JP3738638B2 - オートスライドドア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるワンボックスカーの側面などに設けられるスライドドアを自動的に開閉させるオートスライドドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オートスライドドア装置として、例えば、特開平10−61316号公報に記載のものが知られている。このオートスライドドア装置は、モータおよび電磁クラッチを備えた駆動ユニットに、ケーブル部材を介してスライドドアが接続され、モータの駆動およびクラッチの締結によりスライドドアが自動開閉スライドを行うように構成されている。
なお、上述の従来技術にあっては、スライドドアの全開状態で、スライドドアに対して所定の規制力で閉方向にスライドするのを規制するバネ式の全開チェック部材(ストッパ)が設けられている。また、駆動ユニット二は、前記電磁クラッチが設けられ、全閉時と全開時には前記電磁クラッチの接続が解除されているため、スライドドアを手動により開閉しようとした場合でも、容易に軽い力でスライドドアを手動により開閉可能となっている。また、全開時にスライドドアを確実に保持するには、前記全開チェック部材のチェック力を大きく設定する必要がある。
このように全開チェック部材のチェック力を大きくした場合、手動により全開状態から閉スライドさせるとき、全開チェック部材のチェック力よりも強い力で操作することが必要であり、しかも、停止しているスライドドアの閉操作開始時に、このチェック力にも抗するように操作しなければならず、スライドドアの重量とこのチェック力が閉操作開始時に加わることから、チェック力を大きくすることは、操作性の悪化を招くことになるとともに、全開状態からモータにより自動的に閉じる場合にも同様に、常にこのチェック力に抗して全開チェック部材を乗り越える必要があり、駆動ユニットに対する負荷が大きくなって、大きな駆動力が必要となり、駆動ユニットならびにモータの強化をするために装置が大型化する。したがって、上述した従来技術にあっては、車両が平坦地または上り坂に停車しているときは、スライドドアを全開チェック部材の手前で停止させるので、全開チェック部材を乗り越える必要が無く閉操作時にかかる負担を軽減することができるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、車両が下り坂に停車しているときは全開チェック部材を乗り越えてスライドドアを全開位置まで移動させて停止させるので、全開チェック部材のチェック力を軽減させることはできない。このため、チェック力を大きくすることによる上記従来技術の問題点の解消には至っていない。
【0004】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、スライドドアの全開状態における保持力の確保を、全開チェック部材のみに頼らないようにして、全開チェック部材の廃止または保持力を軽減させ、これにより全開チェック部材の乗り越え負荷を無くするか軽減して、手動による全開位置からの閉スライド操作力の軽減、手動による全開位置へのスライド操作力の軽減および装置の大型化の防止を図ることを目的とし、また、手動によりスライドドアをスライドさせるときの操作性の向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために請求項1記載の発明は、スライドドアが、駆動伝達機構を介してモータから伝達される駆動力により開閉スライド可能に構成され、前記駆動伝達機構の途中には、モータとスライドドアとを接続させた締結状態と、モータとスライドドアの接続を絶った解放状態とに切り替えるクラッチが設けられ、前記モータおよびクラッチを制御して、前記スライドドアを全閉位置から全開位置へ、また全開位置から全閉位置へスライドさせる制御を実行するコントロールユニットが設けられ、このコントロールユニットは、前記モータの駆動により自動でスライドさせるときには、前記クラッチを締結状態にし、前記モータの駆動により自動でスライドさせるとき以外には、スライドドアの手動によるスライドを容易にするため前記クラッチを解放状態とし、前記スライドドアが全開位置にあるときには、前記クラッチを締結状態にしておく全開ロック制御を実行するようにしたオートスライドドア装置において、前記コントロールユニットは、前記全開ロック制御を実行するにあたり、前記スライドドアを自動により開スライドさせてスライドドアが全開位置に達したときには、前記クラッチを締結状態のままモータを停止させ、一方、前記スライドドアを手動により開スライドさせてスライドドアが全開位置に達したときには、それまで解放状態であったクラッチを締結状態とすることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は請求項1に記載のオートスライドドア装置において、前記コントロールユニットは、前記スライドドアの全開位置から手動によるスライドドアの閉スライド操作が検出されたときには、前記クラッチを解放させて手動によるスライドドアの閉スライドを可能にする手動閉制御を実行し、一方、前記スライドドアの全開位置からモータの駆動により自動で閉スライドさせる操作が検出されたときには、前記クラッチを締結のままモータを駆動させて自動によりスライドドアを閉スライドさせる自動閉制御を実行することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のオートスライドドア装置において、前記コントロールユニットは、前記手動閉制御の実行により前記クラッチを解放させた後、手動によるスライドドアの所定量の閉スライドが検出されたときには、前記解放させたクラッチを再び締結させるとともに前記モータを駆動させて前記スライドドアの手動による所定量の閉スライド以後の閉スライドを自動により行うアシスト閉制御を実行することを特徴とする。
【0009】
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないし3に記載のオートスライドドア装置において、前記コントロールユニットは、手動によるスライドドアの所定量の開スライドが検出されたときには、前記クラッチを締結させるとともに前記モータを駆動させて前記スライドドアの手動による所定量の開スライド以後の開スライドを自動で行うアシスト開制御を実行し、かつこのアシスト開制御によりスライドドアが全開位置に達したときには前記クラッチを締結状態のままモータを停止させることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載のオートスライドドア装置では、スライドドアが全開位置にあるときには、コントロールユニットが全開ロック制御を実行してクラッチを締結状態にしておくため、駆動伝達機構の抵抗によりスライドドアを全開位置に保持できる。このため、全開チェック部材を廃止または軽い保持力のものにでき、全開チェック部材を乗り越える負荷を無くすあるいは軽減することができるため、手動によるスライドドアのスライド操作力を軽減して操作性の向上を図ることができ、あるいは自動によるスライドドアの駆動力を軽減して、装置の大型化を防ぐことができる。
また、クラッチを締結させ、モータを駆動させて自動によりスライドドアの開スライドを実行したときには、全開位置でクラッチを締結状態のままとしてモータを停止させ、一方、手動による開スライド時は、全開位置となったら解放状態であったクラッチを締結状態とするため、全開位置までのスライドドアの開スライドを自動で行っても、手動で行っても、全開位置でのスライドドアの保持性能を向上させることができる。
【0011】
請求項2に記載のオートスライドドア装置では、全開位置から手動による閉スライド操作を行ったときには、コントロールユニットが手動閉制御を実行してクラッチを解放し、スライドドアとモータとの接続が絶たれる。したがって、スライドドアを手動により閉スライドする際には、駆動伝達機構の抵抗がかかることなく、スムーズに閉スライドを行うことができる。
【0012】
請求項3に記載のオートスライドドア装置では、全開位置で手動によるスライドドアの閉スライド操作が検出されて手動閉制御を実行すると、上述のようにスムーズに閉スライドを実行でき、さらに、この手動による閉スライドにおいて所定量の閉スライドを検出したときには、コントロールユニットがアシスト閉制御を実行し、クラッチを締結するとともにモータを駆動させ、これ以後の閉スライドを自動により行う。したがって、スライドドアの閉スライドをより便利なものにできる。
【0014】
請求項5に記載のオートスライドドア装置では、手動による所定量の開スライドを検出したときには、クラッチを締結させるとともにモータを駆動させて、以後の開スライドを自動により行うアシスト開制御を実行し、かつこのアシスト開制御によりスライドドアを開スライドさせたときにも、全開位置でクラッチを締結状態のままとしてモータを停止させる。このように本発明では、全開位置までのスライドドアの開スライドを、自動で行っても、手動で行っても、さらにアシスト開制御で行っても、全開位置でのスライドドアの保持性能を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、実施の形態のオートスライドドア装置を備えた車両1を示す斜視図であって、この車両1の側面には、乗降用開口部2およびステップ3が設けられているとともに、乗降用開口部2を開閉するスライドドア4が設けられている。
【0016】
このスライドドア4は、車両前方側の上端部と、車両前方側の下端部と、車両後方側の中央部と、が車体に支持されている。すなわち、スライドドア4の車両前方側上端部が乗降用開口部2の上縁に沿って移動するアッパローラ11に支持され、スライドドア4の車両前方側の下端部が、前記ステップ3の側面に沿って移動するロアローラ13に支持され、スライドドア4の車両後方側の中央部が車体側面に沿って移動するリアローラ14に支持されている。
【0017】
前記スライドドア4は、図2に示すように、ロアローラ13の上部の部位が、前記ステップ3の側面から延出された牽引部材18に固定されており、この牽引部材18に牽引されることで前後にスライドするよう構成されている。
また、スライドドア4と車体とには、スライドドア4を全閉状態としたときにロックするラッチとストライカとを備えた周知のロック装置(図示省略)が設けられている。このロック装置は、ラッチが、ストライカと完全係合する手前のハーフラッチと呼ばれる半係止状態となると図外のクロージャモータによりラッチをフルラッチと呼ばれる完全係合状態まで引き込むいわゆるオートクロージャ機能を有しているとともに、ロック解除信号が入力されたときには、図外のロック解除モータにより、ラッチとストライカとの係合状態を保持しているポールを回動させ、ラッチがストライカとの係合解除方向に回動可能にするロック解除機能を有している。
【0018】
前記牽引部材18が延出された前記ステップ3の内部は、図1にて破線で示すように、前記牽引部材18を介して前記スライドドア4を移動させる駆動伝達機構21が設けられている。この駆動伝達機構21は、前記牽引部材18の端部を支持する支持部材22と、この支持部材22が連結されたベルト23と、このベルト23を前記ステップ3の側面に沿って移動可能に支持する第1プーリ24および第2プーリ25と、前記ステップ3のコーナ部26に設けられているとともに、ベルト23を移動させる駆動プーリ27とを備えている。そして、この駆動プーリ27は、最終リダクションギヤ29dに軸結合されており、この最終リダクションギヤ29dは、駆動プーリ側伝達ギヤ29cに噛合されている。また、前記駆動伝達機構21には、モータ31が設けられており、このモータ31は、その駆動力をウォームギヤ減速機構30および中間ギヤ29aを介して、モータ側伝達ギヤ29bに伝達する。このモータ側伝達ギヤ29bおよび前記駆動プーリ側伝達ギヤ29cは、電磁クラッチ28の上下に設けられており、この電磁クラッチ28は、前記モータ側伝達ギヤ29bと駆動プーリ側伝達ギヤ29cとの間を断続することによって、前記モータ31側と前記駆動プーリ27側とが断続されるようになっている。さらに、駆動プーリ27の近傍には、スライドドア4のスライド方向、スライド速度、スライド距離(位置)などを駆動プーリ27の回転を検出することによって検出するようにしたセンサとしての公知の接点式二相エンコーダ(以下、単にエンコーダという)44が設けられている。このエンコーダ44は、スライドドア4の手動による開閉時もスライドドア4のスライド方向、スライド速度、スライド距離(位置)などを検出できるように、前記電磁クラッチ28よりも駆動プーリ27側に設定したものである。なお、このエンコーダ44に替えて、正転・逆転を検出できるようにした光センサでもよい。
【0019】
前記ウォームギヤ減速機30は、図3に示すように、前記モータ31の回転軸に設けられた多条ウォーム33と、この多条ウォーム33に噛合するとともに、中間ギヤ29aに噛合するウォームホイール34とからなる。前記電磁クラッチ28がオフ制御された解放時には、モータ31側と駆動プーリ27側とが切り離され、前記ウォームホイール34と前記多条ウォーム33との抵抗や、中間ギヤ29a、モータ側伝達ギヤ29bなどの噛合による抵抗をなくすることにより、スライドドア4を手動により開閉できる状態が形成される。一方、電磁クラッチ28がオン制御された締結時には、前記モータ31側と前記駆動プーリ27側とが接続されてスライドドア4を自動により開閉できる状態が形成される。
【0020】
前記モータ31ならびに電磁クラッチ28は、図4に示すようにコントロールユニット40に接続されている。さらに、このコントロールユニット40には、イグニッションスイッチ51、開閉操作スイッチ52、メインスイッチ53、ドアスイッチ43、エンコーダ44、ハーフラッチスイッチ45、ドアハンドル連動スイッチ46が接続されている。
【0021】
前記開閉操作スイッチ52は、信号を出力しない中立ポジションと、開操作信号を出力するポジションと、閉操作信号を出力するポジションとを備えている。前記メインスイッチ53は、自動開閉モードと手動開閉モードとを選択するスイッチである。
【0022】
前記ドアスイッチ43は、詳細な図示は省略するが、乗降用開口部2の後端部に設けられて、スライドドア4を全閉としたときに開成される(OFFとなる)スイッチである。
【0023】
前記エンコーダ44は、前述のようにスライドドア4の開閉時のスライド速度などを検出するためのもので、駆動プーリ27の回転に応じたパルス信号を出力するものである。すなわち、スライドドア4がスライドするときには、自動・手動に関わらずベルト23が移動するとともに駆動プーリ27が回転するものであり、エンコーダ44からは、スライドドア4のスライド速度などに応じたパルス信号が出力されることになる。
【0024】
前記ハーフラッチスイッチ45は、スライドドア4を全閉としたときにスライドドア4をロックする図外のロック装置において、車体側に設けられている図外のストライカに、スライドドア4側に設けられている図外のラッチが、半係合状態であるハーフラッチ状態となったことを検出して信号を出力するスイッチである。また、前記イグニッションスイッチ51と、ドアスイッチ43は、それぞれOR回路51aを介して割込端子51bに接続され、イグニッションスイッチ51がONされたとき、または、ドアスイッチ43がOFFされたとき(スライドドア4が開かれたとき)に、コントロールユニット40の中央処理装置(CPU)を待機モードから動作モードに移行させるためのものである。なお、ドアスイッチ43は、スライドドア4が開かれるとOFFし、グランドに落ちるため、OR回路51aとの間に反転回路43aを介して接続されている。これにより、イグニッションスイッチ51のON時の自動開閉および手動開閉のみならずイグニッションスイッチOFF時の手動開閉においてもエンコーダ44からのパルス信号を処理可能としている。
【0025】
前記ドアハンドル連動スイッチ46は、スライドドア4を全開状態としてドアハンドル4a(図1参照)によりスライドドア4を閉じる操作を行うのに連動して信号を出力するスイッチで、特許請求の範囲の操作検出スイッチに相当するものである。以下、このドアハンドル連動スイッチ46について、図5および図6に基づいて詳細に説明する。
図5は、スライドドア4を全開としたときのリアローラ14の部分を示す断面図であって、このリアローラ14は、車両1の側面に設けられているウエストレール61にスライド自在に支持されているもので、鉛直方向の軸を中心に回動してウエストレール61により左右方向の移動を規制された2個の水平ローラ14aと、左右方向の軸を中心に回動してウエストレール61に荷重を支持される直立ローラ14b(図6参照)とを備えている。
そして、ウエストレール61の後端部に、スライドドア4を全開位置までスライドさせたときにリアローラ14と衝突してそれ以上の開スライドを規制する全開ストッパ62が設けられ、さらにその直前位置には、スライドドア4が全開位置から閉方向にスライドする際に所定の規制力を与えるゴム製の全開チェッカ63が設けられている。
また、前記全開ストッパ62と上下方向で重なる位置であって、ボディサイドパネル1aの内側位置に、スイッチブラケット64が固定されている。さらに、このスイッチブラケット64には、前記ドアハンドル連動スイッチ46が固定されているとともに、このドアハンドル連動スイッチ46の端子を叩いてスイッチを投入させるスイッチングレバー65が回動自在に取り付けられている。なお、このスイッチングレバー65は、ブーツ66を貫通してその先端がウエストレール61内に突出されている。
さらに、前記スライドドア4の後端部には、ドアハンドル4aに連結ロッド4bを介して接続され、スライドドア4の全開状態でドアハンドル4aを操作したときに前記スイッチングレバー65の先端部を押さえてドアハンドル連動スイッチ46を投入させるドアハンドル連動レバー4cが設けられている。なお、ドアハンドル4aは、スライドドア4を、車外で操作するアウタドアハンドル(図示省略)と車内で操作するインナドアハンドル(図示省略)とで構成されている。
【0026】
したがって、本実施の形態では、スライドドア4内の電機部品と車体との接続が絶たれたスライドドア全開状態において、ドアハンドル4aを操作したときには、その操作に連動して連結ロッド4bが押されるのに伴ってドアハンドル連動レバー4cが回動し、これに連動してスイッチングレバー65が回動してドアハンドル連動スイッチ46が投入される。これにより、車体側においてドアハンドル4aの開操作を検出することができる。
【0027】
次に、コントロールユニット40による制御について説明すると、このコントロールユニット40は、メインスイッチ53が投入されている状態では、自動開閉モードに設定され、メインスイッチ53が投入されていない状態では、手動開閉モード(特許請求の範囲の手動閉制御を含むものである)に設定される。また、自動開閉モードにあっては、本実施の形態では、2通りの自動開閉制御を実行するものであり、その1つは、開閉操作スイッチ52の操作に応じて自動的にスライドドア4を開方向あるいは閉方向にスライドさせるオートスライド制御(特許請求の範囲の自動閉制御を含むものである)であり、もう1つは、手動によりスライドドア4をスライドさせたときに、そのスライド量が所定量を越えると、閉意志あるいは開意志があると判断してそれ以後自動的にスライドさせるアシスト制御(特許請求の範囲のアシスト閉制御ならびにアシスト開制御に相当する)である。
【0028】
以下、上記コントロールユニット40による制御について図7〜図12のフローチャートに基づいて説明する。
図7〜図9は、全閉から全開へ向けて開く場合の制御流れを示している。
ステップ101では、メインスイッチ53がONであるか否かを判定し、ONの場合は自動開閉モードとしてステップ102に進み、一方、OFFである場合には手動開閉モードとしてステップ140に進む。
【0029】
自動開閉モードの場合、まず、ステップ102に進んで、開閉操作スイッチ52が開側に操作されているか否か判定し、開側に操作している場合には上記オートスライド開制御を実行すべくステップ103に進み、一方、開閉操作スイッチ52が操作されていない場合はアシスト制御を実行するか否かを判断すべくステップ120に進む。
【0030】
オートスライド開制御を実行する場合、まず、ステップ103において電磁クラッチ28をONとして締結させてモータ31とスライドドア4とを連結させ、次に、ステップ104においてモータ31を開側に駆動させる。また、開閉操作スイッチ52が開側に操作されると、フローチャートでは省略するが、ステップ103,104と並行して、図外のロック装置のロック解除モータを駆動させることにより、ロック解除を行う。
【0031】
次に、ステップ105においてドアスイッチ43がONであるか否か判定することにより、スライドドア4が全閉位置から開側にスライドを開始したか否か判定し、スライドドア4が開く(微少開してドアスイッチ43がONとなる)まではステップ103,104を繰り返す一方、スライドドア4が開いた(微少開)ら、ステップ106に進んで、エンコーダ44が出力するパルス数のカウントを開始する。
【0032】
次に、ステップ107において、このカウントしたパルス数が、予め設定された数N1(この数N1は、全閉から全開直前までのスライド量に相当する)よりも大きいか否かを判定し、ステップ108において、モータ31の負荷電流が設定値A1よりも大きいか否かを判定し(この設定値A1は、スライドドア4が全開ストッパ62に突き当たっている場合の負荷電流に相当する)、さらに、ステップ109において前記モータ31の負荷電流が設定値A1よりも大きい負荷電流の継続時間が設定時間T1を越えたか否かを判定し、これらステップの全てでYESと判定した場合、スライドドア4が全開状態となったと判定し、続くステップ110に進んでモータ31を停止させ、さらにステップ111において、今回スライドドア4を開くのに対応して出力されたパルス数Nxを記憶する。なお、このパルス数Nxは、後述するスライドドア4を閉じる制御で使用する。
また、本実施の形態ではスライドドア4が全開位置まで達したことを、エンコーダ44から出力されるパルス数により判定するように構成しているが、例えば、スライドドア4の全開位置を検出するスイッチを設けて、このスイッチからの信号に基づいて検出するように構成してもよい。また、この場合、さらに全閉位置と全開位置との中間の開度を通過したことを検出するスイッチを設けて、より検出精度を高めてもよい。
【0033】
以上のように、オートスライド開制御の場合は、開閉操作スイッチ52を開側に操作すると、モータ31が駆動してスライドドア4が全開位置まで自動的にスライドし、全開位置に達するとモータ31の駆動が停止する。なお、この全開状態で電磁クラッチ28は、ONのままで締結されているため、スライドドア4とモータ側伝達ギヤ29b,中間ギヤ29a、ウォームギヤ減速機30、モータ31とは連結されており、ウォームギヤ減速機30などの駆動伝達機構21の抵抗によりスライドドア4は全開位置に保持され、坂道などの傾斜によりスライドドア4の自重が閉方向に作用しても閉じることはない。
【0034】
次に、図8に示すステップ120から始まるアシスト開制御の流れについて説明する。
ステップ120では、ドアスイッチ43がONであるか否か、すなわちスライドドア4が開かれた(微少開)か否かを判定し、開かれない場合はステップ101に戻り、一方、開かれた場合は、ステップ121に進んでエンコーダ44から出力されるパルス数のカウントを開始する。
【0035】
次に、ステップ123に進んで、カウントしたパルス数が予め設定された値であるn1を越えたか否か判定し、設定値n1を越えた場合には、スライドドア4を開く意志があると判定してステップ124に進んでモータ31の駆動を開始させ、さらにステップ125において電磁クラッチ28をONとする。これによりスライドドア4は、スライドを開始する。ちなみに、設定値n1は、例えば、3パルス、スライドドア4のスライド量で約9mmに相当する程度の値である。
【0036】
次に、ステップ126,127,128により、前述したステップ107,108,109と同じ判定に基づいてスライドドア4が全開位置に達したか否か判定し、全開位置と判定された場合、ステップ129に進んでモータ31を停止させてステップ130においてパルス数Nxを記憶する。
【0037】
以上の通り、アシスト制御では、操作者がスライドドア4を僅かに開くと、モータ31が駆動を開始するとともに電磁クラッチ28が締結され、操作者の手動によるスライドドア4の開スライドを信号として、以後のスライドドア4の開スライドがモータ31の駆動により行われる。なお、操作者が開操作を開始した時点では、電磁クラッチ28はOFF状態であり解放状態にあるため、この時点ではウォームギヤ減速機30などの駆動伝達機構21の抵抗が作用することが無く、軽い操作力でスライドドア4を開くことができる。また、全開位置では、電磁クラッチ28が締結状態に維持されているため(特許請求の範囲の全開ロック制御に相当する)、スライドドア4はその位置に保持されて閉方向にスライドすることはない。
【0038】
次に、図9に示すステップ140から始まる手動開閉制御について説明する。まず、ステップ140では、ドアスイッチ43がONであるか否かに基づいてスライドドア4が開かれた(微少開)か否かを判定し、開かれない場合はステップ101に戻り、開かれた場合は、ステップ141に進んでエンコーダ44から出力されるパルス数のカウントを行う。そして、ステップ142において、このカウントしたパルス数が予め設定された数N1よりも大きいか否かを判定し、大きい場合は、ステップ143に進んでドアハンドル連動スイッチ46がONかを判定し、ONであればステップ142,143とで、ドアハンドル4aを操作してスライドドア4を全開位置までスライドさせて、スライドドア4が全開位置に達したと判定される。全開位置と判定された場合、ステップ144に進んで電磁クラッチ28をONとして締結させ、さらにステップ145においてパルス数Nxを記憶する。なお、ステップ142とステップ143とで全開位置に達したか否か判定しているのは、全開位置の誤検出防止、ドアハンドル4aの操作によらない、例えば坂道などの傾斜による開スライドやスライドドア4を強い力で突き放し勢いよく全開ストッパ62に当たり、スライドドア4が跳ね返ってしまうような開スライドなどで、全開位置手前で電磁クラッチ28がONされて締結状態になることを防止するためである。これば、次にスライドドア4を手動閉スライドさせようとしてドアハンドル4aを操作してもドアハンドル連動スイッチ46がONせず、電磁クラッチ28を解放できない状態となることを防止するためで、パルス数カウントを精度よく、かつ遅れなくカウントするように設定する場合には、前記ステップ143のドアハンドル連動スイッチ46ONの判別はなくてもよい。
【0039】
以上の手動開閉制御によりスライドドア4を全閉から全開までスライドさせる間は、電磁クラッチ28は締結されていないため、ウォームギヤ減速機30などの駆動伝達機構21の抵抗を受けることなしに軽い操作力で開操作を行うことができる。
一方、スライドドア4を全開とした後は、ステップ144において電磁クラッチ28が締結されるため、スライドドア4はウォームギヤ減速機30などの駆動伝達機構21の抵抗でロック状態となる。したがって、スライドドア4は、全開位置からスライドすることはない。
【0040】
図10〜図12は、スライドドア4を全開から全閉へ向けて閉じる場合の制御流れを示している。
ステップ201では、メインスイッチ53がONであるか否かを判定し、ONの場合は自動開閉モードとしてステップ202に進み、一方、OFFである場合には手動開閉モードとしてステップ240に進む。
【0041】
自動開閉モードの場合、まず、ステップ202に進んで、開閉操作スイッチ52が閉側に操作されているか否か判定し、閉側に操作されている場合にはオートスライド閉制御(自動閉制御)を実行すべくステップ203に進み、一方、開閉操作スイッチ52が操作されていない場合はアシスト閉制御を実行するか否かを判断すべくステップ220に進む。
【0042】
オートスライド閉制御を実行する場合、まず、ステップ203においてモータ31を閉方向に駆動させ、続くステップ204においてパルス数の減算、すなわち、スライドドア4を全閉から全開にスライドしたときにカウントしたパルス数Nxからエンコーダ44の出力パルス分を減算する処理を開始する。
【0043】
次に、ステップ205において、Nxから減算した値が、全閉直前を示す値未満になったか否か判定し、YESと判定されたらステップ206に進んでハーフラッチスイッチ45がONとなったか否か判定し、ONとなったらステップ207に進んで、別途設けられているオートクロージャを作動させる。なお、このオートクロージャは、図外のロック装置のラッチがハーフラッチとなるまでスライドドア4を閉じると、図外のモータを駆動させてラッチを回動させることによりスライドドア4を引き込むように作動する公知の装置である。
【0044】
ステップ208では、ドアスイッチ43がOFFとなったか否か、すなわちスライドドア4が全閉状態となったか否かを判定し、全閉状態となっていればステップ209に進んでモータ31を停止させ、続くステップ210で電磁クラッチ28をOFFとし、さらにステップ211において、カウントしたパルス数Nxをリセットする。
【0045】
以上のように、オートスライド閉制御の場合は、開閉操作スイッチ52を閉側に操作すると、モータ31が駆動してスライドドア4が全開位置から全閉位置まで自動的にスライドし、全閉位置に達するとモータ31の駆動が停止する。なお、この場合、全閉状態では電磁クラッチ28は解放されているが、スライドドア4は図外のロック装置により全閉状態に保持される。
【0046】
次に、図11に示すステップ220から始まるアシスト閉制御の流れについて説明する。
ステップ220および221では、ドアハンドル連動スイッチ46が所定時間T2を越えてONとなているか否か、すなわちドアハンドル4aの操作が成されてスライドドア4を閉じる意志が検出されたか否かを判定し、両ステップでYESと判定されて閉じる意志が検出されたら、ステップ222に進んで電磁クラッチ28をOFFとして、スライドドア4に対する負荷を取り除いて手動により閉スライド可能とする。
【0047】
次に、ステップ223において記憶したパルス数Nxからスライドドア4の閉スライド分のパルス数の減算を行い、ステップ224においてこの減算値が所定数を越えたら、すなわち所定量の閉スライドが成されたら、ステップ225においてモータ31を駆動させさらにステップ226において電磁クラッチ28を締結させて、スライドドア4を、自動的に閉スライドさせる。これにより、操作者がスライドドア4を僅かに閉じると、モータ31が駆動を開始するとともにステップ222でOFFされていた電磁クラッチ28を再びONしてモータ31の駆動力がスライドドア4に伝達されるようにすることで、操作者の手動によるスライドドア4の閉スライドを信号として、以後のスライドドア4の閉スライドがモータ31の駆動により行われるようにしたものである。
【0048】
次に、前述のステップ205〜211の流れと同様の処理をステップ227〜233により行って、スライドドア4を全閉としてロックする。
なお、前記ステップ221でドアハンドル連動スイッチ46が所定時間T2を越えてONとなったかを検出するのは、ドアハンドル4aに不用意に触れたなど一瞬のドアハンドル連動スイッチ46のONを受け付けないようにするためである。このステップ221に替えて、ドアハンドル連動スイッチ46がONされたら電磁クラッチ28をOFFするとともにタイマをスタートさせて、所定時間内にスライドドア4が動いていない、すなわちエンコーダ44からパルスが入力されてこないときには、スライドドア4を閉じる意志がないドアハンドル連動スイッチ46のONであったとして、再び電磁クラッチ28をONさせるようにしてもよい。
【0049】
次に、図12に示すステップ240から始まる手動開閉制御における閉制御について説明する。まず、ステップ240および241において、ドアハンドル連動スイッチ46が所定時間T2を越えてONとなっているか否かに基づいてスライドドア4を閉じる意志が検出されたか否かを判定し、閉じる意志が検出されたらステップ242において電磁クラッチ28をOFFとし、スライドドア4を全開位置に保持する力を取り除く。
さらに、ステップ243にて、スライドドア4のスライド量を減算し、ステップ205〜208と同様の処理を実行するステップ244〜247において、スライドドア4が全閉位置までスライドしたと判定したら、ステップ248においてパルス数Nxをリセットする。
この手動の閉制御においても、前記アシスト閉制御の場合と同様に、ステップ241に替えてドアハンドル連動スイッチ46がONされたら電磁クラッチ28をOFFするとともにタイマをスタートさせて、所定時間内にスライドドア4が動いていない(エンコーダ44から派するが入力されてこない)ときには、スライドドア4を閉じる意志のないドアハンドル連動スイッチ46のONであるとして、再び電磁クラッチ28をONとさせるようにしてもよい。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態では、モータ31を駆動させて自動的にスライドドア4を開いたときも、手動によりスライドドア4を開いたときも、さらに手動による微少な開スライド後にモータ31の駆動によりスライドドア4を開いたときも、全開位置では電磁クラッチ28が締結状態となり、ウォームギヤ減速機30などの駆動伝達機構21の抵抗によりスライドドア4を全開位置に保持することができる。したがって、全開チェッカ63のチェック力を小さく設定したり、あるいは全開チェッカ63を廃止したりしても坂道などの傾斜によりスライドドア4が自重により閉じることが無く、これにより、このチェック力が過大なことによる操作性の悪化を防止することができるという効果が得られるとともに、上記チェック力が過大なことによるモータ31ならびに駆動伝達機構21に対する負荷を軽減あるいは無くすことができ、これらの小型化を図ることができるという効果が得られる。
【0051】
また、手動により開閉を行うときには、電磁クラッチ28を解放させて、スライドドア4側とモータ31側との接続を絶つようにしているため、スムーズに開閉を行うことができ、操作性に優れているという効果が得られる。加えて、自動開閉モードでは、手動によりスライドドア4の開閉を行う際に、微少な開スライドあるいは閉スライドが検出されたら、その後はモータ31によりスライドドア4をスライドさせるアシスト制御を実行するように構成しているため、手動による操作力が軽減されて、より操作性に優れるという効果が得られる。
【0052】
以上、図面により実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スライドドア4の全開位置からの手動操作による閉スライドを検出するための手段としては、スライドドアと車体とをフラットハーネスで結合し、ドアハンドル部分に設けたドアハンドルスイッチの作動を検出することによってもよく、また、ドアハンドルの操作に同期してドアハンドルの閉操作信号を発生する送信手段と、この送信手段の電源としての電池または充電式電池とをスライドドアに設け、前記閉操作信号を受信する受信手段を車体に設ける手段としてもよい。そして、スライドドアの全開位置の検出手段としては、スライドドアの全開位置に設け、スライドドアが全開位置に達すると作動する全開スイッチによってもよい。
また、駆動プーリ27の駆動トルクをスライドドア4に伝達する手段としてベルト23を示したが、チェーンやワイヤなどの他の手段を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のオートスライドドア装置を示す平面図である。
【図2】実施の形態のオートスライドドア装置を搭載した車両の斜視図である。
【図3】実施の形態の要部の断面図である。
【図4】実施の形態のコントロールユニットを示すブロック図である。
【図5】実施の形態の要部の断面図である。
【図6】実施の形態の要部の断面図である。
【図7】実施の形態の制御流れを示すフローチャートである。
【図8】実施の形態の制御流れを示すフローチャートである。
【図9】実施の形態の制御流れを示すフローチャートである。
【図10】実施の形態の制御流れを示すフローチャートである。
【図11】実施の形態の制御流れを示すフローチャートである。
【図12】実施の形態の制御流れを示すフローチャートである。
1 車両
2 乗降用開口部
3 ステップ
4 スライドドア
4a ドアハンドル
4b 連結ロッド
4c ドアハンドル連動レバー
11 アッパローラ
13 ロアローラ
14 リアローラ
14a 水平ローラ
14b 直立ローラ
18 牽引部材
21 駆動伝達機構
22 支持部材
23 ベルト
24 プーリ
25 プーリ
27 駆動プーリ
28 電磁クラッチ
29 中間ギヤ
30 ウォームギヤ減速機
31 モータ
33 多条ウォーム
34 ウォームホイール
40 コントロールユニット
43 ドアスイッチ
44 エンコーダ
45 ハーフラッチスイッチ
46 ドアハンドル連動スイッチ
51 イグニッションスイッチ
52 開閉操作スイッチ
53 メインスイッチ
61 ウエストレール
62 全開ストッパ
63 全開チェッカ
64 スイッチブラケット
65 スイッチングレバー
66 ブーツ
A1 設定値
n1 設定値
N1 設定値
Nx パルス数
T1 設定時間
T2 所定時間

Claims (4)

  1. スライドドアが、駆動伝達機構を介してモータから伝達される駆動力により開閉スライド可能に構成され、前記駆動伝達機構の途中には、モータとスライドドアとを接続させた締結状態と、モータとスライドドアの接続を絶った解放状態とに切り替えるクラッチが設けられ、前記モータおよびクラッチを制御して、前記スライドドアを全閉位置から全開位置へ、また全開位置から全閉位置へスライドさせる制御を実行するコントロールユニットが設けられ、このコントロールユニットは、前記モータの駆動により自動でスライドさせるときには、前記クラッチを締結状態にし、前記モータの駆動により自動でスライドさせるとき以外には、スライドドアの手動によるスライドを容易にするため前記クラッチを解放状態とし、前記スライドドアが全開位置にあるときには、前記クラッチを締結状態にしておく全開ロック制御を実行するようにしたオートスライドドア装置において、前記コントロールユニットは、前記全開ロック制御を実行するにあたり、前記スライドドアを自動により開スライドさせてスライドドアが全開位置に達したときには、前記クラッチを締結状態のままモータを停止させ、一方、前記スライドドアを手動により開スライドさせてスライドドアが全開位置に達したときには、それまで解放状態であったクラッチを締結状態とすることを特徴とするオートスライドドア装置。
  2. 前記コントロールユニットは、前記スライドドアの全開位置から手動によるスライドドアの閉スライド操作が検出されたときには、前記クラッチを解放させて手動によるスライドドアの閉スライドを可能にする手動閉制御を実行し、一方、前記スライドドアの全開位置からモータの駆動により自動で閉スライドさせる操作が検出されたときには、前記クラッチを締結のままモータを駆動させて自動によりスライドドアを閉スライドさせる自動閉制御を実行することを特徴とする請求項1に記載のオートスライドドア装置。
  3. 前記コントロールユニットは、前記手動閉制御の実行により前記クラッチを解放させた後、手動によるスライドドアの所定量の閉スライドが検出されたときには、前記解放させたクラッチを再び締結させるとともに前記モータを駆動させて前記スライドドアの手動による所定量の閉スライド以後の閉スライドを自動により行うアシスト閉制御を実行することを特徴とする請求項2に記載のオートスライドドア装置。
  4. 前記コントロールユニットは、手動によるスライドドアの所定量の開スライドが検出されたときには、前記クラッチを締結させるとともに前記モータを駆動させて前記スライドドアの手動による所定量の開スライド以後の開スライドを自動で行うアシスト開制御を実行し、かつこのアシスト開制御によりスライドドアが全開位置に達したときには前記クラッチを締結状態のままモータを停止させることを特徴とする請求項1ないし3に記載のオートスライドドア装置。
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