JP3737297B2 - 携帯型テレビ電話装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型テレビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯型テレビ電話装置においては、カメラによって使用者自身を撮像したりディスプレイに表示された相手映像を目視するため、カメラ及びディスプレイと使用者との関係において一定の距離を保つ必要があり、例えば、特開平6−292195号公報に示されるように、テレビ電話使用時における音声通信に関してはスピーカホン通話や音声出力のみイヤピースを用いるようにするものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来装置のように、テレビ電話使用時における音声通信に関して、スピーカホン通話を用いるものでは、相手との会話内容が周囲に漏れるといった問題点があり、又音声出力のみイヤピースを用いるものでは、相手との会話内容が周囲に漏れるといったことを防止することができるものの、装置本体のスピーカとは別体にイヤピースを持ち歩く必要があって携帯に不便であると共に、テレビ電話使用時と音声電話使用時とで別々のスピーカが必要であり、しかもテレビ電話を使用する際にイヤピースを探して接続するという煩雑な手続きが必要であるといった問題点があった。
【0004】
本発明は、テレビ電話使用時において、相手との会話内容が周囲に漏れるといったことや携帯性の劣化及び繁雑な手続きを防止しつつ、カメラ及びディスプレイと使用者との関係において一定の距離を保つことができる携帯型テレビ電話装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、発明は、カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成したものである。
【0006】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが、上記マイクをも保持し、装置本体に対して上記スピーカとマイクとを保持した状態で着脱自在となるように設けられる一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカ及びマイクと装置本体との通信を可能とするように構成したものである。
【0007】
発明は、上記構成に加え、上記スピーカ又はマイクが、上記キャビネットを装置本体に装着した状態と装置本体から取り外した状態との何れの状態でも通話に機能するように構成したものである。
【0008】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが、装置本体に装着した状態において、少なくとも上記ディスプレイを閉塞するように構成したものである。
【0009】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが、装置本体に装着した状態において、少なくも上記カメラのレンズを閉塞するように構成したものである。
【0010】
発明は、上記構成に加え、上記カメラに入射する光量に基づいて上記キャビネットと装置本体との着脱状態を検出するように構成したものである。
【0011】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、基地局との無線接続動作を自動的に開始するように構成したものである。
【0012】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが装置本体に装着されたことが検出されたとき、基地局との無線解放動作を自動的に開始するように構成したものである。
【0013】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを開始させるように構成したものである。
【0014】
発明は、上記構成に加え、上記キャビネットが装置本体に装着されている状態において基地局との無線接続が成されているとき、上記スピーカによる放音と上記マイクによる集音とを用いる通話機能のみを動作させるように構成したものである。
【0015】
本発明は、上記構成に加え、通話機能のみを動作させている状態において、上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを開始させ、上記スピーカによる放音と上記マイクによる集音と上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを用いるテレビ電話機能を動作させるように構成したものである。
【0016】
従って、発明によれば、スピーカを保持するキャビネットを取り外した状態において、キャビネットに保持されたスピーカと装置本体との通信を可能とすることにより、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができる。
【0017】
発明によれば、スピーカとマイクとを保持するキャビネットを取り外した状態において、キャビネットに保持されたスピーカ及びマイクと装置本体との通信を可能とすることにより、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができると共に、テレビ電話使用時において必要以上に大きな声で喋る必要性をも無くすことができる。
【0018】
発明によれば、キャビネットに保持されるスピーカ又はマイクが、キャビネットを装置本体に装着した状態と装置本体から取り外した状態との何れの状態でも通話に機能することにより、キャビネットを取り外した状態においてテレビ電話として有効にスピーカ又はマイクを使用することができると共に、キャビネットを装着した状態において通常の携帯電話として有効にスピーカ又はマイクを使用することができる。
【0019】
発明によれば、キャビネットを装置本体に装着した状態において、キャビネットがディスプレイを閉塞することにより、ディスプレイに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することができる。
【0020】
発明によれば、キャビネットを装置本体に装着した状態において、キャビネットがカメラのレンズを閉塞することにより、カメラのレンズに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することができる。
【0021】
発明によれば、キャビネットを装置本体に装着した状態において、キャビネットがカメラのレンズを閉塞すると共に、カメラに入射する光量に基づいてキャビネットと装置本体との着脱状態を検出することにより、専用のスイッチや回路等を設けることなく、キャビネットと装置本体との着脱状態を検出することができる。
【0022】
発明によれば、キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、基地局との無線接続動作を自動的に開始することにより、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を開始させることができる。
【0023】
発明によれば、キャビネットが装置本体に装着されたことが検出されたとき、基地局との無線解放動作を自動的に開始することにより、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を終了させることができる。
【0024】
発明によれば、キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、カメラによる撮像とディスプレイによる映像表示とを開始させることにより、使用者による繁雑な操作を要することなく、自画像等の表示を開始させることができる。
【0025】
発明によれば、キャビネットが装置本体に装着されている状態において基地局との無線接続が成されているとき、スピーカによる放音とマイクによる集音とを用いる通話機能のみを動作させることにより、通常の携帯電話として使用した場合における無駄な電力消費を抑制することができる。
【0026】
発明によれば、通話機能のみを動作させている状態において、上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、カメラによる撮像とディスプレイによる映像表示とを開始させ、スピーカによる放音とマイクによる集音とカメラによる撮像とディスプレイによる映像表示とを用いるテレビ電話機能を動作させることにより、通常の携帯電話として使用している状態において、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を開始させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1は本発明の一実施の形態である携帯型テレビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図、図2及び図3は同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明図であり、図2は受話ユニットを装着した状態の装置本体を、図3(a)は受話ユニットを取り外した状態の装置本体を、図3(b)は装置本体から取り外された受話ユニットの正面を、図3(c)は装置本体から取り外された受話ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。図4は同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【0029】
図5は本発明の他の実施の形態である携帯型電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図、図6及び図7は同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明図であり、図6は受話ユニットを装着した状態の装置本体を、図7(a)は受話ユニットを取り外した状態の装置本体を、図7(b)は装置本体から取り外された受話ユニットの正面を、図7(c)は装置本体から取り外された受話ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。図8は同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【0030】
図9は本発明の更に他の実施の形態である携帯型テレビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図、図10乃至図12は同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明図であり、図10は送受話ユニットを取り外した状態の装置本体を、図11は送受話ユニットを装着した状態の装置本体の正面を、図12は送受話ユニットを装着した状態の装置本体の裏面をそれぞれ示すものである。図13は同携帯型テレビ電話装置の使用形態を示す説明図であり、(a)は送受話ユニットを装着した状態の使用形態を、(b)は送受話ユニットを取り外した状態の使用形態をそれぞれ示すものである。図14は同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時及び通常電話使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【0031】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0032】
図1乃至図3において、1はアンテナ、2はアンテナ1を介して図示しない基地局との間で電波による信号の送受信を行う高周波送受信部、3は高周波送受信部2によって受信される信号の中から所望の信号を選択受信する受信ユニット、4は受信ユニットからの受信信号をデジタルビデオ信号とデジタル音声信号とに分離するデマルチプレクサ、5はデマルチプレクサ4からのデジタルビデオ信号に所定の信号処理を施してビデオ信号を得るビデオ信号出力部、6はビデオ信号出力部5からのビデオ信号に基づく映像を表示するディスプレイ、7はデマルチプレクサ4からのデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換部、8はD/A変換部7からのアナログ音声信号を増幅する音声増幅部、9は音声増幅部8からのアナログ音声信号に所定の信号処理を施してアンテナ10を介して受話ユニットBに送信するアナログ音声用高周波送信部、10はアンテナである。
【0033】
11は集音を行うマイク、12はマイク11による集音により得られた音声信号に所定の信号処理を施す音声信号入力部、13は音声信号入力部12からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変換部、14は撮像を行うカメラ、15はカメラ14による撮像により得られたビデオ信号に所定の信号処理を施してデジタルビデオ信号を得るビデオ信号入力部、16はA/D変換部13からのデジタル音声信号とビデオ信号入力部15からのデジタルビデオ信号とを多重化するマルチプレクサ、17はマルチプレクサ16からの信号に所定の信号処理を施して高周波送受信部2及びアンテナ1を介して図示しない基地局に送信する送信ユニットである。
【0034】
18は電話番号の入力や各種機能の起動/停止指示等を行う操作部、19は受話ユニットBの着脱状態を検出するスイッチ、20は各回路部への電力供給を行う電源であり、二次電池等によって構成されている。21は操作部18からの各種指示やスイッチ19のON/OFF状態等に基づいて各回路部を制御する主制御部である。
【0035】
そして、これらアンテナ1と、高周波送受信部2と、受信ユニット3と、デマルチプレクサ4と、ビデオ信号出力部5と、ディスプレイ6と、D/A変換部7と、音声増幅部8と、アナログ音声用高周波送信部9と、アンテナ10と、マイク11と、音声信号入力部12と、A/D変換部13と、カメラ14と、ビデオ信号入力部15と、マルチプレックサ16と、送信ユニット17と、操作部18と、スイッチ19と、電源20と、主制御部21とによってテレビ電話装置の装置本体Aが構成されている。
【0036】
22はアンテナ、23はアンテナ22を介して装置本体Aのアンテナ10から送信された信号を受信するアナログ音声用高周波受信部、24はアナログ音声用高周波受信部23からのアナログ音声信号の低周波成分を増幅する低周波増幅部、25は低周波増幅部24からのアナログ音声信号に基づく音声を放音するスピーカ、26は装置本体Aとの着脱状態を検出するスイッチ、27は各回路部への電力供給を行う電源であり、二次電池等によって構成されている。28はスイッチ26のON/OFF状態等に基づいて各回路部を制御するユニット制御部であり、これらアンテナ22と、アナログ音声用高周波受信部23と、低周波増幅部24と、スピーカ25と、スイッチ26と、電源27と、ユニット制御部28とによって受話ユニットBが構成されている。
【0037】
そして、このように構成されたテレビ電話装置は、図2及び図3に示すように、装置本体Aと受話ユニットBとが別体で且つ着脱自在に設けられている。又、受話ユニットBは、装置本体Aからスライドして取り外したときに耳に装着できるようになっており、受話ユニットBを耳に装着したときにスピーカ25が耳穴の略中心にくるように設計すると共に、違和感が少なくするために合成樹脂のような柔らかい素材を用いており、且つ装置本体Aにスライドさせて装着したときにディスプレイ6とカメラ14のレンズ部分とを閉塞するような構造となっている。更に、装置本体Aのスイッチ19と受話ユニットBのスイッチ26は、装置本体Aと受話ユニットBとの着脱によってON/OFFされるような位置にそれぞれ配置されている。
【0038】
上記のように構成されたテレビ電話装置について、テレビ電話使用時の動作を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0039】
装置本体Aに受話ユニットBが装着されている状態において、使用者が受話ユニットBをスライドして装置本体Aから取り外すと、装置本体Aにおいては、主制御部21がスイッチ19のON/OFF状態に基づいて受話ユニットBが取り外されたことを検出し(ステップF1)、電源20を制御して各回路部への電力供給を開始させ、カメラ14によって撮像された映像をディスプレイ6に表示させたり、マイク11による集音やアナログ音声用高周波送信部9による受話ユニットBとの通信を開始させる(ステップF2)と共に、図示しない基地局との無線接続動作を開始させ(ステップF3)、又受話ユニットBにおいては、ユニット制御部28がスイッチ26のON/OFF状態に基づいて装置本体Aから取り外されたことを検出し(ステップF7)、電源27を制御して各回路部への電源供給を開始させ、アナログ音声用高周波受信部23による装置本体Aとの通信を開始させる(ステップF8)。
【0040】
この状態において、図示しない基地局を介して相手側装置と接続されると、図示しない基地局を介して送信された相手側装置からの信号はアンテナ1によって受信された後、高周波送受信部2で受信ユニット3に送られ、デマルチプレクサ14でビデオ信号と音声信号とに分離され、その内のビデオ信号はビデオ信号出力部5に送られた後に映像としてディスプレイ6に表示される一方、音声信号はD/A変換部7及び音声増幅部8を介してアナログ音声用高周波送信部9に送られ、アンテナ10及びアンテナ22を通じて受話ユニットBのアナログ音声用高周波受信部23に無線で送信された後、アナログ音声用高周波受信部23で受信した音声信号は低周波増幅部24を介してスピーカ25により放音され、又マイク11で集音され音声入力部12及びA/D変換部13を通じて入力されたデジタル音声信号とカメラ14で撮像されビデオ信号入力部15を通じて入力されたデジタルビデオ信号とがマルチプレクサ16によって多重化され、送信ユニット17及び高周波送受信部2を経由してアンテナ1から無線で送信され、図示しない基地局を介して相手側装置に送信されることにより、相手側装置とのテレビ電話が行われる。
【0041】
一方、装置本体Aから受話ユニットBが取り外され、テレビ電話が行われている状態において、使用者が受話ユニットBをスライドして装置本体Aに装着すると、装置本体Aにおいて、主制御部21がスイッチ19のON/OFF状態に基づいて受話ユニットBが装着されたことを検出し(ステップF4)、図示しない基地局との無線解放動作を開始させる(ステップF5)と共に、無線解放動作が終了した時点で電源20を制御して各回路部への電力供給を停止させ(ステップF6)、又受話ユニットBにおいては、ユニット制御部28がスイッチ26のON/OFF状態に基づいて装置本体Aに装着されたことを検出し(ステップF9)、電源27を制御して各回路部への電源供給を停止させ、アナログ音声用高周波受信部23による装置本体Aとの通信を終了させる(ステップF10)。
【0042】
従って、上記動作制御によれば、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができると共に、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話の開始や終了を実行させることができ、しかも携帯時においてディスプレイ6及びカメラ14のレンズが受話ユニットBによって閉塞されるため、ディスプレイ6やカメラ14のレンズに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することができる。
【0043】
尚、上記実施の形態では、キャビネットにスピーカ25を保持させて受話ユニットを構成し、スピーカ25と装置本体との間で一方向通信を行うようにしたが、これに限定するものではなく、キャビネットにマイク11をも保持させて送受話ユニットを構成し、スピーカ25及びマイク11と装置本体との間で双方向通信を行うようにしても良く、又スピーカ25又はマイク11と装置本体の間の通信方法としても電波を用いる無線通信に限らず、赤外線を用いる無線通信や通信コードを用いる有線通信を使用しても良く、このとき、有線通信を使用する場合には受話ユニットを装置本体に装着する際に通信コードを受話ユニット又は装置本体において巻き取り収納するように構成すると良い。
【0044】
又、上記実施の形態では、スイッチ19及びスイッチ26によって装置本体Aと受話ユニットBとの着脱状態を検出するようにしたが、これに限定するものではなく、装置本体Aにおいてスイッチ19を廃止し、カメラ14に入射された光量を検知し、所定レベル以上の光量が検知されたときに受話ユニットBが取り外されたと判断し、所定レベル以下の光量しか検知されないときに受話ユニットBが装着されたと判断するようにしても良い。
【0045】
次に、本発明の他の実施の形態を図5乃至図8に基づいて説明する。尚、図5乃至図7において図1乃至図3と共通する部分には共通の符号を付し、その説明については省略する。
【0046】
図5乃至図7において、31はデマルチプレクサ4からのデジタル音声信号にΔΣ変調をかけてデジタルビットストリーム信号を得るΔΣ変調部、32はΔΣ変調部31からのデジタルビットストリーム信号に所定の信号処理を施してアンテナ10を介して受話ユニットDに送信するデジタル音声用高周波送信部、33は電源20の電力を外部に供給するための電源端子であり、これらΔΣ変調部31と、デジタル音声用高周波送信部32と、電源端子33と、アンテナ1と、高周波送受信部2と、受信ユニット3と、デマルチプレクサ4と、ビデオ信号出力部5と、ディスプレイ6と、アンテナ10と、マイク11と、音声信号入力部12と、A/D変換部13と、カメラ14と、ビデオ信号入力部15と、マルチプレックサ16と、送信ユニット17と、操作部18と、電源20と、主制御部21とによってテレビ電話装置の装置本体Cが構成されている。
【0047】
34はアンテナ22を介して装置本体Cのアンテナ10から送信された信号を受信するデジタル音声用高周波受信部、35はデジタル音声用高周波受信部34からのデジタルビットストリーム信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換部、36は外部からの電力供給を受けるための電源端子であり、これらデジタル音声用高周波受信部34と、D/A変換部35と、電源端子36と、アンテナ22と、低周波増幅部24と、スピーカ25と、電源27と、ユニット制御部28とによって受話ユニットDが構成されている。
【0048】
そして、このように構成されたテレビ電話装置は、図6及び図7に示すように、装置本体Cと受話ユニットDとが別体で且つ着脱自在に設けられている。又、受話ユニットDは、装置本体Cからスライドして取り外したときに耳に装着できるようになっており、受話ユニットDを耳に装着したときにスピーカ25が耳穴の略中心にくるように設計すると共に、違和感が少なくするために合成樹脂のような柔らかい素材を用いており、且つ装置本体Cにスライドさせて装着したときにディスプレイ6とカメラ14のレンズ部分とを閉塞するような構造となっている。更に、装置本体Cの電源端子33と受話ユニットDの電源端子36とが装置本体Cと受話ユニットDとの装着時において接触する位置にそれぞれ配置されている。
【0049】
上記のように構成されたテレビ電話装置について、テレビ電話使用時の動作を図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0050】
装置本体Cに受話ユニットDが装着されている状態において、使用者が受話ユニットDをスライドして装置本体Cから取り外すと、装置本体Cにおいては、主制御部21が電源端子33の端子間電圧に基づいて受話ユニットDが取り外されたことを検出し(ステップF11)、電源20を制御して各回路部への電力供給を開始させ、カメラ14によって撮像された映像をディスプレイ6に表示させたり、マイク11による集音やデジタル音声用高周波送信部32による受話ユニットDとの通信を開始させる(ステップF12)と共に、図示しない基地局との無線接続動作を開始させ(ステップF13)、又受話ユニットDにおいては、ユニット制御部28が電源端子36の端子間電圧に基づいて装置本体Cから取り外されたことを検出し(ステップF17)、電源27を制御して各回路部への電源供給を開始させ、デジタル音声用高周波受信部34による装置本体Cとの通信を開始させる(ステップF18)。
【0051】
この状態において、図示しない基地局を介して相手側装置と接続されると、図示しない基地局を介して送信された相手側装置からの信号はアンテナ1によって受信された後、高周波送受信部2で受信ユニット3に送られ、デマルチプレクサ14でビデオ信号と音声信号とに分離され、その内のビデオ信号はビデオ信号出力部5に送られた後に映像としてディスプレイ6に表示される一方、音声信号はΔΣ変調部31を介してデジタル音声用高周波送信部32に送られ、アンテナ10及びアンテナ22を通じて受話ユニットDのデジタル音声用高周波受信部34に無線で送信された後、デジタル音声用高周波受信部34で受信した音声信号はD/A変換部35及び低周波増幅部24を介してスピーカ25により放音され、又マイク11で集音され音声入力部12及びA/D変換部13を通じて入力されたデジタル音声信号とカメラ14で撮像されビデオ信号入力部15を通じて入力されたデジタルビデオ信号とがマルチプレクサ16によって多重化され、送信ユニット17及び高周波送受信部2を経由してアンテナ1から無線で送信され、図示しない基地局を介して相手側装置に送信されることにより、相手側装置とのテレビ電話が行われる。
【0052】
一方、装置本体Cから受話ユニットDが取り外され、テレビ電話が行われている状態において、使用者が受話ユニットDをスライドして装置本体Cに装着すると、装置本体Cにおいて、主制御部21が電源端子33の端子間電圧に基づいて受話ユニットDが装着されたことを検出し(ステップF14)、図示しない基地局との無線解放動作を開始させる(ステップF15)と共に、無線解放動作が終了した時点で電源20を制御して各回路部への電力供給を停止させ(ステップF16)、又受話ユニットDにおいては、ユニット制御部28が電源端子36の端子間電圧に基づいて装置本体Cに装着されたことを検出し(ステップF19)、電源27を制御して各回路部への電源供給を停止させ、デジタル音声用高周波受信部34による装置本体Cとの通信を終了させる(ステップF20)。
【0053】
従って、上記動作制御によれば、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができると共に、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話の開始や終了を実行させることができ、しかも携帯時においてディスプレイ6及びカメラ14のレンズが受話ユニットBによって閉塞されるため、ディスプレイ6やカメラ14のレンズに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することができる。
【0054】
尚、上記実施の形態では、キャビネットにスピーカ25を保持させて受話ユニットを構成し、スピーカ25と装置本体との間でビットストリームによる一方向通信を行うようにしたが、これに限定するものではなく、キャビネットにマイク11をも保持させて送受話ユニットを構成し、スピーカ25及びマイク11と装置本体との間でビットストリームによる双方向通信を行うようにしても良く、又スピーカ25又はマイク11と装置本体の間の通信方法としても電波を用いる無線通信に限らず、赤外線を用いる無線通信や通信コードを用いる有線通信を使用しても良く、このとき、有線通信を使用する場合には受話ユニットを装置本体に装着する際に通信コードを受話ユニット又は装置本体において巻き取り収納するように構成すると良い。
【0055】
又、上記実施の形態では、電源端子33及び電源端子36の端子間電圧によって装置本体Cと受話ユニットDとの着脱状態を検出するようにしたが、これに限定するものではなく、装置本体Cにおいて電源端子33の端子間電圧による着脱状態の検出を廃止し、カメラ14に入射された光量を検知し、所定レベル以上の光量が検知されたときに受話ユニットBが取り外されたと判断し、所定レベル以下の光量しか検知されないときに受話ユニットDが装着されたと判断するようにしても良い。
【0056】
次に、本発明の更に他の実施の形態を図9乃至図14に基づいて説明する。尚、図9乃至図13において図1乃至図3と共通する部分には共通の符号を付し、その説明については省略する。
【0057】
図9乃至図13において、41はD/A変換部7からのアナログ音声信号に所定の信号処理を施す音声信号出力部、42は音声信号出力部41からのアナログ音声信号に基づく音声を放音するスピーカであり、これら音声信号出力部41と、アンテナ1と、高周波送受信部2と、受信ユニット3と、デマルチプレクサ4と、ビデオ信号出力部5と、ディスプレイ6と、D/A変換部7と、音声信号入力部12と、A/D変換部13と、カメラ14と、ビデオ信号入力部15と、マルチプレックサ16と、送信ユニット17と、操作部18と、スイッチ19と、電源20と、主制御部21とによってテレビ電話装置の装置本体Eが構成され、又スピーカ42とマイク11とによって送受話ユニットFが構成され、更に装置本体Eと送受話ユニットFとが信号線Gによって接続されている。
【0058】
そして、このように構成されたテレビ電話装置は、図10乃至図13に示すように、装置本体Eと送受話ユニットFとは別体で且つ着脱自在に設けられ信号線Gによって接続されているが、この信号線Gは装置本体Eから送受話ユニットFを取り外したときに引き伸ばされるようになっており、通常は巻取ボタン44の押圧によって巻取動作を行う図示しないコード巻取機構によって巻き取られて装置本体E内に収納されるようになっている。
【0059】
又、送受話ユニットFは、装置本体Eから取り外したときに耳に装着できるようになっており、送受話ユニットFを耳に装着したときにスピーカ42が耳穴の略中心で且つマイク11が口の近傍にくるように設計されており、且つ装置本体Eに装着したときに送受話ユニットFがカメラ14のレンズ部分を閉塞すると共に、一般的な携帯電話機と同様に操作部18とマイク11とスピーカ42とが正面に位置するような構造となっており、送受話ユニットFを装置本体Eに装着した状態において一般的な携帯電話機と同様に扱うことができようになっている。
【0060】
更に、装置本体Aのスイッチ19は、装置本体Aと受話ユニットBとの着脱によってON/OFFされるような位置に配置されている。
【0061】
上記のように構成されたテレビ電話装置について、テレビ電話及び通常電話使用時の動作を図14に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0062】
図示しない基地局を介した相手側装置との接続が行われていない待機状態において、主制御部21はスイッチ19のON/OFF状態に基づいて送受話ユニットFが装置本体Eから取り外されたか否かを検出し(ステップF21)、取り外されたことが検出されたときに電源20を制御して映像処理に関する回路部への電力供給を開始させてカメラ14によって撮像された映像をディスプレイ6に表示させ(ステップF22)、又装着されたことが検出されたときに電源20を制御して各回路部への電力供給を停止させてディスプレイ6の表示を停止させている(ステップF23)。
【0063】
一方、この待機状態において、使用者が操作部18を操作して通話要求を行うと、主制御部21は操作部18からの指示信号に基づいて通話要求があったことを検出し(ステップF24)、電源20を制御して通信処理に関する回路部への電力供給を開始させ(ステップF25)、図示しない基地局との無線接続動作を開始させる(ステップF26)と共に、スイッチ19のON/OFF状態に基づいて送受話ユニットFが装置本体Eから取り外されたか否かを検出し(ステップF27)、取り外されたことが検出されたときに電源20を制御して映像処理に関する回路部への電力供給を開始させてテレビ電話が可能な状態とし(ステップF28)、又装着されたことが検出されたときに電源20を制御して各回路部への電力供給を停止させて音声による通常電話が可能な状態とする(ステップF29)。
【0064】
そして、テレビ電話が可能な状態において、図示しない基地局を介して相手側装置と接続された場合には、図示しない基地局を介して送信された相手側装置からの信号はアンテナ1によって受信された後、高周波送受信部2で受信ユニット3に送られ、デマルチプレクサ14でビデオ信号と音声信号とに分離され、その内のビデオ信号はビデオ信号出力部5に送られた後に映像としてディスプレイ6に表示される一方、音声信号はD/A変換部7及び音声信号出力部41を介してスピーカ42により放音され、又マイク11で集音され音声入力部12及びA/D変換部13を通じて入力されたデジタル音声信号とカメラ14で撮像されビデオ信号入力部15を通じて入力されたデジタルビデオ信号とがマルチプレクサ16によって多重化され、送信ユニット17及び高周波送受信部2を経由してアンテナ1から無線で送信され、図示しない基地局を介して相手側装置に送信されることにより、相手側装置とのテレビ電話が行われる。
【0065】
又、音声による通常電話が可能な状態において、図示しない基地局を介して相手側装置と接続された場合には、図示しない基地局を介して送信された相手側装置からの信号はアンテナ1によって受信された後、高周波送受信部2で受信ユニット3に送られ、デマルチプレクサ14でビデオ信号と音声信号とに分離され、その内の音声信号のみがD/A変換部7及び音声信号出力部41を介してスピーカ42により放音され、又マイク11で集音され音声入力部12及びA/D変換部13を介して送られたデジタル音声信号がマルチプレクサ16及び送信ユニット17並びに高周波送受信部2を経由してアンテナ1から無線で送信され、図示しない基地局を介して相手側装置に送信されることにより、相手側装置との音声のみによる電話が行われる。
【0066】
尚、主制御部21は、テレビ電話使用時及び通常電話使用時においても、常時スイッチ19の状態を監視し、送受話ユニットFの着脱状態に応じて電源20を制御して映像処理に関する回路部への電力供給を制御することにより、テレビ電話から音声のみによる通常電話に、又は音声のみによる通常電話からテレビ電話に自動的に切り換えるようにしている。
【0067】
一方、テレビ電話又は音声のみによる電話が行われている状態において、使用者が操作部18を操作して終話要求を行うと、主制御部21は操作部18からの指示信号に基づいて終話要求があったことを検出し(ステップF30)、図示しない基地局との無線解放動作を開始させる(ステップF31)と共に、無線解放動作が終了した時点で電源20を制御して通信処理に関する回路部への電力供給を停止させ(ステップF32)、待機状態とする。
【0068】
従って、上記動作制御によれば、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くしつつ、テレビ電話使用時において必要以上に大きな声で喋る必要性を無くすことができると共に、キャビネットを装着した状態において通常の携帯電話として有効にスピーカ42及びマイク11を使用することができ、且つ通常の携帯電話として使用したときの無駄な電力消費をも抑制することができる。
【0069】
又、待機時において送受話ユニットFを着脱するだけで自動的にカメラ14とディスプレイ6の使用を可能とすることができると共に、通話時において送受話ユニットFを着脱するだけで音声のみによる通常電話からテレビ電話に又はテレビ電話から音声のみによる通常電話に自動的に切り換えることができ、しかも、携帯時においてカメラ14のレンズが送受話ユニットFによって閉塞されるため、カメラ14のレンズに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することもできる。
【0070】
尚、上記実施の形態では、キャビネットにマイク11とスピーカ42を保持させて送受話ユニットFを構成し、マイク11及びスピーカ42と装置本体Eとの間で双方向通信を行うようにしたが、これに限定するものではなく、キャビネットにスピーカ42のみ保持させて受話ユニットを構成し、スピーカ42と装置本体Eとの間で一方向通信を行うようにしても良い。
【0071】
又、上記実施の形態では、マイク11及びスピーカ42と装置本体の間の通信方法として通信コードを用いる有線通信を使用したが、これに限定するものではなく、電波や赤外線を用いる無線通信を使用するようにしても良く、無線通信を使用する場合には、送受話ユニットの紛失を防止するため、装置本体によって送受話ユニットを呼び出すことができるようにすると良い。
【0072】
更に、上記実施の形態では、送受話ユニットFによってカメラ14のレンズのみを閉塞するようにしたが、これに限定するものではなく、ディスプレイ6を閉塞するようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、発明によれば、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができるため、携帯性の劣化及び繁雑な手続きや相手との会話内容が周囲に漏れるといったことを防止しつつ、カメラ及びディスプレイと使用者との関係において一定の距離を保つことができる。
【0074】
発明によれば、テレビ電話使用時に必要となるイヤピースを装置本体とは別体として携帯する必要性を無くすことができると共に、テレビ電話使用時において必要以上に大きな声で喋る必要性をも無くすことができるため、周囲への迷惑を軽減することができる。
【0075】
発明によれば、キャビネットを取り外した状態においてテレビ電話として有効にスピーカ又はマイクを使用することができると共に、キャビネットを装着した状態において通常の携帯電話として有効にスピーカ又はマイクを使用することができるため、テレビ電話使用時及び携帯電話使用時における使い勝手を向上することができる。
【0076】
発明によれば、ディスプレイに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することができるため、携帯型テレビ電話装置の携帯性をより一層向上することができる。
【0077】
発明によれば、カメラのレンズに対する外力による損傷や指等が接触することによる汚れ等を防止することができるため、携帯型テレビ電話装置の携帯性をより一層向上することができる。
【0078】
発明によれば、専用のスイッチや回路等を設けることなく、キャビネットと装置本体との着脱状態を検出することができるため、装置本体の小型化を促進することができる。
【0079】
発明によれば、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を開始させることができるため、テレビ電話使用時の操作性を向上することができる。
【0080】
発明によれば、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を終了させることができるため、テレビ電話使用時の操作性を向上することができる。
【0081】
発明によれば、使用者による繁雑な操作を要することなく、自画像等の表示を開始させることができるため、テレビ電話機能に付随する他機能を使用するときの操作性を向上することができる。
【0082】
発明によれば、通常の携帯電話として使用した場合における無駄な電力消費を抑制することができるため、携帯型テレビ電話装置の使用可能時間を長くすることができる。
【0083】
発明によれば、通常の携帯電話として使用している状態において、使用者による繁雑な操作を要することなく、テレビ電話を開始させることができるため、携帯型テレビ電話装置の使用可能時間を長くすることによる操作性の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である携帯型テレビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図2】同携帯型テレビ電話装置において受話ユニットを装着した状態の外観構造を示す説明図である。
【図3】同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明図であり、(a)は受話ユニットを取り外した状態の装置本体を、(b)は装置本体から取り外された受話ユニットの正面を、(c)は装置本体から取り外された受話ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。
【図4】同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態である携帯型電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図6】同携帯型テレビ電話装置において受話ユニットを装着した状態の外観構造を示す説明図である。
【図7】同携帯型テレビ電話装置の外観構造を示す説明図であり、(a)は受話ユニットを取り外した状態の装置本体を、(b)は装置本体から取り外された受話ユニットの正面を、(c)は装置本体から取り外された受話ユニットの裏面をそれぞれ示すものである。
【図8】同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の更に他の実施の形態である携帯型テレビ電話装置の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図10】同携帯型テレビ電話装置において送受話ユニットを装着した状態の外観構造を示す正面斜視図である。
【図11】同携帯型テレビ電話装置において送受話ユニットを取り外した状態の外観構造を示す正面斜視図である。
【図12】同携帯型テレビ電話装置において送受話ユニットを取り外した状態の外観構造を示す裏面斜視図である。
【図13】同携帯型テレビ電話装置の使用形態を示す説明図であり、(a)は送受話ユニットを装着した状態を、(b)は送受話ユニットを取り外した状態をそれぞれ示すものである。
【図14】同携帯型テレビ電話装置におけるテレビ電話使用時及び通常電話使用時の動作制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、10、22 アンテナ
2 高周波送受信部
3 受信ユニット
4 デマルチプレクサ
5 ビデオ信号出力部
6 ディスプレイ
7 D/A変換部
8 音声増幅部
9 アナログ音声用高周波送信部
11 マイク
12 音声信号入力部
13 A/D変換部
14 カメラ
15 ビデオ信号入力部
16 マルチプレクサ
17 送信ユニット
18 操作部
19、26 スイッチ
20、27 電源
21 主制御部
23 アナログ音声用高周波受信部
24 低周波増幅部
25 スピーカ
28 ユニット制御部

Claims (11)

  1. カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、
    上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成するとともに、
    上記キャビネットは、装置本体に装着した状態において、少なくとも上記ディスプレイを閉塞するように構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
  2. カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、
    上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成するとともに、
    上記キャビネットは、装置本体に装着した状態において、少なくも上記カメラのレンズを閉塞するように構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
  3. カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、
    上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成するとともに、
    上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、基地局との無線接続動作を自動的に開始するように構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
  4. カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、
    上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成するとともに、
    上記キャビネットが装置本体に装着されたことが検出されたとき、基地局との無線解放動作を自動的に開始するように構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
  5. カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、
    上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成するとともに、
    上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを開始させるように構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
  6. 上記キャビネットは、上記マイクをも保持し、装置本体に対して上記スピーカとマイクとを保持した状態で着脱自在となるように設けられる一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカ及びマイクと装置本体との通信を可能とするように構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れに記載の携帯型テレビ電話装置。
  7. 上記スピーカ又はマイクは、上記キャビネットを装置本体に装着した状態と装置本体から取り外した状態との何れの状態でも通話に機能するように構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の携帯型テレビ電話装置。
  8. 上記カメラに入射する光量に基づいて上記キャビネットと装置本体との着脱状態を検出するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の携帯型テレビ電話装置。
  9. 上記キャビネットが装置本体に装着されている状態において基地局との無線接続が成されているとき、上記スピーカによる放音と上記マイクによる集音とを用いる通話機能のみを動作させるように構成したことを特徴とする請求項7に記載の携帯型テレビ電話装置。
  10. 通話機能のみを動作させている状態において、上記キャビネットが装置本体から取り外されたことが検出されたとき、上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを開始させ、上記スピーカによる放音と上記マイクによる集音と上記カメラによる撮像と上記ディスプレイによる映像表示とを用いるテレビ電話機能を動作させるように構成したことを特徴とする請求項9に記載の携帯型テレビ電話装置。
  11. カメラによる撮像によって得られたビデオ信号とマイクによる集音によって得られた音声信号とを基地局に送信する一方、基地局から送信され受信したビデオ信号に基づく映像をディスプレイによって表示すると共に、基地局から送信され受信した音声信号に基づく音声をスピーカによって放音する携帯型テレビ電話装置において、
    上記スピーカは使用者の耳の近傍に配されて使用される構成であり、上記スピーカを少なくとも保持するキャビネットを、当該スピーカを保持した状態で着脱自在となるよう装置本体とは別体に設ける一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカと装置本体との通信を可能とするように構成し、かつ、上記スピーカを、上記キャビネットを装置本体に装着した状態と装置本体から取り外した状態との何れの状態でも通話に機能するように構成し、
    さらに、上記マイクは使用者の口の近傍に配されて使用される構成であり、上記キャビネットは、上記マイクをも保持し、装置本体に対して上記スピーカとマイクとを保持した状態で着脱自在となるように設けられる一方、上記キャビネットを装置本体から取り外した状態において、上記スピーカ及びマイクと装置本体との通信を可能とするように構成し、かつ、上記マイクを、上記キャビネットを装置本体に装着した状態と装置本体から取り外した状態との何れの状態でも通話に機能するように構成したことを特徴とする携帯型テレビ電話装置。
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