JP3741306B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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JP3741306B2
JP3741306B2 JP2000284898A JP2000284898A JP3741306B2 JP 3741306 B2 JP3741306 B2 JP 3741306B2 JP 2000284898 A JP2000284898 A JP 2000284898A JP 2000284898 A JP2000284898 A JP 2000284898A JP 3741306 B2 JP3741306 B2 JP 3741306B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OA分野、例えば、レーザビームプリンタ等の偏向走査などに利用される高速回転用のモータに関し、特に、ブラシレスモータ関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にブラシレスモータは、モータベース(基板)に立設された軸受を介して回転自在に枢支されるシャフトと、該シャフトに一端が固定されるロータと、該ロータと対向して円筒部に外嵌固定されるステータとを備えた構造である。
【0003】
ところで、近年、OA分野の市場拡大に伴い、特に、レーザビームプリンタ(以下、LBPと呼ぶ)等の普及が著しい。そして、このLBPは、高品質、高精度、低価格化が必要とされてきており、それに使用されるモータにおいても、当然の如く、高速回転化、低振動化、高信頼性、低価格化への要求が高まってきている。
【0004】
このLBP用モータは、例えば、低振動化を図るため、アンバランス量を低く押さえることが要求され、従って、ロータアッセンブリを精度良く作製することが重要となってきている。図4〜図6は、それぞれ従来のLBP用ブラシレスモータを示す断面図である。まず、図4を参照して従来のLBP用ブラシレスモータについて説明する。
【0005】
図4において、ロータアッセンブリ10は、ブッシング2の下部に設けられた突部2aと、磁性材料からなり、前記したブッシング2の突部2aとカシメ結合すべくその一部に開口部3bを設けたけたロータヨーク3から構成され、略中央部に設けられた、例えば、ステンレス系よりなる材料のシャフト1に圧入固着され、モータベース(基板)11にこれまたカシメ結合12された、その内部に、ラジアル軸受となる銅又は鉄系の燒結含油軸受(以下、含油軸受と呼ぶ)8を内装した金属製ベアリングホルダ9で保持されている。
【0006】
4は、前記したロータヨーク3に固着されたリング状駆動マグネット、5は、前記した金属製ベアリングホルダ9の外周に固着されたステータコアであり、前記したリング状駆動マグネット4と一定の間隔をおいて対向しているものである。なお、図示していないが、前記したステータコア5の突極には、駆動コイルが巻回され、ステータアッセンブリ20を構成しているものである。
【0007】
また7は、ブッシング2の載置面2cにスプリング15により上方から固定されたポリゴンミラー、16は、前記したスプリング15を上部より固定するための止め輪である。前記したシャフト1の下端は、鉄製カバー13の上側に設けられた樹脂製のスラストプレート14とによりスラスト軸受を構成している。
【0008】
このように構成したLBP用ブラシレスモータにおいて、ステータコア5の突極に巻回された、ここでは説明の便宜上図示していない、後述する駆動コイル6を通電制御することにより、リング状駆動マグネット4が付勢され、このリング状駆動マグネット4を固定したロータヨーク3、このロータヨーク3とカシメ結合されており、載置面2cにスプリング15によりポリゴンミラー7を固定したブッシング2へと回転力が伝達され、このブッシング2に圧入固着されたシャフト1が回転駆動されるものである。なお、この図4の構成では、シャフト1とブッシング2は、圧入により隙間なく結合されているため、回転駆動された際、アンバランス量を増加させる要因にはならない。
【0009】
一方、前記した如く、ブッシング2とロータヨーク3は、例えば、ブッシング2側に突部2aを、ロータヨーク3側に開口部3bを設け、カシメにより両者を結合しているため、ブッシング2とロータヨーク3の間に所定の隙間として、10〜30μmの隙間を設けることが必要になるが、この隙間がアンバランス量を増加させる要因になる。何故ならば、前記した如く、LBP用のモータは高速で回転するため、このアンバランス量の増加は、必然的にLBP用モータの振動を増加させることになり、印字品質に悪影響を与えるからである。
【0010】
また、LBP用モータでは、ポリゴンミラー7の表面を清浄に保ち、レーザ光を的確に反射することが要求される。前記した如く、図4になる従来のロータアッセンブリ10の構造によれば、ブッシング2とロータヨーク3はカシメにより結合されているため、このブッシング2とロータヨーク3との間に所定の隙間を設けることが必要になり、図7の軸受け開口部の拡大図より明らかな如く、この隙間から含油軸受8のオイルが漏れ出し、ポリゴンミラー7に付着する虞がある。オイルの付着は、ポリゴンミラー7の反射率を低下させるため、印字品質に悪影響を与えるものである。
【0011】
更に、図4になる従来のロータアッセンブリ10の構造によれば、軸受け部の構成として、含油軸受8と金属製ベアリングホルダ9を使用している。含油軸受8はプレス成型により、安価に大量に生産することが出来るが、金属製ベアリングホルダ9は、切削加工が必要なため、部品が高価になり、モータの低価格化に悪影響を与える。
【0012】
次に、図5を参照して従来のLBP用ブラシレスモータについて説明する。なお、説明の便宜上、前記と同一構成部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0013】
図5のモータ構成においては、シャフト1が挿通される軸受けとしてのベアリング部171、172 、基板11への取付け部である取付け用フランジ部18を一体化した、前記したと同様、ラジアル軸受けを構成する含油軸受8を使用し、この含油軸受8と基板11とをネジ19により位置決めした後、結合しているものである。
【0014】
なお、この図5の構成においては、カバー部材13を用いず、基板11の上部に樹脂製のスラストプレート14を設け、これとシャフト1とでスラスト軸受けを構成している。
【0015】
このように構成したLBP用ブラシレスモータにおいて、ステータコア5の突極に巻回された駆動コイル6を通電制御することにより、リング状駆動マグネット4が付勢され、このリング状駆動マグネット4を固定したロータヨーク3、このロータヨーク3と結合されており、載置面2cにスプリング15によりポリゴンミラー7を上方から固定したブッシング2へと回転力が伝達され、このブッシング2に圧入固着されたシャフト1が回転駆動されるものである。
【0016】
図5においては、前記した如く、基板11と含油軸受8は、ネジ19により位置決めされているため、両者の同芯度を上げることは構造的に困難である。このことは、ステータアッセンブリ20とロータアッセンブリ10の同芯度を低下させることになり、モータの回転精度(ジッタ等)を悪化させる。LBP用モータでは、回転精度(ジッタ等)の悪化は印字品質に悪影響を与えるもので、避けなければいけない問題である。なお、21は、前記したロータヨーク3とブッシング2との間に配置された樹脂製又はゴム製のオイル漏れ防止用のシールである。
【0017】
なお、この図5に示す従来例では、ブッシング2とロータヨーク3との結合を、前記した図4の如くのカシメによる結合で行なっているものではなく、圧入により隙間なく結合しているものである。従って、カシメによるアンバランス現象は発生しないものであるが、コア5を含油軸受8の外周に隙間ばめにて挿入しネジ19を用いて固定しているので、含油軸受8に含浸させたオイルが、表面張力により積層したコア5とコア5の間の隙間に吸い取られてしまい、ベアリング部171、172にてオイル不足を招いてしまう問題がある。高速で回転するLBP用モータでは、ベアリング部のオイル不足は、寿命に悪影響を与えるもので、避けなければいけない問題である。
【0018】
また、前記した如くコア5と含油軸受8とを隙間ばめにて結合しているので、このコア5と含油軸受8との同芯度が低下し、モータの回転精度が悪化するものである。
【0019】
そこで、コア5の内周面を含む全面をコーティング、粉体塗装等の方法により塗り固め、コアとコアの隙間をふさいだ後、含油軸受8の外周にコア5を隙間ばめにて挿入しネジ19を用いて固定することにより、前記した問題点を解決する方法が考えられる。
【0020】
しかしながら、かかる解決策によれば、オイルがコアとコアとの隙間に吸い取られる問題は回避されるものの、内周面の塗装膜の品質管理が新たな問題となる。つまり、内周面の塗装膜に微細なクラック等があった場合、そこからオイルが吸い取られてしまい、ベアリング部のオイル不足を招く。しかるに、量産時に、内周面にクラックなく均一な塗装を施すことは極めて難しく、全数検査が必要となり多大な検査コストが発生し、最終的にはモータのコストを押し上げることになる。
【0021】
また、この解決策によっても、前記した如くコア5と含油軸受8とを隙間ばめにて結合しているので、このコア5と含油軸受8との同芯度が低下し、モータの回転精度が悪化することは避けられないものである。
【0022】
更に、コア5の内周面を含む全面をコーティング、粉体塗装等の方法により塗り固め、コアとコアの隙間をふさいだ後、含油軸受8の外周にコア5を圧入にて固定することにより、前記した問題点を解決する方法が考えられる。
【0023】
しかしながら、かかる方法によっても前記した如くのモータのコストを押し上げる問題は解決せず、かつ又、この方法によれば、圧入時にコア内周面の塗装膜と含油軸受8の外周がこすれ合うことになるので、コア内周面の塗装膜がはがれることがあり、そこからオイルが吸い取られてしまい、ベアリング部のオイル不足を招く問題点は依然として解決しないものである。
【0024】
次に、図6を参照して従来のLBP用ブラシレスモータについて説明する。なお、説明の便宜上、前記と同一構成部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0025】
この図6は、前記した図4と大略同一の構成であるが、図4の金属製ベアリングホルダ9に代えて、樹脂製のベアリングホルダ22としたものである。そして、前記した図4では、基板11との結合をカシメ部12で行なっていたものを、樹脂製のベアリングホルダ22にフランジ部23を一体形成し、このフランジ部23をネジ24により基板11に固定したものである。
【0026】
なお、25は、これまた樹脂製のベアリングホルダ22に一体に形成されたカバー部であり、このカバー部25の上部には、前記したスラストプレート14が配置されている。そして、前記したシャフト1の下端は、カバー部25の上側に配置された樹脂製のスラストプレート14とによりスラスト軸受を構成している。
【0027】
このように構成したLBP用ブラシレスモータにおいて、ステータコア5の突極に巻回された、ここでは説明の便宜上図示していない、駆動コイルを通電制御することにより、リング状駆動マグネット4が付勢され、このリング状駆動マグネット4を固定したロータヨーク3、このロータヨーク3とカシメ結合されており、載置面2cにスプリング15によりポリゴンミラー7を上方から固定したブッシング2へと回転力が伝達され、このブッシング2に圧入固着されたシャフト1が回転駆動されるものである。
【0028】
しかるに、この図6に示す構成では、樹脂製のベアリングホルダ22を使用している。この樹脂製のベアリングホルダ22は、モールド成型により、安価に大量に生産することができるが、樹脂材料は剛性が低いため、軸受けとしての剛性が低くなり、振動増加の要因となる。前記した如く、高速で回転するLBP用モータにこの構造を適用した場合、大きな振動が発生することになり、印字品質に悪影響を与える問題がある。
【0029】
また、高速で回転するLBP用モータでは、ベアリング部の油圧が高くなり、この油圧に押されてオイルが軸受け外部に染み出してくる場合がある。図4と同様、図6に示す従来例では、図7の軸受け開口部の拡大図より明らかな如く、外部に染み出したオイルは、金属製のベアリングホルダ9を乗り越えて、含油軸受8の外部に拡散してしまい、短時間でこの含油軸受8のオイル不足を引き起こし、寿命に悪影響を与える。
【0030】
一方、気圧の低い高地で使用される場合や、高空を飛行する航空機で輸送される場合には、図8に明示されている如く、周囲気圧の低下により含油軸受8内部の空気が膨張し、一時的に多量のオイルが軸受けからあふれ出ることがある。図4、図6に示す従来例のブラシレスモータでは、この時に、多量のオイルが軸受け外部に漏れ出し、オイル不足を引き起こし、寿命に悪影響を与える。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
このように、図4、図6に示す従来のLBP用モータでは、ブッシング2とロータヨーク3は、カシメ結合されているため、両者の間には、所定の隙間が不可欠であり、この隙間がモータとしてのアンバランス量を増加させる要因となっていた。また、この隙間により、モータ軸受けのオイルが漏れ出し、この漏れ出したオイルがブッシング2の裏面に到達した後ポリゴンミラー7に付着し、このポリゴンミラー7の反射率を低下させ印字品質に悪影響を与えていた。
【0032】
更に、軸受けとして、含油軸受8と金属製ベアリングホルダ9を使用しており、特に、金属製ベアリングホルダ9は、切削加工が必要なため、軸受け部のコストアップにつながる。
【0033】
更にまた、図5に示す如くの従来のLBP用モータでは、軸受けとしてベアリング部17、取付け用フランジ部18を一体化した含油軸受8を使用し、基板11と取付け用フランジ部18をネジ19により位置決めした後、結合した構成としてあるため、両者の同芯度が得にくく、モータの回転精度の悪化につながり、ひいては部品品質に悪影響を与えていた等種々の問題点があったものである。
そこで、種々実験した結果、かかる問題点を解決した新規なブラシレスモータ案出したものであり、ここに、その具体的構造等を提供することを目的とするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる点に鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、内周部にリング状マグネット4を装着したロータヨーク3と、
このロータヨーク3の上部に設けられ、ポリゴンミラー7を有するブッシング2とをシャフト1に一体的に固着し、
前記ロータヨーク3の下側に、前記シャフト1を回転自在に保持すべく、その内部にフランジ付きラジアル軸受34を設けると共に、その外部に前記リング状マグネット4と所定間隔を有して設けた駆動コイル6が巻回されたステータコア5を固定した樹脂製コアブッシング30を配置し、
また、前記シャフト1の下部に、このシャフト1と共にスラスト軸受を構成するスラストプレート14を設けたカバー部材40を有するブラシレスモータであって、
前記カバー部材40を前記フランジ付きラジアル軸受34のフランジ部35を介してモータベース11に固定し、かつ、前記ロータヨーク3と前記ブッシング2との間にシール21を配置したブラシレスモータとしたことを特徴とする。
【0035】
請求項2に係る発明は、前記カバー部材40と前記モータベース11との間で、かつ、フランジ部35の外周部35aに当接するようシール212を配置した請求項1記載のブラシレスモータとしたことを特徴とする。
【0036】
請求項3に係る発明は、前記フランジ付きラジアル軸受34の上端部にテーパ部36を設け、樹脂製コアブッシング30と前記テーパ部36との間にオイル溜り部45を設けた請求項1記載のブラシレスモータとしたことを特徴とする。
【0037】
請求項4に係る発明は、前記樹脂製コアブッシング30の開口部側にオーバーハング部31を設けた請求項1記載のブラシレスモータとしたことを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施例は本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0040】
図1は、本発明になるブラシレスモータの好ましい一実施例の断面図、図2は、軸受け開口部におけるオイルの動きを示す拡大断面図、図3は、低圧環境下でのオイルの動きを示す拡大断面図である。なお、以下の説明において、従来と同一部分は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】
また、ブラシレスモータとしての動作説明も前記したものと同様なので、ここでは、その説明を省略する。以下に、図1〜図3を参照して本実施例になるブラシレスモータの具体的構成について説明する。
【0042】
図1と前記した図5とは、基本的構成としては大略一致している。すなわち、ブッシング2とロータヨーク3との結合を、前記した図4の如くのカシメによる結合で行なっているものではなく、圧入により隙間なく結合しているものである。従って、カシメによるアンバランス現象は発生しないものである。外径の大きいロータヨーク3を回転中心に対して高い同芯度で実装することは、アンバランス量を低く押さえる上で重要なポイントである。
【0043】
このように、ブッシング2とロータヨーク3との結合を、圧入により隙間なく行なっているため、後述する如くのフランジ付きラジアル(含油)軸受け部のオイルが、ブッシング2の裏面に到達する確率は従来例に比し極めて少なく、更に、ブッシング2の裏面とロータヨーク3との間には、樹脂製又はゴム製のシール21が配置されているので、仮に、ブッシング2の裏面にオイルが到達したとしても、それがブラシレスモータの外部に漏れ出すことはないものである。
【0044】
しかるに、前記した従来例である図5においては、そこで説明した如く、コア5を含油軸受8の外周に直接挿入し固定した構成としているため、含油軸受8に含浸させたオイルが、表面張力により積層したコア5とコア5の間の隙間に吸い取られてしまい、ベアリング部171、172にてオイル不足を招いてしまう問題がある。
【0045】
そこで、本実施例になるブラシレスモータ構成においては、コア5と従来例でいうところの含油軸受8の間に新規な構成の樹脂製コアブッシング30を介在させることによって、前記したベアリング部のオイル不足の問題点を解決したものである。
【0046】
すなわち、図1において30は、前記した樹脂製コアブッシングであり、31は、この樹脂製コアブッシング30の上方にそれと一体に設けられたオーバハング部、32は、その中央に設けられた中央部、33は、その下方にそれと一体に設けられた下面部である。そして、この樹脂製コアブッシング30は、コイル6が巻回されたコア5に、前記した下面部33を先頭にして順次圧入され、そこに固定された構成としている。
【0047】
また、本実施例では、含油軸受についても新規な構成としたものである。 すなわち、34は、フランジ付きラジアル(含油)軸受(以下、単にラジアル軸受と呼ぶ)であり、35は、それと一体で下部に突設したフランジ部、36は、それと一体で上部側に設けたテーパ部、37は、前記したテーパ部36に連続しており、上方に延在している上面部である。40は、前記したスラストプレート14の下部に設けられたカバー部、41は、このカバー部41及びフランジ部35を前記した基板11に固定するためのネジである。
【0048】
ここで、前記したコア6が固定された樹脂製コアブッシング30とラジアル軸受34との結合状態につき説明する。
【0049】
まず、ラジアル軸受34は、基板11の中心孔11a内に上面部37を先頭にしてフランジ部35の上面がそこに当接するまで挿入される。中心孔11aとラジアル軸受34の軸寸法を締り嵌めとしておくことにより、このラジアル軸受34は基板11に仮固定状態で固定される。また、治具により、このラジアル軸受34を押さえ込んだ状態としておいても良い。
【0050】
しかる後、ラジアル軸受34の上方より前記したコア6が固定された樹脂製コアブッシング30が圧入され、ベアリング部38を通過し、その下面部33の先端部33aが基板11に当接することで、両者はしっかりと結合される。この状態では、ラジアル軸受34は、樹脂製コアブッシング30により、その表面が覆われた状態となる。
【0051】
次に、このように基板11上に結合された樹脂製コアブッシング30とラジアル軸受34は、このラジアル軸受34の下方よりカバー部材40が挿入された後、ネジ41により基板11に固定される。
【0052】
更に、本実施例においては、ロータヨーク3とブッシング2との間、基板11とカバー部40との間で、かつ、フランジ部35に当接する如く、樹脂製又はゴム製のシール211、212をそれぞれ配置したものである。なお、カバー部40の構造等により、一方の樹脂製又はゴム製のシール212は、省略することができる。
【0053】
このように、樹脂製コアブッシング30、ラジアル軸受34、樹脂製又はゴム製のシール211、212等を具体的に構成配置したことにより、前記した如くのオイル不足、オイル漏れ等の問題点を解決したものである。以下、その点につき図2、図3を併せ参照して説明する。
【0054】
まず、樹脂製コアブッシング30とその周辺部の具体的構成について説明する。前記した如く、樹脂製コアブッシング30は、その中央部32の外周側に、コイル6が巻回されたコア5が、前記した下面部33を先頭にして順次圧入され、そこに固定された構成としてある。一方、その内周側には、ラジアル軸受34が、その表面が覆われた状態でそこに圧入形成されている。
【0055】
従って、このラジアル軸受34外周からのオイルの染み出し、蒸発がなく、軸受け部としてのオイル不足を防止することができる。また、このラジアル軸受34は、軸受け部と一体に突設されたフランジ部35の内周部がモータベースである基板11に当接された形で、前記した如くカバー部材40と共にネジ41により基板11に固定されるものである。
【0056】
更に、この樹脂製コアブッシング30の上端部には、オーバーハング部31がそれと一体に形成されている。このオーバーハング部31は、図3に明示してある如く、低圧環境下でオイルがポリゴンミラー7側に吸引されあふれ出た際に、この部分で溢れ出たオイルを受け止めるものである。従って、外部へのオイル漏れは未然に防止でき、オイル不足は解消されるものである。なお、膨張した空気がラジアル軸受34の隙間を通過し、軸受け外部に排出されると、オイルは再びこのラジアル軸受34内に戻り、オイルの溢れ出しは解消される。
【0057】
次に、ラジアル軸受34について説明する。このラジアル軸受34は、前記した如く、フランジ部35、テーパ部36、上面部37等を有しており、外周部が前記した樹脂製コアブッシング30に圧入され、かつ、その外周(樹脂製コアブッシング30側)側が、基板11の中心孔に挿入されるよう構成されているので、このラジアル軸受34と基板11との同芯度を高くすることが可能となる。
【0058】
一般的にLBP用モータでは、ロータヨーク3に実装されたリング状マグネット4からの漏れ磁束をFGコイル、HGにて捕らえ、ロータの回転数を検出し、この情報をもとに回転数の制御を行なっている。従って、モータの回転精度を向上させるためには、ロータと基板11との同芯度を高くすることが重要である。何故ならば、ロータはラジアル軸受34で支持されて回転している。それ故に、基板11とラジアル軸受34との同芯度を高くすることが重要なのである。本実施例によれば、基板11とラジアル軸受34との同芯度を高くすることが容易であるので、モータの回転精度を向上させることが出来る。
【0059】
また、図2で明示されているように、ラジアル軸受34が、前記した樹脂製コアブッシング30に圧入されると、テーパ部36と樹脂製コアブッシング30の当接面30aとの間にオイル溜り部45が形成される。 高速回転時に軸受けの油圧に押され、軸受け外部に染み出したオイルは、ラジアル軸受34の表面に沿って移動し、樹脂製コアブッシング30とラジアル軸受34の先端に設けられたテーパ部36の間に形成されたオイル溜り部45に集まる。この部分に集まったオイルは、テーパ部36に発生する表面張力により保持されるため、樹脂製コアブッシング30の外部に染み出すことがなく、ラジアル軸受34の軸受け部のオイル不足を解消することが出来る。
【0060】
また、モータ停止時にオイル溜り部45に集まったオイルは、このラジアル軸受34の外周面に存在するポア(小孔)を経由してラジアル軸受34の内部に戻っていくものである。このように、ラジアル軸受34を具体的に構成したことにより、オイルは有効に活用されるので、ラジアル軸受34の軸受け部のオイル不足問題は解消され、極めて長寿命の信頼性の高いモータを得ることが出来る。
【0061】
更に、本実施例になるラジアル軸受34は、軸受け部と取付け用フランジ部を一体化した構成としてあり、プレス成型で安価に大量に生産できるので、従来に比べモータの価格を低減することが出来る。
【0062】
ここで、樹脂製又はゴム製のシール211、212につき説明する。まず、前記したロータヨーク3と、ブッシング2との間に配置された樹脂製又はゴム製ののシール211につき、説明する。前記した如く、ブッシング2とロータヨーク3とをカシメ結合した場合には、隙間をなくすことは不可能に近いので、軸受け部のオイルがブッシング2の裏面に到達する確率は極めて高いものとなるが、本実施例によれば、前記した両者の結合を圧入により行なうものなので、両者は隙間なく結合され、従って、軸受け部のオイルがブッシング2の裏面に到達する確率は極めて少なくなる。
【0063】
更に、本実施例によれば、ブッシング2とロータヨーク3間には、樹脂製又はゴム製のシール211が配置されているので、仮に、軸受け部のオイルがブッシング2の裏面に到達したとしても、このオイルは、樹脂製製又はゴム製のシール211に阻止され、それが外部に漏れ出して、例えば、ポリゴンミラー7に付着するようなことはない。
【0064】
次に、カバー部材40とモータベース11との間で、かつ、ラジアル軸受34のフランジ部35の外周部35aに当接するよう樹脂製又はゴム製のシール212を配置した点につき説明する。
【0065】
図1に明示されている如く、ラジアル軸受34のフランジ部35の外周部35aは、所定位置に固定された際、カバー部材40とモータベース11との間で露出した形になる。従って、ラジアル軸受34の軸受け部のオイルが外部に漏れ出す可能性がないとは云えない。仮に、この軸受け部のオイルが外部に漏れ出した場合、これが他の構成部材に付着する虞はかなり高く、かつ、オイル不足にもつながるものである。本実施例によれば、樹脂製又はゴム製のシール212を、カバー部材40とモータベース11との間で、かつ、ラジアル軸受34のフランジ部35の外周部35aに当接するよう配置したことにより、オイル漏れが少なく、信頼性が高くかつ低価格化が可能なブラシレスモータが得られるものである。
【0066】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の構成によれば、内周部にリング状マグネットを装着したロータヨークと、このロータヨークの上部に設けられ、ポリゴンミラーを有するブッシングとをシャフトに一体的に固着し、前記ロータヨークの下側に、前記シャフトを回転自在に保持すべく、その内部にフランジ付きラジアル軸受を設けると共に、その外部に前記リング状マグネットと所定間隔を有して設けた駆動コイルが巻回されたステータコアを固定した樹脂製コアブッシングを配置し、また、前記シャフトの下部に、このシャフトと共にスラスト軸受を構成するスラストプレートを設けたカバー部材を有するブラシレスモータであって、前記カバー部材を前記フランジ付きラジアル軸受のフランジ部を介してモータベースに固定し、かつ、前記ロータヨークとブッシングとの間にシールを配置したことにより、オイル漏れが少なく、信頼性が高く、かつ、低価格化が可能なブラシレスモータが得られるものである。
【0067】
請求項2に係る発明の構成によれば、前記カバー部材とモータベースとの間で、かつ、フランジ部の外周部に当接するようシールを配置したことにより、更にオイル漏れが少なく、信頼性が高く、かつ、低価格化が可能なブラシレスモータが得られるものである。
【0068】
請求項3に係る発明の構成によれば、前記フランジ付きラジアル軸受の上端部にテーパ部を設け、樹脂製コアブッシングとこのテーパ部との間にオイル溜り部を設けたことにより、オイル不足がなく、長寿命で信頼性が高く、かつ、低価格化が可能なブラシレスモータが得られるものである。
【0069】
請求項4に係る発明の構成によれば、前記樹脂製コアブッシングの開口部側にオーバーハング部を設けたことにより、オイル漏れを未然に防止でき、オイル不足が解消され、信頼性が高く、かつ、低価格化が可能なブラシレスモータが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシレスモータの一実施例の断面図である。
【図2】軸受け開口部におけるオイルの動きを示す拡大断面図である。
【図3】低圧環境下でのオイルの動きを示す拡大断面図である。
【図4】従来のブラシレスモータの断面図である。
【図5】従来の他のブラシレスモータの断面図である。
【図6】従来の更に他のブラシレスモータの断面図である。
【図7】従来の軸受け開口部におけるオイルの動きを示す拡大断面図である。
【図8】従来の低圧環境下でのオイルの動きを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト
2 ブッシング
3 ロータヨーク
4 リング状マグネット
5 ステータコア
6 駆動コイル
7 ポリゴンミラー
11 モータベース(基板)
14 スラストプレート
21 樹脂製又はゴム製のシール
30 樹脂製コアブッシング
31 オーバーハング部
34 フランジ付きラジアル(含油)軸受
35 フランジ部
35a 外周部
36 テーパ部
40 カバー部材
45 オイル溜り部

Claims (4)

  1. 内周部にリング状マグネットを装着したロータヨークと、
    このロータヨークの上部に設けられ、ポリゴンミラーを有するブッシングとをシャフトに一体的に固着し、
    前記ロータヨークの下側に、前記シャフトを回転自在に保持すべく、その内部にフランジ付きラジアル軸受を設けると共に、その外部に前記リング状マグネットと所定間隔を有して設けた駆動コイルが巻回されたステータコアを固定した樹脂製コアブッシングを配置し、
    また、前記シャフトの下部に、このシャフトと共にスラスト軸受を構成するスラストプレートを設けたカバー部材を有するブラシレスモータであって、
    前記カバー部材を前記フランジ付きラジアル軸受のフランジ部を介してモータベースに固定し、かつ、前記ロータヨークと前記ブッシングとの間にシールを配置したことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記カバー部材と前記モータベースとの間で、かつ、フランジ部の外周部に当接するようシールを配置したことを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 前記フランジ付きラジアル軸受の上端部にテーパ部を設け、樹脂製コアブッシングと前記テーパ部との間にオイル溜り部を設けたことを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
  4. 前記樹脂製コアブッシングの開口部側にオーバーハング部を設けたことを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
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