JP3736621B2 - ジャック構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジャックを基板に設けられたグランドラインと信号ラインに接続するようにしたジャック構造に関し、特に、この接続のために用いられていたケースを使用せずに接続することを可能にしたジャック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のジャック構造として、例えば、平1−132193号公報に記載されたヘッドホンジャックがある。これは、図3に示すように、ヘッドホンプラグ110が差し込まれるプラグ挿入部107に導電性部材108を設け、この導電性部材108はヘッドフオンプラグ110と絶縁して設けられ、さらにこの導電性部材108には信号アース端子104と独立して静電気アース端子109が接続されたものである。ところが、これにおいては、各端子104、105、106が設けられたケース103を使用しているために、構造が複雑になり、制作費が高くなり、コスト高になるという問題があった。
【0003】
また、昭58−162585号公報には、ジャックが記載されている。これは、図4、図5(a)(b)(c)、図6(a)(b)(c)に示すように、一対の端子T1、T2をプラグ201の差込み孔213の両側に相対向させた状態で配置し、少なくとも一方の端子T1を線材にて形成して弾性を有せしめ、この一方の端子T1を上記差込み孔213へ差込まれるプラグ201の差込み方向に対して交叉する方向に弾性変位可能に構成し、この一方の端子T1の上記弾性変位により接点216の切り入れを行うように構成したものである。ところが、これにおいては、一方の端子T1の形状が複雑であって全体の構造も複雑であって、制作費が高くなり、コスト高になるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ケース等を用いることなくジャックを基板のグランドラインと信号ラインに簡単な構造で接続することができて、コストダウンを図ることができるジャック構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、基板を収納した筐体の側壁にジャック挿入用開口縁を形成し、前記基板における開口縁と対向する箇所に、信号ライン用金属切片を立設すると共に、この信号ライン用金属切片と前記開口縁との間に、両立片部を有する略コ字形のグランドライン用金属切片を立設してあり、前記信号ライン用金属切片は、前記筐体の開口縁からジャックを挿入したときに、このジャックの前記信号ライン用先端部がこのジャックの挿入方向から弾性当接する円弧形状部を有し、略コ字形の前記グランドライン用金属切片は、前記ジャックのグランドライン用円棒部の外周2箇所に弾性当接してそのグランドライン用円棒部を挟む弾性円弧形状部をその両立片部に有していると共に、当該グランドライン用金属切片の両立片部の弾性円弧形状部の相互間に亘る部分が前記グランドライン用円棒部の外周1箇所に当接するようにして、前記ジャックと前記基板のグランドライン及び信号ラインとを接続するように構成し、更に、前記筐体の側壁のジャック挿入用開口縁から内側に向けてジャック保持用筒状リブを突設したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るジャック構造の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態のジャック構造を示す正面断面図、図2は実施形態のジャック構造の要部を示す側面図である。
【0007】
本実施形態のジャック構造は、図1、図2に示すように、基板1を収納した筐体2の側壁2aにジャック挿入用開口縁2bが形成され、基板1における開口縁2bと対向する箇所に、ジャック3の信号ライン用先端部3aが弾性当接する弾性円弧形状部4aを有する信号ライン用金属切片4が立設されているとともに、この信号ライン用金属切片4と開口縁2bとの間に、両立片部5a、5bにジャック3のグランドライン用円棒部3bに弾性当接する弾性円弧形状部5c、5dを有する略コ字形のグランドライン用金属切片5が立設されている。更に、筐体2の側壁2aのジャック挿入用開口縁2bから内側に向けてジャック保持用筒状リブ2cが突設されている。
【0008】
さらに詳しくは、図1に明示されているように、信号ライン用金属切片4の弾性円弧形状部4aは、筐体2の開口縁2bからジャック3を挿入したときに、このジャック3の信号ライン用先端部3aがこのジャック3の挿入方向から弾性当接するようになっている。また、図2に明示されているように、略コ字形のグランドライン用金属切片5の両立片部5a、5bの弾性円弧形状部5c、5dは、ジャック3のグランドライン用円棒部3bの外周2箇所に弾性当接してそのグランドライン用円棒部を挟むように形成されている。さらに、図2に明示されているように、グランドライン用金属切片5の両立片部5a、5bの弾性円弧形状部5c、5dの相互間に亘る部分がグランドライン用円棒部3bの外周1箇所に当接するようにしてある。
【0009】
そして、筐体2の開口縁2aからジャック3を挿入して、このジャック3をジャック保持用筒状リブ2cで保持させたときに、このジャック3の信号ライン用先端部3aを基板1に設立された信号ライン用金属切片4の弾性円弧状部4aに弾性当接させるとともに、このジャック3のグランドライン用円棒部3bを基板状1上に立設されたグランドライン用金属切片5の両立片部5a、5bの弾性円弧形状部5c、5d弾性当接させるようにして、ジャック3と基板1のグランドライン(図示略)及び信号ライン(図示略)とを接続するようにしている。
【0010】
したがって、本実施形態のジャック構造によれば、基板1上に立設した信号ライン用金属切片4とグランドライン用金属切片5を介して、ジャック3と基板1のグランドライン及び信号ラインとを接続できるので、従来のように、ケース等を設ける必要がなくて、構造が極めて簡単でコストダウンを図ることができる。更に、信号ライン用金属切片4には、ジャック3の信号ライン用先端部3aが弾性当接する弾性円弧形状部4aが設けられているので、ジャック3の信号ライン用先端部3を信号ライン用金属切片4に確実に当接することができて、その接続を正確に行うことができる。
【0011】
また、グランドライン用金属切片5には、ジャック3のグランドライン用円棒部3bが弾性当接する弾性円弧形状部5c、5dが設けられているので、ジャック3のグランドライン用円棒部3Bをグランドライン用金属切片5に確実に当接することができて、その接続を正確に行うことができる。更に、筐体2の側壁2aのジャック挿入用開口縁2bから内側に向けてジャック保持用筒状リブ2cが突設したので、ジャック3をジャック挿入用開口縁2bに挿入したときに、このジャック3を水平に保つことができて、ジャック3が振れたり、斜めに挿入されることがない。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、基板を収納した筐体の側壁にジャック挿入用開口縁を形成し、前記基板における開口縁と対向する箇所に、信号ライン用金属切片を立設すると共に、この信号ライン用金属切片と前記開口縁との間に、両立片部を有する略コ字形のグランドライン用金属切片を立設してあり、前記信号ライン用金属切片は、前記筐体の開口縁からジャックを挿入したときに、このジャックの前記信号ライン用先端部がこのジャックの挿入方向から弾性当接する円弧形状部を有し、略コ字形の前記グランドライン用金属切片は、前記ジャックのグランドライン用円棒部の外周2箇所に弾性当接してそのグランドライン用円棒部を挟む弾性円弧形状部をその両立片部に有していると共に、当該グランドライン用金属切片の両立片部の弾性円弧形状部の相互間に亘る部分が前記グランドライン用円棒部の外周1箇所に当接するようにして、前記ジャックと前記基板のグランドライン及び信号ラインとを接続するように構成し、更に、前記筐体の側壁のジャック挿入用開口縁から内側に向けてジャック保持用筒状リブを突設したので、以下に述べる効果を奏する。
【0013】
即ち、基板上に立設した信号ライン用金属切片とグランドライン用金属切片を介して、ジャックと基板のグランドライン及び信号ラインとを接続できるので、従来のように、ケース等を設ける必要がなくて、構造が極めて簡単でコストダウンを図ることができる。更に、信号ライン用金属切片には、ジャックの信号ライン用先端部が弾性当接する弾性円弧形状部が設けられているので、ジャックの信号ライン用先端部を信号ライン用金属切片に確実に当接することができて、その接続を正確に行うことができる。
【0014】
また、グランドライン用金属切片には、ジャックのグランドライン用円棒部が弾性当接する弾性円弧形状部が設けられているので、ジャックの信号ライン用先端部を信号ライン用金属切片に確実に当接することができて、その接続を正確に行うことができる。更に、筐体の側壁のジャック挿入用開口縁から内側に向けてジャック保持用筒状リブが突設したので、ジャックをジャック挿入用開口縁に挿入したときに、このジャックを水平に保つことができて、ジャックが振れたり、斜めに挿入されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のジャック構造を示す正面断面図である。
【図2】 実施形態のジャック構造の要部を示す側面図である。
【図3】 従来のヘッドホンジャックの内部構造を示す縦断面図である。
【図4】 従来におけるジャックに挿入可能なプラグの斜視図である。
【図5】 (a)は同プラグの分解斜視図、(b)は同ジャックの斜視図、(c)は後蓋を除去した同ジャックの背面を示す斜視図である。
【図6】 同ジャックに挿入した同プラグとバネ部分との関係を示す斜視図、(b)は同ジャックに同プラグを挿入する前の状態を示す縦断面図、(c)は同ジャックに同プラグを挿入した接続状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 筐体
2a 側壁
2b ジャック挿入用開口縁
2c ジャック保持用筒状リブ
3 ジャック
3a 信号ライン用先端部
3b グランドライン用円棒部
4 信号ライン用金属切片
4a 弾性円弧形状部
5 グランドライン用金属切片
5a、5b 両立片部
5c、5d 弾性円弧形状部
Claims (1)
- 基板を収納した筐体の側壁にジャック挿入用開口縁を形成し、前記基板における開口縁と対向する箇所に、信号ライン用金属切片を立設すると共に、この信号ライン用金属切片と前記開口縁との間に、両立片部を有する略コ字形のグランドライン用金属切片を立設してあり、
前記信号ライン用金属切片は、前記筐体の開口縁からジャックを挿入したときに、このジャックの前記信号ライン用先端部がこのジャックの挿入方向から弾性当接する円弧形状部を有し、
略コ字形の前記グランドライン用金属切片は、前記ジャックのグランドライン用円棒部の外周2箇所に弾性当接してそのグランドライン用円棒部を挟む弾性円弧形状部をその両立片部に有していると共に、当該グランドライン用金属切片の両立片部の弾性円弧形状部の相互間に亘る部分が前記グランドライン用円棒部の外周1箇所に当接するようにして、前記ジャックと前記基板のグランドライン及び信号ラインとを接続するように構成し、更に、前記筐体の側壁のジャック挿入用開口縁から内側に向けてジャック保持用筒状リブを突設したことを特徴とするジャック構造。
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