JP3740626B2 - 車両用放電管 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は前照灯の光源に関するものであり、詳細には、従来のフィラメントを発光源とするハロゲン電球などに替わり近来、採用が増えつつある、例えばメタルハライド放電管など放電アークを発光源とする光源に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用放電管90の構成の例を示すものが図4〜図5であり、この車両用放電管90は、図5に示すように発光源となる放電アーク95を発生させるための放電室91aを有する内管91と、この内管91を覆う外管92とソケット93とを主たる部品として構成され、そして外管92の外面には遮光膜94が設けられている。
【0003】
尚、本発明では、上下前後などの方向の説明は車両用放電管90が車両に取付けられた状態を基準にし、車両の前方をこの車両用放電管90の前方として行うものとする。また、現実には前記放電アーク95は湾曲を有するものであるが、その湾曲が本発明の構成に直接に関与するものではないので、説明を簡素化するために車両用放電管90の軸Xに一致した直線状として記載し説明する。
【0004】
また、前記遮光膜94は、前記外管92のソケット93寄りに設けられこのソケット93へ放電室91aからの光が到達し迷光を発生するのを防止するために外管92の周方向に沿い設けられるソケット遮光部94aと、このソケット遮光部94aに後方の端部で接続し前記外管92、即ち、車両用放電管90の軸X方向に沿い前方に向かい設けられる路側用遮光部94b及び対向車用遮光部94cとからで略コ字状に形成されている。
【0005】
図5は、左側通行用とした車両用放電管90の前記路側用遮光部94b及び対向車用遮光部94cを前方からみた状態で示すものであり、図示の状態で向かって左側には中心から15°下に向かう線から下方を覆うように路側用遮光部94bが設けられ、向かって右側には中心を通る水平線から下方を覆うように対向車用遮光部94cが設けられている。また、前記路側用遮光部94bと対向車用遮光部94cとの間の下方には別体のフード11が設けられ(図6参照)、両遮光部94b、94cの間を通過する光を遮蔽している。
【0006】
以上のように構成された車両用放電管90を、回転放物面の反射鏡10に組合せると、反射鏡10には図6中に符号▲1▼〜▲4▼で示す範囲に光が到達するものとなる。このときに、放電室91aを前記反射鏡10の焦点よりも前方に位置させておくと、図7に示す形状の投影光束像PJが得られるので、これを図示は省略するが前照灯のレンズに施されるレンズカットで適宜に拡散して、すれ違い配光を得るものである。尚、図7中の符号▲1▼〜▲4▼は、図6中の反射鏡10の同符号の部分から配布される光である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す投影光束像PJを拡散する際に、図中に符号▲2▼〜▲4▼で示す部分は、自由な倍率として水平方向に拡散することが可能であるが、符号▲1▼で示す部分を水平に拡散すると中心から左上がり15°の傾斜を定める明暗境界線Lの角度に変化を生じてしまうものとなる。
【0008】
従って、この▲1▼の部分に対しては効果的な拡散が行えず照射幅が不足して、図中に鎖線で示すような形状のすれ違い配光が要求されるにも係わらず、実際には、図8に示すように▲1▼で示す部分が狭い照射幅の路側帯に対する視認性に劣るすれ違い配光SBの形状となる問題点を生じている。
【0009】
この問題点を解決するために、反射鏡10の図6中に符号▲2▼で示した部分の形状を自由曲面として反射方向を調整し、この符号▲2▼の部分の反射光が水平線H近傍に達するようにして、上記符号▲1▼部分に生じている照射幅の不足を補足させる手段が行われるが、この場合には、図9に示すように遮光膜94のソケット遮光部94aと路側用遮光部94bとが接する部分であるコーナー部94dの部分の投影像が、上記した中心から左上がり15°の明暗境界線Lよりも上方に位置するものとなり、この部分からの光によりグレア光が発生し、すれ違い配光が成立しなくなる問題点を生じ、これらの点の解決が課題とされていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、回転放物面の反射鏡と、反射鏡の水平線上部の一部に自由曲面化された反射鏡とが組合わされた反射鏡によりすれ違い配光を形成する前照灯に用いる車両用放電管であって、放電室を有する内管を外管で覆い、該外管には、ソケットへの光の到達を防止するための前記外管の周方向に沿うソケット遮光部とすれ違い配光の形状を形成するための前記外管の軸方向に沿う路側用遮光部および対向車用遮光部とから成る遮光膜が設けられて成る車両用放電管において、前記遮光膜の前記ソケット遮光部と前記路側用遮光部とが接続するコーナー部には、該コーナー部から前記自由曲面化された反射鏡に向かう光を遮蔽する略三角形状の補助遮光部が設けられていることを特徴とする車両用放電管を提供することで課題を解決するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1および図2に符号1で示すものは本発明に係る車両用放電管であり、この車両用放電管1は発光源となる放電アーク6を発生させるための放電室2aを有する内管2と、この内管2を覆う外管3とソケット4とを主たる部品として構成され、そして外管3の外面には遮光膜5が設けられているものである点は従来例のものと同様である。
【0012】
また、前記遮光膜5は、前記外管3のソケット4寄りに設けられこのソケット4へ放電室2aからの光が到達し迷光を発生するのを防止するために外管3の周方向に沿い設けられるソケット遮光部5aと、このソケット遮光部5aに後方の端部で接続し前記外管3、即ち、車両用放電管1の軸X方向に沿い前方に向かい設けられる路側用遮光部5b及び対向車用遮光部5cとからで略コ字状に形成されている点も従来例のものと同様である。
【0013】
上記の構成とした車両用放電管1は、回転放物面の反射鏡10に組合わされることを基本とするものであるが、従来例でも説明したように中心から左上がり15°となる路側帯を照明する照射光に生じる照射幅の不足を補正するために、従来例の図7に示したように符号▲2▼の部分が自由曲面化された反射鏡10と組合わされる可能性があることも充分に予想されるものである。
【0014】
ここで、本発明では前記ソケット遮光部5aと路側用遮光部5bとが接続する部位であるコーナー部5dに補助遮光部51を設けるものであり、この補助遮光部51は基本形状としてはソケット遮光部5aと路側用遮光部5bとの交点を頂点とする直角三角形として形成されている。
【0015】
そして、上記交点からソケット遮光部5a方向への辺の長さは、図2にも示すように、車両用放電管1の中心軸Xを通る上向きに45°の平面がソケット遮光部5aと交わる点までであり、上記交点から路側用遮光部5b方向への辺の長さは、放電室2aの後端近傍までである。
【0016】
このように構成した本発明の車両用放電管1を回転放物面の反射鏡10に組合わせるときには、前記補助遮光部51が極めて狭い範囲であり、しかも、放電アーク6の中心からも離れ光量もそれ程に多い部分ではないので、実用上に支障を生じることなくすれ違い配光が成立するものとなる。
【0017】
また、図3は、従来例で説明した一部に自由曲面が採用された反射鏡10との組合せが行われたときの、符号▲2▼の部分(自由曲面部分)におけるソケット遮光部5aと路側用遮光部5bとの投影像を示すものであり、コーナー部5dに補助遮光部51が設けられたことで、中心から左上がり15°の傾斜線よりも上方に突出していた部分が概ね遮蔽され、グレア光の発生が防止されて、この反射鏡10の場合においても、すれ違い配光が成立するものとなる。
【0018】
尚、上記の説明は左側通行用とする場合の車両用放電管1の構成に対して行ったが、本発明は路側用遮光部5bと対向車用遮光部5cとの位置を入れ替えることで、当然に右側通行用とする場合の車両用放電管1に対しても対応可能であることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、遮光膜のソケット遮光部と路側用遮光部とが接続するコーナー部には、該コーナー部から自由曲面化された反射鏡に向かう光を遮蔽する略三角形状の補助遮光部が設けられている車両用放電管としたことで、回転放物面の反射鏡ですれ違い配光が得られるばかりでなく、一部に自由曲面が採用されたときにも、補助遮光部によりグレア光の発生を防止し、すれ違い配光を可能とするものであり、反射鏡形状に対する車両用放電管の対応性を拡大させる効果を奏すると共に、路側帯に対する視認性の向上も可能として性能向上にも優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用放電管の実施形態を一部を破断した状態で示す側面図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 本発明の作用を示す説明図である。
【図4】 従来例を一部を破断した状態で示す側面図である。
【図5】 図4のB―B線に沿う断面図である。
【図6】 車両用放電管に組合わされる反射鏡の例を示す説明図である。
【図7】 車両用放電管と反射鏡とにより生じる投影光束像を示す説明図である。
【図8】 従来例のすれ違い配光の形状の例を示す説明図である。
【図9】 従来例の遮光膜の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1……車両用放電管
2……内管
2a……放電室
3……外管
4……ソケット
5……遮光膜
5a……ソケット遮光部
5b……路側用遮光部
5c……対向車用遮光部
5d……コーナー部
51……補助遮光部
6……放電アーク
10……反射鏡
X……車両用放電管の中心軸
L……明暗境界線

Claims (2)

  1. 回転放物面の反射鏡と、反射鏡の水平線上部の一部に自由曲面化された反射鏡とが組合わされた反射鏡によりすれ違い配光を形成する前照灯に用いる車両用放電管であって、放電室を有する内管を外管で覆い、該外管には、ソケットへの光の到達を防止するための前記外管の周方向に沿うソケット遮光部とすれ違い配光の形状を形成するための前記外管の軸方向に沿う路側用遮光部および対向車用遮光部とから成る遮光膜が設けられて成る車両用放電管において、前記遮光膜の前記ソケット遮光部と前記路側用遮光部とが接続するコーナー部には、該コーナー部から前記自由曲面化された反射鏡に向かう光を遮蔽する略三角形状の補助遮光部が設けられていることを特徴とする車両用放電管。
  2. 前記補助遮光部は、ソケット遮光部方向への辺の長さが前記コーナー部から前記車両用放電管の中心軸を通る上向き45°の平面とソケット遮光部との交点迄であり、前記路側用遮光部方向への辺の長さが前記コーナー部から放電室の後端近傍迄であることを特徴とする請求項1記載の車両用放電管。
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