JP3733737B2 - プログラマブルコントローラおよび記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプログラマブルコントローラに関し、特に、ローダから供給されたプログラムに応じて制御対象となるモジュールを制御するプログラマブルコントローラであって、ローダにおいて設定されたモジュールの構成を示す構成情報と、モジュールの実装状況とが一致しない場合には、プログラムの実行を停止するプログラム実行停止手段を有するプログラマブルコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
制御仕様が簡単に変更できることを特徴とするプログラマブルコントローラ(PC:Programmable Controller)が、その低価格化と高性能化に牽引されて、数多の現場で使用されるようになってきた。
【0003】
一般的に、プログラマブルコントローラは、パーソナルコンピュータと同様に、CPU、ROM、RAM、および、インターフェースなどによって構成されており、ローダと呼ばれる支援ツールから供給されたアプリケーションプログラムに応じて、制御対象であるモジュール群を制御する。
【0004】
図8は、従来のプログラマブルコントローラを含む制御システムの構成例を示す図である。
この図において、プログラマブルコントローラ1は、CPU、ROM、RAM、および、インターフェースなどにより構成されており、ローダ2より供給されたアプリケーションプログラムに応じてモジュール5−1〜5−nを制御する。
【0005】
ローダ2は、例えば、パーソナルコンピュータなどによって構成されており、プログラマブルコントローラ1において実行されるアプリケーションプログラムを開発したり、開発されたアプリケーションプログラムをデバッグすることを支援する。
【0006】
バス3は、例えば、シリアルバスであり、ローダ2において作成されたアプリケーションプログラムをプログラマブルコントローラ1に伝送したり、プログラマブルコントローラ1の動作状況をローダ2に伝送する。
【0007】
バス4は、プログラマブルコントローラ1とモジュール5−1〜5−nを相互に接続し、これらの間でデータの入出力を可能とする。
モジュール5−1〜5−nは、制御対象を直接制御する機器であり、例えば、ディジタル入力・出力、アナログ入力・出力および通信デバイスなどによって構成されている。
【0008】
このようなプログラマブルコントローラ1においてローダ2から供給されたアプリケーションプログラムを実行する場合、プログラマブルコントローラ1は、先ず、全てのモジュールが正常であるか否かをチェックする処理を実行する。
【0009】
図9は、このようなチェック処理の例を説明するフローチャートである。
この処理が開始されると、以下の処理が実行されることになる。
[S1]プログラマブルコントローラは、モジュールの構成を示す構成情報をローダ2から取得する。
【0010】
なお、構成情報は、図10に示すような情報であり、プログラマブルコントローラ1に接続されているモジュール群のそれぞれのIOポートの局番(アドレス)と、そのポートサイズ(ビット数)とを格納している。
【0011】
例えば、第1番目の情報7−1は、モジュール5−1に関するものであり、その局番は“1”であり、また、そのポートサイズは1ビットであることを示している。
[S2]プログラマブルコントローラは、構成情報に記述されているモジュール情報に対応するモジュールに対してアクセスすることにより、そのモジュールが実装されているか否かを判定する。その結果、モジュールが実装されている場合にはステップS3に進み、それ以外の場合には、ステップS4に進む。
[S3]プログラマブルコントローラは、構成情報を参照して未確認のモジュールが存在しているか否かを判定し、未確認のモジュールが存在している場合にはステップS2に戻り、その他の場合には処理を終了する。
[S4]プログラマブルコントローラは、アプリケーションプログラムの実行を停止する。
【0012】
以上の処理により、例えば、何れかのモジュールに不具合が生じている場合には、アプリケーションプログラムの動作を事前に停止することが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アプリケーションプログラムのデバッグを行う場合において、全てのモジュールが揃っていないときに、現在あるモジュールだけでも動作の確認を行いたいことがある。
【0014】
そのような場合、前述のステップS2の処理により、モジュールが存在しないと判定されて、アプリケーションプログラムの実行が停止されることになる。従って、全てのモジュールが揃っていない場合には、アプリケーションプログラムのデバッグができないという問題があった。
【0015】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、未実装のモジュールがある場合でも、アプリケーションプログラムのチェックを行うことを可能とするプログラマブルコントローラを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、ローダから供給されたプログラムに応じて制御対象となるモジュール群を制御するプログラマブルコントローラにおいて、前記ローダにおいて設定された、前記モジュール群の実装状況を示すモジュール実装情報を前記ローダから入力するモジュール実装情報入力手段と、前記ローダにおいて設定された前記モジュール群の構成を示す構成情報に含まれるモジュールをチェックし、少なくとも1つのモジュールが未実装と判定され、未実装と判定されたモジュールに対して、前記モジュール実装情報において実装されていることが示されている場合には、前記プログラムの実行を停止するプログラム実行停止手段と、前記構成情報に含まれる少なくとも1つのモジュールが未実装と判定され、未実装と判定されたモジュールに対して、前記モジュール実装情報において未実装であることが示されている場合には、前記プログラム実行停止手段の動作を保留させるプログラム実行停止動作保留手段と、前記モジュール実装情報によって未実装であることが示されているモジュールに対する情報の入出力を管理する入出力管理手段と、を有することを特徴とするプログラマブルコントローラが提供される。
【0017】
ここで、モジュール実装情報入力手段は、ローダにおいて設定されたモジュール群の実装状況を示すモジュール実装情報をローダから入力する。プログラム実行停止動作保留手段は、構成情報と実装状況とが一致しない場合であって、モジュール実装情報に、該当するモジュールが未実装であることが示されている場合には、プログラム実行停止手段の動作を保留させる。入出力管理手段は、モジュール実装情報によって未実装であることが示されているモジュールに対する情報の入出力を管理する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の原理を説明する原理図である。この図に示すように、プログラマブルコントローラ10は、インターフェース10a、プログラム実行部10b、プログラム実行停止手段10c、モジュール実装情報入力手段10d、プログラム実行停止動作保留手段10e、入出力管理手段10f、および、インターフェース10gによって構成されている。
【0019】
インターフェース10aは、ローダ2において作成されたアプリケーションプログラムやモジュールの実装状況を示すモジュール実装情報などを入力するとともに、プログラマブルコントローラ10の内部状態を示す情報をローダ2に出力する。
【0020】
プログラム実行部10bは、ローダ2から供給されたアプリケーションプログラムを実行し、モジュール5−1〜5−nを制御する。
プログラム実行停止手段10cは、ローダ2から供給された構成情報と、モジュールの実装状況とが一致しない場合には、プログラム実行部10bの動作を停止させる。
【0021】
モジュール実装情報入力手段10dは、インターフェース10aを介して、モジュール5−1〜5−nの実装状況を示すモジュール実装情報を入力する。
なお、このモジュール実装情報は、各モジュールの実装状況を1ビットの情報によって示しており、ユーザがモジュールの実装状況を参照してローダ2の図示せぬ入力部から入力したものである。あるモジュールが実装されている場合には、対応するビットが“1”の状態とされ、実装されていない場合には“0”の状態とされる。このような情報は、図2に示すように構成情報に付加される。この例では、各モジュール20−1〜20−nの構成情報の最下位ビットとして、モジュール実装情報20−1a〜20−naが付加されている。
【0022】
プログラム実行停止動作保留手段10eは、構成情報と、モジュールの実装状況とが一致しない場合において、その実装されていないモジュールに対応するモジュール実装情報が“0”の状態とされている場合には、プログラム実行停止手段10cの動作を保留させる。
【0023】
入出力管理手段10fは、プログラム実行部10bがインターフェース10gを介して伝送しようとするデータを管理する。即ち、入出力管理手段10fは、プログラム実行部10bの未実装のモジュールに対するデータの入出力を停止させる。
【0024】
次に、以上の原理図の動作について説明する。
いま、モジュール5−2が未実装であるとする。その場合において、ユーザがモジュール5−2が未実装であることを、ローダ2の図示せぬ入力部から入力すると、ローダ2は、モジュール実装情報20−2aを“0”の状態とし(図2参照)、プログラマブルコントローラ10に供給する。
【0025】
次に、ローダ2は、実行(またはデバッグ)しようとするアプリケーションプログラムをプログラマブルコントローラ10に供給して起動すると、プログラム実行停止手段10cは、インターフェース10gをスキャンして実装されているモジュールをチェックし、ローダ2から供給された構成情報と比較する。
【0026】
いまの例では、モジュール5−2が未実装であるので、構成情報と実装状態とが一致しないことになり、プログラム実行停止手段10cは、アプリケーションプログラムの実行を停止する処理を開始する。
【0027】
ところで、プログラム実行停止動作保留手段10eは、モジュール実装情報入力手段10dから入力されたモジュール実装情報を参照し、モジュール5−2の実装情報が“0”であることから、プログラム実行停止手段10cの動作を保留させる。その結果、通常通りアプリケーションプログラムが実行されることになる。
【0028】
アプリケーションプログラムが実行されると、入出力管理手段10fは、インターフェース10gから入出力されるデータを管理し、プログラム実行部10bの未実装のモジュールに対するデータの入出力を停止させる。即ち、未実装のモジュール5−2に対してプログラム実行10bが所定のデータを出力しようとした場合には、インターフェース10gからモジュール5−2に対してデータが出力されることを停止させ、また、モジュール5−2からデータを入力しようとした場合には、予め設定されているデータをプログラム実行部10bに対して供給する。
【0029】
その結果、モジュール5−2が実装されていない場合においても、他のモジュールに対するデバッグを行うことが可能となる。
なお、モジュール実装情報が“0”の状態とされていない場合において、モジュールに不具合が発生した場合には、プログラム実行停止手段10cがプログラム実行部10bの動作を停止させることになる。
【0030】
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態の構成例について説明する。
この図において、プログラマブルコントローラ30は、CPU30a、ROM30b、RAM30c、インターフェース30d、バッファ30e、および、インターフェース30fにより構成されている。
【0031】
CPU30aは、ローダ2から供給されたアプリケーションプログラムに応じて、モジュール5−1〜5−nを制御する。
ROM30bは、システムプログラムなどを記憶している。RAM30cは、CPU30aが各種制御や演算処理を行う際に、実行中のプログラムや演算途中のデータなどを一時的に格納する。
【0032】
インターフェース30dは、ローダ2との間でアプリケーションプログラムなどを授受する場合に、データの形式を相互に変換する。
バッファ30eは、CPU30aとモジュール5−1〜5−nとがデータを授受する場合に、データを一時的に格納してこれらの伝送速度の差異を吸収するとともに、未実装のモジュールに対する入出力を停止する処理を行う場合に利用される。
【0033】
インターフェース30fは、CPU30aとモジュール5−1〜5−nの間でデータを授受する場合に、データの形式を相互に変換する。
ローダ2は、例えば、パーソナルコンピュータなどによって構成されており、プログラマブルコントローラ1において実行されるアプリケーションプログラムを開発したり、開発されたアプリケーションプログラムをデバッグしたりすることを支援する。
【0034】
バス3は、例えば、シリアルバスであり、ローダ2において作成されたアプリケーションプログラムをプログラマブルコントローラ1に伝送したり、プログラマブルコントローラ1の設定状況や動作状況をローダ2に伝送する。
【0035】
バス4は、プログラマブルコントローラ1とモジュール5−1〜5−nを相互に結線し、これらの間でデータの入出力を可能とする。
モジュール5−1〜5−nは、制御対象となる機器であり、例えば、リレー、モータ、電磁継電器、表示灯、または、検出器などによって構成されている。
【0036】
次に、以上の実施の形態の動作を図4を参照して説明する。
この図に示すフローチャートは、ローダ2においてモジュール実装情報が入力された後、アプリケーションプログラムがプログラマブルコントローラ30に供給されて実行された場合に開始される。
【0037】
このフローチャートが開始されると、以下の処理が実行されることになる。
[S21]CPU30aは、ローダ2から図2に示す構成情報を取得する。
[S22]CPU30aは、構成情報に付加されているモジュール実装情報20−1a〜20−naを抽出して入力する。
[S23]CPU30aは、構成情報に含まれている所定のモジュールに関する情報を参照し、インターフェース30fを介して対応するモジュールをチェックすることにより、そのモジュールが実装されているか否かを判定する。その結果、モジュールが実装されている場合にはステップS24に進み、それ以外の場合には、ステップS25に進む。
[S24]CPU30aは、構成情報を参照して未確認のモジュールが存在しているか否かを判定し、未確認のモジュールが存在している場合にはステップS23に戻り、その他の場合には処理を終了する。
[S25]CPU30aは、ステップS22において入力したモジュール実装情報を参照し、ステップS23において実装されていないと判定されたモジュールが未実装のモジュールとして設定されているか否か(そのモジュールに対応するビットが“0”の状態とされているか否か)を判定し、“0”の状態とされている場合にはS24に進み、それ以外の場合にはステップS26に進む。
[S26]CPU30aは、アプリケーションプログラムの実行を停止し、処理を終了する。
【0038】
以上の処理によれば、例えば、モジュール5−2が未実装である場合でも、モジュール実装情報20−2aを“0”の状態にしておくことにより、アプリケーションプログラムを起動することが可能となる。
【0039】
ところで、ローダ2から入力されたアプリケーションプログラムは、モジュール5−2に対する制御も含んでいるため、このアプリケーションプログラムが起動されると、未実装のモジュール5−2に対してもデータが入出力されることになるが、本実施の形態では、バッファ30eを介してインターフェース30fにデータを供給するとともに、入出力管理アプリケーションプログラムによって、入出力されるデータを管理するようにしたので、未実装のモジュールに対してデータが入出力され、その結果、アプリケーションプログラムが誤動作することを防止することができる。
【0040】
即ち、図5に示すように、本実施の形態では、ローダ2から供給されたアプリケーションプログラム50がBIOS(Basic Input Output System )51を介して入出力するデータは、バッファ30eに一旦格納される。
【0041】
なお、バッファ30eの分割の一態様を図6に示す。この図に示すようにバッファ30eは、各モジュールに対応する領域60−1〜60−nに分割されており、それぞれの領域は、入力データと出力データとを格納する領域に更に細分されている(例えば、領域60−1では、入力データを格納する領域60−1aおよび領域60−1bに細分されている)。また、実装されていないモジュールの入力データを格納する領域(この例では、モジュール5−2に対応する領域60−2a)には、アプリケーションプログラムを実行する上で支障をきたさない値がローダ2によって予め設定されている。
【0042】
入出力管理プログラム53は、ROM30bに格納されているファームウエアであり、バッファ30eに格納されている出力データを、インターフェース30fに対して供給するとともに、インターフェース30fから入力された入力データを、バッファ30eの所定の領域に書き込む。
【0043】
BIOS51は、バッファ30eから入力データを読み込むとともに、出力データを書き込む。
インターフェース30fは、入出力管理プログラム53によって書き込まれたデータを対応するモジュールに出力するとともに、モジュールから出力されたデータを格納する。
【0044】
なお、そのとき、入出力管理プログラム53は、モジュール実装情報を参照して、実装されていないモジュールが存在する場合には、そのモジュールに対応する出力データは、インターフェース30fに書き込むことを停止する。また、インターフェース30fから入力された入力データに対しても、バッファ30eに書き込むことを停止する。
【0045】
従って、モジュール5−2が実装されていない場合には、領域60−2bに書き込まれたデータは、インターフェース30fに対しては出力されない。また、領域60−2aには、前述のように予め所定の値が書き込まれており、入出力管理プログラム53は、インターフェース30fに入力されたデータを、この領域に書き込まないため、BIOS51は、予め書き込まれているデータをモジュール5−2から入力されたデータとして読み込むことになる。その結果、未実装のモジュール5−2に対してデータが送信されたり、また、不定なデータがモジュールからのデータとして入力されることを防止する。
【0046】
図7は、このような処理を実現するためのフローチャートの一例を説明する図である。
このフローチャートが開始されると、以下の処理が実行されることになる。
[S41]CPU30aは、変数iを“1”に初期設定する。
[S42]CPU30aは、第i番目のモジュール実装情報を取得する。
[S43]CPU30aは、第i番目のモジュール実装情報が“0”であるか否かを判定し、その結果、“0”である場合には、ステップS46に進み、そうでない場合にはステップS44に進む。
[S44]CPU30aは、バッファ30eから第i番目のモジュールの出力データを取得し、インターフェース30fに供給する。
【0047】
その結果、第i番目のモジュールに対して所定のデータが出力される。
[S45]CPU30aは、インターフェース30fから第i番目のモジュールの入力データを取得し、バッファ30eに書き込む。
[S46]CPU30aは、変数iの値を1だけインクリメントする。
[S47]CPU30aは、未処理のモジュールが存在するか否かを判定し、その結果、未処理のモジュールが存在しないと判定した場合には処理を終了し、また、それ以外の場合には処理を終了する。
【0048】
以上の処理によれば、未実装のモジュールに対しては、データの出力が停止され、また、予め設定されているデータが、未実装のモジュールからの入力データとされることになる。例えば、未実装のモジュールが温度検出モジュールであり、また、検出温度が所定の温度(例えば、45℃)を上回った場合には緊急停止するような処理がアプリケーションプログラムに記述されている場合、所定の検出温度を下回る所定の値(例えば、30℃)をバッファ30eに予め設定しておくことにより、未実装のモジュールから読み込まれた不定なデータにより、誤動作が発生してアプリケーションプログラムが緊急停止することを防止することができる。
【0049】
なお、以上の実施の形態では、インターフェース30fから入出力されるデータをバッファ30eに一旦格納し、入出力管理プログラム53によって入出力されるデータを管理することにより、未実装のモジュールからのデータの入出力を停止するようにしたが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
【0050】
例えば、CPU30aが、デバッグ機能を有している場合(例えば、指定した入出力ポートにアクセスが発生した場合には、割り込み処理を発生させることが可能な場合)には、例えば、所定の入出力ポートに対してアクセスが発生した場合には、割り込み処理を発生させ、データの入出力を停止させるようにしてもよい。
【0051】
以上の実施の形態によれば、未実装なモジュールが存在している場合においても、実装されている他のモジュールに対するアプリケーションプログラムの動作を検証することが可能となる。
【0052】
また、所定のモジュールに不具合が発生した場合には、モジュール実装情報が“0”の状態とはされていないことから、通常通りにアプリケーションプログラムの実行が停止されることになる。
【0053】
なお、上記の処理機能は、プログラマブルコントローラにおいて所定のアプリケーションプログラムを実行させることによって実現することができる。その場合、プログラマブルコントローラが有すべき機能の処理内容は、プログラマブルコントローラで読み取り可能な記録媒体に記録されたアプリケーションプログラムに記述されており、このアプリケーションプログラムをプログラマブルコントローラで実行することにより、上記処理が実現される。プログラマブルコントローラで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。
【0054】
市場に流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory) やフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体にアプリケーションプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のプログラマブルコントローラに転送することもできる。プログラマブルコントローラで実行する際には、プログラマブルコントローラ内のハードディスク装置等にアプリケーションプログラムを格納しておき、メインメモリにロードして実行するようにすればよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、モジュール実装情報に所定の情報を記述することにより、実装されていないモジュールが存する場合においてもアプリケーションプログラムを起動することが可能となる。
【0056】
また、実装されていないモジュールに対しては、データの入出力を停止するようにしたので、実装されている他のモジュールに関しては、その動作を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する原理図である。
【図2】構成情報とモジュール実装情報とを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示す実施の形態において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【図5】図3に示す実施の形態における、アプリケーションプログラム、BIOS、バッファ、インターフェース、および、入出力管理プログラムの対応関係を示す図である。
【図6】図3に示すバッファの領域の分割の一態様を示す図である。
【図7】図3において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【図8】従来のプログラマブルコントローラを含む制御システムの構成例を示すブロック図である。
【図9】図8に示すプログラマブルコントローラにおいて実行される処理の一例を説明するフローチャートである。
【図10】図8に示す従来例において使用される、構成情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 ローダ
5−1〜5−n モジュール
10 プログラマブルコントローラ
10a インターフェース
10b プログラム実行部
10c プログラム実行停止手段
10d モジュール実装情報入力手段
10e プログラム実行停止動作保留手段
10f 入出力管理手段
10g インターフェース

Claims (3)

  1. ローダから供給されたプログラムに応じて制御対象となるモジュール群を制御するプログラマブルコントローラにおいて、
    前記ローダにおいて設定された、前記モジュール群の実装状況を示すモジュール実装情報を前記ローダから入力するモジュール実装情報入力手段と、
    前記ローダにおいて設定された前記モジュール群の構成を示す構成情報に含まれるモジュールをチェックし、少なくとも1つのモジュールが未実装と判定され、未実装と判定されたモジュールに対して、前記モジュール実装情報において実装されていることが示されている場合には、前記プログラムの実行を停止するプログラム実行停止手段と、
    前記構成情報に含まれる少なくとも1つのモジュールが未実装と判定され、未実装と判定されたモジュールに対して、前記モジュール実装情報において未実装であることが示されている場合には、前記プログラム実行停止手段の動作を保留させるプログラム実行停止動作保留手段と、
    前記モジュール実装情報によって未実装であることが示されているモジュールに対する情報の入出力を管理する入出力管理手段と、
    を有することを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記入出力管理手段は、前記未実装であるモジュールへの出力を停止するとともに、前記未実装であるモジュールから入力されるデータを所定の値に固定することを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. ローダから供給されたプログラムに応じて制御対象となるモジュール群を制御するプログラマブルコントローラにおいて実行されるプログラムを記録した記録媒体において、
    前記ローダにおいて設定された、前記モジュール群の実装状況を示すモジュール実装情報を前記ローダから入力するモジュール実装情報入力手段、
    前記ローダにおいて設定された前記モジュール群の構成を示す構成情報に含まれるモジュールをチェックし、少なくとも1つのモジュールが未実装と判定され、未実装と判定されたモジュールに対して、前記モジュール実装情報において実装されていることが示されている場合には、前記プログラムの実行を停止するプログラム実行停止手段と、
    前記構成情報に含まれる少なくとも1つのモジュールが未実装と判定され、未実装と判定されたモジュールに対して、前記モジュール実装情報において未実装であることが示されている場合には、前記プログラム実行停止手段の動作を保留させるプログラム実行停止動作保留手段、
    前記モジュール実装情報によって未実装であることが示されているモジュールに対して情報の入出力を管理する入出力管理手段、
    としてプログラマブルコントローラを機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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