JP3741624B2 - ガラス板用支持金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はDPG工法(Dot Point Glazing )におけるガラス板の支持金具であって、地震等による層間変位に対応可能なガラス板の支持金具を提供する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス板を建物の外壁等として取り付ける工法は従来より各種あるが、近年その取付はフレームレスで行われることが多く、いわゆるガラス板のコーナー部に設けた穿孔部に取り付けた支持金具によりガラス板を狭持し、該支持金具を構造体等の躯体に取り付け固定するものである。なかでもガラススクリ−ンを構成する工法として金属金具による点支持構法が、近年注目され、広く使われつつある。 この点支持構法は躯体に固定したH字、X字状等の支持金具にて、隣り合う4枚のガラス板のコ−ナ−穿設部を支持固定するものである。
【0003】
例えば、本出願人による先の出願である特開平8−312043号公報には、H字状、X字状の支持金具より放射状に延びる支持アームの先端に支持長孔を設け、ガラス板の四隅部に設けた穿孔部を締付挟持する締付金具のボルト部を前記支持長孔内で摺動自在に取付け支持するようにしたガラス板の支持構造が記載がされている。
【0004】
また、特開平7−207790号公報においては、板ガラスの裏面に突起する支持金物を固定し、支持金物に係合孔を設け、躯体に水平に設置された棒状部材を係合孔に挿通する板状体の施工構造体であり、係合孔の垂直断面は縦長状であり、水平断面は中央部において狭く両外周部において広くなる形状の板状体の施工構造体が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
DPG工法の四点支持金具は面ガラス板の自重および風荷重を受け持ち、また地震時の層間変位を吸収する役目を持たせるようにしたものが多い。
【0006】
しかしながら、四点支持金具で面ガラス板を支持した場合に、地震発生時の構造躯体の挙動によって面ガラス板も水平方向に移動しようとし、層間変位によって面ガラス板の穿孔部に過大な応力が加わるため、面ガラス板は穿孔部より破損し易くなる。
【0007】
まず、本出願人による前記特開平8−312043号公報においては、地震による層間変位によってガラスカーテンウオールが水平方向に揺動時に、前記支持金具の支持長孔内に挿通した前記締付金具のボルト部が、支持長孔の水平方向の範囲内で摺動可能であるが、大きな層間変位に対応させようとする場合には支持長孔を大きくしなければならず、この場合四点支持金具のアームの先端部を大きくすると、見栄えが悪くなるという問題点があった。
【0008】
また、特開平7−207790号公報においては、ガラス板の穿孔部を支持する金具は、それぞれ独立しており棒状部材の長手方向に沿って移動できる自由度が高いので、層間変位によってガラス板同志が衝突してガラス板が破損する恐れがあるという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、DPG工法によるガラスカーテンウォールの形成におけるガラス板の支持金具によって、面ガラス板の自重等の垂直荷重、および風圧荷重等の水平荷重を支持するのはもちろん、地震等による層間変位が発生した場合であっても、該支持金具によって層間変位を吸収し、面ガラス板の各穿孔部に無理な力が加わらないようにすることを目的とする。
【0010】
すなわち、本発明は、建物の外壁窓用として縦横に並設した複数枚のガラス板からなるガラススクリーンの各ガラス板のコーナー目地部の室内面側に配設され、構造体に連結固着した支持桿の先端部のボス部材で支持される水平部材の片端部または両端部に連結し、該端部より上下垂直方向又は上下斜め方向の少なくとも一方向に延びるアームの先端支持部にガラス板の穿孔部に取付けた締付金具を支持する支持孔を設けたガラス板用支持金具において、前記支持桿の先端のボス部材は、前記水平部材を遊嵌可能とさせる摺動溝を有した断面コ字状部と、該断面コ字状部と螺合する蓋部材とからなり、地震等によって生じる層間変位を吸収可能に前記ボス部材と水平部材とを相対的に摺動自在としたことを特徴とするガラス板用支持金具である。
【0011】
あるいは、本発明は、建物の外壁窓用として縦横に並設した複数枚のガラス板からなるガラススクリーンの各ガラス板のコーナー目地部の室内面側に配設され、構造体に連結固着した支持桿の先端部のボス部材で支持される水平部材の片端部または両端部に、ガラス板の穿孔部に取付けた締付金具を支持する支持孔を有する支持部を設けたガラス板用支持金具において、前記支持桿の先端のボス部材は、前記水平部材を遊嵌可能とさせる摺動溝を有した断面コ字状部と、該断面コ字状部と螺合する蓋部材とからなり、地震等によって生じる層間変位を吸収可能に前記ボス部材と水平部材とを相対的に摺動自在としたことを特徴とするガラス板用支持金具である。
【0013】
さらに、本発明は、前記H字状部の水平部材の断面を矩形としたことを特徴とする上述のガラス板用支持金具である。
【0014】
さらにまた、本発明は、前記支持桿の摺動ボス部材の少なくとも上端部、好ましくは上下両端部を吊りロッド材で螺合連結して張設し、ガラス板の自重を支持すると共に、地震等による層間変位によるガラス板のズレを吊りロッド材によって復帰補正させるようにしたことを特徴とする上述のガラス板用支持金具である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、建物の外壁用として複数枚のガラス板を縦横に並設したガラススクリーンの隣接するガラス板のコーナー同志を付き合わせた目地部の室内側近傍に配設し、各ガラス板のコーナーの穿孔部に取り付けた締付金具を介して付き合わせたガラス板同志を連結するとともに、さらに本発明の支持金具を構造体に連結固着して前記ガラス板を支持可能とする支持金具である。
【0016】
本発明の支持金具は、室内に立設した構造柱等の構造体に連結固着した支持桿の先端部のボス部材によって支持される水平部材の片端部または両端部に連結固定され、該端部より上下垂直方向又は上下斜め方向の少なくとも一方向に延びるアームの先端支持部にガラス板の穿孔部に取付けた締付金具を支持するための支持孔を設けたガラス板用支持金具であって、前記支持桿の先端のボス部材は、前記水平部材を遊嵌可能とさせる摺動溝を有している。
【0017】
あるいは、本発明は、前記水平部材の片端部または両端部に、ガラス板の穿孔部に取付けた締付金具を支持するための支持孔を有する支持部を設けたガラス板用支持金具において、前記支持桿の先端のボス部材は、前記水平部材を遊嵌可能とさせる摺動溝を有している。
【0018】
つまり、本発明の実施の形態として、図6(a)に示されるようなH字状の4点支持金具10a、図6(b)に示されるようなT字状の2点支持金具10b、図6(c)に示されるようなI字状の2点支持金具10c、図6(d)に示されるようなI字状の1点支持金具10d、図6(e)に示されるようなL字状の1点支持金具10eが代表的なものである。
実施の形態1
まず、図1、図2、図6(a)に示されるようなH字状の支持金具10aについて説明する。
【0019】
本支持金具10aは、室内に立設した構造柱に連結固着した支持桿20と、その先端部に設けたボス部材21と、該ボス部材21によって支持される水平部材11と、その両端部より上下垂直方向又は上下斜め方向に延びるアーム12、12の先端に、ガラス板1の穿孔部に取付けた締付金具30を支持するための支持孔14を有する支持部13、13を設けたものであり、さらに前記水平部材11を、前記ボス部材21に設けた摺動溝22内に遊嵌させ、水平部材11とボス部材21とを図3に示すように水平に摺動可能とした支持金具である。
【0020】
前記ボス部材21に設けた摺動溝22は、図5の断面図に示されるように、前記水平部材11と遊嵌可能な断面が略コ字状の摺動部21aと、その開口側先端部と蓋部材21bとの螺合により、摺動部21aに閉じた摺動溝22を形成せしめるものであり、該ボス部材21の摺動溝22内を水平部材11が遊嵌自在である。
【0021】
前記摺動部21aと蓋部材21bとの螺合後、蓋部材21bの側部より固定ビス等で固定する。
【0022】
前記隣接する上下2枚のガラス板1は、前述したのと同様に、そのコーナーの穿孔部1a、1aに取り付けた締付金具30、30を前記支持金具10aの支持孔14、14に取付て支持される。
【0023】
さらに、ボス部材21の上端部及び下端部に取り付けた吊りロッド材40、40を螺着し、該ボス部材21の真上、真下の位置関係にあるボス部材21、21同志を該吊りロッド材40によって連結し、最上部位置にあるボス部材21を、建物の天井側に設けた上部構造体に連結固定することにより、ガラス板1の垂直荷重に対して安定して支持させることができる。
【0024】
前記水平部材11に遊嵌するボス部材21は、断面略コ字状の摺動部22と、蓋部材24の螺合による連結構造としたが、嵌め込んだ後に溶接によって接合しても良いし、あるいはくり抜き形状の摺動溝22を設けても良い。これらの場合には、前記略H字状の水平部材11と上下垂直に延びるアームからなる部材を螺合により連結させるようにすれば良い。
【0025】
あるいは、前記略H字状部材の水平部材11は、その断面形状を矩形状としたが、断面を多角形状や円形状とすることもできる。特に断面形状を円形状とすれば、水平方向に摺動できるだけでなく、上下方向にも旋回が可能である。
【0026】
本発明のH字状の4点支持金具10aは、ガラススクリーンの周縁部を除く中央エリアの互いに隣接する4枚のガラス板1、1、・・のコーナーを付き合わせた十字状の目地部分に設ける場合に使用するものであり、ガラス板1の垂直荷重は、吊りロッド材40によって支持され、風圧等による正圧、負圧の水平荷重は支持桿20によって支えられる。
【0027】
前記ガラス板1の締付金具による支持は、図4に示されるように、ガラス板1の各コーナーの穿孔部1aの室外側より緩衝材を介して締付ボルト31を挿入し、室内側より緩衝材を介して締付ナット32を螺合させて締め付け後、該締付ボルト31の先端側で前記支持金具10aの支持孔14内に挿通し、その両面より同じく緩衝材等を介してナット33、34で締付支持することにより連結させる。
【0028】
ナット33、34の側部に設けた固定ビスの締付により、ナット33、34をボルト部23に固定させ、緩み防止を行う。
【0029】
今、地震等によって層間変位が発生しても、支持桿側のボス部材21と、H字状の支持金具10aの水平部材11とが水平部材11の長手方向に摺動自在であるため、層間変位を吸収して、ガラス板1の穿孔部に加わる過大な力を吸収することが出来る。
【0030】
さらに、水平部材11の断面形状を円形状とすれば、支持金具10aの自由度が増し、ガラス板1を前後に傾斜させるような過大な力に対しても、吸収できる。
【0031】
さらにまた、地震による層間変位により、水平部材11とボス部材21が相対的に摺動し移動したあと、地震が治まり変位が復帰した時に、ボス部材21の上下に設けた吊りロッド材40、40の張力によりボス部材21は元の位置に復帰できる。
実施の形態2
別の実施の形態として、ガラススクリーンの左右の最側辺で、隣接する上下2枚のガラス板のコーナーの目地部に支持金具を設ける場合には、図6(b)に示すようなT字状の2点支持金具を用いる。
【0032】
本支持金具10bは、室内に立設した構造柱に連結固着した支持桿20と、その先端部に設けたボス部材21と、該ボス部材21によって支持される水平部材11と、その片端部より上下垂直方向又は上下斜め方向に延びるアーム12、12の先端に、ガラス板1の穿孔部に取付けた締付金具30を支持するための支持孔14を有する支持部13、13を設けたものであり、さらに前記水平部材11を、前記ボス部材21に設けた摺動溝22内に遊嵌させ、水平部材11とボス部材21とを摺動可能とした支持金具である。
【0033】
前記隣接する上下2枚のガラス板1は、前述したのと同様に、そのコーナーの穿孔部1a、1aに取り付けた締付金具30、30を前記支持金具10bの支持孔14、14に取付て支持される。
【0034】
水平部材11は、ガラススクリーンの側端部であるので、図6(a)のH字状の支持金具に較べて一部切断されて少し短めであるが、ボス部材21と遊嵌し、許容される層間変位の移動幅を考慮した範囲の長さとすればよい。
【0035】
その他構成、作用は上述した実施の形態1と同様である。
実施の形態3
別の実施の形態として、ガラススクリーンの最上辺または最下辺で、隣接する左右2枚のガラス板1、1のコーナー突き合わせ部の目地部に支持金具10cを設ける場合には、図6(c)に示すように、水平部材11の両端に締付金具30、30を支持する支持部13、13を設けたI字状の2点支持金具を用いる。
【0036】
本支持金具10cは、室内に立設した構造柱に連結固着した支持桿20と、その先端部に設けたボス部材21と、該ボス部材21によって支持される水平部材11と、その両端部に支持孔14を有する支持部13を連結固着したものであり、さらに前記水平部材11を、前記ボス部材21に設けた摺動溝22内に遊嵌させ、水平部材11とボス部材21とを摺動可能とした支持金具である。
【0037】
前記ガラス板1は、前述したのと同様に、そのコーナーの穿孔部1aに取り付けた締付金具を前記支持金具10cの支持孔14に取付支持される。
【0038】
その他構成、作用は実施の形態1と同様である。
実施の形態4
ガラススクリーンの最上辺の両端側のガラス板1のコーナー部に支持金具を設ける場合は、図6(d)に示すように水平部材11の片端のみに支持孔14を有する支持部13を設けたI字状の1点支持金具を用いる。
【0039】
本支持金具10dは、室内に立設した構造柱に連結固着した支持桿20と、その先端部に設けたボス部材21と、該ボス部材21によって支持される水平部材11と、その片端部に支持孔14を有する支持部13を連結固着したものであり、さらに前記水平部材11を、前記ボス部材21に設けた摺動溝22内に遊嵌させ、水平部材11とボス部材21とを摺動可能とした支持金具である。
【0040】
前記ガラス板1は、前述したのと同様に、そのコーナーの穿孔部1aに取り付けた締付金具を前記支持金具10dの支持孔14に取付支持される。
【0041】
その他構成、作用は実施の形態1と同様である。
実施の形態5
ガラススクリーンの最下辺の両端のガラス板のコーナー部に支持金具を設ける場合には、図6(e)に示すように、略L字状の1点支持金具を用いる。
【0042】
本支持金具10eは、室内に立設した構造柱に連結固着した支持桿20と、その先端部に設けたボス部材21と、該ボス部材21によって支持される水平部材11と、その片端部より垂直上部方向又は斜め上部方向に延びるアーム12の先端に、ガラス板1の穿孔部に取付けた締付金具30を支持するための支持孔14を有する支持部13を設けたものであり、さらに前記水平部材11を、前記ボス部材21に設けた摺動溝22内に遊嵌させ、水平部材11とボス部材21とを摺動可能とした略L字状の1点支持金具である。
【0043】
前記ガラス板1は、前述した各実施例と同様に、そのコーナーの穿孔部1aに取り付けた締付金具30を前記支持金具10eの支持孔14に取付ることによって支持される。
【0044】
水平部材11は、ガラススクリーンの側端部であるので、図6(b)のT字状の支持金具と同様に、一部切断されて少し短めであるが、ボス部材21と遊嵌し、許容される層間変位の移動幅を考慮した範囲の長さとすればよい。
【0045】
その他構成、作用は上述した実施の形態1と同様である。
【0046】
以上各種の実施の形態について説明したが、これに限定されず各種の応用が可能である。
【0047】
図7(a)、(b)に示されるH字状の4点支持金具10aは、図6(a)に示される4点支持金具10aの変形例であり、縦部材がくの字状、あるいは逆くの字状としたものであり、図6(b)、(e)に示される支持金具10b、10eの縦部材についても、図示しないが同形状のくの字状、あるいは逆くの字状とすることもできる。
【0048】
尚、ガラス板1とは、強化されたガラス板や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生板ガラスを組み合わせてPVBやEVA等の中間膜で接着、または樹脂等の注入により接着した合わせガラス、および前記のガラス板に飛散防止樹脂膜を貼着したもの等が対象となる。
【0049】
また構造体とは、トラス構造によるもの、自立柱からなるもの、リブガラスを用いたもの等である。
【0050】
さらに、アーム12の先端に設けた支持部13の支持孔14は円形に限らず、従来公知の水平方向に長孔としてもよく、長孔の高さ方向についても、締付金具30の締付ボルトの径よりも大とすれば、本発明のボス部材の摺動機構と合わせて地震等が発生による大きな相関変位を吸収できる。
【0051】
このようにして、H字型の4点用の支持金具10aや、T字状10b、I字状の2点支持金具10c、I字状、L字状の1点支持金具10d、10eを組み合わせて、ガラス板1の穿孔部1aを支持する締付金具30を取り付け、ガラス板を縦横に併設すれば、ガラススクリーンが形成される。
【0052】
また、ガラス板1、1、・・の突き合わせ目地部2にはシリコーンによるシーリング材を充填すれば、雨水の浸入を防げるだけでなく、地震等によるガラス板1、1・・同志の接触もなく、ガラス板の破損を防止できる。
【0053】
前記支持金具10a〜10eをはじめとする各種金具類は、ステンレス等の固くて錆びない金属が好ましいが、必要に応じてSS材等にメッキを施したものでも良い。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、DPG工法によるガラススクリーンの形成におけるガラス板の支持金具によって、面ガラス板の自重等による垂直荷重、および風圧荷重等の水平荷重を支持するのはもちろん、地震等による大きな層間変位が発生した場合であっても、該支持金具の水平部材と水平部材を支えるボス部材とを摺動可能としたので、支持孔を長穴とする等の従来の方法に較べて層間変位の吸収量を大きくとることができ、面ガラス板の各穿孔部に無理な力が加わらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持金具の分解斜視図。
【図2】本発明の支持金具の正面図。
【図3】本発明の支持金具の平面図。
【図4】図2のB−B視の側断面図。
【図5】図2のA−A視の側断面図。
【図6】(a)〜(e)は、それぞれ本発明の各種実施例の支持金具の正面図。
【図7】(a)、(b)はH字状の支持金具の変形実施例の正面図。
【図8】ガラススクリーンの正面図。
【符号の説明】
1 ガラス板
1a 穿孔部
2 目地
10a〜10e 支持金具
11 水平部材
12 アーム
13 支持部
14 支持孔
20 支持桿
21 ボス部材
21a 摺動部
21b 蓋部材
22 摺動溝
23 ボルト部
30 締付金具
31 締付ボルト
32 締付ナット
33、34 ナット
35、36 緩衝材
40 吊りロッド材

Claims (4)

  1. 建物の外壁窓用として縦横に並設した複数枚のガラス板からなるガラススクリーンの各ガラス板のコーナー目地部の室内面側に配設され、構造体に連結固着した支持桿の先端部のボス部材で支持される水平部材の片端部または両端部に連結し、該端部より上下垂直方向又は上下斜め方向の少なくとも一方向に延びるアームの先端支持部にガラス板の穿孔部に取付けた締付金具を支持する支持孔を設けたガラス板用支持金具において、前記支持桿の先端のボス部材は、前記水平部材を遊嵌可能とさせる摺動溝を有した断面コ字状部と、該断面コ字状部と螺合する蓋部材とからなり、地震等によって生じる層間変位を吸収可能に前記ボス部材と水平部材とを相対的に摺動自在としたことを特徴とするガラス板用支持金具。
  2. 建物の外壁窓用として縦横に並設した複数枚のガラス板からなるガラススクリーンの各ガラス板のコーナー目地部の室内面側に配設され、構造体に連結固着した支持桿の先端部のボス部材で支持される水平部材の片端部または両端部に、ガラス板の穿孔部に取付けた締付金具を支持する支持孔を有する支持部を設けたガラス板用支持金具において、前記支持桿の先端のボス部材は、前記水平部材を遊嵌可能とさせる摺動溝を有した断面コ字状部と、該断面コ字状部と螺合する蓋部材とからなり、地震等によって生じる層間変位を吸収可能に前記ボス部材と水平部材とを相対的に摺動自在としたことを特徴とするガラス板用支持金具。
  3. 前記支持金具の水平部材の断面を矩形としたことを特徴とする請求項1または2に記載のガラス板用支持金具。
  4. 前記支持桿のボス部材の少なくとも上端部、好ましくは上下両端部を吊りロッド材で螺合連結して張設し、ガラス板の自重を支持すると共に、地震等による層間変位によるガラス板のズレを吊りロッド材によって復帰補正させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のガラス板用支持金具。
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