JP3741493B2 - 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置 - Google Patents
主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3741493B2 JP3741493B2 JP28975596A JP28975596A JP3741493B2 JP 3741493 B2 JP3741493 B2 JP 3741493B2 JP 28975596 A JP28975596 A JP 28975596A JP 28975596 A JP28975596 A JP 28975596A JP 3741493 B2 JP3741493 B2 JP 3741493B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- valve
- detent
- lockout
- hydraulic system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B21/00—Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
- F15B21/08—Servomotor systems incorporating electrically operated control means
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/86485—Line condition change responsive release of valve
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/86493—Multi-way valve unit
- Y10T137/86574—Supply and exhaust
- Y10T137/86582—Pilot-actuated
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/87169—Supply and exhaust
- Y10T137/87233—Biased exhaust valve
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Servomotors (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に油圧システムに関し、特に制御レバーに少なくとも1つの選択可能なデテント位置が設けられるパイロット作動型油圧システムのコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
装置の作動機能を意図するように実現するために、装置が備える作業具および付属装置を動かし、またその動作を制御する目的で、油圧システムが最近の装置に使われているのを見ることができる。よく知られるように、油圧システムは、多くの利点を有し、別の方法と比較すると、より大きく、且つより有能な装置の使用が可能となり、乗組員の大きさおよび人時に対する要求を低減し、またメンテナンスおよび不稼働時間にかかる費用も減らすことができる。油圧システムを使用することによって、オペレータにかかる疲労が実質的に減らされ、実質的にオペレータの生産性が向上する。
土工機械または建設機械の場合、油圧流体に応答する1つ又はそれ以上のシリンダを有する油圧システムを備えることが一般的であり、各々は、1つ又はそれ以上のスプールを備えるバルブにより制御される。時間の経過とともに、このような装置は非常に大きくなってきており、それに対応して大きいシリンダおよびバルブを使用し、またより高いシステム圧で作動する。このような大きな装置には、よくパイロット油圧システムコントローラが備えられる。パイロット油圧システムコントローラは、典型的には従属的な油圧システムであって、実質的に低い油圧流体圧で作動し、主作動油圧システムを制御するバルブのスプールに作動的に結合されている。パイロット油圧システムコントローラは、オペレータにかかる負担を実質的に減らし、主油圧システム制御バルブからオペレータの制御ステーションまでの長い機械的リンク機構の必要性を無くし、更に、装置のメンテナンスを容易にする。
【0003】
しかしながら、一方で、主油圧システムが、主シリンダを作動するために最小の圧力を必要とするだけなので、パイロット油圧システムはまた、主油圧バルブのスプールを作動するためには、最小の油圧流体の圧力に依存する。言い換えると、パイロット油圧システムのコントローラに与えられる油圧オイル供給の圧力が不十分であるとき、パイロット制御レバーの動きは、主油圧システム制御バルブに対応する応答を生じさせない。この状況は、典型的には、特定の装置のパワーが減じられるか又はアイドリング状態にあることを表す。この状況において、パイロット制御レバーが、選択された位置に動かされ、その位置にデテントにより維持されるとき、主油圧システムは、この変化に応答するように作動しない。しかしながら、その装置がフルパワーの動作に戻ると、パイロットコントローラの流体圧は、通常の動作圧に戻り、遅れて主油圧システムのバルブスプールを作動する。オペレータが介在しなくても、主油圧システムは作動し、主油圧システムの望ましくない又は意図しない応答を生じる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した1つ又はそれ以上の問題を解決することを目的とする。
そのために、本発明は、パイロット油圧システムの低い圧力に応答するパイロット油圧システムコントローラを提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、主油圧システムが不注意で又は意図しない動作をすることのないパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
本発明の更なる目的は、安価で容易に製造できるパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
本発明の更なる目的は、動作中に容易で安価にメンテナンスを行えるパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
【0005】
本発明の更なる別の目的は、装置のオペレータが容易に利用できる、またオペレータが介在する必要性のないパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パイロット油圧システムコントローラの油圧流体圧力が減少し、又は動作不能状態にされ、そのために主油圧システムを作動させるには不十分となったときに、制御レバーデテントがパイロット制御レバーに係合しないように、選択的にデテントソレノイドを解放する手段を備える改良されたパイロット油圧システムコントローラ装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による主油圧システムを制御する改良パイロット油圧システムコントローラ装置、すなわちパイロットコントローラ10が、図1に図式的に示されている。
関連分野における当業者は、パイロットコントローラ10が、主油圧システム12と、オペレータが関連装置を操作し制御するためのオペレータステーション(図示せず)を備える装置で使用するのに適していることを理解するであろう。本明細書の記載は、このような装置の特定のタイプに対するパイロットコントローラ10の使用に制限することを意図するものではなく、当業者であれば、そのような様々な装置にパイロットコントローラ10を容易に適合させることができると思われる。
【0008】
図1を参照すると、オペレータ応答パイロット制御レバーすなわちアクチュエータ14が、オペレータステーションのレバーピボット16に取りつけられているのが示される。パイロット制御レバー14は、パイロットコントローラバルブ20に作動的にリンクされるパイロット制御レバーアクチュエータアーム18を更に備える。バルブアクチュエータアーム18とパイロットコントローラバルブ20の間のリンクが、特定のパイロットコントローラ10の要求により、可撓性であるか又は比較的固いかのいずれかの機械的パイロットアクチュエータリンク22により実現される。示されるように、少なくとも1つのパイロット油圧接続部24が設けられ、パイロットコントローラバルブ20から主油圧システム12への流れ、又は主油圧システムからパイロットコントローラバルブ20への流れを可能にする。当業者が理解するように、パイロット油圧接続部24は、主油圧システム12の機能を発揮させ又は妨げるバルブを作動するために、代表的には主油圧システム制御バルブ(図示せず)に作動的に接続する。第2のパイロット油圧接続部26は、パイロットコントローラリザーバ28に油圧流体を選択的に流し、第3のパイロット油圧接続部すなわちパイロットバルブ入力ライン30は、パイロットコントローラバルブ20に油圧流体を流す。
【0009】
パイロットコントローラバルブ20は、バルブスプール34が第1の位置と第2の位置の間で選択的な動作を可能とするバルブ本体32を備える。第1の位置では、主油圧システム12からパイロットコントローラバルブ20を通ってパイロットコントローラリザーバ28への流れが生じる。第2の位置では、パイロットコントローラバルブ20を通って主油圧システム12への流れが生じる。油圧流体供給すなわちポンプ38が、油圧流体をパイロットバルブ入力ライン30に供給するために設けられる。
パイロットロックアウトバルブ40が、ポンプ38とパイロットコントローラバルブ20の間のパイロットバルブ入力ライン30に設けられる。このパイロットロックアウトバルブ40は、ボール型バルブであってもよく、またスライドするゲート型バルブであってもよい。ここでは、単純化のために、スライドゲート型バルブが図示されている。パイロットロックアウトバルブ40が、ロックアウトバルブスプール44を第1の位置と第2の位置の間で選択的に動かすロックアウトバルブ本体42を備える。ロックアウトバルブスプール44の第1の位置または第2の位置をオペレータが選択できるオペレータ応答ロックアウトバルブアクチュエータレバー46が、オペレータ制御ステーションに設けられる。パイロットロックアウトスプール44の第1の位置では、ポンプ38からパイロットバルブ入力ライン30への流れが止められ、パイロットコントローラ10を動作不能状態にし、一方で、パイロットロックアウトバルブスプール44が第2の位置にあるときは、ポンプ38からパイロット入力ライン30を通る流れが生じ、パイロットコントローラ10が動作可能状態となる。
【0010】
パイロットコントローラ10は、更に選択的に係合可能なデテントを制御するデテント制御回路50を備える。好適な実施例によると、デテント制御回路50が、パイロットコントローラ10が使用される装置のイグニッション回路と好ましくは電気的または機械的に連動する第1のスイッチ52を備え、その結果、パイロットコントローラ10を使用し、主油圧システムを備える装置が他は作動可能であるときに、デテント制御回路50が動作可能状態となる。同様に、オペレータ応答第2スイッチ54が、デテント制御回路50に設けられ、オペレータが選択的にデテント制御回路50を動作可能状態又は動作不能状態とするようにオペレータステーションに配置される。バッテリなどの電圧源56が、デテント制御回路に電力を供給するために備えられる。当業者が認識するように、バッテリ56は、パイロットコントローラ10が作動する装置の主バッテリであってよい。デテント制御回路50は、ロックアウトスイッチリンク62によりパイロットロックアウトバルブ40にリンクされるデテントロックアウトスイッチ60を更に備える。好適な実施例によると、ロックアウトスイッチリンク62は、パイロットロックアウトバルブ40の動作と共働して、開位置および閉位置の間でロックアウトスイッチ60を作動するように、パイロットロックアウトバルブスプール44に作動的に機械的に接続される。すなわち、パイロットロックアウトバルブスプール44が第1の位置にあり、パイロットコントローラ10が油圧で動作不能状態にあるとき、デテントロックアウトスイッチ60が、同様に開き、デテント制御回路50を動作不能状態にする。パイロットロックアウトバルブスプール44が、入力ライン30内に油圧流体の流れを生じさせるように第2の位置に動くとき、デテントロックアウトスイッチ60が閉じられ、デテント制御回路50が動作可能状態になる。最終的には、デテント制御回路50が、デテントリンク66に磁気的に作用するデテントソレノイドコイル64を備え、デテントリンク66は、デテントとして作用するようにパイロット制御バルブスプール34に機械的に接続される。
【0011】
動作において、パイロット油圧システムコントローラ10は、イグニッションキー組立体の動作で閉位置に第1スイッチ52を位置することによって作動され、第2スイッチ54は、オペレータにより閉位置に選択され、その結果、第1スイッチ52と第2スイッチ54はオペレータにより選択されて、デテント制御回路50を動作可能状態にする。パイロットロックアウトバルブアクチュエータレバー46は、それからオペレータにより作動され、パイロットロックアウトバルブスプール44をデテントロックアウトスイッチ60が開位置にある第1の位置から第2の位置に動かし、それによってデテント制御回路50を完成させ、同時にパイロットコントローラ10を油圧で動作可能状態にする。従って、デテント制御回路50が動作可能状態となるとき、バッテリにより第1スイッチ52、第2スイッチ54およびデテントロックアウトスイッチ60を通って電流が与えられ、ソレノイドコイル64に磁界を生成し、デテントリンク66に作用する。オペレータがパイロット制御レバー14を動かし、バルブアクチュエータアーム18を通じてリンクスプリング22がパイロットバルブスプール34を第2の位置に動かすとき、ソレノイドコイル64の磁界がデテントリンク66に作用し、第2の位置にパイロットバルブスプール34を保持する。オペレータが、それからパイロット制御レバー14を手動で、第1の位置にパイロットバルブスプール34を動かすことを選択してもよい。
【0012】
オペレータが、パイロットコントローラ10が利用される装置の動作を一時的に停止するとき、オペレータは、パイロットロックアウトバルブアクチュエータレバー46を第1の位置に作動させ、入力ライン30を流れる油圧流体を止めてパイロットコントローラ10を作動不能状態にし、同時にロックアウトスイッチリンク62の動作によりデテントロックアウトスイッチ60を機械的に開き、デテント制御回路50を動作不能状態にすることによって、パイロットコントローラ10を動作不能状態にすることができる。そのため、パイロットロックアウトバルブ40が第1の位置に動かされるとき、デテント制御回路50が、電流の流れを止め、ソレノイドコイル64による磁界の発生を阻止し、そのために、パイロット制御レバー14が、そうではなくパイロットバルブスプール34を第2の位置に動かすように動かされるときでさえも、ソレノイドコイル64がパイロットバルブスプール34を第2の位置に維持させない。
【0013】
本発明の別の実施例は、本記載および特許請求の範囲に記載した内容および精神の範囲内で案出することができる。同一の事項または特徴が1つ以上の実施例に示されているとき、本発明の理解を助けるために、言及される実施例を示す数字を末尾につけた参照符号が付されていることに気付かれたい。さらに、本発明の理解を混乱させず、明確にするために全ての図面に全ての参照符号を表示してはいないため、特定の図面を参照している場合であっても、明細書を理解するために必要な全ての図面を参照すべきである。
図2を参照すると、本発明によるパイロットコントローラ10−1の別の実施例が開示されている。この第1の別の実施例において、圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1が備えられ、パイロットバルブ入力ライン30−1の油圧流体の圧力に応答する。圧力伝送ライン82−1は、パイロットロックアウトバルブ40−1とパイロットコントローラバルブ20−1の間のパイロットバルブ入力ライン30−1から分岐し、パイロットバルブ入力ライン30−1の油圧流体の圧力を、圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1に伝送する。圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1は、圧力伝送ライン82−1における圧力に応答し、その内部で圧力が小さくなると、スイッチ80−1を開き、デテント制御回路50−1を動作不能状態にする。
【0014】
動作中、そのために、パイロットバルブ入力ライン30−1の油圧流体の圧力が、選定されたレベルより小さくなったときはいつでも、スイッチ80−1が開き、デテント制御回路を動作不能状態にし、その結果としてデテントソレノイドコイル64−1が作動しない。圧力の減少が、パイロットロックアウトバルブ40−1の動作によるか、またポンプ38−1からの供給における不十分な油圧流体の圧力によるものだとしても、このことが生じる。逆に、パイロット入力ライン30−1の圧力が、公称 400から 450p.s.i.で動作するシステムにおいて例えば 320p.s.i.であるパイロットコントローラ10−1を作動するのに充分な閾値圧力レベルに達したときは、圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1が閉じて、デテント制御回路50−1を動作可能状態にする。
【0015】
パイロットコントローラ10−2の第2の別の実施例が、図3に示されている。デテント制御回路50−2が、パイロットロックアウトバルブ40−2に作動的に接続されるロックアウトリンク92−2を選択的に磁気的に作動させるロックアウトソレノイドコイル90−2を備え、第1の位置と第2の位置の間でロックアウトバルブスプール44−2を作動する。ロックアウトソレノイドコイル90−2は、ロックアウト制御回路94−2において、パイロットソレノイドコイル64−2とバッテリ56−2の間のポイントAで接続され、またそこからロックアウトソレノイドコイル90−2を通って、第1スイッチ52−2と第2スイッチ54−2の間のポイントBで接続される。ポイントBと第1スイッチ52−2の間のロックアウト制御スイッチ96−2が設けられ、ロックアウトソレノイドコイル90−2とデテントソレノイドコイル64−2の両方を制御する。
【0016】
動作中、ロックアウト制御スイッチ96−2が、開位置に位置され、デテントソレノイドコイル64−2を動作不能状態にする。ロックアウト制御スイッチ96−2が開位置にあるとき、ロックアウトソレノイドコイル90−2は電力を供給されず、パイロットロックアウトバルブスプール44−2が、流れ阻止位置に動くことを可能にし、パイロットコントローラ10−2を油圧でロックする。逆に、ロックアウト制御スイッチ96−2が閉位置にあるとき、ロックアウトソレノイドコイル90−2は電力を供給され、パイロットロックアウトバルブスプール44−2が開位置に動かされ、それによってパイロットコントローラ10−2を油圧でロックを解除し、同時にデテント制御回路50−2を動作可能状態にする。
【0017】
前述の実施例によると、本発明は、オペレータに対するフィードバックを改良することによって、パイロットコントローラ10のオペレータに多くの利点を提供することが示される。パイロットコントローラ10の動作に関するオペレータに対するフィードバックが、実質的に向上される。パイロットコントローラが油圧でロックされるとき、パイロット制御レバー14の動きが、デテントソレノイドコイル64によりレバー14を、パイロットコントローラ10が応答していない動作位置に保持させない。そのために、オペレータは、主油圧システムの動作に関して誤解することがない。さらに、パイロット制御レバー14は、パイロットコントローラ10のロックを解除する際に予期しない主油圧システムの動作を生じるように引き留められることはない。また、パイロットコントローラ10は、製造し且つメンテナンスを行うのに安価であり、装置のオペレータに対して別の装備を必要としない。
【0018】
本発明の別の態様、目的および利点は、発明の詳細な説明、図面および特許請求の範囲を検討することによって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例を図式的に示す。
【図2】本発明の第1の別の実施例を図式的に示す。
【図3】本発明の第2の別の実施例を図式的に示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に油圧システムに関し、特に制御レバーに少なくとも1つの選択可能なデテント位置が設けられるパイロット作動型油圧システムのコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
装置の作動機能を意図するように実現するために、装置が備える作業具および付属装置を動かし、またその動作を制御する目的で、油圧システムが最近の装置に使われているのを見ることができる。よく知られるように、油圧システムは、多くの利点を有し、別の方法と比較すると、より大きく、且つより有能な装置の使用が可能となり、乗組員の大きさおよび人時に対する要求を低減し、またメンテナンスおよび不稼働時間にかかる費用も減らすことができる。油圧システムを使用することによって、オペレータにかかる疲労が実質的に減らされ、実質的にオペレータの生産性が向上する。
土工機械または建設機械の場合、油圧流体に応答する1つ又はそれ以上のシリンダを有する油圧システムを備えることが一般的であり、各々は、1つ又はそれ以上のスプールを備えるバルブにより制御される。時間の経過とともに、このような装置は非常に大きくなってきており、それに対応して大きいシリンダおよびバルブを使用し、またより高いシステム圧で作動する。このような大きな装置には、よくパイロット油圧システムコントローラが備えられる。パイロット油圧システムコントローラは、典型的には従属的な油圧システムであって、実質的に低い油圧流体圧で作動し、主作動油圧システムを制御するバルブのスプールに作動的に結合されている。パイロット油圧システムコントローラは、オペレータにかかる負担を実質的に減らし、主油圧システム制御バルブからオペレータの制御ステーションまでの長い機械的リンク機構の必要性を無くし、更に、装置のメンテナンスを容易にする。
【0003】
しかしながら、一方で、主油圧システムが、主シリンダを作動するために最小の圧力を必要とするだけなので、パイロット油圧システムはまた、主油圧バルブのスプールを作動するためには、最小の油圧流体の圧力に依存する。言い換えると、パイロット油圧システムのコントローラに与えられる油圧オイル供給の圧力が不十分であるとき、パイロット制御レバーの動きは、主油圧システム制御バルブに対応する応答を生じさせない。この状況は、典型的には、特定の装置のパワーが減じられるか又はアイドリング状態にあることを表す。この状況において、パイロット制御レバーが、選択された位置に動かされ、その位置にデテントにより維持されるとき、主油圧システムは、この変化に応答するように作動しない。しかしながら、その装置がフルパワーの動作に戻ると、パイロットコントローラの流体圧は、通常の動作圧に戻り、遅れて主油圧システムのバルブスプールを作動する。オペレータが介在しなくても、主油圧システムは作動し、主油圧システムの望ましくない又は意図しない応答を生じる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した1つ又はそれ以上の問題を解決することを目的とする。
そのために、本発明は、パイロット油圧システムの低い圧力に応答するパイロット油圧システムコントローラを提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、主油圧システムが不注意で又は意図しない動作をすることのないパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
本発明の更なる目的は、安価で容易に製造できるパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
本発明の更なる目的は、動作中に容易で安価にメンテナンスを行えるパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
【0005】
本発明の更なる別の目的は、装置のオペレータが容易に利用できる、またオペレータが介在する必要性のないパイロット油圧システムコントローラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パイロット油圧システムコントローラの油圧流体圧力が減少し、又は動作不能状態にされ、そのために主油圧システムを作動させるには不十分となったときに、制御レバーデテントがパイロット制御レバーに係合しないように、選択的にデテントソレノイドを解放する手段を備える改良されたパイロット油圧システムコントローラ装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による主油圧システムを制御する改良パイロット油圧システムコントローラ装置、すなわちパイロットコントローラ10が、図1に図式的に示されている。
関連分野における当業者は、パイロットコントローラ10が、主油圧システム12と、オペレータが関連装置を操作し制御するためのオペレータステーション(図示せず)を備える装置で使用するのに適していることを理解するであろう。本明細書の記載は、このような装置の特定のタイプに対するパイロットコントローラ10の使用に制限することを意図するものではなく、当業者であれば、そのような様々な装置にパイロットコントローラ10を容易に適合させることができると思われる。
【0008】
図1を参照すると、オペレータ応答パイロット制御レバーすなわちアクチュエータ14が、オペレータステーションのレバーピボット16に取りつけられているのが示される。パイロット制御レバー14は、パイロットコントローラバルブ20に作動的にリンクされるパイロット制御レバーアクチュエータアーム18を更に備える。バルブアクチュエータアーム18とパイロットコントローラバルブ20の間のリンクが、特定のパイロットコントローラ10の要求により、可撓性であるか又は比較的固いかのいずれかの機械的パイロットアクチュエータリンク22により実現される。示されるように、少なくとも1つのパイロット油圧接続部24が設けられ、パイロットコントローラバルブ20から主油圧システム12への流れ、又は主油圧システムからパイロットコントローラバルブ20への流れを可能にする。当業者が理解するように、パイロット油圧接続部24は、主油圧システム12の機能を発揮させ又は妨げるバルブを作動するために、代表的には主油圧システム制御バルブ(図示せず)に作動的に接続する。第2のパイロット油圧接続部26は、パイロットコントローラリザーバ28に油圧流体を選択的に流し、第3のパイロット油圧接続部すなわちパイロットバルブ入力ライン30は、パイロットコントローラバルブ20に油圧流体を流す。
【0009】
パイロットコントローラバルブ20は、バルブスプール34が第1の位置と第2の位置の間で選択的な動作を可能とするバルブ本体32を備える。第1の位置では、主油圧システム12からパイロットコントローラバルブ20を通ってパイロットコントローラリザーバ28への流れが生じる。第2の位置では、パイロットコントローラバルブ20を通って主油圧システム12への流れが生じる。油圧流体供給すなわちポンプ38が、油圧流体をパイロットバルブ入力ライン30に供給するために設けられる。
パイロットロックアウトバルブ40が、ポンプ38とパイロットコントローラバルブ20の間のパイロットバルブ入力ライン30に設けられる。このパイロットロックアウトバルブ40は、ボール型バルブであってもよく、またスライドするゲート型バルブであってもよい。ここでは、単純化のために、スライドゲート型バルブが図示されている。パイロットロックアウトバルブ40が、ロックアウトバルブスプール44を第1の位置と第2の位置の間で選択的に動かすロックアウトバルブ本体42を備える。ロックアウトバルブスプール44の第1の位置または第2の位置をオペレータが選択できるオペレータ応答ロックアウトバルブアクチュエータレバー46が、オペレータ制御ステーションに設けられる。パイロットロックアウトスプール44の第1の位置では、ポンプ38からパイロットバルブ入力ライン30への流れが止められ、パイロットコントローラ10を動作不能状態にし、一方で、パイロットロックアウトバルブスプール44が第2の位置にあるときは、ポンプ38からパイロット入力ライン30を通る流れが生じ、パイロットコントローラ10が動作可能状態となる。
【0010】
パイロットコントローラ10は、更に選択的に係合可能なデテントを制御するデテント制御回路50を備える。好適な実施例によると、デテント制御回路50が、パイロットコントローラ10が使用される装置のイグニッション回路と好ましくは電気的または機械的に連動する第1のスイッチ52を備え、その結果、パイロットコントローラ10を使用し、主油圧システムを備える装置が他は作動可能であるときに、デテント制御回路50が動作可能状態となる。同様に、オペレータ応答第2スイッチ54が、デテント制御回路50に設けられ、オペレータが選択的にデテント制御回路50を動作可能状態又は動作不能状態とするようにオペレータステーションに配置される。バッテリなどの電圧源56が、デテント制御回路に電力を供給するために備えられる。当業者が認識するように、バッテリ56は、パイロットコントローラ10が作動する装置の主バッテリであってよい。デテント制御回路50は、ロックアウトスイッチリンク62によりパイロットロックアウトバルブ40にリンクされるデテントロックアウトスイッチ60を更に備える。好適な実施例によると、ロックアウトスイッチリンク62は、パイロットロックアウトバルブ40の動作と共働して、開位置および閉位置の間でロックアウトスイッチ60を作動するように、パイロットロックアウトバルブスプール44に作動的に機械的に接続される。すなわち、パイロットロックアウトバルブスプール44が第1の位置にあり、パイロットコントローラ10が油圧で動作不能状態にあるとき、デテントロックアウトスイッチ60が、同様に開き、デテント制御回路50を動作不能状態にする。パイロットロックアウトバルブスプール44が、入力ライン30内に油圧流体の流れを生じさせるように第2の位置に動くとき、デテントロックアウトスイッチ60が閉じられ、デテント制御回路50が動作可能状態になる。最終的には、デテント制御回路50が、デテントリンク66に磁気的に作用するデテントソレノイドコイル64を備え、デテントリンク66は、デテントとして作用するようにパイロット制御バルブスプール34に機械的に接続される。
【0011】
動作において、パイロット油圧システムコントローラ10は、イグニッションキー組立体の動作で閉位置に第1スイッチ52を位置することによって作動され、第2スイッチ54は、オペレータにより閉位置に選択され、その結果、第1スイッチ52と第2スイッチ54はオペレータにより選択されて、デテント制御回路50を動作可能状態にする。パイロットロックアウトバルブアクチュエータレバー46は、それからオペレータにより作動され、パイロットロックアウトバルブスプール44をデテントロックアウトスイッチ60が開位置にある第1の位置から第2の位置に動かし、それによってデテント制御回路50を完成させ、同時にパイロットコントローラ10を油圧で動作可能状態にする。従って、デテント制御回路50が動作可能状態となるとき、バッテリにより第1スイッチ52、第2スイッチ54およびデテントロックアウトスイッチ60を通って電流が与えられ、ソレノイドコイル64に磁界を生成し、デテントリンク66に作用する。オペレータがパイロット制御レバー14を動かし、バルブアクチュエータアーム18を通じてリンクスプリング22がパイロットバルブスプール34を第2の位置に動かすとき、ソレノイドコイル64の磁界がデテントリンク66に作用し、第2の位置にパイロットバルブスプール34を保持する。オペレータが、それからパイロット制御レバー14を手動で、第1の位置にパイロットバルブスプール34を動かすことを選択してもよい。
【0012】
オペレータが、パイロットコントローラ10が利用される装置の動作を一時的に停止するとき、オペレータは、パイロットロックアウトバルブアクチュエータレバー46を第1の位置に作動させ、入力ライン30を流れる油圧流体を止めてパイロットコントローラ10を作動不能状態にし、同時にロックアウトスイッチリンク62の動作によりデテントロックアウトスイッチ60を機械的に開き、デテント制御回路50を動作不能状態にすることによって、パイロットコントローラ10を動作不能状態にすることができる。そのため、パイロットロックアウトバルブ40が第1の位置に動かされるとき、デテント制御回路50が、電流の流れを止め、ソレノイドコイル64による磁界の発生を阻止し、そのために、パイロット制御レバー14が、そうではなくパイロットバルブスプール34を第2の位置に動かすように動かされるときでさえも、ソレノイドコイル64がパイロットバルブスプール34を第2の位置に維持させない。
【0013】
本発明の別の実施例は、本記載および特許請求の範囲に記載した内容および精神の範囲内で案出することができる。同一の事項または特徴が1つ以上の実施例に示されているとき、本発明の理解を助けるために、言及される実施例を示す数字を末尾につけた参照符号が付されていることに気付かれたい。さらに、本発明の理解を混乱させず、明確にするために全ての図面に全ての参照符号を表示してはいないため、特定の図面を参照している場合であっても、明細書を理解するために必要な全ての図面を参照すべきである。
図2を参照すると、本発明によるパイロットコントローラ10−1の別の実施例が開示されている。この第1の別の実施例において、圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1が備えられ、パイロットバルブ入力ライン30−1の油圧流体の圧力に応答する。圧力伝送ライン82−1は、パイロットロックアウトバルブ40−1とパイロットコントローラバルブ20−1の間のパイロットバルブ入力ライン30−1から分岐し、パイロットバルブ入力ライン30−1の油圧流体の圧力を、圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1に伝送する。圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1は、圧力伝送ライン82−1における圧力に応答し、その内部で圧力が小さくなると、スイッチ80−1を開き、デテント制御回路50−1を動作不能状態にする。
【0014】
動作中、そのために、パイロットバルブ入力ライン30−1の油圧流体の圧力が、選定されたレベルより小さくなったときはいつでも、スイッチ80−1が開き、デテント制御回路を動作不能状態にし、その結果としてデテントソレノイドコイル64−1が作動しない。圧力の減少が、パイロットロックアウトバルブ40−1の動作によるか、またポンプ38−1からの供給における不十分な油圧流体の圧力によるものだとしても、このことが生じる。逆に、パイロット入力ライン30−1の圧力が、公称 400から 450p.s.i.で動作するシステムにおいて例えば 320p.s.i.であるパイロットコントローラ10−1を作動するのに充分な閾値圧力レベルに達したときは、圧力作動型デテントロックアウトスイッチ80−1が閉じて、デテント制御回路50−1を動作可能状態にする。
【0015】
パイロットコントローラ10−2の第2の別の実施例が、図3に示されている。デテント制御回路50−2が、パイロットロックアウトバルブ40−2に作動的に接続されるロックアウトリンク92−2を選択的に磁気的に作動させるロックアウトソレノイドコイル90−2を備え、第1の位置と第2の位置の間でロックアウトバルブスプール44−2を作動する。ロックアウトソレノイドコイル90−2は、ロックアウト制御回路94−2において、パイロットソレノイドコイル64−2とバッテリ56−2の間のポイントAで接続され、またそこからロックアウトソレノイドコイル90−2を通って、第1スイッチ52−2と第2スイッチ54−2の間のポイントBで接続される。ポイントBと第1スイッチ52−2の間のロックアウト制御スイッチ96−2が設けられ、ロックアウトソレノイドコイル90−2とデテントソレノイドコイル64−2の両方を制御する。
【0016】
動作中、ロックアウト制御スイッチ96−2が、開位置に位置され、デテントソレノイドコイル64−2を動作不能状態にする。ロックアウト制御スイッチ96−2が開位置にあるとき、ロックアウトソレノイドコイル90−2は電力を供給されず、パイロットロックアウトバルブスプール44−2が、流れ阻止位置に動くことを可能にし、パイロットコントローラ10−2を油圧でロックする。逆に、ロックアウト制御スイッチ96−2が閉位置にあるとき、ロックアウトソレノイドコイル90−2は電力を供給され、パイロットロックアウトバルブスプール44−2が開位置に動かされ、それによってパイロットコントローラ10−2を油圧でロックを解除し、同時にデテント制御回路50−2を動作可能状態にする。
【0017】
前述の実施例によると、本発明は、オペレータに対するフィードバックを改良することによって、パイロットコントローラ10のオペレータに多くの利点を提供することが示される。パイロットコントローラ10の動作に関するオペレータに対するフィードバックが、実質的に向上される。パイロットコントローラが油圧でロックされるとき、パイロット制御レバー14の動きが、デテントソレノイドコイル64によりレバー14を、パイロットコントローラ10が応答していない動作位置に保持させない。そのために、オペレータは、主油圧システムの動作に関して誤解することがない。さらに、パイロット制御レバー14は、パイロットコントローラ10のロックを解除する際に予期しない主油圧システムの動作を生じるように引き留められることはない。また、パイロットコントローラ10は、製造し且つメンテナンスを行うのに安価であり、装置のオペレータに対して別の装備を必要としない。
【0018】
本発明の別の態様、目的および利点は、発明の詳細な説明、図面および特許請求の範囲を検討することによって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例を図式的に示す。
【図2】本発明の第1の別の実施例を図式的に示す。
【図3】本発明の第2の別の実施例を図式的に示す。
Claims (26)
- 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置であって、
前記主油圧システムに接続されるパイロットコントローラバルブであって、それらの間で油圧流体を選択的に流すパイロットコントローラバルブと、
前記パイロットコントローラバルブに接続され、前記パイロットコントローラバルブに油圧流体を流すパイロットバルブ入力ラインであって、パイロットコントローラバルブへの前記油圧流体の流れを選択的に阻止するパイロットロックアウトバルブを備えるパイロットバルブ入力ラインと、
前記パイロットコントローラバルブに作動的にリンクされるデテントソレノイドコイルであって、前記デテントソレノイドコイルに電力が供給されるとき、選択された位置に前記パイロットコントローラバルブを引き留めるデテントソレノイドコイルと、
前記デテントソレノイドコイルに選択的に電力を供給するデテント制御回路とを備え、該デテント制御回路は、前記パイロットロックアウトバルブにリンクされるデテントロックアウトスイッチを備え、該デテントロックアウトスイッチは、前記パイロットロックアウトバルブが流れ認容状況にあるときは、前記デテントソレノイドコイルに電力を供給し、前記パイロットロックアウトバルブが流れ阻止状況にあるときは、前記デテントソレノイドコイルに電力を供給しないことを特徴とするパイロット油圧システムコントローラ装置。 - 前記パイロットコントローラバルブが、第1の位置と第2の位置の間で選択的な動作が可能であるパイロットバルブスプールを備える請求項1に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、パイロットコントローラリザーバへの第2油圧接続部を備え、前記パイロットバルブスプールが前記第1の位置にあるとき、前記パイロットコントローラバルブから流れを生じさせる請求項2に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットロックアウトバルブが、パイロットバルブ入力ラインを通る流れを阻止する第1の位置と、第2の流れ認容位置の間で選択的な動作が可能なパイロットロックアウトバルブスプールを備える請求項3に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットロックアウトバルブが、前記デテントロックアウトスイッチに作動的に接続されるロックアウトスイッチリンクを備え、パイロットロックアウトバルブスプールがパイロットバルブ入力ラインを通る流れを阻止する前記第1の位置にあるとき、デテントロックアウトスイッチを開位置に作動し、前記パイロットロックアウトバルブスプールが前記第2の流れ認容位置にあるとき、デテントロックアウトスイッチを閉位置に作動する請求項4に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記デテント制御回路が、前記油圧システムが動作可能状態にあるときにデテント制御回路を動作可能状態にする第1スイッチを備える請求項5に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、オペレータ応答第2スイッチを備え、オペレータが選択的に前記デテント制御回路を動作不能状態にすることができる請求項6に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、前記デテントソレノイドコイルに応答するデテントリンクを備える請求項7に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、デテント制御回路に電力を供給する電圧源を備える請求項8に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、オペレータ応答パイロット制御レバーを備える請求項9に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、前記パイロット制御レバーに応答して前記パイロットバルブスプールを作動させるパイロットアクチュエータリンクを備える請求項10に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置であって、
前記主油圧システムに接続されるパイロットコントローラバルブであって、それらの間で油圧流体を選択的に流し、パイロットロックアウトバルブが、パイロットバルブ入力ラインを通る流れを阻止する第1の位置と第2の流れ認容位置との間で選択的に動くパイロットロックアウトバルブスプールを備えるパイロットコントローラバルブと、
オペレータ応答パイロット制御レバーと、
パイロット制御レバーに応答して、パイロットバルブスプールを作動させるパイロットアクチュエータリンクと、
前記パイロットコントローラバルブに接続され、パイロットコントローラバルブに油圧流体を流すパイロットバルブ入力ラインであって、パイロットコントローラバルブへの油圧流体の流れを選択的に阻止するパイロットロックアウトバルブを備え、前記パイロットロックアウトバルブが、パイロットバルブ入力ラインを通る流れを阻止する第1の位置と第2の流れ認容位置との間で選択的な動作が可能なパイロットロックアウトバルブスプールを含むパイロットバルブ入力ラインと、
デテントソレノイドコイルに応答して前記パイロットコントローラバルブにデテントリンクにより作動的にリンクされたデテントソレノイドコイルであって、前記デテントソレノイドコイルが電力を供給されるとき、選択された位置に前記パイロットコントローラバルブを引き留める、デテントソレノイドコイルと、
前記デテントソレノイドコイルに選択的に電力を供給するデテント制御回路とを備え、
前記デテント制御回路が、
ロックアウトスイッチリンクにより作動的に接続されるデテントロックアウトスイッチであって、パイロットロックアウトバルブスプールがパイロットバルブ入力ラインを通る流れを阻止する前記第1の位置にあるとき、デテントロックアウトスイッチを開位置に動かし、前記パイロットロックアウトバルブスプールが前記第2の流れ認容位置にあるとき、デテントロックアウトスイッチを閉位置に動かすデテントロックアウトスイッチと、
前記油圧システムが動作可能状態にあるとき、デテント制御回路を動作可能状態にする第1スイッチと、
オペレータが選択的に前記デテント制御回路を動作不能状態にすることができるオペレータ応答第2スイッチとを含むパイロット油圧システムコントローラ装置。 - 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置であって、
前記主油圧システムに接続されるパイロットコントローラバルブであって、それらの間に油圧流体を選択的に流すパイロットコントローラバルブと、
前記パイロットコントローラバルブに接続され、パイロットコントローラバルブに油圧流体を流すパイロットバルブ入力ラインであって、パイロットコントローラバルブへの油圧流体の前記流れを選択的に阻止するパイロットロックアウトバルブを備えるパイロットバルブ入力ラインと、
パイロットロックアウトバルブに作動的に接続され、第1の位置と第2の位置の間でロックアウトバルブスプールを作動するロックアウトリンクと、
前記パイロットコントローラバルブに作動的にリンクされ、前記デテントソレノイドコイルに電力が供給されるとき、前記パイロットコントローラバルブを選択された位置に引き留めるデテントソレノイドコイルと、
前記デテントソレノイドコイルに選択的に電力を供給するデテント制御回路とを備え、該デテント制御回路は、オペレータ応答デテントロックアウトスイッチとロックアウトソレノイドコイルを備えるロックアウト制御回路を含み、前記デテントロックアウトスイッチが前記デテントソレノイドコイルを動作不能状態にするように作動するとき、前記ロックアウトソレノイドコイルは前記ロックアウトリンクを作動するように電力を供給され、前記デテントロックアウトスイッチが前記デテントソレノイドコイルを動作可能状態にするように作動するとき、前記ロックアウトソレノイドコイルは電力を供給されないことを特徴とするパイロット油圧システムコントローラ装置。 - 前記デテント制御回路が、前記油圧システムが動作可能状態にあるときに、デテント制御回路を動作可能状態にする第1スイッチを備える請求項13に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、オペレータ応答第2スイッチを備え、オペレータが選択的に前記デテント制御回路を動作不能状態にできる請求項14に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、前記デテントソレノイドコイルに応答するデテントリンクを備える請求項15に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、デテント制御回路に電力を供給する電圧源を備える請求項16に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、オペレータ応答パイロット制御レバーを備える請求項17に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、パイロット制御レバーに応答してパイロットバルブスプールを作動するパイロットアクチュエータリンクを備える請求項18に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置であって、
前記主油圧システムに接続されるパイロットコントローラバルブであって、それらの間に油圧流体を選択的に流すパイロットコントローラバルブと、
前記パイロットコントローラバルブに接続され、パイロットコントローラバルブに油圧流体を流すパイロットバルブ入力ラインであって、パイロットコントローラバルブへの油圧流体の流れを選択的に阻止するパイロットロックアウトバルブを備えるパイロットバルブ入力ラインと、
前記パイロットコントローラバルブに作動的にリンクされるデテントソレノイドコイルであって、前記デテントソレノイドコイルが電力を供給されるときに、前記パイロットコントローラバルブを選択された位置に引き留めるデテントソレノイドコイルと、
前記デテントソレノイドコイルに選択的に電力を供給するデテント制御回路とを備え、該デテント制御回路は、圧力作動型デテントロックアウトスイッチを含み、該デテントロックアウトスイッチは、前記パイロットロックアウトバルブが流れ認容状況にあるときに、前記デテントロックアウトスイッチが前記デテントソレノイド回路を動作可能状態にし、前記パイロットロックアウトバルブが流れ阻止状況にあるときに、前記デテントソレノイド回路に電力を供給しないことを特徴とするパイロット油圧システムコントローラ装置。 - 前記デテント制御回路が、第1スイッチを備え、前記油圧システムが動作可能状態にあるとき、デテント制御回路を動作可能状態にする請求項20に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、オペレータ応答第2スイッチを備え、オペレータが前記デテント制御回路を選択的に動作不能状態にできる請求項21に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラバルブが、前記デテントソレノイドコイルに応答するデテントリンクを備える請求項22に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、前記デテント制御回路に電力を供給する電圧源を備える請求項23に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、オペレータ応答パイロット制御レバーを備える請求項24に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
- 前記パイロットコントローラが、前記パイロット制御レバーに応答してパイロットバルブスプールを作動させるパイロットアクチュエータリンクを備える請求項25に記載のパイロット油圧システムコントローラ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/548,299 US5683071A (en) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | Apparatus for controlling selectively engageable detents in a pilot controller |
US08/548299 | 1995-11-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09170607A JPH09170607A (ja) | 1997-06-30 |
JP3741493B2 true JP3741493B2 (ja) | 2006-02-01 |
Family
ID=24188232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28975596A Expired - Fee Related JP3741493B2 (ja) | 1995-11-01 | 1996-10-31 | 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5683071A (ja) |
EP (1) | EP0775836B1 (ja) |
JP (1) | JP3741493B2 (ja) |
DE (1) | DE69624899T2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6202014B1 (en) * | 1999-04-23 | 2001-03-13 | Clark Equipment Company | Features of main control computer for a power machine |
US6758292B2 (en) * | 2002-08-12 | 2004-07-06 | Deere & Company | Interlock system and a detent switch therefor |
US8646473B2 (en) | 2011-02-28 | 2014-02-11 | Deere & Company | Electro-hydraulic sensor fail safe |
CN111980101A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-24 | 三一重机有限公司 | 工程机械的先导控制系统、方法、控制器及工程机械 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1537134A (fr) * | 1967-07-12 | 1968-08-23 | Charbonnages De France | Distributeur hydraulique |
US3759485A (en) * | 1972-07-18 | 1973-09-18 | Baker Equipment Eng Co Inc | Manual override apparatus for electrohydraulic valve control station |
US3978769A (en) * | 1974-09-19 | 1976-09-07 | Caterpillar Tractor Co. | Bucket positioner kickout slave cylinder |
US4037519A (en) * | 1975-04-21 | 1977-07-26 | Deere & Company | Hydraulic system |
US4005734A (en) * | 1975-08-18 | 1977-02-01 | Kubik Philip A | Hydraulic directional memory unit |
US4220074A (en) * | 1977-05-25 | 1980-09-02 | Vapor Corporation | Switching valve |
US4195551A (en) * | 1977-06-23 | 1980-04-01 | Gresen Manufacturing Company | Hydraulic control valve including electromagnetic detent |
JPS6323603Y2 (ja) * | 1981-06-19 | 1988-06-29 | ||
JPS59164803U (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | 日立建機株式会社 | 油圧アクチユエ−タの操作回路 |
JPS60129503U (ja) * | 1984-02-10 | 1985-08-30 | 株式会社小松製作所 | 旋回油圧回路 |
JPH0754641Y2 (ja) * | 1986-05-09 | 1995-12-18 | 東洋運搬機株式会社 | 荷役位置制御装置 |
US4777981A (en) * | 1987-05-18 | 1988-10-18 | Commercial Shearing, Inc. | Magnetic detent joy stick and stack remote control valves |
JPH02136909A (ja) * | 1988-11-17 | 1990-05-25 | Kobe Steel Ltd | アクチュエータの操作装置 |
JPH0270222U (ja) * | 1988-11-11 | 1990-05-29 | ||
DE4032435A1 (de) * | 1990-10-12 | 1992-04-16 | Bosch Gmbh Robert | Elektrohydraulische einrichtung zur steuerung wenigstens zweier hydromotoren |
JP2544339Y2 (ja) * | 1991-03-15 | 1997-08-20 | 株式会社小松製作所 | 建設機械の誤操作防止装置 |
JP2562026Y2 (ja) * | 1992-04-17 | 1998-02-04 | セイレイ工業株式会社 | バックホーの操縦機構における安全装置 |
JPH061464U (ja) * | 1992-06-12 | 1994-01-11 | 株式会社小松製作所 | 作業機操作レバーの“浮”ポジション固定方法 |
JPH08302748A (ja) * | 1995-05-09 | 1996-11-19 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械の安全装置および駆動回路 |
JPH0971388A (ja) * | 1995-09-05 | 1997-03-18 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械の操作装置 |
JP3357232B2 (ja) * | 1995-11-02 | 2002-12-16 | 日立建機株式会社 | 作業機械の安全装置 |
-
1995
- 1995-11-01 US US08/548,299 patent/US5683071A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-09-23 DE DE69624899T patent/DE69624899T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-09-23 EP EP96306910A patent/EP0775836B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-31 JP JP28975596A patent/JP3741493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69624899T2 (de) | 2003-09-11 |
EP0775836A3 (en) | 1998-11-04 |
DE69624899D1 (de) | 2003-01-02 |
EP0775836B1 (en) | 2002-11-20 |
EP0775836A2 (en) | 1997-05-28 |
JPH09170607A (ja) | 1997-06-30 |
US5683071A (en) | 1997-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3741493B2 (ja) | 主油圧システムを制御するパイロット油圧システムコントローラ装置 | |
EP2686493B1 (en) | Cushioned swing circuit | |
US8156960B2 (en) | Servo pressure control valve | |
US6385870B1 (en) | Control system for an excavator thumb and a method of controlling an excavator thumb | |
US20190085974A1 (en) | Shift control device | |
US6612109B2 (en) | Hydraulic power boost system for a work vehicle | |
JP3289852B2 (ja) | 流量応援用方向制御弁 | |
GB2593341A (en) | Hydraulic drive system | |
US6907902B2 (en) | Hydraulic signal output device | |
US10947996B2 (en) | Systems and methods for selective enablement of hydraulic operation | |
EP3718957B1 (en) | Hydraulic drive apparatus for industrial vehicle | |
EP0704630B1 (en) | Variable priority device for heavy construction equipment | |
JPH0544517A (ja) | 作業機停止装置 | |
JP4229131B2 (ja) | ロック装置及びこれを備えた作業機械 | |
US3762277A (en) | Power assist mechanism for fluid control valves | |
US6701822B2 (en) | Independent and regenerative mode fluid control system | |
KR100511197B1 (ko) | 유압제어밸브 장치 | |
EP0056369B1 (en) | Pressure reducing valve for dead engine lowering | |
JPH07317713A (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
GB2433551A (en) | Fluid circuit for remote consumer unit | |
JPH0456888B2 (ja) | ||
JPH05141403A (ja) | 作業車の油圧回路 | |
KR100559238B1 (ko) | 엑츄에이터 연동기능을 갖는 건설기계용 유압회로 | |
JP2695326B2 (ja) | バックホウの油圧回路 | |
JPH0357351B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051108 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |