JP3734269B2 - ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)パルプ - Google Patents

ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)パルプ Download PDF

Info

Publication number
JP3734269B2
JP3734269B2 JP51184196A JP51184196A JP3734269B2 JP 3734269 B2 JP3734269 B2 JP 3734269B2 JP 51184196 A JP51184196 A JP 51184196A JP 51184196 A JP51184196 A JP 51184196A JP 3734269 B2 JP3734269 B2 JP 3734269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poly
pvp
polymerization
pulp
ppd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP51184196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10508345A (ja
Inventor
リー,キウ−セウング
Original Assignee
イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー filed Critical イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Publication of JPH10508345A publication Critical patent/JPH10508345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3734269B2 publication Critical patent/JP3734269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/38Formation of filaments, threads, or the like during polymerisation
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/88Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from mixtures of polycondensation products as major constituent with other polymers or low-molecular-weight compounds
    • D01F6/90Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from mixtures of polycondensation products as major constituent with other polymers or low-molecular-weight compounds of polyamides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2904Staple length fiber

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

発明の背景
発明の分野
本発明はポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)(PPD−T)を利用した改良形態の繊維パルプ(fibrous pulp)を製造することに関する。パルプは、伝統的に、アラミド繊維を紡糸してそれを機械的に精製することで製造されていて、繊維のバックボーン、即ち茎(stalks)から原繊維が伸びている形態を取っている。本発明のパルプは、紡糸した繊維から製造したものでなく、原繊維の割合が非常に高くてバックボーンの割合が非常に低いパルプ粒子の束を与える。
従来技術の説明
Kiu−Seung Leeの出願に対して発行された米国特許第5,073,440号および5,135,687号には、パラアラミドとポリ(ビニルピロリドン)で出来ている連続繊維および上記繊維の紡糸方法が教示されている。
ヨーロッパ特許出願公開第381,172号および396,020号(これらが公開された日付は1990年9月8日および1990年11月7日である)には、特定の芳香族ポリアミド類とポリ(ビニルピロリドン)で出来ている均一なアロイ、そして上記アロイから作られた連続繊維およびフィルムが開示されている。
H.S.Yoonの出願に対して発行された米国特許第4,511,623号には、重合用アラミド溶液に高い機械的せん断を受けさせることで短いアラミド繊維を製造することが教示されている。
Brierre他の出願に対して発行された米国特許第5,028,372号には、ポリマー鎖が成長するにつれてそれらが配向するようにする目的で重合用パラ−アラミドの異方性溶液にせん断力を受けさせることを通してパルプを製造することが教示されている。
発明の要約
本発明はPPD−Tとポリ(ビニルピロリドン)(PVP)の組み合わせを含む繊維パルプを製造する方法を提供し、ここでは、重合成分用溶媒を含有しそしてまた粘度平均分子量が少なくとも100,000のPVPを少なくとも5重量パーセント、好適には少なくとも10重量パーセント(製造すべきポリマーの重量を基準)の濃度で含有していて撹拌しているPPD−T重合系を樹立し、この重合系にPPD−T重合成分を化学量論的量で添加して反応接触(reactive contact)させ、この重合成分の反応接触を、異方性重合系が達成され、該PPD−T重合成分の完全な反応を可能にしかつPPD−TとPVPが組み合わさるに充分な時間継続し、そして該PPD−TとPVPの組み合わせを該重合系から分離する段階を用いて製造を行う。
本発明の方法で製造する繊維パルプは、ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)と少なくとも5重量パーセントのポリ(ビニルピロリドン)(粘度平均分子量が100,000以上の)の不均一組み合わせを含有し、ここで、個々のパルプ粒子はバックボーンを持たず(stalk−free)、0.5から10ミリメートルの長さ、0.1から50ミクロメートルの直径および100以上のアスペクト比を有する。
図の簡単な説明
図1−5は、本発明の方法の条件を含めた種々の条件下で製造したアラミド重合生成物の写真である。図1に充分な繊維でない生成物を示しそして図2−5に本発明の繊維パルプ生成物を示す。
図6は、本発明のPPD−TとPVPの不均一組み合わせが示す熱重量分析グラフである。
図7は、従来技術の芳香族ポリアミドとPVPの均一アロイが示す熱重量分析グラフである。
発明の詳細な説明
本発明の繊維パルプを2種ポリマー成分の組み合わせから製造する。1つの成分はポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)(PPD−T)でもう1つの成分はポリ(ビニルピロリドン)(PVP)である。
PPD−Tは、p−フェニレンジアミンと塩化テレフタロイルが1モル対1モルで重合する結果として生じるホモポリマー、そしてまたp−フェニレンジアミンに他のジアミンを少量混合しそして塩化テレフタロイルに他の二酸クロライドを少量混合することで生じるコポリマー類を意味する。一般に、他のジアミン類および他の二酸クロライドは、p−フェニレンジアミンもしくは塩化テレフタロイルのほぼ10モルパーセントに及ぶ量か或は恐らくはそれよりも若干多い量で使用可能であり、その条件は、上記他のジアミン類および二酸クロライドが重合反応を邪魔する反応基を持たないことのみである。PPD−Tはまた他の芳香族ジアミン類および他の芳香族二酸クロライド、例えば塩化2.6−ナフタロイルまたは塩化クロロ−もしくはジクロロテレフタロイルなどを少量混合することで生じるコポリマー類も意味する。PPD−Tの製造は米国特許第4,308,374号および4,698,414号に記述されている。
PVPは本発明のパルプ繊維に添加するポリマーである。PVPは、N−ビニル−2−ピロリドンのモノマー単位が線形重合する結果として生じるポリマーそしてコモノマー類を少量(PVPとPPD−Tの相互作用を邪魔しない濃度より低い濃度で存在していてもよい)含むポリマーを意味する。
上記ポリマー成分の組み合わせは、PPD−Tの重合をPVPの存在下で行うことで達成される。PPD−Tの重合で用いるに好適な媒体は、N−メチルピロリドン(NMP)を含有する完全に無水の溶媒系であり、この溶媒系に、PPD−Tが生じた後にこれが上記溶媒系中で示す溶解度を高めるも目的で塩、好適には塩化カルシウムを溶解させておく。PPD−Tの溶解度を高める目的で使用可能な他の塩類には、第四級アンモニウムクロライド、塩化リチウム、塩化マグネシウム、塩化ストロンチウムなどが含まれ、これらはNMPに可溶である。本発明の実施では、また、PPD−Tの重合反応を進行させている間、上記溶媒系にPVPも溶解させておく。
実用事項として、上述した塩いずれかを添加する前にPVPをNMPに溶解させておくのが好適である。塩はPPD−Tが重合系中で示す溶解度を高くし得るがPVPが最初にNMP中で示す溶解度を低くすることを見い出した。
NMP中でPPD−Tの重合を行っている間、異方性系が樹立されるようにPVPを存在させると、その重合するPPD−Tがポリマー分子配向もしくは整列ドメインを形成することにより、最終的にパルプ繊維の生成がもたらされると考えている。パルプ繊維が生じる時、その系は異方性を示すことから、PPD−TのドメインがPVPで取り囲まれて、この2つの材料が不均一に組み合わさったパルプ粒子が生じるような様式でPPD−TとPVPが組み合わさると考えている。
図6を参照し、この図に本発明の材料を熱重量分析して得たグラフを示す。熱重量分析(TGA)は、ある材料のサンプルを加熱してそのサンプルの残存重量を温度の関数として記録することを伴う。サンプルの成分が揮発する温度で重量変化が起こる。図6のTGAで示す材料は、本発明に従って製造した如き、PPD−Tと20重量パーセント量のPVPの組み合わせである。このPPD−Tのインヘレント粘度は5.1でPVPの粘度平均分子量は630,000であった。図6の曲線は急激な降下を2つ示すことを注目する。最初の降下は約440℃で始まり、これはPVP成分の揮発を表す。PVPの揮発が急速に起こって温度が約500℃になった後、よりゆっくりと約600℃の温度になる。2番目の降下が約600℃で始まり、これはPPD−T成分の揮発を表す。このTGA曲線にそのような急激な降下が個別に2つ存在していることは、本発明の組み合わせには成分が物理的に分離して存在していることの明らかな証拠を与えている。
ここで図7を参照し、この図にヨーロッパ特許出願公開第381,172号に開示されている材料[これは、2,2’−ビス[4−(4’−アミノフェノキシ)フェニル]プロパンテレフタルアミド(BAPP−T)を20重量パーセント量のPVPと一緒に均一に組み合わせてアロイにした(alloyed)ものであると開示されている]のTGAで得たグラフを示す。BAPP−Tの重合をPVPの存在下で行うと、結果として、等方性成分系(異方性成分系ではなく)がもたらされ、それは明らかに、上述したヨーロッパ特許出願公開に述べられているように、成分材料が密に結合している均一アロイである。図7の曲線は急激な降下を1つ示してその降下は約380℃で始まって約600℃を通って進行し、この降下はBAPP−TとPVPの均一アロイの揮発を表していることを注目する。このようにTGA曲線に存在する急激な降下が1つであることは、従来技術の材料には結合している均一な組み合わせが存在していることの明らかな証拠を与えている。
本発明の実施では粘度平均分子量が約100,000以上であるPVPをPPD−Tの重量を基準にして少なくとも5パーセント、好適には少なくとも10パーセントの濃度で存在させる必要があることを確認した。PVPの粘度平均分子量が約100,000未満であると、これは、成長するPPD−Tポリマー鎖の配向を支持するに充分な支持を与えない結果として、有効な結果が得られないと思われる。PVPの粘度平均分子量が約2,000,000以上であると、これは溶解し得るとしても難溶であり、必要なPVP濃度で操作を行うに有効な溶液が得られない可能性がある。本発明の実施では、粘度平均分子量が100,000以上のPVPが有用であることを見い出した。本発明を実施する目的で、いろいろな分子量を有するPVP材料を組み合わせて適切なPVP分子量環境を得ることも可能である。例えば、粘度平均分子量が50,000のPVPと粘度平均分子量が500,000のPVPを重合系におけるPVPの粘度平均分子量がモルを基準に計算して全体で100,000以上になるような量で組み合わせてもよい。
生じさせるPPD−Tの重量の少なくとも5パーセントの量でPVPを存在させる必要があり、望まれるならば、それより多い量で用いることも可能である。PVPの量が5パーセント未満であると、所望結果を達成するにPVPの量が足りなくなると思われる。PVP濃度の上限は実用事項である。生じさせるPPD−Tの重量の約20パーセントからほぼ30パーセントの濃度までならばPVPの濃度を高くするにつれてPPD−T繊維パルプ粒子のサイズおよび品質が向上することを確認した。PVPの濃度を30パーセントより高くしても、結果は悪化しないと思われるが、パルプ生成物のサイズも収率もあまり向上しないと思われる。
PPD−Tの重合は、ジアミンと二酸クロライドを化学量論的量で重合系に添加することを伴う。一般に、ジアミン成分を重合系に溶解させた後、それに二酸クロライドを一度に全部加えるか或は2回以上に分割して加える。
このPPD−T重合成分の添加を撹拌条件下で実施しそしてその撹拌を一般に異方性溶液が生じるまで継続しそして重合反応が実質的に完了するまでPPD−T重合反応を通して継続する。このPPD−Tと重合系は重合反応中に極めて高粘になることから、反応成分間の接触を維持する目的で撹拌を継続するのが好適である。しかしながら、必ずしも重合系に撹拌力もせん断力も与える必要はなく、実際、反応成分が一度反応接触した後には必ずしも撹拌を行う必要はない。
本発明を実施する場合、撹拌は有効であるが、パルプ生成物の長さおよび品質は重合系に存在させるPVPの濃度と分子量に依存することを理解すべきである。特許を受けるに重要であると考えている事および本発明の要点は、PPD−Tの重合をPVPの存在下で異方性重合系を用いて本明細書で指定する条件下で行うと生じる不均一生成物であるパルプを見い出したことである。
PPD−Tの重合が完了した時点で、この重合系の固体を水で数回洗浄することで分離させそしてそのパルプを濾過するか或は液体から遠心分離することにより、繊維状PPD−Tパルプをその重合系から分離する。
その結果として生じる繊維パルプは、PVPをPPD−Tの重量を基準にして5から30パーセント、好適には10−25パーセント伴うPPD−Tポリマーである。このパルプ中のPVP濃度は、ある程度、重合系に入れるPVP濃度の関数である。例えば、PVP濃度が10パーセントの重合系を用いると、結果として、PVPを約10パーセント伴うPPD−Tが生じる。しかしながら、この重合系に入れるPVP濃度をいくら高くしても、平衡状態において、パルプ中の最大PVP濃度は明らかに約20パーセントである。PVPは約20パーセントの濃度までならばどうにかPPD−Tと組み合わさるが、その濃度を越えると、如何なる過剰量のPVPもパルプ分離段階中にそのパルプから洗い流されると考えている。勿論、PVPの濃度が20パーセントを越える溶液中でPPD−Tの重合を行った後、そのパルプが完全に洗浄されないようにする注意を払うことにより、20パーセントを越える量でPVPを伴わせたパルプを製造することも可能である。示したように、本パルプ内に約20パーセントを越える量で存在するPVPは本PPD−T/PVP材料の組み合わせ部分にはならないが、本パルプの特性に有意な悪影響も与えない。
本発明のパルプ粒子の平均長さは約0.5から約10mmであるか或は恐らくはそれよりも若干長く、直径は約0.1から50ミクロメートルのみであり、そしてアスペクト比は100以上である。「アスペクト比」は、個々のパルプ粒子が有する直径に対する長さの比率を意味する。本パルプ粒子は、紡糸した繊維から精製したものでないことから、繊維のバックボーンを持たない。
試験方法
パルプ形状ファクター
パルプ粒子の品質を記述するのはいくらか困難であり得るが、いろいろな品質の繊維パルプ粒子を約40X倍率で示す図を参考にすることで補助を得ることができる。
形状グレード1を図1に示し、これは、PVP添加剤を用いないで製造したパン粉状(crumb)PPD−T粒子を表している。形状グレード1の粒子は全く繊維特性を示さない。
形状グレード2を図2に示し、これは、本発明の繊維パルプの最低形態を表している。形状グレード2のパルプは大部分が繊維状で長さが約2ミリメートルに及ぶ繊維を含有している。
形状グレード3を図3に示し、これは、平均的なグレードの繊維パルプを表している。形状グレード3のパルプは繊維状で長さが約3ミリメートルに及ぶ繊維を含有している。
形状グレード4を図4に示し、これは、良好なグレードのパルプを表し、長さが約5ミリメートルに及ぶ繊維を含有している。
形状グレード5を図5に示し、これは、優れたグレードのパルプを表し、長さが約7ミリメートル以上に及ぶ繊維を含有している。
PPD−Tのインヘレント粘度
インヘレント粘度(IV)を式:
IV=ln(ηrel)/c
[式中、cは、ポリマー溶液中のPPD−T濃度(100mlの溶媒中0.5グラムのポリマー)であり、そしてηrel(相対粘度)は、毛細管粘度計を用いて30℃で測定した時のポリマー溶液が流れる時間と溶媒が流れる時間の間の比である]
で定義する。本明細書に報告および明記するインヘレント粘度値は濃硫酸(96%H2SO4)を用いて測定した値である。
PVPの粘度平均分子量
本明細書で用いる如きPVPの分子量はKirk−Othmer、Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、23巻、John Wiley & Sons、968頁の「Vinil Polymer(N−Vinil)」に記述されている如き粘度平均分子量である。この粘度平均分子量Mvは下記の如く固有粘度に関係する:
Figure 0003734269
いくつかのポリマー濃度で相対粘度を測定しそしてゼロ濃度における粘度に外挿する周知方法(固有粘度法)を用いて固有粘度を測定する。PVPの供給業者は、しばしば、PVP製品を「K値」で同定しており、このK値は、下記の式:
ηint=2.303(0.001K+0.000075K2
で固有粘度に関係する。
PVPの粘度平均分子量はこの上に示した式を用いて「K値」から計算可能である。
熱重量分析
本明細書で試験を行う場合、ASTM D 3850−84に示されている手順に従い、窒素を用いてTGAを実施した。
実施例
実施例1
反応容器に入れた147.5部のN−メチルピロリドン(NMP)に12.5部の塩化カルシウムを溶解させることで、撹拌しているPPD−T重合系を樹立した。この塩化カルシウムおよびNMPを注意深く完全に乾燥させておいた。上記重合系にp−フェニレンジアミンを9.329部溶解させた後、この重合系に、85部のNMPに15部のPVPが入っている溶液を24.2部加えた。このPVPの分子量は630,000であり、International Specialty Products、Wayne、ニュージャージー州、米国から供給を受けた。撹拌を維持しながら、上記重合系を約5℃に冷却した後、この系に塩化テレフタロイルを17.670部加えた。
この系は非常に短期間に乳白色になって、異方性になったことが示され、そしてこの系は約2分で最大粘度に到達し、非常に粘り強いゲルとして存在した。撹拌を維持し、そして撹拌を更に15分間維持する間にゲルが壊れて高度に繊維状の粒子が生じた。
その結果として生じた繊維パルプをブレンダーに入れて水で数回洗浄することにより、NMP、CaCl2および重合中に生じたHClを除去した。このポリマーのインヘレント粘度は5.7で、パルプの形状グレードは5であり、そして個々の繊維の長さは約5−7mmであった。
比較実施例1C
使用するPVPの分子量が38,000のみである以外は上記実施例1と同じ重合を実施した。その結果として生じた生成物はパン粉状のPPD−Tであり、繊維特性を示さなかった。このPPD−Tのインヘレント粘度は5.8であった。
実施例2−6
これらの実施例では、異なる分子量を有する2つの材料を組み合わせたPVPである以外は実施例1で用いたのと同じ重合手順を用いた。分子量が38,000のPVPと分子量が630,000のPVPを用いていろいろな相当分子量を有するPVPを生じさせ、そして各実施例においてPVPを全体で15パーセント用いた。以下の表1にPVPの詳細に加えて結果として得た繊維パルプのデータも含める。
Figure 0003734269
実施例7−11
これらの実施例では、PVPをいくつかの異なる量で添加する以外は実施例1と同じ重合手順を用いた。これらの実施例で用いたPVPの分子量は約630,000であった。以下の表2にこれらの実施例の詳細を含め、これに、結果として得たパルプ生成物のデータも含める。
Figure 0003734269
実施例12
この実施例では、本発明の実施では必ずしも連続撹拌が必要ではないことを示す。この上に示した実施例1と同様に、撹拌しながら147.5部のN−メチルピロリドン(NMP)に12.5部の塩化カルシウムを溶解させることでPPD−T重合系を樹立した。この重合系にp−フェニレンジアミンを9.329部溶解させた後、この重合系に、85部のNMPに15部のPVPが入っている溶液を24.2部加えた。このPVPの分子量は630,000であった。撹拌を維持しながら、上記重合系を約5℃に冷却した後、この系に塩化テレフタロイルを17.670部加えた。
この系は非常に短期間に乳白色になって、異方性になったことが示された後、撹拌を停止させた。この系を一晩放置した。
その結果として生じた繊維パルプをブレンダーに入れて水で数回洗浄することにより、NMP、CaCl2および重合中に生じたHClを除去した。このポリマーのインヘレント粘度は3.84で、パルプの形状グレードは3であり、そして個々の繊維の長さは約2mmであった。

Claims (6)

  1. ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)とポリ(ビニルピロリドン)の繊維パルプを製造する方法であって、
    (a)重合成分用溶媒を含有しそして粘度平均分子量が少なくとも100,000のポリ(ビニルピロリドン)を重合系中の濃度が製造すべきポリマーの重量を基準にして5から30重量パーセントになるように含有していて撹拌しているポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)重合系を樹立し、
    (b)ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)重合成分を化学量論的量で添加して該重合系内で反応接触させ、
    (c)この重合成分の反応接触を、(i)異方性重合系が達成され、(ii)該ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)重合成分の完全な反応を可能にし、そして(iii)ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)とポリ(ビニルピロリドン)が組み合わさるのに充分な時間継続し、そして
    (d)ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)とポリ(ビニルピロリドン)の組み合わせから成る繊維パルプを該重合系から分離する、
    段階を含む方法。
  2. 該撹拌を段階(c)を通して継続する請求の範囲第1項の方法。
  3. 該重合成分がp−フェニレンジアミンと塩化テレフタロイルである請求の範囲第1項の方法。
  4. 該ポリ(ビニルピロリドン)が単一ポリマーで少なくとも100,000の粘度平均分子量を有する請求の範囲第1項の方法。
  5. 該ポリ(ビニルピロリドン)がポリマー類の組み合わせで少なくとも100,000の粘度平均分子量を有する請求の範囲第1項の方法。
  6. ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)を70から95重量パーセント含有しそして粘度平均分子量が100,000以上のポリ(ビニルピロリドン)を5から30重量パーセント含有する組み合わせを含むポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)の繊維パルプであって、個々のパルプ粒子がバックボーンを持たず、0.5から10ミリメートルの長さ、0.1から50ミクロメートルの直径および100以上のアスペクト比を有する繊維パルプ。
JP51184196A 1994-09-29 1995-09-22 ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)パルプ Expired - Fee Related JP3734269B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/315,180 1994-09-29
US08/315,180 US5532059A (en) 1994-09-29 1994-09-29 Poly(p-phenylene terephthalamide) pulp
PCT/US1995/011774 WO1996010105A1 (en) 1994-09-29 1995-09-22 POLY(p-PHENYLENE TEREPHTHALAMIDE) PULP

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10508345A JPH10508345A (ja) 1998-08-18
JP3734269B2 true JP3734269B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=23223254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51184196A Expired - Fee Related JP3734269B2 (ja) 1994-09-29 1995-09-22 ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)パルプ

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5532059A (ja)
EP (1) EP0783604B1 (ja)
JP (1) JP3734269B2 (ja)
CN (1) CN1065930C (ja)
AU (1) AU687261B2 (ja)
BR (1) BR9509163A (ja)
CA (1) CA2200184C (ja)
DE (1) DE69524111T2 (ja)
MX (1) MX9702269A (ja)
RU (1) RU2151829C1 (ja)
UA (1) UA28079C2 (ja)
WO (1) WO1996010105A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5968974A (en) * 1995-07-19 1999-10-19 Merck & Co., Inc. Method of treating colonic adenomas
US6593361B2 (en) 1995-07-19 2003-07-15 Merck & Co Inc Method of treating colonic adenomas
US5827610A (en) * 1997-01-10 1998-10-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Chitosan-coated pulp, a paper using the pulp, and a process for making them
US5830395A (en) * 1997-08-12 1998-11-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making a uniform dispersion of aramid fibers and polymer
US6303221B1 (en) * 2000-12-07 2001-10-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Two-component pulp reinforcement
US6436236B1 (en) * 2001-03-05 2002-08-20 E. I. Du Pont De Nemours & Company Electrically-conductive para-aramid pulp
US7201688B2 (en) * 2004-03-09 2007-04-10 The Gates Corporation Power transmission belt
JP2009504661A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 ソーン・ラブズ・エルエルシー ヘアホールド配合物
US20090165976A1 (en) * 2006-02-03 2009-07-02 Nanopaper, Llc Expansion agents for paper-based materials
WO2007092450A2 (en) 2006-02-03 2007-08-16 Nanopaper Llc Functionalization of paper components
US7820563B2 (en) * 2006-10-23 2010-10-26 Hawaii Nanosciences, Llc Compositions and methods for imparting oil repellency and/or water repellency
KR20190042569A (ko) 2016-08-24 2019-04-24 데이진 아라미드 비.브이. Pvp를 포함하는 아라미드 펄프의 제조 방법
KR102513052B1 (ko) * 2016-08-24 2023-03-24 데이진 아라미드 비.브이. 아라미드를 포함하는 마찰재
EP3401355A1 (en) 2017-05-12 2018-11-14 Ecole Polytechnique Fédérale de Lausanne (EPFL) Polyamide material
US10767316B2 (en) * 2017-11-01 2020-09-08 Dupont Safety & Construction, Inc. Paper comprising aramid pulp and a friction paper made therefrom
US11193240B2 (en) * 2017-11-01 2021-12-07 Dupont Safety & Construction, Inc. Paper comprising aramid pulp suitable for electrochemical cells, and electrochemical cells made therefrom
US20210296685A1 (en) * 2020-03-17 2021-09-23 Dupont Safety & Construction, Inc. Solid-state composite electrolytes comprising aramid polymer fibrils
CN116157573A (zh) 2020-08-04 2023-05-23 杜邦安全与建筑公司 适合于电化学电池单元的包含芳族聚酰胺浆粕的纸及由其制成的电化学电池单元

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL250256A (ja) * 1959-04-07
US3287441A (en) * 1959-04-07 1966-11-22 Du Pont Melt-spinnable composition of a poly (nu-vinyl amide) and a polymer from the class consisting of polyamides, polyureas, and polyurethanes
US3211807A (en) * 1962-04-03 1965-10-12 Du Pont Process for obtaining a blend of a polyamide and a poly(n-vinyl amide)
US3564075A (en) * 1969-03-07 1971-02-16 Bayer Ag Polyamides with improved transparency containing polyvinyl pyrrolidone
KR840000726B1 (ko) * 1982-08-30 1984-05-24 전학제 방향족 폴리아미드로 된 단섬유의 제조방법
RU2059027C1 (ru) * 1988-06-30 1996-04-27 Е.И.Дюпон Де Немур Энд Компани Пульпа и способ ее получения
US5028372A (en) * 1988-06-30 1991-07-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for producing para-aramid pulp
DE3903099A1 (de) * 1989-02-02 1990-08-16 Hoechst Ag Homogen gemischte legierungen aus aromatischen polyamiden und poly-n-vinylpyrrolidon, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
US4959453A (en) * 1989-04-03 1990-09-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for the preparation of a poly(paraphenylene terephthalamide)fibrous gel composition and a process to produce poly(paraphenylene terephthalamide) paper from the composition
DE3914226A1 (de) * 1989-04-29 1990-10-31 Hoechst Ag Fasermaterialien aus homogenen legierungen aus aromatischen polyamiden und poly-n-vinylpyrrolidon, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
US5073440A (en) * 1989-06-05 1991-12-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Poly(vinyl pyrrolidone)/p-phenylene terephthalamide composite fibers (pvp/ppd-t)
US5135687A (en) * 1989-06-05 1992-08-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making PVP/para-aramid fibers
US5084136A (en) * 1990-02-28 1992-01-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Dispersible aramid pulp
US5106560A (en) * 1990-08-09 1992-04-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Producing para-aramid pulp by means of gravity-induced shear forces
CN1068831A (zh) * 1991-07-25 1993-02-10 范铜波 高分子量芳香族聚酰胺的制造方法
US5416164A (en) * 1993-04-12 1995-05-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Solution of PPD-T and PVP and articles made therefrom

Also Published As

Publication number Publication date
US5532059A (en) 1996-07-02
BR9509163A (pt) 1997-11-25
JPH10508345A (ja) 1998-08-18
AU687261B2 (en) 1998-02-19
UA28079C2 (uk) 2000-10-16
EP0783604A1 (en) 1997-07-16
AU3676995A (en) 1996-04-19
CA2200184A1 (en) 1996-04-04
DE69524111D1 (de) 2002-01-03
RU2151829C1 (ru) 2000-06-27
CN1159837A (zh) 1997-09-17
MX9702269A (es) 1997-06-28
CA2200184C (en) 2005-06-28
DE69524111T2 (de) 2002-07-04
EP0783604B1 (en) 2001-11-21
WO1996010105A1 (en) 1996-04-04
CN1065930C (zh) 2001-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3734269B2 (ja) ポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)パルプ
Kwolek et al. Synthesis, anisotropic solutions, and fibers of poly (1, 4-benzamide)
JP5459842B2 (ja) 架橋可能なアラミドコポリマー
MXPA97002269A (en) Pulp of poli (p-fenilen tereftalami
DE60022122T2 (de) Polyamid mit ausgezeichneten Dehneigenschaften
FR2793252A1 (fr) Copolyamide hyperbranche, composition a base de ce copolyamide hyperbranche et procede d'obtention de ce dernier
JP3398958B2 (ja) Ppd−tとpvpが入っている溶液およびそれから製造される製品
JPS6323927A (ja) ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸、随意成分としての他の短鎖ジカルボン酸少くとも1種および二量体酸を基材とするコポリアミドの製造方法
EP0489951B1 (en) High strength fibers or films of aromatic copolyamides with pendant carboxyl groups
JP4801200B2 (ja) 全芳香族ポリアミドフィラメントの製造方法及び当該方法によって製造された全芳香族ポリアミドフィラメント
JPH0286623A (ja) 熱互変性芳香族コポリエステルアミドの製造方法
JPS6317859B2 (ja)
JP2897140B2 (ja) 改良された加水分解安定性を有する繊維
WO2007052825A1 (ja) ドープおよび該ドープを用いた繊維の製造方法
US5021123A (en) Process for producing paper from a poly(paraphenylene terephthalamide) fibrous gel
US3932365A (en) Preparation of high molecular weight polymer from oxalic acid and para-phenylene diisocyanate
JP2981146B2 (ja) 可溶性全芳香族ポリアミドの成形製品の製造法
JP2911563B2 (ja) ポリアミド、ならびに該ポリアミドから得られた成形品、フィルムおよびファイバー
JPH10511993A (ja) アラミド組成物
JPH01204930A (ja) 糸形成、繊維形成及び膜形成用の芳香族コポリアミド、その製造及び利用の方法
EP0309229A2 (en) Preparation of articles of manufacture from isotropic and anisotropic polyamide anion solutions
JPS6372725A (ja) ポリ(p―フェニレン―2,5―フランジカルボンアミド)およびその製法
EP0497940A1 (de) Polyamide filament, verfahren zur herstellung desselben und seine verwendung
US5037596A (en) Process for making fibers with improved hydrolytic stability
JPH02300311A (ja) 高弾性率ポリアミド線状体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050422

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees