JP3734407B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に経血などの排泄液を吸収保持する吸収性物品に係わり、特に大量の液体を速やかに透過して表面の乾燥状態を保ち、且つ少量の液を吸収して湿潤感を与えない表面層を備えた吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、生理用ナプキン、尿取りパッド、使い捨ておむつなどの吸収性物品が種々開発されている。これらの吸収性物品は、液不透過性の裏面層と、液透過性の表面層との間に吸収層を備えたものである。
【0003】
前記液透過性の表面層の構造としては、疎水性繊維により形成された比較的空隙率の大きなサーマルボンド不織布を用いたものや、特開平8−24289号公報に記載されているように、全体が主にセルロース系繊維で形成された不織布で形成されたものがある。また特開昭54−10209号公報には、疎水性合成繊維が70〜85重量%、親水性繊維が15〜30重量%の比率で構成された不織布を使用した表面材が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記疎水性繊維で形成された表面材を用いた吸収性物品は、大量の液体が与えられたときに、表面層に与えられている液体がその下に位置する吸収層に直ちに接触し、吸収層の親水毛細管作用により、表面層内の液体が吸収層に引き込まれる。このとき表面層の繊維は液体の浸透(移動)に対する抵抗力が小さいために、ほとんどの液体が吸収層内に速やかに引き込まれて、表面層に液体が残りにくくなり、表面層の表面を乾燥状態に維持しやすい。
【0005】
しかし、前記表面層に少量の液体が与えられたとき、または着用者の汗が与えられたとき、これら少量の液体は表面層の繊維間に付着するが、この少量の液は吸収層に触れにくいために、吸収層による引き込み力が作用せずに、表面層の疎水性繊維間に少量の液体が残りやすい。しかも疎水性繊維の表面層は親水毛管作用が弱いために、表面層に残った少量の液体が着用者の肌に戻りやすくなる。よって着用者に湿潤感を与え肌荒れなどの原因になりやすい。
【0006】
また、前記疎水性繊維の表面を界面活性剤などで被覆して、親水性を付与することも行われている。しかし、多量の液体が与えられると、前記疎水性繊維の表面の界面活性剤などが液体により流され、親水性が低下する。したがって、前記疎水性繊維間に残った少量の液体は吸収層側へ移行せずに繊維間に残りやすくなる。
【0007】
また、前記特開平8−24289号公報に記載のように、全体が主にセルロース系繊維で形成された表面材を用いたものは、素材自体が柔らかく、肌への当りが柔らかい。また少量の液や汗が与えられたときは、前記セルロース系繊維が液体を保持し、また繊維間の親水毛細管作用により少量の液体が表面層の内部に保持されやすく、この液体が着用者の肌に戻りにくい。
【0008】
しかしながら、大量の液体が与えられたときには、表面層自体に親水毛細管作用が働くために、この液体が吸収層へ速やかに移動しにくく、液体が表面層内に残留して、結果的に着用者の肌に湿潤感を与えてしまう。
【0009】
次に、特開昭54−10209号公報に記載のように、疎水性繊維と親水性繊維の混合不織布で表面層を形成した場合、疎水性繊維内に親水性繊維が均一に位置する状態となる。そのため、大量の液体に対しては、疎水性繊維間を透過して吸収層へ液体が透過する過程において、その一部が親水性繊維に保持されて、表面層に残りやすくなる。よって、多量の液体の透過速度が遅くなる。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、多量の液体は吸収層へ透過しやすく、しかも少量の液体に対しては表面層内に保持しやすくし、着用者の肌へ湿潤感を与えにくく、装着感触の良好な吸収性物品を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面層と裏面層との間に吸収層が介在している吸収性物品において、
前記表面層は、疎水性繊維が互いに融着されたシートと、前記シート内に含まれた前記疎水性繊維よりも短い親水性繊維とを有しており、
前記親水性繊維の少なくとも一部が、集合体となって前記シート内に分散し、前記集合体を構成する親水性繊維が前記疎水性繊維の表面に融着されていることを特徴とするものである。
【0012】
この場合、前記集合体となった親水性繊維の繊維密度が、前記集合体が存在しない領域でのシートの繊維密度よりも高くなる形態が好ましい。好ましくは、前記集合体となった親水性繊維の繊維密度が、前記集合体が存在しない領域でのシートの繊維密度の1.5倍から3倍である。
【0013】
ここで、親水性繊維の集合体とは、親水性繊維が塊状または捲縮状態となって、シート内での疎水性繊維の密度または集合体とならなかった親水性繊維が分散している箇所でのシートの密度よりも、親水性繊維の密度が高くなる状態を意味する。
【0014】
また、前記表面層を厚み方向に区分し、受液側を表面部分、前記吸収層側を裏面部分としたときに、前記親水性繊維の集合体は、前記表面部分に設けられておらず、前記裏面部分にのみ設けられていることが好ましい。
【0015】
このように構成すると、親水性繊維の集合体が表面層の受液側から脱落せず、また表面層の受液側表面の表面強度を高くできる。
【0016】
また、前記表面層の目付けが20〜60g/m2で、前記表面部分の目付けが5〜15g/m2であると、表面層の受液側表面と親水性繊維の集合体との間の距離を短くでき、表面層の表面部分の水分を集合体となった親水性繊維で吸収しやすくなる。
【0017】
例えば、前記疎水性繊維は、繊維長が38〜64mm、前記親水性繊維は繊維長が5〜25mmである。また好ましくは、親水性繊維の繊維長が疎水性繊維の繊維長の1/2以下である。
【0018】
親水性繊維の繊維長が、疎水性繊維の繊維長よりも短いと、疎水性繊維どうしが結合した不織布内において、親水性繊維が塊状または捲縮状態などの集合体となって、疎水性繊維間に介在しやすくなる。
【0019】
また、前記疎水性繊維を70〜98質量%、前記親水性繊維を2〜30質量%含むことが好ましい。
【0020】
前記親水性繊維が30質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下であると、集合体となった親水性繊維がシート内に適度な間隔を開けて分散するようになる。
【0021】
本発明の吸収性物品の表面層は、熱融着された疎水性繊維を主体としてシート(不織布)が構成され、塊状または捲縮状態などの集合体となって密度の高くなった親水性繊維が、分散されて局部的に散在している。多量の液体が与えられたときには、この液体が吸収層の親水毛細管作用により引き込まれるが、このとき液は疎水性繊維で形成されているシート部分を速やかに浸透して吸収層に吸収される。
【0022】
また少量の液体や汗などが表面層に与えられたときは、分散している密度の高い親水性繊維の集合体の親水毛細管作用により、この親水性繊維に保持されやすくなる。よって少量の液体が疎水性繊維間に残りにくくなり、少量の液体が装着者の肌に戻りにくくなる。よって表面層の表面を乾燥状態に維持しやすくなって、装着者の肌に湿潤感を与えにくくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。図1は、本発明の吸収性物品の第1の実施の形態として生理用ナプキン1を受液側から示す斜視図、図2は図1のII−II線の断面図、図3は他の実施の形態の生理用ナプキンの断面図、図4は生理用ナプキンの表面層を部分的に拡大して示す断面模式図、図5は前記表面層を背面側から拡大して示した部分平面模式図、図6は表面層の開孔状態を示す断面図、図7は図4に示す表面層の製造工程の一例を示す行程説明図、図8(A)(B)は親水性繊維の好ましい例を示す拡大断面図である。
【0024】
図1と図2に示す生理用ナプキン1は、主として下着などの外部装着体へ対面する裏面層2と、幅方向(X方向)のほぼ中央部分に位置して排泄液を吸収する吸収層3と、吸収層3の受液側表面を覆う表面層4を有している。前記表面層4の幅方向(X方向)に向く側端部4cは、吸収層3の側方において前記裏面層2の表面に接合されている。
【0025】
前記生理用ナプキン1の幅方向(X方向)に向く両側部では、縦方向(Y方向)に延びる対を成す防漏側壁5,5が設けられている。この実施の形態では、それぞれの防漏側壁5が1枚の疎水性シート6により形成されている。
【0026】
前記疎水性シート6は、幅方向に向く両側部において裏面層2の上に接合され、前記防漏側壁5を形成して、さらに吸収層3の両側において、表面層4の側端部4cの上に接合されている。
【0027】
前記防漏側壁5では、前記疎水性シート6が上端で折り曲げられ、この折曲部分に2つの弾性部材7,8が設けられている。この弾性部材7,8は縦方向(Y方向)へ伸ばした状態で前記疎水性シート6に接合されている。よって自由状態の生理用ナプキン1では、前記防漏側壁5の上端において疎水性シート6に縦方向への弾性収縮力が作用している。
【0028】
生理用ナプキン1の縦方向(Y方向)の前後端部において、前記防漏側壁5を形成する疎水性シート6が外側へ折り畳まれて固定されている。前記弾性部材7,8の弾性収縮力が防漏側壁5の上端に作用することで、自由状態の生理用ナプキン1は、縦方向へ凹状に湾曲し、前記防漏側壁5,5が吸収層3の両側において着用者側に立ち上がった状態になる。
【0029】
図4と図5に模式図で示すように、前記表面層4は比較的嵩高で、内部に繊維間の空隙が形成された不織布であり、疎水性合成繊維11と、親水性繊維の集合体12とで形成されている。前記疎水性合成繊維11は、繊維長が38〜64mmで繊度が2.2〜6.6dtexである。親水性繊維は、天然セルロース繊維、例えばコットンやレーヨンなどであり、繊維長は5〜25mmである。親水性繊維としてはコットンを用いることが好ましい。コットンの繊度は1.2〜11dtex程度である。また表面層4には前記集合体12とならない前記親水性繊維が疎水性繊維11内に分散していることがある。ただし、表面層4に含まれている親水性繊維の半分以上が前記集合体12を形成していることが好ましい。
【0030】
前記親水性繊維は、図8(A)に示すように異形断面形状のものや、図8(B)に示す中空断面形状の天然セルロースで例えばコットンである。ここで異形断面形状とは、断面が円や楕円のように繊維表面が滑らかなものではなく、繊維表面に溝や窪みが形成されものを意味する。このような断面形状の親水性繊維は繊維の表面積が広く、液体を保持吸収する能力が高くなる。またはフィブリル毛管を有する天然セルロースも、液体の保持吸収力が高く本発明の表面層4に好適に使用し得る。
【0031】
前記のように繊維長の短い親水性繊維は、図4および図5に示すように、塊状または捲縮状態などの集合体12となっている。この集合体12は、その繊維密度が、親水性繊維の集合体12が存在しない領域での疎水性合成繊維11の繊維密度、および集合体とならなかった親水性繊維が分散している領域での疎水性合成繊維11と親水性繊維との密度よりも高くなっている。
【0032】
そして親水性繊維の集合体12が表面層4を形成するシート内で分散して疎水性合繊繊維11内に保持されている。前記親水性繊維の集合体12とは、不織布を形成する疎水性繊維11の密度、または集合体12とならない親水性繊維が分散している箇所での疎水性繊維11と親水性繊維との密度よりも、密度が高くなるように、丸まって集合し、または絡むように捲縮された状態を意味する。
【0033】
前記親水性繊維の集合体12の密度は、前記集合体12が存在していない領域での繊維密度の1.5〜3倍が好ましい。例えば集合体12の密度が0.03g/cm3に対して、集合体12が存在していない領域の密度が0.05〜0.09g/cm3である。
【0034】
前記疎水性合成繊維11は、少なくとも表面が低融点材料で形成されたものであり、好ましくは芯部がPPまたはPETで、鞘部がPEの芯鞘構造の複合繊維である。またはPE繊維であってもよいが、表面層4を形成するシート(不織布)内に適度な空隙を形成できるためには、芯部がPPやPETで形成された剛性の高い前記芯鞘構造の複合繊維を用いることが好ましい。また、前記疎水性合成繊維11として、界面活性剤で被覆して親水性を付与したものを使用してもよい。ただし、多量の液が与えられると、界面活性剤が流れ出て親水性を呈しなくなる。ただし、本発明では、親水性繊維の集合体12が存在していることで、表面層4内の微小の液体を前記集合体12で吸収しやすくしている。
【0035】
また疎水性合成繊維11は、酸化チタンを含んだ白濁状であることが好ましい。酸化チタンを疎水性合成繊維11の0.5〜10質量%含むことにより、表面層4を白色に形成でき、吸収層3に吸収された血液を表面層4によって隠蔽できる。
【0036】
表面層4はサーマルボンド不織布、好ましくはエアースルー方式で形成されたサーマルボンド不織布であり、前記疎水性合成繊維11どうしが互いに熱融着されており、またコットンなどの親水性繊維の集合体12が、疎水性合成繊維11の表面の溶融または半溶融時の融着力により固定されている。
【0037】
このように親水性繊維の集合体12が、確実に保持されるためには、疎水性合成繊維11の繊維長がある程度長く、しかも疎水性合成繊維11の表面に親水性繊維の集合体12が固着しやすいシート構造であることが好ましい。例えば、熱融着性の短繊維を用いたポイントボンド不織布では、前記親水性繊維の集合体12が疎水性繊維11の間に確実に保持されずに脱落しやすい。水流により繊維交絡させたスパンレース不織布、または化学的接合力を用いたケミカルボンド不織布では、嵩が低く内部の空隙率が低くなって、多量の液体が疎水性合成繊維の間を吸収層3に向って浸透しにくくなる。よって、前記のようにエアースルー方式で形成されたサーマルボンド不織布が好ましい。またはヒートローラで加熱したサーマルボンド不織布であってもよいし、熱融着性の長繊維を用いたスパンボンド不織布であってもよい。
【0038】
前記のように、表面層4は、疎水性合成繊維11の繊維間を多量の液体が吸収層3に向けて浸透しやすいように適度な空隙を有していることが好ましく、表面層4の目付けが20〜60g/m2で、表面層4の厚み(嵩)は0.3〜10mmであることが好ましく、さらに好ましくは0.3〜2mmである。前記目付けおよび厚みが前記の範囲内であると、多量の液体が与えられたときに、疎水性合成繊維11の間を浸透して吸収層3に液体が浸透しやすくなる。
【0039】
また多量の液体が疎水性合成繊維11の間を浸透して吸収層3に至りやすいようにするためには、親水性繊維の集合体12が、疎水性合成繊維11内において適度に分散して配置されていることが好ましい。また、表面層4を形成するシートにおいて、疎水性合成繊維11が70〜98質量%、集合体12となった親水性繊維および集合体とならない親水性繊維が2〜30質量%含まれていることが好ましい。さらに好ましくは親水性繊維の割合が2〜10質量%である。
【0040】
前記塊状または捲縮状態の親水性繊維の集合体12は、表面層4を形成するシート(不織布)内において所定の間隔を開けて均等に分散して存在していることが好ましい。前記親水性繊維の集合体12が、表面層4の表面から裏面まで均等に分布してもよいが、表面層4の受液側表面には前記親水性繊維の集合体12が存在していないことが好ましい。図4に示す実施の形態では、表面層4を厚み方向の中間で上下に区分して、受液側である表面部分4aと、吸収層3側である裏面部分4bとしたときに、表面部分4aには親水性繊維の集合体12が存在せず、裏面部分4bに親水性繊維の集合体12が分散して配置されている。
【0041】
受液側である表面部分4aに塊状または捲縮状態の親水性繊維の集合体12が存在していると、表面層4の受液側表面の表面強度が低下し、また親水性繊維の集合体12が装着者側に脱落することがある。また親水性繊維の集合体12に保持される水分が装着者の肌に与えられやすくなる。
【0042】
また、図4に示すように、主に疎水性合成繊維11で形成された表面部分4aと、親水性繊維の集合体12が分散して混在する裏面部分4bとの2層で形成される場合、前記表面部分4aの目付けが多すぎると、表面層4の受液側表面と親水性繊維の集合体12とが離れすぎ、表面部分4aに与えられた少量の液体が親水性繊維の集合体12に保持されずに、装着者の肌に戻りやすくなって、装着者の肌の湿潤を抑制する効果が低下する。よって、前記表面部分4aの目付けは5〜15g/m2の範囲であることが好ましい。
【0043】
なお、集合体12を形成しない親水性繊維が前記表面部分4a側に分散していてもよい。
【0044】
前記表面層4は、液体の透過性と表面の乾燥性に優れたものであり、図4に示す不織布をそのまま、生理用ナプキン1などの吸収性物品の表面層4として用いることができるが、図1および図2および図6の断面図に示すものでは、前記表面層4に多数の開孔15が形成されている。前記開孔15を形成することで、表面層4に吸収層3に連通する毛管が形成され、多量の液体が表面層4を透過して吸収層3に吸収されやすくなる。
【0045】
図6に示すように、前記開孔15を形成する際に、開孔15の内面の繊維15aが吸収層3側へ突出するようにニードリングよる開孔処理を行うことが好ましい。このように開孔15を形成することで、表面層4の嵩を高くでき、且つ装着側の表面での繊維の毛羽だちを防止できる。前記開孔15の孔径は0.3〜20mm、表面層4における開孔15の面積占有率は5〜60%が好ましい。孔径および面積占有率が前記値を下回ると、表面層4での液体の透過性が悪くなり、前記値を越えると、吸収層3で吸収された液体が装着者側へ戻るウエットバックが生じ、装着者の肌に湿潤感を与えるおそれがある。
【0046】
生理用ナプキン1を構成する裏面層2は、不透液性のシートで形成される。この裏面層2は、通気性の樹脂フィルム、撥水処理されたスパンボンドまたはスパンレースなどの不織布、あるいは不織布の裏面に通気性の樹脂フィルムが接合されたものである。なお裏面層2の裏面には、下着などの外部装着体などに掛止させるための粘着層が設けられ、生理用ナプキンの使用時まで粘着層を保護するための離型紙が設けられることが好ましい。
【0047】
また前記吸収層3は、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーの混合物などにより形成され、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物がティッシュなどの吸収性シートで包まれたものである。
【0048】
前記防漏側壁5を形成する疎水性シート6は疎水性または撥水性であり、メルトブロン不織布、エアースルー不織布、ポイントボンド不織布、エアレイド不織布、スパンボンド不織布とメルトブロン不織布との貼り合わせ複合不織布などである。あるいは、樹脂フィルムや不織布と樹脂フィルムとのラミネート材であってもよい。
【0049】
次に、前記生理用ナプキン1の表面層4の液透過機能について説明する。
前記表面層4は、疎水性合成繊維11を主体として比較的空隙率の高い不織布であり、前記不織布内に、親水性繊維の集合体12が分散して混在している構造である。よって経血などの液体が表面層4に多量に与えられると、この多量の液体は、表面層4に含まれると同時にその下の吸収層3に接する。このときの吸収層3の親水毛細管作用により、多量の液体は吸収層3に引き込まれるようにして吸収されるが、このとき疎水性合成繊維11の表面は液体の透過抵抗が低いため、液体は疎水性合成繊維11の間を速やかに透過して、吸収層3に吸収される。前記集合体12は表面層4内で間隔を開けて分散されているため、液体は集合体12の存在していない領域で疎水性合成繊維11の間を透過して、吸収層3に速やかに吸収される。
【0050】
また図6に示す開孔15では、その内壁が主に疎水性合成繊維11で形成されるため、開孔15内を通過する液体は、吸収層3に速やかに吸収される。
【0051】
多量の液体が表面層4を透過するとき、分散している親水性繊維の集合体12にも液体が与えられるが、多量の液体は、吸収層3の親水毛細管作用により吸収層3側へ引き付けられるため、親水性繊維の集合体12に保持される液体はわずかである。しかも親水性繊維の集合体12は塊状または捲縮状態であり繊維密度が高くなっているため、少量の液体は親水性繊維の集合体12でしっかり保持され、表面層4の表面に浸透しにくい。特に図4に示す表面層4では、親水性繊維の集合体12が裏面部分4bに主に含まれ、表面部分4aにはほとんど含まれないため、表面層4の表面は乾燥状態となり、装着者の肌に湿潤を与えにくくなる。
【0052】
次に、表面層4にきわめて少量の液体が与えられたとき、または装着者の肌からわずかな汗が与えられたとき、あるいは装着者の体温と汗により表面層4内の湿度が高くなったときには、水分が表面層4内に分散している親水性繊維の集合体12に引き付けられて保持される。親水性繊維の集合体12は密度の高い塊状または捲縮状態で散在しているため、表面層4内の少量の水分や水蒸気が親水性繊維の集合体12に引き付けられやすく、引き付けられた水分は親水性繊維の集合体12で保持される。また親水性繊維の集合体12は表面層4の表面から離れているので、表面層4の表面に液体や水分が戻りにくくなる。
【0053】
よって、表面層4の表面は乾燥状態に維持され、装着者の肌に湿潤感すなわちムレ感を与えにくくなる。
【0054】
また前記表面層4を用いた生理用ナプキンは、図3にて断面図で示すような構造とすることも可能である。
【0055】
図3に示すものでは、吸収層3の表面において、表面層4が幅方向(X方向)に向けて山と谷を繰り返す波状に形成されている。そして波形状の頂部には縦方向(Y方向)に延びる弾性部材16が設けられている。この弾性部材16は縦方向に伸長させた状態で表面層4に接合されている。よって弾性部材16の弾性収縮力により、波形状の上部が吸収層3から離れるように、立ち上がり、表面層4の実質的な嵩が大きくなる。
【0056】
前記表面層4の波の高さは0.5〜5mmが好ましく、また波の頂部の幅方向での配列ピッチは0.5〜10mmが好ましい。
【0057】
また、図3に示すように、前記表面層4の幅方向に向く両側部分を裏面シート2から立ち上がらせ、その上端に縦方向に延びる弾性部材18を取付けて、表面層4により側壁17を形成してもよい。この場合、前記側壁17の左右両側の表面には疎水性シート6が設けられている。
【0058】
次に、図7は、図4と図5に示す表面層4の製造方法の一例を示している。
図7に示す製造方法では、第1段のカーディング装置21に、繊維長が38〜64mmの疎水性合成繊維11を供給し、回転ロールのピン23により疎水性合成繊維11を開繊する。前記疎水性合成繊維11は前記ピン23の円周方向のピッチよりも十分に長いため、疎水性合成繊維11はMDに沿う方向へ揃えられて、後に表面部分4aとなる繊維ウエッブ4a1が形成される。
【0059】
第2段のカーディング装置22では、繊維長が38〜64mmの疎水性合成繊維11と繊維長が5〜25mmの親水性繊維(コットン)を供給し、回転ロールのピン23により開繊する。前記疎水性合成繊維11は繊維長が長く、また剛性が高いために、ピン23の開繊力によりMDに向けて揃えられる。一方親水性繊維は短く、しかもコットンなどは剛性が低く柔らかい材質であるために、ピン23の開繊力を受けたときに、MDに向けて延びずに、その多くが塊状または捲縮状の集合体12となってピン23とピン23との間に保持される。その結果、MDに繊維が揃えられた疎水性合成繊維11の間に親水性繊維の集合体12が分散して混在した繊維ウエッブ4b1が形成される。
【0060】
前記繊維ウエッブ4a1の上に前記繊維ウエッブ4b1が積層された状態で、スルーエアー方式の加熱室25に送られる。この加熱室25内で、繊維ウエッブ内の疎水性合成繊維11が熱融着され、また親水性繊維の集合体12は疎水性合成繊維11の表面に融着固定され、前記表面層4を形成する不織布が製造される。
【0061】
なお、前記加熱室25の代わりに熱ロールにより繊維ウエッブ内の疎水性合成繊維11を熱融着してもよい。
【0062】
この行程で製造された不織布は、図4に示すように表面部分4aが主に疎水性合成繊維11で形成され、裏面部分4bに親水性繊維の集合体12が混在したものとなる。
【0063】
なお、図7に示す第2段のカーディング装置22のみを用いて、疎水性合成繊維11内に親水性繊維の集合体12が分散した不織布を形成し、これにより表面層4を形成してもよい。この場合、表面を熱ロールなどで加熱して、表面での繊維間の融着強度を高めて、表面から親水性繊維の集合体12が脱落しないようにすることが好ましい。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述した本発明の吸収性物品では、多量の液体が与えられたときに液体が表面層を速やかに透過して吸収層に吸収されるようになる。また少量の液体や汗などが与えられたとき、分散した親水性繊維の集合体により水分が保持され、表面層の表面を乾燥状態にでき、装着者に湿潤感をあたえず、装着感が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の第1の実施の形態として生理用ナプキンを示す斜視図、
【図2】図1に示す生理用ナプキンのII−II線の断面図、
【図3】生理用ナプキンの他の実施の形態を示す断面図、
【図4】表面層の部分拡大断面模式図、
【図5】図4の表面層を裏面側から見た部分拡大平面模式図、
【図6】表面層の開孔を示す断面図、
【図7】図4に示す表面層の製造方法を示す行程説明図、
【図8】(A)(B)は親水性繊維の好ましい断面形状を示す断面図、
【符号の説明】
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 裏面層
3 吸収層
4 表面層
4a 表面部分
4b 裏面部分
5 防漏側壁
11 疎水性合成繊維
12 親水性繊維の集合体
15 開孔
21 第1段のカーディング装置
22 第2段のカーディング装置
Claims (9)
- 表面層と裏面層との間に吸収層が介在している吸収性物品において、
前記表面層は、疎水性繊維が互いに融着されたシートと、前記シート内に含まれた前記疎水性繊維よりも短い親水性繊維とを有しており、
前記親水性繊維の少なくとも一部が、集合体となって前記シート内に分散し、前記集合体を構成する親水性繊維が前記疎水性繊維の表面に融着されていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記集合体となった親水性繊維の繊維密度が、前記集合体が存在しない領域での前記シートの繊維密度よりも高い請求項1記載の吸収性物品。
- 前記集合体となった親水性繊維の繊維密度が、前記集合体が存在しない領域での前記シートの繊維密度の1.5倍から3倍である請求項2記載の吸収性物品。
- 前記表面層を厚み方向に区分し、受液側を表面部分、前記吸収層側を裏面部分としたときに、前記親水性繊維の集合体は、前記表面部分に設けられておらず、前記裏面部分にのみ設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記表面層の目付けが20〜60g/m2で、前記表面部分の目付けが5〜15g/m2である請求項4記載の吸収性物品。
- 前記疎水性繊維は、繊維長が38〜64mm、前記親水性繊維は繊維長が5〜25mmである請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記表面層は、前記疎水性繊維を70〜98質量%、前記親水性繊維を2〜30質量%含む請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記親水性繊維は、異形断面形状または中空断面形状を有する天然セルロース繊維である請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記疎水性繊維は、界面活性剤で被覆して親水処理されたものである請求項1ないし8のいずれかに記載の吸収性物品。
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