判別した記録装置2の記録動作を開始させる(ステップS305)。具体的には、制御部16は、記録動作の開始を指示する記録開始信号を送受信部13を介して開始対象の記録装置2に出力し、開始対象である記録装置2の記録動作を開始させる。
以上で、制御部16が行う媒体追加処理が終了する。
【0054】
以上のように、ダビングの途中で記録動作を開始する記録装置2の最大記録速度が既に記録動作を行っている記録装置2の最大記録速度よりも遅い場合は、ダビング速度が変更される。これにより、ダビングの途中で新たな記録装置2の記録動作を開始させても、データのダビングを最適な速度で効率よく継続することができる。
【0055】
(具体例)
次に、具体例により上記したオーディオシステムの動作を説明する。なお、以下に示す具体例では、図6に示すように、3つの記録装置2(2A,2B,2C)が再生装置1に接続されている。また、記録装置2Aの最大記録速度はaであり、記録装置2Bの最大記録速度はbであり、記録装置2Cの最大記録速度はcである(a>b>c)。
【0056】
1.具体例1
始めに、再生装置1に収納された記録媒体から記録装置2A及び2Bに収納された記録媒体に所定のデータをダビングする場合について説明する。
オーディオシステムの利用者は、上記したように、再生装置1と各記録装置2とをそれぞれケーブル等により接続する。
【0057】
再生装置1の制御部16は、例えば送受信部13が備える接続端子の電位変化等から、ケーブル等を介して記録装置2が接続されたことを検出する。
また、記録装置2A、2B、及び、2Cの制御部24は、例えば送受信部22が備える接続端子の電位変化等から、ケーブル等を介して再生装置1が接続されたことを検出する。
【0058】
そして、記録装置2A、2B、及び、2Cの制御部24は、それぞれ装置の最大記録速度を示す装置情報を送受信部22を介して再生装置1に出力する。
再生装置1の制御部16は、記録装置2A、2B、及び、2Cからそれぞれ供給される装置情報を送受信部13を介して受信し、記憶部15に記憶させる。
【0059】
また、制御部16は、表示部14を制御し、再生装置1に接続されている記録装置2の一覧を表示する。
オーディオシステムの利用者は、入力部11を所定の手順で操作し、表示部14が表示する記録装置2の一覧から、データのダビングに用いる記録装置2として記録装置2A及び2Bを選択する。
【0060】
また、利用者は、入力部11を所定の手順で操作し、ダビングするデータ及びダビングする順番等を入力する。
そして、利用者は、所定データのダビングを行うために、入力部11の所定ボタンを押下する。これにより、入力部11は、利用者が選択した記録装置2A及び2B、ダビング対象のデータ、及び、ダビングの順番を示すダビング開始信号を制御部16に出力する。
【0061】
制御部16は、入力部11から供給されるダビング開始信号に応答して、図3に示すダビング処理を開始する。
始めに、制御部16は、入力部11から供給されたダビング開始信号を用いて、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つが利用者により選択されたか否かを判別する(ステップS101)。具体的には、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報から最大記録速度が最も遅い記録装置2Cを判別し、記録装置2Cが利用者により選択されたか否かを判別する。
【0062】
この場合、制御部16は、記録装置2Cは利用者により選択されなかったと判別し(ステップS101;NO)、ステップS101にリターンする。そして、制御部16は、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2Bが利用者により選択されたか否かを判別する(ステップS101)。
【0063】
制御部16は、記録装置2Bは利用者により選択されたと判別し(ステップS101;YES)、記録装置2Bが有する最大記録速度bをダビング速度として設定する(ステップS102)。
【0064】
そして、制御部16は、再生部12及び記録装置2を制御し、最大記録速度bでダビング開始信号が示すデータをダビング開始信号が示す順番でダビングする(ステップS103)。具体的には、制御部16は、再生部12を制御し、最大記録速度bでダビング開始信号が示すデータをダビング開始信号が示す順番で再生させる。また、制御部16は、最大記録速度bを示す記録開始信号を、利用者が選択した記録装置2A及び2Bに出力することにより、記録装置2A及び2Bに所定のデータを最大記録速度bで記録させる。
以上で、制御部16が行うダビング処理が終了する。
【0065】
以上のように、最大記録速度が小さい記録装置2Cから順に、利用者がダビングに用いる記録装置2として選択したか否かを判別することにより、最も効率の良いダビング速度を決定することができる。これにより、再生装置1に収納された記録媒体に記録されている所定のデータが所定の速度で効率よくダビングされる。
【0066】
2.具体例2
次に、データのダビングを行っている記録装置2A及び2Bの内、記録装置2Bの記録動作を停止させる場合について説明する。なお、記録装置2Cはデータのダビングを行っていない。
【0067】
始めに、オーディオシステムの利用者は、記録装置2Bに収納されている記録媒体へのダビングを停止するために、再生装置1の入力部11を所定の手順で操作し、記録動作を停止させる記録装置2を選択する。この場合、利用者は、記録装置2Bを選択する。
【0068】
入力部11は、利用者の操作に従って、記録装置2Bが行う記録動作の停止を指示するダビング停止信号を制御部16に出力する。
制御部16は、入力部11から供給されるダビング停止信号に応答して、図4に示すダビング停止処理を開始する。
【0069】
始めに、制御部16は、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つについてデータを記録中(ダビング中)であるか否かを判別する(ステップS201)。具体的には、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報から最大記録速度が最も遅い記録装置2Cを判別し、記録装置2Cがデータをダビング中であるか否かを判別する。
【0070】
この場合、制御部16は、記録装置2Cはデータをダビング中でないと判別しステップS201;NO)、ステップS201にリターンし、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2Bがデータをダビング中であるか否かを判別する(ステップS201)。
【0071】
制御部16は、記録装置2Bはデータをダビング中であると判別し(ステップS201;YES)、記録装置2Bが上記ダビング停止信号が示す停止対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS202)。
この場合、制御部16は、記録装置2Bは停止対象であると判別し(ステップS202;YES)、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2Aがデータをダビング中であるか否かを判別する(ステップS204)。
【0072】
この場合、制御部16は、記録装置2Aはデータをダビング中であると判別し(ステップS204;YES)、記録装置2Aの最大記録速度aをダビング速度として設定し直す(ステップS206)。
【0073】
その後、制御部16は、ダビング停止信号が示す停止対象である記録装置2Bの記録動作を停止させる(ステップS207)。具体的には、制御部16は、記録動作の停止を指示する記録停止信号を送受信部13を介して記録装置2Bに出力し、記録装置2Bの記録動作を停止させる。
以上で、制御部16が行うダビング停止処理が終了する。
【0074】
以上のように、停止対象である記録装置2の最大記録速度がダビング中の記録装置2が有する最大記録速度の中で最も遅い場合は、ダビング速度が変更される。これにより、途中で一部のダビングを停止しても、データのダビングを最適な速度で効率よく継続することができる。
【0075】
3.具体例3
次に、データのダビングを行っている記録装置2A、2B、及び、2Cの内、記録装置2Bの記録動作を停止させる場合について説明する。
始めに、オーディオシステムの利用者は、上記と同様に、記録装置2Bに収納されている記録媒体へのダビングを停止するために、再生装置1の入力部11を所定の手順で操作し、記録動作を停止させる記録装置2を選択する。この場合、利用者は、記録装置2Bを選択する。
【0076】
入力部11は、利用者の操作に従って、記録装置2Bが行う記録動作の停止を指示するダビング停止信号を制御部16に出力する。
制御部16は、入力部11から供給されるダビング停止信号に応答して、図4に示すダビング停止処理を開始する。
【0077】
始めに、制御部16は、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つについてデータを記録中(ダビング中)であるか否かを判別する(ステップS201)。具体的には、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報から最大記録速度が最も遅い記録装置2Cを判別し、記録装置2Cがデータをダビング中であるか否かを判別する。
【0078】
制御部16は、記録装置2Cはデータをダビング中であると判別し(ステップS201;YES)、記録装置2Cが上記ダビング停止信号が示す停止対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS202)。
この場合、制御部16は、記録装置2Cは停止対象でないと判別し(ステップS202;NO)、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2Bが停止対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS203)。
【0079】
この場合、制御部16は、記録装置2Bは停止対象であると判別し(ステップS203;YES)、記録装置2Bの記録動作を停止させる(ステップS207)。具体的には、制御部16は、記録動作の停止を指示する記録停止信号を送受信部13を介して記録装置2Bに出力し、記録装置2Bの記録動作を停止させる。
以上で、制御部16が行うダビング停止処理が終了する。
【0080】
以上のように、ダビング中の記録装置2が有する最大記録速度の中に停止対象である記録装置2の最大記録速度より遅いものが存在する場合は、ダビング速度が変更されずに、データのダビングが継続される。
【0081】
4.具体例4
次に、記録動作を停止している記録装置2Cの記録動作をデータのダビング中に開始させる場合について説明する。なお、記録装置2A及び2Bは、データの記録を行っている。
【0082】
始めに、オーディオシステムの利用者は、ダビング先の記録媒体を追加するために、再生装置1の入力部11を所定の手順で操作し、データの記録動作を開始させる開始対象の記録装置2を選択する。この場合、利用者は、記録装置2Cを選択する。
【0083】
入力部11は、利用者の操作に従って、利用者が選択した開始対象の記録装置2Cを示す追加信号を制御部16に出力する。
制御部16は、入力部11から供給される追加信号に応答して、図5に示す媒体追加処理を開始する。
【0084】
始めに、制御部16は、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つについて、上記追加信号が示す開始対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS301)。具体的には、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報を用いて最大記録速度が最も遅い記録装置2Cを判別し、記録装置2Cが開始対象の記録装置2であるか否かを判別する。
【0085】
この場合、制御部16は、記録装置2Cは開始対象の記録装置2であると判別し(ステップS301;YES)、記録装置2Cが有する最大記録速度cをダビング速度として設定し直す(ステップS302)。
【0086】
そして、制御部16は、開始対象であると判別した記録装置2Cの記録動作を開始させる(ステップS305)。具体的には、制御部16は、記録動作の開始を指示する記録開始信号を送受信部13を介して記録装置2Cに出力し、記録装置2Cの記録動作を開始させる。
以上で、制御部16が行う媒体追加処理が終了する。
【0087】
以上のように、ダビングの途中で記録動作を開始する記録装置2の最大記録速度が既に記録動作を行っている記録装置2の最大記録速度よりも遅い場合は、ダビング速度が変更される。これにより、ダビングの途中で新たな記録装置2の記録動作を開始させても、データのダビングを最適な速度で効率よく継続することができる。
【0088】
5.具体例5
次に、記録動作を停止している記録装置2Bの記録動作をデータのダビング中に開始させる場合について説明する。なお、記録装置2A及び2Cは、データの記録を行っている。
【0089】
始めに、オーディオシステムの利用者は、上記と同様に、ダビング先の記録媒体を追加するために、再生装置1の入力部11を所定の手順で操作し、データの記録動作を開始させる開始対象の記録装置2を選択する。この場合、利用者は、記録装置2Bを選択する。
【0090】
入力部11は、利用者の操作に従って、利用者が選択した開始対象の記録装置2Bを示す追加信号を制御部16に出力する。
制御部16は、入力部11から供給される追加信号に応答して、図5に示す媒体追加処理を開始する。
【0091】
始めに、制御部16は、再生装置1に接続されている記録装置2の内の1つについて、上記追加信号が示す開始対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS301)。具体的には、制御部16は、記憶部15が記憶している装置情報を用いて最大記録速度が最も遅い記録装置2Cを判別し、記録装置2Cが開始対象の記録装置2であるか否かを判別する。
【0092】
制御部16は、記録装置2Cは開始対象の記録装置2でないと判別し(ステップS301;NO)、記録装置2Cがデータを記録中(ダビング中)であるか否かを判別する(ステップS303)。
制御部16は、記録装置2Cはデータをダビング中であると判別し(ステップS303;YES)、次に遅い最大記録速度を有する記録装置2Bが開始対象の記録装置2であるか否かを判別する(ステップS304)。
【0093】
この場合、制御部16は、記録装置2Bは開始対象の記録装置2であると判別し(ステップS304;YES)、記録装置2Bの記録動作を開始させる(ステップS305)。具体的には、制御部16は、記録動作の開始を指示する記録開始信号を送受信部13を介して記録装置2Bに出力し、記録装置2Bの記録動作を開始させる。
以上で、制御部16が行う媒体追加処理が終了する。
【0094】
以上のように、ダビング中の記録装置2が有する最大記録速度の中に開始対象である記録装置2の最大記録速度よりも遅いものが存在する場合は、ダビング速度が変更されずに、データのダビングが継続される。
【0095】
なお、特定の記録装置2が行う記録動作をダビングの途中で停止させる際、オーディオシステムの利用者は、再生装置1の入力部11ではなく、記録動作を停止させる記録装置2の操作部21を操作してもよい。この場合、操作部21は、記録動作を停止する記録装置2を識別するための情報をダビング停止信号として、送受信部22を介して再生装置1に送信する。再生装置1の制御部16は、送受信部13を介してダビング停止信号を受信し、図4のダビング停止処理を開始する。
【0096】
また、特定の記録装置2が行う記録動作をダビングの途中で開始させる際にも、オーディオシステムの利用者は、再生装置1の入力部11ではなく、記録動作を停止させる記録装置2の操作部21を操作してもよい。この場合、操作部21は、記録動作を開始する記録装置2を識別するための情報を追加信号として、送受信部22を介して再生装置1に送信する。再生装置1の制御部16は、送受信部13を介して追加信号を受信し、図5の媒体追加処理を開始する。
【0097】
また、再生部12がデータを再生できる最大の再生速度は、再生装置1に接続される記録装置2の最大記録速度より遅くてもよい。この場合、再生装置1の制御部16は、再生部12の最大再生速度よりも遅い最大記録速度を有する記録装置2を判別し、判別した記録装置2について上記した各処理を行う。また、再生装置1の制御部16は、再生部12の最大再生速度より遅い最大記録速度を有する記録装置2が存在しない場合、最大再生速度をダビング速度として設定する。このようにしても、再生装置1に収納された記録媒体に記録されている所定のデータを効率よくダビングすることができる。
【0098】
また、上記実施の形態では、再生装置1の制御部16がデータのダビングに関わる動作を制御したが、ダビング速度を設定するための処理を行う装置を再生装置1とは別に設けてもよい。また、記録装置2の内の少なくとも1つが、ダビング速度を設定するための処理を行う装置を備えてもよい。
【0099】
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(フロッピーディスク、CD−ROM等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。
また、プログラム及びデータの配布は、CD−ROM等に限らず、通信回線等を介して行われてもよい。
【0100】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、効率よくデータのダビングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるオーディオシステムの構成図である。
【図2】(a)は、図1のオーディオシステムを構成する再生装置の構成図であり、(b)は、図1のオーディオシステムを構成する記録装置の構成図である。
【図3】図2(a)に示す再生装置を構成する制御部が行うダビング処理を示すフローチャートである。
【図4】図2(a)に示す再生装置を構成する制御部が行うダビング停止処理を示すフローチャートである。
【図5】図2(a)に示す再生装置を構成する制御部が行う媒体追加処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態にかかるオーディオシステムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 再生装置
2 記録装置
11 入力部
12 再生部
13 送受信部
14 表示部
15 記憶部
16 制御部
21 操作部
22 送受信部
23 記録部
24 制御部
Claims (7)
- 制御信号により再生速度の変更が可能な再生装置と、制御信号に従って記録速度の制御が可能で、前記再生装置で再生されたデータを記録媒体に記録する複数の記録装置に接続される、ダビング装置であって、
再生用媒体に記録されている所定のデータを複数の記録用媒体にダビングする際のダビング速度を設定する設定手段と、
再生用媒体に記録されているデータを再生する前記再生装置に、制御信号を送って、前記設定手段で設定されたダビング速度で所定のデータを再生させる再生制御手段と、
前記再生装置が再生したデータを記録用媒体に記録する複数の前記記録装置に制御信号を送って、前記設定手段で設定されたダビング速度でデータを記録させる記録制御手段と、
から構成され、
複数の前記記録装置は、互いに異なる最大記録速度を有し、
前記設定手段は、データを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置が記録動作を停止する場合、又は、データを記録している記録装置よりも最大記録速度の遅い記録装置が記録動作を開始する場合に、前記ダビング速度を、記録動作の停止後、又は、記録動作の開始後においてデータを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置の最大記録速度に変更する速度変更手段を備え、
前記再生制御手段は、前記再生装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で再生させる手段を含み、
前記記録制御手段は、前記記録装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で記録させる手段を含む、
ことを特徴とする再生装置と複数の記録装置を制御するダビング装置。 - 前記設定手段は、
前記記録装置が記録動作を停止する際、該記録装置の最大記録速度がデータを記録している記録装置が有する最大記録速度の中で一番遅いか否かを判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段が記録動作を停止する前記記録装置の最大記録速度は一番遅いと判別した場合に、記録動作を継続する記録装置が有する最大記録速度の中で最も遅い最大記録速度を前記ダビング速度として設定する第1速度変更手段と、
を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のダビング装置。 - 前記設定手段は、
ダビングの途中で新たな記録装置が記録動作を開始する際、該記録装置の最大記録速度が記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いか否かを判別する第2判別手段と、
前記第2判別手段が新たな前記記録装置の最大記録速度は記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いと判別した場合に、前記ダビング速度を新たな該記録装置が有する最大記録速度に変更する第2速度変更手段と、
を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のダビング装置。 - 制御信号により再生速度の変更が可能な再生装置と、制御信号に従って記録速度の制御が可能で、前記再生装置で再生されたデータを記録媒体に記録する複数の記録装置とによるダビング動作を制御するダビング方法であって、
再生用媒体に記録されている所定のデータを複数の記録用媒体にダビングする際のダビング速度を設定する設定工程と、
再生用媒体に記録されているデータを再生する再生装置に、制御信号を送って、前記設定工程で設定されたダビング速度で所定のデータを再生させる再生制御工程と、
前記再生装置が再生したデータを記録用媒体に記録する複数の記録装置に、制御信号を送って、前記設定工程で設定された前記ダビング速度でデータを記録させる記録制御工程と、
を備え、
複数の前記記録装置は、互いに異なる最大記録速度を有し、
前記設定工程は、データを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置が記録動作を停止する場合、又は、データを記録している記録装置よりも最大記録速度の遅い記録装置が記録動作を開始する場合に、前記再生装置と前記記録装置にそれぞれ制御信号を送って、前記ダビング速度を、記録動作の停止後、又は、記録動作の開始後においてデータを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置の最大記録速度に変更する速度変更工程を備え、
前記再生制御工程は、前記再生装置に制御信号を送って、前記速度変更工程で変更したダビング速度で再生させる工程を含み、
前記記録装置とに制御信号を送って、変更したダビング速度で記録させる工程を含む、
ことを特徴とする再生装置と複数の記録装置を制御するダビング方法。 - 前記設定工程は、
前記記録装置が記録動作を停止する際、該記録装置の最大記録速度がデータを記録している記録装置が有する最大記録速度の中で一番遅いか否かを判別する第1判別工程と、
前記第1判別工程で記録動作を停止する前記記録装置の最大記録速度は一番遅いと判別した場合に、記録動作を継続する記録装置が有する最大記録速度の中で最も遅い最大記録速度を前記ダビング速度として設定する第1速度変更工程と、
を備える、ことを特徴とする請求項4に記載のダビング方法。 - 前記設定工程は、
ダビングの途中で新たな記録装置が記録動作を開始する際、該記録装置の最大記録速度が記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いか否かを判別する第2判別工程と、
前記第2判別工程で新たな前記記録装置の最大記録速度は記録動作を継続する記録装置の最大記録速度よりも遅いと判別した場合に、前記ダビング速度を新たな該記録装置が有する最大記録速度に変更する第2速度変更工程と、
を備える、ことを特徴とする請求項4又は5に記載のダビング方法。 - 制御信号により再生速度の変更が可能な再生装置と、互いに異なる最大記録速度を有し制御信号に従って記録速度の制御が可能で、前記再生装置で再生されたデータを記録媒体に記録する複数の記録装置とに接続可能なコンピュータを、
再生用媒体に記録されている所定のデータを複数の記録用媒体にダビングする際のダビング速度を設定する設定手段と、
前記再生装置に制御信号を送って、前記設定手段で設定された前記ダビング速度で再生用媒体に記録されているデータを再生させる再生制御手段と、
制御信号に従って記録速度の変更が可能で、且つ、前記再生装置が再生したデータを受信するように接続された複数の記録装置に、制御信号を送って、前記設定手段で設定された前記ダビング速度で、前記再生装置からのデータを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
として機能させ、
さらに、前記設定手段に、データを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置が記録動作を停止する場合、又は、データを記録している記録装置よりも最大記録速度の遅い記録装置が記録動作を開始する場合に、前記ダビング速度を、記録動作の停止後、又は、記録動作の開始後においてデータを記録している複数の記録装置の中で最大記録速度の最も遅い記録装置の最大記録速度に変更するように動作させ、
前記再生制御手段に、前記再生装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で再生させ、
前記記録制御手段に、前記記録装置に制御信号を送って、前記速度変更手段で変更したダビング速度で記録させる、
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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